JP3221585B2 - スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路 - Google Patents

スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路

Info

Publication number
JP3221585B2
JP3221585B2 JP06514493A JP6514493A JP3221585B2 JP 3221585 B2 JP3221585 B2 JP 3221585B2 JP 06514493 A JP06514493 A JP 06514493A JP 6514493 A JP6514493 A JP 6514493A JP 3221585 B2 JP3221585 B2 JP 3221585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
clock signal
circuit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06514493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06273494A (ja
Inventor
秀史 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP06514493A priority Critical patent/JP3221585B2/ja
Publication of JPH06273494A publication Critical patent/JPH06273494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3221585B2 publication Critical patent/JP3221585B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路装置の
テストを容易化するスキャンレジスタ回路及び複数のス
キャンレジスタ回路から構成されるテスト補助回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図26は、RAM等の半導体集積回路装
置のテストを容易化する回路の一つである従来のスキャ
ンレジスタ回路の一構成例を示す回路図であり、図27
は、図26で示した複数のスキャンレジスタより構成さ
れるテスト補助回路を示す回路図である。図中、1a、
1bはラッチ回路、2はセレクタ回路、3はNORゲー
ト、4は図26で示したスキャンレジスタ回路、5は被
テスト論理回路である。
【0003】まず、図26で示したスキャンレジスタ回
路について説明する。ラッチ回路1aのデータ出力Q1
はラッチ回路1bのデータ入力D2に接続される。第1
のクロック信号CKはラッチ回路1aのイネーブル端子
EN1に供給されるとともに、NORゲート3を介して
ラッチ回路1bのイネーブル端子EN2にも供給され
る。そして、NORゲート3の他方入力には第2のクロ
ック信号SCKが供給される。
【0004】したがって、第2のクロック信号SCKが
“H”レベルの場合はラッチ回路1bは強制的にデータ
保持状態になり、第2のクロック信号SCKが“L”レ
ベルの場合は第1のクロック信号CKの反転信号によっ
てラッチ回路1bは制御される。なお、ラッチ回路1
a、1bはイネーブル端子EN1,EN2それぞれを介
して得られる信号が“H”レベル(活性状態)でデータ
通過状態(イネーブル状態)、“L”レベル(非活性状
態)でデータ保持状態(非イネーブル状態)になる。
【0005】第2のクロック信号SCKが定常的に
“L”レベルの場合の動作波形を図28の波形図に示
す。以下、同図を参照して、第2のクロック信号SCK
が“L”の場合における図26で示したスキャンレジス
タ回路の動作について説明する。
【0006】第2のクロック信号SCKが“L”のと
き、ラッチ回路1bは第1のクロック信号CKの反転信
号により制御されるため、第1のクロック信号CKの信
号レベルに応じてラッチ回路1a,1bが交互にイネー
ブル状態になる。
【0007】したがって、第2のクロック信号SCKが
“L”レベルの場合はラッチ回路1a、1bはエッジト
リガ型フリップフロップ回路と等価な動作を行う。図2
6のスキャンレジスタ回路は第1のクロック信号CKの
立ち下がりエッジに同期して入力D端子D1のデータを
取り込み、取り込んだデータを直ちに出力Q端子Q2に
出力する。通常動作時にはモード制御信号MDによって
セレクタ回路2はD端子側(入力A側)が選択されるた
め、D端子より得られるデータがこのフリップフロップ
回路に取り込まれる。
【0008】次に、図27で示したテスト補助回路の構
成について説明する。同図に示すように、スキャンレジ
スタ回路4(図26で示した構成)が、シフトイン端子
SIを入力とし、データ出力Qを出力としてm個直列に
接続される。
【0009】そして、モード制御信号MD、第1のクロ
ック信号CK、第2のクロック信号SCKが共通に各ス
キャンレジスタ回路6に与えられる。また、各スキャン
レジスタ回路10のQ出力が被テスト論理回路5に付与
される。
【0010】図29はテスト動作時における直列シフト
動作の波形を示している。以下、図29を参照して、図
27で示したテスト補助回路の動作を説明する。
【0011】この動作を行う時は、モード制御信号MD
によってセレクタ回路2はシフトイン端子SI側(入力
B側)を選択する。第2のクロック信号SCKが“H”
レベルで且つ第1のクロック信号CKが“H”レベルの
時は、シフトイン端子SIのデータがラッチ回路1aに
取り込まれる。この時、ラッチ回路1bはデータ保持状
態である。
【0012】第2のクロック信号SCKが“L”レベル
で且つ第1のクロック信号CKが“L”レベルの時は、
ラッチ回路1aの出力Q端子Q1からの出力データがラ
ッチ回路1bの入力D端子D2に取り込まれる。この
時、ラッチ回路1aはデータ保持状態である。図29の
ように、第1のクロック信号CKにポジティブクロック
を、第2のクロック信号SCKにネガティブクロックを
加える事によって2相クロックによる安定な直列シフト
動作が行える。
【0013】以上のようにテスト補助回路を構成する従
来のスキャンレジスタ回路は、通常動作時は1相エッジ
トリガ型フリップフロップ回路として動作し、シフト動
作時には2相クロックで直列シフト動作を行う機能を有
しており、このスキャンレジスタ回路を、図27に示す
ように、複数段直列に接続してテスト補助回路を構成す
ることができる。そして、被テスト論理回路5の出力を
各スキャンレジスタ回路4の入力D端子から取り込み、
各スキャンレジスタ回路4の出力Q端子の出力を被テス
ト論理回路5の入力に出力するように接続することによ
り、被テスト論理回路のテストを行うことができる。
【0014】なお、複数のスキャンパスレジスタを直列
に接続してスキャンパスを構成してなるテスト補助回路
として、例えば特願昭62−146622に開示された
ものがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のテスト補助回路
を構成するスキャンレジスタ回路は以上のように構成さ
れており、各スキャンレジスタ回路を動作制御するのに
2相のシフトクロック信号CK、SCKに加えモード制
御信号MDが必要であった。
【0016】つまり、合計3本の制御信号が必要となる
ため、複数のスキャンレジスタ回路からなるテスト補助
回路を構成する場合、配線が複雑化してしまうという問
題点があった。
【0017】また、スキャンレジスタ回路から構成され
る従来のテスト補助回路は、直列シフト動作を基本動作
としているにすぎないため、被テスト回路の出力信号と
検証データとの比較を自身で行うことができなかった。
【0018】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、少ない制御信号で動作可能、あるいは被
テスト回路の出力信号と検証データとの比較検証を自身
で行うことが可能なスキャンレジスタ回路及び複数のス
キャンレジスタ回路から構成されるテスト補助回路を得
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のテスト補助回路はスキャンレジスタ回路を複数
個備えており、前記複数個のスキャンレジスタ回路はそ
れぞれ、スキャンレジスタ回路は、第1のデータ入力部
及び第1のデータ出力部を有し、第1のクロック信号を
受け、該第1のクロック信号が活性状態のとき、前記第
1のデータ入力部より得られる信号を格納データとして
取り込み、該格納データを第1のデータ出力部から出力
し、前記第1のクロック信号が非活性状態のとき、前記
格納データを保持し、前記格納データを前記第1のデー
タ出力部から出力する第1のラッチ回路と、第2のクロ
ック信号を受け、該第2のクロック信号の活性状態/非
活性状態に基づき、第1の外部入力部及び第2の外部入
力部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外部入力信号
のうち、一方の外部入力信号を選択データとして、前記
第1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に出力する
選択回路と、前記第1及び第2のクロック信号に基づ
き、前記第1及び第2のクロック信号が共に非活性状態
のときのみ活性状態となる合成クロック信号を出力する
合成クロック信号出力回路と、第2のデータ入力部及び
第2のデータ出力部を有し、前記第2のデータ入力部が
前記第1のラッチ回路の前記第1のデータ出力部に接続
され、前記合成クロック信号を受け、該合成クロック信
号が活性状態のとき、前記第2のデータ入力部より得ら
れる信号を格納データとして取り込み、該格納データを
第2のデータ出力部から出力し、前記合成クロック信号
が非活性状態のとき、前記格納データを保持し、前記格
納データを外部出力信号として、前記第2のデータ出力
部から出力する第2のラッチ回路とを備え、前記複数個
のスキャンレジスタ回路を、前記第2の外部入力部を入
力とし前記第2のデータ出力部を出力として直列に接続
して構成されている
【0020】この発明にかかる請求項2記載のスキャン
レジスタ回路は、第1のデータ入力部及び第1のデータ
出力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1
の合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデー
タ入力部より得られる信号を格納データとして取り込
み、該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前
記第1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格
納データを保持し、前記格納データを前記第1のデータ
出力部から出力する第1のラッチ回路と、選択制御信号
を受け、該選択制御信号の活性状態/非活性状態に基づ
き、第1の外部入力部及び第2の外部入力部よりそれぞ
れ得られる第1及び第2の外部入力信号のうち、一方の
外部入力信号を選択データとして、前記第1のラッチ回
路の前記第1のデータ入力部に出力する選択回路と、第
2のクロック信号を受け、前記第1のクロック信号及び
前記第1の合成クロック信号のうちの一方の信号である
第1のクロック関連信号と前記第2のクロック信号に基
づき、前記第1のクロック関連信号及び第2のクロック
信号が共に非活性状態のときのみ活性状態となる第2の
合成クロック信号を出力する合成クロック信号出力回路
と、第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有
し、前記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の
前記第1のデータ出力部に接続され、前記第2の合成ク
ロック信号を受け、該第2の合成クロック信号が活性状
態のとき、前記第2のデータ入力部より得られる信号を
格納データとして取り込み、該格納データを第2のデー
タ出力部から外部出力信号として出力し、前記第2の合
成クロック信号が非活性状態のとき、前記格納データを
保持し、該保持した前記格納データを外部出力信号とし
て、前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ
回路と、外部比較入力信号を受け、該外部比較入力信号
と前記外部出力信号とを比較して比較結果信号を出力す
る比較回路と、テストモード制御信号を受け、前記テス
