JP3217543B2 - ハードディスク用ヘッドの浮上量測定装置 - Google Patents

ハードディスク用ヘッドの浮上量測定装置

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JP3217543B2 JP15075493A JP15075493A JP3217543B2 JP 3217543 B2 JP3217543 B2 JP 3217543B2 JP 15075493 A JP15075493 A JP 15075493A JP 15075493 A JP15075493 A JP 15075493A JP 3217543 B2 JP3217543 B2 JP 3217543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パソコン等のコンピュ
ータに使用されるハードディスクに対して情報を読み書
きするヘッドの浮上量を測定するためのハードディスク
用ヘッドの浮上量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すようにパソコン等のコンピュ
ータに記憶装置として使用されるハードディスク51に
対してはヘッド52によって情報を読み書きする。この
場合、ハードディスク51を高速回転することによ
り、.図4(ロ)(ハ)に示す如くヘッド52は浮上
し、ハードディスク51とヘッド52との間に隙間(浮
上量)ができる。この浮上量を小さくするほどハードデ
ィスク51の記憶容量は増加する。しかし、ハードディ
スク51表面には微小な突起が存在するために、あまり
浮上量を小さくすると、ヘッド52と突起が接触し、ヘ
ッド52がクラシュしてしまう。従って、突起の少ない
ハードディスク51を開発する必要がある。
【0003】突起が少なく浮上量を小さくできるハード
ディスク51を開発する(ハードディスクが一定回転の
場合、ハードディスクの位置によって浮上量が変化しな
いような、安定した表面を持ったハードディスクを開発
する)には、ハードディスク51とヘッド52との距離
(浮上量)を測定する必要がある。上記のようなヘッド
52の浮上量を測定するための浮上量測定装置には、レ
ーザの干渉光を利用したものがある。
【0004】図5はこの種の従来のハードディスク用ヘ
ッドの浮上量測定装置を示し、レーザ53は、ハードデ
ィスク51及びヘッド52に向けてレーザ光を照射す
る。ヘッド52には1/4波長板59が搭載されてお
り、更にその入射面にはハーフミラー膜がコーティング
されているのでレーザ光の半分はハーフミラー表面で反
射し、ヘッド52からの反射光となり、残り半分はハー
フミラーと1/4波長板59内を透過しディスク51の
表面に到り反射する。このディスク51からの反射光は
入射時と同じ経路で1/4波長板59から出ていくが、
1/4波長板の作用により、その内部を往復する間に偏
光面が45度ずつ2回、回転を受け入射する前の偏光面
に対し、90度ずれた光となる。従ってディスク51か
らの反射光は、ヘッド52からの反射光はこの時点で重
なりを持っても互いに干渉せず、また偏光角度の違いを
利用して、光路の分離が容易に出来る。偏光ビームスプ
リッタ54はハードディスク51で反射したレーザ光を
ビームスプリッタ56に向けて送出し、ビームスプリッ
タ55はヘッド52で反射したレーザ光を偏光ビームス
プリッタ57に向けて送出する。偏光ビームスプリッタ
54,55で分かれたハードディスク51からの反射光
とヘッド52からの反射光とは、別々の光路で光軸の調
整を受け、ビームスプリッタ57に導かれ、重ね合わさ
れる。ビームスプリッタ57の後には1/4波長板60
が配置されており、その光軸は、各々の反射光線束の偏
光角に対し45度になるように設置されているので、こ
れ等2光線束は1/4波長板60を通過した直後に互に
逆回転する円偏光に変換され、直ちに互いに干渉する。
フォトディテクタ58でその干渉光の強度変化を計測し
て、ヘッド52の浮上量を換算する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のハード
ディスク用ヘッドの浮上量測定装置では、図6に示す如
くハードディスク51からの反射光Aとヘッド52から
の反射光Bとを、ハードディスク51の制止状態で完璧
に一致させて干渉させても、図4(ロ)(ハ)に示すよ
うにハードディスク51の回転によってヘッド52が浮
上している状態になれば、図7に示す如く原理的にハー
ドディスク51からの反射光Aとヘッド52からの反射
光Bとは干渉点で大きなずれが生じる。従って、ヘッド
52の浮上量変化による光量変化と、干渉光のずれによ
る光量変化が混在し、ヘッド52の浮上量の測定精度を
損ねてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、干渉光のず
れによる光量変化なくなるようにしてヘッドの浮上量を
高精度にて測定できるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、ハードディスク1から
の反射光とハードディスク1に対して情報を読み書きす
るヘッド2からの反射光とを、別々の光路で一点に導い
て干渉させ、その干渉光の強度変化を計測して、ヘッド
2のハードディスク1に対する浮上量を測定するように
したハードディスク用ヘッドの浮上量測定装置におい
て、ハードディスク1からの反射光Aの光路とヘッド2
からの反射光Bの光路との少なくとも一方に、反射光
A,Bの一方の光線束が他方の光線束内に収まるよう
に、反射光の光線束を拡収させる光学系が設けられてい
る点にある。
【0008】
【作用】ハードディスク1の回転によってヘッド2が浮
上しても、図2に示す如くハードディスク1からの反射
光Aとヘッド2からの反射光Bとは一方の光線束内を他
方の光線束が移動するのみである。従って、ハードディ
スク1からの反射光Aとヘッド2からの反射光Bとの重
なり部分の面積は一定であり、干渉光のずれによる光量
変化をキャンセルすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
る。図1において、1はハードディスク、2はハードデ
ィスク1に対して情報を読み書きするヘッドであり、浮
上量測定の為ハーフミラー膜を持つ1/4波長板が搭載
されている。3はレーザで、ハードディスク1及びヘッ
ド2に向けてレーザ光を照射する。ただし、このレーザ
光は光線束断面内の強度分布が予め均一になるような処
理がなされているか又は、実用上均一とみなせる光線束
である。
【0010】4,7は偏光ビームスプリッタ、6,5は
ビームスプリッタであり、偏光ビームスプリッタ4はハ
ードディスク1で反射したレーザ光をビームスプリッタ
6に向けて送出し、ビームスプリッタ5はヘッド2で反
射したレーザ光を偏光ビームスプリッタ7に向けて送出
するようになっている。また、偏光ビームスプリッタ及
びビームスプリッタ4,5で分かれたハードディスク2
からの反射光とヘッド2からの反射光とを、別々の光路
でビームスプリッタ7及び1/4波長板10の干渉点に
導いて互いに干渉させるようになっている。
【0011】8はフォトディテクタで、1/4波長板1
0から送出された干渉光の強度変化を計測して、ヘッド
2の浮上量を換算する。11はビームエキスパンダー
で、偏光ビームスプリッタ4とビームスプリッタ6との
間のハードディスク1からの反射光Aの光路に設けられ
ている。このビームエキスパンダー11はハードディス
ク1からの反射光Aを細い平行光線束から太い平行光線
束に変換して、図2に示す如くヘッド2からの反射光B
の細い平行光線束がハードディスク1からの反射光Aの
太い平行光線束内に収まるようになっている。これによ
り、ハードディスク1の回転によってヘッド2が浮上し
ても、図2に示す如くとヘッド2からの反射光Bはハー
ドディスク1からの反射光A内を移動するのみで、ヘッ
ド2からの反射光Bの細い平行光線束はハードディスク
1からの反射光Aの太い平行光線束内に収まった状態を
維持するようになっている。
【0012】図3は他の実施例を示し、前記実施例と同
様に偏光ビームスプリッタ4とビームスプリッタ6との
間のハードディスク1からの反射光Aの光路にビームエ
キスパンダー11が設けられると共に、ビームスプリッ
タ5と偏光ビームスプリッタ7との間のヘッド2からの
反射光Bの光路に集光レンズ12が設けられている。こ
の場合、ビームエキスパンダー11はハードディスク1
からの反射光Aを細い平行光線束を太い平行光線束に変
換し、集光レンズ12はヘッド2からの反射光Bをより
細い平行光線束に変換し、ヘッド2からの反射光Bの細
い平行光線束がハードディスク1からの反射光Aの太い
平行光線束内に収まるようになっている。その他の点は
前記実施例と同様の構成である。
【0013】なお、前記実施例では、ハードディスク1
からの反射光Aの光路にビームエキスパンダー11が設
けられ、又はハードディスク1からの反射光Aの光路に
ビームエキスパンダー11が設けられと共に、ヘッド2
からの反射光Bの光路に集光レンズ12が設けられてい
るが、これに代え、ヘッド2からの反射光Bの光路にビ
ームエキスパンダー11のみを設けるようにしてもよい
し、またハードディスク1からの反射光Aの光路に集光
レンズ12を設けると共に、ヘッド2からの反射光Bの
光路にビームエキスパンダー11を設けるようにしても
よく、このようにすれば、ハードディスク1からの反射
光Aの光線束がヘッド2からの反射光Bの光線束内に収
まるようになる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ハードディスク1から
の反射光Aの光路とヘッド2からの反射光Bの光路との
少なくとも一方に、反射光A,Bとの一方の光線束が他
方の光線束内に収まるように、反射光の光線束を拡収さ
せる光学系が設けられているので、ハードディスク1の
回転によってヘッド2が浮上しても、ヘッド2からの反
射光Bとハードディスク1からの反射光Aとは一方の光
線束内を他方の光線束が移動するのみで、一方の光線束
内に他方の光線束が収まった状態を維持するため、光線
束が移動によってハードディスク1からの反射光Aとヘ
ッド2からの反射光Bとの重なり部分の面積は一定であ
り、従って、干渉光のずれによる光量変化なくなり、ヘ
ッド2の浮上量を高精度にて測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】作用効果説明用の説明図である。
【図3】他の実施例を示す構成図である。
【図4】従来例説明用の断面図である。
【図5】従来例を示す構成図である。
【図6】従来の問題点説明用の説明図である。
【図7】従来の問題点説明用の説明図である。
【符号の説明】
1 ハードディスク 2 ヘッド 3 レーザ 4 偏光ビームスプリッタ 5 ビームスプリッタ 6 ビームスプリッタ 7 偏光ビームスプリッタ 8 フォトディテクタ 11 ビームエキスパンダ 12 集光レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 500117842 993 Highland Circle, Los Altos,CA 94024,U. S.A. (72)発明者 大西 修一 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (72)発明者 前田 誠 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスク(1)からの反射光とハ
    ードディスク(1)に対して情報を読み書きするヘッド
    (2)からの反射光とを、別々の光路で一点に導いて干
    渉させ、その干渉光の強度変化を計測して、ヘッド
    (2)のハードディスク(1)に対する浮上量を測定す
    るようにしたハードディスク用ヘッドの浮上量測定装置
    において、 ハードディスク(1)からの反射光(A)の光路とヘッ
    ド(2)からの反射光(B)の光路との少なくとも一方
    に、反射光(A),(B)の一方の光線束が他方の光線
    束内に収まるように、反射光の光線束を拡収させる光学
    系が設けられていることを特徴とするハードディスク用
    ヘッドの浮上量測定装置。
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