JP3223052U - 整流機能を備えた台車式乾燥機 - Google Patents
整流機能を備えた台車式乾燥機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3223052U JP3223052U JP2019002411U JP2019002411U JP3223052U JP 3223052 U JP3223052 U JP 3223052U JP 2019002411 U JP2019002411 U JP 2019002411U JP 2019002411 U JP2019002411 U JP 2019002411U JP 3223052 U JP3223052 U JP 3223052U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying
- dryer
- dried
- cart
- carriage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
【課題】台車式乾燥機でありながら、被乾燥物の乾燥斑を軽減し均一な乾燥を行う整流機能を備えた台車式乾燥機を提供する。【解決手段】加温室Dの下部と乾燥室S下部は連通する吐出ダクト5を備え、この乾燥室Sは被乾燥物を並べた乾燥用トレイを複数段搭載できる台車Pを収容可能であり、台車Pの最下段に設けられた複数の通気孔を有する板10は、加温室Dと乾燥室Sの連通口の上面より上方に配設し、乾燥室S内に於ける乾燥空気を整流し、被乾燥物の乾燥斑を軽減し均一な乾燥を行う。【選択図】図2
Description
本考案は、台車式乾燥機に係り、特に、台車の最下段に整流機能を備え、被乾燥物の乾燥斑を軽減し均一に乾燥することのできる整流機能を備えた台車式乾燥機に関する。
従来、乾燥される物として、野菜や果物、植物等、例えば、野菜類の薩摩芋を乾燥する際、蒸気等で柔らかくした薩摩芋をスライスし、スライスされた薩摩芋を孔の開いた乾燥用トレイ(以降、一般的名称で「えびら」という)に並べた後、天日により乾燥、或いは棚を設けた台車に10段乃至20段程度差し込み乾燥室に搬入して乾燥する等の台車式乾燥機を利用した乾燥方法が行われている。
特許文献1には「食品乾燥機」という名称で、椎茸、その他の農産物、等の作物、又は魚介物とか、その他の加工物等の食品を乾燥する食品乾燥機に関する考案が開示されている。
以下、特許文献1に開示された考案について説明する。特許文献1に開示された考案は、筐体を、一方部屋と他方部屋とで構成し、一方部屋に空気吸込み通路と、ファンを備えたバーナ、及び熱交換筒、並びに空気の流れを確保する吸込みファンとでなる熱風生成部とを備え、また、前記他方部屋に、食品を収容するえびらをセットした台車が収容され、一方部屋と他方部屋とを仕切る内壁の下側に、熱風導入口を形成するとともに、当該他方部屋の上方裏面に働きを終えた空気、及び/又は、循環空気を排気する吸気口を備える食品乾燥機であって、前記他方部屋を乾燥室とするとともに、その床面を、奥面から前面に向かって、傾斜していることを特徴としている。
このような特徴を備えた食品乾燥機においては、他方部屋の洗浄水と塵を正面の開口部に導き出せることを特徴とする。
また、前記筐体を総ステンレス素材で構成したことを特徴としている。
このような特徴を備えた食品乾燥機においては、洗浄と清掃とに有効であり、かつ見た目にも清潔感が醸成されるという効果を有する。
以下、特許文献1に開示された考案について説明する。特許文献1に開示された考案は、筐体を、一方部屋と他方部屋とで構成し、一方部屋に空気吸込み通路と、ファンを備えたバーナ、及び熱交換筒、並びに空気の流れを確保する吸込みファンとでなる熱風生成部とを備え、また、前記他方部屋に、食品を収容するえびらをセットした台車が収容され、一方部屋と他方部屋とを仕切る内壁の下側に、熱風導入口を形成するとともに、当該他方部屋の上方裏面に働きを終えた空気、及び/又は、循環空気を排気する吸気口を備える食品乾燥機であって、前記他方部屋を乾燥室とするとともに、その床面を、奥面から前面に向かって、傾斜していることを特徴としている。
このような特徴を備えた食品乾燥機においては、他方部屋の洗浄水と塵を正面の開口部に導き出せることを特徴とする。
また、前記筐体を総ステンレス素材で構成したことを特徴としている。
このような特徴を備えた食品乾燥機においては、洗浄と清掃とに有効であり、かつ見た目にも清潔感が醸成されるという効果を有する。