トモード信号が非活性状態のとき、前記第1のクロック
信号をそのまま前記第1の合成クロック信号とし、前記
テストモード制御信号が活性状態のとき、前記比較結果
信号に基づき、非活性信号及び前記第1のクロック信号
のうち一方の信号を前記第1の合成クロック信号として
選択制御する制御回路とを備えて構成される。
【0021】望ましくは、請求項3記載のスキャンレジ
スタ回路のように、前記選択制御信号は前記第2のクロ
ック信号である。
【0022】この発明にかかる請求項4記載のスキャン
レジスタ回路は、第1のデータ入力部及び第1のデータ
出力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1
の合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデー
タ入力部より得られる信号を格納データとして取り込
み、該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前
記第1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格
納データを保持し、前記格納データを前記第1のデータ
出力部から出力する第1のラッチ回路を備え、前記第1
のラッチ回路は少なくとも1つのデータ設定信号をさら
に受け、前記データ設定信号が活性状態のとき前記格納
データとして固定データを格納し、選択制御信号を受
け、該選択制御信号の活性状態/非活性状態に基づき、
第1の外部入力部及び第2の外部入力部よりそれぞれ得
られる第1及び第2の外部入力信号のうち、一方の外部
入力信号を選択データとして、前記第1のラッチ回路の
前記第1のデータ入力部に出力する選択回路と、第2の
クロック信号を受け、前記第1のクロック信号及び前記
第1の合成クロック信号のうちの一方の信号である第1
のクロック関連信号と前記第2のクロック信号に基づ
き、前記第1のクロック関連信号及び第2のクロック信
号が共に非活性状態のときのみ活性状態となる第2の合
成クロック信号を出力する合成クロック信号出力回路
と、第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有
し、前記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の
前記第1のデータ出力部に接続され、前記第2の合成ク
ロック信号を受け、該第2の合成クロック信号が活性状
態のとき、前記第2のデータ入力部より得られる信号を
格納データとして取り込み、該格納データを第2のデー
タ出力部から外部出力信号として出力し、前記第2の合
成クロック信号が非活性状態のとき、前記格納データを
保持し、該保持した前記格納データを外部出力信号とし
て、前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ
回路と、外部比較入力信号及びテストモード制御信号を
受け、前記テストモード信号が非活性状態のとき、前記
データ設定信号を非活性状態にするとともに、前記第1
のクロック信号をそのまま前記第1の合成クロック信号
とし、前記テストモード制御信号が活性状態のとき、前
記外部比較入力信号と前記外部出力信号との比較結果に
基づき、前記データ設定信号の活性状態及び非活性状態
を制御する制御回路とをさらに備えて構成される。
【0023】望ましくは、請求項5記載のスキャンレジ
スタ回路のように、前記選択制御信号は前記第2のクロ
ック信号である。
【0024】さらに望ましくは、請求項6記載のスキャ
ンレジスタ回路のように、前記データ設定信号はリセッ
ト信号及びセット信号であり、前記第1のラッチ回路
は、前記リセット信号が活性状態のとき前記格納データ
として前記固定データ“0”を格納し、前記セット信号
が活性状態のとき前記格納データとして前記固定データ
“1”を格納する。
【0025】この発明にかかる請求項7記載のスキャン
レジスタ回路は、第1のデータ入力部及び第1のデータ
出力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1
の合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデー
タ入力部より得られる信号を格納データとして取り込
み、該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前
記第1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格
納データを保持し、該保持した前記格納データを前記第
1のデータ出力部から出力する第1のラッチ回路を備
え、前記第1のラッチ回路はデータ設定信号をさらに受
け、前記データ設定信号が活性状態のとき前記格納デー
タとして固定データを格納し、選択制御信号を受け、該
選択制御信号の活性状態/非活性状態に基づき、第1の
外部入力部及び第2の外部入力部よりそれぞれ得られる
第1及び第2の外部入力信号のうち、一方の外部入力部
信号を選択データとして、前記第1のラッチ回路の前記
第1のデータ入力部に出力する選択回路と、第2のクロ
ック信号を受け、前記第1のクロック信号及び前記第1
の合成クロック信号のうちの一方の信号である第1のク
ロック関連信号と前記第2のクロック信号に基づき、前
記第1のクロック関連信号及び第2のクロック信号が共
に非活性状態のときのみ活性状態となる第2の合成クロ
ック信号を出力する合成クロック信号出力回路と、第2
のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有し、前記第
2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の前記第1の
データ出力部に接続され、前記第2の合成クロック信号
を受け、該第2の合成クロック信号が活性状態のとき、
前記第2のデータ入力部より得られる信号を格納データ
として取り込み、該格納データを第2のデータ出力部か
ら外部出力信号として出力し、前記第2の合成クロック
信号が非活性状態のとき、前記格納データを保持し、該
保持した前記格納データを外部出力信号として、前記第
2のデータ出力部から出力する第2のラッチ回路と、外
部比較入力信号及び外部期待値信号を受け、前記外部比
較入力信号と前記外部期待値信号とを比較して比較結果
信号を出力する比較回路と、テストモード制御信号を受
け、前記テストモード信号が非活性状態のとき、前記第
1のクロック信号をそのまま前記第1の合成クロック信
号とし、前記テストモード制御信号が活性状態のとき、
前記第1の合成クロック信号を非活性状態にするととも
に、前記比較結果信号に基づき、前記データ設定信号の
活性状態及び非活性状態を制御する制御回路とをさらに
備えて構成される。
【0026】この発明の一つの態様においては、請求項
8記載のスキャンレジスタ回路のように、前記外部期待
値信号及び前記外部出力信号を受け、前記外部出力信号
が所定の値のとき、前記外部期待値信号をそのまま出力
可能にする外部信号出力手段をさらに備えて構成され
る。
【0027】望ましくは、請求項9記載のスキャンレジ
スタ回路のように、前記選択制御信号は前記第2のクロ
ック信号である。
【0028】この発明にかかる請求項10記載のスキャ
ンレジスタ回路は、第1のデータ入力部及び第1のデー
タ出力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第
1の合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデ
ータ入力部より得られる信号を格納データとして取り込
み、該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前
記第1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格
納データを保持し、該保持した前記格納データを前記第
1のデータ出力部から出力する第1のラッチ回路と、合
成選択制御信号を受け、該合成選択制御信号の活性状態
/非活性状態に基づき、第1の外部入力部及び第2の外
部入力部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外部入力
信号のうち、一方の外部入力信号を選択データとして、
前記第1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に出力
する選択回路と、第2のクロック信号を受け、前記第1
のクロック信号及び前記第1の合成クロック信号のうち
の一方の信号である第1のクロック関連信号と前記第2
のクロック信号に基づき、前記第1のクロック関連信号
及び第2のクロック信号が共に非活性状態のときのみ活
性状態となる第2の合成クロック信号を出力する合成ク
ロック信号出力回路と、第2のデータ入力部及び第2の
データ出力部を有し、前記第2のデータ入力部が前記第
1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に接続され、
前記第2の合成クロック信号を受け、該第2の合成クロ
ック信号が活性状態のとき、前記第2のデータ入力部よ
り得られる信号を格納データとして取り込み、該格納デ
ータを第2のデータ出力部から外部出力信号として出力
し、前記第2の合成クロック信号が非活性状態のとき、
前記格納データを保持し、該保持した前記格納データを
外部出力信号として、前記第2のデータ出力部から出力
する第2のラッチ回路と、前記第1の外部入力信号と前
記外部出力信号とを比較して比較結果信号を出力する比
較回路と、テストモード制御信号を受け、前記テストモ
ード信号が非活性状態のとき、前記第1のクロック信号
をそのまま前記第1の合成クロック信号とし、前記テス
トモード制御信号が活性状態のとき、前記比較結果信号
に基づき、前記第1の合成クロック信号の活性状態及び
非活性状態を制御するととともに、前記合成選択制御信
号の活性状態及び非活性状態を制御する制御回路とを備
えて構成される。
【0029】
【0030】この発明にかかる請求項11記載のテスト
補助回路は、請求項2記載のスキャンレジスタ回路を複
数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前記第
2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部を出
力として直列に接続して構成される。
【0031】この発明にかかる請求項12記載のテスト
補助回路は、請求項4記載のスキャンレジスタ回路を複
数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前記第
2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部を出
力として直列に接続して構成される。
【0032】この発明にかかる請求項13記載のテスト
補助回路は、請求項7記載のスキャンレジスタ回路を複
数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前記第
2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部を出
力として直列に接続して構成される。
【0033】この発明にかかる請求項14記載のテスト
補助回路は、請求項10記載のスキャンレジスタ回路を
複数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前記
第2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部を
出力として直列に接続して構成される。
【0034】
【作用】この発明における請求項1記載のテスト補助回
路に用いられる複数個のスキャンレジスタ回路はそれぞ
、第2のクロック信号を合成クロック信号出力用と、
選択回路の第1及び第2の外部入力信号の選択用とに用
いるため、制御信号数を省略することができる。
【0035】この発明における請求項2記載のスキャン
レジスタ回路における制御回路は、テストモード信号が
非活性状態のとき、第1のクロック信号をそのまま第1
の合成クロック信号とし、テストモード制御信号が活性
状態のとき、外部比較入力信号と外部出力信号とを比較
して得られる比較結果信号に基づき、非活性信号及び第
1のクロック信号のうち一方の信号を第1の合成クロッ
ク信号として選択制御している。
【0036】したがって、以下に述べる被テスト回路の
テスト動作が可能となる。
【0037】まず、外部出力信号として被テスト回路の
出力信号の検証用データが出力されるように設定する。
