JP3222574B2 - 可動橋の支承装置およびこれを用いた支承構造 - Google Patents

可動橋の支承装置およびこれを用いた支承構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ごみ処理台
船や浮桟橋などのように、上下、左右および前後方向に
大きく変位する海上浮上物と岸壁との間を連絡する可動
橋を、その橋軸方向の端部に設置された基台に支承する
ために用いられる可動橋の支承装置、およびその支承装
置を用いて橋桁の橋軸方向の両端部を基台に支持する橋
桁の支承構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、道路橋や鉄道橋のように、主と
して橋軸方向に変位する橋桁の端部を橋脚や橋台などの
基台に支承するために、従来一般に用いられている支承
装置としては、基台に取り付けられる下沓と橋桁に取り
付けられる上沓とを相対傾動自在および橋軸方向へ相対
移動自在に構成した可動沓、および、上記下沓と上沓と
を橋軸方向への相対移動は規制し、相対傾動のみ許容す
るように構成した固定沓が知られている。また、他の支
承装置として、橋桁に取り付けられる上沓に対して相対
傾動自在に支持された下沓と基台に取り付けられるベー
スとの間にローラーを介装することで、沓とベースとを
橋軸方向へ相対移動自在とした可動式の支承装置も知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の橋桁の支承装置は、いずれも上下方向の変位を拘束
する構造となっている。そのために、台船や浮桟橋など
のように、上下、左右および橋軸方向に大きく変位する
海上浮上物と岸壁との間を連絡する可動橋の支承に使用
した場合、特に水面の変動にともなう橋桁端部の上下方
向の変位に対して追従性がないために、その支承部に上
向きの大きな反力が発生して、支承装置および橋桁自身
に無理な力が働くことになる。したがって、支承装置お
よび橋桁もそのような過大な力に耐えるだけの構造に設
計し製作する必要があって、コスト的に不利となる。
【0004】また、基台に取り付けられるベースと沓と
の間にローラーを介装して橋軸方向へ相対移動自在とし
た支承装置においては、上下方向の変位を伴なって橋桁
が橋軸方向に急激に動いた場合、ローラーに加わる押圧
力が小さくなることから、下沓とローラーとが相対的に
滑って両者が脱落し、可動式の支承装置としての機能が
失われてしまうという事態を招く可能性があった。
【0005】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、上下、左右および前後のいずれの方向の変位に対し
ても、無理なく良好に追従することができ、また、速度
の速い変位にも十分に対応させることができる可動橋の
支承装置およびこれを用いた支承構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係る可動橋の支承装置は、基
台に取り付けられるベースと、ローラを回転自在に保持
し、上記ベースに対して橋軸方向へ相対移動自在に取り
付けられた下沓と、上記下沓上に、球面座を持つベアリ
ングを介して相対傾動自在およびこの傾動にともなう橋
軸直角方向への相対移動自在に載置された中沓と、橋桁
に取り付けられ、かつ、鉛直に延びる連結軸を介して上
記中沓に鉛直軸回りの相対回転自在および上下方向の相
対移動自在に支持された上沓とを備え、上記ローラは上
記下沓に対して相対運動のない状態に保持されている
【0007】また、この発明の請求項2に係る可動橋の
支承装置は、基台に取り付けられる下沓と、上記下沓上
に、球面座を持つベアリングを介して相対傾動自在に載
置された中沓と、橋桁に取り付けられ、かつ、鉛直に延
びる連結軸を介して上記中沓に鉛直軸回りの相対回転
在および上下方向の相対移動自在に支持された上沓とを
備え、上記上沓の下面とこれに対向する上記中沓の上面
との間に、両者間の緩衝用のゴムプレートが介挿されて
