JP3223092U - 凱旋用の両脇ボタン留めの旗マント - Google Patents
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Abstract
【課題】旗の布素材をマントのように羽織った状態で走っても着崩れず、腕を前後に振って走り、風を受けても、着崩れないマントを提供する。【解決手段】肩に羽織るマント11において、このマント11は、バイアス裁断した方形布地からなり、この方形布地の横幅は、想定使用者の肩幅の√2倍以上の横幅寸法であり、この方形布地の上辺には、左右対称位置に係止具7を取付け、この係止具7から下方向かつ、想定使用者の腕回り以上の間隔を空けた位置に被係止具を取付けてある。【選択図】図1
Description
本考案は、布地素材からなり、ストールのように肩に羽織りつつも、着崩れ難いように脇位置をボタン留めする形態のマントの考案である。広い意味で「羽織り物」の類似物品は多い。また多数の製造会社から、それぞれ異なった名称が名付けられ、さらに商品名称の変遷もあるので、物品名称は混乱気味である。
恥ずかしながら本願出願人も、この本願で3件目の出願なのであるが、「ボレロ」「ストール」「マント」と名称変遷させている次第である。布地素材に拘らずに同類品を列記すると、ストール、アームストール、3ウェイストール、3WAYストール、ボレロ、ケープ、ショール、羽織り物、肩掛け、マフラーが挙げられる。市販品では、3WAYストールが多い。製造社名はヨコヤマコーポレーション、藤久、イチーナなどである。
物品の目的に沿って素材と構造が定められ、物品名称が決まる。服飾目的ならば、ストール、ケープ、ショールとなる。防寒目的も加わると、ウール素材や毛糸織りで布地が厚いマフラーになる。水分吸収させる目的ならば、タオルストールとなる。
本願物品は、マントのように羽織れる布地なので、マントと記載する。
また旗とは、国旗や応援旗やチームフラッグ、はたまた商品宣伝の旗なども含む。大きな布地で標章や文字を掲示する物品として、旗、幟、幕、暖簾などがある。これら類似物品との境界も含む意味での旗である。
恥ずかしながら本願出願人も、この本願で3件目の出願なのであるが、「ボレロ」「ストール」「マント」と名称変遷させている次第である。布地素材に拘らずに同類品を列記すると、ストール、アームストール、3ウェイストール、3WAYストール、ボレロ、ケープ、ショール、羽織り物、肩掛け、マフラーが挙げられる。市販品では、3WAYストールが多い。製造社名はヨコヤマコーポレーション、藤久、イチーナなどである。
物品の目的に沿って素材と構造が定められ、物品名称が決まる。服飾目的ならば、ストール、ケープ、ショールとなる。防寒目的も加わると、ウール素材や毛糸織りで布地が厚いマフラーになる。水分吸収させる目的ならば、タオルストールとなる。
本願物品は、マントのように羽織れる布地なので、マントと記載する。
また旗とは、国旗や応援旗やチームフラッグ、はたまた商品宣伝の旗なども含む。大きな布地で標章や文字を掲示する物品として、旗、幟、幕、暖簾などがある。これら類似物品との境界も含む意味での旗である。
来年2020年度に東京オリンピックを控えて、日本のスポーツ熱は高まっている。国際大会においては、腕拡げ幅大の国旗を振って応援する人が増えた。また国際大会での入賞選手は、日の丸国旗をマントのように羽織って凱旋する事が増えた。また旗を両手で拡げ掲げながら、競技場を走って凱旋する選手もいる。
しかしながら従来の国旗の構造は、単なる四角形の布地なので、単に羽織っただけは、ちょっとした動作で脱げ落ちてしまっていた。ましてや凱旋疾走をするならば、両手で旗を押え続ける必要があった。