特許文献2には「除湿乾燥機」という名称で、魚の干物等を製造するのに好適な除湿乾燥機に係り、特に被乾燥物の表裏両面に乾燥風を当てることで少ない労力で効率の良い被乾燥物の乾燥を実現できるようにした除湿乾燥機に関する考案が開示されている。
以下、特許文献2に開示された考案について説明する。特許文献2に開示された考案は、底面に孔を有するトレイ上に並べた被乾燥物をトレイごと傾斜させた姿勢で保持する棚枠を上下方向に一定の間隔で複数段に亘って配設した収納ラックと、上記収納ラックの底部に設けられる複数のキャスターと、を備えた移動台車と、上記移動台車ごと被乾燥物を搬入し、当該移動台車を旋回移動させた状態で乾燥風を被乾燥物に当てて乾燥させる乾燥機本体と、上記乾燥機本体から排出される湿気を帯びた空気を取り込み、除湿後、加熱して再び乾燥風として上記乾燥機に送り込む除湿装置と、を具備し、
上記乾燥機本体の支持架台には、上記除湿装置から供給された乾燥風を乾燥機本体の約半分のスペースに送り込む第1給送用ダクトファンと、上記第1給送用ダクトファンによって送られてきた乾燥風を乾燥機本体の残りの約半分のスペースに送り込む第2給送用ダクトファンと、が設けられていることを特徴とする除湿乾燥機。
以下、特許文献2に開示された考案について説明する。特許文献2に開示された考案は、底面に孔を有するトレイ上に並べた被乾燥物をトレイごと傾斜させた姿勢で保持する棚枠を上下方向に一定の間隔で複数段に亘って配設した収納ラックと、上記収納ラックの底部に設けられる複数のキャスターと、を備えた移動台車と、上記移動台車ごと被乾燥物を搬入し、当該移動台車を旋回移動させた状態で乾燥風を被乾燥物に当てて乾燥させる乾燥機本体と、上記乾燥機本体から排出される湿気を帯びた空気を取り込み、除湿後、加熱して再び乾燥風として上記乾燥機に送り込む除湿装置と、を具備し、
上記乾燥機本体の支持架台には、上記除湿装置から供給された乾燥風を乾燥機本体の約半分のスペースに送り込む第1給送用ダクトファンと、上記第1給送用ダクトファンによって送られてきた乾燥風を乾燥機本体の残りの約半分のスペースに送り込む第2給送用ダクトファンと、が設けられていることを特徴とする除湿乾燥機。
しかしながら、特許文献1に開示された考案においては、食品を収容するえびらをセットした台車が収容される乾燥室を備える食品乾燥機であって、台車を利用することで作業性および清掃性のみ考慮したもので、他方部屋の下側に熱風導入口を形成するも、整流板を備えておらず、乾燥機の主たる目的の均一な乾燥に考慮がなされてなく、乾燥斑が生じやすい。
いわゆる、熱風導入口から吐出した乾燥空気は、台車下段付近に配置されたえびらの被乾燥物は、乾燥空気が直撃することで早く乾燥してしまい乾燥斑を生じることとなる。
或いは、熱風導入口より上方にえびらを配置した場合、吐出口の対面に乾燥空気は、勢いよく送気され熱風導入口の対面側のみ被乾燥物が早く乾燥してしまう。と、いう乾燥斑を生じることとなる。
いわゆる、熱風導入口から吐出した乾燥空気は、台車下段付近に配置されたえびらの被乾燥物は、乾燥空気が直撃することで早く乾燥してしまい乾燥斑を生じることとなる。
或いは、熱風導入口より上方にえびらを配置した場合、吐出口の対面に乾燥空気は、勢いよく送気され熱風導入口の対面側のみ被乾燥物が早く乾燥してしまう。と、いう乾燥斑を生じることとなる。
次に、特許文献2に開示された発明においては、魚などの干物を製造する際、トレイ上に並べた被乾燥物をトレイごと傾斜させた姿勢で保持する棚枠を上下方向に一定の間隔で複数段に亘って配設した収納ラックと、上記収納ラックの底部に設けられる複数のキャスターと、を備えた移動台車と、上記移動台車ごと被乾燥物を搬入し、当該移動台車を旋回移動させた状態で乾燥風を被乾燥物に当てて乾燥させる乾燥機であって、移動台車に傾斜させた姿勢で、トレイを収納し旋回させることにより乾燥斑が生じにくい構成となっている。
しかしながら、このような構成の乾燥機においては、乾燥に必要な乾燥空気を送気するファン以外に移動台車を旋回させる為の旋回軸や旋回アーム,駆動モーターなど多くの構成要素が必要となり非常に高価な乾燥機となってしまう。
しかしながら、このような構成の乾燥機においては、乾燥に必要な乾燥空気を送気するファン以外に移動台車を旋回させる為の旋回軸や旋回アーム,駆動モーターなど多くの構成要素が必要となり非常に高価な乾燥機となってしまう。
