JP3219318U - ダイヤフラム式背圧弁 - Google Patents

ダイヤフラム式背圧弁 Download PDF

Info

Publication number
JP3219318U
JP3219318U JP2018003825U JP2018003825U JP3219318U JP 3219318 U JP3219318 U JP 3219318U JP 2018003825 U JP2018003825 U JP 2018003825U JP 2018003825 U JP2018003825 U JP 2018003825U JP 3219318 U JP3219318 U JP 3219318U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
wall
liquid
back pressure
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018003825U
Other languages
English (en)
Inventor
松沢 広宣
広宣 松沢
伸之 藤川
伸之 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advance Denki Kogyo KK
Original Assignee
Advance Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advance Denki Kogyo KK filed Critical Advance Denki Kogyo KK
Priority to JP2018003825U priority Critical patent/JP3219318U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219318U publication Critical patent/JP3219318U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】屈曲性や長寿命性を確保し得るようなフィルム状のPFAを、数nm程度の発塵をも最少に抑制し得るダイヤフラムの形成材料として選択し、当該ダイヤフラムの中央部との連結し易さを考慮してフッ素樹脂製弁体を活用して構成するダイヤフラム部材を用いる背圧弁を提供する。【解決手段】背圧弁では、第1ダイヤフラム部材200が、PFAからなるフィルム状ダイヤフラム200aと、当該ダイヤフラム200aの中央部220にその下面側からレーザー溶接により接合してなる弁体200cとを備えるように構成されている。また、第2ダイヤフラム部材300が、PFAからなるフィルム状ダイヤフラム300aと、当該ダイヤフラム300aの中央部320にその上面側からレーザー溶接により接合してなる連結軸部材300cとを備えるように構成されており、当該連結軸部材300cは、弁体200cに結合されている。【選択図】図1

Description

本考案は、半導体製造装置において高純度薬液や超純水等の液体を流動させるにあたり採用するに適したダイヤフラム式背圧弁に関する。
従来、この種の背圧弁は、底側ハウジング部材と、上側ハウジング部材と、これら底側ハウジング部材及び上側ハウジング部材の間に組み付けられる中側ハウジング部材とを備えて、上側ハウジング部材と中側ハウジング部材との間に一側収容室を形成するとともに中側ハウジング部材と底側ハウジング部材との間に他側収容室を形成してなるハウジングと、上側ハウジング部材側にて第1調圧室を形成するとともに中側ハウジング側にて第1液体室を形成するように一側収容室の内部を区画する第1ダイヤフラムと、底側ハウジング部材側にて第2調圧室を形成するとともに中側ハウジング側にて第2液体室を形成するように他側収容室の内部を区画する第2ダイヤフラムと、第1液体室の中央部から第2液体室の中央部にかけて設けてなる中央連通路に向けて第1ダイヤフラムの中央部から延出する弁体と、第2ダイヤフラムの中央部から中央連通路内に延出して弁体と連結される連結軸部材とを備えている。
しかして、このように構成してなる当該背圧弁において、その流入側から流入する液体が第1液体室及び第2液体室内に流入すると、第1液体室内に流入する液体の液圧が第1ダイヤフラムに対し第1調圧室側から作用する設定圧に対向して作用するとともに、第2液体室内に流入する液体の液圧が第2ダイヤフラムに対し第2調圧室側から作用する設定圧に対向して作用する。
このような状態にて、当該背圧弁は、その流入側から流入する液体に対しその液圧を一定にするように背圧をかけるべく、第1ダイヤフラム、第2ダイヤフラム及び互いに連結する弁体及び連結軸部材からなる一体的構成体を、第1調圧室内の設定圧及び第2調圧室内の設定圧のもと、第1液体室及び第2液体室内の液体の液圧に応じて変位させて、当該変位に応じた流量にて液体を流出する。
このような構成からなる背圧弁が半導体製造装置に用いられる場合、当該半導体製造装置における洗浄工程や剥離工程では、強酸・強アルカリ等の腐食性の高い薬液からなる高純度薬液が、上述の液体として使用されることから、背圧弁内のダイヤフラムの形成材料としては、耐酸性や耐アルカリ性等の耐薬品性に優れるフッ素樹脂を採用することが望ましい。
また、半導体製造装置においては、背圧弁からの金属成分や有機物成分の溶出は許されないことから、ダイヤフラムの形成材料としては、低溶出性を有するフッ素樹脂を採用することが望ましい。
また、上述のような背圧弁としての構成上、屈曲性に優れ長寿命を維持し得るフッ素樹脂を採用することが望ましい。
以上のようなことから、ダイヤフラムの形成材料としては、耐薬品性、低溶出性を有し、かつ屈曲性に優れ長寿命を維持し得るフッ素樹脂を採用することが要請される。
特許第5286330号公報
ところで、上述のような構成を有する背圧弁では、さらに、半導体製造装置において背圧弁からのパーティクルによる液体の汚染は許されないことから、背圧弁内の流路系統に流れる液体を、第1ダイヤフラムでもって、第1液体室から隔離することが必要で、そのためには、当該第1ダイヤフラムを、外周部、湾曲変位部及び中央部でもって一体的に構成することが要請される。
ここで、ダイヤフラムの形成材料として、PTFEを採用する場合、PTFEは、メルトフローレートが低いため、射出成形や押出成形では、良好な品質のダイヤフラムを形成することはできない。従って、ダイヤフラムは、PTFEの圧縮成形丸棒を切削加工することで形成される。
このように切削加工により形成されるPTFE製ダイヤフラムの寿命は長いものの、このようなダイヤフラムを用いた背圧弁においては、その動作に伴い、切削加工してなる湾曲変位部がその表面にて伸延或いは圧縮することから、当該湾曲変位部から微少ではあるが発塵する。但し、このような発塵は、例えば、半導体製造装置で製造されるシリコンウエハの配線ピッチが10(nm)より大きい場合は、許容範囲以内にある。
また、ダイヤフラムの形成材料として、PTFEに代えて、PFAを採用する場合、ダイヤフラムは、射出成形丸棒、圧縮成形丸棒或いは押し出し成形丸棒を切削加工することで形成される。
このように切削加工により形成されるPFA製ダイヤフラムの寿命は短い。また、このように切削加工により形成してなるPFA製ダイヤフラムを用いた背圧弁は、その動作に伴い、切削加工してなる湾曲変位部の表面にて、切削加工により形成されるPTFE製ダイヤフラムの湾曲変位部と同様に、伸延或いは圧縮することから、湾曲変位部から微少ではあるが発塵する。
ここで、ダイヤフラムの形成材料として、PFAを採用し、当該PFAを用いて射出成形により湾曲変位部の厚いものを成形するとともに切削加工することでダイヤフラムを形成する場合、射出成形や圧縮成形で厚肉形状に成形すると、湾曲変位部における結晶化が均一には起こらず、その界面が破壊の起点となるとともに寿命が短くなるため、このような湾曲変位部を有するダイヤフラムは、殆ど採用されていない。
