JP3222115U - 獣害防止装置 - Google Patents

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【課題】効果のある鳥獣害防止装置は動物の外形と動きを模して制作されるため、構造が複雑であった。そこで、夜間の防獣に限ることで形状と構造を単純化し、製造コストを低減しつつ防獣効果の高い獣害防止装置を提供する。【解決手段】棒状の本体部10と、前記本体部に設けられた電源部と、前記本体部の上部に左右一対で設けられた第一支持アームと第二支持アームと、前記第一支持アーム20に保持された第一発光体30と、前記第二支持アーム22に保持された第二発光体32と、前記本体部に設けられた超音波センサと、前記本体部に設けられた音源部と、前記本体部に設けられたスピーカ50と、前記本体部の下部に設けられた杭部とから構成される獣害防止装置1であって、前記超音波センサが夜間に動体を検知すると、前記第一発光体と前記第二発光体が点灯するとともに前記スピーカから威嚇音を発する。【選択図】図1

Description

本考案は、人や農作物等に危害を加える害獣を追い払うことができる獣害防止装置に関するものである。
近年、カラス、イノシシ、アライグマ等の増加により、これらの害鳥獣が人里に侵入し農作物を荒らすことに加え、宅地にまで侵入して人の生活にも害を与えることが問題になっている。そこで、これらの獣鳥害を防止するために、様々な対策が講じられている。
例えば、害鳥の忌避効果のある威嚇体を摺動可能な筒状部材上に設けて、威嚇体の上下移動を可能とし、威嚇体の目の発光手段と威嚇音声の発生手段とを備えた鳥害防止装置(特許文献1参照)が提案されている。また、鳥の羽ばたき動作ができ、目に発光ダイオードを備え、猛禽類の鳴き声を発生する鳥の羽ばたき装置(特許文献2参照)が提案されている。
特開2007−325507号公報 特開2003−304795号公報
しかしながら、特許文献1及び2の防鳥獣装置は、外形を実物の猛禽類に似せて制作しなければならず、かつ動きを作りだすための駆動機構が必要となり、装置の構造が複雑となる。
そこで、本考案は、夜間のみに効果を発揮することを前提に、構造が単純な獣害防止装置を提供することを課題としている。
本考案は、夜間に光る猛獣の目と威嚇音により、獣害を防止しようとするものである。
すなわち、第1の本考案は、棒状の本体部と、本体部に設けられた電源部と、本体部の上部に左右一対で設けられた第一支持アームと第二支持アームと、第一支持アームに保持された第一発光体と、第二支持アームに保持された第二発光体と、本体部に設けられた超音波センサと、本体部に設けられた音原部と、本体部に設けられたスピーカと、
本体部の下部に設けられた杭部とから構成される獣害防止装置であって、超音波センサが夜間に動体を検知すると、第一発光体と第二発光体が点灯するとともにスピーカから威嚇音を発することを特徴とする獣害防止装置である。
第1の本考案の本体部と第一支持アームと第二支持アームはT字形またはY字形に構成される。
そして、第一支持アームと第二支持アームの先端には夫々第一発光体と第二発光体が設けられ、この両方の発光体が、超音波センサが夜間に動体を検知すると点灯する。
ところで、虎に代表されるネコ科の猛獣の目は、網膜の裏にタぺタム(輝板)と呼ばれる反射板組織があり、目に入った光を反射して網膜に返すことで暗いところでも鮮明に見える構造をとっている。この構造により目にタぺタム(輝板)を備えた動物は、夜間に姿は見えないにもかかわらず、2つの目だけが光って見えることになる。
そこで第1の本考案は、虎等の猛獣は、目だけが闇夜に光って見えることを利用している。第1の本考案は本体部と第一支持アームと第二支持アームを暗い色にすると夜間には見えず、ちょうど猛獣の目のように2つの光だけが見えることで、猛獣の存在を害獣に認知させる機能を発揮している。
さらに、超音波センサが夜間に動体を感知すると、先の発光体の点灯に加えて、スピーカから威嚇音を発することで、防獣効果を高めている。なお、超音波センサはドップラー効果を用いて動体を検知するが、植物等の風による些細な動きに反応しないように動体検知の感度が調整される。
次に第2の本考案は、第1の本考案において、第一発光体と第二発光体と超音波センサとを除く全ての表面が黒色であることを特徴とする獣害防止装置である。
本体部と支持アームを黒色にすることで、第一発光体と第二発光体以外を見えにくくし、さらに夜間に光る猛獣の目に似せている。
既に猛獣の外形を模して、目が光る防獣装置が公知になっているが、本考案は、防獣効果を夜間に限定することで、黒色に着色された骨組みだけの簡単な構造でコストの低減と防獣効果の両立を実現している。
次に第3の本考案は、第1又は第2の本考案において、第一発光体と第二発光体が山吹色の円形に点灯することを特徴とする獣害防止装置である。
イノシシを対象にして種々実験の結果、第一発光体と第二発光体の発光色が白色では効果が小さく、山吹色で最も効果が高いことを発見したからである。
次に第4の本考案は、第1〜第3のいずれか一つの本考案において、第一発光体と第二発光体との離隔距離が、15cm〜30cmであることを特徴とする獣害防止装置である。
目にタぺタム(輝板)を有する動物は多く存在するがネコなどの小型動物では害獣が危険を感じることがなく、防獣効果が薄い。そこで、第一発光体と第二発光体の間隔をネコ科の動物のなかで猛獣と呼ばれる虎、豹、ライオンなどの大型肉食動物の目の間隔に近くなるように設定した。
次に第5の本考案は、第1〜第4のいずれか一つの本考案において、本体部の下端から第一発光体の中心と第二発光体の中心までの高さが20cm〜50cmであることを特徴とする獣害防止装置である。
本体部の下端から第一発光体の中心と第二発光体の中心までの高さを、猛獣が獲物を狙って潜んでいる状態から歩いている状態までの目の高さの範囲内とした。
本考案の獣害防止装置は、防獣対象区域の地中に杭部を差し込んで設置される。このとき、第一及び第二発光体の地上高を虎等の猛獣が獲物を狙って伏せているときから歩いているときまでの目の高さに合わせると、より防獣効果が高まる。
そして第6の本考案は、第1〜第5のいずれか一つの本考案において、第一発光体と第二発光体が球状であり、リング状の保持材で保持され、前面と背面の両方から夜間に光る猛獣の目の形態として観察されることを特徴とする獣害防止装置である。
球状の発光体を支持アームの先端でリング状の保持材で支持することで、本考案に係る獣害防止装置の発光が前面と背面の両方から確認されることで、防獣効果を高めることができる。
上記の基本的な構成からなる本考案は、猛獣の目に似せた光る目と威嚇音による夜間の防獣効果に限定することで、外形を猛獣に似せることなく、簡単な構造で製造コストの低減を図りつつ防獣効果を高めることができる。
本考案の実施形態を説明するための正面図である。 本考案の実施形態を説明するための側面図である。 本考案の実施形態を説明するための上部拡大平面図である。 本考案の実施形態を説明するためのブロック図である。 本考案の実施形態を説明するための斜視図である。
以下、本考案の実施形態(実施例)を図に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態を説明するための正面図である。
筒状の本体部10の上部に筐体に納められたスピーカ50が設けられ、そのすぐ上部に超音波センサ40が設けられている。そして超音波センサ40が設けられた筐体の左右に第一発光体30と第二発光体32を支持するために第一支持アーム20と第二支持アーム22がYの字形に設けられている。
本体部10の下部には杭部60がネジ込み式で設けられている。本体部10の内部は乾電池の収納機能を有し、杭部60を取り外して乾電池を交換する。
第一発光体30と第二発光体32と超音波センサ40を除く部分は、黒色に塗装されている。
超音波センサ40が夜間に動体を検知すると、第一発光体30と第二発光体32が山吹色に点灯するとともに、スピーカ50から猛獣の声に似せた威嚇音が流れる。
第一発光体30と第二発光体32の点灯色は山吹色に限るものではないが、白色では防獣効果が薄く、少し黄色や赤色の要素を入れた色が好ましく、種々実験の結果、山吹色が一番防獣効果のあった色である。
超音波センサ40の動体感知範囲は左右約360°、上下約45°で最大約10mである。また、第一発光体と第二発光体は、山吹色に着色された球状のABS樹脂の内部にLEDを設けた構成となっている。山吹色に着色されたABS樹脂を透過した光が夜間のタぺタム(輝板)を持つ猛獣の目の光と似ていることで、防獣効果が高くなっている。
さらに、上述のように第一発光体30と第二発光体32と超音波センサ40を除く部分は、黒色に塗装されているため、夜間においては、山吹色に光る円形の第一発光体と第二発光体のみが害獣から認識される。
猛獣の外形を模して、目が光る公知の獣害防止装置に比べ、本考案は、防獣効果を夜間に限定することで、骨組みだけの簡単な構造でコストの低減と防獣効果の両立を実現している。
なお、第一発光体30の中心と第二発光体32の中心との離隔距離は15cm〜30cmとすることが好ましい。また、本体部10の下端から第一発光体30の中心と第二発光体32の中心までの高さを20cm〜50cmとすることが好ましい。この2つの範囲を外れると害獣から両発光体が、猛獣の目と認識されないからである。
図2は、本考案の実施形態を説明するための側面図である。
第一支持アーム20の先端に設けられたリング状の保持材24によって第一発光体30の中央部が保持されている。この構造によって第一発光体30は獣害防止装置1の前後から認識されることになる。第二発光体についても同様である。
図3は、本考案の実施形態を説明するための上部拡大平面図である。図2で説明したように第一発光体30が第一支持アーム20の先端に設けられたリング状の保持材24によって保持されている様子が分かる。第二発光体32も同様である。
次に図4を用いて、本考案の実施形態を制御面から説明する。
図4は、本考案の実施形態を説明するためのブロック図である。
本実施形態の制御構造は、制御回路80を中心に構成されている。制御回路80には電源部70から電源が供給されている。そして、超音波センサ42の情報が物体検知部40を経由して制御回路80に伝達される。超音波センサ42は物体の動きを検知すると物体検知情報を物体検知部40に伝達する機能を有している。なお、物体の動きは超音波センサ42で受信されたドップラー効果による超音波の周波数の変化情報をもとに、物体検知部40で検知される仕組みであるが、風による些細な植物の動き等は除外するように検知感度が調整される。
また、光センサ92の情報が光センサ部90を経由して制御回路80に伝達される。光センサ92にはフォトレジスタが採用され、周囲の明るさの変化に応じた情報を光センサ部90に伝達する。光センサ部90は予め設定された周囲の明るさのしきい値に基づき、制御回路に夜間であることの情報である夜間情報を伝達する。
制御回路80は、光センサ部90からの夜間情報に加えて、物体検知部40から物体検知の情報が入ると、LED制御部38を駆動させてLED34とLED36を点灯させるとともに、音源部52を駆動させてスピーカ50から威嚇音を発生させる。制御回路80は、光センサ部90及び物体検知部40からの夜間情報と物体検知情報のどちらか一方がなくなると、一定時間経過後にLED制御部38と音源部52の駆動を停止させる。
図5は、本考案の実施形態を説明するための斜視図である。
本考案の獣害防止装置は、図5に示すとおり、例えば雑草が生い茂る地面に杭部を差し込んで、本体部から上が地上に出るように設置される。
本考案の獣害防止装置は、住宅の夜間における不審者侵入防止用としても利用することができる。
1 獣害防止装置
10 本体部
20 第一支持アーム
22 第二支持アーム
24 リング状の保持材
30 第一発光体
32 第二発光体
34 LED
36 LED
38 LED制御部
40 物体検知部
42 超音波センサ
50 スピーカ
52 音源部
60 杭部
70 電源部
72 乾電池
80 制御回路
90 光センサ部
92 光センサ
すなわち、第1の本考案は、棒状の本体部と、本体部に設けられた電源部と、本体部の上部に左右一対で設けられた第一支持アームと第二支持アームと、第一支持アームに保持された第一発光体と、第二支持アームに保持された第二発光体と、本体部に設けられた超音波センサと、本体部に設けられた音部と、本体部に設けられたスピーカと、
本体部の下部に設けられた杭部とから構成される獣害防止装置であって、超音波センサが夜間に動体を検知すると、第一発光体と第二発光体が点灯するとともにスピーカから威嚇音を発することを特徴とする獣害防止装置である。

Claims (6)

  1. 棒状の本体部と、
    前記本体部に設けられた電源部と、
    前記本体部の上部に左右一対で設けられた第一支持アームと第二支持アームと、
    前記第一支持アームに保持された第一発光体と、
    前記第二支持アームに保持された第二発光体と、
    前記本体部に設けられた超音波センサと、
    前記本体部に設けられた音原部と、
    前記本体部に設けられたスピーカと、
    前記本体部の下部に設けられた杭部と
    から構成される獣害防止装置であって、
    前記超音波センサが夜間に動体を検知すると、
    前記第一発光体と前記第二発光体が点灯すると
    ともに前記スピーカから威嚇音を発する
    ことを特徴とする獣害防止装置。
  2. 前記第一発光体と前記第二発光体と前記超音波センサとを除く全ての表面が黒色であることを特徴とする請求項1に記載の獣害防止装置。
  3. 前記第一発光体と前記第二発光体が山吹色の円形に点灯することを特徴とする請求項1又は2に記載の獣害防止装置。
  4. 前記第一発光体の中心と前記第二発光体の中心との離隔距離が15cm〜30cmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の獣害防止装置。
  5. 前記本体部の下端から前記第一発光体の中心と前記第二発光体の中心までの高さが20cm〜50cmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の獣害防止装置。
  6. 前記第一発光体と前記第二発光体が球状であり、リング状の保持材で保持され、前面と背面の両方から夜間に光る猛獣の目の形態として観察されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の獣害防止装置。
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