そこで、近年では、このような課題を解決する目的で、台車に配置されたえびらを棚式乾燥機に差し替える作業を行うことで、乾燥斑を軽減する乾燥方法が用いられている。
しかし、この乾燥方法も台車に並べたえびらを棚式乾燥室の乾燥棚に差し替えなければならず、一工程余分の手間を掛けなければならなかった。
しかし、この乾燥方法も台車に並べたえびらを棚式乾燥室の乾燥棚に差し替えなければならず、一工程余分の手間を掛けなければならなかった。
本考案は、このような事情に対処してなされたものであり、従来技術と比較して簡易な構成でありながら、台車のまま被乾燥物の乾燥斑を軽減し均一に乾燥できる整流機能を備えた台車式乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案に係る、整流機能を備えた台車式乾燥機は、空気を加温して乾燥空気とする加温室と被乾燥物を乾燥する乾燥室を併設し、前記加温室と前記乾燥室の下部を連通する吐出ダクトと、前記乾燥室と前記加温室の上部を連通し空気の循環を可能とする循環ダクトと、を備えた乾燥機において、
前記乾燥室は、被乾燥物を並べたえびらを複数段搭載できる台車を少なくとも1台収容可能であり、前記台車の最下段には複数の通気孔を有する板(以降、多孔板と称す)を配置し、
前記多孔板は、前記吐出ダクトの上面より上方に配設されていることを特徴とする。
このような構成の整流機能を備えた台車式乾燥機において、加温室から乾燥室に送気された乾燥空気は、台車の最下段に配置された前記多孔板の上流側と下流側において圧力損失を生じるが整流される。この整流された乾燥空気が被乾燥物に送られるという作用を有する。
前記乾燥室は、被乾燥物を並べたえびらを複数段搭載できる台車を少なくとも1台収容可能であり、前記台車の最下段には複数の通気孔を有する板(以降、多孔板と称す)を配置し、
前記多孔板は、前記吐出ダクトの上面より上方に配設されていることを特徴とする。
このような構成の整流機能を備えた台車式乾燥機において、加温室から乾燥室に送気された乾燥空気は、台車の最下段に配置された前記多孔板の上流側と下流側において圧力損失を生じるが整流される。この整流された乾燥空気が被乾燥物に送られるという作用を有する。
次に、請求項2記載の考案に係る、整流機能を備えた台車式乾燥機は、請求項1記載の整流機能を備えた台車式乾燥機において、前記多孔板は、上下に複数の通気孔を有する箱体であって、前記通気孔は同軸線上に配置されている(以降、二重多孔板と称す)ことを特徴とする請求項1記載の整流機能を備えた台車式乾燥機
このような構成の整流機能を備えた台車式乾燥機において、前記二重多孔板は、複数の通気孔を上下に配置する二枚の薄板を箱形状に組むだけで、高効率な整流精度を得ることができるという作用を有し、且つ、軽量化が図れるという作用を有する。
このような構成の整流機能を備えた台車式乾燥機において、前記二重多孔板は、複数の通気孔を上下に配置する二枚の薄板を箱形状に組むだけで、高効率な整流精度を得ることができるという作用を有し、且つ、軽量化が図れるという作用を有する。
本考案の請求項1記載の整流機能を備えた台車式乾燥機によれば、加温室から乾燥室に送気された乾燥空気は、台車の最下段に配置された多孔板の上流側と下流側において圧力損失を生じるが整流される。この整流された乾燥空気が被乾燥物に送られ、被乾燥物の乾燥斑を軽減し均一な乾燥を行うことができるという効果を有する。
さらに、本考案の請求項1記載の整流機能を備えた台車式乾燥機によれば、被乾燥物を並べたえびらを複数段搭載できる台車の最下段に前記多孔板を備え、前記吐出ダクトの上面より上方に配設することにより、前記えびらの差し替えの必要が無くなり、近年行われている乾燥方法において、台車に配置されたえびらを棚式乾燥機に差し替える作業工程を省略することができ、労力の軽減化につながるという効果を有する。
本考案の請求項2記載の整流機能を備えた台車式乾燥機によれば、前記二重多孔板は、複数の通気孔を上下同軸線上に配置する二枚の薄板を箱形状に組むだけで、より高効率な整流精度を得ることが可能となり、軽量化、且つ、コストダウンが図れ、被乾燥物の乾燥斑を軽減し均一な乾燥を行うことができるという効果を有する。
本考案の実施の形態に係る整流機能を備えた台車式乾燥機について、図1乃至図4を用いて詳細に説明する。なお、図1で示した構成要素については、図2乃至図4においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、図1は、側面カバーを外し、内部構成が判る図としている。