いる
【0008】さらに、この発明の請求項3に係る可動橋
の支承構造は、橋桁の橋軸方向の一端部を第1の基台
に、他端部を第2の基台にそれぞれ支持する構造であっ
て、上記橋桁の各端部と対応する基台との間に、橋軸直
角方向に沿って配置された複数の支承装置を備え、橋桁
他端部の支承装置は、請求項1の支承装置からなり、
橋桁の一端部の支承装置の一つは、請求項1と請求項2
のいずれか一方の支承装置からなり、他は請求項1の支
承装置からなるものである。
【0009】
【作用】この発明の請求項1の可動橋の支承装置によれ
ば、橋軸方向の変位に対しては、基台に取り付けられた
ベースと下沓とが、両者間に介装された回転自在なロー
ラを介してスムースに相対移動することで追従する。こ
こで、ローラは下沓に保持されており、下沓との相対運
動がないため、無負荷のときでもローラが脱落すること
がない。また、橋桁端部の上下方向の変位、橋軸方向の
傾き(左右の傾き)、およびこの傾きにともない間接的
に生じる橋軸直角の変位に対しては、上沓と中沓との上
下方向の相対移動および鉛直軸回りの相対回転と、中沓
と下沓との相対傾動および橋軸直角方向の相対移動と
より、良好に追従して各部位に無理な力を作用させない
ですむ。
【0010】また、請求項2の可動橋の支承装置によれ
ば、橋軸方向の変位に対しては、その支承位置を固定保
持しつつ、橋桁端部の上下方向の変位、および橋軸方向
の傾き変位に対しては、上沓と中沓との上下方向の相対
移動および鉛直軸回りの相対回転と、中沓と下沓との相
対傾動とにより、良好に追従して各部位に無理な力を作
用させないですむ。
【0011】さらに、この発明の請求項3の橋桁の支持
構造によれば、橋桁の橋軸方向の両端部における支承
を、あらゆる変位に対して追従性に優れたものとできる
ので、上下、左右および前後方向に大きく変位する海上
浮上物と岸壁との間を連絡する橋桁の支持構造の安定性
を高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は、この発明に係る橋桁の支承装置を用
いた橋桁支持構造の概略平面図、図2は、その側面図で
ある。同図において、1は例えば、ごみ処理台船のよう
な海上に浮上させた台船であり、その側部には後述する
可動式橋桁の橋軸方向の一端部を支持するための金属板
製の第1の基台2が設けられている。3は岸壁であり、
上記可動式橋桁の橋軸方向の他端部を支持するためのコ
ンクリート製の第2の基台4を構成している。
【0013】5は上記第1および第2の基台2,4間に
わたって架設された可動橋の橋桁であり、この橋桁5の
橋軸方向6の他端部と上記第2の基台4との間には、橋
軸直角方向7に沿って3つの支承装置A,B,Cが配置
されている。また、上記橋桁5の橋軸方向6の一端部
上記第1の基台2との間にも、橋軸直角方向7に沿って
3つの支承装置X,Y,Zが配置されている。上記各3
つの支承装置A,B,CおよびX,Y,Zのうち、橋軸
直角方向7の両端部に配置された支承装置AとC、およ
び、XとZはそれぞれ同一構造のものである。また、橋
軸直角方向7の中央部に配置された支承装置Bは上記支
承装置A,Cと橋軸方向6の移動量が異なるだけで、構
造的には同一である。以下、各支承装置の具体的な構造
について各別に説明する。
【0014】図3は第2の基台4側の橋軸直角方向7の
両端部に配置された支承装置A,Cおよび中央部に配置
された支承装置Bの具体的な構造を示す一部断面した側
面図、図4は図3の一部断面した正面図である。図3に
おいて、8は鉄などの金属製ベースで、長方形状の底板
部8aとその四周辺部に沿って垂直に立上げた側板部8
bとからなり、その底板部8aには補強リブ8cが下向
きに突設されている。このベース8は第2の基台4に埋
め込まれ、多数本のアンカーボルト9を介して第2の基
台4に固定される。10は下沓で、平面ほぼ四角形状に
形成されており、図4に示すように、その左右両側面1
0a,10aが上記ベース8における左右の対向側板部
