JP3240705U - シャツ - Google Patents

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憲祐 松向
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株式会社オギタヘムト
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Abstract

【課題】フォーマルさを演出できる、着丈方向の全長に亘る長さの前立て及びカフスを備えたシャツの利点を享有しながら、デザイン性を低下させることなく、留め具の操作が簡単で、高齢者や手の不自由な人でも一人で着脱ができるようにしたシャツを提供すること。【解決手段】前立て及びカフス8を備えたシャツにおいて、カフス8の重なり部の全面にニット生地からなる面ファスナー81b、82bを設ける。【選択図】図4

Description

本考案は、シャツに関し、特に、ワイシャツ、ブラウス等の前立て及びカフスを備えた布地を縫製して構成するシャツに関するものである。
従来、シャツには、大別して、(1)布帛を縫製して構成したワイシャツやブラウスに代表されるビジネス、フォーマル、カジュアル等の用途に用いられる、着丈方向の全長に亘る長さの前立て及びカフスを備えたシャツと、(2)ニット生地を縫製した構成したポロシャツ、ラガーシャツに代表されるカジュアル、スポーツ等の用途に用いられるニットシャツとの2種類がある。
このうち、前者のシャツは、ニットシャツに比べて、フォーマルさを演出できる利点がある反面、伸縮性に乏しいため、痩せ型及び標準的な体型の人や、特にメタボ体型の人が着用すると、釦で留められた間の上前立て及び下前立てが引っ張られて歪みが生じ、上前立てと下前立てとの重なり合い部分がなくなり、腹部が開いてしまうことによって隙間から下着や肌が見えるという問題があった。
この問題点に対処するために、本件出願人は、先に、フォーマルさを演出できる、着丈方向の全長に亘る長さの前立て及びカフスを備えたシャツの利点を享有しながら、痩せ型及び標準的な体型の人や、特にメタボ体型の人が着用しても腹部が開くことがなく、かつ、生地の重複する部分をなくして、腹部のシルエットを綺麗に維持できるシャツを提案した(特許文献1参照。)。
一方、高齢者や手の不自由な人が一人で着脱ができるように、留め具として面ファスナーを使用したシャツが提案されている(特許文献2参照。)。
特許第7017014号公報 実用新案登録第3220193号公報
ところで、留め具に面ファスナーを使用したシャツは、留め具としての面ファスナーが目立ち、特に腕まくりをした際は袖(カフス)の裏地が表に表れ、面ファスナーが露出するため、デザイン性が低下する問題があった。
本考案は、上記従来のシャツの有する問題点に鑑み、フォーマルさを演出できる、着丈方向の全長に亘る長さの前立て及びカフスを備えたシャツの利点を享有しながら、デザイン性を低下させることなく、留め具の操作が簡単で、高齢者や手の不自由な人でも一人で着脱ができるようにしたシャツを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のシャツは、前立て及びカフスを備えたシャツにおいて、前記カフスの重なり部の全面にニット生地からなる面ファスナーを設けてなることを特徴とする。
この場合において、前記カフスを構成する生地を、ニット生地からなる面ファスナーを構成する生地で代替するようにしてなることができる。
また、前記前立ての下前立てと上前立ての重なり部の全面にニット生地からなる面ファスナーを設けてなることができる。
また、前記前立ての下前立てと上前立ての重なり部にバネホックを設けてなることができる。
本考案のシャツによれば、フォーマルさを演出できる、着丈方向の全長に亘る長さの前立て及びカフスを備えたシャツの利点を享有しながら、デザイン性を低下させることなく、留め具の操作が簡単で、高齢者や手の不自由な人でも一人で着脱ができる。
本考案のシャツの一実施例を示す説明図である。 同シャツの前身頃を構成する布地の説明図である。 同シャツの下前立て及び上前立ての説明図である。 同シャツのカフスの説明図である。 同シャツの下前立て及び上前立ての変形実施例の説明図である。
以下、本考案のシャツの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1~図4に、本考案のシャツの一実施例を示す。
このシャツは、前立て3、4及びカフス8を備えたシャツ1において、左右の前身頃を1枚の布地2で構成し、この布地2の身幅方向の中心に、上端から胸部に至るスリット21を形成し、左右の前身頃の一方(本実施例においては、下前身頃に相当する右前身頃2a。)にスリット長Lに亘る長さの下前立て3を縫着するとともに、他方(本実施例においては、上前身頃に相当する左前身頃2b。)に布地2の着丈方向の全長に亘る長さの上前立て4を縫着してなるようにしている。
下前立て3は、内側に芯地32を貼り付けた布地31を折り畳み、この折り畳んだ布地31の間に右前身頃2aの端縁部を挟み込んで、着丈方向に縫製することで縫着するようにする。
