JP3222425B2 - 蓄熱式空気調和機 - Google Patents
蓄熱式空気調和機Info
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Description
運転して顕熱または潜熱の形で蓄えた熱エネルギを、昼
間の空調運転に利用する蓄熱式空気調和機に関する。
昼間の空調運転時に利用する蓄熱式空気調和機では、夜
間の蓄熱運転が必要となるが、室外ファンの回転数切り
替えについては特に考慮されていない。
に拠れば、夜間の騒音は昼間の騒音より低く抑えるよう
規制値で決められている。したがって、夜間電力を利用
して運転する蓄熱運転では、夜間の運転騒音を規制値内
に低減しなければならないという課題がある。
替えを適切に行い、かつ蓄熱運転時の運転騒音を低く抑
えた蓄熱式空気調和機を提供することにある。
め、本発明は圧縮機、室外熱交換器、インバータにより
運転される室外ファン、減圧機構、室内熱交換器、蓄熱
用熱交換器を備えた蓄熱槽を有する蓄熱式空気調和機に
おいて、室外ファンの回転数制御の開始にあたって室外
吸込空気温度が入力され、蓄熱運転かどうかが判定さ
れ、蓄熱運転であり、室外吸込空気温度が設定温度未満
であればインバータにより室外ファンの回転数を低下し
て運転し、室外ファンの回転数はそれぞれの室外吸込空
気温度で蓄熱利用冷房運転時に較べ低くされたものであ
る。
熱利用冷房運転であるかによって室外ファンの回転数を
決定するので、室外ファンの回転数を蓄熱運転であるか
蓄熱利用冷房運転であるかに係わらず適切制御すること
ができ、主に夜間に行われる蓄熱運転時の騒音を低減す
ることができる。
縮機運転能力は、蓄熱利用冷房運転の圧縮機運転能力の
定格値に対して約3分の1から約4分の1とすることが
望ましい。
て実施例を説明する。図1は圧縮機運転能力と室外ファ
ン回転数の一実施例を示したものである。
転は蓄熱運転を示している。蓄熱利用冷房運転での蒸発
器容量が室内側熱交換器の合計であるのに較べ、蓄熱運
転の蒸発器容量が蓄熱側熱交換器であるために、定格能
力の冷媒循環量は、蓄熱運転が蓄熱利用冷房運転よりも
少なくなる。すなわち、夜間の蓄熱運転の圧縮機運転能
力は、昼間の圧縮機運転能力の定格値に対して約3分の
1から約4分の1程度でよく、夜間の蓄熱運転の室外フ
ァン回転数は、昼間の回転数に対し低回転数で運転する
ことができる。
実施例を示したものである。
ファンタップは室外機の吸込空気温度T1,T2を判定
条件としており、T1<T2の順に温度は高くなってい
る。すなわち、室外機吸込温度がT1未満の場合、室外
ファンタップはLo,室外機吸込温度がT1以上T2未
満の場合、室外ファンタップはMe,室外機吸込温度が
T2以上の場合、室外ファンタップはHiに設定され
る。室外ファンタップはLo<Me<Hiの順に回転数
が増大するように構成され、運転騒音も同じ順に増大す
る。
ァンタップは蓄熱利用冷房運転時同様に室外機の吸込空
気温度T1,T2を判定条件としている。室外機吸込温
度がT1未満の場合、室外ファンタップはSLo,室外
機吸込温度がT1以上T2未満の場合、室外ファンタッ
プはLo,室外機吸込温度がT2以上の場合、室外ファ
ンタップはMeに設定される。室外ファンタップはSL
o<Lo<Meの順に回転数が増大するように構成さ
れ、運転騒音も同じ順で増大する。
れの室外吸込温度でのタップを比較すると、蓄熱運転時
には蓄熱利用冷房運転時に較べ室外ファンタップが低く
なっている。
の一実施例を示したものである。空調運転である蓄熱利
用冷房運転時の室外ファンタップは室外機の吸込空気温
度T3,T4,T5,T6を判定条件としており、T3
<T4<T5<T6の順に温度は高くなり、ファンタッ
プの切り替えには差分が設定してある。すなわち、室外
機吸込温度がT3未満の場合、室外ファンタップはL
o,室外機吸込温度がT3以上T4未満の場合、現在室
外ファンタップがLoであればLo,MeであればMe
に設定される。室外機吸込温度がT4以上T5以下の場
合、室外ファンタップはMe,室外機吸込温度がT5以
上T6未満の場合、現在室外ファンタップがMeであれ
ばMe,HiであればHiに設定される。室外機吸込温
度がT6以上の場合、室外ファンタップはHiに設定さ
れる。室外ファンタップはLo<Me<Hiの順に回転
数が増大するように構成され、運転騒音も同じ順で増大
する。
ァンタップは蓄熱利用冷房運転と同様に室外機の吸込空
気温度T3,T4,T5,T6を判定条件としており、
T3<T4<T5<T6の順に温度は高くなり、ファン
タップの切り替えには差分が設定してある。すなわち、
室外機吸込温度がT3未満の場合、室外ファンタップは
SLo,室外機吸込温度がT3以上T4未満の場合、現
在室外ファンタップがSLoであればSLo,Loであ
ればLoに設定される。室外機吸込温度がT4以上T5
以下の場合、室外ファンタップはLo,室外機吸込温度
がT5以上T6未満の場合、現在室外ファンタップがL
oであればLo,MeであればMeに設定される。室外
機吸込温度がT6以上の場合、室外ファンタップはMe
に設定される。室外ファンタップはSLo<Lo<Me
の順に回転数が増大するように構成される。
れの室外吸込温度でのタップを比較すると、蓄熱運転時
には蓄熱利用冷房運転時に較べ室外ファンタップが低く
なっている。
の一実施例を示したものである。
ファンタップは室外機の吸込空気温度T1,T2を判定
条件としており、T1<T2の順に温度は高くなってい
る。すなわち、室外機吸込温度がT1未満の場合、室外
ファンタップはLo,室外機吸込温度がT1以上T2未
満の場合、室外ファンタップはMe,室外機吸込温度が
T2以上の場合、室外ファンタップはHiに設定され
る。室外ファンタップはLo<Me<Hiの順に回転数
が増大するように構成され、運転騒音も同じ順で増大す
る。
ァンタップは蓄熱利用冷房運転と同様に室外機の吸込空
気温度T7,T8を判定条件としており、T7<T8の
順に温度は高くなり、蓄熱利用冷房運転時の吸込空気温
度との関係ではT1<T7<T2<T8の順に高くなっ
ている。室外機吸込温度がT7未満の場合、室外ファン
タップはLo,室外機吸込温度がT7以上T8未満の場
合、室外ファンタップはMe,室外機吸込温度がT8以
上の場合、室外ファンタップはHiに設定される。室外
ファンタップはLo<Me<Hiの順に回転数が増大す
るように構成される。
増大することになるが、蓄熱利用冷房運転時と蓄熱運転
時のそれぞれの室外吸込温度でのタップを比較すると、
蓄熱運転時には蓄熱利用冷房運転時に較べ部分的に室外
ファンタップが低くなっている。
一実施例を示したものである。
合の例である。空調運転である蓄熱利用冷房運転時の室
外ファン運転台数は室外機の吸込空気温度T1,T2を
判定条件としており、T1<T2の順に温度は高くなっ
ている。すなわち、室外機吸込温度がT1未満の場合、
室外ファン運転台数は2台,室外機吸込温度がT1以上
T2未満の場合、室外ファン運転台数は3台,室外機吸
込温度がT2以上の場合、室外ファン運転台数は4台に
設定される。室外ファン運転台数は室外吸込空気温度に
したがって順に台数が増大するように構成され、運転騒
音も同じ順に増大する。
ァン運転台数は蓄熱利用冷房運転時同様に室外機の吸込
空気温度T1,T2を判定条件としている。室外機吸込
温度がT1未満の場合、室外ファン運転台数は1台,室
外機吸込温度がT1以上T2未満の場合、室外ファン運
転台数は2台,室外機吸込温度がT2以上の場合、室外
ファン運転台数は3台に設定される。室外ファン運転台
数は室外吸込空気温度にしたがって順に台数が増大する
ように構成され、運転騒音も同じ順に増大する。
れの室外吸込温度でのファン運転台数を比較すると、蓄
熱運転時には蓄熱利用冷房運転時に較べ少なくなってい
る。
ン運転の一実施例を示したものである。ファンインバー
タは設定温度T9以下の室外吸込空気温度で温度低下に
したがって室外ファンの運転回転数を減少させる。
9以上であればHiタップ,室外吸込空気温度T9未満
であればファンインバータにより回転数を低下して運転
する。一方、夜間の蓄熱運転時には、室外吸込空気温度
T9以上であればMeタップ,室外吸込空気温度T9未
満であればファンインバータにより回転数を低下して運
転する。
れの室外吸込温度での室外ファン回転数を比較すると、
蓄熱運転時には蓄熱利用冷房運転時に較べ室外ファン回
転数が低くなっている。
実施例を示したものである。室外ファンタップ切り替え
の一例として本図のPAD図にしたがって制御される。
用冷房運転するものとして室外ファンタップを仮に決定
した後、蓄熱運転かどうか判定し蓄熱運転なら室外ファ
ンタップを変更し、室外ファンタップを決定するもので
ある。
の一実施例を示したものである。室外ファンタップ切り
替えの一例として本図のPAD図にしたがって制御され
る。
転かどうか判定し蓄熱運転なら蓄熱運転時室外ファンタ
ップ切り替え条件を入力し、蓄熱利用冷房運転時室外フ
ァンタップ切り替え条件を入力し、それぞれの条件にし
たがって室外吸込空気温度から室外ファンタップを決定
する。
を低減することができると共に、目標蓄熱量を確実に蓄
熱でき、ピークシフト率を高めて効率的な蓄熱運転が可
能となり、省電力を図ったものとすることができる。
実施例の説明図。
図。
例の説明図。
例の説明図。
の説明図。
一実施例の説明図。
説明図。
例の説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】圧縮機、室外熱交換器、インバータにより
運転される室外ファン、減圧機構、室内熱交換器、蓄熱
用熱交換器を備えた蓄熱槽を有する蓄熱式空気調和機に
おいて、 前記室外ファンの回転数制御の開始にあたっ
て室外吸込空気温度が入力され、蓄熱運転かどうかが判
定され、 蓄熱運転であり、室外吸込空気温度が設定温度未満であ
れば前記インバータにより前記室外ファンの回転数を低
下して運転し、前記室外ファンの回転数はそれぞれの室
外吸込空気温度で蓄熱利用冷房運転時に較べ低くされた
ことを特徴とする蓄熱式空気調和機。 - 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、蓄熱運転
の圧縮機運転能力は、蓄熱利用冷房運転の圧縮機運転能
力の定格値に対して約3分の1から約4分の1としたこ
とを特徴とする蓄熱式空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25784098A JP3222425B2 (ja) | 1995-01-17 | 1998-09-11 | 蓄熱式空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25784098A JP3222425B2 (ja) | 1995-01-17 | 1998-09-11 | 蓄熱式空気調和機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00472795A Division JP3144999B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 蓄熱式空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159828A JPH11159828A (ja) | 1999-06-15 |
JP3222425B2 true JP3222425B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17311882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25784098A Expired - Fee Related JP3222425B2 (ja) | 1995-01-17 | 1998-09-11 | 蓄熱式空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222425B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7207946B2 (ja) * | 2018-10-29 | 2023-01-18 | パナソニックホールディングス株式会社 | 冷却システム及び冷却方法 |
-
1998
- 1998-09-11 JP JP25784098A patent/JP3222425B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11159828A (ja) | 1999-06-15 |
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