JP3221510U - 筋力強化器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】仰臥姿勢で下肢等の筋力を強化することができる筋力強化器具を提供する。【解決手段】筋力強化器具10は、器具本体11と、ハンドル22と、器具本体11とハンドル22とを相互に連結する長尺状ゴム部材20とを有する。器具本体11は、足乗せ板12と、縦板14と、支持ローラー16と、ローラーなしの支持脚18とを有する。足乗せ板12は、支持ローラー16と支持脚18により床40に載置支持された状態で、足乗せ板12の上面12aに、仰臥した使用者の左右両方の踵を乗せることが可能に構成および配置されている。縦板14は、仰臥した使用者が足乗せ板12に両踵を乗せた状態で両足裏に当接することが可能に構成および配置されている。長尺状ゴム部材20は、足乗せ板12の縦板14が立設された位置よりも手前側の位置Pで足乗せ板12に連結されている。支持ローラー16は支持脚18よりも奥側の位置で足乗せ板12に設置されている。【選択図】図1

Description

この考案は、仰臥姿勢で下肢等の筋力を強化することができる筋力強化器具に関する。
下肢等の筋力を強化する筋力強化器具として、例えば下記各特許文献に記載されたものがあった。
実開昭47−031960号公報 特開昭48−027828号公報 実公昭55−019569号公報 特許第3824645号公報 特開2009−261861号公報 米国特許第3421760号明細書 米国特許第7087003号明細書
この考案は、仰臥姿勢で下肢等の筋力を強化することができる新規な筋力強化器具を提供するものである。
この考案の筋力強化器具は次の構成を有するものである(カッコ内の符号は後述する実施の形態で該当箇所について使用した符号である)。すなわち、この考案の筋力強化器具は、器具本体(11)と、ハンドル(22)と、前記器具本体(11)と前記ハンドル(22)とを相互に連結する長尺状ゴム部材(20)とを有し、前記器具本体(11)は、足乗せ板(12)と、縦板(14)と、支持ローラー(16)と、ローラーなしの支持脚(18)とを有し、前記足乗せ板(12)の上面(12a)に前記縦板(14)が立設され、前記足乗せ板(12)の下面(12b)に前記支持ローラー(16)と前記支持脚(18)が設置され、前記足乗せ板(12)は、前記支持脚(18)により、または前記支持ローラー(16)と前記支持脚(18)により床(40)に載置支持された状態で、該足乗せ板(12)の上面(12a)に、仰臥した使用者の左右両方の踵を乗せることが可能に構成および配置され、前記縦板(14)は、仰臥した使用者が前記足乗せ板(12)に両踵を乗せた状態で両足裏に当接することが可能に構成および配置され、仰臥した使用者が前記足乗せ板(12)に両踵を乗せかつ前記縦板(14)に両足裏を当接させた状態で、前記足乗せ板(12)の板面を平面から見て、該足乗せ板(12)の位置に対し該仰臥した使用者の頭部が存在する側を該足乗せ板(12)の前後方向の手前側、その逆側を該足乗せ板(12)の前後方向の奥側と定義して、前記支持ローラー(16)は前記支持脚(18)よりも奥側の位置で前記足乗せ板(12)に設置されているものである。この筋力強化器具によれば、床(40)に仰臥した使用者が、足乗せ板(12)の上面(12a)に左右両方の踵を乗せて、ハンドル(22)を持って、長尺状ゴム部材(20)の張力に抗して両膝(左右両下肢)を屈伸させることにより、両足裏が縦板(14)に当接支持されて、仰臥状態でスクワット運動をすることができる。このとき、支持脚(18)は床(40)から浮いて、器具本体(11)は支持ローラー(16)で床(40)に支持された状態となり、両下肢の屈伸に伴い支持ローラー(16)が床(40)を転動して、器具本体(11)を両膝の屈伸に追従して往復移動させることができる。また、器具本体(11)を床(40)に置いた状態では、器具本体(11)は支持ローラー(16)と、ローラーなしの支持脚(18)により床(40)に載置支持されるので、器具本体(11)の不測の移動は支持脚(18)と床(40)との摩擦により抑止される。