上前立て4は、内側に芯地42を貼り付けた布地41を折り畳み、スリット長Lに亘る長さの間は、この折り畳んだ布地41の間に左前身頃2bの端縁部を挟み込んで、それより下方は、右前身頃2aと左前身頃2bの境界部(布地2の身幅方向の中心)の表面に折り畳んだ布地41を配置して、着丈方向に縫製することで縫着するようにする。
左右の前身頃を構成する布地2は、汎用の布帛を用いることもできるが、好ましくは、一方向の伸びが直交する方向に比較して相対的に高い生地(ニット生地や特殊な織物)を用い、伸びる方向を身幅方向に配置するようにする。
衿台部分7を含む上前立て4に釦5を取り付けるようにし、さらに、必要に応じて、ダミーの釦ホール6を形成するようにする。
そして、衿台部分7を含む前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部(衿台部分及びスリット長Lに亘る長さの間)に、具体的には、釦5を取り付けた位置に対応して、留め具としてバネホック(図示省略)を設けるようにする。
ところで、前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部の留め具として、バネホックに代えて、面ファスナーを用いることができる。
この場合、前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部の全面に、ポリエステル製のニット生地からなる布状の面ファスナー(例えば、三和繊維社製、商品名:グリップクロス。)を設けることができる。
面ファスナーは、前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部に、縫着するようにしてもよいが、前立ての下前立て3と上前立て4を構成する生地を、面ファスナーを構成する生地で代替するようにすることが好ましい。これにより、前立ての厚みが厚くならず、デザイン性を低下させることがない。
具体的には、図5に示すように、下前立て3は、下前立て3を構成する布地31を、2枚の布地31a、31bで構成し、このうち、上前立て4側の布地31bにポリエステル製のニット生地からなる布状の面ファスナー(例えば、三和繊維社製、商品名:グリップクロスベロアA面、品番:WH2022A、組織:丸編。)を用い、内側に芯地32を貼り付け、2枚の布地31a、31bの間に右前身頃2aの端縁部を挟み込んで、着丈方向に縫製することで縫着するようにする。
また、上前立て4は、上前立て4を構成する布地41を、2枚の布地41a、41bで構成し、このうち、下前立て3側の布地41aにポリエステル製のニット生地からなる布状の面ファスナー(例えば、三和繊維社製、商品名:グリップクロスマイクロパイルB面、品番:WH2022B、組織:経編。)を用い、反対側の布地41bの内側に芯地42を貼り付け、スリット長Lに亘る長さの間は、2枚の布地41a、41bの間に左前身頃2bの端縁部を挟み込んで、それより下方は、右前身頃2aと左前身頃2bの境界部(布地2の身幅方向の中心)の表面に芯地42を貼り付けた布地41bを配置して、着丈方向に縫製することで縫着するようにする。
ここで、下前立て3の布地31を構成する2枚の布地31a、31b及び上前立て4の布地41を構成する2枚の布地41a、41bは、それぞれ同系色で構成することが好ましい。
さらに、このシャツ1は、カフス8の重なり部の留め具として、面ファスナーを用いるようにしている。
この場合、カフス8の重なり部の全面に、ポリエステル製のニット生地からなる布状の面ファスナー(例えば、三和繊維社製、商品名:グリップクロス。)を設けるようにしている。
これにより、デザイン性を低下させることなく、留め具の操作が簡単で、高齢者や手の不自由な人でも一人で着脱ができる。特に、面ファスナーの結合面積を広く取ることで、十分な結合力を得ることができるとともに、カフス8の重なり部の寸法の調整を無段階で行うことができる。
面ファスナーは、カフス8の重なり部に、縫着するようにしてもよいが、カフス8を構成する生地を、面ファスナーを構成する生地で代替するようにすることが好ましい。これにより、前立ての厚みが厚くならず、デザイン性を低下させることがない。
具体的には、図4に示すように、カフス8の表側を構成する布地81を、2枚の布地81a、81bで構成し、このうち、カフス8の重なり部の布地81bにポリエステル製のニット生地からなる布状の面ファスナー(例えば、三和繊維社製、商品名:グリップクロスベロアA面、品番:WH2022A、組織:丸編。)を用いるようにする。
また、カフス8の裏側を構成する布地82を、2枚の布地82a、82bで構成し、このうち、カフス8の重なり部の布地82bにポリエステル製のニット生地からなる布状の面ファスナー(例えば、三和繊維社製、商品名:グリップクロスマイクロパイルB面、品番:WH2022B、組織:経編。)を用いるようにする。
そして、カフス8の表側を構成する布地81と裏側を構成する布地82を、縫製する(2枚の布地81a、81b及び布地82a、82bの境界には、ステッチ83、84を形成する。)ことで縫着するようにする。
ここで、カフス8の重なり部の寸法W1、W2は、3~5cm(本実施例においては、約3.5cm)に形成するようにしている。
また、カフス8の表側の布地81を構成する2枚の布地81a、81b及び裏側の布地82を構成する2枚の布地82a、82bは、同系色の生地で構成することが好ましい。
また、カフス8には、必要に応じて、ダミーの釦ホール6を形成するとともに、釦ホール6の表側に釦(図示省略)を取り付けるようにする。
このシャツ1によれば、前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部の留め具として、バネホックや面ファスナーを用いるようにしたり、カフス8の重なり部の留め具として、面ファスナーを用いるようにすることにより、留め具の操作が簡単で、高齢者や手の不自由な人でも一人で着脱ができるシャツを提供することができる。特に、前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部の全面に、ニット生地からなる布状の面ファスナーを設けるようにしたり、カフス8の重なり部の全面に、ニット生地からなる布状の面ファスナーを設けるようにすることにより、留め具としての面ファスナーが目立たず、特に腕まくりをした際に袖(カフス)の裏地が表に表れ、面ファスナーが露出しても、面ファスナーによってシャツのデザイン性が低下することがない。
また、左右の前身頃を1枚の布地2で構成し、この布地2の身幅方向の中心に、上端から胸部に至るスリット21を形成し、左右の前身頃の一方にスリット長Lに亘る長さの下前立て3を縫着するとともに、他方に布地2の着丈方向の全長に亘る長さの上前立て4を縫着してなるようにすることにより、フォーマルさを演出できる、着丈方向の全長に亘る長さの前立てを備えたシャツの利点を享有しながら(上前立て4による作用効果。)、痩せ型及び標準的な体型の人や、特にメタボ体型の人が着用しても腹部が開くことがなく、また、女性のブラウスに適用した場合には下着が見えにくくなり、かつ、生地の重複する部分をなくして、腹部のシルエットを綺麗に維持することができる(左右の前身頃を1枚の布地2で構成したことによる作用効果。)。
また、このシャツ1は、ポロシャツのようなプルオーバータイプのシャツであるため、前立ての下前立て3と上前立て4の重なり部の留め具として用いるバネホックの数を少なくしたり、面ファスナーの長さを短くすることができ、シャツの着脱性を向上することができ、さらに、小児用のシャツに適用した場合には、まだ釦を上手く留めることができない子供でも着やすく、動き回っても肌が露出することを防止することができる。
また、左右の前身頃に、一方向の伸びが直交する方向に比較して相対的に高い生地を、伸びる方向を身幅方向に配置することにより、形状安定性及び伸縮性を両立させることができ、特に、シャツの着脱性を向上することができる。
以上、本考案のシャツについて、その実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本考案のシャツは、フォーマルさを演出できる、着丈方向の全長に亘る長さの前立て及びカフスを備えたシャツの利点を享有しながら、デザイン性を低下させることなく、留め具の操作が簡単で、高齢者や手の不自由な人でも一人で着脱ができるという特性を有していることから、ワイシャツ、ブラウス等の着丈方向の全長に亘る長さの上前立てを備えた布地を縫製して構成する男性用、女性用、小児用のシャツの用途に好適に用いることができる。
1 シャツ
2 布地(左右の前身頃)
21 スリット
2a 右前身頃(下前身頃)
2b 左前身頃(上前身頃)
3 下前立て(前立て)
31 布地
31a 布地
31b 布地(面ファスナー)
32 芯地
4 上前立て(前立て)
41 布地
41a 布地(面ファスナー)
41b 布地
42 芯地
5 釦
6 釦ホール(ダミー)
7 衿台部分
8 カフス
81 布地
81a 布地
81b 布地(面ファスナー)
82 布地
82a 布地
82b 布地(面ファスナー)
83 ステッチ
84 ステッチ
L スリット長
W1 カフスの重なり部の寸法
W2 カフスの重なり部の寸法

Claims (4)

  1. 前立て及びカフスを備えたシャツにおいて、前記カフスの重なり部の全面にニット生地からなる面ファスナーを設けてなることを特徴とするシャツ。
  2. 前記カフスを構成する生地を、ニット生地からなる面ファスナーを構成する生地で代替するようにしてなることを特徴とする請求項1に記載のシャツ。
  3. 前記前立ての下前立てと上前立ての重なり部の全面にニット生地からなる面ファスナーを設けてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャツ。
  4. 前記前立ての下前立てと上前立ての重なり部にバネホックを設けてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャツ。
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