国際大会においては、優勝選手の国旗を掲揚する儀式を行う事が多い。重要な競技大会であるほど、国旗掲揚イベントは行われる。そこで、勝利選手が自国国旗のマントを羽織って凱旋できるように、「国旗をマントのように形成する」という潜在的なニーズが生じていた。しかもそのマントの着用感は、マント着用した選手が会場に向けて手を振ったり、競技場を凱旋疾走してもマントが着崩れない必要がある。
ところが従来の「羽織り物」には、「走っても着崩れないほどに着用性が安定している物」は無かった。走れば、腕は前後に動かすし、全身に風を受けるので、着崩れ易いのである。
「羽織り物」の同類品には、布地の周囲にボタンなどの係止具を取付けて、羽織ったり体に巻いても脱げ落ちない構成が出願されたり、市販されたりしていた(特許文献3〜10)。しかしながらこれらの羽織り物は、着用性が不安定であり、着崩れ易いものであった。また旗の素材の綿布には、伸縮性がないので、着用しても安定性が乏しかった。
しかしながら従来の国旗の構造は、単なる四角形の布地なので、単に羽織っただけは、ちょっとした動作で脱げ落ちてしまっていた。ましてや凱旋疾走をするならば、両手で旗を押え続ける必要があった。
国際大会においては、優勝選手の国旗を掲揚する儀式を行う事が多い。重要な競技大会であるほど、国旗掲揚イベントは行われる。そこで、勝利選手が自国国旗のマントを羽織って凱旋できるように、「国旗をマントのように形成する」という潜在的なニーズが生じていた。しかもそのマントの着用感は、マント着用した選手が会場に向けて手を振ったり、競技場を凱旋疾走してもマントが着崩れない必要がある。
ところが従来の「羽織り物」には、「走っても着崩れないほどに着用性が安定している物」は無かった。走れば、腕は前後に動かすし、全身に風を受けるので、着崩れ易いのである。
「羽織り物」の同類品には、布地の周囲にボタンなどの係止具を取付けて、羽織ったり体に巻いても脱げ落ちない構成が出願されたり、市販されたりしていた(特許文献3〜10)。しかしながらこれらの羽織り物は、着用性が不安定であり、着崩れ易いものであった。また旗の素材の綿布には、伸縮性がないので、着用しても安定性が乏しかった。
本考案の課題は、旗の布素材をマントのように羽織って着用し、着用状態で走っても着崩れなくさせる事である。腕を前後に振って走り、風を受けても、着崩れないマントを構成する事である。
本願マントの主な利用形態は、一般人の応援用である。だが象徴的に重要な利用形態は、儀式(セレモニー)において凱旋疾走時での着用である。具体的にいえばオリンピックなどの国際大会で、勝利選手が凱旋時に着用する事を、想定している。決勝戦の直後に、優勝者が国旗マントを羽織って、図7のように競技場一周の凱旋疾走する…。そのような場面にて、相応しいレベルを目指す物品である。
本願マントの主な利用形態は、一般人の応援用である。だが象徴的に重要な利用形態は、儀式(セレモニー)において凱旋疾走時での着用である。具体的にいえばオリンピックなどの国際大会で、勝利選手が凱旋時に着用する事を、想定している。決勝戦の直後に、優勝者が国旗マントを羽織って、図7のように競技場一周の凱旋疾走する…。そのような場面にて、相応しいレベルを目指す物品である。
懸かる課題解決の為、羽織ると両脇位置で重なり合う旗部分を係止具で留めると共に、旗に伸縮性を与える為にバイアス裁断する事を解決手段とする。
バイアス裁断とは、経糸(たていとwarp)、緯糸(よこいとwoop)に対して斜めの角度で裁断する事である。バイアス裁断した布地は、縦横方向に伸縮できるようになる。裁断角度は45度である事が望ましい。ただ美観上で支障ない程度に異なる角度であってもよい。型紙効率との兼合いである。
またバイアス裁断すると、裁断した布地端(裁ち目)が普通以上にほつれ易くなる。布地として伸縮するので、ほつれ易くなるわけである。バイアス裁断に適した裁ち目処理を施すものとする。
