JP3223263U - ドローン用飛行安全フレームの取付ブラケットとその取付ブラケットを備えたドローン用飛行安全フレーム - Google Patents

ドローン用飛行安全フレームの取付ブラケットとその取付ブラケットを備えたドローン用飛行安全フレーム Download PDF

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Abstract

【課題】ドローンへ飛行安全フレームを容易に便利良く取り付けることができる取付ブラケットを提供する。【解決手段】ドローンのプロペラを包囲する飛行安全フレームの枠組み内部に固定横架された支持ビーム16へ、差し込み套嵌される継手管部を備えたU字形のブラケット本体18と、そのU字形の開口上部を跨ぐように閉塞すべく、ブラケット本体へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバー19とから成り、上記ブラケット本体の開口上部をドローンのアームへ下方から差し込んだ上、その開口上部を開閉カバーの回動操作により抜け止め状態に閉塞した。【選択図】図5

Description

本考案はドローン用飛行安全フレームの取付ブラケットと、その取付ブラケットを備えたドローン用飛行安全フレームに関する。
本考案の出願人はドローン(小型無人航空機)の飛行安全フレームについて、特許文献1〜3に記載の特許発明を実施している。
これらの特許発明では、平面視のほぼ正多角形な包囲枠(壁枠)のコーナー部へ、複数本のクロスバーを水平な橋渡し状態に固定横架させて、その各クロスバーへ差し込み套嵌したクランプを、ドローンの機体から放射状に張り出すアームの先端部へ取り付け固定するようになっている。
特許第6484910号公報 特許第6376672号公報 特許第6245566号公報
ところが、上記特許文献1〜3に開示されたドローン用飛行安全フレームの構成では、複数個として点在分布するクランプの設置平面が悉く同一であるため、ドローンの機体から放射方向へ張り出すアームの先端部がすべて同一平面にあればともかく、例えばドローンの型式に起因して、その前側アームの設置平面と後側アームの設置平面に高低差があると、これらの先端部へもはや上記クランプを取り付けることができない。
また、特許文献1〜3に記載された型式のドローンは、安定な接地脚を具備しているが、把手となる部分が予め作成用意されていない形式のドローンである場合、その機体を把持することができないため、例えばプロペラが衝当したり、絡み付いたりする草ムラや揺れ動く船上などでは、そのドローンを容易・円滑に安定良く離・着陸させることができない問題もある。
更に、上記飛行安全フレームではそのクランプの構成についても、クロスビームへの差込み継手管部を備えたクランプ本体と、これと凹凸嵌合する台座とが、別個なバラバラの状態にあるため、片手でドローンのアームを握り持つ一方、残る片手で上記クランプを握り持って取付作業する場合に、そのクランプ本体と台座とを片手で一緒に握り持つことができず、垂直の貫通ボルトとその締結ナットを落下しやすいこととも相俟って、そのドローンのアームに対する飛行安全フレームの取付作業が甚だ困難である。
本考案はこのような諸問題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1ではドローンが具備する複数のプロペラを横方向から全体的に包囲する枠組み状態のドローン用飛行安全フレームを、そのドローンの機体から放射状に張り出すアームの先端部へ取り付けるためのブラケットであって、
上記飛行安全フレームの枠組み内部に固定横架された支持ビームへ、差し込み套嵌される継手管部を備えたU字形のブラケット本体と、
そのU字形の開口上部を跨ぐように閉塞すべく、ブラケット本体へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバーとから成り、
上記ブラケット本体の開口上部をドローンにおけるアームの先端部へ下方から差し込んだ上、その開口上部を開閉カバーの回動操作により閉塞して、アームからの抜け止め状態に拘束するように定めたことを特徴とする。
また、請求項2では同じくドローンが具備する複数のプロペラを横方向から全体的に包囲する枠組み状態のドローン用飛行安全フレームを、そのドローンの機体から放射状に張り出すアームの先端部へ取り付けるためのブラケットであって、
