JP3221640U

JP3221640U - 大容量メイクペン

Info

Publication number: JP3221640U
Application number: JP2018600164U
Authority: JP
Inventors: 華鐘; 玲郎 ▲ザン▼
Original assignee: 洽興包装工業（中国）有限公司
Priority date: 2016-05-31
Filing date: 2016-10-27
Publication date: 2019-06-13
Anticipated expiration: 2026-10-27
Also published as: WO2017206428A1; US20190098984A1; EP3466297A1; CN205658538U; KR200492716Y1; KR20190000085U; EP3466297A4

Abstract

【課題】ペン本体１を有する大容量メイクペンを提供する。【解決手段】ペン本体１の前後両端にそれぞれ前カバー２と後カバーが外嵌され、ペン本体１内に化粧品液収容室３が設けられ、化粧品液収容室３の前端にブラシアセンブリが設けられ、化粧品液収容室３内にピストン７が設けられ、後カバーはエンドカバー８とエンドカバーシース９とを備え、エンドカバー８は、ペン本体の軸方向に係合し、円周方向に相対回転可能で、エンドカバーシース９は、エンドカバーに外嵌され、径方向と軸方向とでエンドカバーに固定されており、エンドカバー内には、ねじロッド１０と少なくとも一つのねじスリーブ１１とが設けられ、ねじロッドの一端が前記ピストンに当接し、他端がねじの噛み合いでねじスリーブの内に嵌合され、ねじスリーブはねじの噛み合いでエンドカバー内に嵌合される。【選択図】図２

Description

本考案は、化粧品容器に関し、具体的には、大容量メイクペンに関する。

現在のメイクペンは、図１を参照すると、ペン本体１と、ペン本体１の両端にそれぞれ設けられた前蓋２と後蓋３とを備え、ペン本体１内に化粧品液体用の貯留キャビティ４が設けられ、貯留キャビティ４の前端の外に吐出管５、ブラシシース６、及びブラシ毛７が設けられ、貯留キャビティ４の後端内にピストン９が設けられ、且つ、後蓋３内にネジ棒８が設けられており、後蓋３を回転させることでネジ棒がピストンに当接して、化粧品が吐出される。しかし、このような押出構造は単層ねじを採用するため、ねじの有効ストロークＢが貯留キャビティ４の長さＡより大きくなければ、材料を使い切ることができないので、メイクペンの容量は小さい。

上記の欠点を克服するために、本考案は、二重または多重のねじスリーブ構造を採用し、ペン本体の容量を大きくできる大容量のメイクペンを提供する。

本考案がその技術的な問題を解決するために採用した技術案は、
ペン本体を有する大容量メイクペンであって、
前記ペン本体の前後両端にそれぞれ前カバーと後カバーが外嵌され、前記ペン本体内に化粧品液収容室が設けられ、前記化粧品液収容室の前端にブラシアセンブリが設けられ、前記化粧品液収容室内にピストンが設けられ、
前記後カバーはエンドカバーとエンドカバーシースとを備え、エンドカバーは、軸方向に前記ペン本体と係合し、円周方向に相対回転可能であり、エンドカバーシースは、前記エンドカバーに外嵌され、径方向と軸方向とで前記エンドカバーに固定されており、
前記エンドカバー内には、ねじロッドと少なくとも一つのねじスリーブとが設けられ、前記ねじロッドの一端が前記ピストンに当接し、他端がねじの噛み合いで最内層のねじスリーブの内に嵌合され、ねじスリーブ同士はねじの噛み合いで互いに嵌合され、最外層のねじスリーブはねじの噛み合いで前記エンドカバー内に嵌合され、最外層のねじスリーブと前記エンドカバーとは両者の間で円周方向に回り止めされている、
大容量メイクペンである。

本考案の更なる改良では、最外層のねじスリーブと前記エンドカバーとの間には、前記ねじスリーブの径方向に沿って係止溝とリブがそれぞれ設けられている。

本考案の更なる改良では、前記ピストンは、前記エンドカバーに近い側の側面に多角形の係止溝を有し、前記ねじロッドの一端は、前記係止溝の形状及びサイズにが合う先端を有し、前記ねじロッドの前記先端は前記ピストンの前記係止溝に係入される。

本考案の更なる改良では、前記ブラシアセンブリは、前記化粧品液収容室の前端に接続する吐出管と、前記吐出管にそれぞれ外嵌される、ブラシ毛及びブラシシースとを備える。

本考案の更なる改良では、前記ねじロッドの他端に該他端より半径の大きい第１接続部が設けられ、前記第１接続部に第１雄ねじが設けられ、前記ねじスリーブの内周面に第１雌ねじが設けられ、前記ねじロッドの前記第１接続部の前記第１雄ねじは前記ねじスリーブの前記第１雌ねじに噛み合って接続する。

