JP3222935B2 - 織布をループ状に縫合する方法 - Google Patents

織布をループ状に縫合する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織布をループ状に縫合
する方法に関し、特に、抄紙用ニードルフェルトの基布
に用いるループ状織布の形成に適する織布をループ状に
縫合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、抄紙機に於ては、湿紙を対向ロ
ール間で圧縮して湿紙の水分を除去しているが、そのロ
ールには、比較的幅の広い無端ベルト状のプレスフェル
ト等が用いられている。そのプレスフェルトは、ループ
状の基布の上にウェブを重ねたバットをニードリングに
よって植毛して作られる。
【0003】上記基布をループ状に形成するには、エン
ドレス織機で直接ループ状に織ったり、一旦平織りした
後にその丈方向両端同士を縫合してループ状にしてい
た。この場合、幅の狭いものでは、平織りしてからルー
プ状にする方が製織が容易で効率が良く、また、長尺の
ものにあっては、織機によりループ状に織ることが比較
的困難であるため、それぞれ一旦ベルト状に平織りして
からループ状に織るのがよい。また、平織りのものは密
度を高くすることができるため、ループ状基布を製織す
る場合に、エンドレス織機にばかりでなく、平織りして
からループ状に織る方法も取られていた。
【0004】上記平織り後の縫合を行うためには、数種
の全自動縫合機や、ジャカード織機を利用した半自動縫
合機があるが、これらはいずれもメッシュ用であり、丈
方向に延在するたて糸の両端部同士の組み合わせとし
て、重複部をもたない突き合わせ縫合である。それに対
して、縫合強度を増すために、たて糸の両端部同士の組
み合わせとして、縫合部分の両たて糸同士を一部重複さ
せて縫合する場合がある。しかしながら、例えば、直径
0.2mmのポリアミド繊維の2本撚りのものを3本撚り
合わせてなるたて糸と、直径0.35mmのポリアミド繊
維のモノフィラメントからなるよこ糸とを用いて、たて
糸の糸密度を7本/cmとし、よこ糸の糸密度を6本/cm
とした平組織のものの場合には、一部重複させて行う縫
合を、上記各縫合機による自動または半自動にて行うこ
とができなかった。
【0005】そのため、手縫合により、織布の端部のよ
こ糸を所定の範囲にわたって取り除いて露出したたて糸
の端部を、1本ずつ針に通して、相対するよこ糸とたて
糸とが織られている部分のクリンプに、縫い込んでい
た。このとき、上記したように、本来1本のたて糸を通
されているクリンプに対して2本のたて糸を通す重複部
分を設けて、その縫合強度を高めていた。なお、この重
複部分である縫い合わせ部の長さは、よこ糸8〜16本
程度の幅である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、縫い合わ
せ部を有する縫合を手縫合により行うことが可能である
が、たて糸を1本ずつ縫い込む作業がつらいばかりでな
く、1本分のクリンプにさらにもう1本を縫い込むに
は、近年の抄紙用ニードルフェルトに用いられる基布に
従来の紡績糸に換えてモノフィラメントを使用する場合
には固いため、比較的力を必要とし、作業者の腕や指に
対する負担が大きいという問題があった。
【0007】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明の主な目的は、織布をループ状に縫合するべく、織布
の丈方向のたて糸の両端部を組み合わせ、よこ糸を自動
的に開閉してたて糸端部を縫合し直すことにより、手縫
合によらずに、織布をループ状に形成可能な織布をルー
プ状に縫合する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、織布をループ状に縫合する方法であって、
前記織布のたて糸方向の両端部に織られていたよこ糸を
それぞれ所定本数取り除く過程と、前記両端部に露出し
た各たて糸端部同士を組み合わせる過程と、前記取り除
