JP3218931U - 広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具 - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子の背面に取り付ける広告具であって、広告表示内容を容易に交換可能な広告具を提供する。
【解決手段】広告具は、椅子Cの背凭れC2に取り付ける背凭れカバー110と、背凭れ上縁から座板C1上面までの長さL(1)以上、椅子の全高L(4)以下の長さL(3)を備え、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面152に施された垂下シート150とを含み、背凭れカバーの座面側の反対側である後側面112および垂下シートの裏面154の上方には、垂下シートを背凭れカバーに着脱自在に取り付けるための面ファスナー122、162をそれぞれ備える。
【選択図】図3
【解決手段】広告具は、椅子Cの背凭れC2に取り付ける背凭れカバー110と、背凭れ上縁から座板C1上面までの長さL(1)以上、椅子の全高L(4)以下の長さL(3)を備え、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面152に施された垂下シート150とを含み、背凭れカバーの座面側の反対側である後側面112および垂下シートの裏面154の上方には、垂下シートを背凭れカバーに着脱自在に取り付けるための面ファスナー122、162をそれぞれ備える。
【選択図】図3
Description
本考案は、床面等に自立させるための支持体および壁面等に固定するための金具等の特別な付属品が不要な広告具であって、特に、椅子の背面に取り付ける広告具であって、広告表示内容を容易に交換可能な広告具に関する。
多数の人が集まる各種の講習会や説明会等の会場には、その主催者の商品、サービス、会社、さらには、イベント等を宣伝広告するための広告具が設置されている場合がある。
そして、かかる広告具としては、通路等の人目につき易い場所に設置するスタンド式のものや、天井吊り下げ式のもの、さらには、壁掛け式のもの等が知られており、これら従来の広告具は、通路等の人目につき易い場所に設置されることにより、宣伝広告効果を発揮する。
そして、かかる広告具としては、通路等の人目につき易い場所に設置するスタンド式のものや、天井吊り下げ式のもの、さらには、壁掛け式のもの等が知られており、これら従来の広告具は、通路等の人目につき易い場所に設置されることにより、宣伝広告効果を発揮する。
このようなスタンド式の広告具では、床面に自立させるための脚体または支持体等が必要なことから構造が複雑化しコスト高を招く。一方、天井吊り下げ式または壁掛け式の広告具では、天井や壁面に固定する金具等が必要となり、その分、構造の複雑化やコスト高を招く。
このような問題点に鑑み、本出願人は、広告具を自立させるための支持体および壁面等に固定するための金具等の特別な付属品を不要にしてコストの低減を図ることのできる広告具を考案して出願している。この広告具は、実用新案登録第3139329号公報(特許文献1)に開示されており、座板と背凭れとの上下間に間隔が存する脚付きの椅子に適用可能な広告具であって、前記背凭れに対して上方から被せる背凭れカバー部と、前記背凭れカバー部の後面の下端から延長された垂下シート部を具備し、前記垂下シート部は、前記椅子の背凭れと座板との上下の前記間隔を覆い得る長さに設定されており、前記垂下シート部と前記背凭れカバー部の少なくとも一方の後面に文字や図形等の広告表示が施されているものである。
このような問題点に鑑み、本出願人は、広告具を自立させるための支持体および壁面等に固定するための金具等の特別な付属品を不要にしてコストの低減を図ることのできる広告具を考案して出願している。この広告具は、実用新案登録第3139329号公報(特許文献1)に開示されており、座板と背凭れとの上下間に間隔が存する脚付きの椅子に適用可能な広告具であって、前記背凭れに対して上方から被せる背凭れカバー部と、前記背凭れカバー部の後面の下端から延長された垂下シート部を具備し、前記垂下シート部は、前記椅子の背凭れと座板との上下の前記間隔を覆い得る長さに設定されており、前記垂下シート部と前記背凭れカバー部の少なくとも一方の後面に文字や図形等の広告表示が施されているものである。
特許文献1に開示された広告具は、その実施の形態に記載されているように、多数の人が集まる各種の講習会や説明会等の会場にて縦横に並べられる参加者用の多数の折り畳み式の会議用パイプ椅子の背面部に取り付けることにより、その後ろの列の着座者の最も注意を喚起できる目前で広告機能を発揮できて大きな宣伝広告効果を得ることができる点、広告具を自立させるための支持体や壁面等に固定するための金具等の特別な付属品を不要にしてコストの低減を図ることができる点、で好ましい。
