JP3222483U - 制振滑り止め靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】足を安定に保持し、効果が長期に保持できる制振滑り止め靴を提供する。【解決手段】靴底と靴底に設けられたアッパー、及び足裏の前部及び踵部分の靴底の下端面に埋め込まれた弾性耐摩耗ブロック2を有する。弾性耐摩耗ブロック内には、それぞれ、足裏の前部の振動機構4及び踵の振動機構3が埋め込まれ、踵の振動機構は、上から下へ順に上筐体、4−7個の上スプリング、連結片、3−5個の下スプリング及び下筐体を備え、上筐体の上端及び下筐体の下端はいずれも円球面状であり、上下のスプリングは、上筐体と下筐体の接続面に均一に分布し、下スプリングの弾性係数は、上スプリングの弾性係数よりも大きい。前部の振動機構は、上から下に順に、上カバー、金属振動板、及び下カバーを備え、上カバーと下カバーには、固定磁石44が設けられ、金属振動板42の上下両端には、固定磁石と反発する活動磁石45を設けている。【選択図】図1

Description

本考案は靴類に関し、更に詳しくは、制振滑り止め靴に関する。
現在市販されている制振靴は、その構造については、インソールの材料としてEVA材料などの弾性材料を採用したものが多い。このようなインソールは、振動吸収能力がつきなみであり、弾力も限られており、一定時間の使用後に材料自体が縮んだり、元の特性が失われ、制振や緩振の効果を長時間に渡って保持できないことがある。また、このようなインソールは、足が大きな衝撃を受けたときに足が不安定になり易く、足の骨に損傷を与えることもある。
そのため、本考案は、上述の問題に対して、制振滑り止め靴を提供する。
本考案は、上記の目的の達成を、以下の技術的な方案によって実現する。
本考案は、靴底と靴底に設けられたアッパー、人体の足裏の前部及び足裏の踵の部分の前記靴底の下端面に埋め込まれた弾性耐摩耗ブロックを有し、これら2つの弾性耐摩耗ブロック内には、それぞれ、足裏の前部の振動機構及び足裏の踵の振動機構が埋め込まれ、前記踵の振動機構は、上から下へ順に連結された上筐体、4−7個の上スプリング、連結片、3−5個の下スプリング及び下筐体を備え、前記上筐体の上端及び下筐体の下端はいずれも円球面状であり、前記上スプリングと前記下スプリングは、それぞれ、前記上筐体と前記下筐体の接続面に均一に分布し、前記下スプリングの弾性係数は、前記上スプリングの弾性係数よりも大きく、前記足裏の前部の振動機構は、上から下に順に、上カバー、金属振動板、及び下カバーを備え、前記上カバーと前記下カバーには、いずれも固定磁石が設けられ、前記金属振動板の上下両端には、いずれも活動磁石が設けられている、前記活動磁石いずれも固定磁石と互いに排斥する制振滑り止め靴を提供する。
好ましくは、前記上カバーと前記下カバーの間に、前記金属振動板のガイドに用いられる支柱が設けられ、前記支柱は前記金属振動板を貫通している。
好ましくは、前記2つの弾性耐摩耗ブロックの底部に、滑り止め突起が設けられ、前記滑り止め突起は、複数の滑り止め溝によって、複数の独立した滑り止め部に分離され、前記滑り止め突起は弾性耐摩耗材料で製造される。
好ましくは、人体の土踏まず部にある前記靴底には、その下端面によって上方に窪んだ仕切り溝が設けられている。
上述の技術的な方案を採用することにより得られる本考案の有益な効果は、次に通りである。本考案は、2つの弾性耐摩耗ブロックを設け、位置及び受容力に応じて、足裏の前部の振動機構及び足裏の踵の振動機構が埋め込まれており、足裏の踵の振動機構は踵の衝撃を吸収し、それを上スプリング及び下スプリングの弾性力に転化させる。さらにその弾性力を、上筐体と下筐体の振動に転化させる。踵が受け止める衝撃により、人体の踵の保護作用が高められる。設けられた上筐体、上スプリング、連結片、下スプリング及び下筐体も、踵に一定のサポートを提供すると同時に、足裏の踵の部分におけるヒールの厚みを高めることができる。また、歩行時の人間工学設計に適合し、足底のサポートを高めることができる。足裏の前部の振動機構は、磁性振動設計を用いるものであるため、前掌に力を入れる時、下カバーの位置が靴底からの振動力によってわずかに変化し、固定磁石と金属振動板上の活動磁石の間の磁性の均衡が崩れ、前記金属振動板の全体が上下に揺れる。これにより、振動の効果が生じ、人体の前掌が良好な減振機能を備えることができる。
本考案の実施例における全体構造を示す図である。 本考案の実施例における踵の振動機構の俯瞰構造を示す図である。 本考案の実施例における足裏の前部の振動機構の俯瞰構造を示す図である。 本考案の実施例における靴底の下端面の構造を示す図である。
以下、本考案の実施形態を具体的な実施例によって詳細的な説明する、これにより、本考案は、どのような技術的手段を応用して技術問題を解決し、技術効果の実現過程を十分に理解して実施することができる。
図1−図4を参照すると、制振滑り止め靴は、靴底と靴底1に設けられたアッパー(図示していない)を備え、人体の足裏の前部及び足裏の踵の部分の前記靴底1の下端面に埋め込まれた弾性耐摩耗ブロック2を有する。これら2つの弾性耐摩耗ブロック2内には、それぞれ、足裏の踵の振動機構3及び足裏の前部の振動機構4が埋め込まれている。前記踵の振動機構3は、上から下へ順に連結された上筐体31、4個の上スプリング32、連結片33、3個の下スプリング32及び下筐体35を備える。上筐体31の上端及び下筐体35の下端はいずれも円球面状である。前記上スプリング32と下スプリング34は、それぞれ、前記上筐体31と下筐体35の接続面に均一に分布している。前記下スプリング34の弾性係数は、上スプリング32の弾性係数よりも大きい。前記足裏の前部の振動機構4は、上から下に順に、上カバー41、金属振動板42、及び下カバー43を備える。前記上カバー41と下カバー43には、いずれも固定磁石44が設けられている。前記金属振動板42の上下両端には、いずれも活動磁石45が設けられている。前記活動磁石45は、いずれも固定磁石44と互いに排斥する。構造的に、金属振動板42は、上下両端固定磁石の作用によって浮遊状態になっている。磁石の基本性能を利用したユーザは、着用時に良好な緩衝を保つことができるだけではなく、振動マッサージの効果も実現でき、構造が簡単である。
本実施例における、前記上カバー41と下カバー43の間には、前記金属振動板42のガイドに用いられる支柱46が設けられている。前記支柱46は、前記金属振動板42を貫通している。前記支柱46は、金属振動板42の一方向への移動を維持し、移動時に活動磁石45の位置ずれによって靴の機能が変化することを回避する。
本実施例における、前記2つの弾性耐摩耗ブロック2の底部には、滑り止め突起21が設けられている。前記滑り止め突起21は、複数の滑り止め溝22によって、複数の独立した滑り止め部23に分離されている。前記滑り止め突起21は、弾性耐摩耗材料で製造されている。なお、前記滑り止め溝22は、弧形または直線形凹槽とすることができる。
本実施例における、人体の土踏まず部にある前記靴底1には、その下端面によって上方に窪んだ仕切り溝11が設けられている。仕切り溝11の設計は、靴底1が踵と前掌両部分に分離することができる。踵の振動機構3と足裏の前部の振動機構4の間の干渉を減少できる。2つの振動機構は、作用位置が異なるため、2つの振動機構にそれぞれ独立した作用区間が提供される。
本考案における前記弾性耐摩材料はゴム底であってもよい。また、素材をニーズに応じて選択し、生産ニーズを満たすようにしてもよい。
本考案は、2つの弾性耐摩耗ブロックを設け、位置及び受容力に応じて、足裏の前部の振動機構及び足裏の踵の振動機構が埋め込まれ、足裏の踵の振動機構は踵の衝撃を吸収し、それを上スプリング及び下スプリングの弾性力に転化させる。さらにその弾性力を、上筐体と下筐体の振動に転化させ、踵が受け止める衝撃により、人体の踵の保護作用を高められる。設けられた上筐体、上スプリング、連結片、下スプリング及び下筐体も踵に一定のサポートを提供すると同時に、足裏の踵の部分におけるヒールの厚みを高めることができる。また、歩行時の人間工学設計に適合し、足底のサポートを高めることができる。足裏の前部の振動機構は、磁性振動設計を用いるものであるため、前掌に力を入れる時、下カバーの位置が靴底からの振動力によってわずかに変化し、固定磁石と金属振動板上の活動磁石の間の磁性の均衡が崩れ、前記金属振動板の全体が上下に揺れる。これにより、振動の効果が生じ、人体の前掌が良好な減振機能を備えることができる。
好ましい実施形態を結合して本考案を具体的に記載したものの、当業者にとって、添付される実用新案登録請求の範囲で限定される本考案の趣旨および範囲を逸脱しないと、形式上および詳細において様々な変形が可能であり、いずれも本考案の保護範囲に所属されることが明らかである。

