JP3222781U - カップリングコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐腐蝕性を備えているものの、剛性強度が不足して破損しやすいという欠点を克服できる、カップリングコネクタを提供する。【解決手段】カップリングコネクタ2は、本体ユニット3と、該本体ユニット3上を被覆する腐蝕防止層4を備え、該本体ユニット3が貫通した流路3aを備え、該本体ユニット3が少なくとも螺合部31と、該螺合部31に相対する一側に位置する挿着部32を備え、該本体ユニット3の該流路3a、該螺合部31及び該挿着部32の表面が、該腐蝕防止層4に被覆され、これにより該カップリングコネクタ2に耐腐蝕性を具備させると同時に、全体的な剛性強度を向上し、該カップリングコネクタ2の使用効果を高めることができる。【選択図】図4

Description

本考案はカップリングコネクタに関し、特に、カップリングコネクタに耐腐蝕性を具備させると同時に、全体的な剛性強度を高めることができ、カップリングコネクタの使用効果を向上した、カップリングコネクタに関する。
産業界でよく利用される油圧器具、ガス容器(シリンダ)、酸素容器(シリンダ)、エアー器具等の器具は、外部配管の接続時にカップリングコネクタ1を使用して接続のアダプタ部材とすることで、これらの器具を正常に動作させることができる。
図1、図2に示すように、業界で現在使用されている該カップリングコネクタ1は、耐酸・アルカリ性等の耐腐蝕性を備えているため、該カップリングコネクタ1は通常プラスチック材料で製造される。該カップリングコネクタ1は貫通した流路1aを備え、該流路1aは液体または気体の流通に用いられる。該カップリングコネクタ1は一端に螺合部11を備え、該螺合部11の外側周縁にねじ山111が設けられ、該螺合部11に相対する一端に挿着部12を備え、該挿着部12の外側周縁に凹凸で略タケノコ状の粗面121が形成され、該螺合部11と該挿着部12の間に多角形の回動部13が設けられる。
図1、図2に示すように、該カップリングコネクタ1は該螺合部11の該ねじ山111により、該回動部13を回動させて器具の接続ポート(図示しない)に螺着して、漏洩のない螺着効果が形成される。該カップリングコネクタ1の該挿着部12の外周はホース(図示しない)の被着に供され、該ホースが該挿着部12上から脱落しないように、該挿着部12とホース上に拘束部材(図示しない)が取付けられ、同時に該挿着部12とホースの接続後の圧迫性による漏洩防止効果が高められる。これにより該カップリングコネクタ1の取り付け工程が完了する。
図3に示すように、上述の従来の該カップリングコネクタ1は上述の構造によりホース接続の効果を達成できるが、上述の従来の該カップリングコネクタ1はプラスチック材料で製造されているため、その剛性強度が不十分であり、かつ該挿着部12の壁面厚みが該螺合部11よりずっと小さいため、該挿着部12の剛性強度がさらに弱くなっており、該カップリングコネクタ1の連結時、うっかり気を抜くと該挿着部12に亀裂や断裂の損壊点Pを引き起こしやすく、該カップリングコネクタ1が破損して使用できなくなる、あるいは亀裂に施工者が気付かず、漏洩が発生する危険がある。
本考案の主な目的は、従来のカップリングコネクタが耐腐蝕性を備えているものの、剛性強度が不足して破損しやすいという欠点を克服できる、カップリングコネクタを提供することにある。
このため、本考案の主な技術手段によれば、本考案のカップリングコネクタは、本体ユニットと、該本体ユニット上を被覆する腐蝕防止層を含み、該本体ユニットが貫通した流路を備え、該本体ユニットが少なくとも螺合部と、該螺合部に相対する一側に配置された挿着部を備え、該本体ユニットの流路と、該螺合部と、該挿着部の表面が該腐蝕防止層に被覆される。
以下この考案について説明する。請求項1に記載するカップリングコネクタは、本体ユニットと、該本体ユニット上を被覆する腐蝕防止層を備え、該本体ユニットが貫通した流路を備え、該本体ユニットが少なくとも螺合部と、該螺合部に相対する一側に位置する挿着部を備え、該本体ユニットの該流路、該螺合部及び該挿着部の表面が、該腐蝕防止層に被覆される。
請求項2に記載するカップリングコネクタは、請求項1における前記螺合部に環状溝が設けられ、該腐蝕防止層が該螺合部で該環状溝内に浸入し、第1ストッパ部を形成することができる。
請求項3に記載するカップリングコネクタは、請求項1における前記挿着部に凹陥溝が設けられ、該腐蝕防止層が該挿着部の該凹陥溝内に浸入し、第2ストッパ部を形成することができる。
