JP3216795U - 加熱式タバコ用洗浄システム - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱ブレードの破損を確実に防止しながら、きめ細かく加熱式タバコのホルダー部を洗浄する加熱式タバコ用洗浄システムを提供する。【解決手段】加熱式タバコのホルダー部を洗浄する加熱式タバコ用洗浄システム100であって、ホルダー部の洗浄対象部位を擦る研磨部112の摩擦によって洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄手段110と、ホルダー部の内側に立設される加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持する加熱ブレード支持手段120と、を備え、ホルダー部洗浄手段は、加熱ブレード支持手段によって加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持した状態で研磨部に振動を付与して洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成されることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、乾燥葉を加熱することにより霧化させる加熱式タバコのホルダー部を洗浄する加熱式タバコ用洗浄システムに関する。
喫煙の際におけるタバコ葉の燃焼時に発生するタールや煙の悪影響を低減するために、従来の紙巻きタバコに代替するタバコとして、加熱式タバコの開発が進められている。加熱式タバコは、タバコ葉に直接火を付けずに、タバコ葉に熱を加えてニコチンを発生させることによって、煙を出さずにニコチンだけを効率的に摂取可能としているので、タールの悪影響や副流煙を大幅に低減して、健康面及び環境面を配慮したタバコとなっている。
加熱式タバコでは、喫煙した際における良好な風味や嗜好を維持するために、タバコ葉に対する加熱部となる加熱ブレード等に付着したヤニ等の汚れを定期的に洗浄・除去する必要がある。加熱式タバコを洗浄する従来技術として、清掃対象部品の被清掃部に溶剤を放出して、当該溶剤により除去対象物を溶解するか、化学的に変化させる方法が特許文献1に開示されている。また、特許文献2では、乾燥葉を加熱する加熱部が乾燥葉を霧化させる第1の温度より高温である第2の温度まで昇温させることによって、除去対象物を熱により遊離させる手法について開示されている。
さらに、特許文献3では、簡単な構成で製造しやすく、加熱式タバコの被清掃部から除去対象物を効果的に除去できる清掃具として、清掃対象部品が挿入される挿入部と所定の気体が充填されたボンベが装着される装着部が筒状の清掃具本体内でボンベからの気体が挿入部に挿入された清掃対象部品の被清掃部へ向けて放出されるように配置されている加熱式タバコ用洗浄具が開示されている。
しかしながら、熱や溶剤を利用して除去対象物を被清掃部から分離する手法では、被清掃部に付着した除去対象物を溶解させるように分離するだけであるため、その分離した除去対象物の残留が課題となる。一方、ボンベからの加圧気体による洗浄では、洗浄対象部品の全体を効率的に洗浄できるものの、洗浄対象部品の局所的な所望の部位を効率よく洗浄することに課題が残る。
特に、加熱式タバコのホルダー部の内側に立設される加熱ブレードは、タバコ葉が含有されるヒートスティックを刺して内部から当該ヒートスティックを加熱する部位であるため、局所的にヤニ等の汚れが付着し易い部位となる。このため、加熱ブレードの洗浄対象部位を研磨や摩擦等によって物理的な洗浄を直接きめ細かく行う必要があるものの、当該物理的な洗浄の際に加熱ブレードが破損し易いことが課題となっていた。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、加熱ブレードの破損を確実に防止しながら、きめ細かく加熱式タバコのホルダー部を洗浄することの可能な、新規かつ改良された加熱式タバコ用洗浄システムを提供することを目的とする。
本考案の一態様は、加熱式タバコのホルダー部を洗浄する加熱式タバコ用洗浄システムであって、前記ホルダー部の洗浄対象部位を擦る研磨部の摩擦によって該洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄手段と、前記ホルダー部の内側に立設される加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持する加熱ブレード支持手段と、を備え、前記ホルダー部洗浄手段は、前記加熱ブレード支持手段によって前記加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持した状態で前記研磨部に振動を付与して前記洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成されることを特徴とする。
