JP3220100U - 飲料容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部からオブジェを視認でき、ユーザの趣味ないし嗜好に適応する飲料容器を提供する。【解決手段】透明のボトル本体の飲み口部をキャップ体により開閉自在に施蓋して成る飲料容器において、ボトル本体2の底部から内部に向けて透明のカプセル7を装着し、カプセルの内部にはオブジェが内装されており、ボトル本体の下向きスリーブ部11に対して、不透明に形成された底部材10の周壁部16を外嵌すると共にパッキン22を介して着脱自在に螺着し、スリーブ部と底部材の相互に対面状態で近接する挟持部を設け、カプセルの下端外周に設けたフランジ20を挟持部により挟着するように構成している。【選択図】図3
Description
本考案は、飲料容器に関し、特に、透明とされたボトル本体の内部にオブジェを内装した透明のカプセルを装着した構成とすることにより、ユーザが外部からオブジェを視認しながら楽しく使用することができるようにした飲料容器に関する。
従来、貯留した飲料を飲用するという実用面だけでなく、ユーザの趣味ないし嗜好に適応できるように構成した飲料容器の提供が望まれている。
ユーザの趣味ないし嗜好に適応する飲料容器として、透明とされたボトル本体の内部にオブジェを内装した透明のカプセルを装着した構成とすれば、ユーザが外部からオブジェを視認しながら楽しく使用することができるので好ましい。
しかしながら、その具体的構成を実現するためには、飲料容器の構造や、製造方法や、その他の多くの観点から、解決すべき課題がある。
本考案は、製造容易であり、しかも、構造上、オブジェを内装したカプセルをボトル本体に好適に組付け可能とした飲料容器の提供を課題としている。
そこで、上記課題を解決するために本考案が手段として構成したところは、透明のボトル本体の飲み口部をキャップ体により開閉自在に施蓋して成る飲料容器において、
前記ボトル本体の底部から内部に向けて透明のカプセルを装着しており、該カプセルの内部にはオブジェが内装されて成る点にある。
前記ボトル本体の底部から内部に向けて透明のカプセルを装着しており、該カプセルの内部にはオブジェが内装されて成る点にある。
好ましい実施形態は、カプセルの外径がボトル本体の内径よりも小さく形成されており、ボトル本体の内部には、前記カプセルの外周域を含んで飲み口部に至る空間領域により飲料貯留室が形成されている。
ボトル本体の底部は、ボトル本体とは別体の底部材により構成されていることが好ましく、ボトル本体の胴部から下向きに延設されたスリーブ部に対して、前記底部材の周壁部を外嵌すると共に、相互に螺糸を介して着脱自在に螺着し、該スリーブ部と底部材の相互に前記螺糸を螺進させたとき対面状態で近接する挟持部を設けており、前記カプセルは、オブジェを内装する透明のドーム部材の下端開口部を閉塞部材により密閉すると共に、該カプセルの下端外周にフランジを設けており、該フランジを前記挟持部により挟着されるように構成するのが良い。尚、前記底部材は、不透明材料により形成することが好ましい。
本考案によれば、飲料容器1は、ボトル本体2の外部から内部のカプセル7とオブジェ8を視認することができ、ユーザを楽しませることができる。
オブジェ8を内装したカプセル7は、不透明とされた底部材10の底壁部15からボトル本体2の胴部に向けて起立することにより立体感を呈し、その反面、該カプセル7の土台部分を底部材10の周壁部16で囲むことにより視認し難く構成しており、これにより審美感を向上させることが可能になる。
しかも、飲料容器1の洗浄に際しては、螺糸14a、14bを介して底部材10をボトル本体2から取外せば、同時に、カプセル7及びパッキン22が分解されるので、それぞれを水洗い等により好適に洗浄することができ、その後は、再び簡単容易に組付けることができるので、取扱いの容易性が頗る優れている。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
図示のように、飲料容器1は、プラスチック製とされた透明のボトル本体2の上端部に飲み口部3を備えており、該飲み口部3をプラスチック製のキャップ体4により開閉自在に施蓋している。キャップ体4は、飲み口部3に対して、螺糸5を介して着脱自在に螺着される。尚、図例の場合、飲み口部3には、整流板部材6が内装されている。
ボトル本体2の底部から内部に向けて、プラスチック製とされた透明のカプセル7が装着されており、カプセル7の内部にはオブジェ8が内装されている。
オブジェ8は、ユーザの趣味ないし嗜好に適応するものであれば特に限定されない。例えば、バラ等の花や、人気キャラクター等のフィギュアや、その他の立体的装飾体等が好ましい。
図2に示すように、カプセル7は、ボトル本体2の底部から胴部の中途部まで突出する高さを有するように形成されると共に、カプセル7の外径D1をボトル本体2の内径D2よりも小さく形成されることにより、ボトル本体2の内部に、カプセル7の外周域を含んで飲み口部3に至る空間領域による飲料貯留室9が形成される。
ボトル本体2の底部は、該ボトル本体とは別体のプラスチック製とされた底部材10により構成されており、該底部材10は、不透明材料、例えば、顔料等で着色されたプラスチック材料により成形されている。
底部材10を装着させるため、ボトル本体2は、胴部から小径とされたスリーブ部11を下向きに延設し、該スリーブ部11の下端に内向きフランジ12により囲まれた下端開口部13を開設しており、スリーブ部11の外周に雄ネジとなる螺糸14aを形成している。
