JP3218598U - 使い捨ておむつ - Google Patents

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真衣香 ▲高▼橋
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拓巳 市原
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    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers

Abstract

【課題】身体に対するフィット性を高めるとともに、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを使用者が容易に把握でき、漏れに対する安心感を得られる使い捨ておむつを提供する。【解決手段】使い捨ておむつ10は、少なくとも股下域に配置された吸収コア31と、吸収コア31の非肌面側に配置された液不透過性の裏面シート23と、裏面シート23の非肌面側に配置された外装シート24と、股下域の吸収コアと重なる領域において裏面シート23と外装シート24の間に配置され、前後方向に伸縮する一対の股下伸縮部41と、を備える。股下伸縮部41の近傍又は股下伸縮部41と重なる部位に、股下伸縮部41に沿って装飾部が設けられている。装飾部は、使い捨ておむつの非肌面側から視認可能である。【選択図】図4

Description

本考案は、股下域に前後方向に延びる一対の股下伸縮部を有する使い捨ておむつに関する。
股下域に前後方向に延びる一対の股下伸縮部を有する使い捨ておむつが知られている(例えば、特許文献1参照)。股下伸縮部は、吸収コアに重なる領域に配置されている。股下伸縮部が収縮することにより、股下域の吸収コアが身体側に引き上げられる。
特開2018−473号公報
上述の使い捨ておむつは、以下の問題点があった。
使用者は、装着後におむつの肌面側から視認し、おむつが適切に装着されているか、身体に対してフィットしているかを確認する。特許文献1の使い捨ておむつでは、股下域の吸収コアが身体側に引き上げられ、着用者の股間に対してフィットしている状態であっても、使用者は、当該変形状態を把握できないことがあった。
よって、身体に対するフィット性を高めるとともに、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを使用者が容易に把握でき、漏れに対する安心感を得られる使い捨ておむつが望まれる。
一態様に係る使い捨ておむつは、互いに直交する前後方向及び幅方向と、前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、少なくとも前記股下域に配置された吸収コアと、前記吸収コアの非肌面側に配置された液不透過性の裏面シートと、前記裏面シートの非肌面側に配置された外装シートと、前記股下域の前記吸収コアと重なる領域において前記裏面シートと前記外装シートの間に配置され、前記前後方向に伸縮する一対の股下伸縮部と、を備える使い捨ておむつであって、前記股下伸縮部の近傍又は前記股下伸縮部と重なる部位に、前記股下伸縮部に沿って装飾部が設けられており、前記装飾部は、前記使い捨ておむつの非肌面側から視認可能である。
実施形態に係る使い捨ておむつの肌面側から見た平面図である。 実施形態に係る使い捨ておむつ非肌面側から見た平面図である。 実施形態に係る吸収コアの平面図である。 図1に示す使い捨ておむつのA−A断面に沿った模式断面図である。 図1に示す使い捨ておむつのB−B断面に沿った模式断面図である。 使い捨ておむつのA−A断面における装着状態を模式的に示した図である。 実施形態に係る使い捨ておむつの装着状態を模式的に示した図である。 変形例に係る使い捨ておむつ非肌面側から見た平面図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る使い捨ておむつは、互いに直交する前後方向及び幅方向と、前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、少なくとも前記股下域に配置された吸収コアと、前記吸収コアの非肌面側に配置された液不透過性の裏面シートと、前記裏面シートの非肌面側に配置された外装シートと、前記股下域の前記吸収コアと重なる領域において前記裏面シートと前記外装シートの間に配置され、前記前後方向に伸縮する一対の股下伸縮部と、を備える使い捨ておむつであって、前記股下伸縮部の近傍又は前記股下伸縮部と重なる部位に、前記股下伸縮部に沿って装飾部が設けられており、前記装飾部は、前記使い捨ておむつの非肌面側から視認可能である。
本態様によれば、装飾部は、股下伸縮部の近傍又は股下伸縮部と重なる部位に設けられ、股下伸縮部の収縮によって変形した部位を目立たせることができる。使用者は、装飾部と共に股下伸縮部による収縮状態を視認することで、吸収コアが身体にフィットするように変形していることをより把握できる。使用者は、着用状態において、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握でき、おむつが身体にフィットしていることによる安心感を得やすい。加えて、股下伸縮部は、裏面シートと外装シートの間に配置されており、おむつの非肌面側に近いため、おむつの非肌面側から視認され易く、装飾部によって更に視認され易い。使用者は、使用前の状態においても、股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記装飾部は、前記裏面シートの非肌面に設けられてよい。
本態様によれば、股下伸縮部と装飾部は、厚さ方向において近くに配置され、股下伸縮部と装飾部を一体的に示すことができる。使用者は、装飾部を介して吸収コアが身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記裏面シートと前記外装シートが接合された接合領域と、
前記接合領域に隣接し、かつ前記裏面シートと前記外装シートが接合されていない非接合領域と、を有し、前記股下伸縮部の少なくとも一部及び前記装飾部の少なくとも一部は、前記接合領域に配置されてよい。
接合領域では、裏面シートと外装シートが接合されている。接合領域における装飾部の視認性は、非接合領域における装飾部の視認性よりも高い。装飾部の視認性が高い接合領域に股下伸縮部が配置されているため、吸収コアの変形状態をより目立たせることができる。使用者は、装飾部を介して吸収コアが身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記股下域の前記吸収コアには、前記前後方向に延び、かつ前記幅方向に間隔を空けて配置された一対の低坪量部が設けられており、前記股下伸縮部の少なくとも一部は、前記低坪量部に重なってよい。
本態様によれば、低坪量部によって吸収コアがより変形し易くなり、着用者に向かって凸状に変形し易くなる。よって、使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記低坪量部の前端縁及び後端縁の少なくとも一方は、前記前後方向において前記股下伸縮部よりも外側に延出しており、前記装飾部は、前記前後方向において前記低坪量部の全域に配置されてよい。