いたよこ糸をよこ糸開閉手段により開閉する過程と、前
記露出しているたて糸を前記よこ糸についているクリン
プに収め直して織り直すことをもって前記織布をループ
状に形成する過程とを有し、前記織り直しの際に、前記
織布から取り除かれたよこ糸に張力を加える手段による
よこ糸張力を前記織布に織られていたことによりついた
クリンプが前記よこ糸についてるように設定し、かつ
記よこ糸開閉手段による前記よこ糸開口角度を前記クリ
ンプ内に前記たて糸を入れ易くするように設定すると共
に、前記よこ糸を閉じた際に前記クリンプから前記たて
糸がはじき出されないように筬により前記たて糸を前記
クリンプ内に収めることを特徴とする織布をループ状に
縫合する方法を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】このようにすれば、ベルト状に織られた織布を
ループ状に縫合するべく、織布のたて糸方向の両端部間
に織り直されるよこ糸の開口間の最深部のクリンプ内に
たて糸を収め直す際に、織布に織られていたことにより
ついたクリンプがよこ糸についているようによこ糸張力
を設定し、かつそのクリンプ内にたて糸を入れ易くする
ようによこ糸開口角度を設定すると共に、よこ糸を閉じ
た際にクリンプからたて糸がはじき出されないように筬
によりたて糸をクリンプ内に収めることから、よこ糸開
口間の最深部のクリンプ内にたて糸を確実に収めること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明が適用された縫合機を示す
全体斜視図であり、この縫合機は、前工程でベルト状に
平織りされた織布の丈方向両端部を縫合して、例えば抄
紙用プレスフェルトに用いられるループ状のエンドレス
基布を形成するものである。図1に良く示されるよう
に、本縫合機は、移動しつつ縫合を行うようにされた縫
合機本体1と、織布2を支持し得ると共に縫合機本体1
の移動方向をガイドするために互いに平行に設けられた
一対の長尺パイプからなるガイドレール3とからなる。
なお、ガイドレール3は、その前後及び中間部を支柱4
a〜4cにより支持されている。
【0012】縫合機本体1は、モータ駆動輪をもって自
走可能なようにされた台車5上に組み上げられており、
上記ガイドレール3の軸線方向に沿って台車5を移動さ
せるべく各ガイドレール3に若干の遊びをもって嵌装さ
れた一対のガイドパイプ6と、織布2の縫合部分の両端
部を支持するべく各ガイドパイプ6に一体的に形成され
た各テーブル7と、よこ糸開閉手段としてのジャカード
装置8とを有している。このジャカード装置8により、
前工程で織布2の両端部にて丈方向の所定の範囲に亘っ
て取り除かれたよこ糸と、それにより両端部に露出する
ことになったたて糸とを再び縫合して、織布2をループ
状にする。従って、織布2は、ループ状にする際の縫合
部である丈方向両端部の各縁をガイドレール3の長手方
向に延在させるように、本縫合機にセットされる。
【0013】縫合機の図1に於ける左奥側の前部支柱4
a側近傍にはよこ糸張力調整部9が設けらており、この
よこ糸張力調整部9により、前記したように前工程で取
外されたよこ糸を、たて糸と共に縫合する際の適切な張
力を与えることができる。よこ糸張力調整部9と縫合機
本体1との間には、左右の基布張力調整機11と、基布
支え板12とが設けられており、縫合機の図1に於ける
右手前側の後部支柱4b側近傍には左右の基布支持機1
3が設けられている。左右の基布支持機13により織布
2の両端部の縫合部分の一方の端を支持し、上記左右の
基布張力調整機11により、他方の端を支持し、かつ織
布2の縫合部分に所定の張力を加えるようにされてい
る。
【0014】縫合機本体1には前記したようにジャカー
ド装置8が設けられているが、その下部に、図示されな
い縦針及び横針を組み合わせてなる綾駆動機構部8aが
設けられている。また、両ガイドレール3間にて基布2
の縫合部を上下方向に横切るように通糸14が配設され
ているが、縫合機本体1の上部には、各通糸14を引き
上げるための各スプリング(図示せず)を収容するスプ
リングハウジング8bが設けられている。なお、スプリ