本考案の一態様によれば、ホルダー部洗浄手段は、加熱ブレード支持手段によって加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持した状態で研磨部に振動を付与して加熱式タバコのホルダー部の洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄するので、洗浄作業中における加熱ブレードの破損を防止できる。
本考案の一態様では、前記加熱ブレード支持手段は、前記ホルダー部に嵌合可能な加熱ブレード破損防止ホルダーであって、前記加熱ブレード破損防止ホルダーは、少なくとも前記ホルダー部の外周面の所定の範囲を被覆するカバー部と、前記ホルダー部の内周面の所定の範囲を被覆しながら前記加熱ブレードの先端側から基端側に亘り載置する載置面が設けられる略半円柱形状の加熱ブレード載置部と、前記カバー部の一端と前記加熱ブレード載置部の一端を連結する連結部と、を備え、前記カバー部と前記加熱ブレード載置部と前記連結部は、一体成型されて構成されることとしてもよい。
このようにすれば、内側に加熱ブレードが立設されたホルダー部に加熱ブレード破損防止ホルダーを嵌合させることによって、加熱ブレード破損防止ホルダーの加熱ブレード載置部の載置面に沿って加熱ブレードが先端側から基端側に亘って支持されるので、ホルダー部を研磨部で摩擦させながら洗浄する際に、研磨部の振動による衝撃で加熱ブレードが破損することを防止できる。
また、本考案の一態様では、前記加熱ブレード載置部は、前記載置面の幅方向の一端側に該載置面に対して傾斜する傾斜面が設けられることとしてもよい。
このようにすれば、傾斜面側からホルダー部洗浄手段の研磨部を加熱ブレードのエッジ部に当接し易くなるので、加熱ブレードのエッジ部を確実に洗浄することができる。
また、本考案の一態様では、前記カバー部の他端側には、前記ホルダー部の基端側に設けられるスイッチボタンと嵌合可能に構成される嵌合凹部が設けられることとしてもよい。
このようにすれば、加熱ブレードのスイッチボタンに対する反対側の面を洗浄する際において、加熱ブレード破損防止ホルダーをホルダー部の基端側まで嵌合させる際に、スイッチボタンによって係止されるのを防止できる。
また、本考案の一態様では、前記カバー部の内周面には、前記ホルダー部の外周面に形成される係止凸部と嵌合可能な係止溝部が設けられていることとしてもよい。
このようにすれば、加熱ブレード載置部の載置面に加熱ブレードが配置されるように、ホルダー部に加熱ブレード破損防止ホルダーを嵌合させてから、加熱ブレード破損防止ホルダーがずれて、加熱ブレードが破損することを防止できる。
また、本考案の一態様では、前記研磨部は、先端側が円錐形状に尖っている構成となっていることとしてもよい。
このようにすれば、研磨部の尖った先端側を用いることによって、ホルダー部に加熱ブレード破損防止ホルダーを嵌合させた状態でホルダー部の洗浄対象部位の細かい箇所の洗浄が行い易くなる。
また、本考案の一態様では、前記研磨部と前記加熱ブレード支持手段は、弾性変形が可能な円柱形状の研磨・支持兼用繊維棒部材で一体成型されて構成されており、前記ホルダー部洗浄手段は、前記研磨・支持兼用繊維棒部材に振動を付与するバイブレータ本体部と、前記バイブレータ本体部の先端と前記研磨・支持兼用繊維棒部材の基端とを連結して固定する連結部材と、を備えることとしてもよい。
このようにすれば、内側に加熱ブレードが立設されたホルダー部を洗浄する際に、研磨・支持兼用繊維棒部材をホルダー部の内側に挿入しながら当該研磨・支持兼用繊維棒部材に加熱ブレードを刺し入れることによって、加熱ブレードを研磨・支持兼用繊維棒部材で固定させた状態で研磨・支持兼用繊維棒部材を振動させながら摺動させるので、ホルダー部の内周面と加熱ブレードの表面を効率的に摩擦しながら洗浄できる。
また、本考案の一態様では、前記ホルダー部の内径を11mmとした際に、前記研磨・支持兼用繊維棒部材の外径を12mmとすることとしてもよい。
このようにすれば、ホルダー部の内側に研磨・支持兼用繊維棒部材を弾性変形させながら挿入した際に、研磨・支持兼用繊維棒部材の外周面がホルダー部の内周面に所定の圧力で加圧された状態となるので、研磨・支持兼用繊維棒部材を振動させながらホルダー部の内周面を摩擦させたときの洗浄効率が向上する。
以上説明したように本考案によれば、加熱ブレード支持手段によって加熱ブレードを先端側から基端側に亘り固定した状態にしてから、研磨部を振動させながら加熱式タバコのホルダー部の洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄するので、洗浄作業中における加熱ブレードの破損を防止できる。
以下、本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本考案の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
まず、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムと、当該加熱式タバコ用洗浄システムの洗浄対象となる加熱式タバコの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成を示す平面図であり、図2は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの洗浄対象となる加熱式タバコのホルダー部側から見た斜視図である。
