JP3221283U - 鍵付属品 - Google Patents

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明浩 池
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康弘 八幡
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Abstract

【課題】コストが低く簡素な構造によって、外出先であってもその場で鍵をかけたことを容易に確認することができる鍵付属品を提供する。【解決手段】鍵5の把持部の表面に取り付けられる鍵付属品1であって、ユーザによる鍵5の施錠動作時の把持力によって変形する変形部材2と、変形部材2を、把持力によって変形した変形後の形状から、変形前の形状に復帰させる復帰部材3と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は鍵付属品に関する。
従来、外出した際に鍵をかけたのか忘れてしまった場合、その場で鍵をかけたことを確認することができず、不安にかられたり、家に確認をするために戻ることがある。
特許文献1には、把持部の内部に移動可能に備えた小球の位置を確認することで施錠したことを確認できる施錠確認表示機能付き鍵が提案されている。
特開2008−267111号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている鍵は、鍵穴への抜き差しに伴って移動するスライダ、スライダの移動に伴って移動するリンク機構、および、リンク機構の変形に応じて移動することによって小球の移動を制御するロックスライド、などの複雑な構造を有している。よって、コストの増大を招くとともに、作動不良などの故障が生じるリスクも高くなっている。
本考案の一態様は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、コストが低く簡素な構造によって、外出先であってもその場で鍵をかけたことを容易に確認することができる鍵付属品を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案の一態様に係る鍵付属品は、鍵の把持部の表面に取り付けられる鍵付属品であって、ユーザによる前記鍵の施錠動作時の把持力によって変形する変形部材と、前記変形部材を、前記把持力によって変形した変形後の形状から、変形前の形状に復帰させる復帰部材と、を備える。
上記の構成によれば、鍵を施錠するために鍵の把持部を把持することによって、変形部材の形状が変形する。よって、単純な構造の変形部材の形状を確認することにより、外出先であってもその場で鍵をかけたことを容易に確認することができる。
また、上記構成によれば、変形部材の形状を元に戻すことができるため、当該鍵付属品を繰り返し使用することができる。
また、本考案の一態様に係る鍵付属品は、前記変形部材は、曲面を有しており、前記変形前の形状が前記鍵の前記把持部の表面に対して外側に凸となる形状であり、前記変形後の形状が前記鍵の前記把持部の表面に対して内側に凸となる形状であってもよい。当該構成によれば、単純な構造によって、施錠動作時の把持力による変形が生じる部材を実現することができる。
また、本考案の一態様に係る鍵付属品は、前記変形部材は、金属部材であってもよい。当該構成によれば、変形部材の変形および復帰を金属の弾性によって実現することができる。
また、本考案の一態様に係る鍵付属品は、前記復帰部材は、前記変形後の形状の前記変形部材に対して、前記ユーザによる押圧力を伝達することによって変形前の形状に復帰させてもよい。当該構成によれば、変形部材の形状を容易に元に戻すことができ、鍵をかけたことを確認するために鍵付属品を繰り返し使用することができる。