ングハウジング8b内のスプリング及び綾駆動機構部8
a内の縦針が、それぞれジャカード装置8の上下にて水
平方向に延在するように設けられているため、通糸14
の向きがそれぞれころ(図示せず)を介して曲げられて
いる。
【0015】本ジャカード装置8は、縦針と連結される
ナイフ箱(図示せず)をエア駆動式の綾開閉用シリンダ
(図示せず)により適宜駆動し、横針をその戻しスプリ
ングの付勢力に抗してソレノイド制御するようにされて
いる。また、本縫合機に於いては、後部支柱4b側から
前部支柱4a側に向けてジャカード装置8を移動させて
縫合するため、上下方向に延在する通糸14の縫合機本
体移動方向の後方には筬15が設けられている。この筬
15は、筬打ち方向に若干凸状に湾曲するようにされて
おり、エアシリンダからなる図示されない筬打ち用シリ
ンダにより適宜駆動されるようになっている。
【0016】また、縫合機本体1には織布押さえ装置1
6が設けられている。織布押さえ装置16は、織布2を
各テーブル7との間に選択的に挟み得るように回動自在
に設けられた織布押さえバー16aと、その織布押さえ
バー16aを駆動するためのエアシリンダとを有してお
り、通常は、織布2の縫合部近傍を、エアシリンダを駆
動して織布押さえバー16aにより押さえて固定する。
縫合機本体1の図に於ける手前側及び奥側の適所にそれ
ぞれ設けられているキャッチャ23a・23bによるた
て糸の引き時にエアシリンダ駆動を解除し、織布押さえ
バー16aとの間に空隙を設け、たて糸を引き可能にし
ている。
【0017】そして、縫合機本体1の上面には、紋紙デ
ータを縦針の作動に変換するためのダイレクトジャカー
ド操作盤17と、縫合機本体1の制御用シーケンサ(プ
ログラマブルコントローラ)を操作するための本体操作
盤18とが設けられている。縫合機本体1の側面には、
装置全体の制御を行うための制御盤(図示せず)と各エ
ア機器制御用のエア制御盤19とがそれぞれ設けられて
いる。
【0018】本縫合機では、図2及び図3に模式的に示
されるように、織布2の前工程で取り除かれたよこ糸2
1を、織布2の両端部間に必要本数だけ配設し、各よこ
糸21を対応する通糸14の各ハーネス14aに通して
セットする。そして、よこ糸21を、織られていたパタ
ーンに応じて例えば1本おきに上下に拡開し、その開口
部に、両端部から延出するように露出しているたて糸2
2を差し込み、よこ糸21の開閉と、たて糸22の差し
込みとを交互に行うことにより、縫合を行っている。
【0019】上記縫合を行うには、まず、図2に於ける
織布2の奥側の端部から延出しているたて糸端部22a
をよこ糸21に通すべく、織布2の幅方向についてよこ
糸21の所定の範囲を上下に拡開する。その通すべきた
て糸端部22aを、図示されない手工具を用いて、キャ
ッチャ23aに把持させるべく装着して、例えばキャッ
チャ23aを所定量移動させることにより、ある程度の
張力をもってよこ糸21の開口最深部に収める。そし
て、上記よこ糸21の拡開している部分を閉じて、たて
糸端部22aとよこ糸21とを織り直す。
【0020】次に、図2に於ける織布2の手前側の端部
から延出しているたて糸端部22bをよこ糸21に通す
が、このとき、両たて糸端部22a・22bの組み合わ
せとして、新たなたて糸端部22bと、よこ糸21に織
り直された上記たて糸端部22aとにたて糸重複部分2
4が生じるように、よこ糸21の拡開範囲を変更して拡
開し直す。そして、前記と同様にたて糸端部22bの遊
端部を図に於ける奥側の適所に設けられているキャッチ
ャ23bに装着し、ある程度の張力をもってよこ糸21
の開口最深部に収める。
【0021】このようにして織布2の両端部の各たて糸
端部22a・22bとよこ糸21とを織り直していく
が、よこ糸21を開閉する際に、各たて糸端部22a・
22bをよこ糸21の開口部の最深部に確実に収めるた
めに、図3に示されるように筬15を矢印Aに示される
ように傾動させている。また、上記たて糸重複部分24
を、図2に於ける織り直された部分に一部示したよう
