JP3218814U - 医療用挿管装置のためのストッパー具 - Google Patents
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【課題】医療用挿管装置のためのストッパー具を提供する。
【解決手段】本考案は、従来の気管内チューブのストッパー具に存在する組付けの作業上の利便性の悪さの問題を解消する。ストッパー具40は、弾性材料からなり、それは主にグリップ部と、ジョイント部42と、貫通孔と、側方案内チャンネル44とを含み、前記グリップ部は、頂面と、底面412と、握持するための周面413とを有する。ジョイント部は、グリップ部の底面に連設され、気管内チューブへの組込みに供されるように、外径を相対的に縮小して突出する形態を呈し、貫通孔は、グリップ部とジョイント部との中央に設けられ、挿管支援具20の外周に嵌め込まれるために用いられる。側方案内チャンネルは、前記グリップ部とジョイント部との同じ側に形成され、側方案内チャンネルの内側端は貫通孔に連通され、かつ内側端の横断面での幅寸法が貫通孔の孔径寸法よりも小さくされている。
【選択図】図2
【解決手段】本考案は、従来の気管内チューブのストッパー具に存在する組付けの作業上の利便性の悪さの問題を解消する。ストッパー具40は、弾性材料からなり、それは主にグリップ部と、ジョイント部42と、貫通孔と、側方案内チャンネル44とを含み、前記グリップ部は、頂面と、底面412と、握持するための周面413とを有する。ジョイント部は、グリップ部の底面に連設され、気管内チューブへの組込みに供されるように、外径を相対的に縮小して突出する形態を呈し、貫通孔は、グリップ部とジョイント部との中央に設けられ、挿管支援具20の外周に嵌め込まれるために用いられる。側方案内チャンネルは、前記グリップ部とジョイント部との同じ側に形成され、側方案内チャンネルの内側端は貫通孔に連通され、かつ内側端の横断面での幅寸法が貫通孔の孔径寸法よりも小さくされている。
【選択図】図2
Description
本考案は、医療用挿管装置のための一部の組立部品構造に係り、特に、医療用挿管装置のためのストッパー具の斬新な構造形態の開示に関するものである。
従来、医療行為において、人体の生体組織(体腔)を検査したり、診断したりしようとするため、よく見られる方式は、通常、内視鏡を介して観察を行うことである。また、気管内チューブは、呼吸器に問題のある患者に対して、気管挿管の処置により気管に挿入され、気道を確保するのに広く用いられる機器である。しばしば気管内チューブは、挿管装置(例えば、内視鏡)をガイドとして用いて挿入される。而して、挿管装置内の気管内チューブは、人体のサイズに応じて種々の異なる長さ仕様が選択できるように存在する。
肺部を検査する挿管作業の使用形態について言えば、医療従事者は、通常、まず標準仕様の挿管支援具(例えば、内視鏡又はスタイレット)の外周に止め具を嵌める必要があると共に、挿管支援具が気管内チューブに挿通されることで、前記止め具が気管内チューブの挿入口箇所に係止できる。その目的は、前記挿管支援具の末端(通常は内視鏡ヘッド)が気管内チューブの末端に相対する間は、所定の相対距離位置に正確に固定されるように確保することであり、飛び出した挿管支援具による気管での刺し傷を防止する安全使用効果を達成し、続いて前記挿管支援具と気管内チューブを一緒に患者の気管部位に進入させ、体内画像を取得して診断を行うことが可能になる。
内視鏡検査の医療項目が日々普及していくにつれて、関連業界もそれに対応するために異なる形態の止め具を開発している。本考案は、いわゆる内視鏡挿管の止め具構造について研究・探索を行うものに関し、従来の挿管の止め具形態が極めて多いものの、使用上、依然として下記の問題点が存在する。例を挙げて言うならば、従来の止め具は、通常、環状スリーブ態様になるように設けられ、その使用上、まず、前記止め具を挿管支援具の末端から嵌入してその予定区間まで滑り移動させると共に、止め具の下端を利用して気管内チューブの上端箇所に組み継ぎ、使用者が挿管支援具の挿入状態を定位置に調整するとき、まだ位置決め材により前記止め具をロックする必要もある。この種の従来の気管内チューブの止め具では、実際使用上、挿管支援具及び気管内チューブは、使用前に、いずれも殺菌工程を経て無菌状態に達したものを使用するので、操作者が挿管支援具を気管内チューブ内に一旦挿入してから、止め具の取り付け忘れを発見した場合、止め具が直ちに補充できない問題が生じる。