JP3220573U - カテーテル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カテーテルの先端部が、ガイドワイヤの誘導に沿って血管閉塞部位を円滑に通過することができ、血管閉塞部位にバルーン拡張またはステント留置を完了させることができるカテーテル装置を提供する。【解決手段】カテーテル装置は、カテーテル10と、カテーテルシースと、ガイドワイヤDと、テーパ状頭部12と、ねじ山構造14と、回転具13とを備える。カテーテル装置を血管中に使用する際に、血管閉塞部位のプラークによる遮断を受けている場合、回転具を操作してカテーテルを回転させるように制御し、テーパ状頭部とねじ山構造とを利用して血管閉塞部位のプラークを削り取る。【選択図】図3
Description
本考案は、カテーテルに係り、特に、血管拡張術に適用可能なカテーテル装置に関するものである。
心臓血管疾患は、長期にわたって国民の5大死因の一つとなっており、人口の高齢化に伴い、食生活の西洋化が益々進むなかで、心臓血管疾患の罹病率及び死亡率は年々上昇しており、かつ発症年齢も若年化の傾向にある。
冠状動脈心臓疾患(coronary artery disease,CAD)及び末梢動脈疾患(Peripheral artery disease,PAD)は、最も発生頻度が高い心臓血管疾患であり、これらの2種の疾患は、主に動脈中の脂肪またはその他の物質の沈着により引き起こされ、かつ粥状プラークが硬化形成されたり、石灰化したりすることにより、動脈硬化を引き起こして血液の正常な流動を妨げることになる。よって、冠状動脈の血流不足や血流が完全に途絶えると、心臓疾患を引き起こして甚だしい場合には心不全による突然死にもつながりかねない。また、末梢動脈疾患では、四肢に歩行痛または創傷治癒不良に進展することがある。深刻な場合には、重症下肢虚血(Critical limb ischemi,CLI)を引き起こして下肢切断に至ることもある。
冠状動脈心臓疾患(coronary artery disease,CAD)及び末梢動脈疾患(Peripheral artery disease,PAD)は、最も発生頻度が高い心臓血管疾患であり、これらの2種の疾患は、主に動脈中の脂肪またはその他の物質の沈着により引き起こされ、かつ粥状プラークが硬化形成されたり、石灰化したりすることにより、動脈硬化を引き起こして血液の正常な流動を妨げることになる。よって、冠状動脈の血流不足や血流が完全に途絶えると、心臓疾患を引き起こして甚だしい場合には心不全による突然死にもつながりかねない。また、末梢動脈疾患では、四肢に歩行痛または創傷治癒不良に進展することがある。深刻な場合には、重症下肢虚血(Critical limb ischemi,CLI)を引き起こして下肢切断に至ることもある。
冠状動脈心臓疾患及び末梢動脈疾患の治療方法としては、薬物、外科手術、カテーテルインターベンション手術といった3種の異なる方法が挙げられる。
カテーテルインターベンション手術を実行するときには、まず、カテーテルを血管の中に導入し、かつ前記カテーテル上にバルーンを設置する。前記カテーテルを血管に沿って血管閉塞部位まで移動させたのち、給気具を利用して加圧気体を前記バルーンに送り込むように注入することで、前記バルーンを膨張させて血管閉塞部位を押し広げる。最後に、血管閉塞部位を支持するためにステントを血管内に入れて置けば、血管閉塞部位の血流をスムーズにすることができる。
しかしながら、臨床的手術から、血管閉塞部位のプラークが深刻に石灰化したときに、カテーテルの先端のガイドワイヤが既に血管閉塞部位を通過したとしても、カテーテルまたはその他の器具(例えば、バルーンカテーテル)は、血管中のプラークによる遮断が原因で血管閉塞部位を通過することができない可能性もあり、カテーテルインターベンション手術を順調に完了することができなくなることが発見される。
カテーテルインターベンション手術を実行するときには、まず、カテーテルを血管の中に導入し、かつ前記カテーテル上にバルーンを設置する。前記カテーテルを血管に沿って血管閉塞部位まで移動させたのち、給気具を利用して加圧気体を前記バルーンに送り込むように注入することで、前記バルーンを膨張させて血管閉塞部位を押し広げる。最後に、血管閉塞部位を支持するためにステントを血管内に入れて置けば、血管閉塞部位の血流をスムーズにすることができる。