に、隣合うもの同士が互いに重なり合わないようにずら
して織り直している。
【0022】ところで、上記織り直しの際のよこ糸21
の張力(図3に示されるT)は、前記したようによこ糸
張力調整部9により加えられる。そのよこ糸張力調整部
9の重り9aを変えることにより、糸種や織り方に合っ
た好適な張力を設定できる。なお、張力Tは、大きすぎ
ると織布2の丈方向の縮みが大きくなり、小さすぎると
たて糸22が入りにくくなるため、そのような不都合を
防止し得る強さに設定することが好ましい。例えば、糸
種として、たて糸22には直径0.2mmのポリアミド繊
維の2本撚りのものを3本撚り合わせたものを使用し
て、その糸密度を7本/cmとし、よこ糸には直径0.3
5mmのポリアミド繊維のモノフィラメントを使用して、
その糸密度を6本/cmとして、平組織にて織る場合に
は、張力Tを100g以下にすると良い。
【0023】また、よこ糸21の開口角度(図3に示さ
れる)θは、糸種などが上記と同じ場合には、約90度
以上にすると良い。例えば、張力Tを96gとし、開口
角度θを106度にしたり、張力Tを24gとし、開口
角度θを130度にした場合には、それぞれ良好に縫合
可能であった。特に、張力Tを48gとし、開口角度θ
を120度にした場合には極めて良好な結果が得られ
た。
【0024】上記条件に於いて、開口角度θを、通常の
織機の場合に於ける10〜30度に比べて、極めて大き
くしているのは、図3に示されるように、よこ糸21に
クリンプ21aがついているため、開口部の最深部に於
ける上下のクリンプ21a間の最狭幅bを大きくするた
めである。このようにすることにより、たて糸端部21
aを開口部の最深部のクリンプ21a内に入れ易くする
ことができると共に、よこ糸21を閉じた際にクリンプ
21aによりはじき出されることがない。また、たて糸
重複部分24に於いては2本のたて糸端部22a・22
bが重なるが、前記したようにたて糸重複部分24の隣
合うもの同士が並ばないようにずらしかつそのずらし方
向にある程度の間隔をおいて配置していると共に、入れ
込んだたて糸端部22a・22bを筬15で押さえてい
るため、収められたクリンプ21aから出てくることが
ない。尚、上記たて糸重複部分24をずらし方向に間隔
をおいて配置しているのは、間隔を開けておかないとそ
の部分の密度が高くなり、たるみを生じたり、盛り上が
りを生じたりして、平滑面を得られなくなる虞れが生じ
るためである。
【0025】なお、糸種などの条件に於いては、前記し
たものに限ることなく、例えばたて糸を前記したものと
同じにし、よこ糸には直径0.2mmのモノフィラメント
を3本撚り合わせたものを使用したり、よこ糸を前記し
たものと同じにし、たて糸には0.47mmのモノフィラ
メントを1本用いたものを使用したり、たて糸を0.4
7mmのモノフィラメントを1本用い、よこ糸には直径
0.2mmのモノフィラメントを2本撚り合わせ、さらに
それらを2本撚り合わせたものを使用するなどが考えら
れる。
【0026】また、使用するモノフィラメントの直径
は、1本で使用する場合には0.1〜1.2mm(0.2
5〜0.5mmが好ましい)であって良く、複数本を撚り
合わせて使用する場合には0.05〜0.5mm(0.1
〜0.3mmが好ましい)であって良い。糸密度は、4〜
16本/cmであって良く、糸の太さに応じて、即ち太い
程低密度化するように変化させれば良い。さらに、組織
は、平組織に限ることなく、1/3くずし織りなど、他
の種々の組織に適用可能であり、1重組織のみならず、
2重あるいは3重組織でも可能である。特に、2重・3
重組織のものでは、従来の手作業による場合には、下層
のものに対して糸通しを行うことは、上層のものが邪魔
になって極めて困難であるが、本発明によるジャカード
式開口によれば何等問題なく縫合可能である。なお、繊
維素材としては、ポリアミド繊維を用いたが、ポリエス
テル繊維など他の素材のものでも適用可能である。
【0027】エンドレス基布を袋織り機により直接織り
上げることは可能であるが、丈方向の長さが長くなるほ
ど織機幅の長い大型織機を必要として実現困難になる
が、本発明の方法によれば、小型の縫合機でエンドレス
基布を形成可能であり、設置コストの低減化及び小スペ
ース化を向上し得る。
【0028】
【発明の効果】このように本発明によれば、特に、比較
的糸密度の低い織布の両端部を縫合してループ状に形成
するべく、丈方向に延在するたて糸端部同士を一部重複
させて縫合することが結合強度の面に於いて必要である
場合に、織布に織られていたことによりついたクリンプ
がよこ糸についているようによこ糸張力を設定し、かつ
そのクリンプ内にたて糸を入れ易くするようによこ糸開
口角度を設定すると共に、よこ糸を閉じた際にクリンプ
からたて糸がはじき出されないように筬によりたて糸を
クリンプ内に収めることから、たて糸端部をよこ糸開口
間の最深部のクリンプ内に容易にかつ確実に収めること
ができるため、よこ糸を閉じた際に、収められたたて糸
がはじき出されることがない。従って、手縫合によらず
に、たて糸端部を一部重複させて行う縫合を自動的に行
い得るため、ループ状織布の製造効率を好適に向上し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された縫合機の全体斜視図。
【図2】本発明による縫合部分の模式的斜視図。
【図3】本発明による縫合方法を説明するための部分簡
易側面図。
【符号の説明】
1 縫合機本体 2 織布 3 ガイドレール 4a〜4c 支柱 5 台車 6 ガイドパイプ 7 テーブル 8 ジャカード装置 8a 綾駆動機構部 9 糸張力調整部 9a 重り 11 左右の基布張力調整機 12 基布支え板 13 左右の基布支持機 14 通糸 14a ハーネス 15 筬 16 織布押さえ装置 16a 織布押さえバー 17 ダイレクトジャカード操作盤 18 本体操作盤 19 エア制御盤 21 よこ糸 22 たて糸 22a・22b たて糸端部 23a・23b キャッチャ 24 たて糸重複部分 21a クリンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 3/04 D03D 23/00 D03D 41/00 D21F 1/10 - 1/12 D21F 7/08 - 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布をループ状に縫合する方法であっ
    て、 前記織布のたて糸方向の両端部に織られていたよこ糸を
    それぞれ所定本数取り除く過程と、前記両端部に露出し
    た各たて糸端部同士を組み合わせる過程と、前記取り除
    いたよこ糸をよこ糸開閉手段により開閉する過程と、前
    記露出しているたて糸を前記よこ糸についているクリン
    プに収め直して織り直すことをもって前記織布をループ
    状に形成する過程とを有し、 前記織り直しの際に、前記織布から取り除かれたよこ糸
    に張力を加える手段によるよこ糸張力を前記織布に織ら
    れていたことによりついたクリンプが前記よこ糸につい
    てるように設定し、かつ前記よこ糸開閉手段による前記
    よこ糸開口角度を前記クリンプ内に前記たて糸を入れ易
    くするように設定すると共に、前記よこ糸を閉じた際に
    前記クリンプから前記たて糸がはじき出されないように
    筬により前記たて糸を前記クリンプ内に収めることを特
    徴とする織布をループ状に縫合する方法。
  2. 【請求項2】 前記織り直しの際に前記両端部に露出し
    た各たて糸同士を一部重複させると共に、前記重複させ
    た部分の隣り合うもの同士が互いに重なり合わないよう
    にずらすことを特徴とする請求項1に記載の織布をルー
    プ状に縫合する方法。
  3. 【請求項3】 前記よこ糸の開口角度が、約90度以上
    であることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記
    載の織布をループ状に縫合する方法。
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