一方、近年、半導体製造装置による半導体素子、例えば、シリコンウエハの製造にあたり、さらなる微細化が要請されている。例えば、シリコンウエハにおける配線ピッチを10(nm)以下にしたいという要請がある。従って、背圧弁からの発塵は、数nmサイズのパーティクルの発塵さえも許されない状況となっている。
しかるに、上述したごとく、切削加工により形成したダイヤフラムを用いた背圧弁は、その動作に伴い、切削加工してなる湾曲変位部の表面にて伸延や圧縮を生じ、これに伴い、湾曲変位部から微少ではあるが、発塵する。
このようなことでは、上述した背圧弁からの数nmサイズのパーティクルの発塵さえも許されない状況には対応し得ず、切削加工してなる湾曲変位部を有するダイヤフラムに対して、さらなる改良が要請される。
これに対しては、PFA製のフィルムは、薄肉であるため、結晶化を均一にし得ることから、当該PFA製のフィルムを、押出成形や圧縮成形により形成して、少なくともダイヤフラムの湾曲変位部として採用すれば、上述したダイヤフラムの改良につながる。
ところで、上記背圧弁においては、ダイヤフラムは、その中央部にて、弁体と連結される。しかしながら、上記背圧弁のダイヤフラムとして、上述のようにフィルム状であって非常に薄いダイヤフラムが採用されると、ダイヤフラムの中央部において、弁体と連結するに要する連結部を形成することはできない。このことは、当該連結部なくして、ダイヤフラムの中央部を弁体と連結することは極めて困難であることを意味する。
これに対しては、上記特許文献1に記載の樹脂ダイヤフラムのシール方法によるレーザー溶接を適用してなる背圧弁の構成を利用することが考えられる。
当該特許文献1においては、シール目的ではあるが、ダイヤフラムが、そのフランジ部にて、弁体室を密封するように、下ハウジングのフランジ部とレーザー溶接されている。このようなことに着目して、レーザー溶接を、PFA製ダイヤフラムの中央部と弁体との連結に利用することは可能であろうという着想に至った。
そこで、本考案は、以上のようなことに対処するため、屈曲性や長寿命性を確保し得るようなフィルム状のPFAを、数nm程度の発塵をも最少に抑制し得るダイヤフラムの形成材料として選択するとともに、当該ダイヤフラムの中央部との連結し易さを考慮して適宜なフッ素樹脂製弁体を活用し、ダイヤフラムがフィルムのように薄くても、当該弁体とダイヤフラムの中央部との連結にレーザー溶接を適用したダイヤフラム構造として構成してなるダイヤフラム部材を用いる背圧弁を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本考案に係るダイヤフラム式背圧弁は、請求項1の記載によれば、
流入側に流入する高純度薬液や超純水等の液体に対しその液圧を一定にするように背圧をかけて液体を上記背圧に応じた流量に調整して流出側から流出させるようにしたものである。
当該背圧弁において、
筒状周壁(140、150)と、当該筒状周壁をその軸方向両端開口部から閉塞するように互いに対向してなる両対向壁(110、180)と、筒状周壁の内部を、上記両対向壁の一方の対向壁(180)との間にて第1収容室(S)を形成するとともに他方の対向壁(110)との間にて第2収容室(R)を形成するように区画する区画壁(130)とを有するハウジング(100)と、
第1収容室内に収容されてPFA製のフィルム状の第1ダイヤフラム(200a)とフッ素樹脂製の弁体(200c)とを有する第1ダイヤフラム部材(200)と、
第2収容室内に収容されてPFA製のフィルム状の第2ダイヤフラム(300a)とフッ素樹脂製の連結軸部材(300c)とを有する第2ダイヤフラム部材(300)とを備えており、
第1ダイヤフラム部材において、
第1ダイヤフラムは、その外周部(210)にて、筒状周壁のうちの第1収容室側周壁部の軸方向中間部位内に支持されて、第1収容室の内部を、上記一方の対向壁側にて第1調圧室(Sa)を形成するとともに区画壁側にて第1液体室(Sb)を形成するように区画してなり、
弁体は、その基部(260)にて、第1ダイヤフラムの下面側にて当該第1ダイヤフラムの中央部にレーザー溶接により接合されて、第1ダイヤフラムの上記中央部から第1液体室内へ延出されており、
第2ダイヤフラム部材において、
第2ダイヤフラムは、その外周部(310)にて、筒状周壁のうちの第2収容室側周壁部の軸方向中間部位内に支持されて。第2収容室の内部を、上記他方の対向壁側にて第2調圧室(Ra)を形成するとともに区画壁側にて第2液体室(Rb)を形成するように区画してなり、
連結軸部材は、第2ダイヤフラムの上面側にて当該第2ダイヤフラムの中央部にレーザー溶接により接合される基体(360)と、当該基体から第2液体室及び区画壁の中央部に形成してなる中央連通路(133)を通り弁体の延出端部に連結されるロッド(370)とを有してなり、
区画壁は、中央連通路の第1液体室側開孔部にて、弁体に対向して当該弁体と共に上記弁部を構成する環状弁座部(133a)を有してなり、
筒状周壁は、液体を上記流入側から第1液体室内に流入させる流入路(160、131)及び第1液体室内の液体を環状弁座、中央連通路及び第2液体室を通り上記流出側へ流出させる流出路(132、170)を設けてなり、
第1ダイヤフラムは第2ダイヤフラムとの協動により第1調圧室内の設定圧及び第2調圧室内の設定圧に応じて上記流入側にて液体に対し背圧をかけて当該液体を上記背圧に応じた流量に調整して流出路から流出側へ流出するようにしたことを特徴とする。
これによれば、第1ダイヤフラム部材が、PFA製の第1ダイヤフラムと、当該第1ダイヤフラムの中央部に同軸的にレーザー溶接により接合されて当該中央部から延出するフッ素樹脂製弁体との双方により構成されている。
ここで、第1ダイヤフラムが薄くて取扱いにくくても、第1ダイヤフラムの中央部が上述のごとく弁体とレーザー溶接済みであるから、弁体が、第1ダイヤフラムの補強的役割を果たし、第1ダイヤフラムを筒状周壁の軸方向中間部位内に容易に支持し得る。
また、第2ダイヤフラム部材が、PFA製の第2ダイヤフラムと、当該第2ダイヤフラムの中央部に同軸的にレーザー溶接により接合されて当該中央部から延出するフッ素樹脂製連結軸部材との双方により構成されている。
以上によれば、第1ダイヤフラムの中央部と弁体との連結は、レーザー溶接によりなされるので、弁体と第1ダイヤフラムの中央部とが良好に接合連結され得る。また、第2ダイヤフラムの中央部と連結軸部材との連結は、レーザー溶接によりなされるので、連結軸部材と第2ダイヤフラムの中央部とが良好に接合連結され得る。
また、第1ダイヤフラムは、第2ダイヤフラムと共に、PFAでもってフィルム状のダイヤフラムとして形成される。従って、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムは、フィルム状であっても、耐薬品性、低溶出性、屈曲性や長寿命性に優れたダイヤフラムであって発塵性を最少(最小限)に抑制し得るダイヤフラムとして形成され得る。
また、上述したフィルム状の第1ダイヤフラムは非常に薄いものの、第1ダイヤフラムがその中央部にて弁体とレーザー溶接により接合されているため、当該第1ダイヤフラムがその中央部にて弁体との連結に要する連結部を有さなくても、弁体の基部をダイヤフラムの中央部に容易に連結することができる。
また、本考案は、請求項2の記載によれば、請求項1または2に記載の背圧弁において、
第1ダイヤフラム部材は、第1ダイヤフラムの上記下面或いは上記上面にその外周部に沿うようにレーザー溶接により接合されるフッ素樹脂製補強用環状体(200b)を備えることを特徴とする。