本考案の更なる改良では、前記ねじスリーブの一端に該一端より半径の大きい第２接続部が設けられ、前記第２接続部に第２雄ねじが設けられ、前記エンドカバー内に第２雌ねじが設けられ、前記ねじスリーブの前記第２接続部の前記第２雄ねじは前記エンドカバーの前記第２雌ねじに噛み合って接続する。

本考案の更なる改良では、前記エンドカバーの内端外周に、前記ペン本体に係合するラチェット機構が設けられる。

本考案の有益な効果として、同外径と同高さのメイクペンに比べて、二重または三重以上のねじスリーブを採用し、ねじのストロークの占める空間を圧縮し、ピストンのストローク（Ａ）を大きくすることで、メイクペンの容量を拡大できることが挙げられる。

従来のメイクペンの構造を示す図である。本考案のメイクペンの構造を示す図である。図２のＤ−Ｄ断面図である。本考案のメイクペン使用状態図である。本考案のメイクペンのもう一つの使用状態図である。本考案に係るピストン構造を示す図である。本考案に係るねじロッドの断面構造を模式的に示す図である。本考案に係るねじスリーブの断面構造を模式的に示す図である。本考案に係るエンドカバーの断面構造を模式的に示す図である。

以下の記載と、本考案の実施例の説明に用いられる図面により、本考案は、より明確なものとなる。

添付図面を参照して、本考案について詳しく説明するが、本考案の保護範囲は、以下の実施例に限定されず、本出願の請求の範囲及び明細書の内容で作成した簡単な等価変化と改変も、本考案の権利が包含する範囲の内である。

図２〜図９に示すように、本考案の大容量メイクペンは、ペン本体（１）を有し、ペン本体（１）の前後両端にそれぞれ前カバー（２）と後カバーが外嵌され、ペン本体（１）内に化粧品液収容室（３）（長さＡ）が設けられ、化粧品液収容室（３）の前端にブラシアセンブリが設けられ、化粧品液収容室（３）内にピストン（７）が設けられる。後カバーは、エンドカバー（８）とエンドカバーシース（９）とを備え、エンドカバー（８）は、軸方向にペン本体と係合し、円周方向に相対回転可能であり、エンドカバーシース（９）は、エンドカバーに外嵌され、径方向と軸方向とでエンドカバーに固定されている。エンドカバー内には、ねじロッド（１０）と少なくとも一つのねじスリーブ（１１）（必要に応じて一つ又は複数でもよい）とが設けられ、ねじロッドの一端がピストンに当接し、他端がねじの噛み合いで最内層のねじスリーブの内に嵌合され、ねじスリーブ同士の間はねじの噛み合いで互いに嵌合され、最外層のねじスリーブはねじの噛み合いでエンドカバー内に嵌合され、最外層のねじスリーブとエンドカバーとは両者の間で円周方向に回り止めされている。

最外層のねじスリーブとエンドカバーとの間には、前記ねじスリーブの径方向に沿って係止溝とリブがそれぞれ設けられており（図示せず）、これにより、ねじスリーブがエンドカバーに追随して円周方向に回ることが防止される。ピストンは、エンドカバーに近い側の側面に多角形の係止溝（１８）を有し、ねじロッドの一端は、該係止溝の形状及びサイズに合う先端（１９）を有し、ねじロッドの先端はピストンの係止溝に係入されるため、ねじロッドを円周方向に回り止めでき、これにより、ねじロッドが軸方向にのみ移動できることとなる。

ブラシアセンブリは、化粧品液収容室の前端に接続する吐出管（４）と、吐出管にそれぞれ外嵌される、ブラシ毛（５）及びブラシシース（６）とを備える。ブラシアセンブリは、ブラシ毛やブラシカバーの構造に限らず、他の塗布ヘッドに合わせてもよい。

ねじロッドの他端に該他端より半径の大きい第１接続部（１２）が設けられ、前記第１接続部に第１雄ねじ（１３）が設けられ、ねじスリーブの内周面に第１雌ねじ（１４）（長さＣ）が設けられ、ねじロッドの第１接続部の第１雄ねじは前記ねじスリーブの第１雌ねじに噛み合って接続する。

ねじスリーブの一端に該一端より半径の大きい第２接続部（１５）が設けられ、前記第２接続部に第２雄ねじ（１６）が設けられ、エンドカバー内に第２雌ねじ（１７）（長さＢ）が設けられ、ねじスリーブの第２接続部の第２雄ねじはエンドカバーの第２雌ねじに噛み合って接続する。

エンドカバー（８）の内端外周に、ペン本体に係合するラチェット機構（２０）が設けられる。エンドカバーを一定角度回転させるとラチェットが跳ね上がり、バウンドする音が発生するとともに、エンドカバーが反転するのを防止する。

図４に示すように、使用時に、エンドカバーシース（９）を時計回りに回転させると、エンドカバーシース（９）とエンドカバー（８）とが固定された状態で一緒に回転し、ねじスリーブ（１１）がねじロッド（１０）を動かしてエンドカバー内で一緒に回転しながら進み、そして、ピストンを押して前進させることで、材料（化粧品）が吐出される。ねじスリーブがピストンを動かしながら第１ストロークＢまで前進すると、それ以上の前進はできず、引き続き時計回りにエンドカバーを回転させると、ねじスリーブ（１１）が同期して回転し、ねじロッド（１０）がピストン（７）が頂に到達するまでピストン（７）を押して前進させることで、材料が完全に出て、図５のようにピストンは再び第２ストロークＣを完成する。

本考案のねじスリーブは必要に応じて一つまたは複数設置することができ、同外径の又は同外径且つ同高さのメイクペンに比べて、本考案は二重または三重以上のねじスリーブを採用して、ねじのストロークの占めるスペースを圧縮することができ、ピストンの最大ストロークＡを大きくして、メイクペンの容量を拡大できる。

図１の中
１ペン本体２前蓋
３後蓋４貯留キャビティ
５吐出管６ブラシシース
７ブラシ毛８ネジ棒
９ピストンＡ貯留キャビティの長さ
Ｂねじの有効ストローク
図２−９の中
１ペン本体２前カバー
３化粧品液収容室４吐出管
５ブラシ毛６ブラシシース
７ピストン８エンドカバー
９エンドカバーシース１０ねじロッド
１１ねじスリーブ１２第１接続部
１３第１雄ねじ１４第１雌ねじ
１５第２接続部１６第２雄ねじ
１７第２雌ねじ１８係止溝
１９先端２０ラチェット機構

Claims

ペン本体（１）を有する大容量メイクペンであって、
前記ペン本体（１）の前後両端にそれぞれ前カバー（２）と後カバーが外嵌され、前記ペン本体（１）内に化粧品液収容室（３）が設けられ、前記化粧品液収容室（３）の前端にブラシアセンブリが設けられ、前記化粧品液収容室（３）内にピストン（７）が設けられ、
前記後カバーは、軸方向に前記ペン本体と係合し、円周方向に相対回転可能なエンドカバー（８）と、前記エンドカバーに外嵌され、径方向と軸方向とで前記エンドカバーに固定されているエンドカバーシース（９）とを備え、
前記エンドカバー内には、ねじロッド（１０）と少なくとも一つのねじスリーブ（１１）とが設けられ、前記ねじロッドの一端が前記ピストンに当接し、前記ねじロッドの他端がねじの噛み合いで最内層のねじスリーブの内に嵌合され、ねじスリーブ同士はねじの噛み合いで互いに嵌合され、最外層のねじスリーブはねじの噛み合いで前記エンドカバー内に嵌合され、最外層のねじスリーブと前記エンドカバーとは両者の間で円周方向に回り止めされている、
ことを特徴とする大容量メイクペン。
最外層のねじスリーブと前記エンドカバーとの間には、前記ねじスリーブの径方向に沿って係止溝とリブがそれぞれ設けられている、
請求項１に記載の大容量メイクペン。
前記ピストンは、前記エンドカバーに近い側の側面に多角形の係止溝（１８）を有し、前記ねじロッドの一端は、前記係止溝の形状及びサイズに合う先端（１９）を有し、前記ねじロッドの前記先端は前記ピストンの前記係止溝に係入される、
請求項１又は２に記載の大容量メイクペン。
前記ブラシアセンブリは、前記化粧品液収容室の前端に接続する吐出管（４）と、前記吐出管にそれぞれ外嵌される、ブラシ毛（５）及びブラシシース（６）とを備える、
請求項１に記載の大容量メイクペン。
前記ねじロッドの他端に該他端より半径の大きい第１接続部（１２）が設けられ、前記第１接続部に第１雄ねじ（１３）が設けられ、前記ねじスリーブの内周面に第１雌ねじ（１４）が設けられ、前記ねじロッドの前記第１接続部の前記第１雄ねじは前記ねじスリーブの前記第１雌ねじに噛み合って接続する、
請求項１に記載の大容量メイクペン。
前記ねじスリーブの一端に該一端より半径の大きい第２接続部（１５）が設けられ、前記第２接続部に第２雄ねじ（１６）が設けられ、前記エンドカバー内に第２雌ねじ（１７）が設けられ、前記ねじスリーブの前記第２接続部の前記第２雄ねじは前記エンドカバーの前記第２雌ねじに噛み合って接続する、
請求項１に記載の大容量メイクペン。
前記エンドカバー（８）の内端外周に、前記ペン本体に係合するラチェット機構（２０）が設けられる、
請求項１に記載の大容量メイクペン。