本態様によれば、使い捨ておむつには、前後方向において低坪量部と股下伸縮部が配置された領域と、低坪量部が股下伸縮部よりも前後方向の外側に延出した領域と、が設けられる。前後方向において低坪量部と股下伸縮部が配置された領域は、低坪量部によって変形基点が形成されるとともに、股下伸縮部の収縮によって身体側に引き上げられる。低坪量部が股下伸縮部よりも前後方向の外側に延出した領域は、低坪量部によって変形基点が形成されるが、股下伸縮部の収縮が作用し難い。よって、これらの2つの領域は、吸収コアの変形状態が異なり易い。2つの領域にまたがるように装飾部が設けられているため、使用者は、異なる変形態様を把握し易い。吸収コアの変形態様の違いによって、おむつの前後方向の向きやおむつの全体における前後方向の位置を把握でき、おむつが身体に対して適切に装着されているかを把握し易い。
好ましい一態様によれば、前記股下伸縮部及び前記装飾部は、前記使い捨ておむつの前記前後方向の中心を跨いで配置されてよい。
本態様によれば、股下伸縮部及び装飾部がおむつの前後方向の中心を跨ぐため、使用者は、おむつの前側を視認しても、後側を視認しても、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを容易に把握できる。
好ましい一態様によれば、前記股下伸縮部は、前記使い捨ておむつの前記前後方向の中心を跨がずに配置され、前記装飾部は、前記使い捨ておむつの前記前後方向の中心を跨いで配置されてよい。
本態様によれば、股下伸縮部がおむつの前後方向の中心に対する一方側のみに配置されるため、おむつの前側と後側の外観を異ならせることができる。使用者は、おむつの前後方向の向きやおむつの全体における前後方向の位置を把握でき、おむつが身体に対して適切に装着されているかを把握し易い。
好ましい一態様によれば、前記装飾部の前記前後方向の長さは、前記股下伸縮部の前記前後方向の長さよりも長くてよい。
本態様によれば、装飾部がより目立ち易くなり、使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握できる。使用者は、使用前の状態においても、装飾部を介して股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記装飾部は、前記股下伸縮部よりも前側に延出する前側延出部と、前記股下伸縮部よりも後側に延出する後側延出部と、を有し、前記前側延出部の前記前後方向の長さは、前記後側延出部の前記前後方向の長さよりも長くてよい。
本態様によれば、前側延出部及び後側延出部は、股下伸縮部の収縮によって前後方向に収縮せず、視認性を確保し易い。また、一般的におむつの装着状態を確認する際は、着用者の正面側を視認する。使用者は、おむつの装着状態を確認する際に、前側延出部を視認し易く、おむつが身体に対して適切に装着されているかを把握し易い。
好ましい一態様によれば、前記装飾部の前記幅方向の長さは、前記股下伸縮部の前記幅方向の長さよりも長くてよい。
本態様によれば、装飾部がより目立ち易くなり、使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握できる。使用者は、使用前の状態においても、装飾部を介して股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記装飾部は、前記幅方向に間隔を空けて一対で設けられており、前記一対の股下伸縮部は、前記一対の装飾部の間の領域に配置されてよい。
本態様によれば、股下伸縮部を幅方向に挟んで装飾部が配置され、股下伸縮部の収縮による変形状態をより目立たせることができる。使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部を介して股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記使い捨ておむつの前記幅方向の中心に対する一方側に位置する前記股下伸縮部と前記装飾部との距離は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の中心に対する他方側に位置する前記股下伸縮部と前記装飾部との距離と異なってよい。
本態様によれば、股下伸縮部の収縮によって吸収コアが身体側に凸状に変形すると、変形基点となる股下伸縮部の近傍は、おむつの非肌面側から視認し難くなることがある。おむつの幅方向の中心に対する一方側に位置する装飾部と、おむつの幅方向の他方側に位置する装飾部と、の距離が異なるため、一方側の装飾部の視認性が確保し難い場合であっても他方側の装飾部の視認性を確保し易い。よって、使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感を得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部を介して股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記後胴回り域に配置され、かつ前記前胴回り域に係合するファスニングテープを有しており、前記装飾部は、前記幅方向の内側に向かって膨らむ凸形状であってよい。
本態様によれば、テープ型の使い捨ておむつを装着する際は、後胴回り域に臀部を載せて、股下域側におむつを引っ張り、股下域によって身体を覆う。このとき、装飾部が湾曲しているため、使用者は、装飾部の形状によっておむつ全体における前後方向の位置を把握し易い。使用者は、おむつを適切な位置まで引っ張って装着することができ、より適切な位置におむつを装着できる。
好ましい一態様によれば、前記後胴回り域に配置され、かつ前記前胴回り域に係合するファスニングテープを有しており、前記吸収コアには、前記幅方向に間隔を空けて配置された一対の変形基点部が設けられており、前記変形基点部は、前記股下伸縮部よりも後側かつ前記一対の装飾部間の領域において、後側に向かって前記幅方向の外側に向かって延びてよい。
本態様によれば、装着時に後胴回り域に臀部を載せ、股下域側におむつを引っ張った際に、吸収コアは、後胴回り域から股下域に向かって幅方向の内側に延びる変形基点部を基点として変形する。これにより、股下域側に向かって幅方向の長さが短くなるように吸収コアを変形させることができる。股下域の吸収コアは、一対の股下伸縮部の収縮によって身体側に凸状に変形する。よって、股下域の吸収コアが身体側に沿って配置される。装飾部は、変形基点部及び股下伸縮部を挟んで配置され、吸収コアが凸状に変形した部分をより目立たせることができる。よって、使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。
好ましい一態様によれば、前記一対の装飾部の間の領域には、前記前後方向に延びるインジケータが設けられており、前記インジケータと前記装飾部の色差ΔEは、3.0以上であってよい。
本態様によれば、使用者は、インジケータと装飾部を区別して認識し易くなる。使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部を介して股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
好ましい一態様によれば、前記一対の装飾部の間の領域には、前記前後方向に延びるインジケータが設けられており、前記インジケータの色と前記装飾部の色は、オストワルト色相環によって分類された24色の色票で、色相番号が2以上ずれてよい。
