JP3218890B2 - 血圧計測装置 - Google Patents
血圧計測装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、低拘束血圧測定を行
う血圧計測装置に関する。
う血圧計測装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に間接血圧計測装置としては、カフ
（圧迫帯）を用いて動脈を圧迫し、その圧迫の変化過程
で血圧を測定するものと、カフを用いないで血圧を測定
するものがある。カフを用いる方法は、臨床でも長年使
用されており、その精度は社会的にも認知されている。
一方、カフを用いない血圧測定方法としては、脈波セン
サを心臓側と尖端側に設けて、脈波伝播時間（ＰＴＴ）
を計測し、これから血圧を算出する方法が主流である。
（圧迫帯）を用いて動脈を圧迫し、その圧迫の変化過程
で血圧を測定するものと、カフを用いないで血圧を測定
するものがある。カフを用いる方法は、臨床でも長年使
用されており、その精度は社会的にも認知されている。
一方、カフを用いない血圧測定方法としては、脈波セン
サを心臓側と尖端側に設けて、脈波伝播時間（ＰＴＴ）
を計測し、これから血圧を算出する方法が主流である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の血圧計
測装置のうち、カフを用いるものは、カフで上腕等を圧
迫しなければならないので、被測定者の拘束度は大き
く、またポンプ等のメカも多いので、装置自体の小型化
も難しいという問題がある。一方、脈波伝播時間による
血圧計測方法は、複数個のセンサを使用するが、メカ部
分が少ないので小型化が可能であり、被測定者の拘束度
も低いという利点がある反面、この方法は血圧にのみ依
存して血管性状が変化するという原理に基づいているた
め、精神ストレスなどで血管性状が血圧とは独立に変化
すると正確に血圧測定ができない、という問題がある。
測装置のうち、カフを用いるものは、カフで上腕等を圧
迫しなければならないので、被測定者の拘束度は大き
く、またポンプ等のメカも多いので、装置自体の小型化
も難しいという問題がある。一方、脈波伝播時間による
血圧計測方法は、複数個のセンサを使用するが、メカ部
分が少ないので小型化が可能であり、被測定者の拘束度
も低いという利点がある反面、この方法は血圧にのみ依
存して血管性状が変化するという原理に基づいているた
め、精神ストレスなどで血管性状が血圧とは独立に変化
すると正確に血圧測定ができない、という問題がある。
【０００４】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、低拘束性でかつ測定精度の良い血圧計測
装置を提供することを目的としている。
ものであって、低拘束性でかつ測定精度の良い血圧計測
装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の血圧
計測装置は、心臓の電位を検出する心電電位検出手段
と、指先で光電的に動脈波を検出する指尖脈動波検出手
段と、前記心電電位検出手段で得られた心電位波形と前
記指尖脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波とから脈
波伝播時間を算出する脈波伝播時間算出手段と、前記指
尖脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波から血管性状
に関連したパラメータを算出するパラメータ算出手段
と、前記パラメータ算出手段により算出されたパラメー
タと前記脈波伝播時間算出手段により算出された脈波伝
播時間から血圧を算出する血圧算出手段とを備えてな
る。
計測装置は、心臓の電位を検出する心電電位検出手段
と、指先で光電的に動脈波を検出する指尖脈動波検出手
段と、前記心電電位検出手段で得られた心電位波形と前
記指尖脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波とから脈
波伝播時間を算出する脈波伝播時間算出手段と、前記指
