JP3220517U - トーションレンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造支持力及び部材コストを節約するトーションレンチを提供する。
【解決手段】トーションレンチは、第一本体10、第二本体20、第一弾性体40、駆動塊60及び第二弾性体70を含む。第一本体は納置空間11、第一枢設孔12及び第一挿入停止部24を設置する。納置空間は前段13及び後段14を備える。第二本体は納置空間内に納置し,駆動ヘッド21及び第二枢設孔22を設置する。第二枢設孔と第一枢設孔は相互に枢設する。第一弾性体は後段の内周面42に固定し,その外周面41と後段の内周面はしっかりと合わさる。停止部材50は第一弾性体の内周面に納置し,その一端は第二挿入停止部51を設置して第一挿入停止部と相互に対応する。駆動塊は後段内に納置し,並びに第一挿入停止部と第二挿入停止部間で支持する。第二弾性体は停止部材一端に嵌合する。
【選択図】図1

Description

本考案は、トーションレンチに関するもので、特にトーションを調整するトーションレンチ工具に係る。
公知のトーションレンチとして、本考案申請者のものであり、それは外管10、駆動部材20、支持部材30、嵌合部材40及びトーション調整装置50を含む。駆動部材20両端は、それぞれ駆動ヘッド21及び連接端22を設置する。駆動部材20は外管10一端に枢設し、連接端22は外管の軸向上の納置空間13へ挿入される。支持部材30は納置空間13に滑動設置し、且つ連接端22に連接する。嵌合部材40は外管10と支持部材30の間に設置する。トーション調整装置50は外管10一端に設置して,トーション値を調整するのに用いる。 (例として特許文献1参照)
他の公知として、本考案者申請者のものであるトーションレンチ1は、外管2、駆動部材3及び支持部材4を備える。駆動部材3両端はそれぞれ駆動ヘッド3a及び連結端3bを設置する。駆動部材3は外管2一端に枢設し、連結端3bは外管2の軸方向の納置空間2Cに挿入する。支持部材4は納置空間2Cに滑動設置し、且つ連結端3bに連接する。円柱形状の本体10は納置空間2Cに設置し、且つ外管2の軸方向に沿って支持部材4に嵌合する。本体10は外縁11及び内縁12を備える。外縁11と外管2の内壁面の間は非連続接触で、内縁12と支持部材4間も呈非連続接触である。(例として特許文献2参照)
台湾 特許発明第M541927号 台湾 特許発明第M556638号
特許文献1の解決しようとする問題点として、1に公報の図1に示すとおり、トーションレンチの外管10は長さが通常比較的長く、駆動部材20、支持部材30、トーション調整装置50もしくはその他部材を備え、相互に納置する。一般に外管10は熱処理のステップを経ていないため、熱処理加工をすると、外管10のコストは高くなる。2に、上述のとおり、外管10はかなり長く且つ外管10は熱処理ステップを経ておらず、且つ外管10は中空の丸管体構造であるため、外管10の構造の強度は不足する。更に3として、嵌合部材40を設置するが、嵌合部材40は外管10と支持部材30間に設置し、嵌合部材40の効果として外管10の内周面を支持して外管10の構造強度を高めることができ、嵌合部材40はバネ構造であるため、嵌合部材40の部材コストは非常に低く抑えられるが、嵌合部材40は固定部材33に制限を受け、嵌合部材40は支持部材30の動きに従って滑動し、嵌合部材40は外管10内で滑動移動するため、嵌合部材40が外管10を支持する力はやや下がる。
また特許文献2の解決しようとする問題点として、公報の図1に示すとおり、本体10は外管2の内周面に固定する。そのため、本体10は特許文献1の嵌合部材40と比較して良好な外管2を支持力を有する。しかしながら、本体10の外縁11と内縁12は非連続接触であるため、本体10は先ず外縁11及び内縁12の一扁平板体を成形し、本体10は湾曲工法で完成させた後、図1に示す正円柱形状にする。しかし湾曲工法が完成した時,図1に示す正円柱形状ではなく、本体10は複数の角を備える多角形円柱であり、且つ湾曲工法によって製造した本体10のコストは高く、経済効果に符合しない。
総合すると、申請した特許案において、M541927の嵌合部材40のコストは比較的低いが支持力が不足し、M556638の本体10のコストは高いが、比較的良好な支持力を備える。
本考案は、第一本体、第二本体、第一弾性体、駆動塊及び第二弾性体を含む。第一本体は納置空間、第一枢設孔及び第一挿入停止部を設置する。納置空間は前段及び後段を備える。第二本体は納置空間内に納置し,駆動ヘッド及び第二枢設孔を設置する。第二枢設孔と第一枢設孔は相互に枢設する。第一弾性体は後段の内周面に固定し,その外周面と後段の内周面はしっかりと合わさる。停止部材は第一弾性体の内周面に納置し,その一端は第二挿入停止部を設置して第一挿入停止部と相互に対応する。駆動塊は後段内に納置し,並びに第一挿入停止部と第二挿入停止部間で支持する。第二弾性体は停止部材一端に嵌合することを最も主要な特徴とする。
本考案のトーションレンチは、以下の利点がある。
第一弾性体40は、納置空間11の後段14内に固定し、その第一周面41と後段14の内周面はしっかりと合わさる構造であり、第一弾性体40は後段14内で滑動せず、後段14を支持する最良の効果を備える。
第一弾性体40がバネ構造である時、コストが低く、経済効果が高い。
本考案の第一弾性体40は、公知の二件の特許文献の良好な支持力及びコストが廉価の効果を兼備する。
第一弾性体40は、比較的良い材質,もしくは熱処理加工を経たものを使用することで、後段14を支持する構造強度が更に向上する。
第一弾性体40は多重コイルバネ構造であり、第一周面41と後段14の内周面の間はピッチ間隔を備えた接触であり、摩擦力が低いため、小さい外力で第一弾性体40を後段14の内周面に固定できる。
本考案の立体分解図である。 本考案の第一弾性体の前視図である。 図2のA-A断面図である。 図3のB拡大図である。 本考案の立体組立図である。 本考案の側視図である。 図6のC-C断面図である。 図7のD拡大図である。 本考案の第二実施例の立体分解図である。 図9のE拡大図である。
それは、第一本体、第二本体、第一弾性体、駆動塊及び第二弾性体を含む。第一本体は納置空間、第一枢設孔及び第一挿入停止部を設置する。納置空間は前段及び後段を備える。第二本体は納置空間内に納置し,駆動ヘッド及び第二枢設孔を設置する。第二枢設孔と第一枢設孔は相互に枢設する。第一弾性体は後段の内周面に固定し,その外周面と後段の内周面はしっかりと合わさる。停止部材は第一弾性体の内周面に納置し,その一端は第二挿入停止部を設置して第一挿入停止部と相互に対応する。駆動塊は後段内に納置し,並びに第一挿入停止部と第二挿入停止部間で支持する。第二弾性体は停止部材一端に嵌合し、構造支持力及び部材コストを節約するトーションレンチを提供することを本考案の目的する。
図1から図4に示すとおり、本考案トーションレンチは、第一本体10、第二本体20、嵌合リング30、チューブ状の第一弾性体40、停止部材50、駆動塊60、チューブ状の第二弾性体70、第一枢設部材71及び掛合部材72を含む。第一本体10は軸向きに納置空間11を形成する。納置空間11は前段13及び後段14を含む。前段13の開口箇所に近い一側には丸形の第一枢設孔12を横向きに穿設する。第一枢設孔12と納置空間11は相互に通じ、且つ軸心が相互に垂直を形成する。前段13上下側面は平面形状で,前段13の横断面は扁平槽形状である。後段14は丸管形状であり、後段14の横断面は丸槽形状である。後段14と前段13の間は、緩い角度の斜面で相互に連接する。第一本体10一端はネジ紋部100を成形する。ネジ紋部100には回転ハンドル80を螺設する。
第二本体20の後方段201は納置空間11内に挿入し、先頭段200の駆動ヘッド21は第一本体10外に凸露出する。駆動ヘッド21はラチェットレンチ構造、双方向ラチェットレンチ構造、単方向ラチェットレンチ構造、メガネレンチ構造、オープンレンチ構造もしくは何らかの回転する構造とする。第二本体10の先頭段200は丸形の第二枢設孔22を穿設する。第二本体20の後方段201末端面は第一挿入停止部24を凹設する。第一挿入停止部24は、後段14に正対応する。
矩形の嵌合リング30は第二本体20上に嵌合し、駆動ヘッド21と第二枢設孔22間に位置し、納置空間11前端の開口を封鎖する。
第一弾性体40は、納置空間11の後段14に位置する内周面に固定する。第一弾性体40は内周面42及び外周面41を有する。外周面41と後段14の内周面は互いにしっかりと貼り合わせて固定する。第一弾性体40は多重コイルバネ構造で多数のピッチ間隔を備え、外周面41と後段14の内周面の間に該多数個のピッチ間隔の接触を備えさせる。第一弾性体40の各環状体間は間隙43を備えるもの、もしくは間隙43を備えないものがあり、それは図4に示す。
停止部材50は、第一弾性体40内に可動納置され、その外周面と第一弾性体40の内周面42は緩く合わさる。停止部材50一端には第二挿入停止部51を設置する。第二挿入停止部51と第一挿入停止部24は相互に対応する。後段14の内周面と外周面41の間には粘度のある第一液体を設置し、内周面42と停止部材50の外周面の間には粘度のある第二液体を設置する。第二液体と第一液体は同じか、もしくは異なる。
方形の駆動塊60は、後段14内に納置し、第一挿入停止部24と第二挿入停止部51間で支持する。
第二弾性体70は後段14内に納置し、停止部材50別端に嵌入し、第二弾性体70は駆動塊60から相互に離れ、第二弾性体70は回転ハンドル80と停止部材50間で弾性支持する。旋動回転ハンドル80は第二弾性体70の圧縮レベルを調整し、トーション値全体を調整する。第二弾性体70はバネ構造である。
丸ピン状の第一枢設部材71は第一枢設孔12及び第二枢設孔22箇所に挿入設置し、第一本体10と第二本体20を相互に枢設する。
C形掛合部材72は、第一枢設部材71に掛合し、第一枢設部材71は掛合部材72の制限を受けて第一本体10及び第二本体20が相互に外れないようにする。
図9及び10に示すとおり、前段13と後段14の横断面は、それぞれ同じ丸槽形状である。第二弾性体70は第三周面701を備える。二先端部材73は第二弾性体70両端に組立設置する。先端部材73は嵌合部731を凸設する。嵌合部731は第三周面701内に嵌合する。第三周面701の内の直径は嵌合部731の外直径よりやや大きい。
図9及び図10に示すとおり、前段13横断面が丸槽形状である時、第二本体20のグリップもまた円体であり、それは円柱体である。図1及び図8に示すとおり、前段13横断面が扁平槽形状である時,第二本体20のグリップ箇所は、扁体であり、それは扁平体である。
第一挿入停止部24及び第二挿入停止部51は共に対称形態であり、トーションレンチは、時計回り、もしくは逆時計回りに回転しても,駆動塊60はどちらも第一挿入停止部24及び第二挿入停止部51箇所をトリッピングでき、また双方向回転トリッピング効果を備える。
後段14の横断面が扁平槽形状である時,第一弾性体40の外周面は後段14の内周面の圧迫に合わせて圧迫される。
[公知台湾 特許発明第M541927号]
10 外管
13 納置空間
20 駆動部材
21 駆動ヘッド
22 連接端
30 支持部材
40 嵌合部材
50 トーション調整装置
[公知台湾 特許発明第592075号]
1 トーションレンチ
10 本体
11 外縁
12 内縁
2 外管
2c 納置空間
3 駆動部材
3a 駆動ヘッド
3b 連結端
4 支持部材
[本考案]
10 第一本体
100 ネジ紋部
11 納置空間
12 第一枢設孔
13 前段
14 後段
20 第二本体
200 先頭段
201 後方段
21 駆動ヘッド
22 第二枢設孔
24 第一挿入停止部
30 嵌合リング
40 第一弾性体
41 外周面
42 内周面
43 間隙
50 停止部材
51 第二挿入停止部
60 駆動塊
70 第二弾性体
701 第三周面
71 第一枢設部材
72 掛合部材
73 先端部材
731 嵌合部
80 回転ハンドル

Claims (10)

  1. トーションレンチにおいて、
    納置空間を軸向きに貫通形成し、該納置空間は前段及び後段を含み、該前段の開口近くの箇所には該納置空間と相互に通じる第一枢設孔が横向きに貫通形成する第一本体と、
    後方段を該納置空間内に挿入し、先頭段には駆動ヘッド及び第二枢設孔を設置し、該駆動ヘッドは該第一本体外から露出し、該第二枢設孔と該第一枢設孔は相互に枢設し、該後方段の末端は第一挿入停止部を凹設し、該第一挿入停止部は該後段に正面対応する第二本体と、
    該後段の内周面に固定し、該第一弾性体の外周面は第一周面であり、該第一周面と該後段の該内周面はしっかりと合わさり、該第一弾性体の内周面は第二周面であり、該第一弾性体は多重のコイルバネ構造である第一弾性体と、
    該第一弾性体内に可動納置し、該停止部材の外周面と該第一弾性体の該第二周面間は緩く合わさって相対し、該停止部材一端は第二挿入停止部を設置し、該第二挿入停止部と該第一挿入停止部は相互に対応する停止部材と、
    該後段内に納置し、該第一挿入停止部と該第二挿入停止部の間に支持する駆動塊と、
    該後段内に納置し、該停止部材一端に嵌合する第二弾性体を含むことを特徴とするトーションレンチ。
  2. 前記第一本体は、後端にネジ紋部を設置し、該ネジ紋部は回転ハンドルを螺設し、該前段の上下側面は平面形状で、該前段の横断面を扁平槽形状に形成し、該後段の横断面は丸槽形状に形成し、該後段と該前段の相互に接続する箇所は緩い角度の斜面で連接し、該掛合部材はC形環体状であり、第一枢設部材は該第一枢設孔及び該第二枢設孔に挿入設置して該第一本体と該第二本体を相互に枢設し、掛合部材は該第一枢設部材に掛合し、該第一枢設部材は該掛合部材の制限を受けて該第一本体及び該第二本体が相互に外れないようにすることを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  3. 前記第二弾性体は、該回転ハンドルと該停止部材間に弾性支持し、そのうち、該回転ハンドルが回転した時、該第二弾性体の圧縮レベルを調整するのに用い、トーション値全体を調整し、 該第一挿入停止部及び該第二挿入停止部は対称で,該トーションレンチは回転が時計回りの方向もしくは時計と逆周りの方向に関わらず、該駆動塊は該第一挿入停止部及び該第二挿入停止部箇所からトリッピングでき、双方向回転トリッピングの効果を備えることを特徴とする請求項2記載のトーションレンチ。
  4. 前記駆動ヘッドは、ラチェットレンチ構造、双方向ラチェットレンチ構造、単方向ラチェットレンチ構造、メガネレンチ構造もしくはオープンレンチ構造であることを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  5. 前記トーションレンチの環状の嵌合リングは、該第二本体上に嵌合し、該納置空間の該開口を封鎖し、該嵌合リングは該駆動ヘッドと該第二枢設孔の間に位置することを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  6. 前記停止部材は、該第一弾性体内に可動納置することを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  7. 前記停止部材の外周面と該第一弾性体の内周面は緩く合わさることを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  8. 前記後段の該内周面と該第一弾性体の該第一周面の間は、特定量の高粘度の第一液体を設置し、該第二周面と該停止部材の外周面の間は特定量の高粘度の第二液体を設置することを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  9. 前記前段及び該後段の断面は、それぞれ同じ形状の丸槽形状であり、該第二弾性体は第三周面を備え、二先端部材は該第二弾性体両端で組立設置し、該二先端部材は嵌合部を凸成形し、該嵌合部は該第三周面内に嵌合し、該第三周面の内径は該嵌合部の外径より大きいことを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
  10. 前記第一弾性体は多重のコイルバネ構造であり、多数個のピッチ間隔を備え、使該第一周面と該後段の内周面の間は該多数個のピッチ間隔の接触を備え、且つ該第二周面と該停止部材の外周面の間は該多数個のピッチ間隔の接触を備えることを特徴とする請求項1記載のトーションレンチ。
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