これによれば、第1ダイヤフラムがフィルムのように薄いために取扱いにくくても、上述のような第1ダイヤフラムの外周部と補強用環状体とのレーザー溶接による接合構成でもって、補強用環状体が、第1ダイヤフラムに対し補強機能を良好に発揮し得る。従って、請求項1に記載の考案の作用効果とともに、ダイヤフラムが薄くても曲がったりすることなく容易に取り扱われ得るという作用効果が達成され得る。
また、本考案は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載のダイヤフラム式背圧弁において、
第1ダイヤフラム部材は、第1ダイヤフラムの撓みを抑制して当該第1ダイヤフラムの可動領域を規制し得るように、当該第1ダイヤフラムにその上面側からレーザー溶接により同軸的に接合してなる板状補助部材(180)を具備することを特徴とする。
これによれば、補助部材は、その下面にて、第1ダイヤフラムにその上面側からレーザー溶接により同軸的に接合されている。このため、第1ダイヤフラムは、撓むことなく、良好に湾曲変位し得る。従って、請求項1または2に記載の考案の作用効果がより一層良好に達成され得る。
また、本考案は、請求項4の記載によれば、請求項1〜3のいずれか1つに記載のダイヤフラム式背圧弁において、
第1ダイヤフラムは、第2ダイヤフラムと共に、PFAを押し出し成形或いは圧縮成形することにより、フィルム状に形成されていることを特徴とする。
このように、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムを、PFAを押し出し成形或いは圧縮成形することにより、フィルム状に形成することで、切削加工により第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムを形成するのに比べて発塵はより一層少なく、特に数nmサイズのパーティクル等の発塵さえも最少(最小限)に抑制し得るような平滑度の高い面を有する第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムであって耐薬品性、低溶出性、屈曲性や長寿命性に優れた第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムを形成することができる。
また、上述のように、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムを、PFAを押し出し成形或いは圧縮成形することにより、フィルム状に形成するので、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムは、その湾曲変位部を中心として結晶化を均一にすることができ、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムの寿命をより一層長くし得る。以上により、請求項1〜3のいずれか1つに記載の考案の作用効果がより一層向上され得る。
また、本考案は、請求項5の記載によれば、請求項4に記載のダイヤフラム式背圧弁において、
第1ダイヤフラムは、第2ダイヤフラムと共に、0.1(mm)以上で0.6(mm)以下の範囲以内の厚さを有することを特徴とする。
これにより、請求項4に記載の考案の作用効果がより一層確実に達成され得る。ここで、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムの厚さを0.1(mm)以上としたのは、0.1(mm)未満では、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムが薄過ぎて破れ易いためである。また、0.6(mm)以下としたのは、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムは、0.6(mm)よりも厚いと、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムの湾曲変位部が硬すぎて敏感には変位しにくくなるとともに、第1ダイヤフラムや第2ダイヤフラムにクラック等の破壊が生じ易いためである。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
本考案に係るダイヤフラム式背圧弁の第1実施形態を示す縦断面図である。 上記第1実施形態における第1ダイヤフラム部材の断面図である。 上記第1実施形態における第2ダイヤフラム部材の断面図である。 本考案に係るダイヤフラム式背圧弁の第2実施形態の要部を示す断面図である。 本考案に係るダイヤフラム式背圧弁の第3実施形態を示す縦断面図である。 上記第3実施形態における第1ダイヤフラム部材の断面図である。 本考案に係るダイヤフラム式背圧弁の第4実施形態の要部を示す断面図である。
以下、本考案の各実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本考案を適用してなるダイヤフラム式背圧弁の第1実施形態を示す。当該背圧弁は、半導体素子を製造する半導体製造装置に適用されるものである。当該半導体製造装置は、液体供給源(図示しない)からポンプ(図示しない)を介し配管経路に供給される液体を利用して半導体ウェハーや当該半導体ウェハーを利用した半導体素子を製造する。ここで、上記ポンプは、上記液体供給源からの液体を上記配管経路内に吐出するものである。また、上記液体は、高純度薬液や超純水等の液体をいい、上記半導体製造装置としての性格上、清浄であることが要請される。
当該背圧弁は、例えば、上記ポンプの吐出側にて上記配管経路内に介装されており、当該背圧弁は、上記ポンプの吐出側に背圧をかけて、当該ポンプからの液体をその液圧に対する背圧に応じた流量に調整して流出する役割を果たす。
当該背圧弁は、図1にて示すごとく、筒状ハウジング100と、当該筒状ハウジング100内に組み付けられる第1ダイヤフラム部材200及び第2ダイヤフラム部材300とを備えるように構成されている。
筒状ハウジング100は、底側ハウジング部材100aと、中側ハウジング部材100bと、上側ハウジング部材100cとによって構成されている。
底側ハウジング部材100aは、底壁110と、周壁120とにより構成されており、底壁110は、横断面矩形状に形成されている。底壁110は、給気通路部111及び排気孔部112を有しており、給気通路部111は、周壁120の内部を底壁110の外部に連通させるように、底壁110内にてその上面中央開孔部から図1に図示左側へL字状に延出するように形成されている。排気孔部112は、給気通路部111の右側にて周壁120の内部を底壁110の外部に連通させるように当該底壁110にその厚さ方向に貫通状に形成されている。
本第1実施形態において、給気通路部111は、圧縮空気流供給源(以下、第2圧縮空気流供給源ともいう)(図示しない)から一定の圧力にて供給される圧縮空気流を第2調圧室Ra(後述する)内に供給し、一方、排気孔部112は、第2調圧室Ra内に供給された圧縮空気流を外部に排気する役割を果たす。
周壁120は、横断面矩形状に形成されており、当該周壁120は、底壁110から図1にて図示上方へ同軸的に延出されている。当該周壁120は開口壁部120aを有しており、当該開口壁部120aは、内側環状壁部121及び外側環状壁部122でもって形成されている。内側環状壁部121は、開口壁部120aの内周側部位にて環状に形成されており、一方、外側環状壁部122は、開口壁部120aの外周側部位にて内側環状壁部121よりも上方へ環状に突出するように形成されている。
中側ハウジング部材100bは、図1にて示すごとく、底側ハウジング部材100aにその上方から同軸的に組み付けられており、当該中側ハウジング部材100bは、中側壁130、下側周壁140、上側周壁150、流入筒160及び流出筒170でもって、構成されている。
中側壁130は、横断面矩形状に形成されており、当該中側壁130は、流入側連通路131及び流出側連通路132を備えている。流入側連通路131は、中側壁130の左側部位内にて流入筒160を上側周壁150の内部に連通させるようにL字状に形成されている。一方、流出側連通路132は、下側周壁140の内部を流出筒170内に連通させるように中側壁130の右側部位内にてL字状に形成されている。