図解説明すると、単純布地3は、図2の左側の様になる。図中の縦方向の線が経糸であり、横方向が緯糸である。糸自体に伸縮性が無い場合は、単純布地1も縦横方向への伸縮性は無い。図2の太矢印のように引張れば、図2の右布地2のように、菱形に変形させることは出来る。
それに対して、正バイアス裁断した布地が、図3のバイアス布地3である。縦横方向へ伸縮できるようになる。図3の太矢印のように引張ると右バイアス布地4の如く、伸びる。糸自体は伸びなくても、経糸緯糸の交叉角度が変形することによって、布地としては伸縮するわけである。ただし斜め45度方向には、伸縮しない。
バイアス裁断とは、経糸(たていとwarp)、緯糸(よこいとwoop)に対して斜めの角度で裁断する事である。バイアス裁断した布地は、縦横方向に伸縮できるようになる。裁断角度は45度である事が望ましい。ただ美観上で支障ない程度に異なる角度であってもよい。型紙効率との兼合いである。
またバイアス裁断すると、裁断した布地端(裁ち目)が普通以上にほつれ易くなる。布地として伸縮するので、ほつれ易くなるわけである。バイアス裁断に適した裁ち目処理を施すものとする。
図解説明すると、単純布地3は、図2の左側の様になる。図中の縦方向の線が経糸であり、横方向が緯糸である。糸自体に伸縮性が無い場合は、単純布地1も縦横方向への伸縮性は無い。図2の太矢印のように引張れば、図2の右布地2のように、菱形に変形させることは出来る。
それに対して、正バイアス裁断した布地が、図3のバイアス布地3である。縦横方向へ伸縮できるようになる。図3の太矢印のように引張ると右バイアス布地4の如く、伸びる。糸自体は伸びなくても、経糸緯糸の交叉角度が変形することによって、布地としては伸縮するわけである。ただし斜め45度方向には、伸縮しない。
改めて課題解決手段を具体的に説明すると、まず、布生地から横幅Aが想定使用者の肩幅の√2倍以上の長さの方形布地を裁断し、この方形布地の上辺には、左右対称位置に係止具を取付け、この係止具から下方向Cかつ、想定使用者の腕回り以上の間隔位置に被係止具を取付け、さらに方形布地はバイアス裁断したり、係止具としてヒモとヒモ輪を採用する事を、課題解決手段とする。
図4は、裁断した方形布地7を水平姿勢にした図である。符号意味は、横幅A、左右の係止具間隔B、下方向C、想定使用者の腕回り寸法D、である。
図4は、裁断した方形布地7を水平姿勢にした図である。符号意味は、横幅A、左右の係止具間隔B、下方向C、想定使用者の腕回り寸法D、である。
ここでいう方形とは、正方形、長方形であり、横長の長方形も縦長の長方形も含む。
ここでいう係止具とは、いわゆる衣料用のボタンとボタン穴、両面ボタン、スナップ、ホック、面ファスナー、ヒモとヒモ通し輪など、オスメス両側である。文章として解り易くする為に、係止具および被係止具と表現しているが、メスオスの位置関係はどちらが上下でも構わない。
また係止具と被係止具の数は、タオルストールへ左右対称に1対以上であれば、いくつでも構わない。最低数は左右それぞれにボタン1個、ボタン穴1つである。また係止具の数と、被係止具の数が異なる構成でも構わない。
ここでサイズ測定用語について、念のため説明する。肩幅や胴回りは、衣服採寸の為に身体の各部を計測メジャーで計る寸法である。腕回りとは、文字通り腕太さ分の寸法である。腕を通す衣類の袖寸法は、腕回りに余裕分を含ませた袖回り寸法が必要となる。だが本願マントにおいて、係止具としてヒモとヒモ通し輪からなる構成を採用した場合には、ヒモ長さを長くする事によって、袖通し可能なマントは形成できる。それゆえ係止具と被係止具の距離は、腕回り寸法以上であればよいのである。