尖脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波から血管性状
に関連したパラメータを算出するパラメータ算出手段
と、前記パラメータ算出手段により算出されたパラメー
タと前記脈波伝播時間算出手段により算出された脈波伝
播時間から血圧を算出する血圧算出手段とを備えてな
る。
【０００６】この血圧計測装置では、心電電位検出手段
で得られた心電位波形と指尖脈動波検出手段で得られた
指尖光電脈波とから脈波伝播時間を算出する一方、指尖
脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波から血管性状に
関連したパラメータを算出し、このパラメータと脈波伝
播時間から血圧を算出するので、血管は非常に低い拘束
度であり、しかもより簡単な構成で精度の良い測定を行
うことができる。
で得られた心電位波形と指尖脈動波検出手段で得られた
指尖光電脈波とから脈波伝播時間を算出する一方、指尖
脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波から血管性状に
関連したパラメータを算出し、このパラメータと脈波伝
播時間から血圧を算出するので、血管は非常に低い拘束
度であり、しかもより簡単な構成で精度の良い測定を行
うことができる。
【０００７】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図１は、この発明が実施される血圧計測装
置のハード構成を示すブロック図である。この血圧計測
装置は、心電電極１、２と、これらの心電電極１、２が
入力される差動アンプ３と、差動アンプ３の出力から不
要分を除去するためのフィルタ４と、ノイズ等除去後の
信号を増幅するアンプ５と、アンプ５の出力をデジタル
信号に変換するＡ／Ｄ変換回路６と、指先で光電的に動
脈波を検出する指尖光電脈波センサ７と、脈波信号のノ
イズを除去するフィルタ８と、ノイズ除去後の脈波を増
幅するアンプ９と、このアンプ９の出力をそのままデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路１０と、アンプ９か
ら出力される脈波を２次微分して出力する２次微分回路
１１と、２次微分値をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変
換回路１２と、スタートスイッチ１３と、ストップスイ
ッチ１４と、このスタートスイッチ１３の操作で動作を
開始し、ストップスイッチ１４の操作で動作を停止、Ａ
／Ｄ変換回路６、１０、１２から入力される入力信号を
処理して血圧測定の処理を実行するＣＰＵ１５と、測定
された血圧等を表示する表示部１６を備えている。
に説明する。図１は、この発明が実施される血圧計測装
置のハード構成を示すブロック図である。この血圧計測
装置は、心電電極１、２と、これらの心電電極１、２が
入力される差動アンプ３と、差動アンプ３の出力から不
要分を除去するためのフィルタ４と、ノイズ等除去後の
信号を増幅するアンプ５と、アンプ５の出力をデジタル
信号に変換するＡ／Ｄ変換回路６と、指先で光電的に動
脈波を検出する指尖光電脈波センサ７と、脈波信号のノ
イズを除去するフィルタ８と、ノイズ除去後の脈波を増
幅するアンプ９と、このアンプ９の出力をそのままデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路１０と、アンプ９か
ら出力される脈波を２次微分して出力する２次微分回路
１１と、２次微分値をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変
換回路１２と、スタートスイッチ１３と、ストップスイ
ッチ１４と、このスタートスイッチ１３の操作で動作を
開始し、ストップスイッチ１４の操作で動作を停止、Ａ
／Ｄ変換回路６、１０、１２から入力される入力信号を
処理して血圧測定の処理を実行するＣＰＵ１５と、測定
された血圧等を表示する表示部１６を備えている。
【０００８】図２は、この実施例血圧計測装置の測定時