このような実施の形態からもわかるように、会議用パイプ椅子を並べて会場を設営する場合、講習会や説明会等が終了する度に会議用パイプ椅子を撤収して、別の講習会や説明会等の準備として会議用パイプ椅子が並べられる。講習会や説明会等に集まる人が異なると、当然ながら宣伝広告対象者が異なり宣伝広告の対象となる商品またはサービス等も異なるために、大きな宣伝広告効果を得るためには、新たな別の広告具に変更しなければならない。また、講習会や説明会等に集まる人が同じであっても、たとえば季節によって宣伝広告の対象となる商品またはサービス等が異なる場合もあるので、このような場合にも
大きな宣伝広告効果を得るためには、新たな別の広告具に変更しなければならない。
大きな宣伝広告効果を得るためには、新たな別の広告具に変更しなければならない。
しかしながら、特許文献1に開示された広告具によると、文字や図形等の広告表示が施されているのは垂下シート部および/または背凭れカバー部の後面であるために、広告内容を変更するためには、別の広告表示が施されている新たな別の広告具に交換しなければならない。
このため、新たな別の広告表示が施されている広告具を手配および購入しなければならないために、汎用性が低く、かつ、コストが上昇する。さらに、特許文献1に開示された広告具は、上端部には下方に開放する背凭れカバー部を具備しており、設置する場合にはこの背凭れカバー部を椅子の背凭れに上方から被せる。この場合において、この広告具は伸縮性を有するシートで形成されているとはいえ、多数の会議用パイプ椅子の背凭れに背凭れカバー部を引っ張り伸ばして被せなければならない。会議用パイプ椅子の個数が多くなるとこの作業が大きな手間となり、会議用パイプ椅子が並べて広告具を設置する会場設営時間が長くなったり、会場設営時間が長引かせないためには多くの人手がかかるようになる。
このため、新たな別の広告表示が施されている広告具を手配および購入しなければならないために、汎用性が低く、かつ、コストが上昇する。さらに、特許文献1に開示された広告具は、上端部には下方に開放する背凭れカバー部を具備しており、設置する場合にはこの背凭れカバー部を椅子の背凭れに上方から被せる。この場合において、この広告具は伸縮性を有するシートで形成されているとはいえ、多数の会議用パイプ椅子の背凭れに背凭れカバー部を引っ張り伸ばして被せなければならない。会議用パイプ椅子の個数が多くなるとこの作業が大きな手間となり、会議用パイプ椅子が並べて広告具を設置する会場設営時間が長くなったり、会場設営時間が長引かせないためには多くの人手がかかるようになる。
本考案は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、汎用性が高く低コストで設置する手間の少ない、広告表示内容が容易に交換可能な椅子用の広告具を提供することである。
上記目的を達成するため、本考案に係る広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本考案に係る広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具は、座板と背凭れと脚とを備えた椅子に適用される広告具であって、前記背凭れに取り付ける背凭れ部と、前記背凭れ上縁から前記座板上面までの長さ以上前記椅子の全高以下の長さを備え、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面に施された垂下シートとを含み、前記背凭れ部の前記座面側の反対側および前記垂下シートの裏面の上方には、前記垂下シートを前記背凭れ部に着脱自在に取り付けるための治具をそれぞれ備えることを特徴とする。
すなわち、本考案に係る広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具は、座板と背凭れと脚とを備えた椅子に適用される広告具であって、前記背凭れに取り付ける背凭れ部と、前記背凭れ上縁から前記座板上面までの長さ以上前記椅子の全高以下の長さを備え、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面に施された垂下シートとを含み、前記背凭れ部の前記座面側の反対側および前記垂下シートの裏面の上方には、前記垂下シートを前記背凭れ部に着脱自在に取り付けるための治具をそれぞれ備えることを特徴とする。
