JP3217271B2 - 自転車用靴 - Google Patents

自転車用靴

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JP3217271B2
JP3217271B2 JP21673996A JP21673996A JP3217271B2 JP 3217271 B2 JP3217271 B2 JP 3217271B2 JP 21673996 A JP21673996 A JP 21673996A JP 21673996 A JP21673996 A JP 21673996A JP 3217271 B2 JP3217271 B2 JP 3217271B2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自転車用靴に関す
る。更に詳しくは、足の甲を押さえる帯紐を備える自転
車用靴に関する。
【0002】
【従来の技術】足とペダルとの間に介設される自転車用
靴は、足の踏込力をペダルに伝達する伝達効率を高くす
るように、従来、多くの改良が行われてきた。足の甲部
を靴底に締め付けることにより、足と靴との一体性を高
められている。この一体性の程度は、足の甲部を靴底に
締め付ける締付部材の張力の調整により変化させられて
いる。この張力が弱くて足と靴との一体性が乏しい場合
には、伝達効率が低下するだけでなく、踏み込み力とペ
ダルの駆動力との間に時間遅れが生じ、即時性に欠け
る。
【0003】強く締め付ける締付部材として、帯紐がし
ばしば用いられている。この場合、ベルクロ・ストラッ
プ又はマジックテープ(登録商標)を用いると、張力調
整が簡便である。より強い締付力を得るためには、簡易
な張力調整手段は不適切である。
【0004】甲部面上で横方向に延びて横断する複数の
帯紐で甲部を靴底に締め付けることが、普通に行われて
いる。このような横断する帯紐で強く甲部を締め付ける
と、次のような悪循環に陥る問題点がある。一続きに形
成される足の骨(以下、骨脈という)は、上方から下方
に延び踝関節を経由してやや下がりほぼ直角に曲がって
指先部に及んでいる。特に、外側よりのラインに沿って
骨脈の稜線が走っている。
【0005】強く締め付けられた帯紐と骨脈の稜線の間
に挟まれる筋肉が、締付力により骨脈に強く押しつけら
れる。強い締付力は、その筋肉を痛め痛みが生じさせ
る。骨脈を横断する斜めにずれやすい帯紐は、最初の締
付力を失う。このため、従来の自転車用靴は、最初の締
付力を更に強くしておかなければならないという悪循環
に陥っていた。
【0006】また、甲部を含む足に対する靴の締付力を
大きくするために足首の前端面に重なるように帯紐を締
め付けると、帯紐の後端縁が足首を痛める。足首の前端
部分を痛めないで足と靴との結合力が大きく、足と靴の
一体性がすぐれた帯紐の締め付け構造が要望されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記のような
目的を達成する。
【0008】本発明の目的は、甲部を締める帯紐が初期
状態の締付位置からずれない自転車用靴を提供すること
にある。
【0009】本発明の他の目的は、甲部の骨脈に沿う筋
肉を痛めない自転車用靴を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、足首の前端部分
及び骨脈に沿う筋肉を痛めないで甲部締付用帯紐の締付
構造を持った自転車用靴を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、甲部締付用帯紐
の張力が永続的な自転車用靴を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
【0013】本発明1の自転車用靴は、足の甲部を靴底
に対して締め付ける締付用帯紐を備え、クリートが靴底
に取りつけられる自転車用靴において、前記締付用帯紐
は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷掛け状に上下に
重なる第1帯紐と第2帯紐とからなり、前記第1帯紐又
は前記第2帯紐のいずれか一方は第1分割帯紐と第2分
割帯紐とにより形成され、前記第1分割帯紐及び前記第
2分割帯紐はそれぞれに一方の片端が固定されそれぞれ
に他方の片端が自由であり、前記第1分割帯紐と前記第
2分割帯紐が連結される結合位置はそれぞれに可変であ
ることを特徴としている。
【0014】本発明2の自転車用靴は、足の甲部を靴底
に対して締め付ける締付用帯紐を備え、クリートが靴底
に取りつけられる自転車用靴において、前記締付用帯紐
は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷掛け状に交叉す
る第1帯紐と第2帯紐とからなり、前記第1帯紐と前記
第2帯紐は一体であり、前記第1帯紐又は前記第2帯紐
のいずれか一方は第1分割帯紐と第2分割帯紐とにより
形成され、前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそ
れぞれに一方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が
自由であり、前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連
結される結合位置はそれぞれに可変であることを特徴と
している。
【0015】本発明3の自転車用靴は、足の甲部を靴底
に対して締め付ける締付用帯紐を備え、クリートが靴底
に取りつけられる自転車用靴において、前記締付用帯紐
は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷掛け状に上下に
重なる第1帯紐と第2帯紐とからなり、前記第1帯紐は
第1分割帯紐と第2分割帯紐とにより形成され、前記第
2帯紐は第3分割帯紐と第4分割帯紐とにより形成さ
れ、前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれ
に一方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由で
あり、前記第3分割帯紐及び前記第4分割帯紐はそれぞ
れに一方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由
であり、前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結さ
れる結合位置はそれぞれに可変であり、前記第3分割帯
紐と前記第4分割帯紐が連結される結合位置はそれぞれ
に可変であることを特徴としている。
【0016】本発明4の自転車用靴は、足の甲部を靴底
に対して締め付ける締付用帯紐を備え、クリートが靴底
に取りつけられる自転車用靴において、前記締付用帯紐
は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷掛け状に交叉す
る第1帯紐と第2帯紐とからなり、前記第1帯紐と前記
第2帯紐は一体であり、前記第1帯紐は第1分割帯紐と
第2分割帯紐とにより形成され、前記第2帯紐は第3分
割帯紐と第4分割帯紐とにより形成され、前記第1分割
帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一方の片端が固
定されそれぞれに他方の片端が自由であり、前記第3分
割帯紐及び前記第4分割帯紐はそれぞれに一方の片端が
固定されそれぞれに他方の片端が自由であり、前記第1
分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される結合位置はそ
れぞれに可変であり、前記第3分割帯紐と前記第4分割
帯紐が連結される結合位置はそれぞれに可変であること
を特徴としている。
【0017】本発明5の自転車用靴は、足の甲部を靴底
に対して締め付ける締付用帯紐を備え、クリートが靴底
に取りつけられる自転車用靴において、前記締付用帯紐
は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷掛け状に上下に
重なる第1帯紐と第2帯紐とからなり、前記締付用帯紐
は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷掛け状に交叉す
る第1帯紐と第2帯紐とからなり、前記第1帯紐は第1
分割帯紐と第2分割帯紐とにより形成され、前記第2帯
紐は第3分割帯紐と第4分割帯紐とにより形成され、前
記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一方
の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であり、
前記第3分割帯紐及び前記第4分割帯紐はそれぞれに一
方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
り、前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される
結合位置はそれぞれに可変であり、前記第3分割帯紐と
前記第4分割帯紐が連結される結合位置はそれぞれに可
変であり、前記第1帯紐及び前記第2帯紐のそれぞれの
後端部は踵部の近傍で固着され、前記第1帯紐及び前記
第2帯紐は踵部の下方部から甲部にかけて2重螺旋状に
巻きつくように締めつけられ、前記締付用帯紐は、踵部
近傍から踝の下方部を経由して甲部頂点部で交叉し指先
部の近傍まで斜めに走っており、前記締付用帯紐には、
長さを調整するための調整手段が介設されていることを
特徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の作用及び効果】本発明による自転車用靴は、襷
掛け状に交叉する甲部締付用帯紐が踝と指先部との間の
甲部を含む半円筒状又は板状のの骨構造体に交叉2重螺
旋になって巻きつく。2重螺旋の交叉点は必然的に足首
の前端線よりも前方に位置する。前傾する足首の前端部
分は甲部締付用帯紐に当たらない。
【0024】張力が強くても、螺旋状に巻きつく甲部締
付用帯紐は前記骨構造体に対してずれにくい。特に交叉
する2重螺旋状の甲部締付用帯紐は前記骨構造体に対し
てずれにくい。
【0025】また、甲部骨構造体に対して巻きつく帯紐
と骨構造体の稜線(骨構造体の外側端縁線)との間の角
度は直角よりも小さい。長い帯紐が長い稜線に交叉して
長い範囲で骨構造体に圧着するから、締付力は大きくて
も単位長さ(面積)当たりの圧力は小さい。
【0026】踵部の後方下部の始端点から踝の下方の足
首を経由して甲部頂点近傍特に甲部の後端の頂点よりも
僅かであるが前方よりの頂点近傍を通り前記始端点の対
角端点の終点である指先部へ斜めに走る甲部締付用帯紐
は、始端点から終端点まで螺旋状に足に巻きく。
【0027】本発明による自転車用靴は、クリートを介
して自転車のペダルに固定されて激しい運動が行われる
場合にも、初期の締付力が失われず安定しており、その
締付力が足を痛めない。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1〜図3は、本発明の自転車用靴の実施
形態1をそれぞれに示す平面図、斜軸投影図、背面図で
ある。図は、右足用のものを示している。実施形態1の
自転車用靴は、露出した靴底芯体1、靴底芯体1の後部
に接合され表皮を含む踵部2、靴底芯体1の前方部に接
合され足指部を覆う表皮を含む指先部3、靴底芯体1と
踵部2と指先部3に接合し足の甲部を上面から覆う甲部
4とから構成されている。
【0029】甲部4は、靴底芯体1の左側及び右側から
それぞれに立ち上がり足の甲部の上面で上下に重合する
2葉から形成されている。甲部4の両葉は、固定端部が
靴底芯体1にそれぞれに固着され、他端部はそれぞれに
自由であり、両他端部は上下に重なり合っている。
【0030】足の踏込力をペダルに伝達する靴底芯体1
は、硬い材料例えばFRP(繊維強化樹脂例えば繊維強
化熱硬化樹脂等)で製作された成形体である。踵部2、
指先部3は靴底芯体1よりは柔らかい材料で形成されて
いる。甲部4は、伸縮性に乏しいが弾性的に曲がりやす
い材料例えばナイロンシートとポリエステルシートが重
ね合わされた2層シート状である。
【0031】足の甲部又は甲部4を靴底芯体1に対して
締め付ける締付用帯紐は、第1帯紐6と第2帯紐7とか
ら構成されている。第1帯紐6は、踵部2の外側の下方
部に始端部8を有し、足の踝の下方部を経由して足の甲
部又は靴の甲部4の頂点部近傍で第2帯紐7に交叉し始
端部8の対角端部である指先部3の内側下方部の終端部
9まで斜めに走っている。
【0032】第2帯紐7は、踵部2の内側の下方部に始
端部11を有し、足の踝の下方部を経由して足の甲部又
は靴の甲部4の頂点部近傍で第1帯紐6に交叉し始端部
11の対角端部である指先部3の外側の下方部の終端部
12まで斜めに走っている。
【0033】即ち、第1帯紐6及び第2帯紐7は、足首
の前方位置の足の甲部又は甲部4の上面で襷掛け状に上
下に重なって2重螺旋状に足の甲部を形成する骨盤に巻
きつき交叉している。交叉点は足の甲部の頂点よりやや
前方の位置即ち頂点近傍である。一続きに形成される足
の骨脈は、上方から下方に延び踝関節を経由してやや下
がりほぼ直角に曲がって指先部に及んでいる。
【0034】特に、外側寄りに骨脈の稜線が明確に走っ
ている。内側寄りに走る稜線もあるが外側よりの稜線ほ
どには明確ではない。第1帯紐6は、このような外側寄
りの稜線に90度以下の小さい角度大凡40度の角度で
交叉している。したがって、ある程度の幅が与えられて
いる第1帯紐6は、稜線を完全に覆うように走ってい
る。
【0035】第1帯紐6と第2帯紐7は、図4に示すよ
うに、それぞれに2体の分割帯紐により形成されてい
る。第1帯紐6の第1分割帯紐6Aと第2分割帯紐6B
は、第1張力調整手段13により連続化されている。第
2帯紐7の第3分割帯紐7Aと第4分割帯紐7Bは、第
2張力調整手段14により連続化されている。
【0036】第1張力調整手段13及び第2張力調整手
段14としては、それぞれに、慣用のラチェット機構が
採用されたバックルが用いられている。大きい張力を必
要とする自転車用靴では、簡易な接合及び接合解消が行
われる面着テープ(登録商標名が用いられて、ベルクロ
ファスナ、マジックテープ等と称されるもの)よりも、
鋸の歯のように多段状の凹凸歯16が設けられ機械的に
接合して壊れない限り結合が解消されない、いわゆるラ
チェット式の伸縮帯紐を用いることがより好ましい。
【0037】甲部4は、内側甲部押部分4aと外側甲部
押部分4bとから構成されている。内側甲部押部分4a
は、踵部2の前方領域2a(図1)及び靴底芯体1に固
着されている。内側甲部押部分4aは靴底芯体1の内側
縁から上方に立ち上がり、足の甲部を覆うように湾曲し
ている。
【0038】内側甲部押部分4aの後端縁21と踵部2
の上端縁22とで、図1に示す締付時に概ね閉じた閉曲
線を形成しているが、内側甲部押部分4aと踵部2は断
続し裂け目23が設けられている。このような閉曲線
は、足の足首部を囲む開口縁24である。開口縁24
は、図2に見られるように、踝の直下で下方に凹状に曲
がって窪み25を形成している。窪み25の形成によ
り、踝と開口縁24は、接触しない。踵部2に属し足首
の前面に接触する部位26は前方に延びているが、その
延び幅は僅かであり狭い。
【0039】外側甲部押部分4bは、図2に示すよう
に、踵部2の後部側方及び靴底芯体1に固着されてい
る。外側甲部押部分4bは、概ね、後方の低位置から足
の甲部位置を経由して指先部位置へ斜めに延び、内側甲
部押部分4aの上側から重なる。外側甲部押部分4bは
幅広形成された帯状である。外側甲部押部分4bの概ね
の中心線を図2中に符号CLで表している。
【0040】内側甲部押部分4a及び外側甲部押部分4
bは、足首が挿入される開口部の開口縁24の前方位置
で、足の甲部を上側から2重に押さえる。外側甲部押部
分4bは、後方部位から前方部位に進みながら高さ方向
に進み足の踝の位置を回避して立ち上がっている。
【0041】外側甲部押部分4bの前端部分は、指先部
を押さえる帯状の指先部押帯紐27により押さえられて
いる。指先部押帯紐27の両端部は、靴底芯体1に固着
されている。甲部4の一方4bには、図3に示すよう
に、ナイロン層に窓17、横筋状の複数の長孔18が開
けられている。窓17からポリエステル層19が見えて
いる。窓17、長孔18は、伸縮性が乏しい甲部4の屈
曲性を豊かにするために設けられている。
【0042】足の甲部には、立体アーチ構造を形成する
湾曲した骨盤がある。この骨盤を形成する骨体は、踝位
置から下降し湾曲して水平方向に向きを変え僅かに斜め
下方に進む稜線(骨体の外側端縁線)を形成している。
外側甲部押部分4bは、踝に連続して前方に延びる骨体
の外側端縁線として現れる前記稜線に斜めに交叉してい
る。即ち、外側甲部押部分4bは、その中心線CLが前
記稜線に螺旋状に巻きついている。
【0043】このように螺旋状に骨盤に巻きつく外側甲
部押部分4bの上面から、第1分割帯紐と第2分割帯紐
が2重螺旋状に巻きついている(3分の1回転から4分
の1回転して巻き付いている。)。第1張力調整手段1
3及び第2張力調整手段14により緊張させられた第1
分割帯紐6A(又は・及び第3分割帯紐7A)と第2分
割帯紐6B(又は・及び第4分割帯紐7B)により靴と
足とが強力に結合する。第1分割帯紐(又は・及び第3
分割帯紐7A)と第2分割帯紐(又は・及び第4分割帯
紐7B)の結合力は、幅が広い内側甲部押部分4b及び
外側甲部押部分4bを介して足の甲部に作用する。この
作用力は内側甲部押部分4b及び外側甲部押部分4bを
介して、足の甲部に分散して作用するから、結合力は強
力であるが足の甲部特にその頂点近傍を痛めない。
【0044】踝より下方の踵部から指先に及ぶ一体の骨
構造体は、一体の円柱又は楕円柱の部分として抽象化す
ることができる。1本の幹に2本の蔓が2重螺旋状に巻
きつくように、締付用帯紐6、7はこのような円柱に巻
き付いている。このような巻きつき方によると、軸直角
方向に巻き付く場合と違って、巻き付くものに緩みが生
じないことが一般的によく知られている。
【0045】即ち、一方の蔦が緩む方向に幹が曲がる
と、他方の蔦の張力が大きくなって幹を元の形状に戻そ
うとする。このような関係が、踵から指先までの足と締
付用帯紐6,7との間に実現している。踵部から甲部の
頂部に及ぶ左右の第1帯紐6と第2帯紐7と踵部2は、
足首の軸心線のまわりを完全に一周し、かつ、足の甲部
に螺旋状に巻きついており、足と靴との一体性を高めて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の自転車用靴の実施形態1を示
す平面図である。
【図2】図2は、実施形態1を示す斜軸投影図である。
【図3】図3は、図1の背面図である。
【図4】図4は、図1の左側面図である。
【符号の説明】
1…靴底芯体 2…踵部 3…指先部 4…甲部 5…締付用帯紐 6…第1帯紐 7…第2帯紐 13…第1張力調整手段 14…第2張力調整手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】足の甲部を靴底に対して締め付ける締付用
    帯紐を備え、クリートが靴底に取りつけられる自転車用
    靴において、 前記締付用帯紐は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷
    掛け状に上下に重なる第1帯紐と第2帯紐とからなり 前記第1帯紐又は前記第2帯紐のいずれか一方は第1分
    割帯紐と第2分割帯紐とにより形成され、 前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であることを特徴とする自転車用
    靴。
  2. 【請求項2】足の甲部を靴底に対して締め付ける締付用
    帯紐を備え、クリートが靴底に取りつけられる自転車用
    靴において、 前記締付用帯紐は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷
    掛け状に交叉する第1帯紐と第2帯紐とからなり、 前記第1帯紐と前記第2帯紐は一体であり 前記第1帯紐又は前記第2帯紐のいずれか一方は第1分
    割帯紐と第2分割帯紐とにより形成され、 前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であることを特徴とする自転車用
    靴。
  3. 【請求項3】足の甲部を靴底に対して締め付ける締付用
    帯紐を備え、クリートが靴底に取りつけられる自転車用
    靴において、 前記締付用帯紐は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷
    掛け状に上下に重なる第1帯紐と第2帯紐とからなり、 前記第1帯紐は第1分割帯紐と第2分割帯紐とにより形
    成され、 前記第2帯紐は第3分割帯紐と第4分割帯紐とにより形
    成され、 前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第3分割帯紐及び前記第4分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であり、 前記第3分割帯紐と前記第4分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であることを特徴とする自転車用
    靴。
  4. 【請求項4】足の甲部を靴底に対して締め付ける締付用
    帯紐を備え、クリートが靴底に取りつけられる自転車用
    靴において、 前記締付用帯紐は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷
    掛け状に交叉する第1帯紐と第2帯紐とからなり、 前記第1帯紐と前記第2帯紐は一体であり、 前記第1帯紐は第1分割帯紐と第2分割帯紐とにより形
    成され、 前記第2帯紐は第3分割帯紐と第4分割帯紐とにより形
    成され、 前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第3分割帯紐及び前記第4分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であり、 前記第3分割帯紐と前記第4分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であることを特徴とする自転車用
    靴。
  5. 【請求項5】足の甲部を靴底に対して締め付ける締付用
    帯紐を備え、クリートが靴底に取りつけられる自転車用
    靴において、 前記締付用帯紐は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷
    掛け状に上下に重なる第1帯紐と第2帯紐とからなり、 前記締付用帯紐は足首の前方位置の足の甲部の上面で襷
    掛け状に交叉する第1帯紐と第2帯紐とからなり、 前記第1帯紐は第1分割帯紐と第2分割帯紐とにより形
    成され、 前記第2帯紐は第3分割帯紐と第4分割帯紐とにより形
    成され、 前記第1分割帯紐及び前記第2分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第3分割帯紐及び前記第4分割帯紐はそれぞれに一
    方の片端が固定されそれぞれに他方の片端が自由であ
    り、 前記第1分割帯紐と前記第2分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であり、 前記第3分割帯紐と前記第4分割帯紐が連結される結合
    位置はそれぞれに可変であり、 前記第1帯紐及び前記第2帯紐のそれぞれの後端部は踵
    部の近傍で固着され、 前記第1帯紐及び前記第2帯紐は踵部の下方部から甲部
    にかけて2重螺旋状に巻きつくように締めつけられ、 前記締付用帯紐は、踵部近傍から踝の下方部を経由して
    甲部頂点部で交叉し指先部の近傍まで斜めに走ってお
    り、 前記締付用帯紐には、長さを調整するための調整手段が
    介設されていることを特徴とする自転車用靴。
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