における心電電極１、２及び指尖光電脈波センサ７の配
置、及び各電極センサによって検出される生体信号を概
念的に示したものである。また、図３、図４は実施例装
置で検出される心電位波形の原波形〔図３の（ａ）、図
４の（ａ）〕、指尖光電脈波の原波形〔図３の（ｂ）、
図４の（ｂ）〕、及びパラメータとしての２次微分波形
〔図２の（ｃ）〕である。
における心電電極１、２及び指尖光電脈波センサ７の配
置、及び各電極センサによって検出される生体信号を概
念的に示したものである。また、図３、図４は実施例装
置で検出される心電位波形の原波形〔図３の（ａ）、図
４の（ａ）〕、指尖光電脈波の原波形〔図３の（ｂ）、
図４の（ｂ）〕、及びパラメータとしての２次微分波形
〔図２の（ｃ）〕である。
【０００９】次に、図５、図６、図７に示すフロー図に
より、実施例血圧計測装置の動作を説明する。先ず、図
５により全体動作を説明する。動作がスタートすると、
変数Ｒｔ、Ｐｔ1 、Ｐｔ2 、ＨＲ、ＰＴＴ、ｂ、ａ、Ｔ
Ｐ、ＰＩ、ＰＫ1 、ＰＫ2 を初期化、つまり０とする
〔ステップＳＴ（以下ＳＴと略す）１〕。これら変数の
定義については後述する。初期化に続いて、心電位波形
を検出し（ＳＴ２）、指尖光電脈波を検出する（ＳＴ
３）。これら検出心電位波形、検出指尖光電脈波を時間
経過とともに見れば、図３の（ａ）、（ｂ）の如き、波
形となる。
より、実施例血圧計測装置の動作を説明する。先ず、図
５により全体動作を説明する。動作がスタートすると、
変数Ｒｔ、Ｐｔ1 、Ｐｔ2 、ＨＲ、ＰＴＴ、ｂ、ａ、Ｔ
Ｐ、ＰＩ、ＰＫ1 、ＰＫ2 を初期化、つまり０とする
〔ステップＳＴ（以下ＳＴと略す）１〕。これら変数の
定義については後述する。初期化に続いて、心電位波形
を検出し（ＳＴ２）、指尖光電脈波を検出する（ＳＴ
３）。これら検出心電位波形、検出指尖光電脈波を時間
経過とともに見れば、図３の（ａ）、（ｂ）の如き、波
形となる。
【００１０】心電位波形及び指尖光電脈波の検出に続い
て、ＳＴ４で心電Ｒ波を検出し、Ｒ波が検出されれば、
現時刻をＲｔ（Ｒ波出現時刻）に保存する（ＳＴ５）。
続いて、ＳＴ５から次のＳＴ６へ移り、あるいはＳＴ４
でＲ波が検出されない場合には、ＳＴ５をスキップして
ＳＴ６に移り、光電脈波の立上がりを検出し、続いて変
数Ｐｔ1 （光電脈波の立上がり開始時刻）が０か否かチ
ェックし（ＳＴ７）、０であれば現時刻をＰｔ1 に保存
するが（ＳＴ８）、０でなければＰｔ2 に現時刻を保存
する（ＳＴ９）。Ｐｔ2 は、脈波インターバルＰＩを求
めるため、脈波の立上がり時点から、次の脈波の立上が
り時点まで現時刻を保存、更新してゆくものである。
て、ＳＴ４で心電Ｒ波を検出し、Ｒ波が検出されれば、
現時刻をＲｔ（Ｒ波出現時刻）に保存する（ＳＴ５）。
続いて、ＳＴ５から次のＳＴ６へ移り、あるいはＳＴ４
でＲ波が検出されない場合には、ＳＴ５をスキップして
ＳＴ６に移り、光電脈波の立上がりを検出し、続いて変
数Ｐｔ1 （光電脈波の立上がり開始時刻）が０か否かチ
ェックし（ＳＴ７）、０であれば現時刻をＰｔ1 に保存
するが（ＳＴ８）、０でなければＰｔ2 に現時刻を保存
する（ＳＴ９）。Ｐｔ2 は、脈波インターバルＰＩを求
めるため、脈波の立上がり時点から、次の脈波の立上が
り時点まで現時刻を保存、更新してゆくものである。
【００１１】ステップＳＴ９に続いて、Ｒｔ≠０か否か
を判定する（ＳＴ１０）。Ｒｔ≠０であれば、心電Ｒ波
が検出されていることを意味し、この場合にはＰｔ2 −
Ｒｔを脈波伝播時間を表す変数ＰＴＴとして保存する
（ＳＴ１１）。次に、あるいはＳＴ１０でＲｔ＝０であ
れば、ＳＴ１１をスキップし、ＳＴ１２でＰｔ2 とＰｔ
1 の差を求め、脈波インターバルを表す変数ＰＩとして
保存する一方、その逆数をとって心拍数を表す変数ＨＲ
として保存する（ＳＴ１３）。ＳＴ１４では、それまで
のＰｔ2 をＰｔ1 にシフトし、ＳＴ１５でＰｔ2 を０と
する。
を判定する（ＳＴ１０）。Ｒｔ≠０であれば、心電Ｒ波
が検出されていることを意味し、この場合にはＰｔ2 −
Ｒｔを脈波伝播時間を表す変数ＰＴＴとして保存する
（ＳＴ１１）。次に、あるいはＳＴ１０でＲｔ＝０であ
れば、ＳＴ１１をスキップし、ＳＴ１２でＰｔ2 とＰｔ
1 の差を求め、脈波インターバルを表す変数ＰＩとして
保存する一方、その逆数をとって心拍数を表す変数ＨＲ
として保存する（ＳＴ１３）。ＳＴ１４では、それまで
のＰｔ2 をＰｔ1 にシフトし、ＳＴ１５でＰｔ2 を０と
する。
【００１２】以上で、１脈波分の脈波データが得られた
ので、次に血管性状に関連したパラメータの算出を行い
（ＳＴ１６）、このパラメータを変数ＴＰに保存する。
続いて、以下の式から血圧値を算出する。 血圧〔ＢＰ（最高血圧（ＳＹＳ）、最低血圧（ＤＩ
Ａ）〕＝α＊ＨＲ＋β＊ＰＴＴ＋γ＊ＴＰ＋δ ただし、ＨＲの単位：ｂｅａｔ／ｍｉｎ、ＰＴＴの単
位：ｍｓｅｃ、ＴＰの単位：〔無次元〕で、α、β、
γ、δは統計的に得られた定数であり、ＳＹＳとＤＩＡ
で、それぞれ異なっている（ＳＹＳのとき、α＝−０．
３〜−０．５程度、β＝−０．４〜−０．７程度、γ＝
−１５〜−３５程度、δ＝２５０〜３５０程度、ＤＩＡ
のとき、α＝−０．４〜−０．６程度、β＝−０．２〜
−０．４程度、γ＝−２５〜−４５程度、δ＝１００〜
３００程度）。
ので、次に血管性状に関連したパラメータの算出を行い
（ＳＴ１６）、このパラメータを変数ＴＰに保存する。
続いて、以下の式から血圧値を算出する。 血圧〔ＢＰ（最高血圧（ＳＹＳ）、最低血圧（ＤＩ
Ａ）〕＝α＊ＨＲ＋β＊ＰＴＴ＋γ＊ＴＰ＋δ ただし、ＨＲの単位：ｂｅａｔ／ｍｉｎ、ＰＴＴの単
位：ｍｓｅｃ、ＴＰの単位：〔無次元〕で、α、β、
γ、δは統計的に得られた定数であり、ＳＹＳとＤＩＡ
で、それぞれ異なっている（ＳＹＳのとき、α＝−０．
３〜−０．５程度、β＝−０．４〜−０．７程度、γ＝
−１５〜−３５程度、δ＝２５０〜３５０程度、ＤＩＡ
のとき、α＝−０．４〜−０．６程度、β＝−０．２〜
−０．４程度、γ＝−２５〜−４５程度、δ＝１００〜
３００程度）。
【００１３】ＳＴ１７で得られた血圧値は表示部１６に
表示される（ＳＴ１８）。次に、ＳＴ１９で変数ＨＲ、
ＰＴＴ、ＴＰを０として初期化し、ストップスイッチ１
４が押されていたら動作を終了し（ＳＴ２０）、そうで
なければＳＴ２にリターンする。そして、ＳＴ１４が押
されるまでＳＴ２〜ＳＴ２０の処理を繰り返す。
表示される（ＳＴ１８）。次に、ＳＴ１９で変数ＨＲ、
ＰＴＴ、ＴＰを０として初期化し、ストップスイッチ１
４が押されていたら動作を終了し（ＳＴ２０）、そうで
なければＳＴ２にリターンする。そして、ＳＴ１４が押
されるまでＳＴ２〜ＳＴ２０の処理を繰り返す。
【００１４】図６に示すフロー図により、上記図５のフ
ロー図の血管性状に関連したパラメータの算出詳細例を
説明する。このルーチンに入ると、先ず、指尖光電脈波
の２次微分波形〔図３の（ｃ）参照〕を検出する（ＳＴ
３１）。続いて、２次微分波形が正方向の第１ピークか
？を判定し（ＳＴ３２）、判定ＹＥＳであれば、その第
１波高値を変数（カウンタ）ａに保存し（ＳＴ３３）、
ＳＴ３２で判定ＮＯであれば、ＳＴ３３をスキップす
る。また、このＳＴ３２のＮＯ判定、あるいはＳＴ３３
に続いて２次微分の負の方向の第１波高分であるかを判
定し（ＳＴ３４）、判定ＹＥＳであれば、第２波高値を
ｂに保存し（ＳＴ３５）、このａが０か０でないかを判
定し（ＳＴ３６）、０でなければａとｂの比ｂ／ａを求
めて血管性状に関連したパラメータを表す変数ＴＰに保
存する（ＳＴ３７）。求めた後、変数ａ、ｂを０にして
（ＳＴ３８、ＳＴ３６）、次の処理に移る。
ロー図の血管性状に関連したパラメータの算出詳細例を
説明する。このルーチンに入ると、先ず、指尖光電脈波
の２次微分波形〔図３の（ｃ）参照〕を検出する（ＳＴ
３１）。続いて、２次微分波形が正方向の第１ピークか
？を判定し（ＳＴ３２）、判定ＹＥＳであれば、その第
１波高値を変数（カウンタ）ａに保存し（ＳＴ３３）、
ＳＴ３２で判定ＮＯであれば、ＳＴ３３をスキップす
る。また、このＳＴ３２のＮＯ判定、あるいはＳＴ３３
に続いて２次微分の負の方向の第１波高分であるかを判
定し（ＳＴ３４）、判定ＹＥＳであれば、第２波高値を
ｂに保存し（ＳＴ３５）、このａが０か０でないかを判
定し（ＳＴ３６）、０でなければａとｂの比ｂ／ａを求
めて血管性状に関連したパラメータを表す変数ＴＰに保
存する（ＳＴ３７）。求めた後、変数ａ、ｂを０にして
（ＳＴ３８、ＳＴ３６）、次の処理に移る。
【００１５】さらに、血管性状に関連するパラメータ算
出の他の詳細の例について、図７のフロー図により説明
する。この処理ルーチンに入ると、先ず、指尖光電脈波
のピーク検出を行う（ＳＴ４１）。続いて、ＰK1が０か
否かを判定する（ＳＴ４２）。ここで、ＰK1が０である
ことは脈波の正方向第１波高〔第１のピーク〕（図４参
照）が検出されていず、０でない場合は、正方向第１波
高〔第１のピーク〕がすでに検出されていることを意味
する。仮りに、ＰK1＝０でないとすると、脈波のピーク
検出で、ＰK1が０でない場合は、今回のピークが正方向
第２波高〔第２ピーク〕を意味し、現時刻を第２のピー
クの時点として変数ＰK2に保存し（ＳＴ４３）、また、
ＳＴ４２でＰK1＝０であったとすると、現時刻を変数Ｐ
K1に保存する（ＳＴ４４）。そして、ＳＴ４３の次にＰ
K2−ＰK1を求めて変数ＴＰ（基礎振動時間）に保存する
（ＳＴ４５）。最後に、ＰK1、ＰK2をクリアして、次の
処理に移る。
出の他の詳細の例について、図７のフロー図により説明
する。この処理ルーチンに入ると、先ず、指尖光電脈波
のピーク検出を行う（ＳＴ４１）。続いて、ＰK1が０か
否かを判定する（ＳＴ４２）。ここで、ＰK1が０である
ことは脈波の正方向第１波高〔第１のピーク〕（図４参
照）が検出されていず、０でない場合は、正方向第１波
高〔第１のピーク〕がすでに検出されていることを意味
する。仮りに、ＰK1＝０でないとすると、脈波のピーク
検出で、ＰK1が０でない場合は、今回のピークが正方向
第２波高〔第２ピーク〕を意味し、現時刻を第２のピー
クの時点として変数ＰK2に保存し（ＳＴ４３）、また、
ＳＴ４２でＰK1＝０であったとすると、現時刻を変数Ｐ
K1に保存する（ＳＴ４４）。そして、ＳＴ４３の次にＰ
K2−ＰK1を求めて変数ＴＰ（基礎振動時間）に保存する
（ＳＴ４５）。最後に、ＰK1、ＰK2をクリアして、次の
処理に移る。
【００１６】
【発明の効果】この発明によれば、心電位波形と指尖光
電脈波とから脈波伝播時間を算出し、指尖光電脈波から
血管性状に関連したパラメータを算出し、パラメータと
脈波伝播時間から血圧を算出することとしたので、非常
に低い拘束度で、しかもシンプルな構成で精度の良い測
定が可能になる。
電脈波とから脈波伝播時間を算出し、指尖光電脈波から
血管性状に関連したパラメータを算出し、パラメータと
脈波伝播時間から血圧を算出することとしたので、非常
に低い拘束度で、しかもシンプルな構成で精度の良い測
定が可能になる。
【００１７】また、パラメータと脈波伝播時間の他に、
指尖光電脈波から心拍数を算出し、パラメータ、脈波伝
播時間及び心拍数から血圧を算出することで、より精度
の良い測定が可能となる。
指尖光電脈波から心拍数を算出し、パラメータ、脈波伝
播時間及び心拍数から血圧を算出することで、より精度
の良い測定が可能となる。
【図１】この発明が実施される血圧計測装置のハード構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図２】同血圧計測装置の心電電極、指尖光電脈波セン
サの装着状態を説明する図である。
サの装着状態を説明する図である。
【図３】心電位波形、指尖光電脈波波形及び指尖光電脈
波の２次微分波形を説明する図である。
波の２次微分波形を説明する図である。
【図４】脈波波形の基礎振動時間ＴＰを説明する図であ
る。
る。
【図５】上記実施例血圧計測装置の全体動作を説明する
ためのフロー図である。
ためのフロー図である。
【図６】図５のフロー図の血圧性状に関連するパラメー
タの算出ルーチンの一例を詳細に示したフロー図であ
る。
タの算出ルーチンの一例を詳細に示したフロー図であ
る。
【図７】図５のフロー図の血圧性状に関連するパラメー
タの算出ルーチンの他の例を詳細に示したフロー図であ
る。
タの算出ルーチンの他の例を詳細に示したフロー図であ
る。
１、２ 心電電極 ７ 指尖脈波センサ １１ ２次微分回路 １５ ＣＰＵ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−200439（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−269092（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−156822（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 5/02 - 5/0295
Claims (4)
- 【請求項１】心臓の電位を検出する心電電位検出手段
と、指先で光電的に動脈波を検出する指尖脈動波検出手
段と、前記心電電位検出手段で得られた心電位波形と前
記指尖脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波とから脈
波伝播時間を算出する脈波伝播時間算出手段と、前記指
尖脈動波検出手段で得られた指尖光電脈波から血管性状
に関連したパラメータを算出するパラメータ算出手段
と、前記パラメータ算出手段により算出されたパラメー
タと前記脈波伝播時間算出手段により算出された脈波伝
播時間から血圧を算出する血圧算出手段とを備えてなる
ことを特徴とする血圧計測装置。 - 【請求項２】前記指尖脈動波検出手段で得られた指尖光
電脈波から心拍数を算出する心拍数算出手段を備え、前
記血圧算出手段は、前記心拍数と前記脈波伝播時間と前
記パラメータとから血圧を算出するものである請求項１
記載の血圧計測装置。 - 【請求項３】前記パラメータは、前記指尖脈動波検出手
段で得られた指尖光電脈波において、１心拍周期内脈波
の正方向第１ピークと正方向第２ピークの時間差である
請求項１又は請求項２記載の血圧計測装置。 - 【請求項４】前記パラメータは、前記指尖脈動波検出手
段で得られた指尖光電脈波において、脈波の２次微分波
形の１心拍周期内脈波の正方向第１ピークと負方向第１
ピークの波高比である請求項１又は請求項２記載の血圧
計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28025094A JP3218890B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 血圧計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28025094A JP3218890B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 血圧計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08140948A JPH08140948A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3218890B2 true JP3218890B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=17622391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28025094A Expired - Fee Related JP3218890B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 血圧計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218890B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3675578B2 (ja) * | 1996-08-01 | 2005-07-27 | コーリンメディカルテクノロジー株式会社 | 血圧監視装置 |
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