JP3220195B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP3220195B2
JP3220195B2 JP31204491A JP31204491A JP3220195B2 JP 3220195 B2 JP3220195 B2 JP 3220195B2 JP 31204491 A JP31204491 A JP 31204491A JP 31204491 A JP31204491 A JP 31204491A JP 3220195 B2 JP3220195 B2 JP 3220195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
laser
camera
image processing
interference filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31204491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0618440A (ja
Inventor
信一 油田
昭二 鈴木
哲平 山下
Original Assignee
神鋼電機株式会社
信一 油田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社, 信一 油田 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP31204491A priority Critical patent/JP3220195B2/ja
Priority to EP92108964A priority patent/EP0516092B1/en
Publication of JPH0618440A publication Critical patent/JPH0618440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3220195B2 publication Critical patent/JP3220195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物からのレーザ反
射光を入力して映像信号を送出するセンサヘッド部を備
え、上記映像信号を入力してデータ処理する画像処理装
置の、特に上記センサヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は移動ロボット用の外界センサとし
て用いられる光距離センサモジュールの概要を示したも
ので、このモジュールは大別してセンサヘッド部10と
コントローラ/画像処理部20からなる。30は対象物
である。センサヘッド部10は図5に示すようにCCD
カメラ11、レーザスリット光Sを投光するレーザスリ
ット投光器12、レーザドライバ13を備えている。レ
ーザ投光器12は、例えばGaALAs、定格出力30
mW、発振周波数830nmのものであって、スリット
光の生成にはシリンドリカルレンズを使用する。また、
CCDカメラ11は、例えば、焦点距離8.5mmの広
角レンズ(視野各約50度)を使用し、レーザ反射光S
F に対する外乱の影響を排除するために、光学フィルタ
11Aをレンズに取りつけるようにする。画像処理部2
0はフレームメモリを内蔵し、CCDカメラ11が送出
する映像信号を画像データとして取り込んで、上記フレ
ームメモリに一旦格納したのち読み出して距離データを
計算し、その距離情報を共有メモリに書込む一連のデー
タ処理を行ない、この一連のデータ処理を繰り返して、
共有メモリDPMに常に最新の距離データを更新してゆ
く。
【0003】この光距離センサモジュールでは、CCD
カメラ11がレーザスリット投光器12の上方にあるの
で、廊下に立っている人を取り巻く環境(図6、図7)
に例えると、床面がレーザスリット光平面、自分の目の
高さがCCDカメラ11のレンズ位置と考えることがで
き、カメラからの距離が遠くなればなるほど視野の中の
上方に床面が位置し、逆に近ければ近いほど視野の中の
下方に見えるので、逆に反射光が入力画像のどの高さに
みえるかにより奥行き方向の対象物までの距離を測定す
ることができる。
【0004】また、自分の正面方向(カメラの光軸方
向)から角度がずれればずれるほど視野中の右端の方あ
るいは左端の方に見えるので、反射光のある点がカメラ
光軸に対してどのくらいの角度の方向にあるかという方
位を測定することができ、この方位と上記奥行き方向の
距離から、ある1つの反射光点について2次元平面上で
ある点が唯一決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の環境
では、レーザ反射光SF が他の光源に比べて明るいの
で、画像の各ラインの最大輝度の点を求めることにより
反射点を容易に知ることができるが、環境が明るい場合
には、背景光がレーザ反射光SF より明るくなる場合が
あり、このような場合には、レーザ反射光SF の背景光
に対する識別を容易にするために光学フィルタ11Aを
使用する。
【0006】この光学フィルタ11Aには、可視光カッ
トフィルタと干渉フィルタとがあるが、本発明者等は、
背景光ノイズの軽減のためには、帯域の狭い干渉フィル
タが有効であることを実験により確認した。
【0007】図8および図9は平らな壁に対してレーザ
スリット光Sをあててその反射光SF をそれぞれ可視光
カットフィルタおよび干渉フィルタを通して撮ったもの
である。図8の(a)と(b)は赤外線を透過させる可
視光カットフィルタを用いた場合の入力画像とレーザ反
射光位置の水平方向に対するプロファイルをそれぞれ示
し、図9の(a)と(b)は干渉フィルタを用いた場合
の入力画像とレーザ反射光位置の水平方向に対するプロ
ファイルをそれぞれ示している。ここで用いた干渉フィ
ルタは20nmの波長帯域巾を持つ中心波長830nm
の干渉フィルタである。
【0008】両図から、いずれのフィルタを用いても、
周辺部で検出されるレーザ反射光SF の光量は少なくな
っているが、特に干渉フィルタの場合が顕著であること
が理解される。すなわち、干渉フィルタの方が可視光カ