そして、テストモード制御信号を活性状態にし、外部比
較入力信号として被テスト回路の出力信号を取り込み、
選択回路の選択データとして異常検証値を取り込むよう
に設定し、比較結果信号に基づき、被テスト回路の出力
信号が異常の場合に第1のクロック信号を合成クロック
信号として選択するようにすれば、被テスト回路の出力
信号の異常検出時にはスキャンレジスタ回路の第1のラ
ッチ回路の格納データとして異常検証値を取り込むこと
ができる。
【0038】この発明における請求項4記載のスキャン
レジスタ回路における制御回路は、テストモード信号が
非活性状態のとき、データ設定信号を非活性状態にする
とともに、第1のクロック信号をそのまま第1の合成ク
ロック信号とし、テストモード制御信号が活性状態のと
き、外部比較入力信号と外部出力信号との比較結果に基
づき、データ設定信号の活性状態及び非活性状態を制御
している。
【0039】したがって、以下に述べる被テスト回路の
テスト動作が可能となる。
【0040】まず、外部出力信号として被テスト回路の
出力信号の検証用データが出力されるように設定する。
そして、テストモード制御信号を活性状態にし、外部比
較入力信号として被テスト回路の出力信号を取り込み、
外部比較入力信号と外部出力信号との比較結果に基づ
き、被テスト回路の出力信号が異常の場合にデータ設定
信号が活性状態となるように制御すれば、被テスト回路
の出力信号の異常検出時にはスキャンレジスタ回路の第
1のラッチ回路の格納データとして固定データを取り込
むことができる。ただし、固定データと検証用データと
は異なる値に設定する必要がある。
【0041】この発明における請求項7記載のスキャン
レジスタ回路における制御回路は、テストモード信号が
非活性状態のとき、第1のクロック信号をそのまま第1
の合成クロック信号とし、テストモード制御信号が活性
状態のとき、第1の合成クロック信号を非活性状態にす
るとともに、外部比較入力信号と外部期待値信号とを比
較して得られる比較結果信号に基づき、データ設定信号
の活性状態及び非活性状態を制御している。
【0042】したがって、以下に述べる被テスト回路の
テスト動作が可能となる。
【0043】まず、固定データと異なる外部出力信号が
出力されるように設定する。そして、テストモード制御
信号を活性状態にし、外部比較入力信号として被テスト
回路の出力信号を取り込むとともに検証用データとして
外部期待値信号を取り込み、比較結果信号に基づき、被
テスト回路の出力信号が異常の場合にデータ設定信号が
活性状態となるように制御すれば、被テスト回路の出力
信号の異常検出時にはスキャンレジスタ回路の第1のラ
ッチ回路の格納データとして固定データを取り込むこと
ができる。
【0044】この発明における請求項10記載のスキャ
ンレジスタ回路における制御回路は、テストモード信号
が非活性状態のとき、第1のクロック信号をそのまま第
1の合成クロック信号とし、テストモード制御信号が活
性状態のとき、比較結果信号に基づき、第1の合成クロ
ック信号の活性状態及び非活性状態を制御するととも
に、合成選択制御信号の活性状態及び非活性状態を制御
している。
【0045】したがって、以下に述べる被テスト回路の
テスト動作が可能となる。
【0046】まず、外部出力信号として被テスト回路の
出力信号の検証用データが出力されるように設定する。
そして、テストモード制御信号を活性状態にし、第1の
外部入力信号として被テスト回路の出力信号を取り込む
ように設定し、比較結果信号に基づき、被テスト回路の
出力信号が異常の場合に、第1の合成クロック信号を活
性状態にし、選択回路で第1の外部入力信号が選択され
るようにすれば、被テスト回路の出力信号の異常検出時
にはスキャンレジスタ回路の第1のラッチ回路の格納デ
ータとして、被テスト回路の異常な出力信号を取り込む
ことができる。
【0047】
【実施例】
<第1の実施例>図1はこの発明の第1の実施例である
スキャンレジスタ回路の構成を示す回路図、図2は図1
のスキャンレジスタ回路を複数段、直列に接続すること
により構成されるテスト補助回路を示す回路図である。
図中、1a、1bはラッチ回路、2はセレクタ回路、3
はNORゲート、5は被テスト論理回路、6は図1で示
したスキャンレジスタ回路である。なお、ラッチ回路1
a、1bはイネーブル端子EN1,EN2それぞれを介
して得られる信号が“H”レベル(活性状態)でデータ
通過状態(イネーブル状態)、“L”レベル(非活性状
態)でデータ保持状態(非イネーブル状態)になる。
【0048】図1で示したスキャンレジスタ回路と図2
6で示した従来のスキャンレジスタ回路との比較から明
らかなように、第1の実施例のスキャンレジスタ回路か
らモード制御信号MDが省略されている。
【0049】以下、図1で示したスキャンレジスタ回路
について詳述する。
【0050】ラッチ回路1aのデータ出力Q1はラッチ
回路1bのデータ入力D2に接続される。第1のクロッ
ク信号CKはラッチ回路1aのイネーブル端子EN1に
供給されるとともに、NORゲート3の一方入力として
付与される。NORゲート3の他方入力には第2のクロ
ック信号SCKが供給される。そして、NORゲート3
の出力が合成クロック信号S3としてラッチ回路1bの
イネーブル端子EN2に供給される。
【0051】したがって、第2のクロック信号SCKが
“H”レベルの場合は、合成クロック信号S3が“L”
レベルとなり、ラッチ回路1bは強制的にデータ保持状
態になる。一方、第2のクロック信号SCKが“L”レ
ベルの場合は第1のクロック信号CKの反転信号によっ
てラッチ回路1bは制御される。
【0052】また、第2のクロック信号SCKがセレク
タ回路2の選択制御信号としても付与される。そして、
第2のクロック信号SCKにより、セレクタ回路2がシ
フトイン端子SI側を選択するときにラッチ回路1bが
強制的にデータ保持状態になるように接続される。図1
及び以後に提示する同様の図面はこのことを明確にする
為にセレクタ回路2の入力A、入力Bを入力0、入力1
で示している。つまり、第2のクロック信号SCKが
“H”レベル(“1”)のときはセレクタ回路2はシフ
トイン端子SI側を選択し、この時ラッチ回路1bは強
制的にデータ保持状態になる。
【0053】次に、図2で示したテスト補助回路の構成
について説明する。同図に示すように、スキャンレジス
タ回路6(図1あるいは図2で示した構成)が、シフト
イン端子SIを入力とし、データ出力Qを出力としてm
個直列に接続される。
【0054】そして、制御信号CMP、第1のクロック
信号CK、第2のクロック信号SCKが共通に各スキャ
ンレジスタ回路6に与えられる。また、各スキャンレジ
スタ回路10のQ出力が被テスト論理回路5に付与され
る。
【0055】図3は第2のクロック信号SCKが定常的
に“L”レベルの場合の動作波形を示す波形図である。
以下、同図を参照して、第2のクロック信号SCKが
“L”の場合における図1で示したスキャンレジスタ回
路の動作について説明する。
【0056】第2のクロック信号SCKが“L”のと
き、ラッチ回路1bは第1のクロック信号CKの反転信
号となる合成クロック信号S3により制御されるため、
第1のクロック信号CKの信号レベルに応じてラッチ回
路1a、1bは交互にイネーブル状態になる。
【0057】したがって、第2のクロック信号SCKが
“L”レベルの場合はラッチ回路1a、1bはエッジト
リガ型フリップフロップ回路と等価な動作を行う。つま
り、第1のクロック信号CKの立ち下がりエッジに同期
して入力D端子D1のデータを取り込み、取り込んだデ
ータを直ちに出力Q端子Q2に出力する。このように、
第2のクロック信号SCKが“L”レベルの場合、セレ
クタ回路2はD端子側(入力0側)を選択するのでD端
子より得られるデータがこのフリップフロップ回路に取
り込まれる。
【0058】図4は図2で示したテスト補助回路の直列
シフト動作を示す波形図である。以下、図4を参照し
て、図2で示したテスト補助回路の動作を説明する。
【0059】第2のクロック信号SCKが“H”レベル
で且つ第1のクロック信号CKが“H”レベルの時は、
セレクタ回路2はシフトイン端子SI側(入力1側)を
選択しているのでシフトイン端子SIのデータがラッチ
回路1aに取り込まれる。この時、ラッチ回路1bはデ
ータ保持状態である。
【0060】そして、第2のクロック信号SCKが
“L”レベルで且つ第1のクロック信号CKが“L”レ
ベルの時は、ラッチ回路1aの出力データQ1がラッチ
回路1bに取り込まれる。この時、ラッチ回路1aはデ
ータ保持状態である。つまり、図29で示した従来例と
同様、第1のクロック信号CKをポジティブクロックと
し、第2のクロック信号SCKをネガティブクロックに
した2相クロックによる安定な直列シフト動作が行え
る。
【0061】したがって、被テスト論理回路5に対する
テストを以下の方法により実現することができる。
【0062】まず、第2のクロック信号SCKを“H”
にして、初段のスキャンレジスタ回路6のシフトイン端
子SIよりデータを順次入力し、直列シフト動作によ
り、すべてのスキャンレジスタ回路6にデータを格納し
た後、各スキャンレジスタ回路6の格納データをQ出力
から被テスト論理回路5に出力する。
【0063】そして、第2のクロック信号SCKを
“L”にして、フリップフロップ動作を行い、各スキャ
ンレジスタ回路6のD入力から、被テスト論理回路5の
出力データを取り込む。
【0064】その後、第2のクロック信号SCKを
“H”にして、直列シフト動作を行い、最終段のスキャ
ンレジスタ回路6のシフトアウト端子SOからデータを
出力し、すべてのスキャンレジスタ回路6の格納データ
を外部信号として出力し、その外部信号を検証すること
により被テスト論理回路5の動作テストを行う。
【0065】以上にように第1の実施例のスキャンレジ
スタ回路は従来のテスト補助回路と同様に通常動作時は
1相エッジトリガ型フリップフロップ回路として動作
し、テスト時には2相クロックで直列シフト動作を行う
機能を有しながら、モード制御信号MDを省略できる
分、従来よりも制御信号数を減らすことができる。
【0066】したがって、複数のスキャンレジスタ回路
から構成されるテスト補助回路の制御信号配線数を従来
に比べ大幅に削減することができる。
【0067】<第2の実施例>図5及び図6はこの発明
の第2の実施例であるスキャンレジスタ回路の構成を示
す回路図である。図7及び図8は、図5または図6のス
キャンレジスタ回路を複数段、直列に接続することによ
り構成されるRAMのテスト補助回路を示す回路図であ
る。
【0068】図5に示すように、ラッチ回路1aのデー
タ出力Q1はラッチ回路1bのデータ入力D2に接続さ
れる。第1のクロック信号CKはANDゲート9の一方
入力として付与されるとともに、NORゲート3の一方
入力として付与される。そして、第2のクロック信号S
CKがNORゲート3の他方入力として付与され、NO
Rゲート3の出力である合成クロック信号S3がラッチ
回路1bのイネーブル端子EN2に付与される。したが
って、第2のクロック信号SCKが“H”レベルの場合
はラッチ回路1bは強制的にデータ保持状態になり、第
2のクロック信号SCKが“L”レベルの場合は第1の
クロック信号CKの反転信号となる合成クロック信号S
3によってラッチ回路1bは制御される。また、制御信
号CMPがNANDゲート8の一方入力として付与され
る。
【0069】被比較信号FがイクスクルーシブORゲー
ト7の一方入力に付与され、ラッチ回路1bのデータ出
力Q2はイクスクルーシブORゲート7の他方入力に付
与される。そして、イクスクルーシブORゲート7の出
力がNANDゲート8の他方入力として付与される。こ
のNANDゲート8の出力がANDゲート9の他方入力
となる。
【0070】そして、ANDゲート9の出力である合成
クロック信号S9がラッチ回路1aのイネーブル端子E
N1に供給され、NORゲート3の出力である合成クロ
ック信号S3がラッチ回路1bのイネーブル端子EN2
に供給される。なお、ラッチ回路1a、1bはイネーブ
ル端子EN1,EN2それぞれを介して得られる信号が
“H”レベル(活性状態)でデータ通過状態(イネーブ
ル状態)、“L”レベル(非活性状態)でデータ保持状
態(非イネーブル状態)になる。
【0071】また、第2のクロック信号SCKがセレク
タ回路2の制御信号としても付与される。そして、第2
のクロック信号SCKにより、セレクタ回路2がシフト
イン端子SI側を選択するときにラッチ回路1bが強制
的にデータ保持状態になるように構成される。つまり、
第2のクロック信号SCKが“H”レベル(“1”)の
ときはセレクタ回路2はシフトイン端子SI側を選択
し、この時ラッチ回路1bは強制的にデータ保持状態に
なる。
【0072】また、図6で示したスキャンレジスタ回路
はNORゲート3の一方入力がANDゲート9の出力と
なる点を除いて、図5で示したスキャンレジスタ回路と
同一の構成である。
【0073】以下、図5、図6のスキャンレジスタ回路
の動作について説明する。なお、図6のスキャンレジス
タ回路は実質的に図5のスキャンレジスタ回路と等価な
動作を実行するため、以下では図5のスキャンレジスタ
回路で代表して説明する。
【0074】制御信号CMPが“L”レベルの場合はN
ANDゲート8の出力は“H”レベルであり、被比較信
号Fの信号レベルに関わらず、第1のクロック信号CK
がそのまま合成クロック信号S9となるため、図1で示
した第1の実施例のスキャンレジスタ回路と等価な動作
が行われる。つまり、通常動作時(第2のクロック信号
SCKが“L”固定)は第1のクロック信号CKによっ
て1相エッジトリガ型フリップフロップ回路として動作
し、シフト動作時には第1のクロック信号CKと第2の
クロック信号SCKの2相クロックで直列シフト動作を
行うことができる。
【0075】次に制御信号CMPが“H”レベルの動作
を説明する。
【0076】制御信号CMPが“H”レベルの場合、N
ANDゲート8の出力はイクスクルーシブORゲート7
の出力の反転データとなる。イクスクルーシブORゲー
ト7には被比較信号Fとラッチ回路1bの出力信号Q2
とが入力されており、この比較結果に応じてラッチ回路
1aに対する第1のクロック信号CKの伝達がANDゲ
ート9によって抑制される。イクスクルーシブORゲー
ト7の出力が“L”レベルの場合(データ出力Q2と被
比較信号Fとが一致した場合)には第1のクロック信号
CKが合成クロック信号S9としてラッチ回路1aのイ
ネーブル端子EN1に伝わる。
【0077】RAMテスト時には第2のクロック信号S
CKは“H”レベルに設定されるため、シフトイン端子
SIのデータがラッチ回路1aに取り込まれる事にな
る。したがって、シフトイン動作によってラッチ回路1
aに格納されたデータとは逆のデータをシフトイン端子
SIに与えておけば、イクスクルーシブORゲート7の
出力が“L”レベルの場合に、ラッチ回路1aの保持デ
ータが反転することになる。
【0078】一方、イクスクルーシブORゲート7の出
力が一度も“L”レベルならない場合は、ラッチ回路1
aの保持データは反転しない。したがって、RAMから
フェイルデータが読み出された場合にイクスクルーシブ
ORゲート7の出力が“L”レベルになるように設定す
れば、RAMのパス/フェイル情報をラッチ回路1aに
保持させることができる。そして、このパス/フェイル
情報はRAMテストの後に、シフトアウト動作によって
読み出すことができる。
【0079】次に、図7で示したRAMのテスト補助回
路の構成について説明する。同図に示すように、スキャ
ンレジスタ回路10(図5あるいは図6で示した構成)
が、シフトイン端子SIを入力とし、データ出力Qを出
力としてm個直列に接続される。
【0080】そして、RAM11の各データ出力DO0
〜DO(m-1) がそれぞれ対応のスキャンレジスタ回路1
0のD入力、F入力(被比較信号F)に出力されるよう
に接続される。したがって、このテスト補助回路はRA
M11のデータ出力レジスタとしても機能する。また、
制御信号CMP、第1のクロック信号CK、第2のクロ
ック信号SCKが共通に各スキャンレジスタ回路10に
与えられる。また、各スキャンレジスタ回路10のQ出
力が被テスト論理回路5に付与される。
【0081】次に、図8で示したRAMのテスト補助回
路の構成について説明する。同図に示すように、スキャ
ンレジスタ回路10が、シフトイン端子SIを入力と
し、データ出力Qを出力としてm個直列に接続される。
【0082】そして、RAM11のデータ出力DO0〜
DO(m-1) がそれぞれ対応のスキャンレジスタ回路10
のF入力に出力されるとともに、被テスト論理回路5に
出力されるように接続される。また、各スキャンレジス
タ回路のQ出力がRAM11の対応のデータ入力DI0
〜DI(m-1) に出力されるように接続される。したがっ
て、このRAMのテスト補助回路はRAM11のデータ
入力レジスタとしても機能する。制御信号CMP、第1
のクロック信号CK、第2のクロック信号SCKが共通
に各スキャンレジスタ回路10に与えられる。また、被
テスト論理回路5の出力が各スキャンレジスタ回路10
のD入力に付与される。
【0083】図7及び図8で示した第2の実施例のテス
ト補助回路は、第1の実施例のテスト補助回路と同様に
して、被テスト論理回路5に対するテストを行うことが
できる。ただし、被テスト論理回路5の出力データは被
テスト論理回路5の図示しない外部出力端子から取り込
む。また、図8で示したテスト補助回路は、RAM11
を経由して被テスト論理回路5にデータを入力する構成
となる。
【0084】図9は、図7あるいは図8で示したテスト
補助回路における一つのスキャンレジスタ回路における
RAMのテスト動作を示す波形図である。以下、図9を
参照して、図7(図8)で示したテスト補助回路のRA
Mのテスト動作を説明する。
【0085】まず、制御信号CMPを“L”にして、図
9の期間T1及びT2に示すように、シフトイン動作を
行い、RAMの“1”読み出しテストを前提として、初
期データ“0”がラッチ回路1a、1bに設定される。
【0086】そして、制御信号CMPを“H”にするこ
とにより、期間T3からRAMのテスト動作が開始され
る。この際、シフトイン端子SIにデータ“1”を設定
しておく。つまり、ラッチ回路1a、ラッチ回路1bに
格納されたデータと反転したデータに設定する。したが
って、図7,図8に示すように、複数のスキャンレジス
タ回路10が直列接続されたスキャンパスに対しては初
期データとして0101…01のデータをシフトインす
る事によって、各スキャンレジスタ回路10のシフトイ
ン端子SIに格納データの反転データを付与できる。つ
まり、隣同志のスキャンレジスタに異なる値を設定して
おく。このとき、RAM11のデータ出力DO0〜DO
(m-1) の期待値は1010…10となる。
【0087】したがって、図9で示したテスト動作を行
うスキャンレジスタ回路10におけるRAMの読み出し
期待値は、ラッチ回路1bの保持するデータ“0”とは
逆のデータ“1”となる。
【0088】RAM11のテスト期間中、図9の期間T
4に示すように、フェイルデータ“0”がRAM11か
ら読み出された場合、合成クロック信号S9が第1のク
ロック信号CKとなるため、シフトイン端子SIのデー
タ“1”がラッチ回路1aに取り込まれる。その後、正
常なデータがRAM11から読み出されてもラッチ回路
1aの保持するデータ“1”が反転する事はない。
【0089】そして、制御信号CMPを“L”にして、
期間T6から、直列シフト動作を順次行い、最終段のス
キャンレジスタ回路10のQ出力であるシフトアウトデ
ータSOを取り出し、RAM11の各データ出力DO0
〜DO(m-1) としてフェイルデータが出力されたか否か
を検証する。
【0090】このように、図7あるいは図8で示した第
2の実施例のテスト補助回路は、図2で示した第1の実
施例のテスト補助回路の被テスト論理回路5に対するテ
スト動作に加え、制御信号CMPの信号レベルを“H”
にして、もう1つの被テスト回路であるRAM11の読
み出しテストを、RAM11の出力信号と検証データと
の比較を自身で行って実行することができる。
【0091】また、図5、図6では比較回路7としてイ
クスクルーシブORゲートを示したが、イクスクルーシ
ブNORゲートを用いてもよい。ただし、イクスクルー
シブNORゲートを用いる場合は読み出し期待値と同じ
値をラッチ回路1a、1bにシフトインしておく必要が
有る。
【0092】<第3の実施例>図10及び図11はこの
発明の第3の実施例であるスキャンレジスタ回路の構成
を示す回路図である。
【0093】図10に示すように、第1のクロック信号
CKはANDゲート9aの一方入力として付与される。
また、制御信号CMPがインバータ13aを介してAN
Dゲート9aの他方入力として付与されるとともに、A
NDゲート9bの一方入力として付与される。ANDゲ
ート9bの他方入力として第1のクロック信号CKが付
与される。そして、ANDゲート9aの出力である合成
クロック信号S9がセット/リセット機能付ラッチ回路
12aのイネーブル端子EN1に付与される。
【0094】被比較信号FがANDゲート9dの第1入
力として付与されるとともに、インバータ13cを介し
てANDゲート9cの第1入力として付与される。ラッ
チ回路1bのQ出力はANDゲート9dの第2入力とし
て付与されるとともに、インバータ13bを介してAN
Dゲート9cの第2入力として付与される。ANDゲー
ト9bの出力がANDゲート9c及び9dの第3入力と
して共通に付与される。そして、ANDゲート9dの出
力であるリセット信号SRがセット/リセット機能付ラ
ッチ回路12aのリセット入力Rに付与され、ANDゲ
ート9cの出力であるセット信号SSがセット/リセッ
ト機能付ラッチ回路12aのセット入力Sに付与され
る。
【0095】なお、他の構成は、ラッチ回路1aがセッ
ト/リセット機能付ラッチ回路12aに置き換わる点を
除いて、図5で示した第3の実施例の構成と同様である
ため、説明は省略する。
【0096】また、図11で示したスキャンレジスタ回
路はNORゲート3の一方入力がANDゲート9aの出
力となる点を除いて、図10で示したスキャンレジスタ
回路と同一の構成である。
【0097】図10(図11)で示したスキャンレジス
タ回路を、第2の実施例同様、図7あるいは図8に示す
ように、直列に接続することにより、テスト補助回路を
構成することができる。
【0098】以下、図10、図11のスキャンレジスタ
回路の動作について説明する。なお、図11のスキャン
レジスタ回路は実質的に図10のスキャンレジスタ回路
と等価な動作を実行するため、以下では図10のスキャ
ンレジスタ回路で代表して説明する。
【0099】制御信号CMPが“L”レベルの場合はイ
ンバータ13aの出力は“H”レベルであり、ANDゲ
ート9c及び9dの出力であるリセット信号SR及びセ
ット信号SSが“L”となるため、被比較信号Fの信号
レベルに関わらず、図1の回路と等価な動作が行われ
る。つまり、通常動作時(第2のクロック信号SCKが
“L”固定)は第1のクロック信号CKによって1相エ
ッジトリガ型フリップフロップ回路として動作し、シフ
ト動作時には第1のクロック信号CKと第2のクロック
信号SCKの2相クロックで直列シフト動作を行うこと
ができる。
【0100】次に制御信号CMPが“H”レベルの動作
を説明する。
【0101】制御信号CMPが“H”レベルの場合、イ
ンバータ13aの出力は“L”となり、第1のクロック
信号CKはANDゲート9aによってラッチ回路12a
のイネーブル端子EN1に伝わることを妨げられる。こ
の状態では第1のクロック信号CKはANDゲート9b
を介してANDゲート9c及び9dに伝わる。
【0102】ANDゲート9c及び9dとインバータ1
3b及び13cは比較回路を構成しており、被比較信号
Fとラッチ回路1bのデータ出力Q2とを比較する。こ
の比較結果に基づき、第1のクロック信号CKが与えら
れたときにラッチ回路12aのセット端子Sまたはリセ
ット端子Rのどちらかに“H”が伝えられる。
【0103】すなわち、データ出力Q2と被比較信号F
とが共に“1”の場合、第1のクロック信号CKが
“H”のときリセット信号SRが“H”となり、セット
/リセット機能付ラッチ回路12aにリセットがかけら
れる。一方、データ出力Q2と被比較信号Fとが共に
“0”の場合、第1のクロック信号CKが“H”のとき
セット信号SSが“H”となり、セットがかけられる。
【0104】図12は、第3の実施例のテスト補助回路
の一つのスキャンレジスタ回路におけるRAMのテスト
動作を示す波形図である。以下、図12を参照して、第
3の実施例のテスト補助回路のRAMのテスト動作を説
明する。
【0105】まず、制御信号CMPを“L”にして、図
12の期間T1及びT2に示すように、シフトイン動作
により、RAMの“1”読み出しテストを前提として、
初期データ“0”をラッチ回路1a、1bに設定する。
【0106】そして、制御信号CMPを“H”にするこ
とにより、期間T3からRAMのテスト動作が開始され
る。この際、シフトイン端子SIに与えるデータは任意
でよい。図12で示したテスト動作を行うスキャンレジ
スタ回路10におけるRAMの読み出し期待値はラッチ
回路1bの保持するデータ“0”とは逆のデータ“1”
となる。
【0107】RAM11のテスト期間中、図12の期間
T4に示すように、フェイルデータ“0”がRAM11
から読み出された場合、セット信号SSが“H”に変化
してセット/リセット機能付ラッチ回路12aにセット
がかかり、セット/リセット機能付ラッチ回路12aは
“1”を保持する。その後、正常なデータがRAM11
から読み出されてもラッチ回路1aの保持するデータ
“1”が変化する事はない。
【0108】そして、制御信号CMPを“L”にして、
期間T6から、シフト動作を行い、最終段のスキャンレ
ジスタ回路10のQ出力であるシフトアウトデータSO
を順次取り出し、RAM11の各データ出力DO0〜D
O(m-1) としてフェイルデータが出力されたか否かを検
証する。
【0109】図13は、第3の実施例のRAMのテスト
補助回路の一つのスキャンレジスタ回路における他のテ
スト動作を示す波形図である。以下、図13を参照し
て、第3の実施例のテスト動作を説明する。
【0110】まず、制御信号CMPを“L”にして、図
13の期間T1及びT2に示すように、シフトイン動作
により、RAMの“0”読み出しテストを前提として、
初期データ“1”をラッチ回路1a、1bに設定する。
【0111】そして、制御信号CMPを“H”にするこ
とにより、期間T3からRAMのテスト動作が開始され
る。この際、シフトイン端子SIに与えるデータは任意
でよい。図13で示したテスト動作を行うスキャンレジ
スタ回路10におけるRAMの読み出し期待値はラッチ
回路1bの保持するデータ“1”とは逆のデータ“0”
となる。
【0112】RAM11のテスト期間中、図13の期間
T4に示すように、フェイルデータ“1”がRAM11
から読み出された場合、リセット信号SRが“H”に変
化してセット/リセット機能付ラッチ回路12aにリセ
ットがかかり、セット/リセット機能付ラッチ回路12
aは“0”を保持する。その後、正常なデータがRAM
11から読み出されてもラッチ回路1aの保持するデー
タ“0”が変化する事はない。
【0113】そして、制御信号CMPを“L”にして、
期間T6から、シフト動作を行い、最終段のスキャンレ
ジスタ回路10のQ出力であるシフトアウトデータSO
を順次取り出し、RAM11の各データ出力DO0〜D
O(m-1) としてフェイルデータが出力されたか否かを検
証する。
【0114】このように、第3の実施例のRAMのテス
ト補助回路は、第2の実施例のテスト補助回路と同様、
被テスト論理回路5に対するテストを行うとともに、制
御信号CMPの信号レベルが“H”のとき、もう1つの
被テスト回路であるRAM11の読み出しテストを、R
AM11の出力信号と検証データとの比較を自身で行っ
て実行することができる。
【0115】しかも、シフトイン端子SIに付与するデ
ータの制約がなくなる分、第2の実施例のテスト補助回
路よりも、RAMのテストが容易にできる効果を奏す
る。
【0116】また、図10、図11では比較回路7とし
てイクスクルーシブORゲートを示したが、イクスクル
ーシブNORゲートを用いてもよい。ただし、イクスク
ルーシブNORゲートを用いる場合は読み出し期待値と
同じ値をラッチ回路1a、1bにシフトインしておく必
要が有る。
【0117】<第4の実施例>図14及び図15はこの
発明の第4の実施例であるスキャンレジスタ回路の構成
を示す回路図である。図16及び図17は、図14また
は図15のスキャンレジスタ回路を複数段、直列に接続
することにより構成されるRAMのテスト補助回路を示
す回路図である。
【0118】図14に示すように、第1のクロック信号
CKはANDゲート9aの一方入力として付与される。
また、制御信号CMPがインバータ13aを介してAN
Dゲート9aの他方入力として付与される。そして、A
NDゲート9aの出力である合成クロック信号S9がセ
ット機能付ラッチ回路14aのイネーブル端子EN1に
付与される。
【0119】外部信号EXPと被比較信号Fとがイクス
クルーシブORゲート7に入力される。そして、AND
ゲート9eの第1入力としてイクスクルーシブORゲー
ト7の比較出力Xが付与され、第2入力として第1のク
ロック信号CKが付与され、第3入力として制御信号C
MPが付与される。そして、ANDゲート9eの出力で
あるセット信号SSがセット機能付ラッチ回路14aの
セット入力Sに付与される。
【0120】なお、他の構成は、ラッチ回路1aがセッ
ト機能付ラッチ回路14aに置き換わる点を除いて、図
5で示した第4の実施例の構成と同様であるため、説明
は省略する。
【0121】また、図15で示したスキャンレジスタ回
路はNORゲート3の一方入力がANDゲート9aの出
力となる点を除いて、図14で示したスキャンレジスタ
回路と同一の構成である。
【0122】以下、図14、図15のスキャンレジスタ
回路の動作について説明する。なお、図15のスキャン
レジスタ回路は実質的に図14のスキャンレジスタ回路
と等価な動作を実行するため、以下では図14のスキャ
ンレジスタ回路で代表して説明する。
【0123】制御信号CMPが“L”レベルの場合、イ
ンバータ13aの出力は“H”レベルであり、セット信
号SSが“L”であるため、被比較信号Fの信号レベル
に関わらず、図1の第1の実施例のスキャンレジスタ回
路と等価な動作が行われる。つまり、通常動作時(第2
のクロック信号SCKが“L”固定)は第1のクロック
信号CKによって1相エッジトリガ型フリップフロップ
回路として動作し、テスト時には第1のクロック信号C
Kと第2のクロック信号SCKの2相クロックで直列シ
フト動作を行うことができる。
【0124】次に制御信号CMPが“H”レベルの動作
を説明する。
【0125】制御信号CMPが“H”レベルの場合、イ
ンバータ13aの出力は“L”となり、第1のクロック
信号CKはANDゲート9aによってラッチ回路12a
のイネーブル端子EN1に伝わることを妨げられる。
【0126】このとき、ANDゲート9eの出力である
セット信号SSは、第1のクロック信号CKが与えられ
たときに、イクスクルーシブORゲート7の比較出力X
によって決定する。
【0127】すなわち、外部信号EXPと被比較信号F
とが不一致の場合、第1のクロック信号CKが“H”の
ときセット信号SSが“H”となり、セット機能付ラッ
チ回路14aにセットがかけられる。外部信号EXPと
被比較信号Fとが一致した場合、第1のクロック信号C
Kが“H”となっても、セット信号SSが“L”を維持
するため、セット機能付ラッチ回路14aにセットがか
けられることはない。
【0128】次に、図16で示したテスト補助回路の構
成について説明する。同図に示すように、スキャンレジ
スタ回路15(図14あるいは図15で示した構成)
が、シフトイン端子SIを入力とし、データ出力Qを出
力としてm個直列に接続される。
【0129】そして、RAM11の各データ出力DO0
〜DO(m-1) がそれぞれ対応のスキャンレジスタ回路1
0のD入力、F入力(被比較信号F)に出力されるよう
に接続される。したがって、このテスト補助回路はRA
M11のデータ出力レジスタとしても機能する。
【0130】そして、外部信号EXPが外部入力端子E
XPに付与され、制御信号CMP、第1のクロック信号
CK、第2のクロック信号SCKが共通に各スキャンレ
ジスタ回路10に与えられる。また、各スキャンレジス
タ回路5のQ出力が被テスト論理回路5に付与される。
【0131】次に、図17で示したRAMのテスト補助
回路の構成について説明する。同図に示すように、スキ
ャンレジスタ回路15が、シフトイン端子SIを入力と
し、データ出力Qを出力としてm個直列に接続される。
【0132】そして、RAM11のデータ出力DO0〜
DO(m-1) がそれぞれ対応のスキャンレジスタ回路10
のF入力に出力されるとともに、被テスト論理回路5に
出力されるように接続される。また、各スキャンレジス
タ回路のQ出力がRAM11の対応のデータ入力DI0
〜DI(m-1) に出力されるように接続される。したがっ
て、このテスト補助回路はRAM11のデータ入力レジ
スタとしても機能する。被テスト論理回路5の出力が各
スキャンレジスタ回路10のD入力に付与される。ま
た、制御信号CMP、第1のクロック信号CK、第2の
クロック信号SCKが共通に各スキャンレジスタ回路1
5に与えられる。
【0133】図16及び図17で示した第4の実施例の
テスト補助回路は、第1の実施例のテスト補助回路と同
様にして、被テスト論理回路5に対するテストを行うこ
とができる。ただし、被テスト論理回路5の出力データ
は被テスト論理回路5の図示しない外部出力端子から取
り込む。また、図17で示したテスト補助回路は、RA
M11を経由して被テスト論理回路5にデータを入力す
る構成となる。
【0134】図18は、第4の実施例のテスト補助回路
の一つのスキャンレジスタ回路におけるRAMのテスト
動作を示す波形図である。以下、図18を参照して、第
4の実施例のテスト補助回路によるRAMのテスト動作
を説明する。
【0135】まず、制御信号CMPを“L”にして、図
18の期間T1及びT2に示すように、シフトイン動作
により、初期データ“0”がラッチ回路1a、1bに設
定される。
【0136】そして、制御信号CMPを“H”にするこ
とにより、期間T3からRAMのテスト動作が開始さ
れ、RAM11の出力である被比較信号Fの期待値信号
が外部信号EXPとして入力される。この際、シフトイ
ン端子SIに与えるデータは任意でよい。
【0137】RAM11のテスト期間中、図18の期間
T4に示すように、イクスクルーシブORゲート7の比
較出力Xが“H”となるフェイルデータがRAM11か
ら読み出された場合、ANDゲート9eが“H”に変化
してセット機能付ラッチ回路14aにセットがかかり、
セット機能付ラッチ回路14aは“1”を保持する。そ
の後、正常なデータがRAM11から読み出されてもラ
ッチ回路1aの保持するデータ“1”が変化する事はな
い。
【0138】そして、制御信号CMPを“L”にして、
期間T6から、シフト動作を行い、最終段のスキャンレ
ジスタ回路10のQ出力であるシフトアウトデータSO
を順次取り出し、RAM11の各データ出力DO0〜D
O(m-1) としてフェイルデータが出力されたか否かを検
証する。
【0139】このように、第4の実施例のRAMのテス
ト補助回路は、被テスト論理回路5に対するテスト動作
に加え、制御信号CMPの信号レベルを“H”にして、
もう1つの被テスト回路であるRAM11の読み出しテ
ストを、RAM11の出力信号と検証データとの比較を
自身で行って実行することができる。
【0140】この際、期待値を外部信号EXPとして取
り込むことができるため、RAM11の番地毎に外部信
号EXPを変化させることにより、自由度の高いRAM
の読み出しテストを行うことができ、たとえば“0”/
“1”のデータを交互に読み出して行うRAMのテスト
に有効となる。
【0141】しかも、シフトイン端子SIに付与するデ
ータの制約がなくなる分、第2の実施例のテスト補助回
路よりも、RAMのテストが容易にできる効果を奏す
る。
【0142】また、図14、図15では比較回路7とし
てイクスクルーシブORゲートを示したが、イクスクル
ーシブNORゲートを用いてもよい。ただし、イクスク
ルーシブNORゲートを用いる場合は、読み出し期待値
と反対の信号を外部信号EXPとして付与する必要があ
る。
【0143】<第4の実施例の変形例>図19及び図2
0は第4の実施例のスキャンレジスタ回路の変形例を示
す回路図である。
【0144】図19に示すように、外部信号EXPとラ
ッチ回路1bのQ出力Q2とを入力としたORゲート1
6を付加し、ORゲート16の出力をスキャンレジスタ
回路のQ出力としている。なお、他の構成は図14で示
したスキャンレジスタ回路と同様であるため省略する。
【0145】また、図20で示したスキャンレジスタ回
路はNORゲート3の一方入力がANDゲート9aの出
力となる点を除いて、図19で示したスキャンレジスタ
回路と同一の構成である。
【0146】このような構成のスキャンレジスタ回路
を、図17に示すように接続したRAMのテスト補助回
路を形成すれば、各スキャンレジスタ回路に“0”をシ
フトインした後において、外部信号EXPに基づき、R
AM11のデータ入力DI0〜DI(m-1) を決定するこ
とができるため、外部信号EXPによるRAM11への
書き込みを行うことができる。
【0147】すなわち、図21の波形図に示すように、
シフトイン(期間T1及びT2)動作を外部信号EXP
を“0”にして行い、シフトイン端子SIより“0”を
入力しておけば、RAMテスト時(期間T3〜T5)に
は、外部信号EXPがそのままスキャンレジスタ回路の
Q出力として現れる。また、シフトアウト(期間T6及
びT7)動作も、外部信号EXPを“0”にして行う。
【0148】このように、スキャンレジスタ回路を変形
して図17に示すようなRAMのテスト補助回路を形成
することにより、RAM11の番地毎に外部信号EXP
を変化させることにより、自由度の高いRAMの書き込
みを行うことができ、たとえば“0”/“1”のデータ
を交互に書き込む必要のあるRAMのテストに有効とな
る。
【0149】<第5の実施例>図22及び図23はこの
発明の第5の実施例であるスキャンレジスタ回路の構成
を示す回路図である。図24は、図22または図23の
スキャンレジスタ回路を複数段、直列に接続することに
より構成されるテスト補助回路を示す回路図である。
【0150】図22に示すように、ラッチ回路1aのデ
ータ出力Q1はラッチ回路1bのデータ入力D2に接続
される。第1のクロック信号CKはANDゲート9の一
方入力として付与されるとともに、NORゲート3の一
方入力として付与される。そして、第2のクロック信号
SCKがNORゲート3の他方入力及びANDゲート9
fの一方入力として付与される。NORゲート3の出力
である合成クロック信号S3がラッチ回路1bのイネー
ブル端子EN2に付与される。また、制御信号CMPが
NANDゲート8a及び8bの一方入力として付与され
る。
【0151】データ入力DがイクスクルーシブORゲー
ト7の一方入力に付与され、ラッチ回路1bのデータ出
力Q2はイクスクルーシブORゲート7の他方入力に付
与される。そして、イクスクルーシブORゲート7の出
力がNANDゲート8bの他方入力として付与されると
ともに、インバータ13dを介してNANDゲート8a
の他方入力として付与される。このNANDゲート8a
の出力がANDゲート9の他方入力となる。一方、NA
NDゲート8bの出力がANDゲート9fの第2入力と
なる。そして、ANDゲート9aの出力である合成クロ
ック信号S9がラッチ回路1aのイネーブル端子EN1
に付与され、ANDゲート9fの出力である合成選択制
御信号SCがセレクタ回路2の制御入力となる。
【0152】なお、他の構成は、図5で示した第2の実
施例のスキャンレジスタ回路と同様であるため、説明は
省略する。
【0153】また、図23で示したスキャンレジスタ回
路はNORゲート3の一方入力がANDゲート9aの出
力となる点を除いて、図22で示したスキャンレジスタ
回路と同一の構成である。
【0154】以下、図22、図23のスキャンレジスタ
回路の動作について説明する。なお、図23のスキャン
レジスタ回路は実質的に図22のスキャンレジスタ回路
と等価な動作を実行するため、以下では図22のスキャ
ンレジスタ回路で代表して説明する。
【0155】制御信号CMPが“L”レベルの場合、N
ANDゲート8aの出力は“H”レベルでであるため、
D入力の信号レベルに関わらず、図1の第1の実施例の
スキャンレジスタ回路と等価な動作が行われる。つま
り、通常動作時(第2のクロック信号SCKが“L”固
定)は第1のクロック信号CKによって1相エッジトリ
ガ型フリップフロップ回路として動作し、シフト動作時
には第1のクロック信号CKと第2のクロック信号SC
Kの2相クロックで直列シフト動作を行うことができ
る。
【0156】次に制御信号CMPが“H”レベルの動作
を説明する。
【0157】制御信号CMPが“H”レベルの場合、N
ANDゲート8a及びNANDゲート8bはインバータ
として機能する。したがって、イクスクルーシブORゲ
ート7の出力が“H”のとき(データ出力Q2と被比較
信号Fとが不一致の場合)、NANDゲート8aの出力
が“H”でNANDゲート8bの出力が“L”となり、
イクスクルーシブORゲート7の出力が“L”のとき
(データ出力Q2と被比較信号Fとが一致した場合)、
NANDゲート8aの出力が“L”でNANDゲート8
bの出力が“H”となる。
【0158】すなわち、イクスクルーシブORゲート7
の出力が“H”レベルの場合には、合成クロック信号S
3として第1のクロック信号CKがラッチ回路1aのイ
ネーブル端子EN1に伝わるとともに、セレクタ回路2
はD入力を選択する。
【0159】次に、図24で示したRAMのテスト補助
回路の構成について説明する。同図に示すように、スキ
ャンレジスタ回路17(図22あるいは図23で示した
構成)が、シフトイン端子SIを入力とし、データ出力
Qを出力としてm個直列に接続される。
【0160】そして、RAM11の各データ出力DO0
〜DO(m-1) がそれぞれ対応のスキャンレジスタ回路1
0のD入力に出力されるように接続される。したがっ
て、このRAMのテスト補助回路はRAM11のデータ
出力レジスタとしても機能する。また、制御信号CM
P、第1のクロック信号CK、第2のクロック信号SC
Kが共通に各スキャンレジスタ回路10に与えられる。
また、各スキャンレジスタ回路10のQ出力が被テスト
論理回路5に付与される。
【0161】第5の実施例のテスト補助回路は、第1の
実施例のテスト補助回路と同様にして、被テスト論理回
路5に対するテストを行うことができる。ただし、被テ
スト論理回路5の出力データは被テスト論理回路5の図
示しない外部出力端子から取り込む。
【0162】図25は、図24で示したテスト補助回路
の一つのスキャンレジスタ回路におけるRAMのテスト
動作を示す波形図である。以下、図25を参照して、図
24で示したテスト補助回路のRAMのテスト動作を説
明する。
【0163】まず、制御信号CMPを“L”にして、図
25の期間T1及びT2に示すように、シフトイン動作
により、RAMの“0”読み出しテストを前提として、
初期データ“0”がラッチ回路1a、1bに設定され
る。
【0164】そして、制御信号CMPを“H”にするこ
とにより、期間T3からRAMのテスト動作が開始され
る。この際、RAMの読み出し期待値はラッチ回路1b
の保持するデータ“0”と同じデータ“0”である。。
【0165】RAM11のテスト期間中、図25の期間
T4に示すように、フェイルデータ“1”がRAM11
から読み出された場合、第1のクロック信号CKが合成
クロック信号S9としてラッチ回路1aのイネーブル端
子EN1に伝わり、合成選択制御信号SCが“L”とな
ることにより、D入力よりフェイルデータ“1”がラッ
チ回路1aに取り込まれる。その後、正常なデータがR
AM11から読み出されてもラッチ回路1aの保持する
データ“1”が変化する事はない。
【0166】そして、制御信号CMPを“L”にして、
期間T6から、シフト動作を行い、最終段のスキャンレ
ジスタ回路10のQ出力であるシフトアウトデータSO
を順次取り出し、RAM11の各データ出力DO0〜D
O(m-1) としてフェイルデータが出力されたか否かを検
証する。
【0167】このように、第5の実施例のテスト補助回
路は、図2で示した第1の実施例のテスト補助回路の被
テスト論理回路5に対するテスト動作に加え、制御信号
CMPの信号レベルを“H”にして、もう1つの被テス
ト回路であるRAM11の読み出しテストを、RAM1
1の出力信号と検証データとの比較を自身で行って実行
することができる。
【0168】しかも、シフトイン端子SIに付与するデ
ータの制約がなくなる分、第2の実施例のテスト補助回
路よりも、RAMのテストが容易にできる効果を奏す
る。
【0169】また、図22、図23では比較回路7とし
てイクスクルーシブORゲートを示したが、イクスクル
ーシブNORゲートを用いてもよい。ただし、イクスク
ルーシブNORゲートを用いる場合は読み出し期待値と
異なる値をラッチ回路1a、1bにシフトインしておく
必要が有る。
【0170】<その他>なお、第2〜第4の実施例の各
スキャンレジスタ回路のセレクタ回路2の制御信号とし
て、第2のクロック信号SCKを用いたが、図26で示
した従来例のように、モード制御信号MDを別途用いて
もよい。
【0171】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のテスト補助回路に用いられる複数個のス
キャンレジスタ回路はそれぞれ、第2のクロック信号を
合成クロック信号出力用と選択回路の外部入力部の選択
用とに用いるため、制御信号数を省略することができ、
制御信号配線数を大幅に削減することができる。
【0172】
【0173】この発明における請求項2記載のスキャン
レジスタ回路における制御回路は、テストモード信号が
非活性状態のとき、第1のクロック信号をそのまま第1
の合成クロック信号とし、テストモード制御信号が活性
状態のとき、外部比較入力信号と外部出力信号とを比較
して得られる比較結果信号に基づき、非活性信号及び第
1のクロック信号のうち一方の信号を第1の合成クロッ
ク信号として選択制御している。
【0174】その結果、被テスト回路の出力信号の異常
検出時にはスキャンレジスタ回路の第1のラッチ回路の
格納データとして異常検証値を取り込むことができるた
め、被テスト回路の出力信号と検証データとの比較検証
を自身で行うことができる。
【0175】そして、請求項11記載のテスト補助回路
のように、請求項2記載のスキャンレジスタ回路を複数
段、直列に接続することにより、被テスト回路の複数の
出力信号に対する検証データとの比較検証を自身で行う
ことができる。
【0176】この発明における請求項4記載のスキャン
レジスタ回路における制御回路は、テストモード信号が
非活性状態のとき、データ設定信号を非活性状態にする
とともに、第1のクロック信号をそのまま第1の合成ク
ロック信号とし、テストモード制御信号が活性状態のと
き、外部比較入力信号と外部出力信号との比較結果に基
づき、データ設定信号の活性状態及び非活性状態を制御
している。
【0177】その結果、被テスト回路の出力信号の異常
検出時にはスキャンレジスタ回路の第1のラッチ回路の
格納データとして固定データを取り込むことができるた
め、被テスト回路の出力信号と検証データとの比較検証
を自身で行うことができる。
【0178】そして、請求項12記載のテスト補助回路
のように、請求項4記載のスキャンレジスタ回路を複数
段、直列に接続することにより、被テスト回路の複数の
出力信号に対する検証データとの比較検証を自身で行う
ことができる。
【0179】この発明における請求項7記載のスキャン
レジスタ回路における制御回路は、テストモード信号が
非活性状態のとき、第1のクロック信号をそのまま第1
の合成クロック信号とし、テストモード制御信号が活性
状態のとき、比較結果信号に基づき、第1の合成クロッ
ク信号の活性状態及び非活性状態を制御するとともに、
外部比較入力信号と外部期待値信号とを比較して得られ
るデータ設定信号の活性状態及び非活性状態を制御して
いる。
【0180】その結果、被テスト回路の出力信号の異常
検出時にはスキャンレジスタ回路の第1のラッチ回路の
格納データとして固定データを取り込むことができるた
め、被テスト回路の出力信号と検証データとの比較検証
を自身で行うことができる。
【0181】そして、請求項13記載のテスト補助回路
のように、請求項7記載のスキャンレジスタ回路を複数
段、直列に接続することにより、被テスト回路の複数の
出力信号に対する検証データとの比較検証を自身で行う
ことができる。
【0182】この発明における請求項10記載のスキャ
ンレジスタ回路における制御回路は、テストモード信号
が非活性状態のとき、第1のクロック信号をそのまま第
1の合成クロック信号とし、テストモード制御信号が活
性状態のとき、比較結果信号に基づき、第1の合成クロ
ック信号の活性状態及び非活性状態を制御するととも
に、合成選択制御信号の活性状態及び非活性状態を制御
している。
【0183】その結果、被テスト回路の出力信号の異常
検出時にはスキャンレジスタ回路の第1のラッチ回路の
格納データとして、被テスト回路の異常な出力信号を取
り込むことができるため、被テスト回路の出力信号と検
証データとの比較検証を自身で行うことができる。
【0184】そして、請求項14記載のテスト補助回路
のように、請求項10記載のスキャンレジスタ回路を複
数段、直列に接続することにより、被テスト回路の複数
の出力信号に対する検証データとの比較検証を自身で行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるスキャンレジス
タ回路の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の第1の実施例であるテスト補助回路
の構成を示す回路図である。
【図3】図1のスキャンレジスタ回路の動作(その1)
を示す波形図である。
【図4】図1のスキャンレジスタ回路の動作(その2)
を示す波形図である。
【図5】この発明の第2の実施例であるスキャンレジス
タ回路(その1)の構成を示す回路図である。
【図6】この発明の第2の実施例であるスキャンレジス
タ回路(その2)の構成を示す回路図である。
【図7】この発明の第2の実施例であるテスト補助回路
(その1)の構成を示す回路図である。
【図8】この発明の第2の実施例であるテスト補助回路
(その2)の構成を示す回路図である。
