JP3218415U - 包装用容器、包装用容器の透明蓋及び透明蓋付き包装用容器 - Google Patents

包装用容器、包装用容器の透明蓋及び透明蓋付き包装用容器 Download PDF

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Abstract

【課題】必要な強度を確保しつつ、スカート側壁部をより長くし、且つ底板をより高く底上げすることが可能であると共に、容易な製造工程と低コストで得ることができる包装用容器を提供する。【解決手段】平面視矩形箱状に合成樹脂で一体形成され、食品が収容される包装用容器1で、底板2と、底板2に間隔を開けて設けられ、下方に突出する中空突出部21と、底板2の周囲に設けられ、底板2よりも上方に突出する側壁3と、側壁3の下部に設けられ、設置面に向かうに従って外側に拡がるように傾斜して形成されているスカート側壁部31を備え、中空突出部21の下端がスカート側壁部31の下端よりも上方位置に設けられると共に、全体として周状に設けられるスカート側壁部31の下端に外方に突出するフランジ部35が周状に設けられ、四隅近傍のフランジ部35の幅がそれ以外のフランジ部35の幅よりも幅広に形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、合成樹脂で一体的に形成され、食品を収容する包装用容器、包装用容器の透明蓋及び透明蓋付き包装用容器に関する。
従来、平面視矩形箱状に合成樹脂で一体的に形成され、主に寿司を収容する包装用容器において、側壁の高さを高くし、側壁の下部に設置面に向かうに従って外側に拡がるように傾斜させてスカート側壁部を形成し、更に、底板を中空突出脚で支持して底上げすることにより、寿司の視認性を確保している包装用容器が知られている。
この包装用容器は、長いスカート側壁部を全周に亘って形成することで、寿司桶を彷彿させ、安定感、重厚感、高級感を演出することが可能であり、又、長いスカート側壁部により、食品売り場で陳列した際に目立たせることが可能である。
意匠登録第1476967号公報
ところで、上述のスカート側壁部が形成されている包装用容器には、食品売り場で陳列した際に一層目立たせるために、スカート側壁部をより長くすることが望まれている。そして、スカート側壁部を長くする場合には、消費者の購買意欲を向上させるべく食品の視認性を確保するために、食品が載置される底板もより高く底上げする必要がある。
しかしながら、包装用容器の強度を確保すべく底板を支持するため、合成樹脂の一体成形において中空突出脚を長くするには限界があり、又、仮に長くできても合成樹脂素材が多めに必要となり、製造コストが高くなる。そのため、包装用容器に必要な強度を確保しつつ、スカート側壁部をより長くし、且つ底板をより高く底上げすることができると共に、容易な製造工程と低コストで得ることができる包装用容器が求められている。
本考案は上記課題に鑑み提案するものであって、必要な強度を確保しつつ、スカート側壁部をより長くし、且つ底板をより高く底上げすることが可能であると共に、容易な製造工程と低コストで得ることができる包装用容器、その包装用容器の透明蓋、及び透明蓋付き包装用容器を提供することを目的とする。
本考案の包装用容器は、平面視矩形箱状に合成樹脂で一体形成され、食品が収容される包装用容器であって、底板と、前記底板に間隔を開けて設けられ、下方に突出する中空突出部と、前記底板の周囲に設けられ、底板よりも上方に突出する側壁と、前記側壁の下部に設けられ、設置面に向かうに従って外側に拡がるように傾斜して形成されているスカート側壁部とを備え、前記中空突出部の下端が前記スカート側壁部の下端よりも上方位置に設けられると共に、全体として周状に設けられる前記スカート側壁部の下端に外方に突出するフランジ部が周状に設けられ、四隅近傍の前記フランジ部の幅がそれ以外の前記フランジ部の幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする。
これによれば、設置面に非設置となる中空突出部を間隔を開けて底板に設けることで、底板自体の強度を確保することができ、更に、四隅近傍の幅広のフランジ部で包装用容器の安定支持とスカート側壁部の割れ防止を図ることができ、包装用容器に必要な強度を得ることができる。即ち、底板に設置面に設置する中空突出脚を設けずとも包装用容器の所要強度を確保することができ、スカート側壁部をより長くし、底板をより高く底上げすることが可能となる。従って、より長いスカート側壁部で、安定感、重厚感、存在感、高級感の演出効果を高めることができ、更には、柄の載せられるスカート側壁部の面積も増加させることができ、又、より高く底上げした底板で、例えば寿司のシャリを見せて魅力的に魅せることが可能となり、消費者の購買意欲を一層向上することができる。また、底板に設置面に設置する長い中空突出脚を設ける必要がないことから、容易な製造工程と低コストで得ることができる。
本考案の包装用容器は、少なくとも、一方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面が下方に凹んだ弧状部になっており、前記弧状部が、その両側の前記側壁の上端面よりも低く形成されていることを特徴とする。
これによれば、食品売り場において、例えば寿司のシャリをより遠くから視認できるようにし、又、より魅力的に魅せることが可能となり、ボリューム感、存在感を強めることができ、消費者の購買意欲をより一層向上することができる。
本考案の包装用容器は、前記弧状部が二方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
これによれば、食品売り場において、例えば寿司のシャリをより遠く且つ他方向から視認できるようにし、ボリューム感、存在感を強めることができ、消費者の購買意欲をより一層向上することができる。
本考案の包装用容器は、前記弧状部の幅と、前記側壁の前記弧状部以外の上端面の幅が略同一幅で形成されていることを特徴とする。
これによれば、例えば定位置印刷される包装用容器の柄を見栄え良く印刷することが可能となり、高級感の演出効果をより高めることが可能となる。
本考案の包装用容器は、前記弧状部から前記底板に向かう内壁面の傾斜が、前記側壁の前記弧状部以外の上端面から前記底板に向かう内壁面の傾斜よりも緩やかになっていることを特徴とする。
これによれば、特別な製造プロセスを要さずに、弧状部の幅と、側壁の弧状部以外の上端面の幅を略同一幅に成形することができる。
本考案の包装用容器は、前記側壁の上部の下端から前記スカート側壁部の上端に向かって外側に延びる略水平な中間側壁部を有し、少なくとも、一方向で対向する側壁に対応する前記中間側壁部の幅が、中央に向かうに従って漸次増加することを特徴とする。
これによれば、食品売り場において包装用容器の盤面を膨らみを持って大きく見せることができ、存在感、高級感の演出効果をより高めることができる。
本考案の包装用容器は、前記側壁の上部が嵌合側壁部になっており、別体の透明蓋を前記嵌合側壁部に外嵌可能になっていることを特徴とする。
これによれば、安定感、重厚感、存在感、高級感の演出効果を確保しつつ、食品を収容した包装用容器を簡単に略密封することができる。
本考案の包装用容器の透明蓋は、少なくとも、一方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面が下方に凹んだ弧状部になっており、前記弧状部が、その両側の前記側壁の上端面よりも低く形成されている本考案の包装用容器の前記嵌合側壁部に外嵌される透明蓋であり、前記弧状部の内側に内嵌される突起部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、側壁の略中央周辺が弧状部で高さが低い構成では、透明蓋が外れやすくなる場合があるが、突起部を弧状部に内嵌することにより、透明蓋の嵌め込み状態を確実に保持することができる。また、対応する本考案の包装用容器と対応する効果を奏する。
本考案の透明蓋付き包装用容器は、少なくとも、一方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面が下方に凹んだ弧状部になっており、前記弧状部が、その両側の前記側壁の上端面よりも低く形成されている本考案の包装用容器と、前記嵌合側壁部に外嵌され、前記弧状部の内側に突起部が内嵌される透明蓋とから構成されることを特徴とする。
これによれば、対応する本考案の包装用容器と本考案の透明蓋と対応する効果を奏することができる。
本考案の透明蓋付き包装用容器は、前記包装用容器の前記弧状部が二方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面にそれぞれ形成され、前記透明蓋の前記突起部が前記弧状部にそれぞれ対応して形成されていることを特徴とする。
これによれば、対応する本考案の包装用容器と本考案の透明蓋と対応する効果を奏することができることに加え、四方全てで突起部を弧状部に内嵌することができ、透明蓋の嵌め込み状態をより高強度で確実に保持することができる。
本考案によれば、必要な強度を確保しつつ、スカート側壁部をより長くし、且つ底板をより高く底上げすることが可能であると共に、容易な製造工程と低コストで得ることができる。
本考案による実施形態の包装用容器を示す斜視図。 実施形態の包装用容器を示す平面図。 実施形態の包装用容器を示す正面図。 実施形態の包装用容器における隅部周辺の部分拡大底面図。 図2のA−A線端面図。 実施形態の包装用容器と外嵌される透明蓋を示す斜視図。 実施形態の包装用容器と外嵌された透明蓋における突起部の内嵌箇所周辺を示す部分端面図。
〔実施形態の包装用容器、透明蓋及び透明蓋付き包装用容器〕
本考案による実施形態の包装用容器1は、合成樹脂で一体形成され、寿司等の食品が収容される包装用容器1であり、図1〜図3に示すように、平面視矩形箱状で、底板2と、四方を囲うように底板2の周囲に設けられ、底板2よりも上方に突出する側壁3を有する。
底板2には、下方に突出する中空突出部21が間隔を開けて複数設けられ、本実施形態では、各長辺の側壁3近傍に離間して2個ずつ、各短辺の側壁3近傍に離間して1個ずつの合計6箇所に中空突出部21が設けられている。中空突出部21の下端は、側壁3の下端或いは後述するスカート側壁部31の下端よりも上方位置に設けられ、包装用容器1が設置面に置かれた際に、中空突出部21の下端が設置面に接触しないようになっている(図5参照)。底板2の上面の設置面からの高さは、良好な美観、高級感、存在感を得る観点から高いほうが好ましく、例えば10〜25mm、望ましくは14〜22mm、より望ましくは15〜20mmであればよい。
底板2の上面には、中央に長辺の側壁3と平行に延ばされて、上方に突出するガイドライン22が形成されていると共に、四隅近傍に、上方に突出する傾斜ガイドライン23が形成されている。ガイドライン22、傾斜ガイドライン23は、寿司等を収容する際の盛り付けの基準となるものであり、ガイドライン22は2列の盛り付けを行う際の列の大まかな区分線となる。傾斜ガイドライン23は、盛り付ける寿司等を傾斜させる角度の基準をなし、例えば包装用容器1に盛り付けた寿司を高級感が高く横長でバランス良く見せるには、長辺の側壁3に対して40度〜45度の傾斜で形成することが好ましく、より好適には略43度とするとよい。
側壁3は、その下部に設けられるスカート側壁部31と、別体の透明蓋10が外嵌可能に設けられ、側壁3の上部を構成する嵌合側壁部32と、嵌合側壁部32の下端からスカート側壁部31の上端に向かって外側に延びる略水平な中間側壁部33を有し、四方に設けられるスカート側壁部31、嵌合側壁部32、中間側壁部33は全体として周状に設けられ、全周に亘って形成されている。ここで、中間側壁部33よりも上方に突出する嵌合側壁部32の突出量は、特に制限はないが、例えば5〜15mm、望ましくは8〜10mmであればよい。
スカート側壁部31は、設置面に向かうに従って外側に拡がるように傾斜して形成されている。四方のスカート側壁部31・31が相互に当接する隅部においては、アールを減じるようにそれぞれ隅切部34が設けられており、隅切部34により、後述する透明蓋10が嵌め込まれた際に、透明蓋の隅部に設けられる舌片15を持ち上げやすくしている。スカート側壁部31自体の設置面からの高さ(スカート側壁部の長さ)は、良好な美観、高級感、存在感を得る観点から高い(長い)ほうが好ましく、例えば20〜30mm、望ましくは23〜27mmであればよい。
スカート側壁部31の下端には、外方に突出するフランジ部35が周状に設けられている。フランジ部35のうち、四隅近傍のフランジ部35aの幅は、それ以外の部分のフランジ部35bの幅よりも幅広に形成されており、設置面積が増加されている(図4参照)。
側壁3の上部を構成する嵌合側壁部32には、略中央周辺の上端面において下方に凹んだ弧状部321が設けられ、弧状部321は、その両側の嵌合側壁部32の上端面よりも低く形成されている。本実施形態では、弧状部321を二方向で対向する側壁3・3の略中央周辺の上端面にそれぞれ形成しているが、長辺の側壁3・3が対向する方向だけ、或いは短辺の側壁3・3が対向する方向だけなど、一方向で対向する側壁3・3の略中央周辺の上端面にだけ形成することも可能である。ここで、弧状部321の中間側壁部33よりも上方に突出する突出量は、特に制限はないが、例えば0〜5mm、望ましくは2〜4mmであればよい。
また、嵌合側壁部32の略中央周辺の上端面を構成する弧状部321の幅は、側壁3の弧状部321以外の上端面を構成する嵌合側壁部32の弧状部321以外の上端面322の幅と略同一幅で形成されている。更に、弧状部321から底板2に向かう内壁面323の傾斜は、側壁3或いは嵌合側壁部32の弧状部321以外の上端面322から底板2に向かう内壁面324の傾斜よりも緩やかになっている。
嵌合側壁部32の上端部の外面には、弧状部321の中央領域以外の部分に外側に突出する係止部325が設けられており、嵌合側壁部32に嵌め込まれた透明蓋10を係止して脱落することを防止可能にしている。
長辺に対応する中間側壁部33・33は、その幅が中央に向かうに従って漸次増加するように形成されており、平面視において中央周辺に膨らみを有する形状になっている。本実施形態では、一方向で対向する側壁3・3に対応する中間側壁部33・33の幅を中央に向かうに従って漸次増加させているが、長辺と短辺の二方向で対向する側壁3・3に対応する中間側壁部33・33の幅を双方とも中央に向かうに従って漸次増加させるようにすることも可能である。
また、底板2よりも上方に突出する側壁3の突出量は、底板2に寿司を載置した際に寿司のシャリの高さよりも低く、側方からでも寿司のシャリを視認できる高さとすることが好ましく、好適は寿司のシャリの高さの半分以下とするとよい。具体的には、底板2よりも上方に突出する側壁3の突出量は、例えば10〜20mm、望ましくは13〜17mmとすると良好である。これにより、十分なボリューム感を持って寿司を魅せることができ、更に、弧状部321からのより大きな視認性でボリューム感は一層高められる。
本実施形態の包装用容器1に嵌め込まれる別体の透明蓋10は、図6に示すように、合成樹脂で一体的に形成された略截頭四角錐形であり、天板11と、天板11の周囲に設けられ、下方に向かうに従って外側に拡がるように傾斜して形成されている側壁12と、全体として周状に設けられる側壁12の下端に設けられ、包装用容器1の嵌合側壁部32の外側を略覆うように形成されている外嵌部13と、外嵌部13の下端から外側に突出するフランジ部14を有する。
フランジ部14の一箇所の隅部には、フランジ部14よりも外側に突出する舌片15が形成されており、舌片15は包装用容器1の隅切部34に対応する位置に設けられている。また、対向する長辺の側壁12・12において、左右の一方側に寄った部分は左右の他方側に寄った部分よりも傾斜が緩くなっており、下端が外嵌部13の上端外縁に連続し、且つ上端から下端まで略同一傾斜でバーコードラベルを貼りやすいラベル貼付用領域121になっている。
そして、各々の側壁12の中央部分には、内側に凹んだ凹部122が形成され、凹部122の下端が外嵌部13の上面よりも下方に突出する突起部123になっている。本実施形態では、包装用容器1において二方向で対向する側壁3・3の略中央周辺の上端面に弧状部321がそれぞれ形成されていることに対応して、二方向で対向する側壁12・12のそれぞれに突起部123が合計4箇所に形成されているが、長辺の側壁12・12が対向する方向だけ、或いは短辺の側壁12・12が対向する方向だけなど、一方向で対向する側壁12・12にだけ突起部123を形成することも可能である。
突起部123は、図7に示すように、外嵌部13を嵌合側壁部32に外嵌して透明蓋10を包装用容器1に外嵌した際に、弧状部321の内側に内嵌される。本実施形態では、四方の弧状部321のそれぞれに突起部123が内嵌されるようにして、透明蓋10の外嵌部13が嵌合側壁部32に外嵌される。そして、透明蓋10を包装用容器1に外嵌することで、本実施形態の透明蓋付き包装用容器が構成される。
本実施形態によれば、設置面に非設置となる中空突出部21を間隔を開けて底板2に設けることで、底板2自体の強度を確保することができ、更に、四隅近傍の幅広のフランジ部35aで包装用容器1の安定支持とスカート側壁部31の割れ防止を図ることができ、包装用容器1に必要な強度を得ることができる。即ち、底板2に設置面に設置する中空突出脚を設けずとも包装用容器1の所要強度を確保することができ、スカート側壁部31をより長くし、底板2をより高く底上げすることが可能となる。
従って、より長いスカート側壁部31で、安定感、重厚感、存在感、高級感の演出効果を高めることができ、更には、柄の載せられるスカート側壁部31の面積も増加させることができ、又、より高く底上げした底板2で、例えば寿司のシャリを見せて魅力的に魅せることが可能となり、消費者の購買意欲を一層向上することができる。また、底板2に設置面に設置する長い中空突出脚を設ける必要がないことから、容易な製造工程と低コストで得ることができる。
また、二方向で対向する側壁3・3に弧状部321を設けることにより、食品売り場において、例えば寿司のシャリをより遠く且つ他方向から視認できるようにし、より魅力的に魅せ、ボリューム感、存在感を強めることができ、消費者の購買意欲をより一層向上することができる。
また、弧状部321の幅と、側壁3の弧状部321以外の上端面322の幅を略同一幅で形成することにより、例えば定位置印刷される包装用容器1の柄を見栄え良く印刷することが可能となり、高級感の演出効果をより高めることが可能となる。また、弧状部321から底板2に向かう内壁面323の傾斜を、上端面322から底板3に向かう内壁面324の傾斜よりも緩やかにすることにより、特別な製造プロセスを要さずに、弧状部321の幅と上端面322の幅を略同一幅に成形することができる。
また、中間側壁部33の幅を中央に向かうに従って漸次増加することにより、食品売り場において包装用容器1の盤面を膨らみを持って太鼓形状に大きく見せることができ、存在感、高級感の演出効果をより高めることができる。特に、傾斜ガイドライン23に沿って寿司を傾斜させて配列する場合、高級感高く横長に寿司を傾斜配列しても、盤面の膨らみで十分な存在感を確保することができる。また、別体の透明蓋10を嵌合側壁部32に外嵌可能にすることにより、安定感、重厚感、存在感、高級感の演出効果を確保しつつ、食品を収容した包装用容器1を簡単に略密封することができる。
また、弧状部321を有する包装用容器1に嵌め込む透明蓋10に突起部123を設けることにより、側壁3の略中央周辺が弧状部321で高さが低い構成では、透明蓋10が外れやすくなる場合があるが、突起部123の弧状部321への内嵌で、透明蓋10の嵌め込み状態を確実に保持することができる。更に、四方全てで突起部123を弧状部321に内嵌することで、透明蓋10の嵌め込み状態をより高強度で確実に保持することができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の考案は、各考案、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
例えば本考案は弧状部321を有する包装用容器1に限定されず、弧状部321を形成しない包装用容器も本考案に含まれる。また、本考案は中間側壁部33の中央周辺の膨らみを有する包装用容器1に限定されず、中間側壁部33の中央周辺の膨らみを有しない包装用容器も本考案に含まれる。
また、本考案には、透明蓋等の蓋が嵌め込まれない包装用容器も含まれる。また、包装用容器1に嵌め込まれる透明蓋は突起123を有するものに限定されず、突起部123を有しない透明蓋を包装用容器1に嵌め込む構成も本考案に含まれる。
本考案は、例えば寿司等の食品を収容する包装用容器に利用することができる。
1…包装用容器 2…底板 21…中空突出部 22…ガイドライン 23…傾斜ガイドライン 3…側壁 31…スカート側壁部 32…嵌合側壁部 321…弧状部 322…上端面 323、324…内壁面 325…係止部 33…中間側壁部 34…隅切部 35、35a、35b…フランジ部 10…透明蓋 11…天板 12…側壁 121…ラベル貼付用領域 122…凹部 123…突起部 13…外嵌部 14…フランジ部 15…舌片

Claims (10)

  1. 平面視矩形箱状に合成樹脂で一体形成され、食品が収容される包装用容器であって、
    底板と、
    前記底板に間隔を開けて設けられ、下方に突出する中空突出部と、
    前記底板の周囲に設けられ、底板よりも上方に突出する側壁と、
    前記側壁の下部に設けられ、設置面に向かうに従って外側に拡がるように傾斜して形成されているスカート側壁部とを備え、
    前記中空突出部の下端が前記スカート側壁部の下端よりも上方位置に設けられると共に、
    全体として周状に設けられる前記スカート側壁部の下端に外方に突出するフランジ部が周状に設けられ、四隅近傍の前記フランジ部の幅がそれ以外の前記フランジ部の幅よりも幅広に形成されている
    ことを特徴とする包装用容器。
  2. 少なくとも、一方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面が下方に凹んだ弧状部になっており、
    前記弧状部が、その両側の前記側壁の上端面よりも低く形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記弧状部が二方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2記載の包装用容器。
  4. 前記弧状部の幅と、前記側壁の前記弧状部以外の上端面の幅が略同一幅で形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の包装用容器。
  5. 前記弧状部から前記底板に向かう内壁面の傾斜が、前記側壁の前記弧状部以外の上端面から前記底板に向かう内壁面の傾斜よりも緩やかになっていることを特徴とする請求項4記載の包装用容器。
  6. 前記側壁の上部の下端から前記スカート側壁部の上端に向かって外側に延びる略水平な中間側壁部を有し、
    少なくとも、一方向で対向する側壁に対応する前記中間側壁部の幅が、中央に向かうに従って漸次増加することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の包装用容器。
  7. 前記側壁の上部が嵌合側壁部になっており、
    別体の透明蓋を前記嵌合側壁部に外嵌可能になっていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の包装用容器。
  8. 少なくとも、一方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面が下方に凹んだ弧状部になっており、前記弧状部が、その両側の前記側壁の上端面よりも低く形成されている請求項7記載の包装用容器の前記嵌合側壁部に外嵌される透明蓋であり、
    前記弧状部の内側に内嵌される突起部が形成されていることを特徴とする包装用容器の透明蓋。
  9. 少なくとも、一方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面が下方に凹んだ弧状部になっており、前記弧状部が、その両側の前記側壁の上端面よりも低く形成されている請求項7記載の包装用容器と、
    前記嵌合側壁部に外嵌され、前記弧状部の内側に突起部が内嵌される透明蓋と
    から構成されることを特徴とする透明蓋付き包装用容器。
  10. 前記包装用容器の前記弧状部が二方向で対向する側壁の略中央周辺の上端面にそれぞれ形成され、
    前記透明蓋の前記突起部が前記弧状部にそれぞれ対応して形成されていることを特徴とする請求項9記載の透明蓋付き包装用容器。
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JP2022136509A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 福助工業株式会社 包装用容器
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JP7475642B2 (ja) 2020-04-08 2024-04-30 三甲株式会社 トレー

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