JP3218188B2 - 鳥害防止機構 - Google Patents

鳥害防止機構

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JP3218188B2
JP3218188B2 JP25049596A JP25049596A JP3218188B2 JP 3218188 B2 JP3218188 B2 JP 3218188B2 JP 25049596 A JP25049596 A JP 25049596A JP 25049596 A JP25049596 A JP 25049596A JP 3218188 B2 JP3218188 B2 JP 3218188B2
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M29/00Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus
    • A01M29/30Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus preventing or obstructing access or passage, e.g. by means of barriers, spikes, cords, obstacles or sprinkled water
    • A01M29/32Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus preventing or obstructing access or passage, e.g. by means of barriers, spikes, cords, obstacles or sprinkled water specially adapted for birds, e.g. spikes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋外構築物に対
する鳥害対策に関する。特に、屋外に設置する衛星通信
用パラボラアンテナ装置における鳥害対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図13は、従来のアンテナ装置全体の外観図
である。図13において、1は針状のサポータである。
2はアンテナ装置の主反射鏡端部である。図14は、従
来の鳥害防止機構の斜視図である。
【0003】従来の鳥害防止機構は、針状のサポータ1
を主反射鏡端部2に等間隔に設置している。そして、鳥
が主反射鏡端部2に止まろうとした場合、鳥の足が主反
射鏡端部2に届く前に主反射鏡端部2に多数設置してあ
る針状のサポータ1の先端に鳥の体が触れる。このこと
により、鳥が主反射鏡端部2に止まることを防いでい
る。
【0004】従来例2.別の従来の鳥害防止機構に特開
昭60−173235の「屋外構築物頂部の構造」があ
る。図15は、従来の屋外構造物頂部の構造を示す図で
ある。図15において、13は建物のパラペットであ
り、13aはパラペット頂部である。パラペット頂部1
3aは鳥類が止まる恰好の場所である。10はパラペッ
ト頂部13aに1メートル程度の間隔で設けられている
サポータである。12はサポータ10の間に張られてい
る直径1ミリメートル程度の細い銅線である。銅線12
はパラペット頂部13aの上面より1センチメートル程
度の間隔を保って張られている。このため、銅線12の
下の面に鳥類が直接止まれない。図16は、従来例にお
けるパラボラアンテナ装置の正面図である。図16にお
いて、14は、主反射鏡であり、15は主反射鏡14の
周縁頂部に取り付けられているサポータの付近を示して
いる。図17(a)は、図16のパラボラアンテナ装置
に取り付けられている主反射鏡を軸方面から見た図であ
る。図17(b)、(c)は、図17(a)の主反射鏡
周縁の拡大正面図および拡大側面図である。図17
(d)、(e)は、図17(a)のサポータの構造を示
す側面図および正面図である。図17(a)は、主反射
鏡14をその軸方向から見た図であり、主反射鏡14の
周縁最上部を中心に左右45度くらいまでの範囲の周縁
頂部17にサポータ16を1.2メートル程度の間隔で
主反射鏡14より突出して取り付けている。そして、こ
のサポータ16に直径1ミリメートル程度の銅線18を
張り巡らしている。図17(b)は、主反射鏡14の周
縁最上部付近を拡大して示している。また、図17
(c)は、主反射鏡14の周縁最上部付近を側面から見
ている図を示している。図17(c)において、19は
避雷針である。20は主反射鏡14を支持するための構
造体である。図17(d)および(e)はサポータ16
の取り付け構造の詳細を示す側面および正面図であり、
サポータ16はビス21によって主反射鏡14の周縁に
取り付けられている。図17に示したように主反射鏡1
4の周縁部に銅線18が張られているため鳥類は主反射
鏡14の周縁部に止まることができない。このため、糞
害を防ぐことができる。そして、糞害による電波の反射
性能の劣化を防止している。
【0005】従来例3.また、別の鳥害防止機構として
実開平2−53219の「空中線の鳥害防止装置」があ
る。図18は、送電線、電話線などの空中線の鳥害防止
装置の一例を示す構造図である。図18において、31
は送電線、電話線などの空中線である。32は、電気絶
縁用保護筒であり、空中線31を包んでいる。保護筒3
2は、おおむね円筒状とされ周方向1カ所が分断されて
いる。この分断された基部の一部が重合状態とされた本
体33と、前記分断基部両端から外側へ突設された突条
34、35とが一体形成されている。36は、多数の保
護筒32を連結する連結筒である。38は線状体であ
り、30は線状体38を支持する線状体支持部である。
37は固定部材であり、線状体支持部30を本体33に
固定する部材である。例えば、鳥が飛来して保護筒32
に止まろうと近づくと鳥の本能によって保護筒32の上
方に張り巡らされた線状体38に恐怖を感じて鳥が飛び
去る。この線状体38になれた鳥はあえて保護筒32に
止まろうとするが線状体38がじゃまになって止まるこ
とができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例1における鳥害
防止機構は以上のように構成されている。このため、鳥
がサポータとサポータの間に止まれないようにするため
に、針状のサポータを多数設置するという問題がある。
また、異なる大きさの鳥に対応するため長さの異なるサ
ポータを設置しなければならないという問題がある。ま
た、小さい鳥に対してはサポータを設置する間隔を小さ
くし、設置するサポータの数を増やして対処しなければ
ならないという問題がある。また、従来例2における屋
外構築物頂部の構造は以上のように構成されている。こ
のため、パラボラアンテナ装置が回転すると銅線の位置
が鳥が止まろうとする主反射鏡の周縁の上方ではなくな
るため、鳥が主反射鏡の周縁に止まることができてしま
うという問題がある。また、主反射鏡の周縁から銅線ま
での高さよりも背の低い鳥は、主反射鏡の周縁に止まる
ことができるという問題がある。また、従来例3におけ
る空中線の鳥害防止装置は鳥が止まろうとする部材、例
えば、空中線の上方のみに線状体があった。このため、
鳥が止まるとする部材の位置や角度が変更になると鳥が
上記部材に止まることができてしまうという問題があ
る。
【0007】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたものであり、以下のことを目的とする。第1に、
使用するサポータの数を可能な限り少なくして、鳥害を
防止する機構を得る。第2に、鳥の大きさに関係なく鳥
害を防止する機構を得る。第3に、障害防止機構を備え
ている屋外構築物の位置及び角度の変化に関係なく鳥害
を防止できる機構を得る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明における端部を
有する屋外構築物に対する鳥害防止機構は、上記屋外構
築物の端部に複数のサポータを設置し、上記サポータ間
に2本以上の細長部材を張ることを特徴とする。
【0009】また、この発明における鳥害防止機構は、
上記サポータが、上記端部から所定の方向に設置される
ことを特徴とする。
【0010】また、この発明における鳥害防止機構は、
上記サポータが、上記端部から鉛直方向に設置されるこ
とを特徴とする。
【0011】また、この発明における端部を有する屋外
構築物に対する鳥害防止機構は、上記屋外構築物の端部
から複数種類の方向に複数のサポータを設置し、上記サ
ポータ間に1本以上の細長部材を張ることを特徴とす
る。
【0012】また、この発明における副反射鏡と上記副
反射鏡を支持する副反射鏡支持柱とを有するアンテナ装
置に対する鳥害防止機構は、上記副反射鏡支持柱が複数
の端部を有し、上記副反射鏡支持柱の複数の端部にサポ
ータを設置し、上記サポータ間に細長部材を張ることを
特徴とする。
【0013】また、この発明における鳥害防止機構は、
上記サポータ間に2本以上の細長部材を張ることを特徴
とする。
【0014】また、この発明における鳥害防止機構は、
上記サポータ間に張る細長部材が上記副反射鏡支持柱に
対してスパイラル状になることを特徴とする。
【0015】また、この発明におけるホーン先端部を有
するアンテナ装置に対する鳥害防止機構は、上記ホーン
先端部の電波進行方向に複数のサポータを設置し、上記
サポータ間に細長部材を張ることを特徴とする。
【0016】また、この発明における鳥害防止機構は、
上記サポータ間に2本以上の細長部材を張ることを特徴
とする。
【0017】また、この発明における骨組部を有する屋
外構築物に対する鳥害防止機構は、上記骨組部に細長部
材を張ることを特徴とする。
【0018】また、この発明における鳥害防止機構は、
上記骨組部に2本以上の細長部材を張り巡らすことを特
徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図1お
よび図2について説明する。図1は、実施の形態1にお
けるアンテナ装置の主反射鏡部に設置した鳥害防止機構
を示す斜視図である。図1において、2はアンテナ装置
の主反射鏡端部であり、この実施の形態1におけるアン
テナ装置は、従来例1において示した図1と同様の外観
をしているもとする。また、この実施の形態及び他の実
施の形態におけるアンテナ装置は、仰角方向に回転する
回転軸を有しているものとする。但し、この実施の形態
1では、アンテナ装置は動かずに基準の位置に停止して
いるものとする。1は針状のサポータである。サポータ
1は、主反射鏡端部2が基準の角度に位置している場合
の鉛直方向に設置されている。上記サポータ1は主反射
鏡端部2の側面に設置されている。3は例えば、銅線の
ワイヤである。この実施の形態1では、ワイヤ3を銅線
としているが、鳥の足でつかめない程度の太さの細長部
材であれば針金やロープでも構わない。また、有刺鉄線
を用いると、鳥がワイヤ3に止まろうとした場合、鳥の
体にとげが触れて痛いため、より効果的に鳥が主反射鏡
端部2に止まるのを防ぐことができる。ただし、鳥の重
さによってたわまないような細長部材であるものとす
る。
【0020】この実施の形態1では、サポータ1を主反
射鏡端部2に等間隔に数本設置する。そして、サポータ
1とサポータ1の間にワイヤ3を2本張る。上記2本の
ワイヤ3はそれぞれサポータ1の接続点から高さa、高
さb(高さa<高さb)のように異なる高さになるよう
に張る。また、2本のワイヤ3はそれぞれワイヤを張る
高さをほぼ鳥の体の中心の高さぐらいにする。例えば、
雀のような小さな鳥は、主反射鏡端部2に止まろうとす
ると高さaの低い位置に張られているワイヤ3によって
主反射鏡端部2に止まることができない。また、直接ワ
イヤ3に止まろうとするとワイヤ3は雀の足に対して細
いため止まることができない。また、例えば、カラスの
ような大きな鳥が主反射鏡端部2に止まろうとすると、
高さaの低い位置に張られているワイヤ3および高さb
の高い位置に張られているワイヤ3がじゃまになり主反
射鏡端部2に止まることができない。また、直接ワイヤ
3に止まろうとしても、カラスの足に対してワイヤ3が
細いため止まることができない。
【0021】上記したような鳥害防止機構を備えたアン
テナ装置の主反射鏡端部2は大きさの異なる鳥が止まる
のを防ぐことができる。
【0022】実施の形態2.この実施の形態2で説明す
るアンテナ装置は、仰角方向に回転する回転軸を有する
ものとする。そして、アンテナ装置が回転しても鳥害を
防止できる鳥害防止機構について以下に説明をする。図
2は、実施の形態2におけるアンテナ装置の主反射鏡部
に設置した鳥害防止機構を示す斜視図である。図2にお
いて、2はアンテナ装置の主反射鏡端部であり、前述し
たように実施の形態2におけるアンテナ装置は、仰角方
向に回転する回転軸を有する。1および1aはサポータ
である。3および3aはワイヤである。図2(a)に示
しているようにサポータ1とサポータ1aは1つの軸よ
り角度αで枝分れしている。サポータ1及びサポータ1
aはそれぞれ主反射鏡端部2の回転後の停止位置に対し
て鉛直方向になるように設置されている。例えば、アン
テナ装置が基準の位置に停止している時、サポータ1が
鉛直方向になり、鳥が主反射鏡端部2に止まることを防
ぐ。そして、アンテナ装置が仰角方向に回転すると、サ
ポータ1aが鉛直方向になり、鳥が主反射鏡端部2に止
まることを防ぐ。
【0023】このように、アンテナ装置が仰角方向に回
転する場合でも、アンテナ装置の停止位置に対してサポ
ータ1、サポータ1aが鉛直方向になるように複数種類
の角度にサポータを設置することによって、鳥が主反射
鏡端部に止まることを防ぐことができる。
【0024】また、図2(a)に示したサポータは1つ
の主軸からサポータ1とサポータ1aに枝分かれしてい
る構造をしており、主軸が主反射鏡端部2の側面に接触
して固定されている。更に、別の例として図2(b)の
ように、2種類の角度を持つサポータ1と1aをそれぞ
れ用意してサポータ1と1aを主反射鏡端部2の側面に
並べて設置する。また、別の例として2種類の角度を持
つサポータ1と1aをそれぞれ用意して図2(c)のよ
うにある角度を持つサポータ1とサポータ1の間のちょ
うど中間当たりに別の角度を持つサポータ1aを設置し
ても構わない。
【0025】実施の形態3.上記実施の形態2ではサポ
ータ1間に1本のワイヤを張っていた。しかし、異なる
大きさの鳥に対応するため、図3のようにサポータ1間
及びサポータ1a間にそれぞれ2本ずつワイヤ3を張
る。これによってアンテナ装置が仰角方向に回転して所
定の位置で停止した場合でも、大きさが異なる鳥が主反
射鏡端部2付近に止まることを防ぐことができる。
【0026】実施の形態4.上記実施の形態3ではアン
テナ装置が仰角方向に回転した場合、アンテナ装置の回
転が停止した位置でサポータが鉛直方向になるように2
つの種類の角度を持つサポータを例に挙げた。しかし、
アンテナ装置の停止位置が2つとは限らない。例えば、
停止位置が3つの場合図4のように1つの主軸からサポ
ータ1、サポータ1a、サポータ1bのように3方向に
サポータの先端が枝分かれしているサポータを主反射鏡
端部2に設置する。また、異なる大きさの鳥が主反射鏡
端部2に止まることを防ぐ場合には図5のようにサポー
タ1、サポータ1a、サポータ1bにそれぞれ2本のワ
イヤ3を張る。また、アンテナ装置の停止位置が4つで
あれば、停止位置の数に合わせてそれぞれのアンテナ装
置の停止位置に対してサポータが鉛直方向になるような
サポータを用意して主反射鏡端部2の側面に設置する。
【0027】このようにアンテナ装置の停止する位置に
対応して複数種類の角度を持つサポータを用いれば用意
に鳥害防止機構を実現することができる。
【0028】実施の形態5.上記実施の形態1〜4では
鳥害防止機構を設置する屋外構築物の一例としてアンテ
ナ装置の主反射鏡端部2を想定した。さらに、この発明
における鳥害防止機構はアンテナ装置の副反射鏡支持柱
についても、同様の効果があり、これについて以下に説
明する。図6は、実施の形態5におけるアンテナ装置の
副反射鏡支持柱を示す斜視図である。図6において、1
はサポータ、3はワイヤ、4は副反射鏡支持柱である。
サポータ1は副反射鏡支持柱4の両端にそれぞれ1つず
つ設置されており、ワイヤ3はサポータ1間に張られて
いる。
【0029】上記実施の形態5では、1本のワイヤ3を
サポータ1間に張っていた。例えば、サポータ1に張る
ワイヤ3の高さをカラスを想定してカラスが副反射鏡支
持柱4に止まることができないような高さにワイヤ3を
張った場合、雀ぐらいの大きさの鳥は副反射鏡支持柱4
の上面からワイヤ3までの高さよりも小さい可能性があ
る。このため、雀は図6に示した鳥害防止機構では、止
まることができてしまう。このため、図7のように副反
射鏡支持柱4の上面からワイヤ3までの高さを2種類に
なるように2本ワイヤをサポータ1間に張る。これによ
って異なる大きさの鳥が副反射鏡支持柱4に止まるのを
防ぐことができる。
【0030】実施の形態6.上記実施の形態4、5で
は、副反射鏡支持柱4の上側になる面が一定である場合
を想定した。しかし、アンテナ装置が仰角方向に回転す
ると、副反射鏡支持柱4のどの面が上側になるか決まら
ない。このため、図8に示すように副反射鏡支持柱4に
ワイヤ3をスパイラル条に巻き付けることができるよう
にサポータ1を副反射鏡支持柱4の面に設置する。これ
により、アンテナ装置が仰角方向に回転した場合、副反
射鏡支持柱4のどの面にも鳥は止まることができない。
【0031】実施の形態7.上記実施の形態5、6で
は、アンテナ装置の副反射鏡支持柱4に鳥が止まること
を防ぐ鳥害防止機構について説明した。さらに、この発
明の鳥害防止機構は、アンテナ装置のホーン先端部につ
いても、同様の効果があり、これについて以下に説明す
る。図9は、実施の形態7におけるアンテナ装置のホー
ン先端部を示す斜視図である。図9において、1はサポ
ータ、3はワイヤ、5はホーン先端部である。サポータ
1はホーン先端部5に円状になるように複数本設置され
ている。そして、ワイヤ3はサポータ1間をリング状に
張られている。図9に示すようにホーン先端部5に例え
ば4本のサポータ1を設置し、その間をワイヤ3でリン
グ状に巻き付けることにより、鳥がホーン先端部5の外
周部に止まるのを防ぐことができる。
【0032】実施の形態8.上記実施の形態7では、1
本のワイヤをサポータ1間にリング状に巻き付けてい
た。例えばカラスを想定してホーン先端部5の上面から
ワイヤ3までの高さを決め、サポータ1にリング状にワ
イヤ3を巻き付けるとすると、雀くらいの大きさの鳥は
ホーン先端部5の上面からワイヤ3までの高さまでより
も低いために、ホーン先端部5の外周部に止まることが
できる可能性がある。このため、図10のように2本の
ワイヤ3をホーン先端部5の上面から異なる高さにそれ
ぞれリング状に巻き付ける。そして、ホーン先端部5の
低い高さに巻き付けたワイヤ3によって小さい鳥がホー
ン先端部5の外周部に止まることを防ぐ。これにより、
大きさが異なる鳥についても本線端部5の外周部に止ま
ることを防ぐことができる。
【0033】実施の形態9.上記実施の形態7、8で
は、アンテナ装置のホーン先端部5の外周部に鳥が止ま
らないようにする例を説明した。さらに、この発明にお
ける鳥害防止機構は、アンテナ装置の主反射鏡部骨組部
についても、同様の効果があり、これについて説明す
る。図11は実施の形態9におけるアンテナ装置の主反
射鏡部骨組部を示す斜視図である。図11において、3
はワイヤ、4は副反射鏡支持柱、2は主反射鏡部、6は
主反射鏡部骨組部である。ワイヤ3を主反射鏡部骨組部
6の各部材ごとに鳥が止まりそうな上側に張ることによ
って鳥が主反射鏡部骨組部6に止まるのを防ぐことがで
きる。なおワイヤ3は主反射鏡部骨組部6の面にワイヤ
が通るほどの穴をあけその穴に通すことによって張られ
ている。図11に示すように各部材毎に鳥が止まりそう
な上側にワイヤ3を張ることによって、鳥が主反射鏡部
骨組部6に止まるのを防ぐことができる。
【0034】実施の形態10.上記実施の形態9では、
ワイヤ3を主反射鏡部骨組部6の1つの面に1本ずつ張
っていた。例えば、カラスを想定して主反射鏡部骨組部
6の上面からのワイヤまでの高さを決めてワイヤを張る
と雀ほどの大きさの鳥は主反射鏡部骨組部6の上面から
ワイヤ3まの高さよりも小さい可能性があり、主反射鏡
部骨組部6に雀が止まる可能性がある。このため、図1
1のように主反射鏡部骨組部6の各面ごとに主反射鏡部
骨組部6の上面からワイヤまでの高さを2種類想定し、
2本のワイヤを張る。そして、低い高さに張られている
ワイヤ3により雀ぐらいの大きさの鳥が主反射境部骨組
部6に止まることを防ぐ。これにより、大きさの異なる
鳥が主反射鏡部骨組部6に止まるのを防ぐことができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明における鳥害防
止機構は、サポータ間に2本以上の細長部材を張ること
により、異なる大きさの鳥が屋外構築物に止まることを
防ぐ効果がある。
【0036】また、サポータは屋外構築物の端部に所定
の方向に設置される。このため、屋外構築物の構造に合
わせてサポータを設置してワイヤを張ることができ、屋
外構築物の構造に関係なく鳥が屋外構築物に止まること
を防止することができる効果がある。
【0037】また、鳥が止まろうとする屋外構築物の頂
部に傾きがある場合、サポータを鉛直方向に設置するこ
とにより、鳥が屋外構築物の頂部に止まることを防ぐ効
果がある。
【0038】また、例えば、アンテナ装置の主反射鏡部
のように回転可能な屋外構築物については複数種類の方
向にサポータを設置できる。このため、サポータと細長
部材は常に鳥が屋外構築物に止まることを防ぐように位
置することができ、効率よく鳥が屋外構築物に止まるの
を防ぐことができる効果がある。
【0039】また、アンテナ装置の副反射鏡支持柱にサ
ポータを設置して上記サポータ間に細長部材を張る。こ
のため、鳥が副反射鏡支持柱に止まることを防ぐ効果が
ある。
【0040】また、2本以上の細長部材をサポータに張
ることにより、異なる大きさの鳥が副反射鏡支持柱に止
まることを防ぐ効果がある。
【0041】また、副反射鏡支持柱に細長部材をスパイ
ラル状に張ることにより、アンテナ装置の回転に伴い副
反射鏡支持柱のいずれの面が上になっても鳥が副反射鏡
支持柱の上面に止まることを防ぐ効果がある。
【0042】また、アンテナ装置のホーン先端部にサポ
ータを設置してサポータに細長部材を張ることにより、
鳥がホーン先端部に止まることを防ぐ効果がある。
【0043】また、2本以上の細長部材をサポータに張
ることにより、異なる大きさの鳥がホーン先端部に止ま
ることを防ぐ効果がある。
【0044】また、屋外構築物の骨組部に細長部材を張
ることにより、鳥が屋外構築物の骨組部に止まることを
防ぐ効果がある。
【0045】さらに、2本以上の細長部材を骨組部に張
ることにより、異なる大きさの鳥が屋外構築物の骨組部
に止まることを防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるアンテナ装
置の主反射鏡部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるアンテナ装
置の主反射鏡部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3におけるアンテナ装
置の主反射鏡部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態4におけるアンテナ装
置の主反射鏡部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるアンテナ装
置の主反射鏡部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5における副反射鏡支
持柱に設置した鳥害防止機構を示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態5における副反射鏡支
持柱に設置した鳥害防止機構を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態6における副反射鏡支
持柱に設置した鳥害防止機構を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態7におけるアンテナ装
置のホーン先端部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図
である。
【図10】 この発明の実施の形態8におけるアンテナ
装置のホーン先端部に設置した鳥害防止機構を示す斜視
図である。
【図11】 この発明の実施の形態9におけるアンテナ
装置の骨組部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態10におけるアンテ
ナ装置の骨組部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図で
ある。
【図13】 従来例におけるアンテナ装置全体の外観図
である。
【図14】 従来例1におけるアンテナ装置の主反射鏡
部に設置した鳥害防止機構を示す斜視図である。
【図15】 従来例2における屋外構築物頂部の機構を
示す図である。
【図16】 従来例2におけるパラボラアンテナの正面
図である。
【図17】 (a)は図16のパラボラアンテナに取り
付けられている反射鏡を軸方面から見た図である。
(b)、(c)は図17(a)の反射鏡周縁の拡大正面
図および拡大側面図である。(d)、(e)は、図17
(a)のサポータの構造を示す側面図および正面図であ
る。
【図18】 従来例3における空中線の鳥害防止装置の
一例を示す構造図である。
【符号の説明】
1 サポータ、2 主反射鏡部、3 ワイヤ、4 副反
射鏡支持柱、5 ホーン先端部、6 主反射鏡部骨組
部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を有する屋外構築物に対する鳥害防
    止機構において、上記屋外構築物の端部から複数種類の
    方向に複数のサポータを設置し、上記サポータ間に1本
    以上の細長部材を張る鳥害防止機構であって、上記屋外
    構築物は、仰角方向に回転して複数の停止位置で回転を
    停止して、上記屋外構築物の端部から複数種類の方向に
    設置されるサポータのうちいずれか1つのサポータは、
    上記複数の停止位置のいずれか1つの停止位置にある上
    記屋外構築物の端部から鉛直方向に設置されることを特
    徴とする鳥害防止機構。
  2. 【請求項2】 副反射鏡と上記副反射鏡を支持する副反
    射鏡支持柱とを有するアンテナ装置に対する鳥害防止機
    構において、上記副反射鏡支持柱は複数の端部を有し、
    上記副反射鏡支持柱の複数の端部にサポータを設置し、
    上記サポータ間に細長部材を上記副反射鏡支持柱に対し
    てスパイラル状に張ることを特徴とする鳥害防止機構。
  3. 【請求項3】 支持柱を有する屋外構築物に対する鳥害
    防止機構であって、上記支持柱は複数の端部を有し、上
    記支持柱の複数の端部にサポータを設置して、上記サポ
    ータ間に細長部材をスパイラル状に張ることを特徴とす
    る鳥害防止機構。
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