この考案において、前記長尺状ゴム部材(20)は、前記足乗せ板(12)の前記縦板(14)が立設された位置よりも手前側の位置(P)で該足乗せ板(12)に連結されているものとすることができる。これによれば、スクワット運動を安定に行うことができる。
この考案において、前記縦板(14)は前記足乗せ板(12)の前後方向の途中位置に設置され、前記支持脚(18)は前記縦板(14)よりも手前側に設置されているものとすることができる。これによれば、仰臥状態でスクワット運動をするときに、支持脚(18)を床(40)から浮かせて、器具本体(11)を支持ローラー(16)で床(40)に支持した状態が容易に得られ、スクワット運動を容易に行うことができる。
この考案は、前記支持ローラー(16)を複数個具え、該複数個の支持ローラー(16)を前記足乗せ板(12)の前後方向に直交する左右方向に配列したものとすることができる。これによれば、仰臥状態でスクワット運動をするときに、器具本体(11)は、複数個の支持ローラー(16)により床(40)に安定に支持されて、床(40)をスムーズに移動することができる。
この考案は、前記縦板(14)の上端部に手前側に膨出した土踏まず当接部(24)を有し、該土踏まず当接部(24)は、仰臥した使用者が前記足乗せ板(12)に両踵を乗せかつ前記縦板(14)に両足裏を当接させた状態で、該足裏の土踏まずに当接することが可能に構成および配置されているものとすることができる。これによれば、仰臥状態でスクワット運動をするときに、長尺状ゴム部材(20)の張力により土踏まず当接部(24)を土踏まずに押し当てて、土踏まずを刺激して、所謂青竹踏みと同様のマッサージ効果を同時に得ることができる。
この考案は、前記土踏まず当接部(24)の、土踏まずに当接する面に複数個の小突起(26)が形成されているものとすることができる。これによれば、小突起(26)により土踏まずのツボ押し効果が得られる。この場合、小突起(26)をねじで構成して、突出量を調整可能にすることにより、ツボ押しの強度を調整することができる。
この考案は、前記縦板(14)の手前側の面の、両踵の各足裏部が当接する位置に、該両踵の各足裏部の外周部付近を包囲して当接する環状突起(28)がそれぞれ突出配置されているものとすることができる。これによれば、仰臥状態でスクワット運動をするときに、長尺状ゴム部材(20)の張力により環状突起(28)を踵の足裏部の外周部付近に押し当てて、該外周部付近を刺激して、マッサージ効果を同時に得ることができる。このとき、環状の中心位置に突起(30)を配置することにより、踵の足裏部の中央部を同時に刺激することもできる。
この考案において、前記足乗せ板(12)は、使用者が該足乗せ板(12)の板面に立って乗ることが可能に構成および配置されているものとすることができる。これによれば、足乗せ板(12)の板面に使用者が立って乗った状態で、使用者がハンドル(22)を引き上げることにより、長尺状ゴム部材(20)の張力を利用して背筋運動をすることができる。このとき、器具本体(11)の不測の移動は支持脚(18)と床(40)との摩擦により抑止される。また、使用者が前記足乗せ板(12)の板面に立って乗った状態で、前記長尺状ゴム部材(20)と前記足乗せ板(12)との連結位置(P)が左右の足の間に配置されることが可能となる位置に該連結位置(P)を配置すれば、足と該連結位置(P)とが干渉することなく背筋運動をすることができる。
この考案による筋力強化器具の実施の形態を示す平面図である。 図1の筋力強化器具の器具本体の平面図である。 図1の筋力強化器具の器具本体の底面図である。 図1の筋力強化器具の器具本体の正面図である。 図1の筋力強化器具の器具本体の背面図である。 図1の筋力強化器具の器具本体の右側面である。なお、左側面図は右側面図と対象に現れるので、図示を省略する。 図1の筋力強化器具のハンドルを示す図で、(a)は正面図、(b)は拡大側面図である。 図1の筋力強化器具の使用例を示す図である。 図1の筋力強化器具の別の使用例を示す図である。 この考案による筋力強化器具の他の実施の形態を示す右側面図である