ここでいう係止具とは、いわゆる衣料用のボタンとボタン穴、両面ボタン、スナップ、ホック、面ファスナー、ヒモとヒモ通し輪など、オスメス両側である。文章として解り易くする為に、係止具および被係止具と表現しているが、メスオスの位置関係はどちらが上下でも構わない。
また係止具と被係止具の数は、タオルストールへ左右対称に1対以上であれば、いくつでも構わない。最低数は左右それぞれにボタン1個、ボタン穴1つである。また係止具の数と、被係止具の数が異なる構成でも構わない。
ここでサイズ測定用語について、念のため説明する。肩幅や胴回りは、衣服採寸の為に身体の各部を計測メジャーで計る寸法である。腕回りとは、文字通り腕太さ分の寸法である。腕を通す衣類の袖寸法は、腕回りに余裕分を含ませた袖回り寸法が必要となる。だが本願マントにおいて、係止具としてヒモとヒモ通し輪からなる構成を採用した場合には、ヒモ長さを長くする事によって、袖通し可能なマントは形成できる。それゆえ係止具と被係止具の距離は、腕回り寸法以上であればよいのである。
本考案のマントは、マントの両脇位置を係止具留めする構成であると共に、布地をバイアス裁断するか、もしくは係止具にヒモとヒモ輪を採用することによって、密着着用できるので、着崩れない。バイアス裁断は、生地に伸縮性をもたらすので、着崩れ難くなる。またマントの両脇位置をヒモで締める構成も、着崩れ難くなる効果をもたらす。
本考案のマントは着崩れ難いので、国際大会後の凱旋疾走での着用も、可能となる。凱旋疾走で走り、手を振り、風を受けても、着崩れ難い。会場内で注目される中でも、耐えうるレベルでの着崩れ難さをもつものである。特に実施例2のマントは、ヒモ形式の係止具なので、使用者胴体に密着するようにヒモ縛りすれば、着崩れる惧れは無い。競輪選手や乗馬選手の凱旋疾走にも、耐えうる。
また本考案の旗マントは、観客の応援グッズとしても、使える。羽織ったり、掲げて振ったりできる。
また本考案の旗マントは、「披露し易いサイン媒体」としての効果をもつ。長文になるが詳しく説明すると、マントのサイズの応援旗ならば、結果的に記名スペースができる。するとその記名スペースに、有名選手のサインを書いてもらう媒体にもなり得る。マントは、披露容易性、老若男女季節適応性、携帯容易性、着脱容易性、収納容易性、インスタ映え性に優れている。従来のサイン媒体としては、サイン色紙、野球のサインボール、サイン帽子、サインTシャツ、サインジャンパーなどがある。ところが従来サイン媒体は、それぞれ一長一短であった。
本考案のマントは着崩れ難いので、国際大会後の凱旋疾走での着用も、可能となる。凱旋疾走で走り、手を振り、風を受けても、着崩れ難い。会場内で注目される中でも、耐えうるレベルでの着崩れ難さをもつものである。特に実施例2のマントは、ヒモ形式の係止具なので、使用者胴体に密着するようにヒモ縛りすれば、着崩れる惧れは無い。競輪選手や乗馬選手の凱旋疾走にも、耐えうる。
また本考案の旗マントは、観客の応援グッズとしても、使える。羽織ったり、掲げて振ったりできる。
また本考案の旗マントは、「披露し易いサイン媒体」としての効果をもつ。長文になるが詳しく説明すると、マントのサイズの応援旗ならば、結果的に記名スペースができる。するとその記名スペースに、有名選手のサインを書いてもらう媒体にもなり得る。マントは、披露容易性、老若男女季節適応性、携帯容易性、着脱容易性、収納容易性、インスタ映え性に優れている。従来のサイン媒体としては、サイン色紙、野球のサインボール、サイン帽子、サインTシャツ、サインジャンパーなどがある。ところが従来サイン媒体は、それぞれ一長一短であった。
飲み会の席などで、自慢のサイン色紙を見せられても興醒めである。かさ張る色紙を持運びする姿が痛々しく、滑稽になってしまう。サイン帽子も同様であり、持運びにかさ張るし、ずっと被り続けるのは恥ずかしい。サインTシャツやサインジャンパーは、季節に合ってないと不自然になる。またTシャツは、着脱で生地伸びしてしまう。サインボールは比較的に取扱い易いが、小さいゆえインスタ映えしない。
ところが本考案マントならば、取扱い易さだけでなく、面積が大きいゆえにインスタ映えする。なので同席相手がマントを羽織って、その姿を自画撮りしたり、取った写真をメール転送したり、インスタグラム投稿したりできる。サインを披露する場合に、披露される側にも自画撮りやインスタ投稿などの利点があると、サイン披露する側も心理的に披露し易くなる。
「有名人のサインを貰うという風習文化」は、近代からでも長い年月続いている。だがサインを披露する機会は、ほとんど無かった。飲食店で、来店した有名人サイン色紙を店内に掲示する事例くらいである。一般人が個人的に持つサインを披露する機会は、自宅への来客に見せる程度であった。旗マントは、「披露し易いサイン媒体」としての効果をもつ。
ところが本考案マントならば、取扱い易さだけでなく、面積が大きいゆえにインスタ映えする。なので同席相手がマントを羽織って、その姿を自画撮りしたり、取った写真をメール転送したり、インスタグラム投稿したりできる。サインを披露する場合に、披露される側にも自画撮りやインスタ投稿などの利点があると、サイン披露する側も心理的に披露し易くなる。
「有名人のサインを貰うという風習文化」は、近代からでも長い年月続いている。だがサインを披露する機会は、ほとんど無かった。飲食店で、来店した有名人サイン色紙を店内に掲示する事例くらいである。一般人が個人的に持つサインを披露する機会は、自宅への来客に見せる程度であった。旗マントは、「披露し易いサイン媒体」としての効果をもつ。
本考案の旗マントは、様々な係止具を採用できる。実施例1では、分り易くボタンとボタン穴を採用している。実施例2では、布輪を縫付け、2ヶ所の布輪をヒモで繋ぐ構成の係止具を採用している。
図1,4を参照として実施例1を説明する。布生地からバイアス裁断して、横寸法が想定使用者6の肩幅の√2倍以上で、縦寸法が想定使用者6の腕回り以上の方形布地5を切り出す。方形布地5の周囲を裁ち目処理する。実施例1では、より大きい体格の使用者も着れるように、大き目の方形布地5を切り出すと共に、係止具も左右に2対づつ設ける構成とする。
図4に示す位置に、第一ボタン7,第一ボタン穴8,第二ボタン9,第二ボタン穴10を縫い付けて、旗マント11の完成である。
着用に際しては、任意のボタンとボタン穴を係合させてから、その擬似袖に腕を通して羽織る。ボタンとボタン穴の組合せによってもサイズ調節できる。
旗の絵柄を日の丸とし、凱旋疾走する様子が、図7である。旗マント11を羽織らない場合の図6と見比べれば、旗マント11を羽織って凱旋疾走するほうが、選手も誇らしく、観客も讃えがいがある。テレビ映像上でも、新聞カラー写真においても、見栄えが良くなる。
図4に示す位置に、第一ボタン7,第一ボタン穴8,第二ボタン9,第二ボタン穴10を縫い付けて、旗マント11の完成である。
着用に際しては、任意のボタンとボタン穴を係合させてから、その擬似袖に腕を通して羽織る。ボタンとボタン穴の組合せによってもサイズ調節できる。
旗の絵柄を日の丸とし、凱旋疾走する様子が、図7である。旗マント11を羽織らない場合の図6と見比べれば、旗マント11を羽織って凱旋疾走するほうが、選手も誇らしく、観客も讃えがいがある。テレビ映像上でも、新聞カラー写真においても、見栄えが良くなる。
実施例2は、実施例1構成の旗マントにおけるボタンをヒモに替え、ボタン穴を布輪に替えた構成である。そして布輪13にヒモ12を通し、さらに左右のヒモ12を結び合せた状態を示すのが図5である。ヒモ12を胴体の前で結ぶので、より着崩れ難くなる。