これに対して、底部材10は、底壁部15と周壁部16を備えたカップ形状とされ、周壁部16の内周に雌ネジとなる螺糸14bを形成しており、周壁部16を前記スリーブ部11に外嵌すると共に、相互に螺糸14a、14bを介して着脱自在に螺着するように構成されている。
図5に示すように、カプセル7は、オブジェ8を内装するためのプラスチック製とされた透明のドーム部材17と、該ドーム部材17の下端開口部18を密閉する閉塞部材19により構成されており、該カプセル7の下端外周にフランジ20を設けている。図示実施形態の場合、フランジ20は、ドーム部材17の下端に一体成形されているが、閉塞部材19から延設しても良い。
図5(A)に示すようにドーム部材17の内部に下端開口部18からオブジェ8を装入した後、図5(B)に示すように下端開口部18を閉塞部材19で閉塞すると共に、超音波又は高周波により溶着することにより密閉する。この際、図示のように、閉塞部材19にドーム部材17の内部に臨む係止手段21を設け、オブジェ8の一部を係止手段21に係止固定するように構成することができる。
そこで、図6に示すように、オブジェ8を内装したカプセル7は、ボトル本体2に対して、底部材10と共に組付けられる。その際、図示のようなリング状のパッキン22が使用される。
図6(A)に示すように、シリコンゴム等の弾性材から成るパッキン22は、カプセル7のフランジ20の上に重ねられる。この際、パッキン22とフランジ20の重合面に相互に嵌合する凹凸条23を設けることが好ましい。
カプセル7のフランジ20を底部材10の底壁部15に載置すると共に周壁部16に内嵌させ、該フランジ20の上にパッキン22を重ねた状態で、底部材10をスリーブ部11に外嵌させると共に螺着することにより、スリーブ部11とカプセル7と底部材10の3者が組付けられる。
図6(B)(C)に示すように、スリーブ部11に対して底部材10を螺合し、螺糸14a、14bを螺進させたとき、ボトル本体2の内向きフランジ12と底部材10の底壁部15が相互に対面状態で近接する挟持部24a、24bを構成し、その間に前記フランジ20及びパッキン22を挟着する。従って、ボトル本体2に貯留させた飲料液が螺糸14a、14bの螺着部を通じて漏出することはない。
底部材10を介してカプセル7をボトル本体2に組付けた飲料容器1は、外部から内部のカプセル7とオブジェ8を視認することができ、ユーザを楽しませることができる。
ボトル本体2の底部は、不透明の底部材10により構成されており、底部材10の底壁部15からボトル本体2の胴部に向けてカプセル7が起立することにより、立体感を醸し出している。その反面において、該カプセル7のパッキン22を含む土台部分は、底部材10の不透明な周壁部16で囲むことにより視認し難く構成されており、審美感を向上させる。
そして、ユーザが飲料容器1を洗浄するときは、螺糸14a、14bを介して底部材10をボトル本体2から取外せば、同時に、カプセル7及びパッキン22が分解されるので、それぞれを水洗い等により好適に洗浄することが可能であり、その後は、再び簡単容易に組付けることができる。
1 飲料容器
2 ボトル本体
3 飲み口部
4 キャップ体
5 螺糸
6 整流板部材
7 カプセル
8 オブジェ
9 飲料貯留室
10 底部材
11 スリーブ部
12 内向きフランジ
13 下端開口部
14a、14b 螺糸
15 底壁部
16 周壁部
17 ドーム部材
18 下端開口部
19 閉塞部材
20 フランジ
21 係止手段
22 パッキン
23 凹凸条
24a、24b 挟持部
2 ボトル本体
3 飲み口部
4 キャップ体
5 螺糸
6 整流板部材
7 カプセル
8 オブジェ
9 飲料貯留室
10 底部材
11 スリーブ部
12 内向きフランジ
13 下端開口部
14a、14b 螺糸
15 底壁部
16 周壁部
17 ドーム部材
18 下端開口部
19 閉塞部材
20 フランジ
21 係止手段
22 パッキン
23 凹凸条
24a、24b 挟持部
Claims (4)
- 透明のボトル本体の飲み口部をキャップ体により開閉自在に施蓋して成る飲料容器において、
前記ボトル本体(2)の底部から内部に向けて透明のカプセル(7)を装着しており、該カプセルの内部にはオブジェ(8)が内装されて成ることを特徴とする飲料容器。 - カプセル(7)の外径(D1)がボトル本体(2)の内径(D2)よりも小さく形成されており、ボトル本体の内部には、前記カプセルの外周域を含んで飲み口部に至る空間領域により飲料貯留室(9)が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の飲料容器。
- ボトル本体(2)の底部は、ボトル本体とは別体の底部材(10)により構成され、
ボトル本体の胴部から下向きに延設されたスリーブ部(11)に対して、前記底部材(10)の周壁部(16)を外嵌すると共に、相互に螺糸(14a,14b)を介して着脱自在に螺着し、該スリーブ部(11)と底部材(10)の相互に前記螺糸を螺進させたとき対面状態で近接する挟持部(24a,24b)を設けており、
前記カプセル(7)は、オブジェ(8)を内装する透明のドーム部材(17)の下端開口部(18)を閉塞部材(19)により密閉すると共に、該カプセル(7)の下端外周にフランジ(20)を設けており、該フランジ(20)を前記挟持部(24a,24b)により挟着されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料容器。 - 前記底部材(10)は、不透明材料により形成されて成ることを特徴とする請求項3に記載の飲料容器。
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