まず、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムと、当該加熱式タバコ用洗浄システムの洗浄対象となる加熱式タバコの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成を示す平面図であり、図2は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの洗浄対象となる加熱式タバコのホルダー部側から見た斜視図である。
本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システム100は、図2に示す加熱式タバコ50のタバコ葉が含有される不図示のヒートスティックを収容するホルダー部52を洗浄する際に適用される。本実施形態では、加熱式タバコ用洗浄システム100は、図1に示すように、ホルダー部52の洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄装置110と、ホルダー部52を洗浄する際にホルダー部52に嵌合される加熱ブレード破損防止ホルダー120を備える。
ホルダー部洗浄装置110は、図2に示すホルダー部52の洗浄対象部位を擦る研磨部112の摩擦によって当該洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄手段として機能する。本実施形態では、ホルダー部洗浄装置110は、図1に示すように、研磨部112が連結部材114を介してバイブレータ本体部116と連結されており、バイブレータ本体部116の操作ボタン116aを押圧してオンにすることによって、バイブレータ本体部116が研磨部112に振動を付与して洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成される。なお、ホルダー部洗浄装置110の構成の詳細については、後述する。
加熱ブレード破損防止ホルダー120は、図2に示す加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合された際に、ホルダー部52の内側に立設される加熱ブレード54を先端側から基端側に亘り支持する加熱ブレード支持手段として機能する。すなわち、加熱ブレード破損防止ホルダー120は、ホルダー部52に嵌合可能に構成され、当該ホルダー部52に嵌合された際に、加熱ブレード54を先端側から基端側に亘り支持する機能を有する。このため、本実施形態では、ホルダー部洗浄装置110は、ホルダー部52に嵌合された加熱ブレード破損防止ホルダー120によって加熱ブレード54を先端側から基端側に亘り支持した状態で研磨部112に振動を付与して当該洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成される。なお、加熱ブレード破損防止ホルダー120の構成の詳細については、後述する。
また、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システム100の洗浄対象となる加熱式タバコ50は、図2に示すように、喫煙の際に先端側にヒートスティックが収容される略円筒形状のホルダー部52の内側に先端側が尖った形状の加熱ブレード54が立設されている。加熱式タバコ50の基端側には、把持部56が設けられており、ホルダー部52の基端側の当該把持部56との境界部位には、加熱ブレード54の加熱機能のON・OFFを切り替えるスイッチボタン58がホルダー部52の外周面52aに対して凸状に設けられている。
加熱式タバコ50は、ホルダー部52にタバコ葉が含有されるヒートスティックを挿入した際に、ホルダー部52の内側に立設される加熱ブレード54がヒートスティックを突き刺して内部から当該ヒートスティックを加熱することによって、ニコチンを発生させて煙を出さずにニコチンだけを効率的に摂取可能としている。また、ホルダー部52の外周面52aには、ホルダー部52をカバーする不図示のキャップ部に係止可能な複数の係止凸部52bが設けられている。
次に、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わるホルダー部洗浄手段となるホルダー部洗浄装置の概略構成について、図面を使用しながら説明する。図3は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わるホルダー部洗浄手段となるホルダー部洗浄装置の概略構成を示す分解斜視図であり、図4は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わるホルダー部洗浄手段となるホルダー部洗浄装置のバイブレータ本体部の概略構成を示す斜視図であり、図5は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わるホルダー部洗浄手段となるホルダー部洗浄装置の研磨部が連結部材に設置された状態を示す斜視図である。