また、当該中側壁130は、中央連通路133を有しており、当該中央連通路133は、中側壁130の中央部に同軸的に貫通形成されている。当該中央連通路133は、上側周壁150(後述する)の内部を下側周壁140(後述する)に連通するようになっており、当該中央連通部133は、中側壁130の中央部の上側周壁150内を臨む開孔端部にて、弁体200c(後述する)に対向するように、環状弁座133aを形成する。
下側周壁140は、中側壁130の外周部から下方へ同軸的に延出されており、当該下側周壁140は、その開口壁部140aにて、底側ハウジング部材100aの周壁120の開口壁部120aに同軸的に組み付けられている。具体的には、下側周壁140の開口壁部140aは、内側環状壁部141及び外側環状壁部142を有しており、内側環状壁部141は、外側環状壁部142よりも下方へ突出するように、開口壁部140aの内周側部位にて周壁120の内側環状壁部121に対向して環状に形成されている。外側環状壁部142は、開口壁部140aの外周側部位にて、周壁120の外側環状壁部122に対向するように環状に形成されている。
しかして、下側周壁140は、その内側環状壁部141にて、周壁120の外側環状壁部122内に同軸的に嵌装されて、第2ダイヤフラム部材300の外周部を介し周壁120の内側環状壁部121に係合するとともに、外側環状壁部142にて、周壁120の外側環状壁部122上に係合することで、周壁120に組み付けられている。これにより、下側周壁140及び周壁120は、その各内部にて、第2ダイヤフラム部材300を収容する収容室R(以下、第2収容室Rともいう)を形成する。
流入筒160は、流入側連通路131の外端開孔部から中側壁130の外方へ延出されており、当該流入筒160は、上記配管経路の上流側に流入側連通路131を連通させる役割を果たす。流出筒170は、流出側連通路132の外端開孔部から外方へ延出されており、当該流出筒170は、流出側連通路132を上記配管経路の下流側に連通させる役割を果たす。
上側周壁150は、横断面矩形状に形成されており、当該上側周壁150は、中側壁130から図1にて図示上方へ同軸的に延出されている。当該上側周壁150は開口壁部150aを有しており、当該開口壁部150aは、内側環状壁部151及び外側環状壁部152でもって形成されている。内側環状壁部151は、開口壁部150aの内周側部位にて環状に形成されており、一方、外側環状壁部152は、開口壁部150aの外周側部位にて内側環状壁部151よりも上方へ環状に突出するように形成されている。
上側ハウジング部材100cは、上壁180及び周壁190により構成されている。上壁180は、横断面矩形板状に形成されており、当該上壁180には、給気孔部181及び排気孔部182が、図1にて示すごとく、形成されている。
本第1実施形態において、給気孔部181は、圧縮空気流供給源(以下、第1圧縮空気流供給源ともいう)(図示しない)から一定の圧力にて供給される圧縮空気流を第1調圧室Sa(後述する)内に供給し、一方、排気孔部182は、第1調圧室Sa内に供給された圧縮空気流を外部に排気する役割を果たす。
周壁190は、上壁180の外周部から下方に向け同軸的に延出するように形成されており、当該周壁190は、中側ハウジング部材100bの上側周壁150の開口壁部150aに対向する開口壁部190aを有するように形成されている。当該開口壁部190aは、上側周壁150の開口壁部150aの内側環状壁部151及び外側環状壁部152に対向する内側環状壁部191及び外側環状壁部192を有する。
内側環状壁部191は、開口壁部190aの内周側部位にて、外側環状壁部192よりも下方へ環状に突出するように形成されており、当該内側環状壁部191は、第1ダイヤフラム部材200の外周部を介し、上側周壁150の内側環状壁部151に対向するようになっている。一方、外側環状壁部192は、開口壁部190aの外周側部位にて、上側周壁150の外側環状壁部152に対向するように下方へ突出して形成されている。
しかして、上側ハウジング部材100cは、周壁190の開口壁部190aにて、第1ダイヤフラム部材200を介し、上側周壁150の開口壁部150aに係合するようにして、中側ハウジング部材100bに組み付けられている。ここで、上側ハウジング部材100cは、周壁190の内側環状壁部191にて、上側周壁150の内側環状壁部151に第1ダイヤフラム部材200の外周部を介し対向するように、周壁190の外側環状壁部192にて、上側周壁150の外側環状壁部152に係合することで、中側ハウジング部材100bに組み付けられている。これにより、上側ハウジング部材100cは、中側ハウジング部材100bと共に、上側周壁150及び周壁190の各内部にて、第1ダイヤフラム部材200を収容する収容室S(以下、第1収容室Sともいう)を構成する。
第1ダイヤフラム部材200は、図1及び図2のいずれかにて示すごとく、第1ダイヤフラム200a、補強用環状体200b及び弁体200cでもって構成されている。第1ダイヤフラム200aは、外周部210、中央部220及び湾曲変位部230でもって、一体的に形成されている。ここで、湾曲変位部230は、外周部210と中央部220との間に環状に同芯的に形成されている。
しかして、当該第1ダイヤフラム200aは、その外周部210にて、補強用環状体200bとともに、中側ハウジング部材100bの上側周壁150の開口壁部150aのうち外側環状壁部152の内周側に嵌装されて、補強用環状体200bを下側に位置させる状態にて、上側周壁150の開口壁部150aのうち内側環状壁部151上に係合し、周壁190の開口壁部190aのうち内側環状壁部191と、上側周壁150の開口壁部150aのうち内側環状壁部151との間に挟持されている。
これにより、当該第1ダイヤフラム200aは、その中央部220及び湾曲変位部230にて、第1収容室Sの内部に位置し、上壁180側にて第1調圧室Saを形成するとともに中側壁130側にて第1液体室Sbを形成するように、第1収容室Sの内部を区画する。これに伴い、第1調圧室Saは、その内部にて、給気孔部181を通し上記第1圧縮空気流供給源から一定の圧力にて供給される圧縮空気流に応じて、設定圧に維持されるようになっている。このことは、当該設定圧が、第1ダイヤフラム200aの上面240に作用することを意味する。
また、第1液体室Sbには、上記ポンプから吐出される液体が上記配管経路の上流側を介し流入筒160及び中側壁130の流入側連通路131を通り流入する。これにより、当該液体が第1液体室Sb内にて第1ダイヤフラム200aの下面250に作用する液圧を発生する。
第1ダイヤフラム200aは、上述した外周部210、中央部220及び湾曲変位部230を一体的に有するように、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)でもって押し出し成形方法による成形により、円板状かつフィルム状のダイヤフラムとして形成されている。
本第1実施形態において、第1ダイヤフラム200aの形成材料としてPFAを採用する根拠について説明する。
第1ダイヤフラム200aは、背圧弁としての構成上、上記配管経路を流動する液体のうちの強酸・強アルカリ等の腐食性の高い薬液等の高純度薬液と接触するから、当該第1ダイヤフラム200aは、耐酸性や耐アルカリ性等の耐薬品性に優れることが望ましい。
また、背圧弁の第1ダイヤフラム200aやその他の構成部材からの金属成分や有機物成分の溶出は許されないことから、少なくともダイヤフラムの形成材料としては、低溶出性を有するフッ素樹脂を採用することが望ましい。
また、第1ダイヤフラム200aは、背圧弁の開閉毎に湾曲変位を繰り返すことから、少なくとも屈曲性や長寿命性に優れることが望ましい。