請求項4に記載するカップリングコネクタは、請求項1における前記本体ユニットの該流路内に蟻組み機構が設置され、該腐蝕防止層が該本体ユニットの該流路、該螺合部及び該挿着部の表面を被覆するとき、該腐蝕防止層が同時に該蟻組み機構内に浸入し、第3ストッパ部を形成することができる。
請求項5に記載するカップリングコネクタは、請求項1における前記本体ユニットが該螺合部と該挿着部の間に回動部を備え、該本体ユニットの該流路内の該回動部の内側の位置付近に蟻組み機構が加工して設けられ、該腐蝕防止層が該本体ユニットの該流路、該螺合部及び該挿着部の表面を被覆するとき、該腐蝕防止層が同時に該蟻組み機構内に浸入し、第3ストッパ部を形成することができる。
請求項6に記載するカップリングコネクタは、請求項1または2における前記腐蝕防止層が被覆した該螺合部の外側周縁にねじ山が設けられる。
請求項7に記載するカップリングコネクタは、請求項3における前記腐蝕防止層が被覆した該挿着部の外側周縁に凹凸で形成した略タケノコ状の粗面が設けられる。
請求項8に記載するカップリングコネクタは、請求項4または5における前記蟻組み機構が少なくとも1つのダブテール溝で構成される。
請求項9に記載するカップリングコネクタは、請求項1、3、4または5における前記腐蝕防止層が、該挿着部の端口に外側に向かって傾斜して拡がるガイド部を備える。
本考案の主な技術手段により達成される効果は、該カップリングコネクタが耐腐蝕性を備えていると同時に、全体的な剛性強度を高め、該カップリングコネクタの使用効果を向上することができることにある。
従来のカップリングコネクタの立体図である。 従来のカップリングコネクタの断面図である。 従来のカップリングコネクタの断裂を示す正面図である。 本考案のカップリングコネクタの立体図である。 本考案のカップリングコネクタの断面図である。 本考案のカップリングコネクタの一実施例の断面図である。
まず、図4、図5に示すように、本考案のカップリングコネクタ2は、本体ユニット3と、該本体ユニット3上を被覆する腐蝕防止層4を備えている。
図4、図5に示すように、該本体ユニット3は金属材料で製造され、貫通した流路3aを備えており、該流路3aは液体または気体の流通に用いられる。該本体ユニット3は一端に螺合部31を備え、該螺合部31の底部に環状溝311が周設される。該本体ユニット3は該螺合部31に相対する一側に挿着部32を備え、該挿着部32の上端(該螺合部31側の方向)箇所に環状の凹陥溝321が設けられる。該本体ユニット3は該螺合部31と該挿着部32の間に多角形の回動部33が設けられ、該回動部33により作業員が便利に該回動部33を回動させて該螺合部31と器具の接続ポート(図示しない)を螺合させることができる。
図4、図5に示すように、該腐蝕防止層4は耐腐蝕性の材料(例:テフロン(登録商標)等)とプラスチックの混合材料で製造され、該腐蝕防止層4はオーバーモールド方式で該本体ユニット3の内側と外側上を被覆して形成される。より明確に説明すると、該腐蝕防止層4は該本体ユニット3の流路3a、該螺合部31及び該挿着部32の表面を被覆する。該腐蝕防止層4が被覆する該螺合部31外側周縁にねじ山4aが設けられ、これにより該カップリングコネクタ2とその他器具を便利に螺着することができる。該腐蝕防止層4が被覆する該挿着部32外側周縁に凹凸で形成した略タケノコ状の粗面4bが設けられ、これにより該カップリングコネクタ2を該挿着部32で配管(図示しない)と便利に挿着することができる。該腐蝕防止層4は該螺合部31で該環状溝311内に浸入して第1ストッパ部41を形成し、同時に該挿着部32の該凹陥溝321内に浸入して第2ストッパ部42を形成することができ、該第1ストッパ部41と該第2ストッパ部42のブロック効果により、該腐蝕防止層4が該本体ユニット3上から脱落しないようにする。同時に、該腐蝕防止層4が該本体ユニット3の流路3a表面、該螺合部31及び該挿着部32を被覆しており、これにより該金属で製造される本体ユニット3に耐腐蝕性を具備させ、該カップリングコネクタ2に十分な剛性強度(金属製であるため剛性強度が高い)と耐腐蝕性の効果を具備させることができる。さらに言及すべきは、該腐蝕防止層4が該挿着部32の端口に外側に向かって傾斜して拡がるガイド部4cを備え、該ガイド部4cは該流路3a内に流入した液体または気体をより円滑に該カップリングコネクタ2の外に流出させることができる。
図6に示すように、該本体ユニット3の該流路3a内の該回動部33内側の位置付近にさらに蟻組み機構34が加工して設けられ、該蟻組み機構34は少なくとも1つのダブテール溝で構成でき、これにより該腐蝕防止層4が該本体ユニット3の流路3a、該螺合部31及び該挿着部32表面を被覆するとき、該腐蝕防止層4が同時に該蟻組み機構34内に浸入して第3ストッパ部43を形成できる。これにより該腐蝕防止層4の該本体ユニット3上からの脱落をさらに防止し、該腐蝕防止層4が該本体ユニット3上でよりしっかりと位置決めされる。