また、図1は、側面カバーを外し、内部構成が判る図としている。
図1に示すように、本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kは、箱形状の加温室Dと箱形状の乾燥室Sを併設し、それぞれの下部を連通する吐出ダクト5と、それぞれの上部を連通する循環ダクト8と、乾燥室Sに搬入する台車Pと、を備える。
前記加温室Dは、上部に空気を取り込む吸気口1と、中央付近に保持され空気を下方に送出する送風機2と、この送風機2の下方に空気を加温して乾燥空気とする熱交換器3と、熱源4(例えば、バーナー)と、を配置する。
前記乾燥室Sは、前記吐出ダクト5を介して前記加温室Dから送気される乾燥空気により被乾燥物を乾燥し湿った空気を排出する排気口6と、前記台車を出し入れ可能な扉7と、を配置する。
また、前記台車Pは、被乾燥物12を並べたえびら11を複数段搭載でき、最下段には複数の通気孔を有する多孔板10を配置し、且つ、この多孔板10は、前記吐出ダクト5の上面より上方に配設される。
なお、加温室Dと乾燥室Sの上部は、連通させず循環ダクト8は無くともよい。
前記加温室Dは、上部に空気を取り込む吸気口1と、中央付近に保持され空気を下方に送出する送風機2と、この送風機2の下方に空気を加温して乾燥空気とする熱交換器3と、熱源4(例えば、バーナー)と、を配置する。
前記乾燥室Sは、前記吐出ダクト5を介して前記加温室Dから送気される乾燥空気により被乾燥物を乾燥し湿った空気を排出する排気口6と、前記台車を出し入れ可能な扉7と、を配置する。
また、前記台車Pは、被乾燥物12を並べたえびら11を複数段搭載でき、最下段には複数の通気孔を有する多孔板10を配置し、且つ、この多孔板10は、前記吐出ダクト5の上面より上方に配設される。
なお、加温室Dと乾燥室Sの上部は、連通させず循環ダクト8は無くともよい。
次に、図2を用いて本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kにおける空気の流れについて説明する。
図2に示すように、送風機2により吸気口1から取り込まれた空気(図中濃い墨塗り矢印)は、熱交換器3を通過して乾燥空気(図中白抜き矢印)となり、吐出ダクト5を介して乾燥室Sに送気される。乾燥室Sに送気された乾燥空気は台車Pの最下段に配置された多孔板10を通過することで整流され、台車Pに配置されたえびら11に並べられた被乾燥物12は均一に乾燥される。
また、多孔板10を通過して吹き出された乾燥空気は、「被乾燥物」12の水分を吸収し、湿り空気(図中薄い墨塗り矢印)となり排気口6より排出される。又は、送風機2により循環ダクト8を介して再び加温室Dに吸い込まれて乾燥空気となる。
前記湿り空気を排気口6より排出する量と、加温室Dに再び吸込み乾燥空気として使用する量の割合を循環率と、言い、この循環率の変更は、ダンパー9の開閉角度にて行うことができる。
また、循環ダクト8とダンパー9は、必ずしも必要なものではなく、この場合循環ダクト8の連通部分は、閉塞していなければならない。
図2に示すように、送風機2により吸気口1から取り込まれた空気(図中濃い墨塗り矢印)は、熱交換器3を通過して乾燥空気(図中白抜き矢印)となり、吐出ダクト5を介して乾燥室Sに送気される。乾燥室Sに送気された乾燥空気は台車Pの最下段に配置された多孔板10を通過することで整流され、台車Pに配置されたえびら11に並べられた被乾燥物12は均一に乾燥される。
また、多孔板10を通過して吹き出された乾燥空気は、「被乾燥物」12の水分を吸収し、湿り空気(図中薄い墨塗り矢印)となり排気口6より排出される。又は、送風機2により循環ダクト8を介して再び加温室Dに吸い込まれて乾燥空気となる。
前記湿り空気を排気口6より排出する量と、加温室Dに再び吸込み乾燥空気として使用する量の割合を循環率と、言い、この循環率の変更は、ダンパー9の開閉角度にて行うことができる。
また、循環ダクト8とダンパー9は、必ずしも必要なものではなく、この場合循環ダクト8の連通部分は、閉塞していなければならない。
次に、図3を用いて本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kの台車Pについて説明する。
図3に示すように、台車Pは、枠体構造の底面に移動可能なキャスターを備え、枠体前後で、同一高さに16段の棚を設け、最下段に多孔板10を配置したものである。
且つ、最下段の高さは、前記吐出ダクト5の上面より上方としている。(図2参照)