本態様によれば、使用者は、インジケータと装飾部を区別して認識し易くなる。使用者は、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを、装飾部を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部を介して股下伸縮部を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
(2)使い捨ておむつの全体概略構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る使い捨ておむつについて説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
使い捨ておむつは、テープ型の使い捨ておむつであってもよいし、パンツ型の使い捨ておむつであってもよい。図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつ10の肌面側から見た平面図であり、図2は、本実施形態に係る使い捨ておむつ10の非肌面側から見た平面図である。図3は、実施形態に係る吸収コアを肌面側から見た平面図である。図1から図3に示す平面図は、伸長状態の使い捨ておむつを示している。図4は、図1に示す使い捨ておむつのA−A断面に沿った模式断面図である。図5は、図1に示す使い捨ておむつのB−B断面に沿った模式断面図である。なお、本考案における伸長状態とは、使い捨ておむつ10を皺が形成されない状態まで伸長させた状態である。また、本考案における自然状態とは、パッケージに収容されている使い捨ておむつ10にあっては、パッケージから使い捨ておむつ10を取り出し、20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において24時間放置した状態である。
使い捨ておむつ10は、互いに直交する前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、身体前側と身体後側とに延びる方向によって規定される。言い換えると、前後方向Lは、展開された使い捨ておむつ10において前後に延びる方向である。また、使い捨ておむつ10は、前後方向Lと幅方向Wの両方の直交する厚さ方向Tを有する。厚さ方向Tは、着用者側に向かう肌面側T1と、肌面側と反対側の非肌面側T2と、に延びる。
使い捨ておむつ10は、前胴回り域S1と、後胴回り域S2と、股下域S3と、を有する。前胴回り域S1は、着用者の前胴回り(腹部)に対向する領域である。後胴回り域S2は、着用者の後胴回り(背部)に対向する領域であり、装着時に身体(臀部)が載せられる領域を含む。股下域S3は、着用者の股下に位置し、前胴回り域S1と後胴回り域S2との間に配置された領域である。股下域S3は、着用者の脚回りに配置される脚回り開口部が設けられた領域である。脚回り開口部は、使い捨ておむつの外側縁から幅方向の内側に凹む部分である。
使い捨ておむつ10は、吸収材料を含む吸収コア31を含む。吸収コア31は、粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、又はこれらの混合物等の吸収材料を含む。吸収コア31は、コアラップ32によって覆われてよい。吸収コア31とコアラップ32によって吸収体30が構成されてよい。コアラップ32は、テッシュによって構成され、吸収コア31の肌面側T1と吸収コアの非肌面側に配置されてよい。
図1及び図4に示すように、吸収コア31を含む吸収体30の肌面側T1には、表面シート21及びサイドシート22が設けられてよい。表面シート21は、吸収体30の幅方向Wの中心を跨いで配置されてよい。サイドシート22は、表面シート21の外側部を覆うように配置されてよい。表面シート21及びサイドシート22は、例えば不織布や開孔プラスチックフィルムのような透液性シートによって構成されていてよい。サイドシート22の内側部は、折り返されて重なってよい。重なったサイドシート22間には、前後方向Lに伸縮する防漏伸縮部43が設けられてよい。防漏伸縮部43は、前後方向Lに伸縮する糸ゴムによって構成されてよい。サイドシート22と防漏伸縮部43は、着用時に肌面側T1に起立する防漏ギャザー60を構成する。
吸収体30の非肌面側T2には、裏面シート23及び外装シート24が設けられてよい。外装シート24は、裏面シート23の非肌面側T2に設けられてよい。裏面シート23の幅方向Wの長さは、外装シート24の幅方向Wの長さよりも短く、裏面シート23の前後方向Lの長さは、外装シート24の前後方向Lの長さよりも短い。裏面シート23は、液不透過性のフィルムによって構成されてよい。外装シート24は、液透過性の不織布によって構成されてよい。
使い捨ておむつ10は、裏面シート23及び外装シート24が接合された接合領域R1と、裏面シート23及び外装シート24が接合されずに重なって配置された非接合領域R2と、を有する。接合領域R1は、少なくとも股下伸縮部41が配置された領域に設けられている。非接合領域R2は、接合領域R1に隣接し、かつ接合領域の前後方向の端縁から前後方向の外側に延びる。非接合領域R2は、裏面シート23の前端縁及び後端縁に到達している。接合領域R1は、幅方向に連続して形成されていてよい。また、非接合領域R2の幅方向の外側に、接合領域R1が設けられていてもよい。裏面シート23と外装シート24は、ホットメルト型接着剤によって接合されていてよい。
後胴回り域の外側部には、ファスニングテープ91が設けられている。ファスニングテープ91は、ベース部92と係合部93を有する。ベース部92は、厚さ方向Tにおいて外装シート24及びサイドシート22の間に配置され、幅方向Wにおいて外装シート24及びサイドシート22から外側に延出している。係合部93は、ベース部92上に配置されており、ターゲット部95に係合する。ターゲット部95は、前胴回り域S1において幅方向に間隔を空けて配置されており、ファスニングテープ91がそれぞれ止着するように構成されている。
裏面シート23と吸収体30の間には、インジケータ51が配置されてよい。インジケータ51は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて配置されてよい。インジケータ51は、後述する低坪量部33の間に配置されている。インジケータ51は、吸収体が体液を吸収することによって変色し、使い捨ておむつ10の非肌面側T2から体液の吸収状態を把握できるように構成されている。
使い捨ておむつ10は、吸収コア31よりも幅方向の外側において前後方向に伸縮する脚回り伸縮部42を有してよい。脚回り伸縮部42は、サイドシート22と裏面シート23の間、及びサイドシート22と外装シート24の間に設けられてよい。脚回り伸縮部42は、前後方向Lに伸縮する帯状の伸縮シートによって構成されている。脚回り伸縮部42の収縮によって、着用時に使い捨ておむつ10の脚回り開口部が脚回りにフィットする。
使い捨ておむつ10は、使い捨ておむつの後端縁に沿って幅方向Wに延びる腰回り伸縮部45を有してよい。腰回り伸縮部45は、裏面シート23と外装シート24の間、表面シート21と外装シート24の間、及びサイドシート22と外装シート24の間に設けられてよい。腰回り伸縮部45の後端縁は、使い捨ておむつの後端縁よりも前側に位置し、腰回り伸縮部45の前端縁は、吸収コア31の後端縁よりも前側に位置してよい。腰回り伸縮部45は、吸収コア31よりも幅方向Wの外側に延出してよい。腰回り伸縮部45は、幅方向Wに伸縮する帯状の伸縮シートによって構成されている。
