JP3217537U - テント遮熱構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外で使用する催事用テント等の地表側に遮熱シートを取り付ける事により、熱中症対策に貢献できるテント遮熱構造を提供する。
【解決手段】樹脂シートで作製された催事用テント２や日除け等の地表側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シート４を取り付けたテント遮熱構造であって、遮熱シート４の周囲にハトメを付け、催事用テント２や日除け等のフレーム３に紐６で取り付けた。
【選択図】図１
【解決手段】樹脂シートで作製された催事用テント２や日除け等の地表側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シート４を取り付けたテント遮熱構造であって、遮熱シート４の周囲にハトメを付け、催事用テント２や日除け等のフレーム３に紐６で取り付けた。
【選択図】図１
Description
本考案は、屋外で使用される催事用テント等の地表側に遮熱シートを取り付ける事により、熱中症対策に貢献できるテント遮熱構造を提供するものである。
屋外で使用される催事テントは、テント素地の表面に輻射熱を反射する素材をコーテイングしたり、或いはテント素地に反射材を混錬したりして太陽光を阻止している。
その為次のような問題があった。
屋外テントは、その性質上日除けが目的で、太陽光を吸収する素材が主流であった。しかし近年、温暖化により日射量が増え、テント素地が吸収する熱量の割合は大幅に増加しつつあり、テントの下でも非常に暑いという環境になりつつある。そこで、太陽光を反射する方法が種々考案されている。
例えば、テント素地に反射材を混錬したり、或いはテント素地表面に輻射熱を反射する素材をコーテイングする方法等が実施されている。
しかしながら、テント素地にて反射されても、透過する熱や吸収される熱等の大半は地表側に放射されるので、テント下での熱量は決して少なくは無く、熱中症の要因にもなる。
本考案は、これらの問題を解決する為になされたものである。
屋外テントは、その性質上日除けが目的で、太陽光を吸収する素材が主流であった。しかし近年、温暖化により日射量が増え、テント素地が吸収する熱量の割合は大幅に増加しつつあり、テントの下でも非常に暑いという環境になりつつある。そこで、太陽光を反射する方法が種々考案されている。
例えば、テント素地に反射材を混錬したり、或いはテント素地表面に輻射熱を反射する素材をコーテイングする方法等が実施されている。
しかしながら、テント素地にて反射されても、透過する熱や吸収される熱等の大半は地表側に放射されるので、テント下での熱量は決して少なくは無く、熱中症の要因にもなる。
本考案は、これらの問題を解決する為になされたものである。
樹脂や布で作製された催事用テントや日除け等の地表側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シートを取り付けたテント遮熱構造である。
アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シートの周囲にハトメを付け、催事用テントや日除け等のフレームに紐で取り付けたテント遮熱構造である。
以下本考案を実施するための最良の形態について説明する。
屋外で使用するテント２に最も熱を与えるのは太陽からの放射エネルギー、所謂輻射熱である。この輻射熱は、一部がテント２表面で反射されるが、大半はテント素地１に吸収されるか又は透過して地表側に放射される。
テント素地１には、このテント素地１に吸収された輻射熱の他にも空気伝導熱や風による対流熱が同時に吸収され、伝導熱の形態をとってテント素地１の大気側から地表側に伝達される。
その後、テント素地１の地表側表面からは、再び伝導熱及び輻射熱の形態をとって、地表側に熱伝達される。この中で最も大きな熱は輻射熱で、全熱量の９０％以上となる。
従って、テント２を介して地表側に伝達される熱量は、この輻射熱とテント素地１を透過した輻射熱の和である。
輻射熱は、電磁波の形態をとってテント２内にいる人間に放射されるが、人間が暑さを感じる最も大きな要因となる。即ち、この輻射熱を阻止する事が、熱中症等の対策に効果的と考えられる。
屋外で使用するテント２に最も熱を与えるのは太陽からの放射エネルギー、所謂輻射熱である。この輻射熱は、一部がテント２表面で反射されるが、大半はテント素地１に吸収されるか又は透過して地表側に放射される。
テント素地１には、このテント素地１に吸収された輻射熱の他にも空気伝導熱や風による対流熱が同時に吸収され、伝導熱の形態をとってテント素地１の大気側から地表側に伝達される。
その後、テント素地１の地表側表面からは、再び伝導熱及び輻射熱の形態をとって、地表側に熱伝達される。この中で最も大きな熱は輻射熱で、全熱量の９０％以上となる。
従って、テント２を介して地表側に伝達される熱量は、この輻射熱とテント素地１を透過した輻射熱の和である。
輻射熱は、電磁波の形態をとってテント２内にいる人間に放射されるが、人間が暑さを感じる最も大きな要因となる。即ち、この輻射熱を阻止する事が、熱中症等の対策に効果的と考えられる。
本考案は、樹脂シートで作製された催事用テント２や日除け等の地表側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シート４を取り付けたテント遮熱構造である。
前述もしたが、テント素地１に吸収された伝導熱は、テント素地１の地表側から９０％以上が輻射熱として地表側に放射される。
テント素地１の下側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シート４を取り付けると、テント素地１から放射された輻射熱と透過した輻射熱の９５％以上が反射されテント素地１に戻される。従って、当該遮熱シート４の地表側にはわずか数パーセントしか熱は伝達されない。
この様にしてテント２の下側は、テント素地１から輻射熱が放射されない超日陰の空間にする事が出来る。
テント素地１の下側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シート４を取り付けると、テント素地１から放射された輻射熱と透過した輻射熱の９５％以上が反射されテント素地１に戻される。従って、当該遮熱シート４の地表側にはわずか数パーセントしか熱は伝達されない。
この様にしてテント２の下側は、テント素地１から輻射熱が放射されない超日陰の空間にする事が出来る。
当該遮熱シート４は、不織布やガラス繊維等の片面或いは両面にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を熱溶着したものである。
アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材は、輻射熱の反射が目的であるから反射率の高いものが良く、一般には反射率９５％以上のものが使用されている。
当該遮熱シート４の厚みは、０．１ミリメートルから０．２ミリメートルの物が一般的である。厚みが薄いので折り畳みやすく、シートの周囲２０〜５０ミリメートルを織り込み７、アクリル製両面テープで両者を接着したり、或いはミシンで縫合したりして遮熱シート４周囲の強度を増している。
又、当該遮熱シート４の周囲には、３０〜５０センチ位の間隔にハトメ５が取り付けられている。更に、各ハトメ５には、テントフレーム３に取付る為の長さ２０センチメートル位の布製の紐がついている。
アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材は、輻射熱の反射が目的であるから反射率の高いものが良く、一般には反射率９５％以上のものが使用されている。
当該遮熱シート４の厚みは、０．１ミリメートルから０．２ミリメートルの物が一般的である。厚みが薄いので折り畳みやすく、シートの周囲２０〜５０ミリメートルを織り込み７、アクリル製両面テープで両者を接着したり、或いはミシンで縫合したりして遮熱シート４周囲の強度を増している。
又、当該遮熱シート４の周囲には、３０〜５０センチ位の間隔にハトメ５が取り付けられている。更に、各ハトメ５には、テントフレーム３に取付る為の長さ２０センチメートル位の布製の紐がついている。
遮熱シート４の取り付けは、テントが組み立て完了後で、テント２内側から遮熱シート４のハトメ５に結ばれている固定紐６をテントフレーム３に順に結んで行う。
テント２の下は輻射熱が照射されない超日陰状態となり、体温以下の気温では暑さは余り感じられなくなる。又、体温以上に気温が上がっても、僅かの風が吹けば涼しさを感じられるようになる。
１テント素地
２テント
３テントフレーム
４遮熱シート
５ハトメ
６固定紐
７織り込み
２テント
３テントフレーム
４遮熱シート
５ハトメ
６固定紐
７織り込み
Claims (2)
- 樹脂や布で作製された催事用テントや日除け等の地表側に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シートを取り付けたテント遮熱構造
- アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用した遮熱シートの周囲にハトメを付け、催事用テントや日除け等のフレームに紐で取り付けたテント遮熱構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018002222U JP3217537U (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | テント遮熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2018002222U JP3217537U (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | テント遮熱構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3217537U true JP3217537U (ja) | 2018-08-16 |
Family
ID=63165722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018002222U Active JP3217537U (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | テント遮熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3217537U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020059991A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 三谷計画株式会社 | 移動式住居の暖房ユニット |
| JP2021104653A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-26 | 洋一 久永 | 遮熱材、テント、及び遮熱材の製造方法 |
-
2018
- 2018-05-22 JP JP2018002222U patent/JP3217537U/ja active Active
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| JP7426696B2 (ja) | 2019-12-27 | 2024-02-02 | 洋一 久永 | 遮熱材、テント、及び遮熱材の製造方法 |
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