好ましくは、前記背凭れ部は、前記背凭れに上方から被せる背凭れカバーであって、前記治具は、前記背凭れカバーの前記座面側とは反対面の背凭れ位置および前記背凭れ位置に対応する前記垂下シートの裏面の上方にそれぞれ備えるように構成することができる。
本考案に係る広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具によれば、汎用性が高く低コストで設置する手間の少ない、広告表示内容が容易に交換可能な椅子用の広告具を提供することができる。
以下、本考案の実施の形態である広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具(以下において単に広告具と記載する場合がある)100を、以下に示す図面に基づき詳しく説明する。
図1および図2は、広告具100単体の図であって、図1は広告具100の斜視図であって垂下シート(A)および背凭れカバー(B)をそれぞれ示し、図2は広告具100の全体正面図であって垂下シート(A)および背凭れカバー(B)をそれぞれ示す。図3〜図5は、広告具100を折り畳み式の会議用パイプ椅子(以下において単にパイプ椅子または椅子と記載する場合がある)Cに装着した場合の縦断面図(図3)、斜視図(図4)および装着手順を示す図(図5)である。さらに、図6は広告具100を複数のパイプ椅子Cに装着した場合の使用態様を示す斜視図である。
図1および図2は、広告具100単体の図であって、図1は広告具100の斜視図であって垂下シート(A)および背凭れカバー(B)をそれぞれ示し、図2は広告具100の全体正面図であって垂下シート(A)および背凭れカバー(B)をそれぞれ示す。図3〜図5は、広告具100を折り畳み式の会議用パイプ椅子(以下において単にパイプ椅子または椅子と記載する場合がある)Cに装着した場合の縦断面図(図3)、斜視図(図4)および装着手順を示す図(図5)である。さらに、図6は広告具100を複数のパイプ椅子Cに装着した場合の使用態様を示す斜視図である。
本実施の形態に係る広告具100は、図3〜図5に示すように、折り畳み式の会議用パイプ椅子Cに好適に適用される。このパイプ椅子Cは、座板C1と背凭れC2と前脚C3および後脚C4とを備えた椅子であるが、本考案に係る広告具の適用がこのようなパイプ椅子Cに限定されるものではなく、座板と背凭れと脚とを備えた椅子でありさえすればよい。特に、背凭れC2と座板C1の上下に間隔が存在しない構造の椅子、すなわち、背凭れC2の下端が座板C1まで延長されている構造の椅子であっても本考案に係る広告具は適用可能である。
このパイプ椅子Cは、より詳しくは、上端に背凭れC2が取り付けられた椅子フレーム(前脚C3および後脚C4で構成)の上下方向の中程に座板C1が取り付けられている。椅子フレームは、パイプを曲げ加工した長方形枠状の前脚C3と、U字状に曲成されたパイプから成る後脚C4とから構成されており、後脚C4の上部両端はピンC5によって、前脚C3の左右両辺における上下方向の中程に回動自在に軸支されている。
広告具100単体を示す図1および図2を参照して、この広告具100は、背凭れC2に取り付ける背凭れ部(より詳しくは背凭れカバー110)と、背凭れC2上縁から座板C1上面までの長さ以上椅子Cの全高以下の長さを備え、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面152に施された垂下シート150とを含んで構成されている。そして、特徴的であるのは、背凭れ部(背凭れカバー110)の座面側の反対側(図4に示す後側であって図3に示す後側面112)および垂下シート150の裏面154の上方には、垂下シート150を背凭れ部(背凭れカバー110)に着脱自在に取り付けるための治具(ここではオス型(またはメス型)の面ファスナー122およびメス型(またはオス型)の面ファスナー162)をそれぞれ備える点である。面ファスナー122がオス型である場合には面ファスナー162はメス型であって、面ファスナー122がメス型である場合には面ファスナー162はオス型となる。
さらに、図1および図2に示すように、この背凭れ部は、背凭れC2に上方から被せる背凭れカバー110であってもよい。さらに、これらの治具は、背凭れカバー110の座面側とは反対面(後側面112)の背凭れC2の位置および背凭れC2の位置に対応する垂下シート150の裏面154の上方にそれぞれ備える。なお、これらの治具は、面ファスナーに限定されるものではなく、垂下シート150を背凭れカバー110に着脱自在に