Claims (4)

  1. 靴底と靴底に設けられたアッパーを備え、
    人体の足裏の前部及び足裏の踵の部分の前記靴底の下端面に埋め込まれた弾性耐摩耗ブロックを有し、これら2つの弾性耐摩耗ブロック内には、それぞれ、足裏の前部の振動機構及び足裏の踵の振動機構が埋め込まれ、前記踵の振動機構は、上から下へ順に連結された上筐体、4−7個の上スプリング、連結片、3−5個の下スプリング及び下筐体を備え、前記上筐体の上端及び下筐体の下端はいずれも円球面状であり、前記上スプリングと前記下スプリングは、それぞれ、前記上筐体と前記下筐体の接続面に均一に分布し、前記下スプリングの弾性係数は、前記上スプリングの弾性係数よりも大きく、前記足裏の前部の振動機構は、上から下に順に、上カバー、金属振動板、及び下カバーを備え、前記上カバーと前記下カバーには、いずれも固定磁石が設けられ、前記金属振動板の上下両端には、いずれも活動磁石が設けられていることを特徴とする制振滑り止め靴。
  2. 前記上カバーと前記下カバーの間に、前記金属振動板のガイドに用いられる支柱が設けられ、前記支柱は前記金属振動板を貫通していることを特徴とする請求項1に記載の制振滑り止め靴。
  3. 前記2つの弾性耐摩耗ブロックの底部に、滑り止め突起が設けられ、前記滑り止め突起は、複数の滑り止め溝によって複数の独立した滑り止め部に分離され、前記滑り止め突起は弾性耐摩耗材料で製造されることを特徴とする請求項1に記載の制振滑り止め靴。
  4. 人体の土踏まず部にある前記靴底には、その下端面によって上方に窪んだ仕切り溝が設けられていることを特徴とする請求項1または2または3に記載の制振滑り止め靴。
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