上記飛行安全フレームの枠組み内部に固定横架された支持ビームへ、差し込み套嵌される継手管部を備えた倒立U字形のブラケット本体と、
その倒立U字形の開口下部を跨ぐように閉塞すべく、ブラケット本体へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバーとから成り、
上記ブラケット本体の開口下部をドローンにおけるアームの先端部へ上方から差し込んだ上、その開口下部を開閉カバーの回動操作により閉塞して、アームからの抜け止め状態に拘束するように定めたことを特徴とする。
上記請求項1又は2に従属する請求項3では、開閉カバーの基端部をブラケット本体へほぼ水平の支点ピンによって、起伏的な回動自在に枢着すると共に、
同じく開閉カバーの先端部をブラケット本体へほぼ垂直のボルトとナットによって、締め付け固定するように定めたことを特徴とする。
他方、請求項4ではドローン用飛行安全フレームの構成として、軽く高強度な繊維強化プラスチック材の曲管又は曲管と直管から、ドローンのプロペラを横方向から全体的に包囲し得る平面視の円形、楕円形又は各コーナー部が円弧状に屈曲する平面視の多角形に枠組みされた包囲枠と、
その包囲枠の枠組み内部へ橋渡し状態に固定横架された左右一対の支持ビームとを備え、
その両支持ビームにおける前側と後側との何れか一方の位置には、請求項1記載の取付ブラケットにおけるU字形ブラケット本体の継手管部を差し込み套嵌して、そのU字形の開口上部をドローンにおけるアームの先端部へ下方から差し込める位置関係に保つと共に、
同じく両支持ビームにおける残る他方の位置には、請求項2記載の取付ブラケットにおける倒立U字形ブラケット本体の継手管部を差し込み套嵌して、その倒立U字形の開口下部をドローンにおけるアームの先端部へ上方から差し込める位置関係に保つことを特徴とする。
更に、請求項4に従属する請求項5では、請求項1記載の取付ブラケットにおけるU字形ブラケット本体と、請求項2記載の取付ブラケットにおける倒立U字形ブラケット本体との何れにも、下向き開口する軸受け孔を設けると共に、
支持ビームとほぼ平行に延在する別個な把手管の前後両端部から立設された一対の支軸を、その対応位置するU字形ブラケット本体側の軸受け孔と倒立U字形ブラケット本体側の軸受け孔へ、下方から各々差し込み固定するように定めたことを特徴とする。
請求項1と請求項2の構成によれば、何れもその取付ブラケットはドローン用飛行安全フレームの支持ビームへ差し込み套嵌される継手管部を備えたブラケット本体と、そのブラケット本体へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバーとから成り、予めの組付け状態にあるため、その全体を言わば1部品として片手で握り持つことにより、残る片手でドローンのアームを握り持ち乍ら、そのアームの先端部へ飛行安全フレームを誰でもすばやく便利に取付作業することができる。
その場合、請求項3の構成を採用するならば、上記ブラケット本体をドローンのアームから抜け止め状態に拘束する開閉カバーを、ボルトとナットによってブラケット本体へ確実に締結一体化することができ、ドローンのアームに対する飛行安全フレームの安定・強固な取付状態を得られる効果がある。
また、請求項4の構成によれば、ドローンのプロペラ用包囲枠の枠組み内部に固定横架された左右一対の支持ビームを、上向き開口するU字形ブラケット本体と下向き開口する倒立U字形ブラケット本体に共通するものとして、その支持ビームにおける前側と後側との何れか一方の位置には上記U字形ブラケット本体を、残る他方の位置には上記倒立U字形ブラケット本体を各々差し込み套嵌して、そのU字形ブラケット本体をドローンにおけるアームの先端部へ下方から差し込むと共に、倒立U字形ブラケット本体を同じくドローンにおけるアームの先端部へ逆な上方から差し込むようになっているため、ドローンの前側アームと後側アームについて設置平面の高低差があっても、その高低差を言わば吸収する如く、ドローンのアームへ飛行安全フレームを全体的なほぼ水平の安定した取付状態に保つことができる。