ホルダー部洗浄装置110は、図3に示すように、研磨部112が連結部材114を介してバイブレータ本体部116と連結されて構成されている。本実施形態では、研磨部112は、図3及び図5に示すように、軸部112bの先端側に脱脂綿等からなる洗浄部112aが取り付けられて構成される綿棒から構成される。研磨部112は、先端側の洗浄部112aに水やアルコール、重曹等の洗浄液を浸透させてから、洗浄対象部位を擦ることによって当該洗浄対象部位を洗浄する。
また、本実施形態では、研磨部112は、図3及び図5に示すように、洗浄部112aの先端側が円錐形状に尖っている構成となっている。このため、洗浄対象部位を局所的な点擦りで洗浄したい場合には、洗浄部112aの尖った先端側で擦ることによって洗浄し、洗浄対象部位を所定の範囲でまとめて面擦りで洗浄したい場合には、洗浄部112aの傾斜面側で擦ることによって洗浄する。このように、研磨部112の先端側の尖った洗浄部112aを用いることによって、ホルダー部52に加熱ブレード破損防止ホルダー120を嵌合させた状態でホルダー部52の洗浄対象部位の細かい箇所の洗浄が行い易くなる。
連結部材114は、研磨部112とバイブレータ本体部116とを連結させるアダプターとしての機能を有する。本実施形態では、連結部材114は、図3及び図5に示すように、先端側に研磨部112の軸部112bを把持する把持部114b1が設けられたアダプター本体部114bと、研磨部112の軸部112bを把持した把持部114b1を締め付ける締結部114aから構成されている。また、アダプター本体部114bの基端側の内周面側には、図5に示すように、バイブレータ本体部116の先端側カバー116bの先端部位116b1の基端側に設けられる係止凸部116b2と嵌合可能な係止凹部114b2が設けられている。
バイブレータ本体部116は、連結部材114を介して連結された研磨部112に振動を付与する機能を有する。本実施形態では、バイブレータ本体部116は、図3に示すように、電池116gと制御回路116fが設置されるケーシング116dの先端側にモータ116eが設けられており、当該モータ116eの回転軸の先端側に設けられる回転子116e1の一部が扁平形状の非点対称な構成となっている。バイブレータ本体部116のケーシング116dは、図3及び図4に示すように、モータ116eが設けられる先端側が先端側カバー116bで覆われ、ケーシング116dの基端側が基端側カバー116cで覆われており、先端側カバー116bと基端側カバー116cとの間にリング部材116c1が設けられている。
また、先端側カバー116bは、ケーシング116dの先端側からモータ116eの回転子116e1までの部位をカバーした際には、先端側カバー116bに設けられる操作ボタン116aが制御回路116fのスイッチ部116f1と当接するので、操作ボタン116aの押圧操作でモータ116eの回転駆動のON・OFFを切り替えられるようになる。このため、操作ボタン116aを押圧してモータ116eを回転駆動させると、非点対称な回転子116e1が回転することによって、ケーシング116dの先端側からモータ116eの回転子116e1までの部位をカバーする先端側カバー116bの先端部位116b1に振動が付与されるので、その振動が連結部材114を介して研磨部112に伝達されるようになる。このようにして、本実施形態では、バイブレータ本体部116は、操作ボタン116aを押圧することによって、バイブレータ本体部116が研磨部112に振動を付与して洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成される。
次に、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わる加熱ブレード支持手段となる加熱ブレード破損防止ホルダーの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図6(A)は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わる加熱ブレード支持手段となる加熱ブレード破損防止ホルダーの概略構成を示す斜視図であり、図6(B)は、図6(A)のA方向から見た正面図であり、図6(C)は、図6(A)のB方向から見た平面図である。また、図7は、本考案の一実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムで加熱式タバコのホルダー部を洗浄している状態を示す斜視図である。
加熱ブレード破損防止ホルダー120は、前述したように、加熱式タバコ50のホルダー部52を洗浄する際に、ホルダー部52の内側に立設される加熱ブレード54の破損を防止するために、図7に示すように、ホルダー部52に嵌合させて、ホルダー部52の内側に立設される加熱ブレード54を先端側から基端側に亘り支持する機能を有する。加熱ブレード破損防止ホルダー120は、図6(A)、図6(B)、及び図7に示すように、曲面からなるカバー部122と、略半円柱形状の加熱ブレード載置部124と、カバー部122の一端122aと加熱ブレード載置部124の一端124aを連結する連結部126とを備え、これらカバー部122、加熱ブレード載置部124、及び連結部126が一体成型されて構成される。本実施形態では、加熱ブレード破損防止ホルダー120は、洗浄時に使用する洗浄液との兼ね合いで耐薬品性、耐エタノール性を有する必要があるので、PVCやPE等の合成樹脂等で構成される。なお、本実施形態では、連結部126は、3箇所に設けられているが、その個数は、特に限定されない。
カバー部122は、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させた際に、図7に示すように、少なくともホルダー部52の外周面52aの所定の範囲を被覆する機能を有する。本実施形態では、カバー部122は、図7に示すように、ホルダー部52の外周面52aの2/3程度の範囲をカバーするように構成されている。そして、カバー部122は、図6(A)、図6(B)、及び図7に示すように、カバー部122の幅方向の端部122b間には、ホルダー部52の外周面52aの1/3程度の範囲の大きさのクリアランスが設けられる構成となっている。
また、本実施形態では、図6(C)に示すように、カバー部122の他端122c側には、加熱式タバコ50のホルダー部52の外周面52aに対して凸状に設けられるスイッチボタン58と嵌合可能に構成される嵌合凹部122dが設けられる。このように嵌合凹部122を設けることによって、加熱ブレード54のスイッチボタン58に対する反対側の面を洗浄する際に、加熱ブレード破損防止ホルダー120をホルダー部52の基端側まで嵌合させる際に、スイッチボタン58によって係止されるのを防止できる。このため、加熱ブレード54のスイッチボタン58に対する反対側の面を洗浄する際に、加熱ブレード54の先端側から基端側に亘って加熱ブレード載置部124の載置面124bに載置して支持することができるので、確実に加熱ブレード54の破損を防止できる。
さらに、本実施形態では、カバー部122の内周面122eには、図6(A)及び図6(B)に示すように、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させた際に、ホルダー部52の外周面52aに形成される係止凸部52bと嵌合可能な係止溝部122fが設けられている。このため、加熱ブレード載置部124の載置面124bに加熱ブレード54が配置されるように、ホルダー部52に加熱ブレード破損防止ホルダー120を嵌合させてから、加熱ブレード破損防止ホルダー120がずれて、加熱ブレード54が破損することを防止できる。
加熱ブレード載置部124は、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させた際に、図7に示すように、ホルダー部52の内周面52c(図2参照)の所定の範囲を被覆しながら加熱ブレード54の先端側から基端側に亘り載置する載置面124bが設けられる略半円柱形状の部材である。すなわち、加熱ブレード載置部124は、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させた際に、ホルダー部52の内側に立設される加熱ブレード54が先端側から基端側に亘って載置面124bに載置されることによって、当該加熱ブレード54を支持する機能を有する。
このように、本実施形態では、加熱ブレード載置部124を設けることによって、内側に加熱ブレード54が立設されたホルダー部52に加熱ブレード破損防止ホルダー120を嵌合させると、加熱ブレード破損防止ホルダー120の加熱ブレード載置部124の載置面124bに沿って加熱ブレード54が先端側から基端側に亘って支持されるようになる。このため、ホルダー部52をホルダー部洗浄装置110の研磨部112で摩擦させながら加熱ブレード54の表面を洗浄する際に、研磨部112の振動による衝撃で加熱ブレード54が破損することを防止できるようになる。
また、本実施形態では、加熱ブレード載置部124の載置面124bの幅方向の一端側には、図6(A)及び図6(B)に示すように、当該載置面124bに対して傾斜する傾斜面124cが設けられる。このように、傾斜面124cを設けることによって、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させてから、加熱ブレード54を洗浄する際に、傾斜面124c側からホルダー部洗浄装置110の研磨部112を加熱ブレード54のエッジ部に当接し易くなるので、加熱ブレード54のエッジ部を含めて効率的に洗浄することができるようになる。
さらに、本実施形態では、加熱ブレード載置部124の載置面124bの幅方向の他端側には、図6(A)及び図6(B)に示すように、当該載置面124bに対して凸状に隆起する隆起凸部124dが設けられる。このように、隆起凸部124dを設けることによって、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させてから、加熱ブレード54を洗浄する際に、加熱ブレード54の幅方向の一方のエッジが隆起凸部124dに係止されるので、洗浄作業時における加熱ブレード54の位置ずれに起因する破損を防止できるようになる。
また、本実施形態では、加熱ブレード載置部124の一端124a側には、載置面124bの幅方向の一端側には、図6(A)及び図6(C)に示すように、載置面124bに対して凹む構成となる作業用凹部124eが設けられている。このように、作業用凹部124eを設けることによって、加熱ブレード破損防止ホルダー120を加熱式タバコ50のホルダー部52に嵌合させてから、加熱ブレード54をホルダー部洗浄装置110の研磨部112で洗浄する際に、図7に示すように、研磨部112の洗浄作業用のスペースが確保されて、加熱ブレード54の先端側から研磨部112に当接し易くなるので、加熱ブレード54の先端側を含めて効率的に洗浄できるようになる。
このように、本実施形態では、加熱式タバコ50のホルダー部52を洗浄する際に、加熱ブレード54を先端側から基端側に亘り支持する加熱ブレード支持手段として、加熱ブレード破損防止ホルダー120をホルダー部52に嵌合させる。このため、加熱ブレード破損防止ホルダー120の加熱ブレード載置部124の載置面124bに沿って加熱ブレード54が先端側から基端側に亘って支持されるようになるので、ホルダー部52を研磨部112で摩擦させながら洗浄する際に、研磨部112の振動による衝撃で加熱ブレード54が破損することを防止できるようになる。
(第2の実施形態)
次に、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図8は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成を示す平面図であり、図9は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成を示す分解斜視図である。また、図10(A)は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わる研磨・支持兼用繊維棒部材が連結部材に設置された状態を示す正面図であり、図10(B)は、図10(A)のC−C線断面図である。さらに、図11は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムで加熱式タバコのホルダー部を洗浄している状態を示す平面図である。
次に、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図8は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成を示す平面図であり、図9は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムの概略構成を示す分解斜視図である。また、図10(A)は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムに備わる研磨・支持兼用繊維棒部材が連結部材に設置された状態を示す正面図であり、図10(B)は、図10(A)のC−C線断面図である。さらに、図11は、本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムで加熱式タバコのホルダー部を洗浄している状態を示す平面図である。
本考案の他の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システム200は、図2に示す加熱式タバコ50のタバコ葉が含有される不図示のヒートスティックを収容するホルダー部52を洗浄する際に適用される。本実施形態では、加熱式タバコ用洗浄システム200は、図8に示すように、ホルダー部52の洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄装置210の先端側に設けられる研磨部212が洗浄時に加熱ブレード54を先端側から基端側に亘り支持する加熱ブレード支持手段としても機能することを特徴とする。すなわち、本実施形態では、加熱式タバコ用洗浄システム200は、ホルダー部洗浄装置210の先端側に設けられる研磨部として弾性変形が可能な円柱形状の繊維棒部材で構成される研磨・支持兼用繊維棒部材212が設けられており、研磨部と加熱ブレード支持手段が一体成型された構成となっている。
研磨・支持兼用繊維棒部材212は、その内部が長さ方向に走行する綿やポリエステル等からなる繊維が集束されて構成されている。このため、研磨・支持兼用繊維棒部材212を加熱式タバコ50のホルダー部52の内側に挿入すると、当該ホルダー部52の内側に立設している加熱ブレード54が研磨・支持兼用繊維棒部材212の繊維方向に沿って突き刺さり易くなっている。このため、ホルダー部52の洗浄時に研磨・支持兼用繊維棒部材212に加熱ブレード54が突き刺さった状態となるので、当該加熱ブレード54が研磨・支持兼用繊維棒部材212に支持された状態で加熱ブレード54を洗浄できるようになる。
ホルダー部洗浄装置210は、ホルダー部52の洗浄対象部位を擦る研磨部となる研磨・支持兼用繊維棒部材212の摩擦によって当該洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄手段として機能する。本実施形態では、ホルダー部洗浄装置210は、図8に示すように、研磨・支持兼用繊維棒部材212が連結部材214を介してバイブレータ本体部216と連結されており、バイブレータ本体部216の操作ボタン216aを押圧してオンにすることによって、バイブレータ本体部216が研磨・支持兼用繊維棒部材212に振動を付与して洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成される。
ホルダー部洗浄装置210は、図9に示すように、研磨・支持兼用繊維棒部材212の基端212bが連結部材214を介して当該研磨・支持兼用繊維棒部材212に振動を付与するバイブレータ本体部216の先端側に有する先端側カバー216bの先端部位216b1と連結されて構成されている。本実施形態では、研磨・支持兼用繊維棒部材212は、図9に示すように、弾性変形が可能な円柱形状の繊維棒部材から構成される。研磨・支持兼用繊維棒部材212は、水やアルコール、重曹等の洗浄液を浸透させてから、洗浄対象部位を擦ることによって当該洗浄対象部位を洗浄する。
また、本実施形態では、加熱式タバコ50のホルダー部52の内径を11mmとした際に、研磨・支持兼用繊維棒部材212の外径を12mmとしている。このため、ホルダー部52の内側に研磨・支持兼用繊維棒部材212を弾性変形させながら挿入した際に、研磨・支持兼用繊維棒部材212の外周面212aがホルダー部52の内周面52c(図2参照)に所定の圧力で加圧された状態となるので、研磨・支持兼用繊維棒部材212を振動させながら加熱式タバコ50のホルダー部52の内周面52cを摩擦させたときの洗浄効率が向上する。
連結部材214は、研磨・支持兼用繊維棒部材212とバイブレータ本体部216とを連結させるアダプターとしての機能を有する。本実施形態では、連結部材214は、図9、図10(A)及び図10(B)に示すように、先端側に研磨・支持兼用繊維棒部材212を基端側から把持する把持部214b1が設けられたアダプター本体部214bと、研磨・支持兼用繊維棒部材212を把持した把持部214b1を締め付ける締結部214aから構成されている。また、アダプター本体部214bの基端側の内周面側には、図10(B)に示すように、バイブレータ本体部216の先端側カバー216bの先端部位216b1の基端側に設けられる係止凸部216b2と嵌合可能な係止凹部214b2が設けられている。なお、本実施形態におけるバイブレータ本体部216の構成及び動作は、第1の実施形態におけるバイブレータ本体部116と同様であるので、その説明は、省略する。
このように、本実施形態では、内側に加熱ブレード54が立設されたホルダー部52を洗浄する際に、図11に示すように、研磨・支持兼用繊維棒部材212をホルダー部52の内側に挿入しながら当該研磨・支持兼用繊維棒部材212に加熱ブレード54を刺し入れる。このため、研磨・支持兼用繊維棒部材212で加熱ブレード54を支持した状態で研磨・支持兼用繊維棒部材212を振動させながら、図11に示すように、長さ方向に摺動させるので、加熱ブレード54を支持した状態でホルダー部52の内周面52cと加熱ブレード54の表面を効率的に摩擦しながら洗浄できる。
また、本実施形態の加熱式タバコ用洗浄システム200は、第1の実施形態の加熱式タバコ用洗浄システム100と比べて、細部に亘ってきめ細かい洗浄がし難くなるものの、研磨と加熱ブレード54の支持を兼用しながら、より容易な操作で効率よく洗浄ができる。このため、双方の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システム100、200を組み合わせて、より効率的にきめ細かいホルダー部52の洗浄をすることが可能になる。
例えば、最初に第2の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システム200を適用してホルダー部52を短時間で効率的にプレ洗浄をしてから、アダプターとなる連結部材214と研磨・支持兼用繊維棒部材212を外して、連結部材114と研磨部112を取り付けて第1の実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システム100を適用する。このような手順でホルダー部52の洗浄を行うことによって、各実施形態の加熱式タバコ用洗浄システム100、200の長所を活かしながら、より効率よく細かな汚れを直接きめ細かく洗浄できるようになる。
以上説明したように、本考案の各実施形態によれば、加熱ブレード支持手段によって加熱ブレードを先端側から基端側に亘り固定した状態にしてから、研磨部を振動させながら加熱式タバコのホルダー部の洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄するので、洗浄作業中における加熱ブレードの破損を防止できる。特に、加熱ブレードは、局所的にヤニ等の汚れが付着し易い部位であり、直接に研磨や摩擦等による物理的な洗浄をきめ細かく行う必要があるが、本考案の各実施形態に係る加熱式タバコ用洗浄システムを適用すれば、セラミック等の破損し易い材質で形成される加熱ブレードに対して当該物理的な洗浄を行っても、加熱ブレードの破損を抑制できるので、極めて大きな工業的価値を有する。