しかしながら、臨床的手術から、血管閉塞部位のプラークが深刻に石灰化したときに、カテーテルの先端のガイドワイヤが既に血管閉塞部位を通過したとしても、カテーテルまたはその他の器具(例えば、バルーンカテーテル)は、血管中のプラークによる遮断が原因で血管閉塞部位を通過することができない可能性もあり、カテーテルインターベンション手術を順調に完了することができなくなることが発見される。
これに鑑み、医療器具メーカーは、カテーテル装置上にいくつかの改良を加えてきた。図1は、従来のカテーテル装置を示す斜視図である。
図1に示すように、カテーテル装置1’は、カテーテル10’と、前記カテーテル10’の外部に形成された螺旋構造11’とを備え、かつ前記カテーテル10’の先端にさらにドリル頭部12’が設置される。こうして、前記カテーテル10’が血管中に導入される場合、前記螺旋構造11’及び前記ドリル頭部12’を回動させたら、血管閉塞部位のプラークを削り開けることができることで、カテーテル10’の先端から延出しているガイドワイヤは、血管閉塞部位を円滑に通過することができる。続いて、前記ガイドワイヤの前進につれてカテーテル10’の先端も、血管閉塞部位を通過することができる。それから、前記カテーテル装置1’をバルーンカテーテルに置き換えて血管閉塞部位に留置する。そして、バルーン拡張術を施すことにより、血管閉塞部位を大きく広げることができる。その結果、血流を血管閉塞部位に正常に流通させることができる。
図1に示すように、カテーテル装置1’は、カテーテル10’と、前記カテーテル10’の外部に形成された螺旋構造11’とを備え、かつ前記カテーテル10’の先端にさらにドリル頭部12’が設置される。こうして、前記カテーテル10’が血管中に導入される場合、前記螺旋構造11’及び前記ドリル頭部12’を回動させたら、血管閉塞部位のプラークを削り開けることができることで、カテーテル10’の先端から延出しているガイドワイヤは、血管閉塞部位を円滑に通過することができる。続いて、前記ガイドワイヤの前進につれてカテーテル10’の先端も、血管閉塞部位を通過することができる。それから、前記カテーテル装置1’をバルーンカテーテルに置き換えて血管閉塞部位に留置する。そして、バルーン拡張術を施すことにより、血管閉塞部位を大きく広げることができる。その結果、血流を血管閉塞部位に正常に流通させることができる。
しかしながら、臨床的手術から、さらに前記カテーテル10’の先端に設置されたドリル頭部12’が円柱形であるため、前記カテーテル10’が血管閉塞部位のプラークに削り込まれ難くなることが発見されている。一方、かかる円柱形のドリル頭部12’が成功に血管閉塞部位のプラークに削り込まれても、カテーテル10’の前進につれて後方の螺旋構造11’が、血管閉塞部位に引っかかる可能性もある。この場合、もし強引に引っ張ると、前記カテーテル10’によって血管破裂などのような重大な合併症をもたらすおそれがある。
以上より、医療器具メーカーにより改良開発されたカテーテル装置1’では、カテーテルインターベンション手術の臨床の使用上、顕著な効果が見られないことが分かる。
これに鑑み、本考案の考案者は、極力研究考案した結果、遂に、本考案に係るカテーテル装置を研究開発して完成させた。
これに鑑み、本考案の考案者は、極力研究考案した結果、遂に、本考案に係るカテーテル装置を研究開発して完成させた。
本考案の主要な目的は、カテーテルと、ガイドワイヤと、カテーテルシースと、テーパ状頭部と、回転具と、ねじ山構造とを備えるカテーテル装置を提供することである。
このカテーテル装置を血管中に使用する際に、血管閉塞部位のプラークによる遮断を受けている場合、前記回転具を操作して前記カテーテルを回転させるように制御して、前記テーパ状頭部と前記ねじ山構造とを利用して血管閉塞部位のプラークを削り取ることができる。こうして、前記カテーテルの先端部から延出しているガイドワイヤは、血管閉塞部位を円滑に通過することができる。同時に、前記ガイドワイヤの誘導につれて前記カテーテルの先端部も、血管閉塞部位を通過することができ、ひいては前記血管閉塞部位にバルーン拡張術を完了させたり、またはステントを設置したりすることが可能である。
このカテーテル装置を血管中に使用する際に、血管閉塞部位のプラークによる遮断を受けている場合、前記回転具を操作して前記カテーテルを回転させるように制御して、前記テーパ状頭部と前記ねじ山構造とを利用して血管閉塞部位のプラークを削り取ることができる。こうして、前記カテーテルの先端部から延出しているガイドワイヤは、血管閉塞部位を円滑に通過することができる。同時に、前記ガイドワイヤの誘導につれて前記カテーテルの先端部も、血管閉塞部位を通過することができ、ひいては前記血管閉塞部位にバルーン拡張術を完了させたり、またはステントを設置したりすることが可能である。
