JP3219520U - ミラー付き飲料容器 - Google Patents

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一也 花田
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Abstract

【課題】キャップに設けられたミラーの角度を自由に調節でき、使い勝手がよいミラー付き飲料容器を提供する。【解決手段】容器本体1に設けられた飲み口を塞ぐキャップ4が容器本体に着脱可能に設けられ、キャップに、キャップの上部を覆うカバー10が開閉可能に設けられ、カバーの下面に凹部が形成され、ミラー5の外周縁に弾性を有する保持リング12が装着され、ミラーが凹部に着脱可能に嵌め込まれる。カバーは任意の角度で開いた状態に維持され、飲料容器を立てて置いた状態でミラーを開いて使用することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、容器本体の飲み口を塞ぐキャップにミラーが設けられた飲料容器に関する。
飲料容器のキャップは、容器本体に設けられた飲み口を塞ぐように容器本体に着脱可能に設けられる。このようなキャップを利用したミラーが特許文献1に記載されている。キャップの上面の窪み部分に鏡面仕上げシートが設けられ、このシートがミラーとして使用される。
実用新案登録第3108614号公報
キャップのミラーを使用するには、容器本体から外したキャップを手に持って、ミラーを顔に向ける。あるいは、キャップが被せられた容器本体を傾けて、ミラーが顔に向くようにする。このように、キャップのミラーを使用するとき、片手が塞がってしまい、使い勝手が悪い。
そこで、本考案は、上記に鑑み、キャップに設けられたミラーの使い勝手をよくした飲料容器の提供を目的とする。
本考案のミラー付き飲料容器は、容器本体に設けられた飲み口を塞ぐキャップが容器本体に着脱可能に設けられ、キャップの上部に、ミラーが開閉可能に設けられる。あるいは、ミラーがキャップに形成された凹部に着脱可能に嵌め込まれる。あるいは、キャップの上部を覆うカバーがキャップに開閉可能に設けられ、カバーにミラーが着脱可能に嵌め込まれ、ミラーの外周縁に弾性を有する保持リングが装着される。
ミラーがキャップに対して開閉可能に設けられることにより、飲料容器を立てて置いた状態でミラーを開いて使用することができ、ミラーが見やすくなる。また、ミラーをキャップに着脱可能に設けることにより、ミラーをキャップから取り外すことができ、ミラーを洗浄できる。
そして、キャップの上部を覆うカバーがヒンジを介してキャップに開閉可能に設けられ、カバーにミラーが設けられ、カバーはヒンジ軸周りに回動し、ヒンジ軸に弾性を有する回動規制リングが嵌められ、回動規制リングはカバーとキャップとの間に介在し、カバーが任意の角度で開いた状態に維持される。これにより、ミラーを開いたとき、角度を自由に調節でき、使い勝手がよくなる。
本考案によると、ミラーを自由に傾けて使用することができ、ミラーの使い勝手がよくなり、飲料容器の付加価値を高めることができる。
本考案のミラーを開いた状態の飲料容器の斜視図 ミラーを開いた状態の飲料容器の断面図 ミラーが設けられたカバーの分解斜視図 ミラーが設けられたカバーの分解側面図 斜め上から見たカバーのヒンジの分解斜視図 カバーのヒンジの分解背面図 斜め下から見たカバーのヒンジの分解斜視図
本実施形態のミラー付き飲料容器を図1、2に示す。飲料容器は、上部が開口した容器本体1と、容器本体1の開口に着脱可能に装着された栓本体2と、栓本体2に形成された飲み口3を塞ぐキャップ4とからなり、キャップ4は、容器本体1に着脱可能に設けられる。そして、キャップ4に、ミラー5が開閉可能かつ着脱可能に設けられる。
栓本体2は、容器本体1の開口内にねじ込まれて容器本体1に装着され、開口の上縁を覆う。栓本体2の中央に、飲み口3を有する栓部6が設けられ、栓部6が容器本体1内に入って、開口を塞ぐ。栓部6に貫通孔が形成され、この貫通孔が飲み口3とされる。
キャップ4は、容器本体1の上部外周にねじ込まれて容器本体1に装着され、栓本体2を覆う。キャップ4の内側には、飲み口3を密閉するためのパッキン部材7が取り付けられている。キャップ4が容器本体1に装着されると、パッキン部材7が栓部6に密着して、飲み口3が密閉される。
ミラー5は、キャップ4の上部に設けられる。キャップ4の上部に、カバー10がヒンジ11を介して開閉可能に設けられ、ミラー5がカバー10の下面側に着脱可能に取り付けられる。そして、カバー10は任意の角度に開いた状態に維持される。
図3,4に示すように、ポリカーボネート製のミラー5は円形に形成され、ミラー5の外周縁に保持リング12が装着されている。保持リング12は、シリコンゴム製の弾性を有する環状のリングであり、ミラー5の外周縁を覆う。カバー10の内面側に円形の凹部13が形成され、保持リング12が装着されたミラー5が凹部13に嵌め込まれる。これにより、ミラー5はカバー10に着脱可能に保持される。
図5〜7に示すように、ヒンジ11は、ヒンジ軸15と、ヒンジ軸15を支持する軸筒16と、ヒンジ軸15に回動可能に支持される一対のボス17によって構成される。キャップ4に、軸筒16が形成され、カバー10に、一対のボス17が形成され、一対のボス17の間に軸筒16が配置される。ヒンジ軸15は、ボス17に形成された軸孔18から軸筒16に挿通される。カバー10はヒンジ軸15周りに回動して、開閉される。
そして、ヒンジ軸15に、弾性を有する回動規制リング19が嵌められている。シリコンゴム製の回動規制リング19は軸筒16と一方のボス17との間に配置され、カバー10とキャップ4に挟みつけられる。回動規制リング19がカバー10とキャップ4との間に介在することにより、カバー10の開閉時に摩擦力が発生し、カバー10は任意の角度で開いた状態に維持される。
カバー10を閉じておくために、カバー10にフック21が支軸22周りに回動可能に設けられ、キャップ4に、フック21を係止する固定爪23が形成される。フック21は、ばねにより固定爪23に向かう方向に付勢され、フック21が固定爪23に引っ掛かることにより、カバー10は閉じた状態でロックされる。フック21が押されて回動すると、フック21が固定爪23から離れ、カバー10のロックが解除される。
ミラー5を使用する場合、フック21を押してロックを解除すると、カバー10を開くことができる。カバー10を任意の角度まで開くと、カバー10はその位置に維持される。カバー10の内面側に取り付けられたミラー5が現れ、ミラーを使用できる。キャップ4が容器本体1に装着されていると、ミラー5は高い位置にあり、ミラー5が見やすく、両手が使える。また、カバー10の角度を変えることにより、ミラー5の傾きを自由に調節できる。
キャップ4を容器本体1から外すと、キャップ4を好きな場所に置いてミラー5を使うことができる。ミラー5を落としても、ポリカーボネート製であるので、ミラー5は割れない。また、ミラー5をカバー10から外すと、ミラー5を洗浄することができる。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。ミラー5をカバー10の上面側に取り付けてもよい。ミラー5自体をキャップ4の上部に開閉可能に取り付けてもよい。また、キャップ4が容器本体1に対して開閉可能な場合、キャップ4の上面に凹部を形成し、凹部にミラー5を嵌め込んでもよい。
1 容器本体
2 栓本体
3 飲み口
4 キャップ
5 ミラー
10 カバー
11 ヒンジ
12 保持リング
13 凹部
15 ヒンジ軸
19 回動規制リング

Claims (4)

  1. 容器本体に設けられた飲み口を塞ぐキャップが容器本体に着脱可能に設けられ、キャップの上部に、ミラーが開閉可能に設けられたことを特徴とするミラー付き飲料容器。
  2. 容器本体に設けられた飲み口を塞ぐキャップが容器本体に着脱可能に設けられ、ミラーがキャップに形成された凹部に着脱可能に嵌め込まれたことを特徴とするミラー付き飲料容器。
  3. 容器本体に設けられた飲み口を塞ぐキャップが容器本体に着脱可能に設けられ、キャップの上部を覆うカバーがキャップに開閉可能に設けられ、カバーにミラーが着脱可能に嵌め込まれ、ミラーの外周縁に弾性を有する保持リングが装着されたことを特徴とするミラー付き飲料容器。
  4. キャップの上部を覆うカバーがヒンジを介してキャップに開閉可能に設けられ、カバーにミラーが設けられ、カバーはヒンジ軸周りに回動し、ヒンジ軸に弾性を有する回動規制リングが嵌められ、回動規制リングはカバーとキャップとの間に介在し、カバーが任意の角度で開いた状態に維持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のミラー付き飲料容器。
JP2018004052U 2018-10-19 2018-10-19 ミラー付き飲料容器 Active JP3219520U (ja)

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