なお、台車Pの棚の段数は、限定されるものではなく、また棚の取付け方向も限定されない。
図3に示すように、台車Pは、枠体構造の底面に移動可能なキャスターを備え、枠体前後で、同一高さに16段の棚を設け、最下段に多孔板10を配置したものである。
且つ、最下段の高さは、前記吐出ダクト5の上面より上方としている。(図2参照)
なお、台車Pの棚の段数は、限定されるものではなく、また棚の取付け方向も限定されない。
次に、図4(a)及び図4(b)を用いて本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kの台車Pに配置された多孔板10について説明する。
図4(a)は本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kの台車Pの最下段に配置する多孔板10の全体図であり、図4(b)は断面詳細図である。
図4(a)、(b)に示すように、本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kにおいて多孔板10は、上下に複数の通気孔を有する箱体であって、図4(b)に示すように、上下の複数の通気孔は、同軸線上に配置したものである。
この複数の通気孔により、吐出ダクト5より勢いよく吐出された乾燥空気(図中大きな白抜き矢印)は、乾燥室Sに拡散する際、効率よく整流される(図中小さな白抜き矢印)。
また、このような箱体構造とするだけで、高効率な整流が可能となる上、軽量化が図れる。
なお、多孔板10は、複数の通気孔を有する板としてもよい。
図4(a)は本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kの台車Pの最下段に配置する多孔板10の全体図であり、図4(b)は断面詳細図である。
図4(a)、(b)に示すように、本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機Kにおいて多孔板10は、上下に複数の通気孔を有する箱体であって、図4(b)に示すように、上下の複数の通気孔は、同軸線上に配置したものである。
この複数の通気孔により、吐出ダクト5より勢いよく吐出された乾燥空気(図中大きな白抜き矢印)は、乾燥室Sに拡散する際、効率よく整流される(図中小さな白抜き矢印)。
また、このような箱体構造とするだけで、高効率な整流が可能となる上、軽量化が図れる。
なお、多孔板10は、複数の通気孔を有する板としてもよい。
K‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機
D‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機の加温室
S‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機の乾燥室
P‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機の台車
1‥‥吸気口 2‥‥送風機 3‥‥熱交換器
4‥‥熱源(バーナー) 5‥‥吐出ダクト 6‥‥排気口
7‥‥乾燥室扉 8‥‥循環ダクト 9‥‥ダンパー
10‥‥複数の通気孔を有する板(多孔板)
11‥‥乾燥用トレイ(えびら)
12‥‥乾燥される薩摩芋(被乾燥物)
D‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機の加温室
S‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機の乾燥室
P‥‥本実施例の整流機能を備えた台車式乾燥機の台車
1‥‥吸気口 2‥‥送風機 3‥‥熱交換器
4‥‥熱源(バーナー) 5‥‥吐出ダクト 6‥‥排気口
7‥‥乾燥室扉 8‥‥循環ダクト 9‥‥ダンパー
10‥‥複数の通気孔を有する板(多孔板)
11‥‥乾燥用トレイ(えびら)
12‥‥乾燥される薩摩芋(被乾燥物)
Claims (2)
- 空気を加温して乾燥空気とする加温室と被乾燥物を乾燥する乾燥室を併設し、前記加温室と前記乾燥室の下部を連通する吐出ダクトと、前記乾燥室と前記加温室の上部を連通し空気の循環を可能とする循環ダクトと、を備えた乾燥機において、
前記乾燥室は、被乾燥物を並べた乾燥用トレイを複数段搭載できる台車を少なくとも1台収容可能であり、前記台車の最下段には複数の通気孔を有する板を配置し、