更に、請求項5の構成を採用するならば、上記U字形ブラケット本体の軸受け孔と倒立U字形ブラケット本体の軸受け孔へ、把手管における前後一対の支軸を下方から差し込み固定することにより、上記支持ビームとのほぼ平行に延在することとなる把手管を両手で握り持って、ドローンを容易に安定良く離・着陸させることもでき、使用上の利便性が著しく向上する。
本考案の第1実施形態に係るドローン用飛行安全フレームの全体概略平面図である。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 図1の要部を抽出して示す平面図である。 図4の前側取付ブラケットを抽出して示す拡大平面図である。 図5の底面図である。 図5のX矢視図である。 図5のY矢視図である。 図5の9−9線断面図である。 図5の10−10線断面図である。 図4の後側取付ブラケットを抽出して示す拡大平面図である。 図11の底面図である。 図11のX矢視図である。 図11のY矢視図である。 図11のZ矢視図である。 図11の16−16線断面図である。 図11の17−17線断面図である。 図3の把手管を抽出して示す拡大側面図である。 本考案の第2実施形態に係るドローン用飛行安全フレームを示す図1に対応する全体概略平面図である。 図19の正面図である。 図19の側面図である。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、先ず図1〜3はそのドローン用飛行安全フレーム(F)の第1実施形態を示しており、(A)はこれを適用する型式のドローンであって、機体(ボディ)(10)と、その機体(10)から横方向へ放射状に張り出す複数(図例では4本)のアーム(11)と、その各アーム(11)の先端部に軸支されたプロペラ(ローターブレード)(12)とを備え、その各プロペラ(12)の回転駆動源であるモーター(図示省略)が、上記アーム(11)の先端部へ固定設置されたカバーケース(13)による被覆状態にある。
しかも、図例のドローン(A)が具備する複数のアーム(11)のうち、その前側アーム(11f)の左右一対は機体(10)の上段位置にあって、垂直軸線(図示省略)を回動中心とする折りたたみ自在に枢着されているに比し、後側アーム(11r)の左右一対は同じく機体(10)の下段位置に固定一体化されており、その前側アーム(11f)の設置平面と後側アーム(11r)の設置平面には一定の高低差がある。
ドローン用飛行安全フレーム(F)は炭素繊維強化プラスチック材やガラス繊維強化プラスチック材、その両繊維強化プラスチックのハイブリッド材、その他の軽く高強度な繊維強化プラスチック材の曲管(Cm)のみか又は曲管(Cm)と直管(Sm)から適当な管継手(14)を介して、上記ドローン(A)における複数のプロペラ(12)を全体的に包囲し得る大きさと輪郭形状に枠組みされている。
(15a)(15b)はその飛行安全フレーム(F)の上段包囲枠と下段包囲枠であり、複数のスペーサーとしても機能する管継手(14)を介して、互いに同じ大きさを備えた平面視の基本的な正方形(正多角形)に枠組みされているが、その複数のプロペラ(12)を横方向から包囲し得る輪郭形状としては、各コーナー部が円弧状をなす多角形や円形、楕円形などに枠組みされることもある。
また、図例の場合曲管(Cm)と直管(Sm)との複数本ずつを用いて、上下一対の包囲枠(15a)(15b)を枠組みしているが、その正方形の各コーナー部を形成する曲管(Cm)の太さは、同じく正方形の各辺部を形成する直管(Sm)の太さよりも太く設定してある。
何れにしても、上記包囲枠(15a)(15b)における就中下段包囲枠(15b)の中途部には、ドローン(A)の機体(10)から横方向へ張り出すアーム(11)の先端部と接近する左右一対の支持ビーム(16)が、ほぼ水平の橋渡し状態に固定横架されている。
つまり、その左右一対の支持ビーム(16)は何れも上記曲管(Cm)と同じ太さの太い直管(Sm)から成り、ドローン(A)における前側アーム(11f)の左右一対と後側アーム(11r)の左右一対に対応位置して、その前側アーム(11f)の先端部と後側アーム(11r)の先端部とを直線的に結ぶ如く、前後方向へ一定長さだけ延在する。その場合、左右一対の支持ビーム(16)は対称の位置関係にあるが、その互いに平行の配列になるとは限らない。図例の両支持ビーム(16)は前方へ行く程徐々に広くなる間隔(D)を保っている。