そこで、本第1実施形態では、PFAが、耐薬品性、低溶出性、耐熱性や耐食性に優れ、かつ、屈曲性や長寿命性を確保し得ることから、第1ダイヤフラム200aの形成材料として採用されている。なお、本第1実施形態においては、筒状ハウジング100の形成材料としても、PFAが採用されている。
また、当該第1ダイヤフラム200aは、フィルム状のダイヤフラムとして、所定の厚さ範囲以内の厚さ、例えば、0.5(mm)を有するようにPFAでもって形成されている。本第1実施形態において、上記所定の厚さ範囲は、0.1(mm)以上で0.6(mm)以下の厚さ範囲をいう。ここで、0.1(mm)以上としたのは、0.1(mm)未満では、第1ダイヤフラム200aが薄過ぎて破れ易いためである。また、0.6(mm)以下としたのは、第1ダイヤフラム200aは、0.6(mm)よりも厚いと、湾曲変位部が硬すぎて敏感には変位しにくくなるとともに、第1ダイヤフラム200aにクラック等の破壊が生じ易いためである。
また、上述のように第1ダイヤフラム200aの形成にあたり、PFAを用いた押し出し成形方法を採用したのは、以下の根拠に基づく。
例えば、PFAからなる材料を切削加工することでダイヤフラムを形成すると、当該ダイヤフラムの面には切削痕が形成される。従って、このような切削加工によるダイヤフラムが背圧弁の第1液体室Sbにおいて流動する液体と接触する場合、ダイヤフラムの切削痕に起因して、パーティクル、例えば、数nmサイズの微小なパーティクル等が微少ではあるがダイヤフラムから剥がれて発塵し液体内に混入すると、当該液体は清浄には維持され得ない。
これでは、半導体製造装置による製造品、例えば、配線ピッチが10(nm)以下であるようなシリコンウエハの品質不良を招く。このため、背圧弁内の液体に対するパーティクルの混入、例えば、数nmサイズのパーティクルの液体に対する混入さえも確実に防止しなければならない。
また、ダイヤフラムをPFAの射出成形でもってフィルム状に形成することは困難であるのは勿論のこと、フィルム状に形成できたとしても、屈曲性に優れた長寿命のダイヤフラムを形成することは困難である。
そこで、本第1実施形態においては、第1ダイヤフラム200aをPFAの押し出し成形方法による成形でもってフィルム状に形成することとした。これにより、押し出し成形機により押し出し成形されたフィルム状のダイヤフラムは、その各面にて、非常に良好な平滑面、所謂、つるつるの滑らかな面を有するように形成された数nmサイズのパーティクルの発塵をも最少に抑制し得るダイヤフラムであって、耐薬品性、低溶出性や屈曲性に優れた長寿命を有するダイヤフラムとして形成され得る。
補強用環状体200bは、フィルム状の第1ダイヤフラム200aを補強するためのもので、当該補強用環状体200bは、第1ダイヤフラム200aの外周部210に沿い当該第1ダイヤフラム200aの下面250側からレーザー溶接により接合されている。これにより、補強用環状体200bは、第1ダイヤフラム200aの外周部210と一体的に形成されて、当該外周部210の下側に位置して、当該外周部210と共に、中側ハウジング部材100bの上側周壁150の外側環状壁部152の内周側に嵌装されることで、上側周壁150の内側環状壁部151と、上側ハウジング部材100cの周壁190の内側環状壁部191との間に挟持されている。
この場合、第1ダイヤフラム200aが薄いために取扱いにくくても、上述のような第1ダイヤフラム200aの外周部210と補強用環状体200bとのレーザー溶着による接合構成でもって、補強用環状体200bが、第1ダイヤフラム200aに対し補強機能を良好に発揮して、第1ダイヤフラム200aを中側ハウジング部材100bの上側周壁150の外側環状壁部152の内周側に容易に嵌装し得る。これに伴い、第1ダイヤフラム200aは、内側環状壁部151上に補強用環状体200bと共に良好に係合して、上述のように挟持され得る。
本第1実施形態では、当該補強用環状体200bは、PFAを用いて円柱状に射出成形した後環状に切削することで、形成されている。ここで、補強用環状体200bは、第1ダイヤフラム200aの外径に等しい外径を有しており、当該補強用環状体200bの軸方向幅及び厚さは、フィルム状の第1ダイヤフラム200aを補強して取り扱い易くするに適した各値に設定されている。
弁体200cは、図1及び図2のいずれかにて示すごとく、環状弁座133aと共に、背圧弁の弁部を構成するもので、当該弁体200cは、円板状基部260及び円錐台状頭部270を一体的に有するように、PFAを用いて射出成形により形成されている。
当該弁体200cにおいて、円板状基部260が、第1ダイヤフラム200aの下面250側にて当該第1ダイヤフラム200aの中央部220にレーザー溶接により接合されている。本第1実施形態では、弁体200cが、その円板状基部260にて、上述のごとく、第1ダイヤフラム200aの中央部220にレーザー溶接により接合されているので、当該弁体200cが、その円板状基部260にて、第1ダイヤフラム200aをその中央部220側から補強する役割を果たす。これにより、上述のように第1ダイヤフラム200aを中側ハウジング部材100bの上側周壁150の外側環状壁部152の内周側に嵌装することが、弁体200cにより、その円板状基部260でもって、補強用環状体200bと相俟って、より一層容易に達成され得る。
円錐台状頭部270は、円板状基部260の中央部から環状弁座133aに同軸的に対向するように当該環状弁座133aに向け延出して形成されている。これに伴い、円錐台状頭部270は、その先端部271(以下、着座部271ともいう)にて、環状弁座133aに同軸的に着座可能に対向する。このように構成してなる弁体200cは、ダイヤフラム200a及び補強用環状体200bと一体的となって第1ダイヤフラム部材200を構成する。
第2ダイヤフラム部材300は、図1及び図3にて示すごとく、第2ダイヤフラム300a、補強用環状体300b及び連結軸部材300cでもって構成されている。第2ダイヤフラム300aは、外周部310、中央部320及び湾曲変位部330でもって、一体的に形成されている。ここで、湾曲変位部330は、外周部310と中央部320との間に環状に同芯的に形成されている。
しかして、当該第2ダイヤフラム300aは、その外周部310にて、補強用環状体300bとともに、底側ハウジング部材100aの周壁120の開口壁部120aのうちの外側環状壁部122の内周側に嵌装されて、補強用環状体300bを上側に位置させる状態にて、周壁120の開口壁部120aのうち内側環状壁部121上に係合し、下側周壁140の開口壁部140aのうち内側環状壁部141と、周壁120の開口壁部120aのうち内側環状壁部121との間に挟持されている。
これにより、当該第2ダイヤフラム300aは、その中央部320及び湾曲変位部330にて、第2収容室Rの内部に位置し、底壁110側にて第2調圧室Raを形成するとともに中側壁130側にて第2液体室Rbを形成するように、第2収容室Rの内部を区画する。これに伴い、第2調圧室Raは、その内部にて、給気連通路111を通し第2圧縮空気流供給源から供給される圧縮空気流に応じて、設定圧に維持されるようになっている。このことは、当該設定圧が、第2ダイヤフラム300aの下面350に作用することを意味する。
また、第2液体室Rbは、中側壁130の中央連通路133及び環状弁座133aを介して第2液体室Sb内に連通し得るようになっている。これに伴い、第1液体室Sb内の液体が、弁体200cの着座部271と環状弁座133aとの間から第2液体室Rb内に流動可能となっている。これにより、当該液体が第2液体室Rb内にて第2ダイヤフラム300aの上面340に作用する液圧を発生するとともに、流出側連通路132及び流出筒170を通り上記配管経路の下流側に流出する。なお、第2ダイヤフラム300aは、上述の第1ダイヤフラム200aの場合と同様の根拠に基づき、当該第1ダイヤフラム200aと同様に、PFAの押し出し成形によりフィルム状に形成されている。
補強用環状体300bは、フィルム状の第2ダイヤフラム300aを補強するためのもので、当該補強用環状体300bは、第2ダイヤフラム300aの外周部310に沿い当該第2ダイヤフラム300aの上面340側からレーザー溶接により接合されている。
これにより、補強用環状体300bは、第2ダイヤフラム300aの外周部310と一体的に形成されて、当該外周部310の上側に位置して、当該外周部310と共に、底側ハウジング部材100aの周壁120の外側環状壁部122の内周側に嵌装されることで、下側周壁140の内側環状壁部141と、底側ハウジング部材100aの周壁120の内側環状壁部121との間に挟持されている。なお、本第1実施形態では、補強用環状体300bの径方向幅は、上述した補強用環状体200bの径方向幅よりも広く設定されている。また、補強用環状体300bは、補強用環状体200cと同様にPFAでもって形成されている。
連結軸部材300cは、図1及び図3にて示すごとく、円形基板360及びロッド370を備えており、円形基板360は、第2ダイヤフラム300aの中央部320に当該第2ダイヤフラム300aの上面340側からレーザー溶接により接合されている。
このように連結軸部材300cが、円形基板360にて、第2ダイヤフラム300aの中央部320にレーザー溶接されることで、当該連結軸部材300cが、その円形基板360にて、第2ダイヤフラム300aをその中央部320側から補強する役割を果たす。これにより、上述のように第2ダイヤフラム300aを中側ハウジング部材100bの上側周壁150の外側環状壁部152の内周側に嵌装することが、連結軸部材300cにより、その円板状基部260でもって、補強用環状体300bと相俟って、より一層容易に達成され得る。
また、当該ロッド370は、ロッド部371と、軸状雄ネジ部372とを有しており、ロッド部371は、円形基板360の中央部から弁体200cと同軸的に位置するように当該弁体200cに向けて延出されている。軸状雄ネジ部372は、ロッド部371から同軸的に延出されており、当該雄ネジ部372は、弁体200cの円錐台状頭部270の着座部271に形成した雌ネジ孔部271aに同軸的に締着されている。これにより、連結軸部材300cは、弁体200cと一体的に連結されている。なお、雌ネジ孔部271aは、円錐台状頭部270の延出端面から当該頭部270内に向け同軸的に形成されている。本第1実施形態では、連結軸部材300cは、円板状基部360及びロッド部370を一体的に有するように、PFAにより形成されている。
以上のように構成した本第1実施形態において、半導体素子を上記半導体製造装置により製造するにあたり、圧縮空気流が上記第1圧縮空気流供給源から第1調圧室Sa内に上側ハウジング部材100cの給気孔部181を通り供給されて、設定圧が、第1調圧室Sa内に発生しており、一方、圧縮空気流が上記第2圧縮空気流供給源から第2調圧室Ra内に底側ハウジング部材100aの連通路部111を通り供給されて、設定圧が、第2調圧室Ra内に発生しているものとする。
ここで、第2ダイヤフラム部材300の連結軸部材300cは、その雄ねじ部372にて、第1ダイヤフラム部材200の弁体200cの雌ねじ孔部271a内に同軸的に締着されている。このことは、第1ダイヤフラム200a及び第2ダイヤフラム300aは、弁体200c及び連結軸部材300cの相互の結合により、弁体200c及び連結軸部材300cとともに、一体的構成体となっていることを意味する。
このような構成のもと、本第1実施形態においては、上記第1圧縮空気流の上記一定の圧力及び上記第2圧縮空気流の上記一定の圧力は、背圧弁において、上記一体的構成体が、上記ポンプからの吐出液体に対しその液圧を一定にするように背圧をかけるべく吐出液体の液圧の変動に伴い変位して、当該変位に応じて弁体200bの環状弁座133aとの間隔(弁部の開度)を制御して当該間隔に対応する流量の液体として流出するように、選定されている。これに伴い、第1調圧室Sa内の第1設定圧及び第2調圧室Ra内の第2設定圧は、それぞれ、上記第1圧縮空気流の上記一定の圧力及び上記第2圧縮空気流の上記一定の圧力でもって、設定されている。
このようなことから、上述のように上記ポンプからの液体の吐出量が変動しても、上記一体的構成体が、上述のような第1調圧室Sa内の設定圧及び第2調圧室Ra内の設定圧のもと、当該液体の液圧を一定にすべく当該液体に背圧をかけるように変位して弁体200cの着座部271と環状弁座133aとの間の間隔(当該背圧弁の開度)を上記背圧に応じた開度、換言すれば、上記背圧に応じた流量に調整して、中央連通路133、第2液体室Rb、流出側連通路132及び流出筒170を通り上記配管経路の下流側へ流出する。
ここで、各ダイヤフラム200a、300aは、上述のごとく、PFAの押し出し成形でもって形成されたフィルム状のダイヤフラムである。このため、当該ダイヤフラム200a、300aは、その各両面にて、良好な平滑面となっている。
従って、背圧弁が作動状態にあっても、切削痕に起因するようなパーティクルが、第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aの液体との接触により当該第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aから剥離されて液体内に混入するという事態を生じないのは勿論のこと、数nmサイズの微小なパーティクルの液体内への混入さえも最少(最小限)に抑制し得る。また、このようなことは、背圧弁の作動状態において、弁体200cが環状弁座133aに着座したり当該環状弁座133aから離れたりしても、同様に成立する。
以上のようなことから、背圧弁において、その第1液体室Sb内や第2液体室Rb内にて流入する液体は、上述のように数nmサイズの微小なパーティクルの混入さえも最少に抑制することで、実質的に清浄に維持されて、環状弁座133a、流出側連通路132及び流出筒170を通り上記配管経路の下流側に流出する。
従って、半導体素子の製造にあたり、上述のように配管経路の下流側に流出した液体が、例えば10(nm)以下の配線ピッチを有する半導体ウェハーの表面に沿い流動しても、数nmサイズのパーティクルが当該半導体ウェハーの表面に付着して配線間の短絡その他の異常を招くことはない。その結果、製造された半導体素子の品質が良好に維持され得る。
また、フィルム状の第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aは、上述のごとく、PFAの押し出し成形により形成されているから、数nmサイズのパーティクルの発塵をも最少に抑制し得るとともに屈曲性に優れ長寿命を維持し得るダイヤフラムとして形成され得る。従って、このような第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aを有する背圧弁が半導体製造装置に適用されても、第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aが長期に亘り屈曲作動を良好に維持することから、当該背圧弁は、半導体製造装置に適用されて長期に亘り良好な機能を維持し得る。
(第2実施形態)
図4は、本考案の第2実施形態の要部を示している。当該第2実施形態において、上記第1実施形態にて述べた第1ダイヤフラム部材200が、ダイヤフラム200a、補強用環状体200b及び弁体200cに加えて、円板状補助部材280を備えている。
