JP3216953U - 物流配送ボックス - Google Patents

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任俊達
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Abstract

【課題】鮮度保持効果に優れ、幅広い利用が可能な物流配送ボックスを提供する。【解決手段】ボックスカバーと筐体を含み、筐体は、ケーシング9、スポンジ層6及び氷タンク7を含み、ケーシング9は上端が開口した直方体であり、ケーシング9内部の対向する2つの側壁には氷タンク7が取り付けられ、氷タンク7両側のケーシング9の内壁と底部にはスポンジ層6が敷き詰められ、ケーシング9のうち氷タンク7が存在する側面と垂直な側面の上端には溶接によりブッシュ5が固定され、ブッシュ5と対向する側壁の上端にはロック穴10が開設され、2組のロック穴10間におけるケーシング9の外側には更に凹溝3が設けられ、ボックスカバーの内側にはスポンジ層6が固着され、スポンジ層6には電子錠が固着され、ボックスカバーにおける電子錠寄りの一端にはラッチが対称に設けられ、2組のラッチはケーシング9のロック穴10に係合し、ボックスカバーの他端には回転軸が溶接により固定される。【選択図】図2

Description

本考案は配送ボックスに関し、特に、物流配送ボックスに関する。
物流・輸送では品物を一つ発送するごとに、例えば生鮮類用のボックスというように特注のボックスを予め用意せねばならず、コストが嵩んでしまう。また、一回使用しただけで廃棄されるため、大量の無駄も生じる。更には、繰り返し使用できないことに伴って、理想的な鮮度保持が不可能になるとの課題もある。これは、上質な包装材を用いて使い捨てにするには、顧客がその費用を負担できないことに起因する。また、最後に、パーソナライズサービスが提供されないためプライバシーが存在せず、内部の品物が輸送過程で第三者に容易に開梱されるとの課題が存在する。
本考案は、背景技術で提示した課題を効果的に解決可能な物流配送ボックスを提供することを主たる目的とする。
上記の目的を実現すべく、本考案では以下の技術方案を用いる。
即ち、物流配送ボックスであって、ボックスカバーと筐体を含み、前記筐体は、ケーシング、スポンジ層及び氷タンクを含み、前記ケーシングは上端が開口した直方体のケーシングであり、前記筐体の下端四隅には支持脚が固着され、前記ケーシング内部の対向する2つの側壁には氷タンクが取り付けられ、前記氷タンク両側のケーシングの内壁とケーシングの底部にはスポンジ層が敷き詰められ、前記スポンジ層はジョイント式構造であり、前記ケーシングのうち氷タンクが存在する側面と垂直な側面の上端には溶接によりブッシュが固定され、前記ブッシュは対向するように2組設けられ、且つ2組の前記ブッシュの軸穴は対向するよう開設され、前記ケーシングのうちブッシュと対向する側壁の上端にはロック穴が開設され、前記ロック穴は、ケーシングの側壁上端に対称に設けられ、2組の前記ロック穴間におけるケーシングの外側には更に凹溝が設けられ、前記ボックスカバーの内側にはスポンジ層が固着され、前記スポンジ層には電子錠が固着され、前記ボックスカバーにおける電子錠寄りの一端にはラッチが対称に設けられ、2組の前記ラッチはケーシングのロック穴に係合し、前記ボックスカバーの他端には回転軸が溶接により固定され、前記回転軸の両端の直径はブッシュに開設される軸穴の直径と等しい。
更に、前記氷タンクの上端には開口が設けられ、氷タンクの内部には内箱が設けられ、前記内箱の上端には、横断面の大きさが氷タンクと同一のカバープレートが設けられ、2組の前記氷タンクにおける対向する面と、内箱のカバープレートには貫通孔が開設され、且つ、前記貫通孔は均一に配列される。
更に、前記氷タンクの先端高さはケーシングの先端高さよりも低く、前記氷タンク上方のケーシングには圧力ポートが設けられ、前記圧力ポートは、水平に等間隔で配列されるとともに、筐体の内部と外部を連通させる。
更に、前記ボックスカバーの上端にはワイヤレス充電モジュールが取り付けられ、前記ワイヤレス充電モジュールは配線を介して電子錠に電気的に接続される。
従来技術と比較して、本考案は以下の有益な効果を有する。即ち、当該物流配送ボックスは、氷タンク及び内箱の設計に加えて貫通孔を開設するとともに、内箱の内部に氷を投入することで生鮮類の鮮度を保ち、物流過程における品物の品質を保証可能とする。また、電子錠及びワイヤレス充電モジュールを設計することで、充電過程が容易且つスピーディーとなる。更には、ジョイント式のスポンジ層を設計することで、筐体の断熱効果がより良好となるほか、緩衝作用を奏することで品物の損傷を回避する。また、ジョイント式の設計であることから、スポンジブロックの着脱がたいへん容易且つスピーディーとなる。当該物流配送ボックスは、構造設計が合理的であり、鮮度保持効果に優れる等の利点を有しており、幅広い利用が可能である。
図1は、本考案の物流配送ボックスの外観を示す図である。 図2は、本考案の物流配送ボックスの筐体を示す図である。 図3は、本考案の物流配送ボックスのボックスカバーを示す図である。
本考案で実現される技術手段、考案の特徴、達成される目的及び効果が明瞭簡潔に理解されるよう、以下に具体的実施形態を組み合わせて本考案につき更に詳細に述べる。
図1〜3に示すように、物流配送ボックスはボックスカバー1と筐体2を含み、前記筐体2は、ケーシング9、スポンジ層6及び氷タンク7を含む。前記ケーシング9は上端が開口した直方体のケーシング9であり、前記筐体2の下端四隅には支持脚8が固着されている。前記ケーシング9内部の対向する2つの側壁には氷タンク7が取り付けられており、前記氷タンク7両側のケーシング9の内壁とケーシング9の底部にはスポンジ層6が敷き詰められている。なお、前記スポンジ層6はジョイント式構造となっている。前記ケーシング9のうち氷タンク7が存在する側面と垂直な側面の上端には、溶接によりブッシュ5が固定されている。前記ブッシュ5は2組が対向するよう設けられており、且つ2組の前記ブッシュ5の軸穴は対向するよう開設されている。前記ケーシング9のうちブッシュ5と対向する側壁の上端にはロック穴10が開設されている。前記ロック穴10は、ケーシング9の側壁上端に対称に設けられている。2組の前記ロック穴10間におけるケーシング9の外側には、更に凹溝3が設けられている。また、前記ボックスカバー1の内側にはスポンジ層6が固着されており、前記スポンジ層6には電子錠15が固着されている。前記ボックスカバー1における電子錠15寄りの一端にはラッチ14が対称に設けられており、2組の前記ラッチ14はケーシング9のロック穴10に係合する。前記ボックスカバー1の他端には回転軸13が溶接により固定されており、前記回転軸13の両端の直径はブッシュ5に開設される軸穴の直径と等しい。
前記氷タンク7の上端には開口が設けられており、氷タンク7の内部には内箱11が設けられている。また、前記内箱11の上端には、横断面の大きさが氷タンク7と同一のカバープレートが設けられている。2組の前記氷タンク7における対向する面と、内箱11のカバープレートには貫通孔12が開設されており、且つ、前記貫通孔12は均一に配列されている。
前記氷タンク7の先端高さはケーシング9の先端高さよりも低くなっており、前記氷タンク7上方のケーシング9には圧力ポート4が開設されている。前記圧力ポート4は水平に等間隔で配列されるとともに、筐体2の内部と外部を連通させている。
更に、前記ボックスカバー1の上端にはワイヤレス充電モジュールが取り付けられており、前記ワイヤレス充電モジュールは配線を介して電子錠15に電気的に接続されている。前記ボックスカバー1は身分識別用のQRコード(登録商標)を有しており、ボックスカバー1の内部には身分ICカードが嵌め込まれている。
ここで、本考案の物流配送ボックスでは、生鮮類の輸送時に氷タンク7の内部に氷を投入することで品物を冷蔵する。筐体2内部のスポンジ層6は筐体2の内部温度を維持可能とするとともに、緩衝作用を奏して品物の損傷を回避可能とする。貨物輸送に先立ち着荷主が送料と商品代金を支払うと、発荷主は着荷主に対し、開梱パスワードやボックスID情報といったデータセットを送信する。配送員は販売者の倉庫から貨物を取り出し、ボックスのQRコード(登録商標)又は身分情報ICカードをスキャン/検知する。こうすることで、ボックスの輸送状況をアプリケーションプラットフォームで検索可能となり、顧客はアプリケーションシステムでボックスIDを直接入力すれば、自身の荷物を配送中の運転手の現在位置を知ることができる。配送員がボックスを顧客に対し直接手渡す際に、顧客はアプリケーションプラットフォームにアクセスし、自身のユーザインタフェースで機能ブロックをクリックスキャンする。そして、自身の携帯電話でボックスのQRコード(登録商標)をスキャンするか、携帯電話のブルートゥース(登録商標)でボックスの身分ICカードを検知すれば、携帯電話の画面に顧客の詳細情報が表示されるとともに、顧客に対し、携帯電話のインタフェースに開梱パスワードを入力するよう呼びかけがなされる。実際の着荷主がパスワードを入力すればボックスが開き、ボックス内の品物を取り出すことが可能となる。最後に、このボックスは配送員によりその場で回収される。
以上、本考案の基本原理と主な特徴及び本考案の利点について提示し記載した。ただし、当業者であれば、本考案は上記実施例に制限されず、上記の実施例及び明細書の記載は本考案の原理を説明するためのものにすぎないと理解可能である。本考案は、本考案の精神及び範囲を逸脱しないことを前提に各種の変形及び改良が可能であり、これらの変形及び改良はいずれも本考案が保護を請求する範囲に包括される。なお、本考案が保護を請求する範囲は添付の請求項及びその等価物により規定される。
1 ボックスカバー
2 筐体
3 凹溝
4 圧力ポート
5 ブッシュ
6 スポンジ層
7 氷タンク
8 支持脚
9 ケーシング
10 ロック穴
11 内箱
12 貫通孔
13 回転軸
14 ラッチ
15 電子錠

Claims (4)

  1. ボックスカバー(1)と筐体(2)を含む物流配送ボックスにおいて、
    前記筐体(2)は、ケーシング(9)、スポンジ層(6)及び氷タンク(7)を含み、前記ケーシング(9)は上端が開口した直方体のケーシング(9)であり、前記筐体(2)の下端四隅には支持脚(8)が固着され、前記ケーシング(9)内部の対向する2つの側壁には氷タンク(7)が取り付けられ、前記氷タンク(7)両側のケーシング(9)の内壁とケーシング(9)の底部にはスポンジ層(6)が敷き詰められ、前記スポンジ層(6)はジョイント式構造であり、前記ケーシング(9)のうち氷タンク(7)が存在する側面と垂直な側面の上端には溶接によりブッシュ(5)が固定され、前記ブッシュ(5)は対向するように2組設けられ、且つ2組の前記ブッシュ(5)の軸穴は対向するよう開設され、前記ケーシング(9)のうちブッシュ(5)と対向する側壁の上端にはロック穴(10)が開設され、前記ロック穴(10)は、ケーシング(9)の側壁上端に対称に設けられ、2組の前記ロック穴(10)間におけるケーシング(9)の外側には更に凹溝(3)が設けられ、前記ボックスカバー(1)の内側にはスポンジ層(6)が固着され、前記スポンジ層(6)には電子錠(15)が固着され、前記ボックスカバー(1)における電子錠(15)寄りの一端にはラッチ(14)が対称に設けられ、2組の前記ラッチ(14)はケーシング(9)のロック穴(10)に係合し、前記ボックスカバー(1)の他端には回転軸(13)が溶接により固定され、前記回転軸(13)の両端の直径はブッシュ(5)に開設される軸穴の直径と等しいことを特徴とする物流配送ボックス。
  2. 前記氷タンク(7)の上端には開口が設けられ、氷タンク(7)の内部には内箱(11)が設けられ、前記内箱(11)の上端には、横断面の大きさが氷タンク(7)と同一のカバープレートが設けられ、2組の前記氷タンク(7)における対向する面と、内箱(11)のカバープレートには貫通孔(12)が開設され、且つ、前記貫通孔(12)は均一に配列されることを特徴とする請求項1に記載の物流配送ボックス。
  3. 前記氷タンク(7)の先端高さはケーシング(9)の先端高さよりも低く、前記氷タンク(7)上方のケーシング(9)には圧力ポート(4)が設けられ、前記圧力ポート(4)は、水平に等間隔で配列されるとともに、筐体(2)の内部と外部を連通させることを特徴とする請求項1に記載の物流配送ボックス。
  4. 更に、前記ボックスカバー(1)の上端にはワイヤレス充電モジュールが取り付けられ、前記ワイヤレス充電モジュールは配線を介して電子錠(15)に電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の物流配送ボックス。
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