8bの内面に摺接するような大きさに構成されている。
この下沓10の下側にはホルダ11およびブッシュ12
を介して複数個のステンレス製ローラ13が回転自在に
保持されており、これらローラ13を上記ベース8の底
板部8aの上面に載せることにより、上記下沓10を上
記ベース8に対して図3の橋軸方向6へ相対移動自在に
構成されている。このときの相対移動量Lは、中央部の
支承装置Bが両端部の支承装置A,Cよりも若干小さく
設定されている。
【0015】14は上沓で、平面ほぼ四角形状に形成さ
れており、上記橋桁5の橋軸方向6の他端部の下面にボ
ルト30で固定される。この上沓14の中央部には、上
下方向に貫通する円形の孔14aが形成されている。1
5は中沓で、上記下沓10の上面に滑動自在に配置され
たベアリング16の上部の球面座16aに載置されてお
り、これにより、下沓10に対して相対傾動自在および
橋軸直角方向7(図4)への相対移動自在に設定されて
いる。上記橋軸直角方向7への相対移動量は、図4の中
沓15と下沓10との隙間Sの2倍に等しい。
【0016】この中沓15の上部には、上記上沓14の
円形孔14aに嵌合する垂直な、つまり鉛直に延びた
結軸15aが一体に連設されており、これによって、上
沓14が連結軸15aを介して中沓15および下沓10
に対し鉛直軸回りの相対回転自在および上下方向の相対
移動自在に支持されている。17は上記上沓14の下面
に対向する中沓15の上面に保持させた緩衝用ゴムプレ
ートで、上記上沓14の上下移動にともなう振動などを
緩衝する。
【0017】なお、図3および図4中、18はカバープ
レートで、上沓14にボルト31で固定されて、雨水や
塵埃などが上沓14と中沓15との間および中沓15と
下沓10との間に侵入するのを防ぐ。また、19は上記
ベース8における橋軸方向6の両端側の側板部8bと下
沓10との間にわたって張設した蛇腹状のシールカバー
で、雨水や塵埃などがベース8の底板部8aの上面に侵
入して堆積することによる橋軸方向6への下沓10の移
動障害を防止する。
【0018】図5は第1の基台2の橋軸直角方向7の両
端部に配置された支承装置X,Zの具体的な構造を示す
一部断面した側面図、図6は図5の一部断面した正面図
である。同図に示すように、これら支承装置X,Zが上
記図3および図4に示す支承装置A,C,Bと構造的に
異なる点は、ベースの構造であり、その他の構造は同一
であるために、該当部分に同一の符号を付して、それら
の説明を省略する。この支承装置X,Zのベース8の底
板部8aには補強リブが設けられてなく、フラットに形
成され、このフラットな底板部8aを上記第1の基台2
に溶接することにより、ベース8が第1の基台2に固定
されている。また、これら支承装置X,Zの橋軸方向6
に沿った相対移動量L1は上記支承装置A,C,Bにお
ける相対移動量Lに比べて小さく設定されている。
【0019】図7は第1の基台2側の橋軸直角方向7の
中央部に配置された支承装置Yの具体的な構造を示す一
部断面した側面図、図8は図7の一部断面した正面図で
ある。同図において、22は下沓で、上記第1の基台2
に溶接により固定されている。20は上沓で、平面ほぼ
四角形状に形成されており、上記橋桁5の橋軸方向6の
一端部の下面にボルト30で固定されている。この上沓
20の中央部には、上下方向に貫通する円形の孔20a
が形成されている。21は中沓で、上記下沓22の上面
の中央部に一体形成された球面座23を介して下沓22
に対して相対傾動自在に載置されている。
【0020】この中沓21の上部には、上記上沓20の
円形孔20aに嵌合する垂直な連結軸21aが一体に形
成されており、これによって、上沓20が連結軸21a
を介して中沓21および下沓22に対し、鉛直軸回りの
相対回転自在および上下方向の相対移動自在に支持され
ている。24は上記上沓20の下面に対向する中沓21
の上面に保持させた緩衝用のゴムプレートで、上記上沓
20の上下移動にともなう振動などを緩衝する。
【0021】なお、図7および図8中、25はカバープ