概して止め具の環状形態のせいで、挿管支援具の末端から組み込まなければならないので、止め具を取り付けるために、挿管支援具及び気管内チューブを改めて全て抜き出す必要がある。しかしながら、前述した気管内チューブは、使用前に、いずれも殺菌工程を経て無菌状態に達する必要があり、止め具を組み込もうとすると、必ず気管内チューブを手放してから、空いた片手で止め具を組み込むようにする。しかし、この時の前記気管内チューブを使用済みと見なして捨て去る必要があり、実に資源が浪費されてコストを上げてしまうと同時に、1分1秒を争う挿管作業に対しても深刻な悪影響を与えるおそれがある。なお、この深刻な問題は、つまり従来の気管内チューブの止め具構造形態の構造不良に起因するもので、確実に、関連業界が鋭意思案を重ねて突破すべき重要な技術的課題である。
本考案は、医療用挿管装置のためのストッパー具を提供することを主な目的とし、その解決しようとする技術的課題は、従来の気管内チューブのストッパー具構造において依然として存在する組付けの作業上の利便性の悪さの問題について改良・革新突破を図ることである。
本考案の課題を解決するための技術的特長としては、主としてかかるストッパー具は、弾性材料から構成され、かつ頂面と、底面と、手動操作で把持するための周面とを有するグリップ部と、グリップ部の底面に連設され、継手管への組込みに供されるように、外径を相対的に縮小して突出する形態を呈するジョイント部と、グリップ部とジョイント部との中央に設けられている貫通孔と、横側方向の切り込み形態でグリップ部とジョイント部との同じ側に設けられている側方案内チャンネルとを含み、前記貫通孔は、挿管支援具の外周に嵌め込まれて位置決めされるために用いられ、側方案内チャンネルは、内側端と、外側端とを有し、そのうち、内側端は貫通孔の一方の側に連通され、かつ内側端の横断面での幅寸法が貫通孔の孔径寸法よりも小さくされているものである。
かかる挿管装置は、相互に連結されている制御モジュールと、挿管支援具とを備え、前記挿管支援具が気管内チューブ内に挿通され、前記ストッパー具は、選択的に着脱可能な状態で挿管支援具に取り付けられると共に、継手管の上端に当接することで、気管内チューブと挿管支援具との両者間の相対位置を決めることができる。
図1〜図5に示すのは、本考案の医療用挿管装置のためのストッパー具の好適な実施形態であるが、これらの実施形態は説明のみに用いられるもので、実用新案登録請求の際、それらの構造に制限されないものとする。
かかる挿管装置Aは、相互に連結されている制御モジュール10と、挿管支援具20とを備え、前記挿管支援具20が継手管50に貫通された後、それから気管内チューブ30内に挿通され、そのうち、前記継手管50の下半分が前記気管内チューブ30に嵌着され、ストッパー具40は、選択的に着脱可能な状態で前記挿管支援具20に取り付けられると共に、前記継手管50の上端に当接し、前記気管内チューブ30と挿管支援具20との両者間の相対位置を決めるために用いられる。
前記ストッパー具40は、弾性材料から構成され(シリコーン、ゴム及び軟質プラスチックのうちのいずれか1種の弾性材料から構成されてもよい)、かつ下記の構成を含む。即ち、頂面411と、底面412と、手動操作で把持するための周面413とを有するグリップ部41と、前記グリップ部41の底面412に連設され、前記継手管50への組込みに供されるように、外径を相対的に縮小して突出する形態を呈するジョイント部42と、前記グリップ部41とジョイント部42との中央に設けられている貫通孔43と、横側方向(径方向)の切り込み形態で前記グリップ部41とジョイント部42との同じ側に設けられている側方案内チャンネル44とを含み、前記貫通孔43は、前記挿管支援具20の外周に嵌め込まれて位置決めされるために用いられ、前記側方案内チャンネル44は、内側端441と、外側端442とを有し、そのうち、前記内側端441は前記貫通孔43の一方の側に連通され、かつ前記内側端441の横断面での幅寸法が前記貫通孔43の孔径寸法よりも小さくされている。
上記の構造組立形態と技術的特徴により、前記ストッパー具40は、使用上、横側方向の移動方式を通じて前記挿管支援具20との間に迅速に組合せまたは解体する状態が達成され、つまり、このストッパー具40は、その側方案内チャンネル44の形態を利用して、横側方向の移動方式で直接挿管支援具20に係入されるか(図5参照)、または挿管支援具20から取り出されることにより(図6参照)、位置決めや取出し状態が迅速に達成できると同時に、異なる仕様の挿管支援具20に応じて軸方向の滑動調節を行うことができるので、その作業上の利便性が大幅に向上できる。
図3に示すように、本例において、前記ジョイント部42の外形状は、下向きに錐状に縮径する形態とされ、かつ前記ジョイント部42の周面に上下に間隔をあけて配置され、かつ外径の差異関係を持つ1個以上の第1弾性環状リップ421及び複数個の第2弾性環状リップ422が設けられ、そのうち、前記第2弾性環状リップ422の外径が前記第1弾性環状リップ421の外径よりも大きく、かつ前記第1弾性環状リップ421は、前記第2弾性環状リップ422の上方に設けられている。本例に開示された弾性環状リップの斬新な独特の配置形態により、その主な意図としては、前記ジョイント部42を継手管50に入れて挿設する過程において、摩擦抵抗力を均等に保持させて円滑に組付ける実用効果をさらに有利に達成できることが考えられる(註:第2弾性環状リップ422の外径が比較的に大きいため、ジョイント部42が継手管50に挿入され始めたところで、まず屈曲して摩擦抵抗力を発生する。そして第1弾性環状リップ421の外径が比較的に小さいため、前述した摩擦抵抗力の蓄積を減少させるために用いられるので、深く挿せば挿すほどきつくなる事態の発生を防止することができる)。
図3と図4に示すように、本例において、前記側方案内チャンネル44の外側端442の横断面での幅が、前記内側端441の横断面での幅よりも大きいことで、前記側方案内チャンネル44の横断面が漸次幅狭になった空間形態として構成されている。本例において開示された前記側方案内チャンネル44の横断面が漸次幅狭になった空間形態として構成され、主に前記外側端442の幅が増加する形態により、ストッパー具40と挿管支援具20との相互組付け過程を大幅に円滑にすることができる。
そのうち、前記グリップ部41の周面413は、円形、花弁形、多辺形及び矩形のうちのいずれか1種の輪郭形態に設けられている。この部分は、本考案の図面において開示されるグリップ部41のように、その周面413は、即ち、花弁形(即ち、回転対称な性質を有する形状、例えば、60度などの所定角度の回転で元の形に重なるような回転対称な形状)に類似する輪郭態様のものである。
(効果の説明)
本考案に開示された「医療用挿管装置のためのストッパー具」は、主にかかるグリップ部、ジョイント部、貫通孔及び側方案内チャンネルから構成される斬新な独特の構造形態と技術的特徴により、「背景技術」に言及した従来の構造に比較すると、医療用挿管装置のためのストッパー具を、使用上、挿管支援具に組み付けるため、側方向(径方向)の迅速な係入方式が採用できることから、作業上の利便性を大幅に向上させ、実用的利点を達成することができるものである。
本考案に開示された「医療用挿管装置のためのストッパー具」は、主にかかるグリップ部、ジョイント部、貫通孔及び側方案内チャンネルから構成される斬新な独特の構造形態と技術的特徴により、「背景技術」に言及した従来の構造に比較すると、医療用挿管装置のためのストッパー具を、使用上、挿管支援具に組み付けるため、側方向(径方向)の迅速な係入方式が採用できることから、作業上の利便性を大幅に向上させ、実用的利点を達成することができるものである。
A:挿管装置
10:制御モジュール
20:挿管支援具
30:気管内チューブ
40:ストッパー具
41:グリップ部
411:頂面
412:底面
413:周面
42:ジョイント部
421:第1弾性環状リップ
422:第2弾性環状リップ
43:貫通孔
44:側方案内チャンネル
441:内側端
442:外側端
50:継手管
10:制御モジュール
20:挿管支援具
30:気管内チューブ
40:ストッパー具
41:グリップ部
411:頂面
412:底面
413:周面
42:ジョイント部
421:第1弾性環状リップ
422:第2弾性環状リップ
43:貫通孔
44:側方案内チャンネル
441:内側端
442:外側端
50:継手管
Claims (5)
- 相互に連結されている制御モジュール10と、挿管支援具20とを備えている医療用挿管装置のためのストッパー具であって、
前記挿管支援具20が継手管50に貫通された後、それから気管内チューブ30内に挿通され、前記継手管50の下半分が前記気管内チューブ30に嵌着され、ストッパー具40は、選択的に着脱可能な状態で前記挿管支援具20に取り付けられると共に、前記継手管50の上端に当接し、前記気管内チューブ30と挿管支援具20との両者間の相対位置を決めるために用いられ、
弾性材料から構成されているストッパー具40は、頂面411と、底面412と、手動操作で把持するための周面413とを有するグリップ部41と、前記グリップ部41の底面412に連設され、前記継手管50への組込みに供されるように、外径を相対的に縮小して突出する形態を呈するジョイント部42と、前記グリップ部41とジョイント部42との中央に設けられている貫通孔43と、横側方向の切り込み形態で前記グリップ部41とジョイント部42との同じ側に設けられている側方案内チャンネル44とを含み、
前記貫通孔43は、前記挿管支援具20の外周に嵌め込まれて位置決めされるために用いられ、
前記側方案内チャンネル44は、内側端441と、外側端442とを有し、前記内側端441は前記貫通孔43の一方の側に連通され、かつ前記内側端441の横断面での幅寸法が前記貫通孔43の孔径寸法よりも小さくされていることを特徴とする、医療用挿管装置のためのストッパー具。 - 前記ジョイント部42の外形状は、下向きに錐状に縮径する形態とされ、かつ前記ジョイント部42の周面に上下に間隔をあけて配置され、かつ外径の差異関係を持つ1個以上の第1弾性環状リップ421及び複数個の第2弾性環状リップ422が設けられ、前記第2弾性環状リップ422の外径が前記第1弾性環状リップ421の外径よりも大きく、かつ前記第1弾性環状リップ421は、前記第2弾性環状リップ422の上方に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の医療用挿管装置のためのストッパー具。
- 前記側方案内チャンネル44の外側端442の横断面での幅が、前記内側端441の横断面での幅よりも大きいことで、前記側方案内チャンネル44の横断面が漸次幅狭になった空間形態として構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の医療用挿管装置のためのストッパー具。
- 前記グリップ部41の周面413は、円形、花弁形、多辺形及び矩形のうちのいずれか1種の輪郭形態に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の医療用挿管装置のためのストッパー具。
- シリコーン、ゴム及び軟質プラスチックのうちのいずれか1種の弾性材料から構成されるものであることを特徴とする、請求項1に記載の医療用挿管装置のためのストッパー具。
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TW106217979 | 2017-12-04 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JP3218814U true JP3218814U (ja) | 2018-11-08 |
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ID=62951106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018003366U Active JP3218814U (ja) | 2017-12-04 | 2018-08-30 | 医療用挿管装置のためのストッパー具 |
Country Status (2)
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TW (1) | TWM560312U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210122432A (ko) * | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 한양대학교 산학협력단 | 성문 상 기도 유지기 삽입이 가능한 비디오 후두경 |
KR20220137295A (ko) * | 2021-04-02 | 2022-10-12 | 인제대학교 산학협력단 | 블레이드 각도가 가변되는 비디오 후두경 |
KR20220141518A (ko) * | 2021-04-13 | 2022-10-20 | 인제대학교 산학협력단 | 블레이드 각도가 가변되는 비디오 후두경 |
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2017
- 2017-12-04 TW TW106217979U patent/TWM560312U/zh unknown
-
2018
- 2018-08-30 JP JP2018003366U patent/JP3218814U/ja active Active
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