使い捨ておむつ10は、股下域の吸収コア31に重なる領域に設けられた一対の股下伸縮部41を有してよい。股下伸縮部41は、吸収コア31よりも非肌面側に配置されている。股下伸縮部41は、裏面シート23と外装シート24の間に設けられてよい。股下伸縮部41は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて配置されている。股下伸縮部41は、吸収コア31の幅方向Wの中心に配置されてなく、吸収コア31の幅方向Wの中心に対する両側にそれぞれ2本ずつ配置されている。よって、股下伸縮部41の収縮によって、股下伸縮部41と重なる領域の吸収コアが、吸収コアの幅方向の中心よりも身体側に引き上げられる。一対の股下伸縮部41は、吸収コア31の外側縁よりも幅方向の内側に位置してよい。一対の股下伸縮部41間に位置する領域は、一対の股下伸縮部41よりも幅方向の外側の領域に対して身体側に引き上げられる。よって、吸収コアの幅方向の中心が側部を基点として凸状に変形し、身体の股間に対するフィット性を確保できる。股下伸縮部41は、前後方向Lに沿って配置された糸ゴムによって構成されている。なお、他の形態において、股下伸縮部41は、前後方向に伸縮する帯状の伸縮シートによって構成されてよいし、1本の糸ゴムによって構成されていてもよいし、3本以上の糸ゴムによって構成されてもよい。また、本考案において重なっている状態とは、平面視にて一方の部材と他方の部材が重なっている状態であり、一方の部材の肌面側又は非肌面側に他方の部材が配置されている状態である。重なっている状態では、一方の部材と他方の部材が互いに接している状態のみならず、一方の部材と他方の部材の間に他の部材が介在している構成も含む。
股下伸縮部41は、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCを跨がってよい。股下伸縮部41の収縮によって、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCを身体側に引き上げることができる。特に、使用前に使い捨ておむつの肌面側どうしが向き合うように二つに折り畳まれた形態にあっては、折り畳みによる折り癖を引き上げることができる。なお、他の形態において、股下伸縮部41は、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCを跨がってなく、中心10LCよりも前側のみに配置されていてもよいし、中心10LCよりも後側のみに配置されていてもよい。
股下伸縮部41は、吸収コア31の外側縁よりも幅方向Wの内側に位置する。吸収コア31の股下伸縮部41よりも幅方向Wの外側には、股下伸縮部41の収縮力が作用し難い領域が設けられる。図3において、吸収コア31において股下伸縮部41よりも外側に位置するサイド領域R31と、サイド領域R31の間の中央領域R32と、を示す。サイド領域R31は、最も幅方向Wの外側に位置する股下伸縮部41よりも幅方向Wの外側に位置する領域である。中央領域R32は、股下伸縮部41と重なる領域及び股下伸縮部41よりも幅方向Wの内側に位置する領域を合わせた領域である。中央領域R32は、股下伸縮部41の収縮によって、サイド領域R31に対して身体側に引き上げられる。着用時の吸収コア31の変形態様については、後述にて詳細に説明する。
また、本考案における防漏伸縮部43、脚回り伸縮部42、腰回り伸縮部45、及び股下伸縮部41を含む伸縮部は、糸ゴムや伸縮性シートなどの弾性部材が伸縮可能な状態で配置された部分であり、伸縮しない状態で弾性部材が配置された部分を含まない。すなわち、伸縮部は、伸縮部を構成する弾性部材の有効長部分である。
使い捨ておむつ10は、おむつの非肌面側から視認可能な装飾部81を有してよい。おむつの非肌面は、着用時に、着用者の肌側に向けられる面とは反対側の面である。なお、本考案における「視認可能」とは、昼白色(色温度目安 4600〜5400 K(ケルビン))で明るく照明された室内(目安:500〜750 lx(ルクス))で約30〜50cmの距離で、良好な視力(1.0以上)を両眼に有する被験者が対象物を見たときに視認できる事を意味している。装飾部81は、裏面シート23の非肌面に設けられていてもよいし、外装シート24の肌面に設けられていてもよいし、吸収体の非肌面に設けられていてもよい。本実施の形態の装飾部81は、裏面シートの肌面に印刷されている。装飾部81は、インジケータ51よりも幅方向の外側において、幅方向に間隔を空けて一対で配置されている。すなわち、インジケータ51は、一対の装飾部81の間の領域に設けられている。装飾部81は、前後方向Lに延びている。装飾部81は、股下伸縮部41の近傍又は股下伸縮部41と重なる部位に設けられている。ここで装飾部81を、股下伸縮部41の近傍に設ける場合、図2に示すような、展開且つ伸長状態のおむつの平面視において、装飾部81と股下伸縮部41とが隣接しているか、又は股下伸縮部41と装飾部81との離間距離が10mm以下、特に5mm以下であることが好ましい。
装飾部81は、前後方向Lに沿った直線状であってもよいし、前後方向Lに延びつつ湾曲する曲線状であってもよいし、これらの組み合わせてあってもよい。装飾部81は、線状又は帯状であってもよいし、多数の図柄を直列状に表したもの等であっても良い。多数の図柄を構成する個々の図柄としては、円形、星形、ハート形、動物を模した形、音符形の任意の模様等を採用することができる。また、個々の図柄は、大きさの異なる図柄の組み合わせであってもよいし、同じ大きさの図柄の組み合わせであってもよい。装飾部81は、1本であってもよいし、2本以上の複数本であってもよい。装飾部81は、裏面シート23等に対して印刷して設けてもよいし、裏面シート等に着色剤等を含むホットメルト型接着剤を塗工して形成してもよい。
装飾部81の色は、例えば、白色であることの多い外装シートや外包材の形成材料等に対して、黒色、灰色、有彩色であることが好ましい。有彩色としては、赤色、橙色、黄色、黄緑色、緑色、青色、藍色、紫色等が挙げられる。また、インジケータ51を有する使い捨ておむつにおいては、装飾部81の色は、そのインジケータの発色前及び発色後の何れの色とも異なる色であることが好ましい。
(3)吸収コアの構成
次いで、図3を参照して、吸収コア31の構成について詳細に説明する。吸収コア31は、吸収コア31の最大幅31Mよりも幅方向の長さが短い幅狭部35と、幅狭部35の前後方向の外側に配置された幅広部と、を有する。幅狭部35は、前後に配置された幅広部の間に配置されている。幅狭部35の幅方向の長さは、前後方向Lの外側に向かって長くなっている。吸収コア31の平面視の形状は、砂時計形状である。なお、吸収コア31のみならず、コアラップを含んだ吸収体の形状が、砂時計形状であってもよい。
吸収コア31は、周囲の領域よりも吸収材料の坪量が低い低坪量部33を有してよい。低坪量部33は、前後方向Lに沿って設けられている。低坪量部33は、前後方向Lに延びていればよく、前後方向Lに対して平行であってもよいし、前後方向Lに対して90度未満の角度で傾斜してもよい。
低坪量部33は、周囲の吸収コア31よりも吸収材料の坪量が低い部分であり、周囲の吸収コア31よりも厚さが薄く、かつ剛性が低い。よって、低坪量部33は、装着状態で変形基点となり易い。吸収コア31には、着用状態で前後方向に延びる変形基点が形成され易い。低坪量部33は、吸収材料の坪量が実質的に零の部分(設計上の坪量が0であるが、周囲の吸収材料が混入した部分を含む)であってもよいし、周囲よりも少ない坪量の吸収材料が配置された部分であってもよい。低坪量部33は、幅方向Wに一定の長さを有するスリットであってもよいし、幅方向Wの長さが実施的に零である切り込みであってもよい。各低坪量部33の幅方向Wの長さは、2mm以上10mm以下であってよく、低坪量部33の前後方向Lの長さは、30mm以上180mm以下であってよく、より好適には、吸収コア31の厚さ以上、8mm以下でよい。低坪量部33の幅方向の長さが吸収コア31の厚さ以上であることにより、低坪量部33を基点に吸収コア31が厚さ方向に変形し易くなる。また、低坪量部33の幅方向の長さが8mm以下であることにより、低坪量部の幅方向の長さが長いことによる吸収性能に対する不安感を抑制できる。
低坪量部33は、幅方向Wに間隔を空けて一対で配置されている。低坪量部33は、使い捨ておむつの幅方向の中心10WCの両側に、幅方向Wに間隔を空けて配置されてよい。低坪量部33の前後方向の中心は、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCよりも後側に配置されてよい。
吸収コア31は、周囲の領域よりも剛性が高い高剛性部70を有してよい。高剛性部70は、一対の股下伸縮部41の間に配置された中央高剛性部71と、股下伸縮部41よりも後側に配置された後高剛性部72と、股下伸縮部41よりも前側に配置された前高剛性部73と、を有してよい。中央高剛性部71、後高剛性部72及び前高剛性部73は、それぞれ前後方向Lにおいて離間している。
高剛性部70は、周囲の領域よりも曲げ剛性が高い領域である。高剛性部70は、周囲の領域よりも目付が高い部分であってもよいし、吸収コア31が厚さ方向に圧縮された部分であってもよい。本実施の形態の高剛性部70は、吸収コア31が圧縮された圧搾部が設けられた部分である。圧搾部は、少なくとも吸収コア31を厚さ方向Tに圧搾することによって形成されていればよく、コアラップ32等の他の部材と吸収コア31とが圧搾されることによって形成されてもよい。
中央高剛性部71は、一対の低坪量部33間の領域に設けられている。中央高剛性部71の前端縁は、低坪量部33の前端縁と一致又は低坪量部33の前端縁よりも後側に位置してよい。中央高剛性部71の後端縁は、低坪量部33の後端縁よりも前側に位置してよい。中央高剛性部71の前後方向の中心は、低坪量部33の前後方向中心よりも前側に配置されてよい。中央高剛性部71は、幅方向Wにおいて、低坪量部33と間隔を空けて配置されてよい。中央高剛性部71は、使い捨ておむつの前後方向の中心10LC及び使い捨ておむつの幅方向Wの中心10WCを跨がってよい。
股下伸縮部41は、中央高剛性部71の幅方向の中心よりも両側に位置し、中央高剛性部71よりも後側に延出してよい。吸収コア31は、中央高剛性部71よりも後側において股下伸縮部41が配置された第1領域R41と、中央高剛性部71と股下伸縮部41が厚さ方向又は幅方向において重なった第2領域R42と、股下伸縮部41よりも前側において中央高剛性部71が配置された第3領域R43と、を有してよい。第1領域R41と第2領域R42は、前後方向Lにおいて隣接しており、第2領域R42と第3領域R43は、前後方向Lにおいて隣接している。第1領域R41の後端縁は、股下伸縮部41の後端縁41Rと一致し、第1領域R41の前端縁は、中央高剛性部71の後端縁71Rと一致する。第2領域R42の後端縁は、第1領域R41の前端縁と一致し、第2領域R42の前端縁は、股下伸縮部41の前端縁41Fと一致する。第3領域R43の後端縁は、第2領域R42の前端縁と一致し、第3領域R43の前端縁は、中央高剛性部71の前端縁71Fと一致する。
後高剛性部72は、低坪量部33よりも後側に配置されてよい。後高剛性部72の外側縁は、後側に向かって幅方向Wの外側に延びてよい。後高剛性部72の前端縁の幅方向Wの長さは、中央高剛性部71の幅方向Wの長さよりも長くてよい。後高剛性部72は、使い捨ておむつの幅方向Wの中心10WCを跨がってよい。
前高剛性部73は、低坪量部33よりも前側に配置されてよい。前高剛性部73は、使い捨ておむつの幅方向Wの中心10WCの両側に、幅方向Wに間隔を空けて配置されてよい。前高剛性部73の前端縁は、幅方向Wの外側に向かって前側に延びてよい。
吸収コア31には、股下伸縮部41よりも後側に設けられた一対の変形基点部85を有してよい。変形基点部85は、股下伸縮部41よりも後側において、後側に向かって幅方向Wの外側に向かって延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて一対で配置されている。変形基点部85は、吸収コア31が厚さ方向に変形する基点となる。本実施の形態の変形基点部85は、後高剛性部72の外側部72Sによって構成されている。変形基点部85は、変形基点の縁となる基点縁85Eを有する。基点縁は、吸収コア31の厚さの折れ線が形成される縁である。本実施の形態の基点縁85Eは、後高剛性部72の外側縁72Eである。本実施の形態の変形基点部85は、基点縁85Eから吸収コア31の厚さ分まで基点縁85Eに沿った線に対する垂直方向の内側に延びる領域を含んでいる。
ここで、本考案における外側部とは、幅方向Wにおける外側の縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、外側縁とは、幅方向Wにおける外側の縁である。また、内側部とは、幅方向Wにおける内側の縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、内側縁とは、幅方向Wにおける内側の縁である。なお、変形基点部85は、吸収コア31が厚さ方向に変形する基点となればよく、圧搾部による高剛性部の外側部に限定されない。他の態様における変形基点部については、後述にて説明する。
(4)装飾部の構成
次いで、装飾部81の構成について詳細に説明する。図6は、使い捨ておむつのA−A断面における装着状態を模式的に示した図である。図7は、実施形態に係る使い捨ておむつの装着状態を模式的に示した図であり、寝た状態の着用者を正面側から視認した図である。図6に示すラインBLは、着用者の身体のラインを示している。
使い捨ておむつが着用されると、股下域S3の吸収コア31は、肌面側T1及び幅方向Wの内側に向かう力がかかり、股下域S3の吸収コア31は、股下伸縮部41の収縮によって吸収コア31の幅方向Wの中央が身体側に引き上げられる。一対の股下伸縮部41の収縮によって身体側に凸状に変形し、中央領域R32がサイド領域R31に対して立ち上がる。よって、股下域の吸収コア31が身体側に沿って配置され、着用者の股間に吸収コア31が収まり易くなる。
股下伸縮部41の近傍又は股下伸縮部41と重なる部位に、股下伸縮部41に沿って装飾部81が設けられている。装飾部81によって、股下伸縮部41の収縮によって変形した部位を目立たせることができる。使用者は、装飾部81と共に股下伸縮部41による収縮状態を視認することで、吸収コア31が身体にフィットするように変形していることをより把握できる。使用者は、着用状態において、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81を介して容易に把握でき、おむつが身体にフィットしていることによる安心感を得やすい。
加えて、股下伸縮部41は、裏面シート23と外装シート24の間に配置されており、おむつの非肌面側に近い。股下伸縮部41は、おむつの非肌面側から視認され易く、装飾部81によって更に視認され易い。使用者は、使用前の状態においても、股下伸縮部41を視認し易く、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
装飾部81は、裏面シート23の非肌面に設けられてよい。股下伸縮部41と装飾部81は、厚さ方向Tにおいて近くに配置され、股下伸縮部41と装飾部81を一体的に示すことができる。使用者は、装飾部81を介して吸収コア31が身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
股下伸縮部41の少なくとも一部及び装飾部81の少なくとも一部は、接合領域R1に配置されてよい。接合領域R1では、裏面シート23と外装シート24が接合されている。接合領域R1における装飾部81の視認性は、非接合領域R2における装飾部81の視認性よりも高い。装飾部81の視認性が高い接合領域R1に股下伸縮部41が配置されているため、吸収コア31の変形状態をより目立たせることができる。使用者は、装飾部81を介して吸収コア31が身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
股下伸縮部41の少なくとも一部は、低坪量部33に重なってよい。吸収コア31は、着用時に前後方向に延びる低坪量部33を基点に変形する。よって、股下伸縮部41の収縮によって吸収コア31が身体側に凸状により変形し易くなり、着用者の股間に吸収コア31を適切に収めることができる。吸収コア31の変形基点となる低坪量部33は、周囲の領域よりも坪量が低く、体液を吸収した後も厚さを抑えることができ、変形状態を維持できる。使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
股下伸縮部41は、中央高剛性部71に対する幅方向Wの両方の外側に配置されてよい。股下伸縮部41の収縮によって、中央高剛性部71よりも幅方向Wの外側の領域を身体側に引き上げることができる。よって、低坪量部33近傍が身体側に凸状に変形し易い。また、中央高剛性部71は、股下伸縮部41によって収縮し難い。よって、吸収面積を確保するとともに、股間に沿った凸形状を維持し、漏れを低減できる。使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。
低坪量部33の前端縁33F及び後端縁33Rの少なくとも一方は、前後方向Lにおいて股下伸縮部41よりも外側に延出しており、装飾部81は、前後方向Lにおいて低坪量部33の全域に配置されてよい。すなわち、装飾部81の前端縁81Fは、低坪量部33の前端縁33Fよりも前側に位置し、装飾部81の後端縁81Rは、低坪量部33の後端縁33Rよりも後側に位置してよい。
図3に示すように、使い捨ておむつには、前後方向において低坪量部33と股下伸縮部41が配置された領域R11と、低坪量部33が股下伸縮部41よりも前後方向Lの外側に延出した領域R12と、が設けられる。前後方向において低坪量部33と股下伸縮部41が配置された領域は、低坪量部33と股下伸縮部41が幅方向又は厚さ方向Tに重なる領域であり、低坪量部33による変形基点が形成されるとともに、股下伸縮部41の収縮によって身体側に引き上げられる。低坪量部33が股下伸縮部41よりも前後方向の外側に延出した領域R12は、低坪量部33と股下伸縮部41が幅方向又は厚さ方向Tに重ならない領域であり低坪量部33による変形基点が形成されるが、股下伸縮部41の収縮が作用し難い。よって、これらの2つの領域は、吸収コア31の変形状態が異なり易い。2つの領域にまたがるように装飾部81が設けられているため、使用者は、異なる変形態様を把握し易い。吸収コア31の変形態様の違いによって、おむつの前後方向の向きやおむつの全体における前後方向の位置を把握でき、おむつが身体に対して適切に装着されているかを把握し易い。
股下伸縮部41及び装飾部81は、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCを跨いで配置されてよい。股下伸縮部41及び装飾部81の両方が、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCを跨ぐため、使用者は、使い捨ておむつの前側を視認しても、使い捨ておむつの後側を視認しても、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを容易に把握できる。
装飾部81の前後方向の長さは、股下伸縮部41の前後方向の長さよりも長くてよい。装飾部81がより目立ち易くなり、使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81を介して容易に把握できる。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
装飾部81は、股下伸縮部41よりも前側に延出する前側延出部811と、股下伸縮部41よりも後側に延出する後側延出部812と、を有し、前側延出部811の前後方向の長さL811は、後側延出部812の前後方向Lの長さL812よりも長くてよい。前側延出部811及び後側延出部は、股下伸縮部41の収縮によって前後方向に収縮せず、視認性を確保し易い。また、一般的におむつの装着状態を確認する際は、着用者の正面側を視認する。使用者は、おむつの装着状態を確認する際に、前側延出部811を視認し易く、おむつが身体に対して適切に装着されているかを把握し易い。
装飾部81の幅方向の長さは、股下伸縮部41の幅方向の長さよりも長くてよい。装飾部81がより目立ち易くなり、使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81を介して容易に把握できる。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。なお、装飾部81の幅方向の長さ、及び股下伸縮部41の幅方向の長さは、装飾部81及び股下伸縮部41が複数本の集合体によって構成されている場合にあっては、一本分の幅である。
一対の股下伸縮部41は、一対の装飾部81の間の領域に配置されている。股下伸縮部41と装飾部81は、使い捨ておむつ10の幅方向の中心の両側にそれぞれ配置されている。股下伸縮部41を幅方向に挟んで装飾部81が配置され、股下伸縮部41の収縮による変形状態をより目立たせることができる。使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることをより把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
装飾部81は、幅方向の内側に向かって膨らむ凸形状であってよい。テープ型の使い捨ておむつを装着する際は、後胴回り域に臀部を載せて、股下域側におむつを引っ張り、股下域によって身体を覆う。このとき、装飾部81が湾曲しているため、使用者は、装飾部81の形状によっておむつ全体における前後方向の位置を把握し易い。使用者は、おむつを適切な位置まで引っ張って装着することができ、より適切な位置におむつを装着できる。
変形基点部は、股下伸縮部41よりも後側かつ一対の装飾部81間の領域において、後側に向かって幅方向の外側に向かって延びてよい。テープ型の使い捨ておむつ10を装着する際は、まず、使い捨ておむつ10を展開した状態で使い捨ておむつ10の後胴回り域S2に着用者の臀部を載せる。そして、着用者の両脚の間に使い捨ておむつ10を通し、股下域側におむつを引っ張り、股下域によって身体を覆う。このとき、使い捨ておむつは、前後方向に引っ張られ、吸収コア31は、変形基点部85を基点に変形し易い。変形基点部85は、股下域に位置する股下伸縮部41よりも後側に設けられており、股下伸縮部41よりも後側に吸収コア31の変形基点が形成される。変形基点部85は、後側に向かって幅方向Wの外側に向かって延びており、吸収コア31には、後胴回り域から股下域に向かって幅方向Wの内側に延びる変形基点が形成される。
よって、後胴回り域に臀部を載せ、股下域側におむつを引っ張った際に、吸収体は、後胴回り域から股下域に向かって幅方向Wの内側に延びる基点によって変形する。具体的には、変形基点部85が設けられている領域の吸収体は、図7に示すように、後高剛性部72の外側縁72E(変形基点部85の基点縁85E)を基点として変形し、外側縁72Eよりも幅方向Wの内側の領域が、外側縁72Eよりも幅方向Wの外側の領域よりも肌面側に配置される。外側縁72Eよりも幅方向Wの内側の領域が、外側縁72Eよりも幅方向Wの外側の領域よりも肌面側に配置される要因としては、股下伸縮部41の収縮によって吸収コア31の幅方向Wの中央が身体側に引き上げられること、装着者がおむつを引っ張る際には一般的に吸収コア31の幅方向Wの中央に力をかけるため、及び装着時に吸収性物品の外側部(例えば脚回り開口部近傍)が脚に引っ掛かった状態で吸収コア31の幅方向Wの中央が引き上げられるためである。吸収コア31は、変形基点部85を基点に変形することにより、股下域側に向かって幅方向Wの長さが短くなるように変形する。
図6及び図8に示すように、変形基点部85よりも前側に位置する吸収コア31は、一対の股下伸縮部41の収縮によって身体側に凸状に変形し、中央領域R32がサイド領域R31に対して立ち上がる。よって、股下域の吸収コア31が身体側に沿って配置され、着用者の股間に吸収コア31を適切に収めることができる。
装飾部81は、変形基点部85及び股下伸縮部41を挟んで配置され、吸収コア31が凸状に変形した部分をより目立たせることができる。よって、使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
インジケータと装飾部81の色差ΔEは、3.0以上であってよい。出願人が種々検討を重ねた結果、使用者は、一般的に色差ΔEが3.0以上であると、2つの領域を別の領域として認識し易いことがわかった。使用者は、インジケータと装飾部81を区別して認識し易くなる。使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
なお、「色差」は、測定対象となる2点(2つの領域)について市販の測色器を用いて測色を行い、JIS Z 8729に規定されるCIE1976(L*a*b*)色空間に基づいて数値化した値を比較することによって求めることができる。具体的に、測定対象たる2点間のL*値の差がΔL*、a*の差がΔa*、b*値の差がΔb*であるときに、色差ΔE=[(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2]1/2によって求められる。
インジケータ51の色と装飾部81の色は、オストワルト色相環によって分類された24色の色票で、色相番号が2以上ずれてよい。使用者は、インジケータと装飾部81を区別して認識し易くなる。使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81を介して容易に把握でき、漏れに対する安心感をより得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41を視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
(5)変形例
次いで、変形例に係る使い捨ておむつ10Aについて説明する。図8は、変形例に係る使い捨ておむつ10Aの非肌面側から見た平面を模式的に示した図である。なお、以下の変形例の説明においては、上述の実施形態と異なる構成のみ説明し、実施形態と同様の構成については、同符号を用いて説明を省略する。
変形例1に係る使い捨ておむつの股下伸縮部41Aは、使い捨ておむつ10の前後方向Lの中心10LCを跨がずに配置されている。股下伸縮部41Aは、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCよりも後側のみに配置されてよい。装飾部81Aは、使い捨ておむつの前後方向の中心10LCを跨いで配置されている。股下伸縮部がおむつの前後方向の中心に対する一方側のみに配置されるため、おむつの前側と後側の外観を異ならせることができる。使用者は、おむつの前後方向の向きやおむつの全体における前後方向の位置を把握でき、おむつが身体に対して適切に装着されているかを把握し易い。
装飾部81Aは、前後方向の中心側が幅方向の内側に突出する湾曲形状である。変形例1に係る装飾部81Aの幅方向の長さは、実施形態の装飾部81の幅方向の長さよりも長く、変形例1に係る装飾部81Aは、1本の帯形状である。使い捨ておむつの幅方向の中心10WCに対する一方側に位置する股下伸縮部と装飾部81Aとの距離W11は、使い捨ておむつの幅方向の中心に対する他方側に位置する股下伸縮部41Aと装飾部81Aとの距離W12と異なっている。なお、変形例のように装飾部が湾曲した形状における股下伸縮部との距離は、最も近い部分における距離である。
股下伸縮部41Aの収縮によって吸収コア31が身体側に凸状に変形すると、変形基点となる股下伸縮部の近傍は、おむつの非肌面側から視認し難くなることがある。おむつの幅方向の中心に対する一方側に位置する装飾部81Aと、おむつの幅方向の他方側に位置する装飾部81Aと、の距離が異なるため、一方側の装飾部81Aの視認性が確保し難い場合であっても他方側の装飾部81Aの視認性を確保し易い。よって、使用者は、吸収コア31が身体側に凸状に変形していることを、装飾部81Aを介して容易に把握でき、漏れに対する安心感を得やすい。使用者は、使用前の状態においても、装飾部81を介して股下伸縮部41Aを視認しやすくなり、股間部に対してフィットするおむつであるという安心感を得ることができる。
変形例1に係る使い捨ておむつ10Aは、低坪量部33を有していない。吸収コア31は、股下伸縮部41の収縮によって着用者の股間に対して引き上げられ、股間に対してフィットする。
本明細書における「吸収コアの坪量」の測定は、以下の測定方法によって行われるものとする。使い捨ておむつ10がパッケージなどに封入されている場合には、パッケージから取り出し、その状態にて20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において12時間放置したサンプルを用いる。包装シート等によって包装された使い捨ておむつにおいては包装シートを開封し、折り畳まれた使い捨ておむつを展開する。次いで、坪量を測定する部分を使い捨ておむつから切り出し、切り出した部分から表面シート等、吸収コア以外の部分を取り除く。そして、吸収コアの坪量を測定する部分の面積及び重量を測定する。重量と面積とに基づいて坪量を算出する。
本明細書における「曲げ剛性」は、ガーレー剛軟度によって測定された値であってもよい。ガーレー剛軟度の測定は、(株)安田精機製作所製のNo311のガーレー式柔軟度試験機を用いて、JIS−L1096に準拠して測定することが可能である。ガーレー剛軟度の測定のサンプルの幅方向Wの長さは、30mm、前後方向の長さは、25mmとすることができる。
以上、上述の実施形態を用いて本考案について詳細に説明したが、当業者にとっては、本考案が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本考案は、実用新案登録請求の範囲の記載により定まる本考案の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本考案に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本考案によれば、身体に対するフィット性を高めるとともに、吸収コアが身体側に凸状に変形していることを使用者が容易に把握でき、漏れに対する安心感を得られる使い捨ておむつを提供できる。
10、10A 使い捨ておむつ
10LC :おむつの前後方向の中心
10WC :おむつの幅方向の中心
21 表面シート
22 サイドシート
23 裏面シート
24 外装シート
30 吸収体
31 吸収コア
32 コアラップ
33 低坪量部
41、41A 股下伸縮部
42 脚回り伸縮部
43 防漏伸縮部
45 腰回り伸縮部
51 インジケータ
71 中央高剛性部
72 後高剛性部
81、81A 装飾部
811 前側延出部
812 後側延出部
85 変形基点部
91 ファスニングテープ
92 ベース部
93 係合部
95 ターゲット部
S1 :前胴回り域
S2 :後胴回り域
S3 :股下域
T :厚さ方向
T1 :肌面側
T2 :非肌面側
L 前後方向
W :幅方向

Claims (16)

  1. 互いに直交する前後方向及び幅方向と、
    前胴回り域、後胴回り域、及び前記前胴回り域及び前記後胴回り域との間に配置された股下域と、
    少なくとも前記股下域に配置された吸収コアと、
    前記吸収コアの非肌面側に配置された液不透過性の裏面シートと、
    前記裏面シートの非肌面側に配置された外装シートと、
    前記股下域の前記吸収コアと重なる領域において前記裏面シートと前記外装シートの間に配置され、前記前後方向に伸縮する一対の股下伸縮部と、を備える使い捨ておむつであって、
    前記股下伸縮部の近傍又は前記股下伸縮部と重なる部位に、前記股下伸縮部に沿って装飾部が設けられており、
    前記装飾部は、前記使い捨ておむつの非肌面側から視認可能である、使い捨ておむつ。
  2. 前記装飾部は、前記裏面シートの非肌面に設けられている、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記裏面シートと前記外装シートが接合された接合領域と、
    前記接合領域に隣接し、かつ前記裏面シートと前記外装シートが接合されていない非接合領域と、を有し、
    前記股下伸縮部の少なくとも一部及び前記装飾部の少なくとも一部は、前記接合領域に配置されている、請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記股下域の前記吸収コアには、前記前後方向に延び、かつ前記幅方向に間隔を空けて配置された一対の低坪量部が設けられており、
    前記股下伸縮部の少なくとも一部は、前記低坪量部に重なっている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記低坪量部の前端縁及び後端縁の少なくとも一方は、前記前後方向において前記股下伸縮部よりも外側に延出しており、
    前記装飾部は、前記前後方向において前記低坪量部の全域に配置されている、請求項4に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記股下伸縮部及び前記装飾部は、前記使い捨ておむつの前記前後方向の中心を跨いで配置されている、請求項1から請求項5のいずれが1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記股下伸縮部は、前記使い捨ておむつの前記前後方向の中心を跨がずに配置され、
    前記装飾部は、前記使い捨ておむつの前記前後方向の中心を跨いで配置されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記装飾部の前記前後方向の長さは、前記股下伸縮部の前記前後方向の長さよりも長い、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記装飾部は、前記股下伸縮部よりも前側に延出する前側延出部と、前記股下伸縮部よりも後側に延出する後側延出部と、を有し、
    前記前側延出部の前記前後方向の長さは、前記後側延出部の前記前後方向の長さよりも長い、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  10. 前記装飾部の前記幅方向の長さは、前記股下伸縮部の前記幅方向の長さよりも長い、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  11. 前記装飾部は、前記幅方向に間隔を空けて一対で設けられており、
    前記一対の股下伸縮部は、前記一対の装飾部の間の領域に配置されている、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  12. 前記使い捨ておむつの前記幅方向の中心に対する一方側に位置する前記股下伸縮部と前記装飾部との距離は、前記使い捨ておむつの前記幅方向の中心に対する他方側に位置する前記股下伸縮部と前記装飾部との距離と異なる、請求項11に記載の使い捨ておむつ。
  13. 前記後胴回り域に配置され、かつ前記前胴回り域に係合するファスニングテープを有しており、
    前記装飾部は、前記幅方向の内側に向かって膨らむ凸形状である、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  14. 前記後胴回り域に配置され、かつ前記前胴回り域に係合するファスニングテープを有しており、
    前記吸収コアには、前記幅方向に間隔を空けて配置された一対の変形基点部が設けられており、
    前記変形基点部は、前記股下伸縮部よりも後側かつ前記一対の装飾部間の領域において、後側に向かって前記幅方向の外側に向かって延びている、請求項12又は請求項13に記載の使い捨ておむつ。
  15. 前記一対の装飾部の間の領域には、前記前後方向に延びるインジケータが設けられており、
    前記インジケータと前記装飾部の色差ΔEは、3.0以上である、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  16. 前記一対の装飾部の間の領域には、前記前後方向に延びるインジケータが設けられており、
    前記インジケータの色と前記装飾部の色は、オストワルト色相環によって分類された24色の色票で、色相番号が2以上ずれている、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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