レートで、雨水や塵埃などが上沓20と中沓21との間
および中沓21と下沓22との間に侵入することを防
ぐ。また、図8の26は上記下沓22に形成された水抜
き孔である。
【0022】上記のように、図1の橋桁5は、図3,4
に記載の支承装置A,B,C、図5,6に記載のX,Z
および図7,8に記載のYにより、第2の基台4および
第1の基台2に、その橋軸方向6の両端部がそれぞれ支
持されている。この橋桁5においては、潮位の変動や上
記第1および第2の基台2,4のレベル差などの静的条
件、及び、台船1のローリング、ピッチング、ヒーブな
どの動的条件の変化にともない、上下、左右(橋軸方
向)、前後方向(橋軸直角方向)およびそれらの合成方
向に大きく変位する。
【0023】上記の変位のうち、橋軸方向6の変位に対
しては、支承装置A,Cにおける第2の基台4に取り付
けられた図3のベース8と下沓10とが、両者8,10
間に回転自在に介装されたローラ13を介してスムース
に相対移動することで追従する。ここで、ローラ13は
下沓10に保持され、下沓10との相対運動がないた
め、無負荷のときでもローラ13が脱落することがな
い。
【0024】また、図1の橋桁5における第2の基台4
側の端部の上下方向の変位、橋軸方向6の傾き(左右の
傾き)、およびこの傾きにともない間接的に生じる橋軸
直角方向7への相対変位に対しては、第2の基台4側の
3つの支承装置A,B,Cそれぞれの図3の中沓15と
上沓14との上下方向の相対移動、鉛直軸回りの相対回
転、および下沓10と中沓15との相対傾動、橋軸直角
方向7への相対移動により、良好に追従する。
【0025】橋桁5における第1の基台2側の端部の上
下方向の変位、橋軸方向6の傾き(左右の傾き)に対し
ては、第1の基台2側の支承装置X,Y,Zそれぞれの
上沓14,20と中沓15,21との上下方向の相対移
動、鉛軸回りの相対回転、橋軸方向6への相対移動によ
り良好に追従し、上記橋軸方向6の傾きにともない間接
的に生じる橋軸直角方向7への相対変位は、支承X,Z
の下沓10と中沓15との橋軸直角方向7への相対移動
により、良好に追従する。したがって、上記のような各
方向の変位にともなって、各部位に無理な力を作用させ
ることがなく、図1の橋桁5を常に安定して支持するこ
とができる。
【0026】なお、上記の各変位に対する追従動作にお
いて、第2の基台4側の各支承装置A〜Cは、いかなる
方向の変位が作用した場合も、橋軸直角方向7に大きく
は動かない。これによって、岸壁3側の通行路(図示せ
ず)と橋桁5の他端部(左端部)との横方向(橋軸直角
方向7)の大きな位置ずれが防止される。また第1の基
台2側の支承装置Yは橋軸直角方向7には動かない。こ
れによって橋桁5の一端部(右端部)の第1の基台2に
対する横方向位置のずれが防止される。
【0027】また、上記した上下方向の相対移動にとも
なって発生する振動などは、ゴムプレート17,24に
より吸収緩和することができるから、所定の変位追従動
作をする際に橋桁5および台船1が不測に振動すること
を抑制することができる。
【0028】なお、上記実施例においては、第2の基台
4側に橋軸直角方向に沿って3つの支承装置を配置し、
かつ、第1の基台側にも3つの支承装置を配置した例で
説明したが、それぞれの側において、4つ以上の支承装
置を配置してもよい。
【0029】また、上記実施例では、第1の基台2側の
橋軸直角方向の中央部の支承装置Yとして、橋軸方向
6、橋軸直角方向7のいずれへも相対移動が不能なもの
を使用したが、図3および図4に示すような橋軸方向6
および橋軸直角方向7への相対移動が可能な支承装置を
用いてもよい。ただし、この場合、橋軸方向6の相対移
動に対しては、橋桁5の端部が第1の基台2から脱落し
ないように、別途ストッパを設けるなど、何らかの対策
を講じる必要がある。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2の発明