また、本考案の一態様に係る鍵付属品は、前記復帰部材は、ゲル状材料によって構成されており、前記ユーザによる押圧力が前記ゲル状材料を介して前記変形部材の内側に凸となる形状を外側に凸となる形状に押し上げる力として伝達される構造となっていてもよい。当該構成によれば、簡略な復帰部材の構成でもって、変形部材の形状を容易に元に戻すことができる。
また、本考案の一態様に係る鍵付属品は、前記復帰部材は、前記変形部材と前記鍵の前記把持部との間に配置され、前記ユーザによる押圧力によって前記復帰部材が前記変形部材の中心方向へ移動することによって、前記変形部材の内側に凸となる形状を外側に凸となる形状に押し上げる力として伝達される構造となっていてもよい。当該構成によれば、変形部材の形状を容易に元に戻すことができる。
また、本考案の一態様に係る鍵付属品は、前記復帰部材が前記変形部材の中心から離れる方向に力を印加する復帰バネをさらに備えていてもよい。当該構成によれば、中心方向へ移動した復帰部材が自然と元の状態に戻るため、鍵付属品の繰り返しの使用がより容易となる。
本考案によれば、コストが低く簡素な構造によって、外出先であってもその場で鍵をかけたことを容易に確認することができる。
(a)は、本考案の実施形態1に係る鍵付属品の構成を鍵と共に模式的に示した平面図であり、(b)は、(a)に示したA−A矢視線に沿った断面の矢視断面図である。 本考案の実施形態1に係る変形部材の形状の変形方法を模式的に示した側面図であり、(a)は、変形前の変形部材の形状を示し、(b)は、変形後の変形部材の形状を示す。 本考案の実施形態1に係る変形部材の形状の復帰方法を模式的に示した側面図であり、(a)は、復帰前の変形部材の形状を示し、(b)は、復帰後の変形部材の形状を示す。 本考案の実施形態1に係る鍵付属品の変形例を模式的に示した平面図である。 (a)は、本考案の実施形態2に係る鍵付属品の構成を模式的に示した平面図であり、(b)は、(a)に示したB−B矢視線に沿った断面の矢視断面図である。 本考案の実施形態2に係る変形部材の形状の変形方法を模式的に示した側面図であり、(a)は、変形前の変形部材の形状を示し、(b)は、変形後の変形部材の形状を示す。 本考案の実施形態2に係る変形部材の形状の復帰方法を模式的に示した側面図であり、(a)は、復帰前の変形部材の形状を示し、(b)は、復帰後の変形部材の形状を示す。
以下、本考案の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
(鍵付属品の構成)
まず、図1を参照して、本考案の第1の実施形態に係る鍵付属品の構成について説明する。図1の(a)は、本考案の実施形態1に係る鍵付属品の構成を模式的に示した平面図であり、図1の(b)は、図1の(a)に示したA−A矢視線に沿った断面の矢視断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る鍵付属品1は、変形部材2と、復帰部材3と、カバー4とを備えている。鍵付属品1は、鍵の施錠動作時にユーザによって変形部材2が把持されるように、鍵5の把持部の表面に取り付けられる。より具体的には、鍵付属品1は、鍵5を鍵付属品1で覆った際に、鍵付属品1の一方の表面側において、鍵5、カバー4、復帰部材3、変形部材2の順となるように、かつ鍵付属品の他方の表面側において、鍵5、カバー4の順となるように、カバー4、復帰部材3および変形部材2が配置されている。なお、図1において、鍵付属品1の片面側に変形部材2及び復帰部材3が配置される構成を図示したが、本実施形態に係る鍵付属品1はそれに限定されず、鍵付属品1の両面側にそれぞれ変形部材2及び復帰部材3を配置する構成であってもよい。
変形部材2は、外部から受けた圧力によってその形状が変形する構成である。具体的には、変形部材2は、ユーザが鍵の施錠を行う際、その施錠動作時のユーザによる把持力によって、その形状が変形する。また、変形部材2は、ユーザによる把持によって変形した変形後の形状は、後述する復帰操作がなされない限り、変形後の形状を保持する構成である。変形部材2は、変形前の形状が鍵5の把持部の表面に対して外側に凸となる曲面を有する形状であり、変形後の形状が鍵5の把持部の表面に対して内側に凸となる曲面を有する形状である。変形部材2は、変形後の変形部材2の曲面が復帰部材3に接するように変形する。なお、本実施形態における変形部材2は板バネによって構成されているが、鍵の施錠動作時のユーザの把持力によって変形し、変形後の形状を保持する構成であれば特に限定はない。また、本実施形態における変形部材2の平面形状は図1に示す通り円板状であるが、変形部材2の平面形状は、鍵の施錠動作時のユーザの把持力によって変形し、変形後の形状を保持する構成であれば特に限定はない。また、本実施形態における変形部材2は金属部材によって構成されているが、鍵の施錠動作時のユーザの把持力によって変形し、変形後の形状を保持する構成であれば、その材質に特に制限はない。変形部材2の形状の変形方法については後述する。
復帰部材3は、復帰部材3の外部から受けた圧力を変形部材2に伝達する構成である。復帰部材3は、ユーザによる押圧力を受けた際に、ユーザの把持力によって変形した変形部材2に対して、当該押圧力を伝達する。復帰部材3は、変形後の変形部材2に対して押圧力を伝達することによって、変形部材2を変形前の形状に復帰させる。より具体的には、復帰部材3は、ユーザによる押圧力を、変形部材2の内側に凸となっている形状を外側に凸となる形状に押し上げる力として伝達する。本実施形態における復帰部材3は、ゲル状材料から構成することにより、ユーザによる押圧力を変形部材2に伝達する構成を実現している。本実施形態における復帰部材3は、例えば、振動パッドを用いてもよい。しかしながら、本実施形態における復帰部材3は、ユーザからの押圧力を変形部材2に伝達する構成であれば、その構成は特に限定されない。変形部材2の形状の復帰方法については後述する。
カバー4は、鍵付属品1を鍵5の把持部の表面に取り付けるための構成であり、本実施形態においては、鍵5の把持部に被せて覆うような構造となっている。カバー4の表面には、変形部材2及び復帰部材3が配置されている。
なお、図1の(b)において、カバー4の表面の一部に復帰部材3が埋め込まれた鍵付属品1の構成を図示したが、本実施形態に係る鍵付属品1はそれに限定されず、カバー4の全体を復帰部材3とする構成であってもよく、カバー4の表面の外側に復帰部材3を配置する構成であってもよい。
(変形部材2の変形方法)
以下では、図2を参照して、変形部材2の変形方法について説明する。
図2の(a)は、変形前の変形部材2を模式的に示した側面図であり、図2の(b)は、変形後の変形部材2を模式的に示した側面図である。なお、図示は省略するが、復帰部材3に対して変形部材2とは反対側に鍵5は位置している。
図2の(a)に示すように、変形部材2の変形前の形状は、鍵5の把持部の表面に対して外側に凸となる形状である。変形部材2は、鍵付属品1を取り付けた鍵5によってユーザが施錠動作を行う際に、変形部材2の凸面に対して、復帰部材3側に向かう施錠動作時の把持力F1が与えられる。これにより、図2の(b)に示すように、変形部材2は、鍵5の把持部の表面に対して内側に凸となる形状に変形する。なお、変形部材2は、変形後の変形部材2の凸面が復帰部材3に接するように変形する。
このように、本実施形態に係る鍵付属品1を取り付けた鍵を用いて施錠することで、鍵付属品1の変形部材2の形状が変形する。そのため、外出先であっても変形部材2の形状を確認することによって、鍵をかけたことをその場で容易に確認することができる。
なお、鍵をかけたことを確認する方法としては、例えば、ユーザが変形部材2の表面を触り、変形部材2の表面の凹凸形状を確認することによって、鍵をかけたことを確認してもよい。
また、変形部材2を着色し、変形部材2の色が内側に凸となる形状と外側に凸となる形状とで視覚的に色の濃淡が変化するように変形部材2を構成してもよい。この場合、外側に凸となる形状では着色面が拡大することによって色が薄くなる一方、内側に凸となる形状では着色面が圧縮されることによって色が濃くなる。これにより、ユーザが変形部材2の色を視認することによって鍵をかけたことを確認することが可能となる。なお、着色面を保護するために、着色面に半透明のカバーを設けてもよい。
また、視覚的に色の濃淡が変化するような別の構成として、半透明のカバーが変形部材2と連動密着しない構成とし、カバーと変形部材2との距離によって視覚的に色の濃淡が変化するようにしてもよい。具体的に説明すれば、カバーを変形部材2と連動密着させないことで、変形部材2が内側に凸となる形状では、変形部材2とカバーとの間に内部空間が生じる。カバーと変形部材2との距離が遠くなることによって、着色された変形部材2の色が薄く見えるようになる。一方、変形部材2が外側に凸となる形状では、カバーと変形部材2とが密着する。カバーと変形部材2との距離が近くなることによって、変形部材2の色が濃く見えるようになる。これにより、ユーザが変形部材2の色を視認することによって鍵をかけたことを確認することが可能となる。
(変形部材2の復帰方法)
以下では、図3を参照して、変形部材2の復帰方法について説明する。
図3の(a)は、復帰前の変形部材2を模式的に示した側面図であり、図3の(b)は、復帰後の変形部材2を模式的に示した側面図である。
図3の(a)に示すように、復帰部材3は、復帰部材3の側面をユーザが両側から挟むことにより、ユーザからの押圧力F2が与えられる。復帰部材3は、ユーザによる押圧力F2を変形部材2に伝達する。これにより、変形部材2に対して、内側に向かって凸となっていた変形部材2の凸面を外側の凸となる形状に押し上げるための押上力F3が加えられる。これにより、図3の(b)に示すように、変形部材2が変形前の形状に復帰させられる。また、復帰部材3がゲル状材料から構成されているため、変形部材2の形状の復帰のために復帰部材3を押圧したあと、復帰部材3は自然と元の状態に戻ることになる。
このように、本実施形態に係る鍵付属品1は、復帰部材3を用いて変形部材2の形状を変形前の形状に復帰できるため、鍵をかけたことの確認のために本実施形態に係る鍵付属品1を繰り返し使用することができる。
(鍵付属品1の使用例)
以下に、本実施形態に係る鍵付属品1の使用例を説明する。
<外出時>
ユーザは、鍵付属品1で鍵5の把持部を覆った鍵5を用いて鍵の施錠操作を行う。これにより、鍵付属品1に設けられた変形部材2が、外側に凸となる形状から内側に凸となる形状となる。
<外出先>
ユーザは、鍵付属品1に設けられた変形部材2を確認することによって、鍵をかけたことの確認を行う。ユーザは、鍵をかけたことを確認した後に、復帰部材3に押圧力を与えることによって、変形部材2の形状を内側に凸となる形状から外側に凸となる形状に戻してもよく、変形部材2の形状を内側に凸となる形状のままにしていてもよい。
<帰宅時>
ユーザは、鍵付属品1で鍵5の把持部を覆った鍵5を用いて鍵の開錠操作を行う。これにより、外出先において変形部材2の形状を外側に凸となる形状に戻していた場合であっても、変形部材2の形状が内側に凸となる形状となる。ユーザは、鍵の開錠操作を行った後に、復帰部材3に押圧力を与えることによって、変形部材2の形状を内側に凸となる形状から外側に凸となる形状に戻す。これにより、鍵をかけたことの確認のために本実施形態に係る鍵付属品1を繰り返し使用することができる。
(変形例)
本実施形態において、カバー4が鍵5の把持部を被せるように覆う構成について説明したが、本実施形態に係る鍵付属品1はそれに限定されず、鍵5の把持部を挟むように覆う構成であってもよい。
以下では、図4を参照して、本実施形態の変形例について説明する。
図4に示すように、変形例に係る鍵付属品1aは、本実施形態に係る鍵付属品1において、カバー4に代えてカバー4aを備えている。カバー4aは、鍵5の挿入部を通すための開口4a1、及び鍵5の把持部を挟むように覆うための挟持部4a2、4a3を備えている。カバー4aは、鍵5の挿入部を開口4a1に通した後に、挟持部4a2、4a3によって鍵5の把持部を挟むことによって、鍵5の把持部を覆う。ここで、カバー4aは、変形部材2が鍵付属品1aの表面に配置されるように、鍵5の把持部を覆っている。より具体的には、カバー4aは、カバー4aの挟持部4a2側の表面において、鍵5、カバー4a、復帰部材3、変形部材2の順となるように、鍵5の把持部を覆う。
[第2の実施形態]
次に、図5を参照して、本考案の第2の実施形態に係る鍵付属品11の構成について説明する。図5の(a)は、本考案の実施形態2に係る鍵付属品の構成を模式的に示した平面図であり、図5の(b)は、図5の(a)に示したB−B矢視線に沿った断面の矢視断面図である。本実施形態に係る鍵付属品11は、第1の実施形態の鍵付属品1において、復帰部材3に代えて復帰部材13及び復帰バネ15を備える構成である。なお、本実施形態に係る鍵付属品11が備える変形部材12及びカバー14は、第1の実施形態の鍵付属品が備える変形部材2及びカバー4に同様の構成であるため、その説明を省略する。
復帰部材13は、復帰部材13の外部から受けた圧力を変形部材12に伝達する構成である。復帰部材13は、変形部材12に対向する面であって、鍵の把持部の表面に対して傾斜する、傾斜面を備えている。復帰部材13は、変形部材12が変形し内側に凸となる形状となった場合に、復帰部材13の傾斜面が変形部材12の凸面と接するように構成されている。より具体的には、復帰部材13の傾斜面は、変形部材12の端部から中心部に向かうにつれて、復帰部材13と変形部材12との距離が離れるように構成されている。なお、本明細書において、変形部材12の中心部とは、変形部材を上面から見た際の中心部分のことを意図している。このような復帰部材13が、変形部材12の中心を通る直線上に、対向して2つ設けられている。復帰部材13は、外側の端部から内側に向かうユーザによる押圧力を受けた際に、変形部材12の中心方向へ移動する。本実施形態においては、当該押圧力の印加は、後述する復帰バネ15を介して行われる。復帰部材13は、中心方向へ移動することによって、変形部材12の内側に向いた凸面を復帰部材13の傾斜面で押し上げ、変形部材12を変形前の形状に復帰させる。このように復帰部材13は、変形後の変形部材12に対して押圧力を伝達することによって、変形部材12を変形前の形状に復帰させる。より具体的には、復帰部材13は、ユーザによる押圧力を、変形部材12の内側に凸となる形状から外側に凸となる形状に押し上げる力として伝達する。なお、復帰部材13の形状は、上述した傾斜面を備える構成であれば特に制限はない。
復帰バネ15は、円弧状の板バネであり、円弧の両端部の内側にそれぞれ復帰部材13が取り付けられている。復帰バネ15は、ユーザによって、円弧の内側に向かう押圧力を円弧状の端部に対して受けた際に、復帰部材13を変形部材12の中心方向に移動させる。また、復帰バネ15は、ユーザによる押圧力より解放されると、元の状態に戻ろうとする。これにより、復帰部材13に対して、変形部材12の中心から離れる方向の力が印加される。これにより、ユーザによる押圧力より解放されると、復帰バネ15により、復帰部材13を所定の位置に戻すことができる。
(変形部材12の変形方法)
以下では、図6を参照して、変形部材2の変形方法について説明する。
図6の(a)は、変形前の変形部材12を模式的に示した側面図であり、図6の(b)は、変形後の変形部材12を模式的に示した側面図である。なお、図示は省略するが、復帰部材13に対して変形部材12とは反対側に鍵5は位置している。
図6の(a)に示すように、変形部材12の変形前の形状は、鍵5の把持部の表面に対して外側に凸となる形状である。変形部材12は、鍵付属品11を取り付けた鍵5によってユーザが施錠動作を行う際に、変形部材12の凸面に対して、復帰部材13側に向かう施錠動作時の把持力F11が与えられる。
これにより、図6の(b)に示すように、変形部材12は、鍵5の把持部の表面に対して内側に凸となる形状に変形する。なお、変形部材12は、変形後の変形部材12の凸面が復帰部材13の傾斜面に接するように変形する。
このように、本実施形態に係る鍵付属品11を取り付けた鍵を用いて施錠することで、鍵付属品11の変形部材12の形状が変形する。そのため、外出先であっても変形部材12の形状を確認することによって、鍵をかけたことをその場で容易に確認することができる。
(変形部材12の復帰方法)
以下では、図7を参照して、変形部材12の復帰方法について説明する。
図7の(a)は、復帰前の変形部材12を模式的に示した側面図であり、図7の(b)は、復帰後の変形部材12を模式的に示した側面図である。
図7の(a)に示すように、復帰バネ15は、復帰バネ15の円弧状の両端部をユーザが両側から挟むことにより、ユーザからの押圧力F12が与えられる。復帰バネ15は、ユーザによる押圧力を復帰部材13に対して伝達することによって、復帰部材13を変形部材12の中心方向へ移動させる。これにより、復帰部材13は、変形部材12に対して、内側に凸となっていた変形部材12の凸面を外側の凸となるように復帰部材13の傾斜面で押し上げる。より具体的には、復帰部材13は、復帰部材13の傾斜面を介して、変形部材12に対して、内側に凸となっていた変形部材12の凸面を外側の凸となるように押し上げるための押上力F13を加える。これにより、図7の(b)に示すように、変形部材12が変形前の形状に復帰させられる。また、復帰部材13は、復帰バネ15の円弧の両端部の内側にそれぞれ取り付けられているため、変形部材12の形状の復帰のために復帰バネ15を押圧したあと、押圧をやめると復帰バネ15により、復帰部材13を所定の位置に戻すことができる。
このように、本実施形態に係る鍵付属品11は、復帰部材13を用いて変形部材12の形状を変形前の形状に復帰できるため、鍵をかけたことの確認のために本実施形態に係る鍵付属品11を繰り返し使用することができる。
1 鍵付属品
2 変形部材
3 復帰部材
4 カバー
5 鍵
11 鍵付属品
12 変形部材
13 復帰部材
14 カバー
15 復帰バネ

Claims (7)

  1. 鍵の把持部の表面に取り付けられる鍵付属品であって、
    ユーザによる前記鍵の施錠動作時の把持力によって変形する変形部材と、
    前記変形部材を、前記把持力によって変形した変形後の形状から、変形前の形状に復帰させる復帰部材と、
    を備える鍵付属品。
  2. 前記変形部材は、曲面を有しており、前記変形前の形状が前記鍵の前記把持部の表面に対して外側に凸となる形状であり、前記変形後の形状が前記鍵の前記把持部の表面に対して内側に凸となる形状である請求項1に記載の鍵付属品。
  3. 前記変形部材は、金属部材である請求項1又は2に記載の鍵付属品。
  4. 前記復帰部材は、前記変形後の形状の前記変形部材に対して、前記ユーザによる押圧力を伝達することによって変形前の形状に復帰させる請求項2に記載の鍵付属品。
  5. 前記復帰部材は、ゲル状材料によって構成されており、前記ユーザによる押圧力が前記ゲル状材料を介して前記変形部材の内側に凸となる形状を外側に凸となる形状に押し上げる力として伝達される構造となっている請求項4に記載の鍵付属品。
  6. 前記復帰部材は、前記変形部材と前記鍵の前記把持部との間に配置され、前記ユーザによる押圧力によって前記復帰部材が前記変形部材の中心方向へ移動することによって、前記変形部材の内側に凸となる形状を外側に凸となる形状に押し上げる力として伝達される構造となっている請求項4に記載の鍵付属品。
  7. 前記復帰部材が前記変形部材の中心から離れる方向に力を印加する復帰バネをさらに備える請求項6に記載の鍵付属品。
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