なお、上記のように本考案の各実施形態について詳細に説明したが、本考案の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本考案の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、加熱式タバコ用洗浄システムの構成、動作も本考案の各実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
50 加熱式タバコ、52 ホルダー部、52a 外周面、52b 係止凸部、52c 内周面、54 加熱ブレード、58 スイッチボタン、100、200 加熱式タバコ用洗浄システム、110、210 ホルダー部洗浄装置(ホルダー部洗浄手段)、112 研磨部、114、214 連結部材、116、216 バイブレータ本体部、116a、216a 操作ボタン、120 加熱ブレード破損防止ホルダー(加熱ブレード支持手段)、122 カバー部、122a (カバー部の)一端、122c (カバー部の)他端、122d 嵌合凹部、122e (カバー部の)内周面、122f 係止溝部、124 加熱ブレード載置部、124b 載置面、124c 傾斜面、212 研磨・支持兼用繊維棒部材(研磨部、加熱ブレード支持手段)
Claims (8)
- 加熱式タバコのホルダー部を洗浄する加熱式タバコ用洗浄システムであって、
前記ホルダー部の洗浄対象部位を擦る研磨部の摩擦によって該洗浄対象部位を洗浄するホルダー部洗浄手段と、
前記ホルダー部の内側に立設される加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持する加熱ブレード支持手段と、を備え、
前記ホルダー部洗浄手段は、前記加熱ブレード支持手段によって前記加熱ブレードを先端側から基端側に亘り支持した状態で前記研磨部に振動を付与して前記洗浄対象部位を摩擦しながら洗浄可能に構成されることを特徴とする加熱式タバコ用洗浄システム。 - 前記加熱ブレード支持手段は、前記ホルダー部に嵌合可能な加熱ブレード破損防止ホルダーであって、
前記加熱ブレード破損防止ホルダーは、
少なくとも前記ホルダー部の外周面の所定の範囲を被覆するカバー部と、
前記ホルダー部の内周面の所定の範囲を被覆しながら前記加熱ブレードの先端側から基端側に亘り載置する載置面が設けられる略半円柱形状の加熱ブレード載置部と、
前記カバー部の一端と前記加熱ブレード載置部の一端を連結する連結部と、を備え、
前記カバー部と前記加熱ブレード載置部と前記連結部は、一体成型されて構成されることを特徴とする請求項1に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。 - 前記加熱ブレード載置部は、前記載置面の幅方向の一端側に該載置面に対して傾斜する傾斜面が設けられることを特徴とする請求項2に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。
- 前記カバー部の他端側には、前記ホルダー部の基端側に設けられるスイッチボタンと嵌合可能に構成される嵌合凹部が設けられることを特徴とする請求項2又は3に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。
- 前記カバー部の内周面には、前記ホルダー部の外周面に形成される係止凸部と嵌合可能な係止溝部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。
- 前記研磨部は、先端側が円錐形状に尖っている構成となっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。
- 前記研磨部と前記加熱ブレード支持手段は、弾性変形が可能な円柱形状の研磨・支持兼用繊維棒部材で一体成型されて構成されており、
前記ホルダー部洗浄手段は、
前記研磨・支持兼用繊維棒部材に振動を付与するバイブレータ本体部と、
前記バイブレータ本体部の先端と前記研磨・支持兼用繊維棒部材の基端とを連結して固定する連結部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。 - 前記ホルダー部の内径を11mmとした際に、前記研磨・支持兼用繊維棒部材の外径を12mmとすることを特徴とする請求項7に記載の加熱式タバコ用洗浄システム。
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WO2024009378A1 (ja) * | 2022-07-05 | 2024-01-11 | 日本たばこ産業株式会社 | 棒状物品 |
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