ットフィルタよりもノイズ除去効果が大きいといえる
が、センサの実質上の視野を狭くするという問題があ
る。
【0009】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、センサの視野を犠牲にすることなく、入力画
像のノイズを低減することができる画像処理装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1では、対象物に対してレーザスリッ
ト光を照射するレーザ投光器と、対象物から反射する上
記レーザ光の反射光を撮像するカメラとを備えるセンサ
ヘッド部と、フレームメモリを有し上記カメラが送出す
る映像信号を上記フレームメモリに一旦格納したのち読
み出して画像データ処理する画像処理部を備える画像処
理装置において、上記カメラは上記反射光を光学干渉フ
ィルタを通して受光し、この光学干渉フィルタは、上記
レーザスリット光の中心波長からわずかにずれた波長を
透過帯域の中心とするフィルタである構成とした。
【0011】請求項2では、センサヘッドのカメラがレ
ザ投光器の上方にあって下向き傾斜した姿勢で配設さ
、レーザ投光器は実質的に水平方向にレーザスリット
光を照射し、画像処理部は入力画像の画像データに基づ
き対象物までの距離を演算する構成とした。
【0012】
【作用】本発明では、光学干渉フィルタとして、レーザ
スリット光の中心波長からわずかにずれた波長を透過帯
域の中心とするフィルタを用いるので、センサ視野の中
央部での透過光量は減るがセンサ視野の両端部での透過
光量が増える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1において、レーザ投光器12が発振す
るレーザスリット光Sの中心波長が、例えば830nm
であり、使用する干渉フィルタ11Bの透過帯域の中心
波長は、842.5nmである。
【0015】本発明者等は、実験の結果、干渉フィルタ
を使用した場合に入力画像の周辺部で光量が大きく減衰
する原因は、フィルタへ入射する光線の入射角とフィル
タの通過帯域特性の関係にあることを知った。図10は
この実験結果を示したもので、入射角が、0度、10
度、20度、30度の光線に対する830nm用干渉フ
ィルタの波長通過特性を示しており、この図から、83
0nmの波長を持つレーザ光は入射角0度ならば80%
程度、20度の場合は15%程度通過できることが分か
る。つまり、入射角が大きくなる程、干渉フィルタを通
過する光量が急減する。図8における視野の狭さは、ス
リット光源、カメラのシェーディングも原因するが、主
として、干渉フィルタの方向特性によって生じているこ
とが理解される。
【0016】本発明者等は、以上のことから、干渉フィ
ルタは、本来、斜めに入射の光に対して透過率が低いわ
けではないが、図9のように、透過帯域の中心が垂直入
射の場合とは、ずれる特性があることから、斜め入射の
レーザ光に対する透過域がレーザ光の波長に一致するよ
うにした干渉フィルタを考案した。
【0017】図2は、上記実施例における842.5n
m用干渉フィルタ11Bの波長特性を示したもので、8
30nmの波長を持つレーザ光は入射角20度の時80
%の光を通過し、入射角10度の時60%、0度の時は
10%通過できる。図3に、図8、図9と同じ実験環境
で、842.5nm用干渉フィルタ11Bを用いた場合
のレーザ反射光を示す。図3の(a)はレーザ反射光を
示し、図3の(b)はレーザ反射光位置の水平方向の明
度のプロファイルである。
【0018】この図3から明らかなように、視野角θ
の両端の入射角に対してレーザの波長が帯域の中心とな
るような干渉フィルタを用いることにより、視野角θ
を犠牲にすることなく、背景光ノイズを除去することが
できる。
【0019】上記実施例の干渉フィルタを用いた場合、
垂直入射光に対しては透過率が10%であるが、フィル
タを通過した反射光は垂直入射部(図2の中央部)で充
分に明るくなっており、レーザ波長帯域では、むしろレ
ーザスリット光源の方向特性とカメラのシェーディング
特性が補償され、全体システムの方向特性が平坦化され
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、干渉フィル
タの透過帯域中心をレーザスリット光の中心波長からず
らせたことにより、センサ視野の中央部での透過光量は
減るがセンサ視野の両端部での透過光量が増えるので、
センサの視野を犠牲にすることなく、入力画像のノイズ
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示す模式図である。
【図2】上記実施例に用いた干渉フィルタの光入射角ー
光透過率特性図である。
【図3の(a)】上記実施例における干渉フィルタを通
過したレーザ反射光の画像を示す図である。
【図3の(b)】上記干渉フィルタを通過したレーザ反
射光の水平方向明度のプロファイルである。
【図4】従来の光距離センサモジュールのブロック図で
ある。
【図5】上記光距離センサモジュールにおけるセンサヘ
ッド部のブロック図である。
【図6】上記光距離センサモジュールの原理を説明する
ための図である。
【図7】図6を上から見た図である。
【図8の(a)】可視光カットフィルタを通過したレー
ザ反射光の画像を示す図である。
【図8の(b)】上記可視光カットフィルタを通過した
レーザ反射光の水平方向明度のプロファイルである。
【図9の(a)】従来の干渉フィルタを通過したレーザ
反射光の画像を示す図である。
【図9の(b)】上記従来の干渉フィルタを通過したレ
ーザ反射光の水平方向明度のプロファイルである。
【図10】上記従来の干渉フィルタの光入射角ー光透過
率特性図である。
【符号の説明】
10 センサヘッド部 11 CCDカメラ 11B 干渉フィルタ 12 レーザ投光器 13 レーザドライバ 20 画像処理部 30 対象物 S レーザスリット光 SF レーザ反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−300616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対してレーザスリット光を照射
    するレーザ投光器と、対象物から反射する上記レーザ光