この考案による筋力強化器具の実施の形態を説明する。図1において、筋力強化器具10は、器具本体11、ハンドル22、ゴムチューブ20(長尺状ゴム部材)を有する。器具本体11とハンドル22とは、ゴムチューブ20を介して連結位置Pで相互に連結されている。器具本体11は、足乗せ板12、縦板14(図4、図6)、支持ローラー16(キャスター)、ローラーなしの支持脚18等を有する。ここで、図1の平面図において、紙面の上下方向を器具本体11および足乗せ板12の前後方向と定義し、そのうち紙面の上方向を器具本体11および足乗せ板12の前後方向の「奥側」、紙面の下方向を器具本体11および足乗せ板12の前後方向の「手前側」とそれぞれ定義する。また、図1の平面図において、器具本体11の前後方向に直交する左右方向を器具本体11の左右方向、紙面に直交する方向を器具本体11および足乗せ板12の上下方向(紙面の手前側を上方向、紙面の奥側を下方向)とそれぞれ定義する。足乗せ板12、縦板14、支持脚18、ハンドル22は、木材またはプラスチック等で構成されている。足乗せ板12は十分な強度を有する平板で構成されている。足乗せ板12の強度を高めるために、必要に応じて、足乗せ板12の下面12bに補強用の金属プレートを取り付けることもできる。足乗せ板12の上面12aに縦板14が立設固定されている。縦板14は足乗せ板12の前後方向の途中位置に、該前後方向に直交する左右方向に延在するように設置されている。足乗せ板12の板面の、縦板14よりも手前側の領域12−1は、人が、踵の背部を縦板14に向けた姿勢で、立って乗れる程度の広さに形成されている。また、足乗せ板12は、支持ローラー16と支持脚18により床40に載置支持された状態で(このとき足乗せ板12の板面は床40の面に平行である)、足乗せ板12の上面12aに、仰臥した使用者の左右両方の踵を乗せることが可能に構成および配置されている。ここでは、足乗せ板12の左右方向の幅は約30cm、手前側の領域12−1の前後方向の寸法は約20cmにそれぞれ形成されている。足乗せ板12の板面の、縦板14よりも奥側の領域12−2の前後方向の寸法は約10cmに形成されている。縦板14は、仰臥した使用者が足乗せ板12に両踵を乗せた状態で両足裏に当接することが可能に構成および配置されている。
縦板14は、図6に示すように、上側が器具本体11の前後方向の奥側に傾斜して設置されている。縦板14の背面側には、補強板15が配置されている。補強板15は、縦板14と同様に、木材またはプラスチック等で構成されている。補強板15は、足乗せ板12の上面12aに立設固定されている。補強板15は上側が器具本体11の前後方向の手前側に傾斜して設置されている。縦板14と補強板15は図6に示すように山状に組み合わされて、両板14,15の頂部で相互に接合されている。これにより、縦板14の強度を補強板15で高めて、縦板14が、使用時に踵から受ける押圧力に対し、耐え得るようにしている。
縦板14の頂部には土踏まず当接部24が該頂部の延在方向に沿って固定設置されている(図1、図2、図4〜図6)。土踏まず当接部24は、直径3cm〜4cm、長さ30cm〜40cm程度の木材またはプラスチック等による丸棒、丸筒等で構成されている。土踏まず当接部24は、縦板14の上端部において、器具本体11の前後方向の手前側に膨出するように配置されている。これにより、土踏まず当接部24は、仰臥した使用者が足乗せ板12に両踵を乗せかつ縦板14に両足裏を当接させた状態で、該両足裏の土踏まずに当接するようになる。
土踏まず当接部24の、土踏まずに当接する面には上下2段に合計10個前後の小突起26が形成されている(図1、図2、図4、図6)。各小突起26は、ここではねじを土踏まず当接部24にねじ込んで構成されている。各ねじのねじ込み量により個々の小突起26の突出量を調整することができる。