によれば、橋桁の橋軸方向の端部に上下、左右および前
後のいずれの方向の変位が発生しても、それら変位に対
して各支承部を良好に追従させることができるので、各
支承部および橋桁などに大きな負反力が作用することを
防止できる。したがって、橋桁や支承装置を構造的に必
要以上に大型化、強度化することなく、比較的低コスト
に設計し製作しつつ、橋桁を安全に支承することができ
る。特に、橋軸方向への相対移動用のローラを下沓に取
り付けることにより、上下方向の変位によってもローラ
が脱落することを防止するとともに、速度の速い変位に
対してもスムースに追従させることができる。
【0031】また、請求項3の発明によれば、橋桁の橋
軸方向の両端部における支承を、あらゆる変位に対して
追従性に優れたものとできるので、上下、左右および前
後方向に大きく変位する海上浮上物と岸壁との間を連絡
する橋桁の支持構造の安定性を著しく高めることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る橋桁の支承装置を用いた橋桁支
持構造の一例を示す概略平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】橋桁の橋軸方向の他端部側に配置された支承装
置の具体的な構造を示す一部断面した側面図である。
【図4】図3の一部断面した正面図である。
【図5】橋桁の橋軸方向の一端部側の両端部に配置され
た支承装置の具体的な構造を示す一部断面した側面図で
ある。
【図6】図5の一部断面した正面図である。
【図7】橋桁の橋軸方向の一端部側の中央部に配置され
た支承装置の具体的な構造を示す側面図である。
【図8】図7の一部断面した正面図である。
【符号の説明】
1…台船、2…第1の基台、3…岸壁、4…第2の基
台、5…橋桁、6…橋軸方向、7…橋軸直角方向,8…
ベース、10,22…下沓、13…ローラ、14,20
…上沓、15,21…中沓、15a,21a…連結軸、
16…ベアリング、16a,23…球面座。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動橋の橋桁を基台に支承する支承装置
    であって、上記 基台に取り付けられるベースと、 ローラを回転自在に保持し、上記ベースに対して橋軸方
    向へ相対移動自在に取り付けられた下沓と、上記下沓上に球面座を持つベアリングを介して相対傾
    動自在およびこの傾動にともなう橋軸直角方向への相対
    移動自在に載置された中沓と、 上記 橋桁に取り付けられ、かつ、鉛直に延びる連結軸を
    介して上記中沓に鉛直軸回りの相対回転自在および上下
    方向の相対移動自在に支持された上沓とを備え、上記ローラは上記下沓に対して相対運動のない状態に保
    持されている 可動橋の支承装置。
  2. 【請求項2】 可動橋の橋桁を基台に支承する支承装置
    であって、上記 基台に取り付けられる下沓と、上記下沓上に、球面座を持つベアリングを介して相対傾
    動自在に載置された中沓と、 上記 橋桁に取り付けられ、かつ、鉛直に延びる連結軸を
    介して上記中沓に鉛直軸回りの相対回転自在および上下
    方向の相対移動自在に支持された上沓とを備え、上記上沓の下面とこれに対向する上記中沓の上面との間
    に、両者間の緩衝用のゴムプレートが介挿されている
    動橋の支承装置。
  3. 【請求項3】 橋桁の橋軸方向の一端部を第1の基台
    に、他端部を第2の基台にそれぞれ支持する構造であっ
    て、上記橋桁の各端部と対応する基台との間に、橋軸直
    角方向に沿って配置された複数の支承装置を備え、橋桁
    他端部の支承装置は、請求項1の支承装置からなり、
    橋桁の一端部の支承装置の一つは、請求項1と請求項2
    のいずれか一方の支承装置からなり、他は請求項1の支
    承装置からなる可動橋の支承構造。
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