    の反射光を撮像するカメラとを備えるセンサヘッド部
    と、フレームメモリを有し上記カメラが送出する映像信
    号を上記フレームメモリに一旦格納したのち読み出して
    画像データ処理する画像処理部を備える画像処理装置に
    おいて、上記カメラは上記反射光を光学干渉フィルタを
    通して受光し、この光学干渉フィルタは、上記レーザス
    リット光の中心波長からわずかにずれた波長を透過帯域
    の中心とするフィルタであることを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 センサヘッドのカメラがレーザ投光器の
    上方にあって下向き傾斜した姿勢で配設され、レーザ投
    光器は実質的に水平方向にレーザスリット光を照射し、
    画像処理部は入力画像の画像データに基づき対象物まで
    の距離を演算することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
JP31204491A 1991-05-28 1991-11-27 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3220195B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31204491A JP3220195B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 画像処理装置
EP92108964A EP0516092B1 (en) 1991-05-28 1992-05-27 Image reader

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31204491A JP3220195B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0618440A JPH0618440A (ja) 1994-01-25
JP3220195B2 true JP3220195B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=18024544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31204491A Expired - Fee Related JP3220195B2 (ja) 1991-05-28 1991-11-27 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3220195B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094810A (ja) 1999-09-22 2001-04-06 Toshiba Tec Corp 画像処理方法及び画像処理装置並びに画像形成装置
JP2012242134A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Jfe Steel Corp 形状測定装置およびこれに用いる光学フィルタ
KR101282213B1 (ko) * 2011-08-09 2013-07-09 주식회사화신 크로스빔 레이저를 이용한 부품 측정장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0618440A (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6201517B1 (en) Stereoscopic image display apparatus
EP1008831B1 (en) Outdoor range finder
US7210786B2 (en) Projection display device
WO2016171050A1 (ja) 画像処理装置
JP3187495B2 (ja) 光空間伝送装置
JP6890306B2 (ja) 画像形成システム、画像補正システム、画像表示システム、移動体、画像形成方法、及びプログラム
US20060158715A1 (en) Variable transmissivity window system
JP2005126068A (ja) 適応画像化暗視装置
KR100481399B1 (ko) 촬상 시스템, 상기 시스템에서 화상 데이터를 제어하도록사용되는 프로그램, 상기 시스템에서 촬상 화상의 왜곡을보정하기 위한 방법 및 상기 방법의 순서를 기억시키는기록 매체
JP3765862B2 (ja) 車両用環境認識装置
US20230035023A1 (en) Aerial image display device
JPH0719861A (ja) 走査式光学距離計
JP2009130546A (ja) 画像の歪曲補正方法
JP3220195B2 (ja) 画像処理装置
JP2005025497A (ja) 標識認識装置
US20020080999A1 (en) System and method for highlighting a scene under vision guidance
US6421114B1 (en) Three-dimensional information measuring apparatus
JP2016170052A (ja) 目検出装置及び車両用表示システム
JPH07329636A (ja) 車両周辺監視装置
JPH09126758A (ja) 車両用環境認識装置
JPH06105339A (ja) 立体カメラ装置
JP2005346012A (ja) 表示装置、表示方法、及びプログラム
JP2001318398A (ja) 車両周辺視認装置
WO2021153615A1 (ja) 視点検知システム
JP2004325202A (ja) レーザレーダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070810

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees