JP3219080U - タクシー配車システム - Google Patents

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Abstract

【課題】料金メータの動態表示スイッチの1回の押下操作のみで、動態表示灯の動態表示と、車載端末を経由した配車センターへの動態情報の送信とを確実に行えるタクシー配車システムを提供する。【解決手段】料金メータ16と動態表示灯18とを連結する電線17にスイッチ操作検知手段19を電気的に接続し、各動態表示スイッチ15A,15Bの入力時、電線17の電圧変化または電流変化をスイッチ操作検知手段19が検知し、操作信号としてGPS機能とディスプレイDを搭載したタブレット12に送信する。タブレット12では、タクシーの位置情報と、操作信号に基づく動態情報とを、ディスプレイDの周辺マップMに反映させる。一方、位置情報や動態情報は、タブレット12から配車センターのパソコン13へ送信され、ここでタクシーの現在位置および動態状況が管理される。【選択図】図1

Description

この考案はタクシー配車システム、詳しくはタクシーの配車管理を行うためのタクシー配車システムに関する。
近年、GPS機能とタッチパネル方式のディスプレイを搭載したタブレット(車載端末)の普及に伴い、タクシーの現在位置や動態状況をディスプレイ画面上の周辺マップに表示する配車アプリケーションプログラムを利用した簡易なタクシー配車システムが開発されている(例えば、特許文献1など)。
例えば、タクシーの実車時に、乗務員が料金メータの実車スイッチを押下することで運賃の計算が開始されるとともに、料金メータと電線により接続された車内用の動態表示灯が“実車”と表示される。
次に、乗務員は、タブレットの画面上に表示された実車スイッチ(動態表示スイッチ)にタッチし、インターネット回線を介して、タブレットから配車センターのパソコン(配車管理端末)に実車通知信号を送信し、現在のタクシーが実車状況にあることを通知する。なお、タクシーの現在位置は、タブレットのGPS機能を利用したポーリング処理により数秒ごとに特定されており、この位置情報が、インターネット回線を介して、タブレットから配車センターのパソコン(配車管理端末)へと数秒ごとに送信されている。一般的に、このパソコンには、配車センター用の配車アプリケーションプログラムが格納されている。
配車センターでは、タブレットから送信されたタクシーの位置情報と動態情報とに基づき、パソコンのディスプレイ画面上に表示された営業エリアの周辺マップにタクシーの位置情報と動態情報とを重ね合わせて、タクシーの現在位置および動態状況を管理する。
特開2014−29580号公報
しかしながら、このように特許文献1のタクシー配車システムによれば、タクシーの実車時、乗務員が料金メータの実車スイッチを押下した後、目線をタブレットに移してディスプレイ画面上の実車スイッチをタッチしていた。
すなわち、乗務員は、動態表示灯の“実車”点灯と、配車センターへの“実車通知信号”の送信という発車準備を行うために、2回の押下操作を行わなければならず面倒であった。特に、タブレットのディスプレイはタッチパネル方式であるため、指先や画面の汚れなどで、ディスプレイ画面に表示された実車スイッチの反応が悪い場合があり、複数回押し直すこともあった。また、走行中にディスプレイ画面の実車スイッチの押し忘れに気づき、スイッチ操作することもあった。それらの際には、乗務員の注意も散漫となり、安全な発車や走行に支障をきたすおそれがあった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、料金メータと動態表示灯とを連結する電線にスイッチ操作検知手段を電気的に接続し、各動態表示スイッチの操作時に電線を流れる電気の電圧変化または電流変化から、対応する操作信号を取得し、この信号を近距離無線送信(近距離無線通信)によって車載端末に送信するように構成すれば、上述した問題はすべて解消されることを知見し、この考案を完成させた。
すなわち、この考案は、料金メータの動態表示スイッチの1回の押下操作のみで、動態表示灯の動態表示と、車載端末を経由した配車センターへの動態情報の送信とを確実に行うことができるタクシー配車システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、タクシーの位置情報を取得するGPS手段とディスプレイとが配設されて当該タクシーに搭載された車載端末を有し、この車載端末から配車センターの配車管理端末に無線送信された当該タクシーの位置情報および動態情報に基づき、上記タクシーの配車管理を行うタクシー配車システムにおいて、上記タクシーに搭載されて、該タクシーの料金を算出するとともに、乗務員が上記タクシーの動態に応じて操作する複数の動態表示スイッチが配設された料金メータと、この動態表示スイッチの操作を検知して、その操作信号を上記車載端末に送信するスイッチ操作検知手段と、上記車載端末に格納された配車アプリケーションプログラムとを備え、上記配車アプリケーションプログラムは、上記操作信号から上記タクシーの動態を判定する動態判定プログラムと、上記動態判定プログラムから得られた上記タクシーの動態情報と、上記GPS手段から得られた上記タクシーの位置情報とを反映した上記タクシーの周辺マップを上記ディプレイに表示する配車マップ用プログラムと、これらの動態情報と位置情報とを、上記車載端末から上記配車管理端末に無線送信する情報送信用プログラムとを有したタクシー配車システムである。
タクシー配車システムとは、配車アプリケーションプログラムが格納された車載端末を利用して、配車および配車管理を行うシステムである。
ここでいう「動態」とは、タクシーの現在の営業状態をいい、実車、空車、迎車、待機、休憩などをいう。
料金メータの種類は限定されない。料金計算装置、料金を表示するディスプレイ、各動態に応じた複数の動態表示スイッチとを有していればよい。
GPS手段としては、タクシーの現在位置を、人工衛星からの電波で測り知る全地球測位システム(Global Positioning System)を利用した各種のものを採用することができる。
ディスプレイとしては、画面に触れた指先で操作が可能なタッチパネル方式のものを採用することができる。
車載端末の種類は任意である。例えば、タブレット、スマートフォンなどを採用することができる。
スイッチ操作検知手段は、動態表示スイッチの操作(入力)を検知し、中央制御部(CPU;Central Processing Unit)にて演算など処理を行い、その結果として操作信号を車載端末に送信(出力)できるものであれば、その構成は任意である。
ここでいう「操作信号」とは、対応する動態表示スイッチの操作時、上記電線を流れる電気の電圧変化または電流変化に基づき、スイッチ操作検知手段により作成された信号である。
ここでのスイッチ操作検知手段から車載端末への情報伝達は、無線送信でも、有線送信でもよい。
スイッチ操作検知手段の電源としては、例えば、シガーソケットや車用コンセントを用いて確保される車載バッテリを採用することができる。その他、電池でもよい。
ここでの配車アプリケーションプログラムは、タクシーの乗務員が利用する車載用のものである。
動態判定プログラムは、スイッチ操作検知手段から車載端末に送信された操作信号に基づき、タクシーの動態を判定するためのものであって、その判定方法は任意である。
配車マップ用プログラムは、GPS手段から取得したタクシーの位置情報に基づいて、例えば、配車アプリケーションプログラム制作会社のサーバや、配車センターのサーバなどから取得したタクシーの周辺マップを、車載端末のディスプレイに表示する。しかも、この周辺マップに、この位置情報と、動態判定プログラムからの動態情報とをそれぞれ反映してディプレイに表示するものである。
ここでいう「周辺マップ上に、タクシーの動態情報と位置情報とをそれぞれ反映する」とは、周辺マップ上に、タクシーの位置情報に基づいて取得したタクシーの位置と、動態判定プログラムからの動態情報に基づいて取得したタクシーの動態とを重ね合わせて(関連付けて)表示することをいう。具体例を挙げれば、周辺マップにタクシーの現在位置を示すタグ(マーク)を表示し、このタグを色分けすることで、タクシーの現在の動態を表示することをいう。
情報送信用プログラムとは、これらの動態情報と位置情報とを、車載端末から配車管理端末に無線送信するものである。無線送信としては、例えば、インターネット回線やPHS(Personal Handy−phone System)を利用した送信を採用することができる。
配車アプリケーションプログラムは、例えば、車載端末の記憶部に格納(記憶)することができる。その他、車載端末が内蔵するデバイスドライバから入力してもよい。
配車管理端末としては、例えば、各種のパソコンを採用することができる。
配車管理端末には、配車センターのオペレータが利用する別の配車アプリケーションプログラムを格納することができる。配車センター用の配車アプリケーションプログラムでは、配車管理端末のディスプレイ画面上に営業エリアの周辺マップを表示するとともに、車載端末から送信されたタクシーの位置情報と動態情報とに基づき、タクシーの現在位置および動態状況を管理する。配車管理端末が管理できるタクシーの台数は任意である。
また、請求項2に記載の考案は、上記料金メータに電線を介して接続されて、操作された上記動態表示スイッチに応じて表示内容が変更される動態表示灯を有し、上記スイッチ操作検知手段は、上記電線の電圧変化または電流変化から取得した上記動態表示スイッチの操作信号を、上記車載端末に近距離無線送信するものである請求項1に記載のタクシー配車システムである。
動態表示灯としては、例えば、ダッシュボードなどに設置される車内用のもので、タクシーの動態を表示するためのディスプレイなどが設けられている。この動態表示灯と料金メータとは、情報伝達用の電線によって接続されている。
スイッチ操作検知手段の構成としては、例えば、電線を流れる電気の電圧変化または電流変化を検出する検出部と、その検出信号を操作信号として、車載端末に近距離無線送信する近距離無線送信部とを有したものを採用することができる。
スイッチ操作検知手段の検知部の回路構成は任意である。
近距離無線送信(通信)の種類は任意である。例えば、数m〜10m程度の距離の情報機器間で、電波により簡易な情報のやりとりを行うブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))を採用することができる。ブルートゥース(登録商標)は、デジタル機器用の近距離無線通信規格の1つで、Bluetooth(登録商標) Basic Rate/Enhanced Data Rate(BR/EDR)と、Bluetooth(登録商標) Low Energy(LE)から構成されている。
ブルートゥース(登録商標)のプロファイルとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイルである、SPP(Serial Port Profile)などを採用することができる。
また、請求項3に記載の考案は、上記各動態表示スイッチは、上記タクシーの空車状態に対応した空車用動態表示スイッチと、実車状態に対応した実車用動態表示スイッチとを有し、空車時の上記電線の電圧をaV、実車時の該電線の電圧をbVと規定し、上記スイッチ操作検知手段は、上記選択された動態表示スイッチの操作を検知する検知部と、対応する操作信号を上記車載端末に送信する近距離無線送信部とを有するとともに、上記電線の電圧がaVからbVに変化した際に、空車状態で上記実車用動態表示スイッチが押下されたことを示す実車時の操作信号S1を上記車載端末に近距離無線送信し、上記電線の電圧がbVからaVに変化した際に、実車状態で上記空車用動態表示スイッチが押下されたことを示す空車時の操作信号S2を、上記車載端末に近距離無線送信するものである請求項1に記載のタクシー配車システムである。
請求項1に記載の考案によれば、料金メータと動態表示灯とを連結する電線にスイッチ操作検知手段が電気的に接続されている。そのため、各動態表示スイッチの操作時、電線の電圧変化または電流変化をスイッチ操作検知手段が検知し、このスイッチ操作検知手段から操作信号が車載端末に送信される。
この車載端末では、配車アプリケーションプログラムの動態判定プログラムにより操作信号からタクシーの現在の動態状況が判定される。
また、配車マップ用プログラムによって、その判定された動態情報と、GPS手段から得られたタクシーの位置情報とが、ディスプレイに表示されたタクシーの周辺マップに重ね合わせて表示される。
さらには、情報送信用プログラムにより、タクシーの位置情報と動態情報とが、車載端末から配車センターの配車管理端末に送信される。
配車センターでは、配車管理端末がこれらの情報を受信し、利用者からの配車依頼などに備えてタクシーの現在位置および動態状況を管理する。
このように、料金メータの動態表示スイッチの1回の押下操作のみで、動態表示灯の動態表示と、車載端末を経由した配車センターへの動態情報の送信とを確実に行うことができる。その結果、指先や画面の汚れなどを原因とした車載端末のディスプレイ画面上に表示された動態表示スイッチの押し直しや、押し忘れを無くし、この動態表示スイッチの操作に伴うタクシー発車時の乗務員の注意散漫も解消され、安全な発車や走行を行うことができる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、料金メータと動態表示灯とを連結する電線の電圧変化または電流変化から所定の動態表示スイッチの操作をスイッチ操作検知手段が検知し、その検出信号である操作信号をスイッチ操作検知手段から車載端末に近距離無線送信する。
これにより、料金メータと動態表示灯とを連結する電線にスイッチ操作検知手段を電気的に接続するだけで、既存のタクシーに、本考案のタクシー配車システムを簡単に組み込むことができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、タクシーの空車時に電線の電圧をaVとし、実車時の電圧をbVとしたとき、電線の電圧がaVからbVに変化した時には、スイッチ操作検知手段から車載端末に、実車時の操作信号S1が近距離無線送信される。
また、この電圧がbVからaVに変化した時には、スイッチ操作検知手段から車載端末に空車時の操作信号S2が近距離無線送信される。
これにより、簡単な構造の配車デバイスを利用して、電線の電圧変化からタクシーの空車と実車との動態の変更を確実に検出して車載端末に送信することができる。
この考案の実施例1に係るタクシー配車システムの一部が搭載されたタクシーの車内斜視図である。 この考案の実施例1に係るタクシー配車システムの全体構成図である。
以下、この考案の実施例を、図面を参照して具体的に説明する。なお、配車センターの配車管理端末は、所属する複数台のタクシーを配車管理するものの、ここでは説明の都合上、1台のタクシーのみについて説明する。
図1において、10はこの考案の実施例1に係るタクシー配車システムで、このタクシー配車システム10は、タクシー11に搭載されたタブレット(車載端末)12から配車センターのパソコン(配車管理端末)13に、インターネット回線(無線通信)14を介して送信されたタクシー11の位置情報および動態情報に基づき、タクシー11の配車および配車管理を行うものである。
図1および図2に示すように、タクシー配車システム10は、このタブレット12の他に、タクシー11に搭載されて、タクシー11の料金を算出するとともに、乗務員がタクシー11の動態状況に応じて操作する複数の動態表示スイッチ(実車用動態表示スイッチ15A、空車用動態表示スイッチ15B)が配設された料金メータ16と、料金メータ16に電線17を介して接続されて、操作された動態表示スイッチ15A(15B)に応じて表示内容が変更される動態表示灯18と、選択された動態表示スイッチ15A(15B)の操作を検知して、操作信号S1(S2)をタブレット12に近距離無線送信するスイッチ操作検知手段19と、タブレット12に格納された配車アプリケーションプログラムとを備えている。
以下、これらの構成体とを具体的に説明する。
タブレット12は、タクシー11の位置情報を取得するGPS手段20と、ディスプレイDとが配設されて、近距離無線送信を行うブルートゥース(登録商標)機能を有したモバイル端末で、ホルダ21を介してインパネアッパーケース22に取り付けられている。ブルートゥース(登録商標)とは、数m〜十m程度の距離の情報機器間で、電波により簡易な情報のやりとりを行う近距離無線通信規格の1つである。
料金メータ16は、タクシー11のセンターコンソール23に設けられて、タクシー11の走行距離などから乗車料金(運賃)を算出する計測機器である。この料金メータ16は横長箱状のもので、その前面の中央部には料金表示ディスプレイ24が配置されている。また、料金メータ16の前面の右端部には、乗務員がタクシー11の動態状況に応じて操作する、実車用動態表示スイッチ15Aと、空車用動態表示スイッチ15Bとが縦に配列されている。
動態表示灯18は、横長な矩形箱状の電気表示装置で、タクシー11のダッシュボード25に立設されている。この動態表示灯18の表面(車外面)の全域には、料金メータ16に電線17を介して接続されて、操作された各動態表示スイッチ15A,15Bに応じて表示内容が変更される電光表示板26が設けられている。電光表示板26は、多数のLED(発光ダイオード)を縦横に配列したものである。
電線17の途中には、2本の分岐電線17a、17bが離間して接続されている。このうち、一方の分岐電線17aにはIP無線機27が接続され、他方の分岐電線17bにはスイッチ操作検知手段19が接続されている。
IP無線機27は、インターネット回線14を利用して、配車センターのオペレータと通話するための無線機器である。
電線17とスイッチ操作検知手段19とを接続する他方の分岐電線17bの途中部分には、図示しないものの1chのフォトカプラー基板が電気的に接続されている。
スイッチ操作検知手段19は、センターコンソール23の下部内に設けられて、中央演算装置のCPU28と、電線17の電圧変化を検知する検知部29と、検知部29の検知信号を操作信号S1,S2としてタブレット12に近距離無線送信するためのブルートゥース(登録商標)送信部(近距離無線送信部)30とを有している(図1)。
ブルートゥース(登録商標)送信部30は、検知部29からの電圧変化を“0”、“1”に変換し、タブレット12とブルートゥース(登録商標)で近接無線通信するための電気回路である。ブルートゥース(登録商標)通信には、Bluetooth(登録商標)機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイルであるSPP(Serial Port Profile)が採用されている。
ここでは、空車時の電線17の電圧aVが0.8V、実車時の電圧bVが13.8Vの場合、電圧が0.8Vから13.8Vに変化したことを検知部29が検知した時、空車状態から“実車”の動態表示スイッチ15Aが押下されたことを示す“1”の実車時の操作信号S1が、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に近距離無線通信される。
また、電圧が13.8Vから0.8Vに変化したことを検知部29が検知した時、実車状態から“空車”の動態表示スイッチ15Bが押下されたことを示す“0”の空車時の操作信号S2が、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に近距離無線送信される。
配車アプリケーションプログラムは、タブレット12の記憶部31に記憶された車載用のものである。この車載用の配車アプリケーションプログラムは、各操作信号S1,S2からタクシー11の動態を判定する動態判定プログラムと、アプリ起動時にアプリ用サーバ(図示せず)から取得したタクシー11の周辺マップMの上に、GPS手段20から得られたタクシー11の現在位置(位置情報)と、動態判定プログラムから得られたタクシー11の現在の動態(動態情報)とを重ね合わせたものを、ディスプレイDに表示するための配車マップ用プログラムと、タクシー11の位置情報と動態情報とを、タブレット12からパソコン13にインターネット送信させるための情報送信用プログラムとを有している。
タクシー11の現在位置は、周辺マップMにタクシー11を示すタグ(マーク)32により表示される。また、タクシー11の動態情報は、タグ32の色分けにより表示する。具体的には、“空車”を青色、“実車”を赤色により表す。
配車センターのパソコン13は、インターネット回線14を介して、タブレット12から送信されたタクシー11の位置情報と動態情報とに基づき、タクシー11の現在位置および動態状況を管理するものである。このパソコン13の記憶部には、配車センター側の配車アプリケーションプログラムを記憶している。
この配車センター側の配車アプリケーションプログラムは、アプリ起動時にアプリ用サーバから取得したタクシー11の周辺マップM1上に、タクシー11を示す現在位置および現在の動態を重ね合わせたものをタグ32Aとして、ディスプレイD1に表示するための配車センター側の配車マップ用プログラムを有している。
なお、図1において、符号15aは、タブレット12のディスプレイDに表示された実車用動態表示スイッチである。また、符号15bは、このディスプレイDに表示された空車用動態表示スイッチである。
次に、図1および図2を参照して、この考案のタクシー配車システム10によるタクシー11の配車管理を説明する。
図1および図2に示すように、タクシー11は、タブレット12のGPS手段20から取得したGPS位置情報と動態情報とが、インターネット回線14を介して配車センターのパソコン13に送信され、そのディスプレイD1の地図上に、タクシー11の現在位置と現在の動態(営業状況)とが反映されて管理される。以下、具体的にこれを説明する。
空車状態のタクシー11に利用者(顧客)が乗車したとき、乗務員は料金メータ16の実車用動態表示スイッチ15Aを押下する。これにより、料金メータ16と電線17を介して接続された動態表示灯18の表示が、空車から実車へ変更される。
このとき、電線17の電圧変化をスイッチ操作検知手段19が検知し、このデバイスから実車時の操作信号S1がタブレット12に近距離無線送信される。詳しくは、電線17を流れる電気は、空車時の電圧aVが0.8V、実車時に流れる電圧bVが13.8Vである。そのため、電圧が0.8Vから13.8Vに変化したことを検知部29が検知した時、この検知に基づき、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に対して、空車状態で“実車”の動態表示スイッチ15Aが押下されたことを示す“1”の実車時の操作信号S1がブルートゥース(登録商標)により近距離無線送信される。
あらかじめディスプレイDの画面の周辺マップMに、GPS手段20から得られたタクシー11の現在位置と、このタクシー11が空車状態であることとが青色のタグ32として反映されている。
この状態で、タブレット12が、スイッチ操作検知手段19からの実車時の操作信号S1を受信すると、動態判定プログラムによりタクシー11の動態が実車状態であることが判定される。これに基づき、配車マップ用プログラムにより、周辺マップM上のタクシー11のタグ32の色が、“実車”を示す赤色に変更される。
同時に、情報送信用プログラムにより、タクシー11の動態情報(実車情報)が、インターネット回線14を介して、タブレット12から配車センターのパソコン13に送信される。もちろん、タクシー11の位置情報は、情報送信用プログラムによってパソコン13に数秒間隔で送信されているものとする。
パソコン13では、タブレット12から取得された位置情報と動態情報とが、ディスプレイD1の地図上に、タクシー11の現在位置と現在の“実車”の営業状況(赤色のタグ32A)として反映されて、利用者からのスマートフォンや電話での配車依頼などに備えて管理される。
また、実車状態のタクシー11が乗客を降ろした際に、乗務員が料金メータ16の空車用動態表示スイッチ15Bを押下する。これにより、動態表示灯18の表示が実車から空車へ変更される。このとき、電線17の電圧が13.8Vから0.8Vに変化する。これをスイッチ操作検知手段19の検知部29が検知し、これに基づき、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に対して、実車時に“空車”の動態表示スイッチ15Bが押下されたことを示す“0”の空車時の操作信号S2が、ブルートゥース(登録商標)により近距離無線送信される。
タブレット12が、スイッチ操作検知手段19からの空車時の操作信号S2を受信すると、動態判定プログラムによりタクシー11の動態が空車状態であることが判定される。これに基づき、配車マップ用プログラムにより、周辺マップM上のタクシー11のタグ32が、“空車”を示す青色に変更される。
同時に、情報送信用プログラムにより、タクシー11の動態情報(空車情報)が、インターネット回線14を介して、タブレット12から配車センターのパソコン13に送信される。
パソコン13では、これらの位置情報と動態情報とが、ディスプレイD1に表示された周辺マップM1上に、同じく青色のタグ32Aとして反映される。
このように、タクシー配車システム10では、料金メータ16の各動態表示スイッチ15A,15Bの1回の押下操作のみで、タブレット12のディスプレイDの画面上に表示された動態表示スイッチ15a,15bを押下操作することなく、動態表示灯18の動態表示と、タブレット12を経由した配車センターへの動態情報(位置情報を含む)の送信とを確実に行うことができる。
その結果、指先や画面の汚れなどを原因としたタブレット12のディスプレイDの画面上に表示された動態表示スイッチ15a,15bの押し直しや押し忘れを無くし、この動態表示スイッチ15a,15bの操作による発車時の乗務員の注意散漫も解消され、安全な発車と走行とを行うことができる。
また、料金メータ16と動態表示灯18とを連結する電線17の電圧変化から所定の動態表示スイッチ15A,15Bの操作をスイッチ操作検知手段19が検知し、その検出信号である操作信号S1,S2をスイッチ操作検知手段19からタブレット12に近距離無線送信するため、料金メータ16と動態表示灯18とを連結する電線17にスイッチ操作検知手段19を電気的に接続するだけで、既存のタクシー11に、本考案のタクシー配車システム10を簡単に組み込むことができる。
さらには、このように電圧がaVからbVに変化した時には、スイッチ操作検知手段19のブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に、実車時の操作信号S1が近距離無線送信され、電圧がbVからaVに変化した時には、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に空車時の操作信号S2が近距離無線送信されるように構成したため、電線17の電圧変化からタクシー11の空車と実車との動態の変更を確実に検出して、タブレット12に送信することができる。
この考案は、タクシーの配車および配車管理を行うためのタクシー配車システムの技術として有用である。
10 タクシー配車システム、
11 タクシー、
12 タブレット(車載端末)、
13 パソコン(配車管理端末)、
14 インターネット回線(無線通信)、
15A 実車用動態表示スイッチ、
15B、空車用動態表示スイッチ、
16 料金メータ、
17 電線、
18 動態表示灯、
19 スイッチ操作検知手段、
20 GPS手段、
30 ブルートゥース(登録商標)送信部(近距離無線送信部)、
D ディスプレイ、
M 周辺マップ、
S1 実車時の操作信号、
S2 空車時の操作信号。
この考案はタクシー配車システム、詳しくはタクシーの配車管理を行うためのタクシー配車システムに関する。
近年、GPS機能とタッチパネル方式のディスプレイを搭載したタブレット(車載端末)の普及に伴い、タクシーの現在位置や動態状況をディスプレイ画面上の周辺マップに表示する配車アプリケーションプログラムを利用した簡易なタクシー配車システムが開発されている(例えば、特許文献1など)。
例えば、タクシーの実車時に、乗務員が料金メータの実車スイッチを押下することで運賃の計算が開始されるとともに、料金メータと電線により接続された車内用の動態表示灯が“実車”と表示される。
次に、乗務員は、タブレットの画面上に表示された実車スイッチ(動態表示スイッチ)にタッチし、インターネット回線を介して、タブレットから配車センターのパソコン(配車管理端末)に実車通知信号を送信し、現在のタクシーが実車状況にあることを通知する。なお、タクシーの現在位置は、タブレットのGPS機能を利用したポーリング処理により数秒ごとに特定されており、この位置情報が、インターネット回線を介して、タブレットから配車センターのパソコン(配車管理端末)へと数秒ごとに送信されている。一般的に、このパソコンには、配車センター用の配車アプリケーションプログラムが格納されている。
配車センターでは、タブレットから送信されたタクシーの位置情報と動態情報とに基づき、パソコンのディスプレイ画面上に表示された営業エリアの周辺マップにタクシーの位置情報と動態情報とを重ね合わせて、タクシーの現在位置および動態状況を管理する。
特開2014−29580号公報
しかしながら、このように特許文献1のタクシー配車システムによれば、タクシーの実車時、乗務員が料金メータの実車スイッチを押下した後、目線をタブレットに移してディスプレイ画面上の実車スイッチをタッチしていた。
すなわち、乗務員は、動態表示灯の“実車”点灯と、配車センターへの“実車通知信号”の送信という発車準備を行うために、2回の押下操作を行わなければならず面倒であった。特に、タブレットのディスプレイはタッチパネル方式であるため、指先や画面の汚れなどで、ディスプレイ画面に表示された実車スイッチの反応が悪い場合があり、複数回押し直すこともあった。また、走行中にディスプレイ画面の実車スイッチの押し忘れに気づき、スイッチ操作することもあった。それらの際には、乗務員の注意も散漫となり、安全な発車や走行に支障をきたすおそれがあった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、料金メータと動態表示灯とを連結する電線にスイッチ操作検知手段を電気的に接続し、各動態表示スイッチの操作時に電線を流れる電気の電圧変化または電流変化から、対応する操作信号を取得し、この信号を近距離無線送信(近距離無線通信)によって車載端末に送信するように構成すれば、上述した問題はすべて解消されることを知見し、この考案を完成させた。
すなわち、この考案は、料金メータの動態表示スイッチの1回の押下操作のみで、動態表示灯の動態表示と、車載端末を経由した配車センターへの動態情報の送信とを確実に行うことができるタクシー配車システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、タクシーの位置情報を取得するGPS手段とディスプレイとが配設されて当該タクシーに搭載された車載端末を有し、この車載端末から配車センターの配車管理端末に無線送信された当該タクシーの位置情報および動態情報に基づき、上記タクシーの配車管理を行うタクシー配車システムにおいて、上記タクシーに搭載されて、該タクシーの料金を算出するとともに、乗務員が上記タクシーの動態に応じて操作する複数の動態表示スイッチが配設された料金メータと、この動態表示スイッチの操作を検知して、その操作信号を上記車載端末に送信するスイッチ操作検知手段と、上記車載端末に格納された配車アプリケーションプログラムとを備え、上記配車アプリケーションプログラムは、上記操作信号から上記タクシーの動態を判定する動態判定プログラムと、上記動態判定プログラムから得られた上記タクシーの動態情報と、上記GPS手段から得られた上記タクシーの位置情報とを反映した上記タクシーの周辺マップを上記ディプレイに表示する配車マップ用プログラムと、これらの動態情報と位置情報とを、上記車載端末から上記配車管理端末に無線送信する情報送信用プログラムとを有したタクシー配車システムである。
タクシー配車システムとは、配車アプリケーションプログラムが格納された車載端末を利用して、配車および配車管理を行うシステムである。
ここでいう「動態」とは、タクシーの現在の営業状態をいい、実車、空車、迎車、待機、休憩などをいう。
料金メータの種類は限定されない。料金計算装置、料金を表示するディスプレイ、各動態に応じた複数の動態表示スイッチとを有していればよい。
GPS手段としては、タクシーの現在位置を、人工衛星からの電波で測り知る全地球測位システム(Global Positioning System)を利用した各種のものを採用することができる。
ディスプレイとしては、画面に触れた指先で操作が可能なタッチパネル方式のものを採用することができる。
車載端末の種類は任意である。例えば、タブレット、スマートフォンなどを採用することができる。
スイッチ操作検知手段は、動態表示スイッチの操作(入力)を検知し、中央制御部(CPU;Central Processing Unit)にて演算など処理を行い、その結果として操作信号を車載端末に送信(出力)できるものであれば、その構成は任意である。
ここでいう「操作信号」とは、対応する動態表示スイッチの操作時、上記電線を流れる電気の電圧変化または電流変化に基づき、スイッチ操作検知手段により作成された信号である。
ここでのスイッチ操作検知手段から車載端末への情報伝達は、無線送信でも、有線送信でもよい。
スイッチ操作検知手段の電源としては、例えば、シガーソケットや車用コンセントを用いて確保される車載バッテリを採用することができる。その他、電池でもよい。
ここでの配車アプリケーションプログラムは、タクシーの乗務員が利用する車載用のものである。
動態判定プログラムは、スイッチ操作検知手段から車載端末に送信された操作信号に基づき、タクシーの動態を判定するためのものであって、その判定方法は任意である。
配車マップ用プログラムは、GPS手段から取得したタクシーの位置情報に基づいて、例えば、配車アプリケーションプログラム制作会社のサーバや、配車センターのサーバなどから取得したタクシーの周辺マップを、車載端末のディスプレイに表示する。しかも、この周辺マップに、この位置情報と、動態判定プログラムからの動態情報とをそれぞれ反映してディプレイに表示するものである。
ここでいう「周辺マップ上に、タクシーの動態情報と位置情報とをそれぞれ反映する」とは、周辺マップ上に、タクシーの位置情報に基づいて取得したタクシーの位置と、動態判定プログラムからの動態情報に基づいて取得したタクシーの動態とを重ね合わせて(関連付けて)表示することをいう。具体例を挙げれば、周辺マップにタクシーの現在位置を示すタグ(マーク)を表示し、このタグを色分けすることで、タクシーの現在の動態を表示することをいう。
情報送信用プログラムとは、これらの動態情報と位置情報とを、車載端末から配車管理端末に無線送信するものである。無線送信としては、例えば、インターネット回線やPHS(Personal Handy−phone System)を利用した送信を採用することができる。
配車アプリケーションプログラムは、例えば、車載端末の記憶部に格納(記憶)することができる。その他、車載端末が内蔵するデバイスドライバから入力してもよい。
配車管理端末としては、例えば、各種のパソコンを採用することができる。
配車管理端末には、配車センターのオペレータが利用する別の配車アプリケーションプログラムを格納することができる。配車センター用の配車アプリケーションプログラムでは、配車管理端末のディスプレイ画面上に営業エリアの周辺マップを表示するとともに、車載端末から送信されたタクシーの位置情報と動態情報とに基づき、タクシーの現在位置および動態状況を管理する。配車管理端末が管理できるタクシーの台数は任意である。
また、請求項2に記載の考案は、上記料金メータに電線を介して接続されて、操作された上記動態表示スイッチに応じて表示内容が変更される動態表示灯を有し、上記スイッチ操作検知手段は、上記電線の電圧変化または電流変化から取得した上記動態表示スイッチの操作信号を、上記車載端末に近距離無線送信するものである請求項1に記載のタクシー配車システムである。
動態表示灯としては、例えば、ダッシュボードなどに設置される車内用のもので、タクシーの動態を表示するためのディスプレイなどが設けられている。この動態表示灯と料金メータとは、情報伝達用の電線によって接続されている。
スイッチ操作検知手段の構成としては、例えば、電線を流れる電気の電圧変化または電流変化を検出する検出部と、その検出信号を操作信号として、車載端末に近距離無線送信する近距離無線送信部とを有したものを採用することができる。
スイッチ操作検知手段の検知部の回路構成は任意である。
近距離無線送信(通信)の種類は任意である。例えば、数m〜10m程度の距離の情報機器間で、電波により簡易な情報のやりとりを行うブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))を採用することができる。ブルートゥース(登録商標)は、デジタル機器用の近距離無線通信規格の1つで、Bluetooth(登録商標) Basic Rate/Enhanced Data Rate(BR/EDR)と、Bluetooth(登録商標) Low Energy(LE)から構成されている。
ブルートゥース(登録商標)のプロファイルとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイルである、SPP(Serial Port Profile)などを採用することができる。
また、請求項3に記載の考案は、上記各動態表示スイッチは、上記タクシーの空車状態に対応した空車用動態表示スイッチと、実車状態に対応した実車用動態表示スイッチとを有し、空車時の上記電線の電圧をaV、実車時の該電線の電圧をbVと規定し、上記スイッチ操作検知手段は、選択された動態表示スイッチの操作を検知する検知部と、対応する操作信号を上記車載端末に送信する近距離無線送信部とを有するとともに、上記電線の電圧がaVからbVに変化した際に、空車状態で上記実車用動態表示スイッチが押下されたことを示す実車時の操作信号S1を上記車載端末に近距離無線送信し、上記電線の電圧がbVからaVに変化した際に、実車状態で上記空車用動態表示スイッチが押下されたことを示す空車時の操作信号S2を、上記車載端末に近距離無線送信するものである請求項2に記載のタクシー配車システムである。
請求項1に記載の考案によれば、料金メータと動態表示灯とを連結する電線にスイッチ操作検知手段が電気的に接続されている。そのため、各動態表示スイッチの操作時、電線の電圧変化または電流変化をスイッチ操作検知手段が検知し、このスイッチ操作検知手段から操作信号が車載端末に送信される。
この車載端末では、配車アプリケーションプログラムの動態判定プログラムにより操作信号からタクシーの現在の動態状況が判定される。
また、配車マップ用プログラムによって、その判定された動態情報と、GPS手段から得られたタクシーの位置情報とが、ディスプレイに表示されたタクシーの周辺マップに重ね合わせて表示される。
さらには、情報送信用プログラムにより、タクシーの位置情報と動態情報とが、車載端末から配車センターの配車管理端末に送信される。
配車センターでは、配車管理端末がこれらの情報を受信し、利用者からの配車依頼などに備えてタクシーの現在位置および動態状況を管理する。
このように、料金メータの動態表示スイッチの1回の押下操作のみで、動態表示灯の動態表示と、車載端末を経由した配車センターへの動態情報の送信とを確実に行うことができる。その結果、指先や画面の汚れなどを原因とした車載端末のディスプレイ画面上に表示された動態表示スイッチの押し直しや、押し忘れを無くし、この動態表示スイッチの操作に伴うタクシー発車時の乗務員の注意散漫も解消され、安全な発車や走行を行うことができる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、料金メータと動態表示灯とを連結する電線の電圧変化または電流変化から所定の動態表示スイッチの操作をスイッチ操作検知手段が検知し、その検出信号である操作信号をスイッチ操作検知手段から車載端末に近距離無線送信する。
これにより、料金メータと動態表示灯とを連結する電線にスイッチ操作検知手段を電気的に接続するだけで、既存のタクシーに、本考案のタクシー配車システムを簡単に組み込むことができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、タクシーの空車時に電線の電圧をaVとし、実車時の電圧をbVとしたとき、電線の電圧がaVからbVに変化した時には、スイッチ操作検知手段から車載端末に、実車時の操作信号S1が近距離無線送信される。
また、この電圧がbVからaVに変化した時には、スイッチ操作検知手段から車載端末に空車時の操作信号S2が近距離無線送信される。
これにより、簡単な構造の配車デバイスを利用して、電線の電圧変化からタクシーの空車と実車との動態の変更を確実に検出して車載端末に送信することができる。
この考案の実施例1に係るタクシー配車システムの一部が搭載されたタクシーの車内斜視図である。 この考案の実施例1に係るタクシー配車システムの全体構成図である。
以下、この考案の実施例を、図面を参照して具体的に説明する。なお、配車センターの配車管理端末は、所属する複数台のタクシーを配車管理するものの、ここでは説明の都合上、1台のタクシーのみについて説明する。
図1において、10はこの考案の実施例1に係るタクシー配車システムで、このタクシー配車システム10は、タクシー11に搭載されたタブレット(車載端末)12から配車センターのパソコン(配車管理端末)13に、インターネット回線(無線通信)14を介して送信されたタクシー11の位置情報および動態情報に基づき、タクシー11の配車および配車管理を行うものである。
図1および図2に示すように、タクシー配車システム10は、このタブレット12の他に、タクシー11に搭載されて、タクシー11の料金を算出するとともに、乗務員がタクシー11の動態状況に応じて操作する複数の動態表示スイッチ(実車用動態表示スイッチ15A、空車用動態表示スイッチ15B)が配設された料金メータ16と、料金メータ16に電線17を介して接続されて、操作された動態表示スイッチ15A(15B)に応じて表示内容が変更される動態表示灯18と、選択された動態表示スイッチ15A(15B)の操作を検知して、操作信号S1(S2)をタブレット12に近距離無線送信するスイッチ操作検知手段19と、タブレット12に格納された配車アプリケーションプログラムとを備えている。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
タブレット12は、タクシー11の位置情報を取得するGPS手段20と、ディスプレイDとが配設されて、近距離無線送信を行うブルートゥース(登録商標)機能を有したモバイル端末で、ホルダ21を介してインパネアッパーケース22に取り付けられている。ブルートゥース(登録商標)とは、数m〜十m程度の距離の情報機器間で、電波により簡易な情報のやりとりを行う近距離無線通信規格の1つである。
料金メータ16は、タクシー11のセンターコンソール23に設けられて、タクシー11の走行距離などから乗車料金(運賃)を算出する計測機器である。この料金メータ16は横長箱状のもので、その前面の中央部には料金表示ディスプレイ24が配置されている。また、料金メータ16の前面の右端部には、乗務員がタクシー11の動態状況に応じて操作する、実車用動態表示スイッチ15Aと、空車用動態表示スイッチ15Bとが縦に配列されている。
動態表示灯18は、横長な矩形箱状の電気表示装置で、タクシー11のダッシュボード25に立設されている。この動態表示灯18の表面(車外面)の全域には、料金メータ16に電線17を介して接続されて、操作された各動態表示スイッチ15A,15Bに応じて表示内容が変更される電光表示板26が設けられている。電光表示板26は、多数のLED(発光ダイオード)を縦横に配列したものである。
電線17の途中には、2本の分岐電線17a、17bが離間して接続されている。このうち、一方の分岐電線17aにはIP無線機27が接続され、他方の分岐電線17bにはスイッチ操作検知手段19が接続されている。
IP無線機27は、インターネット回線14を利用して、配車センターのオペレータと通話するための無線機器である。
電線17とスイッチ操作検知手段19とを接続する他方の分岐電線17bの途中部分には、図示しないものの1chのフォトカプラー基板が電気的に接続されている。
スイッチ操作検知手段19は、センターコンソール23の下部内に設けられて、中央演算装置のCPU28と、電線17の電圧変化を検知する検知部29と、検知部29の検知信号を操作信号S1,S2としてタブレット12に近距離無線送信するためのブルートゥース(登録商標)送信部(近距離無線送信部)30とを有している(図1)。
ブルートゥース(登録商標)送信部30は、検知部29からの電圧変化を“0”、“1”に変換し、タブレット12とブルートゥース(登録商標)で近接無線通信するための電気回路である。ブルートゥース(登録商標)通信には、Bluetooth(登録商標)機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイルであるSPP(Serial Port Profile)が採用されている。
ここでは、空車時の電線17の電圧aVが0.8V、実車時の電圧bVが13.8Vの場合、電圧が0.8Vから13.8Vに変化したことを検知部29が検知した時、空車状態から“実車”の動態表示スイッチ15Aが押下されたことを示す“1”の実車時の操作信号S1が、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に近距離無線通信される。
また、電圧が13.8Vから0.8Vに変化したことを検知部29が検知した時、実車状態から“空車”の動態表示スイッチ15Bが押下されたことを示す“0”の空車時の操作信号S2が、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に近距離無線送信される。
配車アプリケーションプログラムは、タブレット12の記憶部31に記憶された車載用のものである。この車載用の配車アプリケーションプログラムは、各操作信号S1,S2からタクシー11の動態を判定する動態判定プログラムと、アプリ起動時にアプリ用サーバ(図示せず)から取得したタクシー11の周辺マップMの上に、GPS手段20から得られたタクシー11の現在位置(位置情報)と、動態判定プログラムから得られたタクシー11の現在の動態(動態情報)とを重ね合わせたものを、ディスプレイDに表示するための配車マップ用プログラムと、タクシー11の位置情報と動態情報とを、タブレット12からパソコン13にインターネット送信させるための情報送信用プログラムとを有している。
タクシー11の現在位置は、周辺マップMにタクシー11を示すタグ(マーク)32により表示される。また、タクシー11の動態情報は、タグ32の色分けにより表示する。具体的には、“空車”を青色、“実車”を赤色により表す。
配車センターのパソコン13は、インターネット回線14を介して、タブレット12から送信されたタクシー11の位置情報と動態情報とに基づき、タクシー11の現在位置および動態状況を管理するものである。このパソコン13の記憶部には、配車センター側の配車アプリケーションプログラムを記憶している。
この配車センター側の配車アプリケーションプログラムは、アプリ起動時にアプリ用サーバから取得したタクシー11の周辺マップM1上に、タクシー11を示す現在位置および現在の動態を重ね合わせたものをタグ32Aとして、ディスプレイD1に表示するための配車センター側の配車マップ用プログラムを有している。
なお、図1において、符号15aは、タブレット12のディスプレイDに表示された実車用動態表示スイッチである。また、符号15bは、このディスプレイDに表示された空車用動態表示スイッチである。
次に、図1および図2を参照して、この考案のタクシー配車システム10によるタクシー11の配車管理を説明する。
図1および図2に示すように、タクシー11は、タブレット12のGPS手段20から取得したGPS位置情報と動態情報とが、インターネット回線14を介して配車センターのパソコン13に送信され、そのディスプレイD1の地図上に、タクシー11の現在位置と現在の動態(営業状況)とが反映されて管理される。以下、具体的にこれを説明する。
空車状態のタクシー11に利用者(顧客)が乗車したとき、乗務員は料金メータ16の実車用動態表示スイッチ15Aを押下する。これにより、料金メータ16と電線17を介して接続された動態表示灯18の表示が、空車から実車へ変更される。
このとき、電線17の電圧変化をスイッチ操作検知手段19が検知し、このデバイスから実車時の操作信号S1がタブレット12に近距離無線送信される。詳しくは、電線17を流れる電気は、空車時の電圧aVが0.8V、実車時に流れる電圧bVが13.8Vである。そのため、電圧が0.8Vから13.8Vに変化したことを検知部29が検知した時、この検知に基づき、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に対して、空車状態で“実車”の動態表示スイッチ15Aが押下されたことを示す“1”の実車時の操作信号S1がブルートゥース(登録商標)により近距離無線送信される。
あらかじめディスプレイDの画面の周辺マップMに、GPS手段20から得られたタクシー11の現在位置と、このタクシー11が空車状態であることとが青色のタグ32として反映されている。
この状態で、タブレット12が、スイッチ操作検知手段19からの実車時の操作信号S1を受信すると、動態判定プログラムによりタクシー11の動態が実車状態であることが判定される。これに基づき、配車マップ用プログラムにより、周辺マップM上のタクシー11のタグ32の色が、“実車”を示す赤色に変更される。
同時に、情報送信用プログラムにより、タクシー11の動態情報(実車情報)が、インターネット回線14を介して、タブレット12から配車センターのパソコン13に送信される。もちろん、タクシー11の位置情報は、情報送信用プログラムによってパソコン13に数秒間隔で送信されているものとする。
パソコン13では、タブレット12から取得された位置情報と動態情報とが、ディスプレイD1の地図上に、タクシー11の現在位置と現在の“実車”の営業状況(赤色のタグ32A)として反映されて、利用者からのスマートフォンや電話での配車依頼などに備えて管理される。
また、実車状態のタクシー11が乗客を降ろした際に、乗務員が料金メータ16の空車用動態表示スイッチ15Bを押下する。これにより、動態表示灯18の表示が実車から空車へ変更される。このとき、電線17の電圧が13.8Vから0.8Vに変化する。これをスイッチ操作検知手段19の検知部29が検知し、これに基づき、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に対して、実車時に“空車”の動態表示スイッチ15Bが押下されたことを示す“0”の空車時の操作信号S2が、ブルートゥース(登録商標)により近距離無線送信される。
タブレット12が、スイッチ操作検知手段19からの空車時の操作信号S2を受信すると、動態判定プログラムによりタクシー11の動態が空車状態であることが判定される。これに基づき、配車マップ用プログラムにより、周辺マップM上のタクシー11のタグ32が、“空車”を示す青色に変更される。
同時に、情報送信用プログラムにより、タクシー11の動態情報(空車情報)が、インターネット回線14を介して、タブレット12から配車センターのパソコン13に送信される。
パソコン13では、これらの位置情報と動態情報とが、ディスプレイD1に表示された周辺マップM1上に、同じく青色のタグ32Aとして反映される。
このように、タクシー配車システム10では、料金メータ16の各動態表示スイッチ15A,15Bの1回の押下操作のみで、タブレット12のディスプレイDの画面上に表示された動態表示スイッチ15a,15bを押下操作することなく、動態表示灯18の動態表示と、タブレット12を経由した配車センターへの動態情報(位置情報を含む)の送信とを確実に行うことができる。
その結果、指先や画面の汚れなどを原因としたタブレット12のディスプレイDの画面上に表示された動態表示スイッチ15a,15bの押し直しや押し忘れを無くし、この動態表示スイッチ15a,15bの操作による発車時の乗務員の注意散漫も解消され、安全な発車と走行とを行うことができる。
また、料金メータ16と動態表示灯18とを連結する電線17の電圧変化から所定の動態表示スイッチ15A,15Bの操作をスイッチ操作検知手段19が検知し、その検出信号である操作信号S1,S2をスイッチ操作検知手段19からタブレット12に近距離無線送信するため、料金メータ16と動態表示灯18とを連結する電線17にスイッチ操作検知手段19を電気的に接続するだけで、既存のタクシー11に、本考案のタクシー配車システム10を簡単に組み込むことができる。
さらには、このように電圧がaVからbVに変化した時には、スイッチ操作検知手段19のブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に、実車時の操作信号S1が近距離無線送信され、電圧がbVからaVに変化した時には、ブルートゥース(登録商標)送信部30からタブレット12に空車時の操作信号S2が近距離無線送信されるように構成したため、電線17の電圧変化からタクシー11の空車と実車との動態の変更を確実に検出して、タブレット12に送信することができる。
この考案は、タクシーの配車および配車管理を行うためのタクシー配車システムの技術として有用である。
10 タクシー配車システム、
11 タクシー、
12 タブレット(車載端末)、
13 パソコン(配車管理端末)、
14 インターネット回線(無線通信)、
15A 実車用動態表示スイッチ、
15B、空車用動態表示スイッチ、
16 料金メータ、
17 電線、
18 動態表示灯、
19 スイッチ操作検知手段、
20 GPS手段、
30 ブルートゥース(登録商標)送信部(近距離無線送信部)、
D ディスプレイ、
M 周辺マップ、
S1 実車時の操作信号、
S2 空車時の操作信号。

Claims (3)

  1. タクシーの位置情報を取得するGPS手段とディスプレイとが配設されて当該タクシーに搭載された車載端末を有し、この車載端末から配車センターの配車管理端末に無線送信された当該タクシーの位置情報および動態情報に基づき、上記タクシーの配車管理を行うタクシー配車システムにおいて、
    上記タクシーに搭載されて、該タクシーの料金を算出するとともに、乗務員が上記タクシーの動態に応じて操作する複数の動態表示スイッチが配設された料金メータと、
    この動態表示スイッチの操作を検知して、その操作信号を上記車載端末に送信するスイッチ操作検知手段と、
    上記車載端末に格納された配車アプリケーションプログラムとを備え、
    上記配車アプリケーションプログラムは、上記操作信号から上記タクシーの動態を判定する動態判定プログラムと、上記動態判定プログラムから得られた上記タクシーの動態情報と、上記GPS手段から得られた上記タクシーの位置情報とを反映した上記タクシーの周辺マップを上記ディプレイに表示する配車マップ用プログラムと、これらの動態情報と位置情報とを、上記車載端末から上記配車管理端末に無線送信する情報送信用プログラムとを有したタクシー配車システム
  2. 上記料金メータに電線を介して接続されて、操作された上記動態表示スイッチに応じて表示内容が変更される動態表示灯を有し、
    上記スイッチ操作検知手段は、上記電線の電圧変化または電流変化から取得した上記動態表示スイッチの操作信号を、上記車載端末に近距離無線送信するものである請求項1に記載のタクシー配車システム。
  3. 上記各動態表示スイッチは、上記タクシーの空車状態に対応した空車用動態表示スイッチと、実車状態に対応した実車用動態表示スイッチとを有し、
    空車時の上記電線の電圧をaV、実車時の該電線の電圧をbVと規定し、
    上記スイッチ操作検知手段は、
    上記選択された動態表示スイッチの操作を検知する検知部と、対応する操作信号を上記車載端末に送信する近距離無線送信部とを有するとともに、
    上記電線の電圧がaVからbVに変化した際に、空車状態で上記実車用動態表示スイッチが押下されたことを示す実車時の操作信号S1を上記車載端末に近距離無線送信し、
    上記電線の電圧がbVからaVに変化した際に、実車状態で上記空車用動態表示スイッチが押下されたことを示す空車時の操作信号S2を、上記車載端末に近距離無線送信するものである請求項1に記載のタクシー配車システム。
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