本考案の主な効果は、カップリングコネクタ2の本体ユニット3が金属で製作されていることで、該カップリングコネクタ2全体の剛性強度を高め、かつ該本体ユニット3の流路3a、該螺合部31及び該挿着部32の表面を腐蝕防止層4で被覆することで、該カップリングコネクタ2に耐腐蝕性を具備させると同時に、全体的な剛性強度を向上し、該カップリングコネクタ2の使用効果を高めることができることである。
本考案の第2の効果は、該本体ユニット3の該螺合部31に環状溝311を設け、該挿着部32箇所に凹陥溝321を設けることで、該腐蝕防止層4が該螺合部31で該環状溝311内に浸入し、第1ストッパ部41を形成することができ、該腐蝕防止層4が同時に該挿着部32の該凹陥溝321内に浸入し、第2ストッパ部42を形成することができ、該第1ストッパ部41と該第2ストッパ部42のブロック効果により、該腐蝕防止層4の該本体ユニット3上からの脱落を防止し、該カップリングコネクタ2の使用効果をより高めることができることである。
本考案の第3の効果は、該本体ユニット3の該流路3a内の該回動部33内側の位置付近にさらに蟻組み機構34が加工して設けられ、該腐蝕防止層4が該本体ユニット3の流路3a、該螺合部31及び該挿着部32の表面を被覆するとき、該腐蝕防止層4が同時に該蟻組み機構34内に浸入して第3ストッパ部43を形成でき、これにより該腐蝕防止層4の該本体ユニット3上からの脱落をさらに防止し、該腐蝕防止層4が該本体ユニット3上でよりしっかりと位置決めされ、該カップリングコネクタ2の使用効果をより高めることができることである。
1 カップリングコネクタ
11 螺合部
111 ねじ山
12 挿着部
121 粗面
13 回動部
1a 流路
2 カップリングコネクタ
3 本体ユニット
31 螺合部
311 環状溝
32 挿着部
321 凹陥溝
33 回動部
34 蟻組み機構
3a 流路
4 腐蝕防止層
41 第1ストッパ部
42 第2ストッパ部
43 第3ストッパ部
4a ねじ山
4b 粗面
4c ガイド部

Claims (9)

  1. カップリングコネクタであって、該カップリングコネクタが、本体ユニットと、該本体ユニット上を被覆する腐蝕防止層を備え、該本体ユニットが貫通した流路を備え、該本体ユニットが少なくとも螺合部と、該螺合部に相対する一側に位置する挿着部を備え、該本体ユニットの該流路、該螺合部及び該挿着部の表面が、該腐蝕防止層に被覆されることを特徴とする、カップリングコネクタ。
  2. 前記螺合部に環状溝が設けられ、該腐蝕防止層が該螺合部で該環状溝内に浸入し、第1ストッパ部を形成することができることを特徴とする、請求項1に記載のカップリングコネクタ。
  3. 前記挿着部に凹陥溝が設けられ、該腐蝕防止層が該挿着部の該凹陥溝内に浸入し、第2ストッパ部を形成することができることを特徴とする、請求項1に記載のカップリングコネクタ。
  4. 前記本体ユニットの該流路内に蟻組み機構が設置され、該腐蝕防止層が該本体ユニットの該流路、該螺合部及び該挿着部の表面を被覆するとき、該腐蝕防止層が同時に該蟻組み機構内に浸入し、第3ストッパ部を形成することができることを特徴とする、請求項1に記載のカップリングコネクタ。
  5. 前記本体ユニットが該螺合部と該挿着部の間に回動部を備え、該本体ユニットの該流路内の該回動部の内側の位置付近に蟻組み機構が加工して設けられ、該腐蝕防止層が該本体ユニットの該流路、該螺合部及び該挿着部の表面を被覆するとき、該腐蝕防止層が同時に該蟻組み機構内に浸入し、第3ストッパ部を形成することができることを特徴とする、請求項1に記載のカップリングコネクタ。
  6. 前記腐蝕防止層が被覆した該螺合部の外側周縁にねじ山が設けられたことを特徴とする、請求項1または2に記載のカップリングコネクタ。
  7. 前記腐蝕防止層が被覆した該挿着部の外側周縁に凹凸で形成した略タケノコ状の粗面が設けられたことを特徴とする、請求項1または3に記載のカップリングコネクタ。
  8. 前記蟻組み機構が少なくとも1つのダブテール溝で構成されることを特徴とする、請求項4または5に記載のカップリングコネクタ。
  9. 前記腐蝕防止層が、該挿着部の端口に外側に向かって傾斜して拡がるガイド部を備えたことを特徴とする、請求項1、3、4または5に記載のカップリングコネクタ。
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