縦板14の前面の左右位置には、2個の環状突起28が形成されている(図4、図6)。各環状突起28は、ここでは、直径4cm程度で短尺の塩ビ製等の丸筒(円筒状筒)を、縦板14の前面に形成された環状溝に嵌め込んで構成されている。これにより、仰臥した使用者が足乗せ板12に両踵を乗せかつ縦板14に両足裏を当接させた状態で、各環状突起28の頂部は、左右両踵の各足裏部の外周部付近を包囲して該外周部付近に当接する。環状突起28の頂部には、その周方向の全周にわたり波状凹凸の繰り返し形状が形成されている(図6)。環状突起28は、波状凹凸の繰り返し形状があるもの、該凹凸がない頂部が平坦なもの等、複数種類が用意され、使用者が任意に交換することができる。縦板14の前面の各環状突起28の中心位置には、突起30が形成されている(図4)。突起30は、ここではねじを縦板14にねじ込んで構成されている。ねじのねじ込み量により突起30の突出量を調整することができる。
足乗せ板12の下面12bには複数個(ここでは3個)の支持ローラー16と複数個(ここでは6個)の支持脚18が設置されている(図1、図3〜図6)。支持ローラー16は足乗せ板12の下面12bの、縦板14よりも奥側の領域12−2の前端部付近に左右方向に一列に配置されている。すなわち、3個の支持ローラー16は、器具本体11の前後方向に直交する左右方向に延在する1本の軸上に回転軸32を配置して、該左右方向に一列に、奥側の領域12−2の左、中央、右の各位置に等間隔で配列されている。支持脚18は足乗せ板12の板面の、縦板14よりも手前側の領域12−1に分散して配置されている。これにより、支持ローラー16は縦板14よりも奥側に配置され、支持脚18は縦板14よりも手前側に配置されている。器具本体11は、支持ローラー16と支持脚18により平坦な床40に安定に載置支持可能である。筋力強化器具10を床40に載置した状態で、床40からの各部の高さは、足乗せ板12の上面12aが床40から5cm〜6cm程度、土踏まず当接部24の頂部(筋力強化器具10の最高位置)が床40から16cm〜17cm程度である。
ハンドル22は、図7に示すように、木材またはプラスチック等で構成された直径3cm、長さ30cm〜60cm程度の丸棒状のハンドル本体22aを有する。ハンドル本体22aの長手方向両端部付近の外周面には、滑り止め用のグリップ34が装着されている。ハンドル本体22aの長手方向中央部の外周面には金具36が装着されている。ゴムチューブ20(図1)を金具36に通すことにより、ゴムチューブ20はハンドル22に連結される。
図1において、ゴムチューブ20は、所謂トレーニングチューブ等と呼ばれている直径1cm〜2cm程度の筋力トレーニング用の中空ゴム紐で構成されている。ゴムチューブ20の一端は前述のようにハンドル22に連結され、他端は足乗せ板12に連結されている。これにより、足乗せ板12とハンドル22とはゴムチューブ20を介して相互に連結されている。ゴムチューブ20は、縦板14よりも手前側の領域12−1の連結位置Pで(例えば、足乗せ板12の前端から奥側に約10cmの位置で)足乗せ板12に連結されている。連結位置Pは、ここでは、使用者が足乗せ板12の板面に立って乗った状態で、左右の足の間となる位置に設定されている。ゴムチューブ20の1本の長さは、力をかけていない自然の状態で例えば40cm〜50cm程度である。ゴムチューブ20を束ねる本数により張力を加減することができる。ここでは、足乗せ板12の板面に直径1cm〜2cmの程度の4個の貫通孔38を形成し、全長が2m〜3m程度の長さの1本のゴムチューブ20を貫通孔38と金具36間に2往復巻き回し、ゴムチューブ20の両端を結んで、足乗せ板12とハンドル22間に延べ4本のゴムチューブ20を配置している。また、貫通孔38の位置から約2cm奥側の位置に強度増強用に3個の予備の貫通孔38’を設けて、ゴムチューブ20を巻き回す回数を増やせるようにしている。貫通孔38の上下両開口部の手前側のエッジにはテーパ面38a(図2、図3)が形成され、ゴムチューブ20がその張力により、貫通孔38のエッジで損傷を受けないようにしている。
以上の構成の筋力強化器具10の使用例を説明する。図8(i)〜(iii)は、仰臥姿勢でスクワット運動をするときの操作手順を順を追って示す。図8の各操作(i)〜(iii)を説明する。
(i) 平坦な床40に養生用のマット42等を敷き、器具本体11をマット42に載置する。このとき、器具本体11は支持ローラー16と支持脚18でマット42上に支持され、マット42と支持脚18との摩擦によりマット42上に静止する。この状態で、使用者44は脚部に器具本体11をセットする。すなわち、足乗せ板12に左右両方の踵を乗せて、両足裏を縦板14に当接させる。このとき、環状突起28(図4、図6)の頂部が、踵の足裏部の外周部付近を包囲して該外周部付近に当接する。また、土踏まず当接部24が土踏まずに当接する。使用者44はハンドル22の左右グリップ34を握って床40に仰臥する。ハンドル22を腿(もも)の上に置く。両膝は伸びている。必要に応じて、クッション46を使用して、使用者44の頭部を適宜の高さに保持する。
(ii) 両手でハンドル22を頭部に近づける方向に引きながら、膝を任意の位置まで屈曲させる。このとき、ゴムチューブ20の張力により、器具本体11は手前側が床40から自然に浮き上がり、前後方向に傾斜した状態に立ち上がる。その結果、支持脚18が床40から浮いて、器具本体11は支持ローラー16で床40に支持された状態となる。そして、膝の屈曲に合わせて支持ローラー16が床40を転動して、両足裏が縦板14に当接支持された状態で、器具本体11は足の移動に追従してスムーズに頭部に近づく方向に移動する。
(iii) ハンドルを引き終わったら、今度はゴムチューブ20の張力に抗して両膝を伸ばしていく。器具本体11は前後方向に傾斜した状態のまま支持ローラー16が床40を転動して足の移動に追従してスムーズに頭部から離れる方向に移動する。ゴムチューブ20は伸びてゆき、ゴムチューブ20の張力を利用したスクワット運動が行われる。このとき同時に土踏まず当接部24の小突起26が土踏まずを押圧してツボ押しする。さらに、環状突起28が踵の足裏部の外周部付近を輪状に押圧し、突起30が踵の足裏部の中央部を押圧してツボ押しする。両膝を伸ばしながら両腕の肘を適宜緩めていくことにより、ゴムチューブ20の張力を調整しながらスクワット運動をすることができる。また、ゴムチューブ20を撚る(捩る)ことにより、張力を増大させて使用することもできる。
身体の状態に合わせて、上記(ii)(iii)の操作を適宜の回数(または時間)繰り返し行う(器具本体11を往復移動させる)。筋力強化器具10は筋力を積極的に強化する目的の用途以外に、身体に優しいゴムチューブ20を使用するので、スポーツによる脚部故障、高齢者の脚部筋力老化・衰退による膝痛等に対し、過度な負荷による二次障害を防ぎつつ、故障等を回復させる目的の用途にも使用することができる。本考案者はスポーツで膝および膝裏面腱を傷めたことがきっかけで本筋力強化器具10を考案するに至ったが、本筋力強化器具10を約2ヶ月間使用したところ、障害があった膝および膝裏面腱に著しい回復効果が認められた。また、筋力強化器具10は下肢の強化と同時に、上肢(上腕、前腕、握力)の強化も期待できる。しかも、この筋力強化器具10があれば、スポーツジムに通うことなく、家庭、学校、職場等で気軽に筋力トレーニングを行うことができる。テレビ等を鑑賞しながら筋力トレーニングを行うこともできる。
筋力強化器具10の別の使用例を説明する。図9は、立った姿勢で背筋運動するときの状態を示す。平坦な床40に器具本体11を載置する。このとき、器具本体11は支持ローラー16と支持脚18で床40上に支持され、足乗せ板12の板面は床40の面に平行である。この状態から、使用者44はハンドル22を持って器具本体11の足乗せ板12の手前側の領域12−1に、踵の背部を縦板14に向けた姿勢で乗る。器具本体11は床40と支持脚18との摩擦により床40上に静止した状態が維持されるので、支持ローラー16による移動が抑止され、安全が確保されている。また、このときゴムチューブ20と器具本体11との連結位置Pは左右の足の間に配置されるので、使用者44が足乗せ板12の手前側の領域12−1に乗るのにゴムチューブ20は邪魔にならない。次いで、使用者44が前屈みになってハンドル22の左右のグリップ34を握る。このときゴムチューブ20は張力が生じる直前のたるみがなくなった状態にある。この状態から、膝を伸ばしたまま、ゴムチューブ20の張力に抗して上体を起こしていく。これにより、背筋運動をすることができる。身体の状態に合わせて、この背筋運動を適宜の回数(または時間)繰り返し行う。
この考案による筋力強化器具の他の実施の形態を図10に示す。この筋力強化器具48は、足乗せ板12の手前側の領域12−1の前後方向の寸法を、図1〜図9の筋力強化器具10に比べて短くして、スクワット運動専用に構成したもの(背筋運動には使用しないもの)である。足乗せ板12の手前側の領域12−1の前後方向の寸法を短くしたのに伴い、足乗せ板12の手前側の領域12−1の前後方向の中央の支持脚(図1〜図9の筋力強化器具10における、足乗せ板12の手前側の領域12−1の前後方向の中央の3個の支持脚18)を廃止している。これにより、器具本体11は、手前側(足乗せ板12の前端側)の3個の支持脚18と、奥側(足乗せ板12の後端側)の3個の支持ローラー16により床40上に載置支持され、このとき足乗せ板12の板面は床40の面に平行である。足乗せ板12の手前側の領域12−1の前後方向の寸法を短くしたことおよび足乗せ板12の手前側の領域12−1の前後方向の中央の支持脚を廃止したこと以外は、図1〜図9の筋力強化器具10と同じで構成である。
図1〜図9の筋力強化器具10では、器具本体11を支持ローラー16と支持脚18により床40に載置支持するようにしたが、前後の支持脚18のみで床40に載置支持する(すなわち、器具本体11を床40に載置支持したときに、支持ローラー16が床40から浮いた状態となる)ように構成することもできる。また、前記各実施の形態では、縦板14を薄手の部材で構成したが、これに限らず厚手の部材(ブロック状の部材)で構成することもできる。前記各実施の形態では、器具本体11に対する長尺状ゴム部材20の連結位置Pを足乗せ板12に設定したが、これに限らず、縦板14その他の位置に設定することもできる。前記各実施の形態では縦板14を足乗せ板12の左右方向に連続した構造としたが、縦板14を左右に分割された構造にすることもできる。さらには、器具本体11全体を左右に分割した構造(ハンドル22は1本のまま)にして、左右分割部分ごとに左右の足を乗せられるようにすることもできる。この場合、左右分割部分ごとに、支持ローラー16を複数個(例えば2個)左右に並べて配置し、支持脚18も複数個(例えば2個)左右に並べて配置するのが望ましい。ハンドル22と左右分割部分間をそれぞれ長尺状ゴム部材で連結する。このような、器具本体11全体を左右分割構造とした筋力強化器具によれば、使用者は仰臥状態で、自転車こぎのような、左右両下肢交互の屈伸運動を行うことができる。前記各実施の形態では長尺状ゴム部材としてゴムチューブ20を使用したが、ゴムチューブ20に代えて、ゴムロープ、ゴムバンド、ゴムベルト等、各種の長尺状ゴム部材を使用することもできる。前記各実施の形態では足乗せ板12に足を固定しなかったが、足乗せ板12および/または縦板14に足ベルトを設けて、足ベルトに足を差し込んで、足を足乗せ板12または縦板14に固定することもできる。図9の使用例では、使用者44は踵の背部を縦板14に向けた姿勢で足乗せ板12の上に乗るようにしたが、つま先を縦板14に向けた姿勢で足乗せ板12の上に乗るようにすることもできる。この場合、足乗せ板12とゴムチューブ20の連結位置Pを図9の連結位置Pに比べて縦板14側にずらした位置に設定することにより、背筋運動をよりやりやすくすることができる。
10…筋力強化器具、11…器具本体、12…足乗せ板、12a…上面、12b…下面、12−1…足乗せ板の板面の縦板よりも手前側の領域、12−2…足乗せ板の板面の縦板よりも奥側の領域、14…縦板、15…補強板、16…支持ローラー(キャスター)、18…支持脚、20…ゴムチューブ(長尺状ゴム部材)、22…ハンドル、22a…ハンドル本体、24…土踏まず当接部、26…小突起、28…環状突起、30…突起、32…支持ローラーの回転軸、34…グリップ、36…金具、38…貫通孔、38a…テーパ面、38’…予備の貫通孔、40…床、42…マット、44…使用者、46…クッション、48…筋力強化器具、P…長尺状ゴム部材と足乗せ板との連結位置

Claims (9)

  1. 器具本体(11)と、ハンドル(22)と、前記器具本体(11)と前記ハンドル(22)とを相互に連結する長尺状ゴム部材(20)とを有し、
    前記器具本体(11)は、足乗せ板(12)と、縦板(14)と、支持ローラー(16)と、ローラーなしの支持脚(18)とを有し、
    前記足乗せ板(12)の上面(12a)に前記縦板(14)が立設され、
    前記足乗せ板(12)の下面(12b)に前記支持ローラー(16)と前記支持脚(18)が設置され、
    前記足乗せ板(12)は、前記支持脚(18)により、または前記支持ローラー(16)と前記支持脚(18)により床(40)に載置支持された状態で、該足乗せ板(12)の上面(12a)に、仰臥した使用者の左右両方の踵を乗せることが可能に構成および配置され、
    前記縦板(14)は、仰臥した使用者が前記足乗せ板(12)に両踵を乗せた状態で両足裏に当接することが可能に構成および配置され、
    仰臥した使用者が前記足乗せ板(12)に両踵を乗せかつ前記縦板(14)に両足裏を当接させた状態で、前記足乗せ板(12)の板面を平面から見て、該足乗せ板(12)の位置に対し該仰臥した使用者の頭部が存在する側を該足乗せ板(12)の前後方向の手前側、その逆側を該足乗せ板(12)の前後方向の奥側と定義して、
    前記支持ローラー(16)は前記支持脚(18)よりも奥側の位置で前記足乗せ板(12)に設置されている、
    そのような構成を有する筋力強化器具。
  2. 前記長尺状ゴム部材(20)は、前記足乗せ板(12)の前記縦板(14)が立設された位置よりも手前側の位置で該足乗せ板(12)に連結されている請求項1に記載の筋力強化器具。
  3. 前記縦板(14)は前記足乗せ板(12)の前後方向の途中位置に設置され、前記支持脚(18)は前記縦板(14)よりも手前側に設置されている請求項1または2に記載の筋力強化器具。
  4. 前記支持ローラー(16)を複数個具え、該複数個の支持ローラー(16)を前記足乗せ板(12)の前後方向に直交する左右方向に配列している請求項1から3のいずれか1つに記載の筋力強化器具。
  5. 前記縦板(14)の上端部に手前側に膨出した土踏まず当接部(24)を有し、
    該土踏まず当接部(24)は、仰臥した使用者が前記足乗せ板(12)に両踵を乗せかつ前記縦板(14)に両足裏を当接させた状態で、該足裏の土踏まずに当接することが可能に構成および配置されている請求項1から4のいずれか1つに記載の筋力強化器具。
  6. 前記土踏まず当接部(24)の、土踏まずに当接する面に複数個の小突起(26)が形成されている請求項5に記載の筋力強化器具。
  7. 前記縦板(14)の手前側の面の、両踵の各足裏部が当接する位置に、該両踵の各足裏部の外周部付近を包囲して当接する環状突起(28)がそれぞれ突出配置されている請求項1から6のいずれか1つに記載の筋力強化器具。
  8. 前記足乗せ板(12)は、使用者が該足乗せ板(12)の板面に立って乗ることが可能に構成および配置されている請求項1から7のいずれか1つに記載の筋力強化器具。
  9. 使用者が前記足乗せ板(12)の板面に立って乗った状態で、前記長尺状ゴム部材(20)と前記足乗せ板(12)との連結位置(P)が左右の足の間に配置されることが可能となる位置に該連結位置(P)が配置されている請求項8に記載の筋力強化器具。
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