【図9】第2の実施例のテスト補助回路のテスト動作を
示す波形図である。
【図10】この発明の第3の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その1)の構成を示す回路図である。
【図11】この発明の第3の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その2)の構成を示す回路図である。
【図12】第3の実施例のテスト補助回路のテスト動作
(その1)を示す波形図である。
【図13】第3の実施例のテスト補助回路のテスト動作
(その2)を示す波形図である。
【図14】この発明の第4の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その1)の構成を示す回路図である。
【図15】この発明の第4の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その2)の構成を示す回路図である。
【図16】この発明の第4の実施例であるテスト補助回
路(その1)の構成を示す回路図である。
【図17】この発明の第4の実施例であるテスト補助回
路(その2)の構成を示す回路図である。
【図18】第4の実施例のテスト補助回路のテスト動作
(その1)を示す波形図である。
【図19】この発明の第4の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その3)の構成を示す回路図である。
【図20】この発明の第4の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その4)の構成を示す回路図である。
【図21】第4の実施例のテスト補助回路のテスト動作
(その2)を示す波形図である。
【図22】この発明の第5の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その1)の構成を示す回路図である。
【図23】この発明の第5の実施例であるスキャンレジ
スタ回路(その2)の構成を示す回路図である。
【図24】この発明の第5実施例であるテスト補助回路
の構成を示す回路図である。
【図25】第5の実施例のテスト補助回路のテスト動作
を示す波形図である。
【図26】従来のスキャンレジスタ回路の構成を示す回
路図である。
【図27】従来のテスト補助回路の構成を示す回路図で
ある。
【図28】従来のスキャンレジスタ回路の動作(その
1)を示す波形図である。
【図29】従来のスキャンレジスタ回路の動作(その
2)を示す波形図である。
【符号の説明】
1a,1b ラッチ回路 2 セレクタ回路 3 NORゲート 4 スキャンレジスタ回路 5 被テスト論理回路 6 スキャンレジスタ回路 10 スキャンレジスタ回路 11 RAM 12a セット/リセット機能付ラッチ回路 14a セット機能付ラッチ回路 15 スキャンレジスタ回路 17 スキャンレジスタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 G01F 11/22

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャンレジスタ回路を複数個備えたテ
    スト補助回路であって、 前記複数個のスキャンレジスタ回路はそれぞれ、 第1のデータ入力部及び第1のデータ出力部を有し、第
    1のクロック信号を受け、該第1のクロック信号が活性
    状態のとき、前記第1のデータ入力部より得られる信号
    を格納データとして取り込み、該格納データを第1のデ
    ータ出力部から出力し、前記第1のクロック信号が非活
    性状態のとき、前記格納データを保持し、前記格納デー
    タを前記第1のデータ出力部から出力する第1のラッチ
    回路と、 第2のクロック信号を受け、該第2のクロック信号の活
    性状態/非活性状態に基づき、第1の外部入力部及び第
    2の外部入力部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外
    部入力信号のうち、一方の外部入力信号を選択データと
    して、前記第1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部
    に出力する選択回路と、 前記第1及び第2のクロック信号に基づき、前記第1及
    び第2のクロック信号が共に非活性状態のときのみ活性
    状態となる合成クロック信号を出力する合成クロック信
    号出力回路と、 第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有し、前
    記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の前記第
    1のデータ出力部に接続され、前記合成クロック信号を
    受け、該合成クロック信号が活性状態のとき、前記第2
    のデータ入力部より得られる信号を格納データとして取
    り込み、該格納データを第2のデータ出力部から出力
    し、前記合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格
    納データを保持し、前記格納データを外部出力信号とし
    て、前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ
    回路とを備え 前記複数個のスキャンレジスタ回路を、前記第2の外部
    入力部を入力とし前記第2のデータ出力部を出力として
    直列に接続して構成されるテスト補助回路
  2. 【請求項2】 第1のデータ入力部及び第1のデータ出
    力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1の
    合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデータ
    入力部より得られる信号を格納データとして取り込み、
    該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前記第
    1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格納デ
    ータを保持し、前記格納データを前記第1のデータ出力
    部から出力する第1のラッチ回路と、 選択制御信号を受け、該選択制御信号の活性状態/非活
    性状態に基づき、第1の外部入力部及び第2の外部入力
    部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外部入力信号の
    うち、一方の外部入力信号を選択データとして、前記第
    1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に出力する選
    択回路と、 第2のクロック信号を受け、前記第1のクロック信号及
    び前記第1の合成クロック信号のうちの一方の信号であ
    る第1のクロック関連信号と前記第2のクロック信号に
    基づき、前記第1のクロック関連信号及び第2のクロッ
    ク信号が共に非活性状態のときのみ活性状態となる第2
    の合成クロック信号を出力する合成クロック信号出力回
    路と、 第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有し、前
    記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の前記第
    1のデータ出力部に接続され、前記第2の合成クロック
    信号を受け、該第2の合成クロック信号が活性状態のと
    き、前記第2のデータ入力部より得られる信号を格納デ
    ータとして取り込み、該格納データを第2のデータ出力
    部から外部出力信号として出力し、前記第2の合成クロ
    ック信号が非活性状態のとき、前記格納データを保持
    し、該保持した前記格納データを外部出力信号として、
    前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ回路
    と、外部比較入力信号を受け、該外部比較入力信号と前
    記外部出力信号とを比較して比較結果信号を出力する比
    較回路と、 テストモード制御信号を受け、前記テストモード信号が
    非活性状態のとき、前記第1のクロック信号をそのまま
    前記第1の合成クロック信号とし、前記テストモード制
    御信号が活性状態のとき、前記比較結果信号に基づき、
    非活性信号及び前記第1のクロック信号のうち一方の信
    号を前記第1の合成クロック信号として選択制御する制
    御回路とを備えたスキャンレジスタ回路。
  3. 【請求項3】 前記選択制御信号は前記第2のクロック
    信号である請求項2記載のスキャンレジスタ回路。
  4. 【請求項4】 第1のデータ入力部及び第1のデータ出
    力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1の
    合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデータ
    入力部より得られる信号を格納データとして取り込み、
    該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前記第
    1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格納デ
    ータを保持し、前記格納データを前記第1のデータ出力
    部から出力する第1のラッチ回路を備え、前記第1のラ
    ッチ回路は少なくとも1つのデータ設定信号をさらに受
    け、前記データ設定信号が活性状態のとき前記格納デー
    タとして固定データを格納し、 選択制御信号を受け、該選択制御信号の活性状態/非活
    性状態に基づき、第1の外部入力部及び第2の外部入力
    部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外部入力信号の
    うち、一方の外部入力信号を選択データとして、前記第
    1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に出力する選
    択回路と、 第2のクロック信号を受け、前記第1のクロック信号及
    び前記第1の合成クロック信号のうちの一方の信号であ
    る第1のクロック関連信号と前記第2のクロック信号に
    基づき、前記第1のクロック関連信号及び第2のクロッ
    ク信号が共に非活性状態のときのみ活性状態となる第2
    の合成クロック信号を出力する合成クロック信号出力回
    路と、 第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有し、前
    記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の前記第
    1のデータ出力部に接続され、前記第2の合成クロック
    信号を受け、該第2の合成クロック信号が活性状態のと
    き、前記第2のデータ入力部より得られる信号を格納デ
    ータとして取り込み、該格納データを第2のデータ出力
    部から外部出力信号として出力し、前記第2の合成クロ
    ック信号が非活性状態のとき、前記格納データを保持
    し、該保持した前記格納データを外部出力信号として、
    前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ回路
    と、 外部比較入力信号及びテストモード制御信号を受け、前
    記テストモード信号が非活性状態のとき、前記データ設
    定信号を非活性状態にするとともに、前記第1のクロッ
    ク信号をそのまま前記第1の合成クロック信号とし、前
    記テストモード制御信号が活性状態のとき、前記外部比
    較入力信号と前記外部出力信号との比較結果に基づき、
    前記データ設定信号の活性状態及び非活性状態を制御す
    る制御回路とをさらに備えたスキャンレジスタ回路。
  5. 【請求項5】 前記選択制御信号は前記第2のクロック
    信号である請求項4記載のスキャンレジスタ回路。
  6. 【請求項6】 前記データ設定信号はリセット信号及び
    セット信号であり、前記第1のラッチ回路は、前記リセ
    ット信号が活性状態のとき前記格納データとして前記固