補助部材280は、PFAにより円板状に形成されており、当該補助部材280は、第1ダイヤフラム200aの湾曲変位部230の可動領域を規制する役割を果たすものである。当該補助部材280は、その下面にて、第1ダイヤフラム200aにその上面240側からレーザー溶接により同軸的に接合されている。なお、補助部材280は、その外径及び厚さにおいて、第1ダイヤフラム200aの撓みを抑制して当該第1ダイヤフラム200aの可動領域を規制するように設定されている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
このように構成してなる本第2実施形態においては、補助部材280が、上述のように第1ダイヤフラム200aにレーザー溶接により接合されているから、第1ダイヤフラム部材200において、第1ダイヤフラム200aは、湾曲変位部230にて、撓むことなく、良好に湾曲変位し得る。背圧弁としてのその他の作動及び作用効果は上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図5は、本考案に係るダイヤフラム式背圧弁の第3実施形態を示している。当該第3実施形態では、ダイヤフラム式背圧弁が、図5及び図6のいずれかにて示すごとく、補強用環状体200bを第1ダイヤフラム200aの外周部210にその上面側からレーザー溶接により接合してなるダイヤフラム部材を、上記第1実施形態にて述べた第1ダイヤフラム部材200に代えて採用してなるものである。なお、本第3実施形態にいうダイヤフラム部材も、上記第1実施形態と同様に、符号200により示す。
本第3実施形態にいう背圧弁において、第1ダイヤフラム部材200は、上記第1実施形態と同様に、ダイヤフラム200a、補強用環状体200b及び弁体200cでもって構成されている。本第3実施形態においても、弁体200cは、その円板状基部260にて、上記第1実施形態と同様に、第1ダイヤフラム200aの下面250側から中央部220に対しレーザー溶接により接合されている(図6参照)。また、補強用環状体200bは、上記第1実施形態とは異なり、第1ダイヤフラム200aの外周部210にて、上面240側からレーザー溶接により接合されている(図6参照)。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
以上のように構成した本第3実施形態においては、上述のように構成してなる第1ダイヤフラム部材200では、ダイヤフラム200aが、補強用環状体200bを上側に位置させる状態にて、外周部210にて、補強用環状体200bとともに中側ハウジング部材100bの上側周壁150の開口壁部150aのうち外側環状壁部152の内周側に嵌装されて、中側ハウジング部材100bの上側周壁150の開口壁部150aのうち内側環状壁部151と、上側ハウジング部材100cの周壁190の開口壁部190aのうち内側環状壁部191との間に挟持されている。
この場合、上述のように、補強用環状体200bが第1ダイヤフラム200aにその上面240側からレーザー溶接により接合されていても、このような接合構成でもって、第1ダイヤフラム200aが薄いために取扱いにくくても、補強用環状体200bが、第1ダイヤフラム200aに対し補強機能を良好に発揮して、第1ダイヤフラム200aを中側ハウジング部材100bの上側周壁150の外側環状壁部152の内周側に容易に嵌装し得る。これに伴い、第1ダイヤフラム200aは、内側環状壁部151上に補強用環状体200bと共に良好に係合して、上述のように挟持され得る。当該背圧弁のその他の作動及び作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図7は、本考案の第4実施形態の要部を示している。当該第4実施形態において、上記第3実施形態にて述べた第1ダイヤフラム部材200が、ダイヤフラム200a、補強用環状体200b及び弁体200cに加えて、上記第2実施形態にて述べた円板状補助部材280を備えている。
当該補助部材280は、上記第2実施形態とは異なり、その下面にて、補強用環状体200bの内周側において、第1ダイヤフラム200aにその上面240側からレーザー溶接により同軸的に接合されている。その他の構成は上記第2実施形態と同様である。
このように構成した本第4実施形態においては、補助部材280が、上記第2実施形態とは異なり、補強用環状体200bの内周側にて、第1ダイヤフラム200cにその上面240側からレーザー溶接により接合されていても、第1ダイヤフラム部材200において、ダイヤフラム200aは、湾曲変位部230にて、撓むことなく、良好に湾曲変位し得る。背圧弁としてのその他の作動及び作用効果は上記第2実施形態と同様である。
なお、本考案の実施にあたり、上記各実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本考案の実施にあたり、上記実施形態にて述べた第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aは、PFAの押し出し成形によりフィルム状に成形することで形成されるダイヤフラムに限ることなく、PFAの圧縮成形方法によりフィルム状に圧縮成形することで形成されるダイヤフラムであってもよい。
当該圧縮成形方法は、PFAを型内に充填してフィルム状に圧縮する方法をいい、第1ダイヤフラム200aや第2ダイヤフラム300aを、押し出し成形方法により成形する場合と同様に、耐薬品性、低溶出性、屈曲性や長寿命性に優れた平滑度の高いフィルム状のダイヤフラムであって数nmサイズのパーティクルの発塵性をも最小限に抑制し得るダイヤフラムとして形成され得る。これによっても、上記実施形態と同様の作用効果が達成され得る。
(2)また、本考案の実施にあたり、弁体200cは、上記実施形態にて述べた形状に限ることなく、弁体としての機能を有する形状を有すれば、どのような形状であってもよい。
(3)また、本考案の実施にあたり、第1ダイヤフラム部材200は、ダイヤフラム200a、補強用環状体200b及び弁体200cのうち、弁体200cを含まない構成として把握してもよい。
(4)また、本考案の実施にあたり、補強用環状体200bは、必要に応じて廃止してもよい。この場合には、弁体200cが第1ダイヤフラム200aに対する補強部材として役割を果たすことで、第1ダイヤフラム200aは、その外周部210にて、中側ハウジング部材100bの周壁120の外側環状壁部122の内周側において、中側ハウジング部材100bの周壁120の内側環状壁部121と、上側ハウジング部材100cの周壁160の内側環状壁部161との間に容易に挟持され得る。
(5)本考案の実施にあたり、ハウジング100において中側ハウジング部材100bは、中側壁130を、上下両側周壁150、140からなる筒状周壁の軸方向中間部位に設けて、当該筒状周壁の内部を、底側ハウジング部材100a側にて収容室Rを形成するとともに上側ハウジング部材100c側にて収容室Sを形成するに区画する区画壁として把握するようにしてもよい。
(6)また、本考案の実施にあたり、背圧弁を上記配管経路の分岐管経路に介装することで、当該背圧弁を上記ポンプの吐出量に対するリリーフ弁として適用してもよい。
100…ハウジング、100a…底側ハウジング部材、
100b…中側ハウジング部材、100c…上側ハウジング部材、110…底壁、
120…周壁、130…中側壁、131…流入側連通路、132…流出側連通路、
133a…環状弁座部、140、150…周壁、180…上壁、160…流入筒、
170…流出筒、200…第1ダイヤフラム部材、
200a、300a…ダイヤフラム、200b、300b…補強用環状体、
200c…弁体、210、310…外周部、300…第2ダイヤフラム部材、
260…円板状基部、270…円錐台状頭部、Ra、Sa…調圧室、
Rb、Sb…液体室。

Claims (5)

  1. 流入側に流入する高純度薬液や超純水等の液体に対しその液圧を一定にするように背圧をかけて前記液体を前記背圧に応じた流量に調節して流出側から流出させるようにしたダイヤフラム式背圧弁において、
