JP3223266B2 - 液体試料分析用試験片 - Google Patents

液体試料分析用試験片

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JP3223266B2 JP14343197A JP14343197A JP3223266B2 JP 3223266 B2 JP3223266 B2 JP 3223266B2 JP 14343197 A JP14343197 A JP 14343197A JP 14343197 A JP14343197 A JP 14343197A JP 3223266 B2 JP3223266 B2 JP 3223266B2
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液や尿等の体
液、ワイン、果汁等の液体試料中に含まれる各種成分、
例えばグルコース,コレステロール,尿酸,ピルビン
酸,過酸化水素等を簡便迅速に検出することのできる液
体試料分析用試験片に関するものであり、更に詳しく
は、試料中の成分と反応する試薬層を覆う試料保持層と
して、極細合成繊維のフィラメントからなる織物を用い
たことを特徴とする分析用試験片に関する。
【0002】
【従来の技術】医療診断、環境計測、発酵モニター、品
質管理等に用いられる液体試料分析用の試験片として
は、PH試験紙のように、液体試料と接触することによ
り試験片中に保持された試薬層が試料中の被分析成分と
反応し、その成分濃度に応じて変色するものがよく知ら
れている。被分析成分の定量はこの変色程度を肉眼でカ
ラーチャートと比較して行う方法や、試験片に光を照射
し、その照射光の反射率変化、或は、透過率変化により
行う方法などがあり、これらが夫々実用化されている。
【0003】こうした試験片の多くは、その上に定量の
試料を滴下させ、試験片中の試薬層と反応する成分の存
在を定量化することにより分析しており、滴下する液量
が変動すると測定値も変動するので、これを避けるため
試料の滴下時にはこの試料を定量計量するピペットが併
用される。
【0004】前記試験片の代表的な構造を実開平2−1
20067号公報の記載に基づいて具体的に説明する
と、図1に示す通り、試験片1は短ざく状の支持体2と
該支持体2の所定位置に設けた試薬部3からなり、この
試薬部3は図2に示す通り、前記支持体2の一面に止着
する試薬層4と該試薬層4を覆う試料保持層5からなっ
ている。使用に際しては、図1に示すストリップ状の試
験片1の試料保持層5に試料を点着させ、先に述べた通
り、これを試薬層4と反応させ、その光学的変化(呈色
や蛍光発色)を測定したり、特定イオンの活量等を電気
的に測定することにより成分の分析が実施される。
【0005】しかして前記公報に記載する液体試料分析
用具(本発明に於いては試験片と呼称する)に於いて
は、試料を受容する試料保持層5として、親水性多孔性
材料が適すること、濾紙、布、不織布、メッシュなどが
利用されることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】分析用試験片1に使用
されるような試料保持層5としては従来より次の性能が
必要とされている。即ち、点着された試料量の変動が
あっても試料保持層5の単位面積当りの浸透量が平準化
されること。試薬類のクロマトグラフィー現象や点着
された試料の浸透状態に起因するバンデング現象が生じ
ないこと。酸化反応の基質である酸素の供給を妨げな
いこと。円滑な反射率計測を実施するために、試料の
点着による膨潤がなく表面の平滑性が保たれること。
含有された酵素、色素類等の試薬類の安定性を損なわな
いこと。試料が速やかに浸み込み試料の点着操作が容
易であること。以上の諸性能である。
【0007】従来提供された各種の分析用試験片は夫々
特徴があり独特の優れた性能を備えているが、上記要求
性能を全て満足するものではなく、例えば、濾紙や不織
布を使用した場合は、これらの縦目、横目、目付等の組
織密度にバラツキがあるため測定値にバラツキが見ら
れ、精度の高いデータを得ることが困難であった。
【0008】本発明はこのような問題点を解消するもの
であって、試料片に用いる試料保持層として特定の織物
を用いることにより上記要求性能を略充足することが可
能な分析用試験片を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の試験片は次の構成を備えている。即ち、支
持体と、これに止着する試薬層と、該試薬層を覆う試料
保持層からなり、該試料保持層として、単糸繊度1デニ
ール以下のマルチフィラメントを織糸とする織物を用
い、前記単糸を合成繊維のシックアンドシンフィラメン
トで形成し、経緯の交点部にランダムな大きさの透孔を
有することを特徴とする構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照して説明する。本発明にかかる液体試料分
析用試験片の基本的な構成は、従来機構と同様、図1及
び図2に示す通り、支持体2と、これに止着する試薬層
4と、該試薬層4を覆う試料保持層5からなっており、
その中核となる構成要件は前記試料保持層5の組織にあ
る。
【0011】本発明の試料保持層を構成する素材は、合
成繊維であり、例えば、ナイロン6,ナイロン66等の
ポリアミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレ
ンテレフタレート,その共重合体等のポリエステル,ア
クリル,ビニロン,アセテート,レーヨン等が挙げら
れ、これらは単独で、又は、2種以上併用して複合繊維
としたものが用いられる。
【0012】天然繊維に於いては、綿は短繊維であるた
め毛羽が発生することがあり、絹等は細繊度であるが湿
潤時の膨潤による平面性の低下が問題である。製造の容
易性、湿潤時における繊維質構造体の低膨潤性等による
高精度測定の実現の点から、合成繊維フィラメントを用
いることが必要である。
【0013】又、本発明に用いられる繊維の太さは、織
物を構成した際に繊維質構造体が400μ以下の厚さに
なり、光を照射した際に均一な反射光が得られ、液体試
料を吸い込む際の毛細管現象を生じやすく、且つ、構造
体内の表面積を大きくし、保持し得る試薬量を増大させ
ることができ、更に、試薬と被分析性分との接触場とし
て広い面積を確保できる等の点から、単糸繊度を1デニ
ール以下にする必要がある。
【0014】即ち、単糸繊度1デニール以下の繊維の表
面積は、1デニールの異形断面糸(例えば偏平率10の
偏平糸)で6,000cm2 /g、0.1デニールの丸
断面糸で9,600cm2 /gと格段に広い表面積を有
する。このような、広表面積繊維は、同一面積内に存在
する構成繊維本数を増やさずとも、繊維の総表面積を大
きくすることができる。このため、十分な毛細管現象を
得ることができると共に表面の平坦性を得ることができ
る。又、このような毛細管現象により、供給される試料
量変動の影響を受けることなく、単位面積当りの試料浸
透量が平準化されるメータリング機能を保持できる。
【0015】単糸繊度1デニール以下の繊維は、直接目
的の細繊度糸を紡糸して得られたもの、物性の異なる2
種のポリマーよりなる複合繊維を溶解や分割等の手段に
より細繊度化されたものが挙げられる。中でも、製造容
易性、後述の布帛密度、血液等の液体に対するポリマー
の親和性、試料溶液と接触した場合に於ける繊維質構造
体の低膨潤性等からみて、ポリアミド及びポリエステル
よりなる複合繊維を織物となした後フィブリル化して得
たものが好ましい。この複合繊維はポリエステルの寸法
安定性とポリアミドの親水性とを保持したものであるの
で、本発明の試料保持層用の繊維質構造体として最適で
ある。
【0016】フィブリル化の方法は、特公昭53−35
633号公報等に記載された公知の方法が用い得る。中
でも、ベンジルアルコールを用いる方法が好ましい。こ
の工程の一例を示すと、ベンジルアルコールをパディン
グ法等で織物に付与して複合繊維を開繊せしめ、次に、
水洗、乾燥、ヒートセットする方法が挙げられる。かか
る工程に於いて、ベンジルアルコールによる処理温度は
20〜30℃が好ましい。又、必要に応じて、適宜開繊
工程に続き飽和水蒸気等による収縮工程を実施してもよ
い。
【0017】かかるフィブリル化型複合繊維の単糸形状
としては、種々のものが公知であり、例えば、ポリアミ
ド成分とポリエステル成分とが単一フィラメントの任意
の横断面に於いて、一方の成分を他方の成分が完全に包
囲することなく両成分が接合された形状を有する複合繊
維、具体的には横断面がサイドバイサイド型の複合繊維
(図5),サイドバイサイド繰返し型の複合繊維(図
6),放射型の形状を有する部分と該放射部を補完する
形状を有する他の成分からなる複合繊維(図7、図
8)、該形状に中空部分を設けた複合繊維(図9)等を
挙げることができる。
【0018】これら複合繊維のうち本発明に用いる試料
保持層としては、放射型の形状を有する部分と該放射部
を補完する形状を有する他の成分からなる複合繊維(図
7、図8)が好ましく、放射型の形状を有する部分とし
てポリアミド、該放射部を補完する形状を有する部分と
してポリエステルを用い、0.2デニール以下のセグメ
ントを主とするものが好ましい。
【0019】更に、本発明の試料保持層に用いるマルチ
フィラメント糸は、複数種の異形断面形状を有する単糸
からなることが好ましい。これは、例えば丸断面形状の
単糸フィラメントのみによって織物が構成されている場
合は、布帛の収縮に伴って単糸が凝集し、単糸間の間隙
が減少するためである。このため、各単糸は異形断面形
状を有することが好ましく、又、その種類も複数である
ことが好ましい。具体的には、鋭角部や突起部を有する
形状が好ましく、前述の放射型の形状と、それを補完す
る形状からなるものが特に好ましい。
【0020】更に、本発明では、かかる合成繊維フィラ
メントとして、シックアンドシンフィラメントを用い
る。ここで、シックアンドシンフィラメントとしては、
シック部とシン部との繊度比が1.2〜3.0程度であ
ることが好ましい。太細比がこれ以下となると細繊維の
配置が均一となるため好ましくなく、一方太細比がかか
る範囲を越えて大きくなりすぎると、ピンホールが拡大
して試料の斑付きが生じるおそれがある。
【0021】本発明の試料保持層は、かかる合成繊維の
シックアンドシンフィラメントからなる織物であって、
微細なピンホールを形成することができる利点がある。
前記合成繊維シックアンドシンフィラメントは、織物の
一部、例えば経糸又は緯糸のみに用いても良いが、織物
の全体、特に平織物の経緯糸に用いることが好ましい。
【0022】本発明の試料保持層は、前記の如き細繊度
糸の合成繊維シックアンドシンフィラメントからなるも
のであるが、更に適度に高密度化されていることが好ま
しい。かかる高密度化の程度は、単位当りの単糸繊維の
本数を指標として表すことができ、65,000〜4
0,000本/inch2 程度とすることが好ましい。
【0023】さて、本発明の試料保持層の特徴は、前記
の如きシックアンドシンフィラメントを用いた結果、フ
ィラメントの交点に於いて、透孔が存在する点にある。
かかる状態を、図3、図4を用いて説明する。図4は、
通常の細繊度フィラメント糸を経緯糸に用いた平織物の
経緯糸の交点近傍を示した顕微鏡写真(200倍)の図
面であり、図3は、細繊度のシックアンドシンフィラメ
ントを用いた場合の同図である。
【0024】図4の通常の細繊度フィラメントを用いた
ものは、交点部に於いて細繊度フィラメントの各単糸が
分散して間隙を覆っている。これに対し、図3のシック
アンドシンフィラメントを用いるものは、該交点部に明
確な間隙を認めることができ、その大きさは個々の間隙
について一定しておらず、大きなものは10〜20μm
程度に達し、しかも織物の表面から裏面に貫通した透孔
(ピンホール)となっている。
【0025】一般に、細繊度フィラメント糸を用いる織
物は、防水性能を目的とするものが多く、このような透
孔(ピンホール)が交点部に存在すると著しく耐水性能
を低下せしめるため、その防止を図るのが通常である。
【0026】これに対し、本発明では、シックアンドシ
ン糸のランダムな太さ斑を利用してかかる透孔を生ぜし
めるものである。かかる透孔は、試料の吸込み性能の向
上にとって極めて有効であり、又かかる透孔を通じて空
気が良好に流動するものと考えられる。
【0027】以上の如く、試料保持層として、従来の濾
紙、不織布、編物等に替えて特定の織物を用いる本発明
の試験片に於いては、図1に示す試薬部3に試料を一定
量点着すると、試料は先ず試料保持層5の全面に展開
し、そして展開した試料は図2に示す試薬層4に到達
し、これを溶解するなど呈色物資を生成する。これらの
反応を進行させながら試薬層4は完全に溶解して試料保
持層5に吸収され、両者は一体となって検出域を生成す
る。この反応を実施して生成した色素量を肉眼又は専用
測定機を用いて測定し、分析内容の判定を行うのであ
る。以下実施例により本発明を更に具体的に説明する。
【0028】
【実施例】 (実施例1)フェノール/テトラクロルエタン(6/
4)の溶剤を用いて20℃にて測定した固有粘度
(〔η〕)が0.64のポリエチレンテレフタレートと
濃硫酸溶剤を用いてポリマー濃度1g/dlにて25℃
にて測定した相対粘度が2.85のナイロン6を複合
比:1:2で紡糸し、図7に横断面を示す放射型の形状
を有する1個のセグメントとしてポリアミド、該放射部
を補完する形状を有する8個のセグメントとしてポリエ
ステルを用いた複合繊維60d/25fを得た。紡糸速
度は900m/分、延伸条件は65℃、2.65倍であ
った。延伸後の糸ではシックアンドシンは明瞭に発現し
ておりシック部のデニールとシン部のデニールの比率は
約5倍であった。シック部の長さは約5〜30mmであ
り、発現の頻度は10cm当り約3ケであった。
【0029】次いで、該複合繊維を経糸、緯糸に使用し
て400T/Mの追撚を施し平織物を製造し、苛性ソー
ダ340cc/lの溶液中に浸漬後、130℃の高圧温
水中にて攪拌処理を行い、フィブリル化を行い、0.1
7デニールのポリエステル成分と、0.72デニールの
ポリアミド成分とを生ぜしめ、織物中に微細な空間を形
成すると共に、シック部とシン部との収縮差を発現せし
め、織物の交点部にランダムな透孔を形成せしめた。こ
の工程中縦方向に約10%、緯方向に約5%収縮させ経
糸密度131本/インチ、緯糸密度109本/インチ、
単糸の構成本数54,000本/inch2 の織物を得
た後、190℃でヒートセットした。以上の過程で得ら
れた実施例1の平織物を図1に示す試験片1の試料保持
層5に使用し、この試験片1に血液を点着させ、試料保
持層5上に展延する血液の浸透性を滴下法(JISL−
1098)により、その浸透スピードと形を判定した。
結果を表1に示す。
【0030】(実施例2)実施例1で用いた経緯糸と同
一の糸条を用い、実施例1よりも組織を密にして平織物
を製造し、次いで実施例1と同様の開繊処理を行った。
この工程中、縦方向に約20%、緯方向に約11%収縮
させ、経糸密度144本/インチ、緯糸密度117本/
インチ、単糸の構成本数約58,700本/inch2
の織物を得た後、190℃でヒートセットした。以上の
過程で得られた実施例2の平織物を試料保持層5に用
い、実施例1と同様の判定を行った。結果を表1に示
す。
【0031】(比較例1)実施例1と同一の組成からな
る複合繊維を紡糸した。但し、紡糸速度は1,100m
/分、延伸条件は3.41倍とし、シック部及びシン部
のない延伸糸(60d/25f)を得た。次いで、該延
伸糸に400T/M(Z)の追撚を施して経糸及び緯糸
となし、平織物を製造した後、この織物に実施例1と同
一の開繊処理を行った。この工程中、縦方向に約10
%、緯方向に約5%収縮させ、経糸密度131本/イン
チ、緯糸密度109本/インチ、単糸本数約54,00
0本/inch2の織物を得た後、190℃でヒートセ
ットした。以上の過程で得られた比較例1の平織物を試
料保持層5に用い実施例1と同様の判定を行った。結果
を表1に示す。
【0032】(比較例2)経糸として、50番(英式番
手)単糸のポリエステル紡績糸を用い、緯糸として、比
較例1と同一組成の100d/50fの延伸糸に150
T/M(S)の追撚を施した糸条を用い、経糸密度85
本/インチ、緯糸密度84本/インチの平織物を製造し
た後、この織物に実施例1と同様の開繊処理を行った。
この工程中、縦方向に約11%、緯方向に約1%収縮さ
せ、経糸密度95本/インチ、緯糸密度85本/インチ
の織物を得た後、190℃でヒートセットした。以上の
過程で得られた比較例2の平織物を試料保持層5に用
い、実施例1と同様の判定を行った。結果を表1に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】表1において、比較例2の織物は紡績糸を
経糸に用いることにより長手方向に番手むらがあり、測
定値にバラツキが見られる。又比較例1は吸液速度で劣
る。これに対して実施例のものはいずれも優れており、
実施例2は吸液速度に於いて実施例1より若干低いが、
許容範囲である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の分析用試験片
は、試料保持層を形成する繊維質構造体の微小空間内に
於いて、毛細現象が生じやすいため、液体試料の吸い込
み拡散が速やかであり、構造体内部の表面積が大きいこ
とにより、検出試薬類の吸着保持量を多くすることがで
きる。又本発明に於いては、試料保持層の表面積が大き
く、更にシックエンドシンフィラメントによる透孔によ
り、試料が展開する際に酸素との接触を良好にすること
ができる等、冒頭記載の要求機能を略充足することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】分析用試験片の全体を示す斜視図である。
【図2】試薬部の内部を示す説明図である。
【図3】本発明に用いる平織物の拡大表面を表す繊維の
形状写真である。
【図4】従来の平織物の拡大表面を表す繊維の形状写真
である。
【図5】本試料保持層に用い得るフィブリル化型複合繊
維の横断面図である。
【図6】本試料保持層に用い得るフィブリル化型複合繊
維の横断面図である。
【図7】本試料保持層に用い得るフィブリル化型複合繊
維の横断面図である。
【図8】本試料保持層に用い得るフィブリル化型複合繊
維の横断面図である。
【図9】本試料保持層に用い得るフィブリル化型複合繊
維の横断面図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 支持体 3 試薬部 4 試薬層 5 試料保持層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 31/22 G01N 33/52 G01N 33/543

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、これに止着する試薬層と、該
    試薬層を覆う試料保持層からなり、該試料保持層として
    単糸繊度1デニール以下のマルチフィラメントを織糸と
    する織物を用い、前記単糸を合成繊維のシックアンドシ
    ンフィラメントで形成し、経緯の交点部にランダムな大
    きさの透孔を有することを特徴とする液体試料分析用試
    験片。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329410B1 (en) 1997-12-25 2001-12-11 Welfide Corporation Water-base liquid preparation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6329410B1 (en) 1997-12-25 2001-12-11 Welfide Corporation Water-base liquid preparation

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