JP3221952U - 高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置 - Google Patents

Abstract

【課題】排ガス内の硫及び硝がより徹底的に分解浄化され、排出された気体は、より清潔になり、人々の呼吸に影響を与えない高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置を提供する。【解決手段】排気口１、支持柱脚２、連結棒３、貯蔵ホッパ４、支持底板５、区画酸化室６、接続箱７、接続管８、バッフル板９、伝達筒１０、固定板１１、熱風機１２、固定フレーム１３、支持板１４、及びはしご１５を備え、区画酸化室６には、支持底板５と溶接された外側ハウジング、外側ハウジングの内部に密接する硫化触媒剤層、及び、硫化触媒剤層の下方に設けられ、且つ外側ハウジングと溶接された硝化触媒剤層が設けられ、硫化触媒剤層と硝化触媒剤層とは、互いに平行となっている。設計された区画酸化室を介して、硫及び硝を成層して酸化することができる。【選択図】図１

Description

本考案は、高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置に関し、排ガス浄化装置の分野に属する。

排ガスとは、閉鎖システムにおける、タバコの吸引端から生成された排ガスを除去することを示し、シガレットが吸引されるときに自然発火状態における吸引端の排ガスを示す。

出願番号が２００８２０２１６７８３．７である従来技術は、メイン塔装置及び脱硝サブ塔装置を備えた脱硫脱硝排ガス浄化装置を開示している。メイン塔装置には、排ガス入口及び浄化済ガス出口が設けられている。塔装置内には、水浄化霧除去部、吸収部及び酸化部が上からの順に配置されている。前記吸収部には、脱硫スプレー器が設けられ、酸化部の下部の抽出口は、塔装置外部の循環管路を介して吸収部の脱硫スプレーと連通されている。酸化部の底部の脱硫循環槽には、アンモニアと空気との入口と連通する分配器が配置され、サブ塔装置には、原料排ガスの入口が設けられ、底部は、脱硫循環槽であり、原料排ガスの入口の上方には、脱硝スプレー器が配置され、塔装置の頂部の脱硝排ガスの出口を介してメイン塔装置の排ガスの入口と連通されている。脱硝スプレー器は、塔装置外部の管路を介して、脱硝循環槽の抽出口とメイン塔装置酸化部の底部の脱硫循環槽の抽出口と接続されている。当該装置において、アンモニアの脱硫プロセスにおける中間物質である亜硫酸水素アンモニウム及び亜硫酸アンモニウムを用いて脱硝を行うことにより、アンモニアの消費量が増加せず、装置が簡素化され、エネルギー消費量及び運用コストが低い。しかしながら、従来技術においては脱硫及び脱硝が同時に行われるため、硝及び硫の分解が不完全であり、空気中に放出されると環境を汚染し、人々の正常な呼吸に影響を与える。

従来技術の欠点に鑑み、本考案の目的は、従来技術における脱硫及び脱硝が同時に行われるため、硝及び硫の分解が不完全であり、空気中に放出されると環境を汚染し、人々の正常な呼吸に影響を与えるという問題を解決するための高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置を提供することである。

上記の目的を実現するために、本考案は以下の技術的解決手段を採用する。高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置であって、排気口、支持柱脚、連結棒、貯蔵ホッパ、支持底板、区画酸化室、接続箱、接続管、バッフル板、伝達筒、固定板、熱風機、固定フレーム、支持板、及びはしごを備えている。４つの前記支持柱脚が、前記支持底板の下方に溶接されている。３本の前記連結棒のそれぞれが、２つの前記支持柱脚の間に溶接されている。前記支持底板は、前記区画酸化室の下方に垂直に固定されている。前記区画酸化室には、前記接続管を介して前記区画酸化室と電気的に接続された接続箱が配置されている。前記バッフル板は、リベットを介して前記接続管の上方に固定され、且つ前記区画酸化室の先端部と溶接されている。前記伝達筒は、前記区画酸化室の左側に粘着されている。前記熱風機は、前記固定板を貫通して前記伝達筒と垂直に接続されている。前記固定板は、前記熱風機と粘着され、且つ前記伝達筒の表面にネジ接続されている。前記固定フレームは、前記熱風機の下方に溶接されている。前記支持板は、前記伝達筒の下方に垂直に溶接され、且つ支持ロッドを介して前記区画酸化室と溶接されている。前記はしごは、前記支持板の下方の１２０°の位置に溶接されている。前記区画酸化室には、前記支持底板と溶接された外側ハウジング、前記外側ハウジングの内部に密接する硫化触媒剤層、及び、前記硫化触媒剤層の下方に設けられ、且つ前記外側ハウジングと溶接された硝化触媒剤層が設けられ、前記硫化触媒剤層と前記硝化触媒剤層とは、互いに平行となっている。

さらに、前記固定フレームと前記伝達筒とは、互いに平行となっている。

さらに、前記貯蔵ホッパには、排ガス入口が設けられている。

さらに、前記貯蔵ホッパは、前記支持底板の下方にネジ接続されている。

さらに、前記排気口は、前記貯蔵ホッパの下方にほぞ接合されている。

さらに、前記外側ハウジングは、防錆や防腐の役割を有するステンレス鋼材である。

さらに、前記接続管は、より多くの回線を保護するために、２つ以上ある。

本考案の有益な効果は以下の通りである。設計された区画酸化室を介して、硫及び硝を成層して酸化することができる。これにより、排ガス内の硫及び硝がより徹底的に分解浄化され、排出された気体は、より清潔になり、人々の呼吸に影響を与えない。

以下、図面を参照しつつ、非限定的な実施形態について詳細に説明する。これにより、本考案の他の特徴、目的及び利点は、より明確になるであろう。

本考案に係る高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置の構成概略図である。 本考案に係る区画酸化室の構成概略図である。

本考案の技術的解決手段、創作の特徴、目的及び効果を理解しやすくするために、以下、具体的な実施形態と共に本考案について詳述する。

図１及び図２を参照されたい。本発明に係る高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置は、排気口１、支持柱脚２、連結棒３、貯蔵ホッパ４、支持底板５、区画酸化室６、接続箱７、接続管８、バッフル板９、伝達筒１０、固定板１１、熱風機１２、固定フレーム１３、支持板１４、及びはしご１５を備えている。４つの支持柱脚２が、支持底板５の下方に溶接されている。３本の連結棒３のそれぞれが、２つの支持柱脚２の間に溶接されている。支持底板５は、区画酸化室６の下方に垂直に固定されている。区画酸化室６には、接続管８を介して区画酸化室６と電気的に接続された接続箱７が配置されている。バッフル板９は、リベットを介して接続管８の上方に固定され、且つ区画酸化室６の先端部と溶接されている。伝達筒１０は、区画酸化室６の左側に粘着されている。熱風機１２は、固定板１１を貫通して伝達筒１０と垂直に接続されている。固定板１１は、熱風機１２と粘着され、且つ伝達筒１０の表面にネジ接続されている。固定フレーム１３は、熱風機１２の下方に溶接されている。支持板１４は、伝達筒１０の下方に垂直に溶接され、且つ支持ロッドを介して区画酸化室６と溶接されている。はしご１５は、支持板１４の下方の１２０°の位置に溶接されている。区画酸化室６には、支持底板５と溶接された外側ハウジング６０１、外側ハウジング６０１の内部に密接する硫化触媒剤層６０２、及び、硫化触媒剤層６０２の下方に設けられ、且つ外側ハウジング６０１と溶接された硝化触媒剤層６０３が設けられ、硫化触媒剤層６０２と硝化触媒剤層６０３とは、互いに平行となっている。固定フレーム１３と伝達筒１０とは、互いに平行となっている。貯蔵ホッパ４は、排ガス入口を有し、且つ支持底板５の下方にネジ接続されている。排気口１は、貯蔵ホッパ４の下方にほぞ接合されている。外側ハウジング６０１は、防錆や防腐の役割を有するステンレス鋼材である。接続管８は、より多くの回線を保護するために、２つ以上ある。

使用前に、区画酸化室６の漏れの有無を確認した後、排ガスは、排ガス入口を介して入ってから、貯蔵ホッパ４を介して区画酸化室６内に入る。外部の空気が熱風機１２によって加熱された後区画酸化室６内に入ることにより、区画酸化室６の温度は高くなっている。排ガスは、区画酸化室６に入った後、まず硝化触媒剤層６０３を通過し、硝が酸化された後、硫化触媒剤層６０２を通過し、硫が酸化される。触媒完了後の排ガスは、区画酸化室６を通過して再び貯蔵ホッパ４に戻り、排気口１を介して排出される。これにより、完全無汚染が実現される。

本考案に記載の熱風機１２に通電した後、空気は、送風機によってヒータ内に吹き込まれ、螺旋状の電熱線の内側、外側を均一に通過し、通電後の電熱線によって生成された熱と通過する冷気とが熱交換することにより、空気出口の空気温度が上昇する。

本考案に係る排気口１、支持柱脚２、連結棒３、貯蔵ホッパ４、支持底板５、区画酸化室６、接続箱７、接続管８、バッフル板９、伝達筒１０、固定板１１、熱風機１２、固定フレーム１３、支持板１４、はしご１５、外側ハウジング６０１、硫化触媒剤層６０２、及び硝化触媒剤層６０３のそれぞれは、共通の標準部材又は当業者に知られている部材であり、その構造及び原理について、技術者らが技術マニュアル又は従来の実験方法によって知ることができる。本考案が解決しようとする問題は、従来技術における脱硫及び脱硝が同時に行われるため、硝及び硫の分解が不完全であり、空気中に放出されると環境を汚染し、人々の正常な呼吸に影響を与えるということである。本考案は、上記の部材を組み合わせて、硫及び硝を成層して酸化することができる。これにより、排ガス内の硫及び硝がより徹底的に分解浄化され、排出された気体は、より清潔になり、人々の呼吸に影響を与えない。具体的には、下記の通りである。

外側ハウジング６０１と支持底板５とは溶接されている。硫化触媒剤層６０２は、外側ハウジング６０１の内部に密接している。硝化触媒剤層６０３は、硫化触媒剤層６０２の下方に設けられ、且つ外側ハウジング６０１と溶接されている。硫化触媒剤層６０２と硝化触媒剤層６０３とは、互いに平行となっている。

上述した本考案の基本的な原理、主要な特徴及び利点は、例示した実施形態の詳細であり、本考案を限定するものではない。当業者は、本考案の精神及び本質から逸脱しない限り、本考案の他の特定の形態で実現することができる。従って、実施形態は、いずれの観点から、例示的且つ非限定的であると考えられるべきである。本考案の範囲は、上記の説明ではなく、実用新案登録請求の範囲によって決められるため、請求項の範囲の、同等性要件を有する意味及び範囲内に属するすべての変更は、本考案に含まれる。実用新案登録請求の範囲における参照符号は、請求項の範囲を限定するものではないと理解されたい。

また、本明細書は、実施形態に基づいて説明されているが、１つの実施形態が１つの独立した技術的解決手段のみを含むわけではないことは理解されたい。明細書についてのこのような記載方法は、理解しやいためであり、当業者が明細書を１つの全体としてみなすべきである。各実施形態における技術的解決手段は、適宜の組合せにより、当業者が理解できるほかの実施形態に形成されてもよい。

１ 排気口
２ 支持柱脚
３ 連結棒
４ 貯蔵ホッパ
５ 支持底板
６ 層間区画酸化室
７ 接続箱
８ 接続管
９ バッフル板
１０ 伝達筒
１１ 固定板
１２ 熱風機
１３ 固定フレーム
１４ 支持板
１５ はしご
６０１ 外側ハウジング
６０２ 硫化触媒剤層
６０３ 硝化触媒剤層

Claims (7)

1. 排気口（１）、支持柱脚（２）、連結棒（３）、貯蔵ホッパ（４）、支持底板（５）、区画酸化室（６）、接続箱（７）、接続管（８）、バッフル板（９）、伝達筒（１０）、固定板（１１）、熱風機（１２）、固定フレーム（１３）、支持板（１４）、及びはしご（１５）を備えた高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置であって、４つの前記支持柱脚（２）が、前記支持底板（５）の下方に溶接されており、３本の前記連結棒（３）のそれぞれが、２つの支持柱脚（２）の間に溶接されており、前記支持底板（５）は、前記区画酸化室（６）の下方に垂直に固定され、前記区画酸化室（６）には、前記接続管（８）を介して前記区画酸化室（６）と電気的に接続された接続箱（７）が配置されており、
   前記バッフル板（９）は、リベットを介して前記接続管（８）の上方に固定され、且つ前記区画酸化室（６）の先端部と溶接され、前記伝達筒（１０）は、前記区画酸化室（６）の左側に粘着され、前記熱風機（１２）は、前記固定板（１１）を貫通して前記伝達筒（１０）と垂直に接続され、前記固定板（１１）は、前記熱風機（１２）と粘着され、且つ前記伝達筒（１０）の表面にネジ接続され、前記固定フレーム（１３）は、前記熱風機（１２）の下方に溶接され、前記支持板（１４）は、前記伝達筒（１０）の下方に垂直に溶接され、且つ支持ロッドを介して前記区画酸化室（６）と溶接され、前記はしご（１５）は、前記支持板（１４）の下方の１２０°の位置に溶接されており、
   前記区画酸化室（６）には、前記支持底板（５）と溶接された外側ハウジング（６０１）、前記外側ハウジング（６０１）の内部に密接する硫化触媒剤層（６０２）、及び、前記硫化触媒剤層（６０２）の下方に設けられ、且つ前記外側ハウジング（６０１）と溶接された硝化触媒剤層（６０３）が設けられ、前記硫化触媒剤層（６０２）と前記硝化触媒剤層（６０３）とは、互いに平行となっていることを特徴とする高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。
2. 前記固定フレーム（１３）と前記伝達筒（１０）とは、互いに平行となっていることを特徴とする請求項１に記載の高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。
3. 前記貯蔵ホッパ（４）には、排ガス入口が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。
4. 前記貯蔵ホッパ（４）は、前記支持底板（５）の下方にネジ接続されていることを特徴とする請求項１に記載の高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。
5. 前記排気口（１）は、前記貯蔵ホッパ（４）の下方にほぞ接合されていることを特徴とする請求項１に記載の高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。
6. 前記外側ハウジング（６０１）はステンレス鋼材からなることを特徴とする請求項１に記載の高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。
7. 前記接続管（８）が２つ以上あることを特徴とする請求項１に記載の高効率脱硫脱硝排ガス浄化装置。

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