    筒状周壁と、当該筒状周壁をその軸方向両端開口部から閉塞するように互いに対向してなる両対向壁と、前記筒状周壁の内部を、前記両対向壁の一方の対向壁との間にて第1収容室を形成するとともに他方の対向壁との間にて第2収容室を形成するように区画する区画壁とを有するハウジングと、
    前記第1収容室内に収容されてPFA製のフィルム状の第1ダイヤフラムとフッ素樹脂製の弁体とを有する第1ダイヤフラム部材と、
    前記第2収容室内に収容されてPFA製のフィルム状の第2ダイヤフラムとフッ素樹脂製の連結軸部材とを有する第2ダイヤフラム部材とを備えており、
    前記第1ダイヤフラム部材において、
    前記第1ダイヤフラムは、その外周部にて、前記筒状周壁のうちの前記第1収容室側周壁部の軸方向中間部位内に支持されて、前記第1収容室の内部を、前記一方の対向壁側にて第1調圧室を形成するとともに前記区画壁側にて第1液体室を形成するように区画してなり、
    前記弁体は、その基部にて、前記第1ダイヤフラムの下面側にて当該第1ダイヤフラムの中央部にレーザー溶接により接合されて、前記第1ダイヤフラムの前記中央部から前記第1液体室内へ延出されており、
    前記第2ダイヤフラム部材において、
    前記第2ダイヤフラムは、その外周部にて、前記筒状周壁のうちの前記第2収容室側周壁部の軸方向中間部位内に支持されて、前記第2収容室の内部を、前記他方の対向壁側にて第2調圧室を形成するとともに前記区画壁側にて第2液体室を形成するように区画してなり、
    前記連結軸部材は、前記第2ダイヤフラムの上面側にて当該第2ダイヤフラムの中央部にレーザー溶接により接合される基体と、当該基体から前記第2液体室及び前記区画壁の中央部に形成してなる中央連通路を通り前記弁体の延出端部に連結されるロッドとを有してなり、
    前記区画壁は、前記中央連通路の前記第1液体室側開孔部にて、前記弁体に対向して当該弁体と共に前記弁部を構成する環状弁座部を有してなり、
    前記筒状周壁は、前記液体を前記流入側から前記第1液体室内に流入させる流入路及び前記第1液体室内の前記液体を前記環状弁座、前記中央連通路及び前記第2液体室を通り前記流出側へ流出させる流出路を設けてなり、
    前記第1ダイヤフラムは前記第2ダイヤフラムとの協動により前記第1調圧室内の設定圧及び前記第2調圧室内の設定圧に応じて前記流入側にて前記液体に対しその液圧を一定にするように背圧をかけて当該液体を前記背圧に応じた流量に調整して前記流出路から流出側へ流出するようにしたことを特徴とするダイヤフラム式背圧弁。
  2. 前記第1ダイヤフラム部材は、前記第1ダイヤフラムの前記下面或いは前記上面にその外周部に沿うようにレーザー溶接により接合されるフッ素樹脂製補強用環状体を備えることを特徴とする請求項1に記載のダイヤフラム式背圧弁。
  3. 前記第1ダイヤフラム部材は、前記第1ダイヤフラムの撓みを抑制して当該第1ダイヤフラムの可動領域を規制し得るように、当該第1ダイヤフラムにその上面側からレーザー溶接により同軸的に接合してなる板状補助部材を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のダイヤフラム式背圧弁。
  4. 前記第1ダイヤフラムは、前記第2ダイヤフラムと共に、PFAを押し出し成形或いは圧縮成形することにより、フィルム状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のダイヤフラム式背圧弁。
  5. 前記第1ダイヤフラムは、前記第2ダイヤフラムと共に、0.1(mm)以上で0.6(mm)以下の範囲以内の厚さを有することを特徴とする請求項4に記載のダイヤフラム式背圧弁。
JP2018003825U 2018-10-03 2018-10-03 ダイヤフラム式背圧弁 Active JP3219318U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003825U JP3219318U (ja) 2018-10-03 2018-10-03 ダイヤフラム式背圧弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003825U JP3219318U (ja) 2018-10-03 2018-10-03 ダイヤフラム式背圧弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3219318U true JP3219318U (ja) 2018-12-13

Family

ID=64655775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003825U Active JP3219318U (ja) 2018-10-03 2018-10-03 ダイヤフラム式背圧弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219318U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056466A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 アドバンス電気工業株式会社 ダイヤフラム式制御弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020056466A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 アドバンス電気工業株式会社 ダイヤフラム式制御弁
JP7162334B2 (ja) 2018-10-03 2022-10-28 アドバンス電気工業株式会社 ダイヤフラム式制御弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI351482B (ja)
US10969025B2 (en) Diaphragm member and diaphragm valve provided with diaphragm member
TW200806907A (en) Flow control valve
JP2006312140A (ja) 脱気装置
JP3219318U (ja) ダイヤフラム式背圧弁
CN109312867A (zh) 流体控制阀及流体控制阀制造方法
JP2016138641A (ja) 流体制御弁の弁座部シール構造
JP2005155878A (ja) 流量調節弁
JP2009529633A (ja) 単一物の二重膜ダイヤフラム弁
JP3219317U (ja) ダイヤフラム式リリーフ弁
JP7148182B2 (ja) ダイヤフラム部材
KR100903660B1 (ko) 다이어프램 및 그 제조 방법 그리고 그것을 갖는다이어프램 밸브
JP7162334B2 (ja) ダイヤフラム式制御弁
JP2022076122A (ja) 定圧弁
JP3734394B2 (ja) 定圧レギュレータ
JP7217501B2 (ja) ダイヤフラム弁
KR20210150428A (ko) 다이어프램 밸브
JP4731027B2 (ja) 調節弁
JP4234499B2 (ja) 可変流量調整器
JP3724985B2 (ja) 定流量弁
JP2007058339A (ja) 流体制御装置
JPH04248076A (ja) ダイヤフラムバルブ
JP2003097747A (ja) 背圧弁
JP2002295717A (ja) ニードルバルブ
US20230349469A1 (en) Constant-pressure valve

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3219318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250