前記複数の通気孔を有する板は、前記吐出ダクトの上面より上方に配設されていることを特徴とする整流機能を備えた台車式乾燥機 - 前記複数の通気孔を有する板は、上下に複数の通気孔を有する箱体であって、前記通気孔は同軸線上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の整流機能を備えた台車式乾燥機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002411U JP3223052U (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 整流機能を備えた台車式乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002411U JP3223052U (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 整流機能を備えた台車式乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223052U true JP3223052U (ja) | 2019-09-12 |
Family
ID=67903127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002411U Active JP3223052U (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 整流機能を備えた台車式乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223052U (ja) |
-
2019
- 2019-07-02 JP JP2019002411U patent/JP3223052U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100763460B1 (ko) | 발아기 겸용 고추 건조기 | |
WO2006100333A1 (es) | Armario de desarrugado y secado de ropa | |
JP2008014517A (ja) | 浸種籾乾燥装置 | |
KR101738070B1 (ko) | 결로현상을 이용한 초절전 건조기 | |
JP3223052U (ja) | 整流機能を備えた台車式乾燥機 | |
KR100578030B1 (ko) | 정치식 원적외선 건조기 | |
KR20140100649A (ko) | 농산물 건조장치 | |
KR101834130B1 (ko) | 농수산물 건조장치 | |
CN106617753A (zh) | 一种多功能烘干鞋柜 | |
JP3229815U (ja) | 加湿装置を備えた乾燥機 | |
CA3216375A1 (en) | Oven ventilation for convective cooking and drying of food | |
KR100815526B1 (ko) | 원적외선 수산물 건조장치 | |
JP6982928B2 (ja) | 乾燥室の構造 | |
JP2012242048A (ja) | 遠赤外線乾燥装置 | |
JP3555673B2 (ja) | 農水産物処理システム | |
CN205482125U (zh) | 一种均热热泵烘干房 | |
JP3204700U (ja) | 減圧乾燥機及び減圧乾燥システム | |
JP3974494B2 (ja) | 乾燥装置 | |
JP2004218914A (ja) | 乾燥機用収納棚 | |
KR101255435B1 (ko) | 시루떡 급속 냉각장치 | |
KR102721180B1 (ko) | 4방향 열풍식 농수산물 건조기 | |
JP7138992B1 (ja) | 台車式乾燥機とそれに用いられる風向板付台車 | |
CN211130258U (zh) | 一种图书馆用书柜 | |
CN210089320U (zh) | 一种家用蔬果烘干机 | |
CN213119822U (zh) | 一种具有除异味功能的家具生产用烘干机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3223052 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |