JP3222294U - ハンドドリップポット - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が出水量を高い精度で制御し、効果的に断熱し、手からポット本体が滑り落ちることを防ぐことができるハンドドリップポットを提供する。【解決手段】ハンドドリップポットは、ポット本体1及び断熱板2を備える。ポット本体は、注ぎ口11及び注水口12を有する。断熱板は、ポット本体上で、注ぎ口から離れた一側に設けられる。断熱板は、ポット本体の両側から注ぎ口へ向かって延びる延伸部21を有する。断熱板には、注ぎ口が設けられた反対側にフック部22が外方に突設されている。断熱板は、ポット本体の底部側に向かって延びた底部23を有する。ポット本体の注水口には、注水口を閉止する注水口蓋14が配設されている。ポット本体の底部には、ポット本体を加熱するヒーターが設けられている。ヒーターは、ヒートプレートを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、ハンドドリップポットに関し、特に、断熱板を有するハンドドリップポットに関する。
ハンドドリップコーヒーの技術は奥が深く、コーヒー職人は抽出温度、水量、抽出時間などを調整することにより、コーヒーの味を変えることができる。そのため、コーヒー職人はコーヒーの抽出に使用するハンドドリップポットを手で握ったときの感覚を非常に重視している。その理由は、手で握ったときの感覚が水量を正確に制御する精度に影響を与えやすいからである。従来市販されているハンドドリップポットは、一般にポット本体に細長くて曲がった注ぎ口が接続され、注ぎ口から遠い側にはハンドルが接続され、使用者はハンドルを把持し、ポット本体中のお湯をコーヒー粉に注いでコーヒーを抽出していた。しかし、このようなハンドドリップポットは、ハンドルを把持して注ぎ口からの出水量を制御するため、ポット本体の高温な表面で火傷してしまうことを防ぐことができたが、注ぎ口の出水位置から使用者が把持する位置までの距離が遠いため、使用者が重心のバランスを取りながら把持することは容易でなく、注ぎ口からの出水量を正確に制御することは困難であった。
上述したような問題点を改善するために、ハンドドリップポットが開発されている。このようなハンドドリップポットは、ポット本体と、細長くて曲がった注ぎ口とを有する。ポット本体の外縁には、断熱クロスが直接嵌設され、使用者がコーヒーを抽出するとき、断熱クロスを把持することができるため、ポット本体内のお湯をコーヒー粉に注ぐ際、出水位置から把持位置までの距離が短く、使用者が出水量を細かく制御することができた。しかし、このようなハンドドリップポットは、出水位置から把持位置までの距離を短くして出水量を細かく制御することができたが、このようなハンドドリップポットの断熱クロスは、生地、シリコーンゲルなどの材料からなり、使用者が把持するときの手触り感を維持するために薄く形成されていたが、断熱クロスの断熱効果が好ましくなく、もしポット本体内のお湯の温度が高い場合、依然として使用者が把持したときの感覚に悪影響を与えてしまうことがあった。また、このようなハンドドリップポットは、手からポット本体が滑り落ちることを防ぐ設計がされていなかったため、使用者が断熱クロスを把持する際、不注意からハンドドリップポットが滑り落ち、ポット内のお湯が撥ねてユーザが火傷をしてしまう虞があった。
本考案の主な目的は、使用者が出水量を高い精度で制御し、効果的に断熱し、手からポット本体が滑り落ちることを防ぐことができるハンドドリップポットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、ポット本体及び断熱板を備えたハンドドリップポットであって、前記ポット本体は、注ぎ口及び注水口を有し、前記断熱板は、前記ポット本体上で、前記注ぎ口から離れた一側に設けられ、前記断熱板は、前記ポット本体の両側から前記注ぎ口へ向かって延びる延伸部を有し、前記断熱板には、前記注ぎ口が設けられた反対側にフック部が外方に突設されていることを特徴とするハンドドリップポットが提供される。
前記断熱板は、前記ポット本体の底部側に向かって延びた底部を有することが好ましい。
前記ポット本体の前記注水口には、前記注水口を閉止する注水口蓋が配設されていることが好ましい。
前記ポット本体の底部には、前記ポット本体を加熱するヒーターが設けられていることが好ましい。
前記ヒーターは、ヒートプレートを有し、前記ヒートプレートにより前記ヒーターを発熱させ、前記ポット本体を加熱することが好ましい。
以下、本考案の実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本考案の一実施形態に係るハンドドリップポットは、少なくともポット本体1及び断熱板2から構成されてなる。
ポット本体1は、細長くて曲がった注ぎ口11と、注水口12とを有する。ポット本体1は、上から下方向にかけて小さくなってから大きくなった形状を有し、ポット本体1の注水口12の下方には、ネック部13が設けられている。ポット本体1の注水口12には、ポット本体1内の液体が漏れ出ることを防ぐために、注水口12を閉止する注水口蓋14が配設されている。
断熱板2は、ポット本体1上で、注ぎ口11から離れた一側に設けられる。断熱板2は、ポット本体1の両側から注ぎ口11へ向かって延びた延伸部21を有する。断熱板2には、注ぎ口11が設けられた反対側にフック部22が外方に突設され、使用者が断熱板2を把持するとき、親指と人差し指との間をフック部22に押付けるため、使用者の手からポット本体1が滑り落ちることを防ぎ、把持したときの安定性を高めることができる。本実施形態では、ポット本体1のネック部13の外縁に沿って2つの延伸部21が延びているため、使用者が把持したときに人差し指、親指が火傷することを防ぐことができる。
それによって、断熱板2には、ポット本体1の外縁に沿ってポット本体1の底部側に向かって延びた底部23が延設され、使用者が断熱板2を把持すると、底部23が使用者の掌に対応し、使用者の掌が火傷することを防ぐことができる。
また、図3に示すように、ポット本体1の底部には、ポット本体を加熱するヒーター(図示せず)が設けられていることが好ましい。ヒーターは、ヒートプレート31を有し、ヒートプレート31によりヒーターを発熱させ、ヒーターによりポット本体1内の液体を加熱する。
また、断熱板2は、中空状を呈し、断熱気層が内部に形成され、この断熱気層を利用することにより、使用者が断熱板2を把持したときにポット本体1内の高温のお湯により火傷することを防ぐことができる。
上述した構造により構成された本考案を実際に使用する際、使用者はドリップポットの底部に設けたヒーターとヒートプレートとを組合せ、ヒーターによりポット本体1内の液体を適切な温度になるまで加熱させる。また、図4に示すように、ユーザがコーヒーを抽出する場合、断熱板2を把持してドリップポットを持ち上げることができるため、ポット本体1上の高温部に触れることを防ぐとともに、お湯を注ぐ際、注ぎ口11の出水量を安定かつ正確に制御することができる。
上述した説明から分かるように、本考案の長所は、断熱板2のフック部22により設計し、これにより、使用者がドリップポットを把持してお湯を注ぐとき、人差し指と、親指と、人差し指と親指との間との3点で支え、使用者は、注水口12から注入される水量を安定的に制御することができるとともに、水量を制御する精度を高めることもできる。また、断熱板2により使用者の手が直接、ポット本体1に触れて火傷することを防ぐことができる他、断熱板2のフック部22に人差し指と親指との間を押付けることができるため、使用者が断熱板2を把持する際、手からポット本体1が滑り落ちてお湯が撥ねて使用者が火傷することを防ぐことができる。
本実施形態では人差し指と、親指と、人差し指と親指との間とにより把持しているが、勿論、使用習慣又は必要に応じて使用者自ら違う態様に変更することもできる。例えば、人差し指、中指及び親指により断熱板2の延伸部21を把持すると、人差し指と親指との間が断熱板2のフック部22上に押付けられて3点で支え、注水口12から注がれる水量を安定かつ正確に制御し、効果的に断熱し、手からポット本体1が滑り落ちることを防ぐことができる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 ポット本体
2 断熱板
11 注ぎ口
12 注水口
13 ネック部
14 注水口蓋
21 延伸部
22 フック部
23 底部
31 ヒートプレート
2 断熱板
11 注ぎ口
12 注水口
13 ネック部
14 注水口蓋
21 延伸部
22 フック部
23 底部
31 ヒートプレート
Claims (5)
- ポット本体及び断熱板を備えたハンドドリップポットであって、
前記ポット本体は、注ぎ口及び注水口を有し、
前記断熱板は、前記ポット本体上で、前記注ぎ口から離れた一側に設けられ、前記断熱板は、前記ポット本体の両側から前記注ぎ口へ向かって延びる延伸部を有し、前記断熱板には、前記注ぎ口が設けられた反対側にフック部が外方に突設されていることを特徴とするハンドドリップポット。 - 前記断熱板は、前記ポット本体の底部側に向かって延びた底部を有することを特徴とする請求項1に記載のハンドドリップポット。
- 前記ポット本体の前記注水口には、前記注水口を閉止する注水口蓋が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドドリップポット。
- 前記ポット本体の底部には、前記ポット本体を加熱するヒーターが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドドリップポット。
- 前記ヒーターは、ヒートプレートを有し、
前記ヒートプレートにより前記ヒーターを発熱させ、前記ポット本体を加熱することを特徴とする請求項4に記載のハンドドリップポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001644U JP3222294U (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | ハンドドリップポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001644U JP3222294U (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | ハンドドリップポット |
Publications (1)
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JP3222294U true JP3222294U (ja) | 2019-07-25 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3222294U (ja) |
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2019
- 2019-05-10 JP JP2019001644U patent/JP3222294U/ja not_active Expired - Fee Related
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