取り付けることができるものであればよく、ボタンとボタン穴との組合せ、オス型メス型一対ずつのスナップボタン、ファスナー、S極N極一対の磁石等であっても構わない。なお、椅子Cの背凭れC2に背凭れカバー110を引っ張り伸ばして被せるために、広告具100を構成する背凭れカバー110および垂下シート150のうちの少なくとも背凭れカバー110は伸縮性を有するシートで形成されている。以下においては、背凭れカバー110および垂下シート150は、同じ素材で構成されているものとする。このような特徴を備えた広告具100についてさらに詳しく説明する。
取り付けることができるものであればよく、ボタンとボタン穴との組合せ、オス型メス型一対ずつのスナップボタン、ファスナー、S極N極一対の磁石等であっても構わない。なお、椅子Cの背凭れC2に背凭れカバー110を引っ張り伸ばして被せるために、広告具100を構成する背凭れカバー110および垂下シート150のうちの少なくとも背凭れカバー110は伸縮性を有するシートで形成されている。以下においては、背凭れカバー110および垂下シート150は、同じ素材で構成されているものとする。このような特徴を備えた広告具100についてさらに詳しく説明する。
この広告具100を構成する背凭れカバー110は、伸縮性を有するシートで形成されており、製品状態では図1(B)に示す形状を、展開状態では図2(B)に示す形状を有している。また、この広告具100を構成する垂下シート150は、製品状態では図1(A)に示す形状を、展開状態では図2(A)に示すシート状の形状を有している。
図1〜図4に示すように、背凭れカバー110は、略長方形の形状を備えたシート(後側の面を後側面112および前側の面を前側面114とする)の上側短辺部に折り返し部116を延設して、図1(B)に示すように、この前側面114と折り返し部116との境界線が谷線になるように折り返して重なった左右周縁部を縫合したり接着したりすることにより、袋部118を形成している。なお、図2(B)に示すように、折り返して重なった左右周縁部は丸みを帯びさせているが、これはこの広告具が好適に適用されるパイプ椅子Cの背凭れC2の形状に合致させたものであって本考案はこのように丸みを帯びた形状に限定されるものではない。そして、座面C1側とは反対面である後側面112の上方の背凭れ位置には、面ファスナー122が貼付されている。
図1〜図4に示すように、背凭れカバー110は、略長方形の形状を備えたシート(後側の面を後側面112および前側の面を前側面114とする)の上側短辺部に折り返し部116を延設して、図1(B)に示すように、この前側面114と折り返し部116との境界線が谷線になるように折り返して重なった左右周縁部を縫合したり接着したりすることにより、袋部118を形成している。なお、図2(B)に示すように、折り返して重なった左右周縁部は丸みを帯びさせているが、これはこの広告具が好適に適用されるパイプ椅子Cの背凭れC2の形状に合致させたものであって本考案はこのように丸みを帯びた形状に限定されるものではない。そして、座面C1側とは反対面である後側面112の上方の背凭れ位置には、面ファスナー122が貼付されている。
また、図1〜図4に示すように、垂下シート150は、略長方形の形状を備えたシート(後側の面を表面152および前側の面を裏面154とする)であって、表面152に広告表示領域200を備え、裏面154に面ファスナー162が貼付されている。この面ファスナー162の形状および貼付位置は、面ファスナー122に対応する形状および貼付位置であって、たとえば、同じ形状であって、面ファスナー122と面ファスナー162とで垂下シート150を背凭れカバー110に取り付けた場合に背凭れカバー110の上縁(ここでは椅子Cの上縁と等しくなる)と垂下シート150の上縁とが一致する貼付位置である。広告表示領域200には、図示しないが、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が施されている。
この垂下シート150の大きさ(上下方向長さL(3))は、図3に示すように、椅子Cの背凭れC2上縁から座板C1上面までの長さL(1)以上であって、かつ、椅子Cの全高L(4)以下の長さを備える。このような長い長さの上下方向長さL(3)を垂下シート150が備えるために、大きな広告表示領域200を確保できるとともに、垂下シート150が椅子Cの後脚C4の下端部近傍まで延長されており着座者の手荷物を椅子Cの座板C1の下方に置いても後方の着座者には見えないから見苦しさを解消できるとともに手荷物の盗難防止にも有効である。
一方、背凭れカバー110の大きさ(上下方向長さL(2))は、少なくとも椅子Cの背凭れC2を覆うことができる長さがあればよい。本実施の形態においては、背凭れカバー110の長さL(2)は、椅子Cの背凭れC2を覆い、さらに後側面112で座面C1が隠れる程度まで延長させている。なお、このように背凭れカバー110を延長することにより、背凭れC2と座板C1との間の上下の間隔が垂下シート150により隠蔽されるので前方の着座者の身体が後方の着座者に見えなくなり会場全体の美的対策が図れるとともに、背凭れカバー110の後側面112にも生成された大きな広告表示領域に交換不要な広告表示を施すことにより垂下シート150を背凭れカバー110に取り付ける前の状態においても宣伝広告効果を得ることができる。
このような構造を備えた広告具100は、図5に示す手順で椅子Cに取り付けられる。まず、図5(A)に示すように前脚C3と後脚C4とが開かれて自立させた椅子Cの背凭れC2に、背凭れカバー110の袋部118が背凭れC2を覆うように被せる。このとき、椅子Cの背凭れC2の上方から背凭れカバー110を引っ張り伸ばして被せる(図5(B)参照)。なお、この図5(B)に示す状態(椅子Cの背凭れC2に背凭れカバー110を被せた状態)で、前脚C3と後脚C4とを閉じて椅子Cを収納するようにしても構わない。
そして、図5(B)に示すように、その椅子Cが並べられる講習会や説明会等に集まる人やその季節に対応させた宣伝広告がその表面152に施された垂下シート150を、面ファスナー162が面ファスナー122と対向するように準備する。次いで、図5(C)に示すように、面ファスナー162を面ファスナー122へ接合させて、垂下シート150を背凭れカバー110に取り付ける。この場合において、垂下シート150を背凭れカバー110に着脱自在に取り付けるための治具として面ファスナーを採用しているので、垂下シート150を背凭れカバー110に取り付ける際にも、垂下シート150を背凭れカバー110から取り外す際にも、容易に作業することができる。
そうすると、図4および図5(C)に示すように、この広告具100は、椅子Cの背面全体を覆った状態になる。そして、この状態では、垂下シート150の表面152(後側の面)にはその椅子Cが並べられる講習会や説明会等に集まる人やその季節に対応させた広告表示が施されているから、この表面152は、その後ろの列の椅子Cに着座した参加者の目前、すなわち、最も注意を喚起し易い場所に位置することになる。
より具体的には、図6に示すように、この広告具100は、各種の講習会や説明会等の会場に縦横に並べられる参加者用の椅子Cの背面部に装着して使用されるので、広告表示が施されている垂下シート150の表面152は、その後ろの列の椅子Cに着座した参加者の目前に位置することになる。したがって、通路等に設置するスタンド式の広告具等に比べ、宣伝広告機能が向上することになる。
なお、椅子Cを会場から撤収する場合には(別の会場で垂下シート150を取り替えてこの椅子Cを使用する場合には)、垂下シート150を背凭れカバー110から取り外して、背凭れカバー110は椅子Cの背凭れC2に取り付けた状態で(または背凭れカバー110も椅子Cの背凭れC2から取り外した状態で)、椅子Cの後脚C4を閉じて前脚C3に後脚C4を添わせて椅子Cを折り畳んで収納して別の場所へ運搬する。そして、別の場所において、上述した手順により椅子Cを並べて垂下シート150を取り付けて、新たな会場を設営する。
以上のようにして、本実施の形態に係る広告具100によると、垂下シート150を交換するだけで来場者に合致させた宣伝広告を表示させることができるとともに、広告表示領域200を備えた垂下シート150を容易に交換できるので、汎用性が高く低コストで、さらに手間が少なく、椅子用の広告具を提供することができる。
<変形例>
以下、図5に対応する図7を参照して、本実施の形態の変形例に係る広告具300について説明する。なお、適用対象となる椅子Cは上述した実施の形態と同じである。なお、上述した実施の形態と同じ構成については同じ参照符号を付しており、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
<変形例>
以下、図5に対応する図7を参照して、本実施の形態の変形例に係る広告具300について説明する。なお、適用対象となる椅子Cは上述した実施の形態と同じである。なお、上述した実施の形態と同じ構成については同じ参照符号を付しており、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
図7(B)に示すように、この広告具300は、背凭れC2に取り付ける背凭れ取り付け部310(上述した実施の形態における背凭れカバー110に対応)と、背凭れC2上縁から座板C1上面までの長さ以上椅子Cの全高以下の長さを備え、文字、図形、記号も
しくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面352の広告表示領域200に施された垂下シート350(上述した実施の形態における垂下シート150に対応)とを含んで構成されている。そして、特徴的であるのは、背凭れ取り付け部310の座面側の反対側および垂下シート350の裏面の上方には、垂下シート350を背凭れ取り付け部310に着脱自在に取り付けるための治具(ここではオス型(またはメス型)の面ファスナー322およびメス型(またはオス型)の面ファスナー362)をそれぞれ備える点である。なお、垂下シート350と垂下シート150との相違点は、垂下シート350が垂下シート150の面ファスナー162と形状および貼付位置が異なる面ファスナー362を備える点のみである。
しくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面352の広告表示領域200に施された垂下シート350(上述した実施の形態における垂下シート150に対応)とを含んで構成されている。そして、特徴的であるのは、背凭れ取り付け部310の座面側の反対側および垂下シート350の裏面の上方には、垂下シート350を背凭れ取り付け部310に着脱自在に取り付けるための治具(ここではオス型(またはメス型)の面ファスナー322およびメス型(またはオス型)の面ファスナー362)をそれぞれ備える点である。なお、垂下シート350と垂下シート150との相違点は、垂下シート350が垂下シート150の面ファスナー162と形状および貼付位置が異なる面ファスナー362を備える点のみである。
背凭れ取り付け部310は、少なくとも2個の輪状の巻き付け輪部312と(ここでは巻き付け輪部312は2個であるとする)、これらの巻き付け輪部312どうしを連結して接合する接合部314とを含んで構成される。たとえば、接合部314は椅子Cの前方側と後方側の2ヶ所で巻き付け輪部312どうしを接合する。そして、この巻き付け輪部312に縦長形状の面ファスナー322が貼付されている。なお、上述した実施の形態に係る広告具100と同様に、面ファスナー362の形状および貼付位置は、面ファスナー322に対応する形状および貼付位置であって、たとえば、同じ形状であって、面ファスナー322と面ファスナー362とで垂下シート350を背凭れ取り付け部310に取り付けた場合に背凭れ取り付け部310の上縁(ここでは椅子Cの上縁と等しくなる)と垂下シート350の上縁とが一致する位置である。
この広告具300の背凭れ取り付け部310を構成する巻き付け輪部312は、たとえば一対の面ファスナー316等の治具により、平面形状と立体形状(輪形状)とを切り換えることができる。すなわち、面ファスナー316を開放して椅子Cの背凭れC2に背凭れ取り付け部310を取り付けて、面ファスナー316により巻き付け輪部312を輪状に形成して、椅子Cの背凭れC2に背凭れ取り付け部310を取り付ける。これにより、椅子Cの背凭れC2と背凭れ取り付け部310とを一体化することができる。
さらに好ましくは、この巻き付け輪部312を伸縮力を備えた素材(広幅のゴム紐等)で構成することも、椅子Cの背凭れC2から背凭れ取り付け部310がずれることを回避できる点で好ましい。ここで、背凭れ取り付け部310単体であっても椅子Cの背凭れC2から背凭れ取り付け部310がずれることを回避できる等であれば、背凭れ取り付け部310どうしを連結する接合部314を不要とすることも可能である。
このような構造を備えた広告具300は、図7に示す手順で椅子Cに取り付けられる。まず、図7(A)に示すように前脚C3と後脚C4とが開かれて自立させた椅子Cの背凭れC2に、背凭れ取り付け部310の巻き付け輪部312が背凭れC2を覆うように被せる。このとき、椅子Cの背凭れC2の上方から巻き付け輪部312の面ファスナー316を開放して、さらに伸縮力を巻き付け輪部312が備える場合には巻き付け輪部312を引っ張り伸ばして被せて、その後、巻き付け輪部312の面ファスナー316を接合させる(図5(B)参照)。なお、この図5(B)に示す状態(椅子Cの背凭れC2に背凭れカバー110を被せた状態)で、前脚C3と後脚C4とを閉じて椅子Cを収納するようにする点も上述した実施の形態と同じである。
そして、図7(B)に示すように、その椅子Cが並べられる講習会や説明会等に集まる人やその季節に対応させた宣伝広告がその表面352に施された垂下シート350を、面ファスナー362が面ファスナー322と対向するように準備する。次いで、図7(C)に示すように、面ファスナー362を面ファスナー322へ接合させて、垂下シート350を背凭れ取り付け部310に取り付ける。
以上のようにして、本変形例に係る広告具300によっても、上述した実施の形態に係る広告具100と同様の作用効果を発現することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
たとえば、垂下シート150(および垂下シート350において)、表面152および裏面154の両面に広告表示領域200を設けて異なる広告表示を施すとともに、両面に面ファスナー162を貼付しておいて、垂下シート150を両面使いにするようにしても構わない。
本考案は、床面等に自立させるための支持体および壁面等に固定するための金具等の特別な付属品が不要な広告具に好適であり、椅子の背面に取り付ける広告具であって、広告表示内容を容易に交換可能な広告具に特に好適である。
100、300 広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具(広告具)
110 背凭れカバー(背凭れ部)
310 背凭れ取り付け部(背凭れ部)
150、350 垂下シート
200 広告表示領域
110 背凭れカバー(背凭れ部)
310 背凭れ取り付け部(背凭れ部)
150、350 垂下シート
200 広告表示領域
Claims (2)
- 座板と背凭れと脚とを備えた椅子に適用される広告具であって、
前記背凭れに取り付ける背凭れ部と、
前記背凭れ上縁から前記座板上面までの長さ以上前記椅子の全高以下の長さを備え、文字、図形、記号もしくはこれらの結合またはこれらと色彩との結合から構成される広告表示が表面に施された垂下シートとを含み、
前記背凭れ部の前記座面側の反対側および前記垂下シートの裏面の上方には、前記垂下シートを前記背凭れ部に着脱自在に取り付けるための治具をそれぞれ備える、広告表示が交換可能な椅子用の広告具。 - 前記背凭れ部は、前記背凭れに上方から被せる背凭れカバーであって、
前記治具は、前記背凭れカバーの前記座面側とは反対面の背凭れ位置および前記背凭れ位置に対応する前記垂下シートの裏面の上方にそれぞれ備える、請求項1に記載の広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003484U JP3218931U (ja) | 2018-09-06 | 2018-09-06 | 広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003484U JP3218931U (ja) | 2018-09-06 | 2018-09-06 | 広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具 |
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JP2015181867A Continuation JP2017055892A (ja) | 2015-09-15 | 2015-09-15 | 広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具 |
Publications (1)
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JP3218931U true JP3218931U (ja) | 2018-11-15 |
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JP2018003484U Active JP3218931U (ja) | 2018-09-06 | 2018-09-06 | 広告表示内容が交換可能な椅子用の広告具 |
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JP (1) | JP3218931U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019072178A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | アロン化成株式会社 | 浴室用椅子のオプション部品取付部材 |
-
2018
- 2018-09-06 JP JP2018003484U patent/JP3218931U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019072178A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | アロン化成株式会社 | 浴室用椅子のオプション部品取付部材 |
JP6994896B2 (ja) | 2017-10-16 | 2022-01-14 | アロン化成株式会社 | 浴室用椅子のオプション部品取付部材 |
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