そして、その左右一対の支持ビーム(16)の中途部には、上記飛行安全フレーム(F)の就中下段包囲枠(15b)をドローン(A)の機体(10)から張り出す前側アーム(11f)の先端部と後側アーム(11r)の先端部へ、左右対称な配置状態に取り付ける前後一対ずつの取付ブラケット(Bf)(Br)が、好ましくは何れも摺動自在に差し込み套嵌されており、その各支持ビーム(16)に沿い取付ブラケット(Bf)(Br)を摺動させて、上記アーム(11f)(11r)の先端部へ正しく対応位置するように調整した上、ロールピン(図示符号省略)の打込みにより固定できるようになっている。
左右一対の前側取付ブラケット(Bf)は図4〜10に示すように、各支持ビーム(16)への差し込み継手管部(17)を備えた上向き開口するU字形のブラケット本体(18)と、そのブラケット本体(18)へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバー(19)とから成り、上記包囲枠(15a)(15b)の管継手(14)と同じく、ナイロンと炭素(短)繊維との複合材から製作されている。
上記前側取付ブラケット(Bf)の開閉カバー(19)はそのU字形ブラケット本体(18)の開口上部を跨ぐように閉塞し得る倒立L字形の板片として、その基端部がほぼ水平の支点ピン(20)によりブラケット本体(18)へ、約90度だけ起伏的な回動自在に枢着されており、同じく開閉カバー(19)の先端部はほぼ垂直のボルト(21)とナット(22)によって、ブラケット本体(18)へ締め付け固定されるようになっている。
その場合、ナット(22)はブラケット本体(18)へ横方向から差し込みセットされており、これに対して開閉カバー(19)の先端部を貫通するボルト(21)が、そのナット(22)へ上方から螺入締結されることによって、ブラケット本体(18)の開口上部を閉塞することとなる。
他方、左右一対の後側取付ブラケット(Br)は図11〜17に示すように、各支持ビーム(16)への差し込み継手管部(170)を備えた下向き開口する倒立U字形のブラケット本体(180)と、そのブラケット本体(180)へやはり起伏的な回動自在に枢着された開閉カバー(190)とから成り、これも上記包囲枠(15a)(15b)の管継手(14)と同じく、ナイロンと炭素(短)繊維との複合材から製作されている。
上記後側取付ブラケット(Br)の開閉カバー(190)はその倒立U字形ブラケット本体(180)の開口下部を跨ぐように閉塞し得るL字形の板片として、その基端部がほぼ水平の支点ピン(200)によりブラケット本体(180)へ、約90度だけ起伏的な回動自在に枢着されており、同じく開閉カバー(190)の先端部はほぼ垂直のボルト(210)とナット(220)によって、ブラケット本体(180)へ締め付け固定されるようになっている。
その場合、ナット(220)はやはりブラケット本体(180)へ横方向から差し込みセットされており、これに対して開閉カバー(190)の先端部を貫通するボルト(210)が、そのナット(220)へ下方から螺入締結されることによって、ブラケット本体(180)の開口下部を閉塞することになる。
そして、上記左右一対の前側取付ブラケット(Bf)はドローン用飛行安全フレーム(F)を、ドローン(A)の対応的な左右一対の前側アーム(11f)へ取り付けるためのものとして、その上向き開口するU字形ブラケット本体(18)の継手管部(17)を、左右一対の支持ビーム(16)へ差し込み套嵌すると共に、上記ブラケット本体(18)の開閉カバー(19)を図9の鎖線で示すような起立状態に保って、そのブラケット本体(18)の開口上部がドローン(A)における前側アーム(11f)の先端部と対応合致するように位置決め固定する。
それから上記U字形ブラケット本体(18)の開口上部を、ドローン(A)における前側アーム(11f)の先端部へ下方から差し込んだ上、開閉カバー(19)を図5や図9の実線で示す如く、支点ピン(20)の廻りに伏倒させて、そのドローン(A)の前側アーム(11f)へ上方から跨ぐ状態になる開閉カバー(19)を、ブラケット本体(18)へ締め付け固定することにより、上記前側取付ブラケット(Bf)をドローン(A)における前側アーム(11f)からの抜け止め状態に拘束するのである。
他方、上記左右一対の後側取付ブラケット(Br)は同じく飛行安全フレーム(F)を、ドローン(A)の対応的な左右一対の後側アーム(11r)へ取り付けるためのものとして、その下向き開口する倒立U字形ブラケット本体(180)の継手管部(170)を、やはり左右一対の支持ビーム(16)へ差し込み套嵌すると共に、上記ブラケット本体(180)の開閉カバー(190)を図16の鎖線で示すような言わば垂下する状態に保って、そのブラケット本体(180)の開口下部がドローン(A)における後側アーム(11r)の先端部と対応合致するように位置決め固定する。
それから上記倒立U字形ブラケット本体(180)の開口下部を、ドローン(A)における後側アーム(11r)の先端部へ上方から差し込んだ上、開閉カバー(190)を図11、12や図16の実線で示す如く、支点ピン(200)の廻りに起し上げて、そのドローン(A)の後側アーム(11r)へ下方から跨ぐ状態になる開閉カバー(190)を、ブラケット本体(180)へ締め付け固定することにより、上記後側取付ブラケット(Br)をドローン(A)における後側アーム(11r)からの抜け止め状態に拘束するのである。
ここまで説明した構成によれば、前側取付ブラケット(Bf)と後側取付ブラケット(Br)とは互いに同一構成として、そのドローン(A)のアーム(11)に対する取り付け使用上、ブラケット本体の方向性又は姿勢状態を上向きと下向きに変換させるだけで足りると言えるが、図示の実施形態では上記構成に加えて、前側取付ブラケット(Bf)の上向き開口するU字形ブラケット本体(18)については、図5〜10から明白なように、そのブラケット本体(18)からドローン(A)における上記モーターカバーケース(13)のフラットな底面を受け止めるU字形の誘導ガイド板(23)を張り出し形成しているほか、その誘導ガイド板(23)の張り出し先端部にドローン(A)の棒状前脚(24)を逃す切欠(25)が付与されてもいる。
他方、後側取付ブラケット(Br)の下向き開口する倒立U字形ブラケット本体(180)については、図11〜17から明白なように、そのブラケット本体(180)からドローン(A)における上記モーターカバーケース(13)の円周面を挟む一対の誘導ガイド片(26)が張り出し形成されている。
上記前側取付ブラケット(Bf)と後側取付ブラケット(Br)との何れにあっても、そのブラケット本体(18)(180)と開閉カバー(19)(190)とはバラバラでなく、予め支点ピン(20)(200)を介して枢着された組付け状態にあるため、上記ボルト(21)(210)とナット(22)(220)も含む全体を、片手で安定良く握り持つことができ、その結果ドローン(A)のアーム(11)に対する飛行安全フレーム(F)の取付作業を誰でもすばやく便利に行えるのである。
また、上記包囲枠(15a)(15b)における就中下段包囲枠(15b)に固定横架された支持ビーム(16)を、上記前側取付ブラケット(Bf)と後側取付ブラケット(Br)に共通するものとして、その支持ビーム(16)へ前側取付ブラケット(Bf)のブラケット本体(18)を上向き開口するU字形に、後側取付ブラケット(Br)のブラケット本体(180)を下向き開口する倒立U字形に各々差し込み套嵌するようになっているため、図示実施形態のようなドローン(A)における前側アーム(11f)の設置平面と後側アーム(11r)の設置平面との相互間に発生している高低差を言わば吸収して、ドローン(A)に対する飛行安全フレーム(F)の全体的に安定した取付状態を得られるのである。
その場合、図示実施形態のドローン(A)ではその前側アーム(11f)の設置平面が高く、後側アーム(11r)の設置平面が低い関係上、飛行安全フレーム(F)における前側取付ブラケット(Bf)の上向き開口するU字形ブラケット本体(18)を、ドローン(A)の前側アーム(11f)へ下方から差し込む一方、同じく後側取付ブラケット(Br)の下向き開口する倒立U字形ブラケット本体(180)を、ドローン(A)の後側アーム(11r)へ上方から差し込むことにより、そのドローン(A)への取付状態を全体的なほぼ水平に保っているが、ドローン(A)の型式如何では上記前側取付ブラケット(Bf)のブラケット本体(18)と後側取付ブラケット(Br)のブラケット本体(180)とを上下逆向きの開口形状として、その前側取付ブラケット(Bf)のブラケット本体(18)をドローン(A)の前側アーム(11f)へ上方から差し込むと共に、後側取付ブラケット(Br)のブラケット本体(180)を同じくドローン(A)の後側アーム(11r)へ下方から差し込むように設定しても良い。
尚、ドローン(A)のアーム(11)に対する前側取付ブラケット(Bf)と後側取付ブラケット(Br)の取付方法(取付作業順序)については、その左右一対ずつの互いに同一であり、またその取付状態は何れも左右対称の形態になるため、その左右一対ずつに同一の図示符号を記入するにとどめて、これ以上の詳細な説明は省略する。
更に、上記前側取付ブラケット(Bf)のU字形ブラケット本体(18)と後側取付ブラケット(Br)の倒立U字形ブラケット本体(180)には、図6、10や図12、17から明白なように、その何れも下向きに開口する一定深さの軸受け孔(27)(270)が、上記ボルト(21)(210)とほぼ平行な垂直状態に穿設されている。
(28)は上記左右一対の支持ビーム(16)とほぼ平行に一定長さ(L)だけ延在する別個な左右一対の把手管であって、上記支持ビーム(16)と同じ太い直管(Sm)から成り、その各把手管(28)の両端部からは図18の拡大図に示すようなL字形の管継手(29)(290)を介して、長い前側支軸(30)と短い後側支軸(300)との一対が立設されている。
図示実施形態の場合、その各支軸(30)(300)は水平の支点ピン(31)(310)によって管継手(29)(290)へ、約90度だけ起伏的な回動自在に枢着されており、全体的な扁平に折りたためるようになっている。
何れにしても、把手管(28)の前側支軸(30)と後側支軸(300)を上記前側取付ブラケット(Bf)のブラケット本体(18)に開口する軸受け孔(27)と、後側取付ブラケット(Br)のブラケット本体(180)に開口する軸受け孔(270)へ、下方から各々差し込み固定することによって、そのほぼ水平状態になった把手管(28)の左右一対を両手で握り持ち、ドローン(A)を容易に安定良く離・着陸させることができるようになっている。(32)は前側の支軸(30)へ付属的に枢着された抜け止め爪であり、その支軸(30)を対応する上記軸受け孔(27)から抜け止め状態に保つため、前側取付ブラケット(Bf)のブラケット本体(18)へ喰い付くように弾圧付勢されている。
尚、上記把手管(28)はドローン(A)の離・着陸を容易に行えるよう支援する言わばオプショナル部品であるため、その取り付け使用を省略しても差し支えない。
次に、図19〜21は本考案に係るドローン用飛行安全フレーム(F)の第2実施形態を示しており、これではドローン(A)のプロペラ(12)を上方から全体的に被覆する屋根枠(33)も設置することによって、その屋根枠(33)と上記包囲枠(15a)(15b)とから成る言わば3段に枠組み一体化している。
つまり、屋根枠(33)も複数本ずつの曲管(Cm)と直管(Sm)からやはり管継手(14)を介して、上記包囲枠(15a)(15b)よりも小さな平面視の相似形(ほぼ正方形)に枠組みされており、その屋根枠(33)の管継手(14)と上記包囲枠(15a)(15b)における就中上段包囲枠(15a)の管継手(14)とが、一定長さの傾斜状態にある直管(Sm)によって連結一体化されているのである。
そして、その包囲枠(15a)(15b)における就中下段包囲枠(15b)の中途部へ、やはり左右一対の支持ビーム(16)を固定横架している。その左右一対の支持ビーム(16)に対して、前側取付ブラケット(Bf)と後側取付ブラケット(Br)との左右一対ずつを取り付ける方法(取付作業順序)やその左右対称となる取付状態、把手管(28)の取り付け使用法、その他の構成は、悉く図1〜18の上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図19〜21に図1〜18と同一の符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
(10)・・・・・・・機体
(11)・・・・・・・アーム
(11f)・・・・・・前側アーム
(11r)・・・・・・後側アーム
(14)・・・・・・・管継手
(15a)・・・・・・上段包囲枠
(15b)・・・・・・下段包囲枠
(16)・・・・・・・支持ビーム
(17)(170)・・継手管部
(18)(180)・・ブラケット本体
(19)(190)・・開閉カバー
(20)(200)・・支点ピン
(21)(210)・・ボルト
(22)(220)・・ナット
(23)・・・・・・・誘導ガイド板
(26)・・・・・・・誘導ガイド片
(27)(270)・・軸受け孔
(28)・・・・・・・把手管
(30)(300)・・支軸
(A)・・・・・・・・ドローン
(Bf)・・・・・・・前側取付ブラケット
(Br)・・・・・・・後側取付ブラケット
(Cm)・・・・・・・曲管
(Sm)・・・・・・・直管
(F)・・・・・・・・飛行安全フレーム

Claims (5)

  1. ドローンが具備する複数のプロペラを横方向から全体的に包囲する枠組み状態のドローン用飛行安全フレームを、そのドローンの機体から放射状に張り出すアームの先端部へ取り付けるためのブラケットであって、
    上記飛行安全フレームの枠組み内部に固定横架された支持ビームへ、差し込み套嵌される継手管部を備えたU字形のブラケット本体と、
    そのU字形の開口上部を跨ぐように閉塞すべく、ブラケット本体へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバーとから成り、
    上記ブラケット本体の開口上部をドローンにおけるアームの先端部へ下方から差し込んだ上、その開口上部を開閉カバーの回動操作により閉塞して、アームからの抜け止め状態に拘束するように定めたことを特徴とするドローン用飛行安全フレームの取付ブラケット。
  2. ドローンが具備する複数のプロペラを横方向から全体的に包囲する枠組み状態のドローン用飛行安全フレームを、そのドローンの機体から放射状に張り出すアームの先端部へ取り付けるためのブラケットであって、
    上記飛行安全フレームの枠組み内部に固定横架された支持ビームへ、差し込み套嵌される継手管部を備えた倒立U字形のブラケット本体と、
    その倒立U字形の開口下部を跨ぐように閉塞すべく、ブラケット本体へ起伏的な回動自在に枢着された開閉カバーとから成り、
    上記ブラケット本体の開口下部をドローンにおけるアームの先端部へ上方から差し込んだ上、その開口下部を開閉カバーの回動操作により閉塞して、アームからの抜け止め状態に拘束するように定めたことを特徴とするドローン用飛行安全フレームの取付ブラケット。
  3. 開閉カバーの基端部をブラケット本体へほぼ水平の支点ピンによって、起伏的な回動自在に枢着すると共に、
    同じく開閉カバーの先端部をブラケット本体へほぼ垂直のボルトとナットによって、締め付け固定するように定めたことを特徴とする請求項1又は2記載のドローン用飛行安全フレームの取付ブラケット。
  4. 軽く高強度な繊維強化プラスチック材の曲管又は曲管と直管から、ドローンのプロペラを横方向から全体的に包囲し得る平面視の円形、楕円形又は各コーナー部が円弧状に屈曲する平面視の多角形に枠組みされた包囲枠と、
    その包囲枠の枠組み内部へ橋渡し状態に固定横架された左右一対の支持ビームとを備え、
    その両支持ビームにおける前側と後側との何れか一方の位置には、請求項1記載の取付ブラケットにおけるU字形ブラケット本体の継手管部を差し込み套嵌して、そのU字形の開口上部をドローンにおけるアームの先端部へ下方から差し込める位置関係に保つと共に、
    同じく両支持ビームにおける残る他方の位置には、請求項2記載の取付ブラケットにおける倒立U字形ブラケット本体の継手管部を差し込み套嵌して、その倒立U字形の開口下部をドローンにおけるアームの先端部へ上方から差し込める位置関係に保つことを特徴とするドローン用飛行安全フレーム。
  5. 請求項1記載の取付ブラケットにおけるU字形ブラケット本体と、請求項2記載の取付ブラケットにおける倒立U字形ブラケット本体との何れにも、下向き開口する軸受け孔を設けると共に、
    支持ビームとほぼ平行に延在する別個な把手管の前後両端部から立設された一対の支軸を、その対応位置するU字形ブラケット本体側の軸受け孔と倒立U字形ブラケット本体側の軸受け孔へ、下方から各々差し込み固定するように定めたことを特徴とする請求項4記載のドローン用飛行安全フレーム。
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