従来のカテーテル装置1’(図1参照)は、円柱形のドリル頭部12’及び螺旋構造11’により血管閉塞部位を削り取る効果が好ましくなく、かつ所要時間が冗長になってしまう。本考案が提供するカテーテル装置は、この従来技術とは異なり、前記回転具を操作することにより前記カテーテル及び前記テーパ状頭部を回転させるように制御することで、前記テーパ状頭部と前記ねじ山構造とで血管閉塞部位のプラークを削り取り、ひいては前記ガイドワイヤ及び前記カテーテルの先端部は、血管閉塞部位を円滑に通過することができる。なおかつ、前記カテーテルシースは、前記ねじ山構造を被覆するために用いられ、前記ねじ山構造が血管閉塞部位のプラークに引っかかる際に、強引に引っ張って血管破裂をもたらす状況を避けることができる。
本考案が提出したカテーテル装置をより明瞭に記述するために、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を以下に詳述する。
本考案に係るカテーテル装置の第1斜視図を示す図2を参照すると共に、本考案のカテーテル装置の組立て模式図を示す図3を参照する。
図示のように、本考案のカテーテル装置1は、カテーテル10と、カテーテルシース11と、テーパ状頭部12と、ガイドワイヤDと、回転具13と、ねじ山構造14を備え、その内、前記カテーテル10は、先端部101と、基端部102とを有する。前記カテーテルシース11は、前記カテーテル10上に摺動可能に覆設され、前記カテーテル装置1の硬度を増大するために用いられる。
図3から分かるように、前記テーパ状頭部12は、前記先端部101に連結される。本考案のカテーテル装置の第2斜視図を示す図4を同時に参照する。
図4に示すように、前記ガイドワイヤDは、前記カテーテル10内に配置され、かつ前記ガイドワイヤDの一端が前記テーパ状頭部12から延出している。さらに、前記回転具13は、前記カテーテル10の基端部102に連結され、かつ前記ガイドワイヤDの他端が前記回転具13から延出している。一方、ねじ山構造14は、前記カテーテル10の先端部101の側辺に形成される。
図示のように、本考案のカテーテル装置1は、カテーテル10と、カテーテルシース11と、テーパ状頭部12と、ガイドワイヤDと、回転具13と、ねじ山構造14を備え、その内、前記カテーテル10は、先端部101と、基端部102とを有する。前記カテーテルシース11は、前記カテーテル10上に摺動可能に覆設され、前記カテーテル装置1の硬度を増大するために用いられる。
図3から分かるように、前記テーパ状頭部12は、前記先端部101に連結される。本考案のカテーテル装置の第2斜視図を示す図4を同時に参照する。
図4に示すように、前記ガイドワイヤDは、前記カテーテル10内に配置され、かつ前記ガイドワイヤDの一端が前記テーパ状頭部12から延出している。さらに、前記回転具13は、前記カテーテル10の基端部102に連結され、かつ前記ガイドワイヤDの他端が前記回転具13から延出している。一方、ねじ山構造14は、前記カテーテル10の先端部101の側辺に形成される。
次に、本考案のカテーテル装置の第1模式図を示す図5を同時に参照する。
図5から分かるように、前記カテーテルシース11は、前記カテーテル10の先端部101に摺動可能に構成される。このため、使用者は、前記カテーテルシース11を用いて前記ねじ山構造14を被覆または露出することができる。
次に、図6と図7を同時に参照する。その内、図6は、本考案のカテーテル装置を示す第2模式図であり、かつ図7は、本考案のカテーテル装置を示す第3模式図である。
図示のように、前記カテーテル装置1が血管4において血管閉塞部位3による遮断を受けている場合、前記回転具13を操作して前記カテーテル10及び前記テーパ状頭部12を回転させるように制御することができ、前記テーパ状頭部12と前記ねじ山構造14とを利用して血管閉塞部位3のプラークを削り取ることで、カテーテル10の先端部101から延出しているガイドワイヤDが、血管閉塞部位3を円滑に通過することができる。続いて、前記ガイドワイヤDの前進につれてカテーテル10の先端部101も、血管閉塞部位3を通過することができる。補足説明すべき点は、前記テーパ状頭部12の材質が医療用滑性材質である点である。このほか、前記回転具13は、使用者の手部の回転の操作制御性を増加することができる。
図5から分かるように、前記カテーテルシース11は、前記カテーテル10の先端部101に摺動可能に構成される。このため、使用者は、前記カテーテルシース11を用いて前記ねじ山構造14を被覆または露出することができる。
次に、図6と図7を同時に参照する。その内、図6は、本考案のカテーテル装置を示す第2模式図であり、かつ図7は、本考案のカテーテル装置を示す第3模式図である。
図示のように、前記カテーテル装置1が血管4において血管閉塞部位3による遮断を受けている場合、前記回転具13を操作して前記カテーテル10及び前記テーパ状頭部12を回転させるように制御することができ、前記テーパ状頭部12と前記ねじ山構造14とを利用して血管閉塞部位3のプラークを削り取ることで、カテーテル10の先端部101から延出しているガイドワイヤDが、血管閉塞部位3を円滑に通過することができる。続いて、前記ガイドワイヤDの前進につれてカテーテル10の先端部101も、血管閉塞部位3を通過することができる。補足説明すべき点は、前記テーパ状頭部12の材質が医療用滑性材質である点である。このほか、前記回転具13は、使用者の手部の回転の操作制御性を増加することができる。
図7を継続的に参照すると共に、図8〜図10を同時に参照する。その内、図8は、本考案のカテーテル装置を示す第4模式図であり、図9は、本考案のカテーテル装置を示す第5模式図であり、かつ図10は、本考案のカテーテル装置を示す第6模式図である。
図示のように、前記テーパ状頭部12が血管閉塞部位3に空間を削り出すと共に、血管閉塞部位3を貫通した場合、前記カテーテル10及び前記テーパ状頭部12を除去することができる。言い換えれば、前記カテーテル装置1による血管閉塞部位3での削り取りが完了した後には、前記ガイドワイヤDのみが血管閉塞部位3に残留する。そして、バルーンカテーテルBCが前記ガイドワイヤDに沿って前記血管閉塞部位3に進入して、血管拡張術またはステント留置術を完了させる。
図示のように、前記テーパ状頭部12が血管閉塞部位3に空間を削り出すと共に、血管閉塞部位3を貫通した場合、前記カテーテル10及び前記テーパ状頭部12を除去することができる。言い換えれば、前記カテーテル装置1による血管閉塞部位3での削り取りが完了した後には、前記ガイドワイヤDのみが血管閉塞部位3に残留する。そして、バルーンカテーテルBCが前記ガイドワイヤDに沿って前記血管閉塞部位3に進入して、血管拡張術またはステント留置術を完了させる。
図4〜図10を継続的に参照しながら、より詳細に説明する。前記カテーテル装置1が血管4において前記血管閉塞部位3による遮断を受けている場合、前記カテーテルシース11を前記カテーテル10に沿って摺動した後、前記ねじ山構造14を露出させられる。さらに、前記ガイドワイヤDの誘導につれて前記テーパ状頭部12が前記血管閉塞部位3に到達する。続いて、前記回転具13を操作して前記カテーテル10を回転させるように制御することで、前記テーパ状頭部12と前記ねじ山構造14とを利用して前記血管閉塞部位3のプラークを削り取る。このため、前記カテーテル10の先端部101と前記テーパ状頭部12とは、前記血管閉塞部位3を通過することができる。
次に、前記カテーテル10及び前記テーパ状頭部12を前記血管閉塞部位3中から除去する。それから、前記ガイドワイヤDの誘導につれて前記バルーンカテーテルBCが前記血管閉塞部位3に到達する。さらに、前記バルーンカテーテルBCの給気部から前記バルーンカテーテルBCの拡張体Bに気体または液体を供給することで、前記拡張体Bを膨張させてステントFを押し広げると、前記血管閉塞部位3の押し広げ、あるいは前記ステントFの前記血管閉塞部位3への設置を完了させる。補足説明すべき点は、前記テーパ状頭部12の先端から血管造影を補助するための造影剤が射出される点である。
次に、前記カテーテル10及び前記テーパ状頭部12を前記血管閉塞部位3中から除去する。それから、前記ガイドワイヤDの誘導につれて前記バルーンカテーテルBCが前記血管閉塞部位3に到達する。さらに、前記バルーンカテーテルBCの給気部から前記バルーンカテーテルBCの拡張体Bに気体または液体を供給することで、前記拡張体Bを膨張させてステントFを押し広げると、前記血管閉塞部位3の押し広げ、あるいは前記ステントFの前記血管閉塞部位3への設置を完了させる。補足説明すべき点は、前記テーパ状頭部12の先端から血管造影を補助するための造影剤が射出される点である。
本考案のカテーテル装置の第7模式図を示す図11を参照する。前記カテーテル10を前記血管閉塞部位3から除去する場合、前記ねじ山構造14は、前記血管閉塞部位3のプラークの中に引っかかる可能性がある。この場合、使用者は、前記カテーテルシース11を用いて前記ねじ山構造14を被覆することにより、前記カテーテル10は前記血管閉塞部位3から安全的に除去される。補足説明すべき点は、前記カテーテルシース11の管径が前記ねじ山構造14の直径よりもやや大きい点である。
上記のように、本考案のカテーテル装置について斜視図と模式図を参照しつつ十分かつ明瞭に説明してきた。上記によれば、本考案が下記の利点を有することが分かる。
(1)従来のカテーテル装置1’(図1参照)は、円柱形のドリル頭部12’及び螺旋構造11’により血管閉塞部位を削り取る効果が好ましくなく、かつ所要時間が冗長になってしまう。本考案が提供するカテーテル装置1は、この従来技術とは異なり、前記回転具を操作することにより前記カテーテル及び前記テーパ状頭部を回転させるように制御して、前記テーパ状頭部と前記ねじ山構造とで血管閉塞部位のプラークを削り取り、ひいては前記ガイドワイヤ及び前記カテーテルの先端部が、血管閉塞部位を円滑に通過することができる。また、前記カテーテルシースは、前記ねじ山構造を被覆するために用いられ、前記ねじ山構造が血管閉塞部位のプラークに引っかかる際に、強引に引っ張ることで血管破裂をもたらす状況を避けることができる。
強調すべき点は、上記の詳細な説明は本考案の実施可能な実施例を具体的に説明したものであり、本考案の権利範囲はこれらの実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的精神を逸脱しない限り、その等効果実施又は変更は、なお本願の実用新案登録請求の範囲内に含まれる点である。
1 カテーテル装置
3 血管閉塞部位
4 血管
10 カテーテル
101 先端部
102 基端部
11 カテーテルシース
12 テーパ状頭部
13 回転具
14 ねじ山構造
BC バルーンカテーテル
B 拡張体
F ステント
D ガイドワイヤ
1’ カテーテル装置
10’ カテーテル
11’ 螺旋構造
12’ ドリル頭部
3 血管閉塞部位
4 血管
10 カテーテル
101 先端部
102 基端部
11 カテーテルシース
12 テーパ状頭部
13 回転具
14 ねじ山構造
BC バルーンカテーテル
B 拡張体
F ステント
D ガイドワイヤ
1’ カテーテル装置
10’ カテーテル
11’ 螺旋構造
12’ ドリル頭部
Claims (2)
- 先端部と基端部とを有するカテーテルと、
前記カテーテル上に摺動可能に覆設されたカテーテルシースと、
前記先端部に連結されたテーパ状頭部と、
前記カテーテル内に配置されたガイドワイヤと、
前記カテーテルの前記基端部に連結された回転具と、
前記先端部の側辺に形成されたねじ山構造と、を備え、
前記ガイドワイヤの一端が前記テーパ状頭部から延出しており、前記ガイドワイヤの他端が前記回転具から延出していることを特徴とする、
カテーテル装置。 - 前記テーパ状頭部の先端から血管造影を補助するための造影剤を射出可能なことを特徴とする、請求項1に記載のカテーテル装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW107215156 | 2018-11-07 | ||
TW107215156U TWM576523U (zh) | 2018-11-07 | 2018-11-07 | Catheter device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3220573U true JP3220573U (ja) | 2019-03-22 |
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ID=65802207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018004683U Active JP3220573U (ja) | 2018-11-07 | 2018-12-03 | カテーテル装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220573U (ja) |
TW (1) | TWM576523U (ja) |
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TWI677356B (zh) * | 2018-11-07 | 2019-11-21 | 長庚醫療財團法人林口長庚紀念醫院 | 導管裝置 |
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2018
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