実施例2のマントでは、マントにヒモ12を直接縫付けたが、ヒモを取外せる構成としてもよい。ヒモを縫付けていた位置に前面用布輪を縫付ける。この前面用布輪にヒモの一端を結び、背面用布輪にヒモを通してから、左右のヒモを結び合せる、という具合である。
このマントを着用しても、外観上は図5と同様である。ただ旗マントを旗として扱おうとして、ヒモが邪魔と感じた場合には、ヒモを取外せるようになる。
実施例2のマントでは、マントにヒモ12を直接縫付けたが、ヒモを取外せる構成としてもよい。ヒモを縫付けていた位置に前面用布輪を縫付ける。この前面用布輪にヒモの一端を結び、背面用布輪にヒモを通してから、左右のヒモを結び合せる、という具合である。
このマントを着用しても、外観上は図5と同様である。ただ旗マントを旗として扱おうとして、ヒモが邪魔と感じた場合には、ヒモを取外せるようになる。
本考案の旗マントは、方形布地の寸法や方形形状や、係止具の種類や配置を、さまざまに組合せてデザイン製作し得る。小サイズの子供用とか、大判サイズで外国人向けやスモウ関取用とか、派手な色柄な縦長方形のファッション目的の衣裳などである。大判な旗マントは、旗フラッグの掲示や、サンドイッチマン的にキャンペーン広告の掲示をする構成も可能である。
旗の柄を、国旗や広告とした場合には、羽織る以外に、旗として国旗掲揚棒に固定し易いほうが望ましい。その要望に応えるならば、旗マントの左辺か右辺の裁ち目折返しを、掲揚棒を挿入できる太さの筒袋状に形成しておく。
本考案の旗マントは、布地素材として防水・耐水・撥水性の生地を用いれば、簡易的な雨具にもなる。
旗の柄を、国旗や広告とした場合には、羽織る以外に、旗として国旗掲揚棒に固定し易いほうが望ましい。その要望に応えるならば、旗マントの左辺か右辺の裁ち目折返しを、掲揚棒を挿入できる太さの筒袋状に形成しておく。
本考案の旗マントは、布地素材として防水・耐水・撥水性の生地を用いれば、簡易的な雨具にもなる。
1、単純布地 2、右布地 3、バイアス布地 4、右バイアス布地
5、方形布地 6、想定使用者 7、第一ボタン 8、第一ボタン穴
9、第二ボタン 10、第二ボタン穴 11、旗マント 12、ヒモ
13、布輪 A、横幅 B、左右の係止具間隔 C、下方向
D、想定使用者の腕回り寸法。
5、方形布地 6、想定使用者 7、第一ボタン 8、第一ボタン穴
9、第二ボタン 10、第二ボタン穴 11、旗マント 12、ヒモ
13、布輪 A、横幅 B、左右の係止具間隔 C、下方向
D、想定使用者の腕回り寸法。
Claims (3)
- 肩に羽織るマントにおいて、
このマントは、バイアス裁断した方形布地からなり、
この方形布地の横幅Aは、想定使用者の肩幅の√2倍以上の横幅寸法であり、
この方形布地の上辺には、左右対称位置に係止具を取付け、この係止具から下方向Cかつ、想定使用者の腕回り以上の間隔を空けた位置に被係止具を取付けてある事を特徴とするマント。 - 肩に羽織るマントにおいて、
このマントは、方形布地からなり、
この方形布地の横幅Aは、想定使用者の肩幅の√2倍以上の横幅寸法であり、
この方形布地の上辺には、左右対称位置にヒモを縫付け、このヒモ縫付け位置から下方向Cかつ、想定使用者の腕回り以上の間隔を空けた位置に布輪を取付け、着用する場合はヒモを布輪に通すと共に、左袖側のヒモと、右袖側のヒモを結び合わせる構成のマント。 - 請求項2記載のマントにおいて、バイアス裁断した方形布地からなるマント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002070U JP3223092U (ja) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | 凱旋用の両脇ボタン留めの旗マント |
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