    定データ“0”を格納し、前記セット信号が活性状態の
    とき前記格納データとして前記固定データ“1”を格納
    する請求項5記載のスキャンレジスタ回路。
  7. 【請求項7】 第1のデータ入力部及び第1のデータ出
    力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1の
    合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデータ
    入力部より得られる信号を格納データとして取り込み、
    該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前記第
    1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格納デ
    ータを保持し、該保持した前記格納データを前記第1の
    データ出力部から出力する第1のラッチ回路を備え、前
    記第1のラッチ回路はデータ設定信号をさらに受け、前
    記データ設定信号が活性状態のとき前記格納データとし
    て固定データを格納し、 選択制御信号を受け、該選択制御信号の活性状態/非活
    性状態に基づき、第1の外部入力部及び第2の外部入力
    部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外部入力信号の
    うち、一方の外部入力部信号を選択データとして、前記
    第1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に出力する
    選択回路と、 第2のクロック信号を受け、前記第1のクロック信号及
    び前記第1の合成クロック信号のうちの一方の信号であ
    る第1のクロック関連信号と前記第2のクロック信号に
    基づき、前記第1のクロック関連信号及び第2のクロッ
    ク信号が共に非活性状態のときのみ活性状態となる第2
    の合成クロック信号を出力する合成クロック信号出力回
    路と、 第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有し、前
    記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の前記第
    1のデータ出力部に接続され、前記第2の合成クロック
    信号を受け、該第2の合成クロック信号が活性状態のと
    き、前記第2のデータ入力部より得られる信号を格納デ
    ータとして取り込み、該格納データを第2のデータ出力
    部から外部出力信号として出力し、前記第2の合成クロ
    ック信号が非活性状態のとき、前記格納データを保持
    し、該保持した前記格納データを外部出力信号として、
    前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ回路
    と、外部比較入力信号及び外部期待値信号を受け、前記
    外部比較入力信号と前記外部期待値信号とを比較して比
    較結果信号を出力する比較回路と、 テストモード制御信号を受け、前記テストモード信号が
    非活性状態のとき、前記第1のクロック信号をそのまま
    前記第1の合成クロック信号とし、前記テストモード制
    御信号が活性状態のとき、前記第1の合成クロック信号
    を非活性状態にするとともに、前記比較結果信号に基づ
    き、前記データ設定信号の活性状態及び非活性状態を制
    御する制御回路とをさらに備えたスキャンレジスタ回
    路。
  8. 【請求項8】 前記外部期待値信号及び前記外部出力信
    号を受け、前記外部出力信号が所定の値のとき、前記外
    部期待値信号をそのまま出力可能にする外部信号出力手
    段をさらに備える請求項7記載のスキャンレジスタ回
    路。
  9. 【請求項9】 前記選択制御信号は前記第2のクロック
    信号である請求項7記載のスキャンレジスタ回路。
  10. 【請求項10】 第1のデータ入力部及び第1のデータ
    出力部を有し、第1の合成クロック信号を受け、該第1
    の合成クロック信号が活性状態のとき、前記第1のデー
    タ入力部より得られる信号を格納データとして取り込
    み、該格納データを第1のデータ出力部から出力し、前
    記第1の合成クロック信号が非活性状態のとき、前記格
    納データを保持し、該保持した前記格納データを前記第
    1のデータ出力部から出力する第1のラッチ回路と、 合成選択制御信号を受け、該合成選択制御信号の活性状
    態/非活性状態に基づき、第1の外部入力部及び第2の
    外部入力部よりそれぞれ得られる第1及び第2の外部入
    力信号のうち、一方の外部入力信号を選択データとし
    て、前記第1のラッチ回路の前記第1のデータ入力部に
    出力する選択回路と、 第2のクロック信号を受け、前記第1のクロック信号及
    び前記第1の合成クロック信号のうちの一方の信号であ
    る第1のクロック関連信号と前記第2のクロック信号に
    基づき、前記第1のクロック関連信号及び第2のクロッ
    ク信号が共に非活性状態のときのみ活性状態となる第2
    の合成クロック信号を出力する合成クロック信号出力回
    路と、 第2のデータ入力部及び第2のデータ出力部を有し、前
    記第2のデータ入力部が前記第1のラッチ回路の前記第
    1のデータ入力部に接続され、前記第2の合成クロック
    信号を受け、該第2の合成クロック信号が活性状態のと
    き、前記第2のデータ入力部より得られる信号を格納デ
    ータとして取り込み、該格納データを第2のデータ出力
    部から外部出力信号として出力し、前記第2の合成クロ
    ック信号が非活性状態のとき、前記格納データを保持
    し、該保持した前記格納データを外部出力信号として、
    前記第2のデータ出力部から出力する第2のラッチ回路
    と、前記第1の外部入力信号と前記外部出力信号とを比
    較して比較結果信号を出力する比較回路と、 テストモード制御信号を受け、前記テストモード信号が
    非活性状態のとき、前記第1のクロック信号をそのまま
    前記第1の合成クロック信号とし、前記テストモード制
    御信号が活性状態のとき、前記比較結果信号に基づき、
    前記第1の合成クロック信号の活性状態及び非活性状態
    を制御するととともに、前記合成選択制御信号の活性状
    態及び非活性状態を制御する制御回路とを備えたスキャ
    ンレジスタ回路。
  11. 【請求項11】 請求項2記載のスキャンレジスタ回路
    を複数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前
    記第2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部
    を出力として直列に接続して構成されるテスト補助回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項4記載のスキャンレジスタ回路
    を複数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前
    記第2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部
    を出力として直列に接続して構成されるテスト補助回
    路。
  13. 【請求項13】 請求項7記載のスキャンレジスタ回路
    を複数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、前
    記第2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力部
    を出力として直列に接続して構成されるテスト補助回
    路。
  14. 【請求項14】 請求項10記載のスキャンレジスタ回
    路を複数個備え、該複数個のスキャンレジスタ回路を、
    前記第2の外部入力部を入力とし前記第2のデータ出力
    部を出力として直列に接続して構成されるテスト補助回
    路。
JP06514493A 1993-03-24 1993-03-24 スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路 Expired - Fee Related JP3221585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06514493A JP3221585B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06514493A JP3221585B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06273494A JPH06273494A (ja) 1994-09-30
JP3221585B2 true JP3221585B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=13278400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06514493A Expired - Fee Related JP3221585B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3221585B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06273494A (ja) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7721174B2 (en) Full-speed BIST controller for testing embedded synchronous memories
US4326290A (en) Means and methods for monitoring the storage states of a memory and other storage devices in a digital data processor
EP0499671A1 (en) Integrated circuit chip with built-in self-test for logic fault detection
JPH08248096A (ja) 回路試験装置
JPH0391188A (ja) Fifoメモリ
JP3221585B2 (ja) スキャンレジスタ回路及びテスト補助回路
US5726998A (en) Partial scan path test of a semiconductor logic circuit
US6785172B2 (en) Semiconductor memory device
US6463562B1 (en) Semiconductor device including macros and its testing method
US6611929B1 (en) Test circuit for memory
KR100364830B1 (ko) 메모리테스트회로
KR0170210B1 (ko) 메모리 장치의 테스트 회로
JP2006058242A (ja) 集積回路
JPH01110274A (ja) 試験回路
JPH06102327A (ja) メモリ内蔵型半導体集積回路およびその論理設計方法
JPS6373451A (ja) 論理装置
JPS63108747A (ja) ゲ−トアレイ集積回路
JP3057728B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2924521B2 (ja) 並列パタン圧縮器
JP2962032B2 (ja) アドレス・データ発生器
JP3254781B2 (ja) 半導体装置
JP2877505B2 (ja) Lsi実装ボード及びデータ処理装置
JPH04149655A (ja) メモリカード試験システム
JPH09274592A (ja) メモリテスト回路およびメモリテスト方法
JPH06148290A (ja) バウンダリスキャンレジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070817

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees