JP3218366B2 - 汚水、廃水等の固液分離用濾過装置 - Google Patents
汚水、廃水等の固液分離用濾過装置Info
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Description
に設置して、汚水や廃水等の固液を分離するための濾過
装置に関する。
を除くために、濾過する方法、遠心力により分離する方
法、加圧して浮上させる方法、凝集剤を添加して固める
方法等が採用されている。
過膜などが使用されることが多い。しかしながら、濾過
膜は一枚だけでは効果が少ないので多数枚を積層する必
要があるが、そのように濾過膜を何枚も積層した構造の
ものは製造が面倒であった。また、濾過材としては、こ
の他、布、砂、セラミック、多孔体等の各種の素材が使
用されているが、このような濾過材は、長期間使用する
ことにより目詰まりが生じやすく、そのような場合に逆
洗再使用が困難であるという問題があった。
な濾過性能を有してしかも製造が容易で、また、長期間
の使用により目詰まりが生じた場合に逆洗再使用が容易
な汚水、廃水等の固液分離用濾過装置の提供を目的とす
る。
って、すなわち、太さのそれぞれ異なる多数の線条1を
縦方向又は横方向に密に太さ順に並列するとともに、そ
れら並列した線条1の所要位置に別の線条2、フィルム
又は接着剤付き部材等を向きが異なるように配置して、
その線条2、フィルム又は接着剤付き部材等を上記の線
条1に対し融着又は接着等の手段により一体的に固着す
ることによりスダレ状の膜板3を形成し、その膜板3を
筒状に巻いて膜板3が重層した構造の周壁部7を有する
筒状濾過部材6を構成し、汚水や廃水がその周壁部7を
通過して筒状濾過部材6の内外に流通するようになした
汚水、廃水等の固液分離用濾過装置によって達成するこ
とができる。
ぞれ異なる線条1をその太さ順に並べて構成するものと
する。
説明する。まず、図1は本発明の濾過装置の構成要素で
ある膜板3を示したものである。この膜板3は、ポリプ
ロピレン等の熱可塑性プラスチック製のそれぞれ太さが
異なる多数の線条1を縦方向に且つ太さの順に密に並列
させるとともに、それらの並列した線条1の縦方向にお
ける複数箇所に一定間隔で別の同様に熱可塑性プラスチ
ック製の線条2を横方向に配置して、その線条2を上記
の線条1に融着して一体的に固着した構造になってお
り、全体的にスダレ状を呈している。なお、線条2の代
わりにフィルム又は接着剤付き部材等を使用することも
可能である。また、その線条2、フィルム又は接着剤付
き部材等は、融着の代わりに接着等の他の手段により固
着することも可能である。なお、線条1,2は上記のプ
ラスチックの他に、金属繊維、炭素繊維、セラミックや
ガラス繊維なども使用可能である。
を筒状にした中芯4の周囲に複数回巻き付けて筒状とな
してからその周囲に固定リング5を嵌めてカートリッジ
式の筒状濾過部材6を構成している。すなわち、筒状濾
過部材6はその周壁部7が膜板3による重層構造となっ
ている。この筒状濾過部材6は、太い線条が外側に、細
い線条が内側になるように巻かれている。なお、中芯4
は筒状で隙間を有する構造のものなら金網以外でも構わ
ない。
のである。上記の筒状濾過部材6は両端にそれぞれ取付
用アダプタ8,9を嵌着して、ケース10の内部に着脱
自在に装着されている。すなわち、ケース10の両側の
側壁にそれぞれ設けた開口部11,12に取付用アダプ
タ8,9が螺着している。ケース10には汚水や廃水の
原液15の出入り口13,14が開設されている。ケー
ス10に入った原液15は、筒状濾過部材6の周壁部7
を通過してその内部に入る。そして、周壁部7を通過す
るときに濾過され、その濾過液16は筒状濾過部材6の
内部を流れて一端又は両端から流出するようになってい
る。
材6を形成する場合に、太い線条が外側になるような巻
き方をしているが、太い線条が内側になって細い線条が
外側になるような巻き方も可能である。そのように逆向
きに巻いた場合は、筒状濾過部材6の内側へ原液15を
入れて、濾過液16を筒状濾過部材6の外側のケース1
0内へ流出させる。
装置は上記の通りであり、1枚のスダレ状の膜板3を筒
状に巻くことによって膜板3が重層した構造の周壁部7
を有する筒状濾過部材6を構成するので、その周壁部7
を汚水や廃水の原液15が通過するときに十分に濾過す
ることができる。しかも、従来のように濾過膜を何枚も
積層するという面倒がなく、膜板3を巻くだけで筒状濾
過部材6を容易に製造できるという利点がある。また、
筒状濾過部材6を構成するのはスダレ状の膜板3で空隙
が規則的に配列しているので、目詰まりが生じた場合に
濾過液16を逆流させてスラッヂを取り除くという逆洗
再使用が容易である。特に筒状濾過部材6の内部にスラ
ッヂが詰まっても筒状濾過部材6を展開することによっ
てその内部のスラッヂも容易に除去できるという利点が
ある。そして、その筒状濾過部材6はカートリッジ式な
ので性能が低下した場合に簡単に交換できるという利便
性がある。また、上記のスダレ状の膜板3は、太さのそ
れぞれ異なる線条をその太さの順に並べて形成されるの
で、それを巻いて筒状濾過部材6を構成したときに、そ
の周壁部7の断面が、内外方向に太い線条の層からより
細い線条の層へと順に変化する重層構造となるので、濾
過部材として最適な構造となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 太さのそれぞれ異なる多数の線条1を縦
方向又は横方向に密に太さ順に並列するとともに、それ
ら並列した線条1の所要位置に別の線条2、フィルム又
は接着剤付き部材等を向きが異なるように配置して、そ
の線条2、フィルム又は接着剤付き部材等を上記の線条
1に対し融着又は接着等の手段により一体的に固着する
ことによりスダレ状の膜板3を形成し、その膜板3を筒
状に巻いて膜板3が重層した構造の周壁部7を有する筒
状濾過部材6を構成し、汚水や廃水がその周壁部7を通
過して筒状濾過部材6の内外に流通するようになした汚
水、廃水等の固液分離用濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22449596A JP3218366B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 汚水、廃水等の固液分離用濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22449596A JP3218366B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 汚水、廃水等の固液分離用濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043516A JPH1043516A (ja) | 1998-02-17 |
JP3218366B2 true JP3218366B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=16814699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22449596A Expired - Fee Related JP3218366B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 汚水、廃水等の固液分離用濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218366B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325994A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Kurita Water Ind Ltd | 濾過装置 |
CN102553318A (zh) * | 2012-02-04 | 2012-07-11 | 侯明玉 | 压圈式离心过滤、聚心排渣压滤机 |
JP6654806B2 (ja) * | 2015-03-17 | 2020-02-26 | ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 | 熱源水供給機構 |
CN105709482B (zh) * | 2016-02-23 | 2017-07-28 | 哈尔滨恒通排水设备制造股份有限公司 | 一种直推式固液分离装置 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP22449596A patent/JP3218366B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1043516A (ja) | 1998-02-17 |
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