JP3215832U - 圧縮固化タオル - Google Patents

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Abstract

【課題】形状的に面白みがある平面非円形状で立体的な圧縮固化タオルを提供する。【解決手段】圧縮固化タオルは、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状の筒状外周面と膨出面から成形対象物の特徴的な造形を表す小凸部を突設した正面と、窪みを有する背面とを備え、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であり、凹んだ下面21に小凸部成形型部22を有する上型本体部20Aを備える上型20と、成形対象物の外郭形状に近似し平面非円形状である下型本体部30Aの上面に隆起状成形型部32を突設した下型30と、成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し且つ下端部を下型本体部30Aに着脱自在に嵌着し而も上端部から上型本体部20Aを嵌入させる筒型40とによって圧縮成形される。【選択図】図5

Description

本考案は、例えば、動植物などの生物や飛行機などのあらゆる物体(以下、成形対象物と称す)を模した平面形状が円形ではない(非円形状)の圧縮固化タオルに関するものである。
一般に、旅行などの際にはハンカチタオルなどのタオル類を複数枚携帯するが、通常のタオル類は意外と嵩張るため持ち運びに不便である。また、通常のタオル類は普通に折り畳んだ状態で市販されているため、形状的に面白味がなく、商品価値も高いとは言えない。
本考案者らはこうした問題に鑑み、先に、圧縮固化したタオルを創案した(例えば、特許文献1参照)。この文献に記載の圧縮固化タオルは平面円形状を成しており、そのおもて面を球弧状に膨出させ、その膨出面に溝状の模様を形成して薔薇の花弁などを模している。これにより、持ち運びが便利で商品価値の高い圧縮固化タオルを提供している。なお、この文献に記載の圧縮固化タオルは、筒型内において上型と下型とで圧縮固化することによって製造している。
実用新案登録第3143937号公報
本考案者らは、上記の圧縮固化タオルの完成に満足することなく、さらに形状的に面白みがあり、より商品価値に優れた圧縮固化タオルの提供を目指して試行錯誤を重ねた。その結果、平面円形状ではなく、例えば、動物の顔を模した平面非円形状で、より立体感のある圧縮固化タオルを製造することのできる技術を創案するに至った。
従って、本考案は平面非円形状で立体感のある圧縮固化タオルを提供することを課題とするものである。
図面を参照して説明する。請求項1に記載の考案は、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であり,凹んだ下面21に小凸部成形型部22を有する上型本体部20Aを、当該上型本体部20Aよりも大径の上型支持部20Bの下側に設けて形成したところの上型20と、前記成形対象物の外郭形状に近似し平面非円形状である下型本体部30Aに隆起状成形型部32突設した下型本体部30Aを,当該下型本体部30Aよりも大径の下型支持部30Bの上側に設けて形成したところの下型30と,前記成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し,且つ下端部を下型本体部30Aに着脱自在に嵌着し,而も上端部から上型本体部20Aを嵌入させる筒型40とによって成形された圧縮固化タオル1であって、前記成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状の筒状外周面2と膨出面3aから前記成形対象物の特徴的な造形を表す小凸部3bを突設した正面3と,窪み4aを有する背面4とを備えた圧縮固化タオルである。
上記した成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状の外周面2と、膨出面3aから前記成形対象物の特徴的な造形を表す小凸部3aを突設した正面3と,窪み4aを有する背面4とを備える圧縮固化タオル1は、以下の装置で製造することができる。
この製造装置10は,前記成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であり,凹んだ下面21に小凸部成形型部22を有する上型本体部20Aを,当該上型本体部20Aよりも大径の上型支持部20Bの下側に設けて形成したところの上型20と,前記成形対象物の外郭形状に近似し平面非円形状である下型本体部30Aの上面に隆起状成形型部32を突設し,前記下型本体部30Aを,当該下型本体部30Aよりも大径の下型支持部30Bの上側に設けて形成したところの下型30と,前記成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し且つ下端部を前記下型30に着脱自在に嵌着し,而も上端部から前記上型20の上型本体部20Aを嵌入させる筒型40とを備えた圧縮固化タオル用の製造装置である。
なお、成形対象物を模した圧縮固化タオル1は、以下の方法で製造することができる。すなわち、前記成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であり,凹んだ下面21に小凸部成形型部22を有する上型本体部20Aを,当該上型本体部20Aよりも大径の上型支持部20Bの下側に設けて形成したところの上型20と、前記成形対象物の外郭形状に近似し平面非円形状である下型本体部30Aの上面に隆起状成形型部32を突設し、下型本体部30Aを、当該下型本体部30Aよりも大径の下型支持部30Bの上側に設けて形成したところの下型30と、前記成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し且つ下端部を前記下型本体部30Aに着脱自在に嵌着し,而も上端部から上型本体部20Aを嵌入させる筒型40とを使用する。
そして、筒型40の下端部を下型30の下型本体部30Aに嵌着する装着工程Aと,筒型に折り畳んだタオル1aを押し込む押込み工程Bと,筒型40の上端部から上型本体部20Aを嵌入させて、タオル1aを下型本体部30Aとの間で圧縮固化して前記成形対象物に模した圧縮固化タオル1を成形する圧縮固化工程Cと,上型の圧力を下げる圧力除去工程Dと,筒型40を上型本体部20Aに沿って上昇移動させて下型本体部30Aから抜き出すと共に,上型本体部20Aに固定させた後、上型20と筒型40とを一体に上昇移動させて圧縮固化タオル1を露出させる抜出し工程Eと,下型本体部30Aの上側で露出している前記圧縮固化タオル1を取出す取出し工程Fとを採用する。
請求項1に記載の圧縮固化タオル1は、外周面2が成形対象物の外郭形状に近似する非平面形状であるので、例えば、平面円形状のものと比較して形状的に面白みがあり、また、成形対象物に、より模することができる。従って、当該圧縮固化タオル1の製品価値を高めることができる。
また、正面3は膨出面3aから成形対象物の特徴的な造形を表す小凸部3bを突設したので、当該成形対象物をより立体的に模することができる。すなわち、前述した従来公報に記載の固化タオルが膨出面に溝(凹所)を形成して模様を表しているのとは異なり、当該圧縮固化タオル1は、正面の膨出面3aからさらに小凸部3bを突設して成形対象物の特徴的な造形を表している。従って、当該成形対象物をより立体的に表して、より正確に模することができる。その結果、当該圧縮固化タオル1の製品価値をさらに高めることができる。
また、背面4の窪み4aを有するので、この窪み4aに異なる圧縮固化タオル1の正面3の小凸起付膨出面を挿入するようにして重ね合わせることができる。これにより、例えば、製造工程において複数の圧縮固化タオル1を積み重ねて載置することができるので、作業スペースを有効利用することができる。
なお、本考案の圧縮固化タオル1を製造する前記装置は、上型本体部20Aおよび下型本体部20Aが、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であると共に、筒型40が成形対象物の外郭形状に近似する内周面形状を有するので、当該成形対象物に模した圧縮固化タオル1を容易かつ正確に成形することができる。
また、上型本体部20Aは、その下面21が凹んでいるので、当該下面21により圧縮固化タオル1の膨出した正面3を容易かつ正確に成形することができる。さらに、上型本体部20Aの下面21に成形対象物の特徴的な造形を形成するための小凸部成形型部22を有するので、圧縮固化タオル1に小凸部3bを容易かつ正確に成形することができる。その結果、当該成形対象物に模した圧縮固化タオル1をより正確に成形することができる。
また、下型本体部30Aに隆起状成形型部32を突設しているので、当該隆起状成形型部32によって筒型40に挿入されたタオル1aをより強く圧縮固化することができる。これにより、小凸部成形型部22の作用を高めて小凸部3bを確実に成形することができる。その結果、より成形対象物に模した圧縮固化タオル1を成形することができる。
また、本考案の圧縮固化タオル1を製造する前記方法は、筒型40の下端部を下型本体部30Aに嵌合する装着工程Aと、筒型40に折り畳んだタオル1aを押し込む押込み工程Bと、筒型40の上端部から上型本体部20Aを嵌入させて、タオル1aを下型30との間で圧縮固化して圧縮固化タオル1を成形する圧縮固化工程Cと、上型の圧力を下げる圧力除去工程Dと、筒型40を上昇移動させて下型本体部30Aから抜き出すと共に、上型本体部20Aに装着させた後、上型20と筒型40とを一体に上昇移動させて、圧縮固化タオル1を露出させる抜出し工程Eと、下型本体部30Aの上側で露出している圧縮固化タオル1を取り出す取出し工程Fとを備えるので、圧縮固化タオル1を確実かつ容易に製造することができる。特に、筒型40を上型20と一体に上昇移動させることによって圧縮固化タオル1を露出させることができるので、その取り出しが極めて容易である。
本考案の第一実施形態に係る圧縮固化タオルを示す正面図である。 図1に示す圧縮固化タオルの背面図である。 図1に示す圧縮固化タオルの側面図である。 本考案の第二実施形態に係る圧縮固化タオルを示す正面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する装置の一部断面正面図である。 図5に示す成形型の上型を示す下面図である。 図6に示す上型本体部の側面図である。 図5に示す成形型の下型本体部を示す平面図である。 図8に示す下型本体部の側面図である。 図5に示す成形型の筒型を示す平面断面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを積み上げた状態を側面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法を示すフローチャートである。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法における装着工程を示す断面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法における押込み工程を示す断面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法における圧縮固化工程を示す断面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法における圧力除去工程を示す断面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法における抜き出し工程を示す断面図である。 本考案の実施形態に係る圧縮固化タオルを製造する方法における取出し工程を示す断面図である。
本考案に係る圧縮固化タオル1の実施形態を、図面を参照して説明する。この圧縮固化タオル1は、タオル(ハンカチタオル)1aを圧縮固化して豚の顔を模したものであり、外周面2と正面3と背面4を備える。なお、当該圧縮固化タオル1は、成形対象物(動植物)の外郭形状に近似する平面非円形状であり、球弧状に陥没した下面21に小凸部成形型部22を有する上型本体部20Aを、それよりも大径の上型支持部20Aの下側に設けて形成したところの上型20と、前記成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状である下型本体部30Aの上面の中央部分に球弧状に膨出する隆起状成形型部32を……隆起の形状は限定されない……一つ突設し、その下型本体部30Aをそれよりも大径の下型支持部30Bの上側に設けて形成したところの下型30と、前記成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し、下端部を前記下型本体部30Aに着脱自在に嵌着し而も上端部から前記上型本体部20Aを嵌入させる筒型40と、を備えた圧縮固化装置10によって成形されたものである。
外周面2は、豚の顔の外郭形状に近似させた平面非円形状である。すなわち、顔の本体部分を形成する略半円部分の左右上端部のそれぞれから耳を突設している。正面3は球弧状に膨出した膨出面3aから豚の特徴的な造形を表す小凸部3bを複数突設しており、これら小凸部3bによって耳、目、鼻、口などを突出させた状態で、実物の豚に似せて立体的に表している。また、背面4は、そのほぼ中央部分に当該背面4に窪み4a……窪み4aの形状は限定されない……を有している。なお、この窪み4aは個々の小凸部3bよりも大きく設定される。
本考案に係る圧縮固化タオル1の第二実施形態を、図4に示す。この圧縮固化タオル1は熊の顔を模したものであり、第一実施形態と同様に、外周面2と正面3と背面4を備えている。
正面3は球弧状に膨出した膨出面3aから熊の特徴的な造形を表す小凸部3bを複数突設しており、これらの小凸部3bで鼻、耳、目、口などを表している。また、背面4は、そのほぼ中央部分に広範囲にわたって球弧状の窪み4aを少なくとも一つ有している。
上記二つの実施形態に係る圧縮固化タオル1は、以下の作用効果を発揮する。
(甲)外周面2が動物(豚および熊)の外郭形状に近似する非平面形状であるので、例えば、平面円形状のものと比較して、形状的に面白みがあると共に動物に、より模することができる。従って、製品価値を高めることができる。
(乙)正面3を球弧状に膨出させた膨出面3aから動物の特徴的な造形を表す複数の小凸部3bを突設しているので、これらの動物の目や鼻などを含めた顔の全体を立体的に表現することができる。従って、これらの動物をより正確に模することができ、さらに製品価値を高めることができる。
(丙)背面4のほぼ中央部分に球弧状の窪み4aを少なくとも一つ有するので、この窪み4aに異なる圧縮固化タオル1の正面3(球弧状に膨出している)を嵌入させるようにして重ね合わせることができる(図11参照)。これにより、複数の圧縮固化タオル1を積み重ねることができるので、例えば、製造工程においては作業スペースを削減することができる。
本考案に係る圧縮固化タオル1は、図5乃至図10に示す製造装置10で製造することができる。この製造装置10は、上型20,下型30および筒型40を備える。
上型20は、図6および図7に示すように、上型本体部20Aおよび上型支持部20Bを備える。上型本体部20Aは、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であり、球弧状に陥没した下面21に小凸部成形型部22を設けている。球弧状に凹んだ下面21によって、圧縮固化タオル1の球弧状に膨出した膨出面3aを形成すると共に、小凸部成形型部22によって当該圧縮固化タオル1の膨出面3aから突設する小凸部3bを形成する。この上型20の材質は限定されないが、硬質の樹脂あるいは金属で構成することが好ましい。上型支持部20Bは上型本体部20Aよりも大径に設定されており、上型指示部20Bの下側外周面に筒体40の上端面が当接する。
下型30は、図8および図9に示すように、下型本体部30Aと下型支持部30Bを備える。下型本体部30Aは、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状(従って、上型本体部20Aと同一形状)であり、その上面のほぼ中央部分に広範囲にわたって球弧状に膨出させた隆起状成形型部32を少なくとも一つ設けている。
この隆起状成形型部32は主として二つのはたらきを担う。一つ目は、上型本体部20Aの球弧状に凹んだ下面21に適度な圧縮力を作用させることによって、圧縮固化タオル1の正面3の膨出面3aを正確に球弧状に膨出させると共に、小凸部3bを正確に形成することである。これにより、成形対象物により一層模した立体感に優れる圧縮固化タオル1を成形することができる。
二つ目は、圧縮固化タオル1の背面4に窪み4aを形成することである。窪み4aを形成することによって、当該窪み4aに異なる圧縮固化タオル1の膨出した正面3を嵌入させた状態で上下に安定姿勢で積み重ねることができる(図11)。これにより、製造工程においては作業スペースや保管スペースを削減することができる。
なお、当該下型本体部30Aを含む下型30は、上型20よりも軟質の材料で形成することが好ましい。その材料は限定されるものではないが、例えば、硬質のウレタンゴムとすることができる。下型30を上型20よりも軟質材で形成することにより、圧縮固化する際にタオル1aに過剰な圧縮力が作用してもそれを吸収することができ、従って、圧縮固化タオル1の損傷を防止することができる。なお、この下型30は彫刻機や3Dプリンターを使用して成形することができる。
筒型40は、図10に示すように、成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し(すなわち、上型20および下型30の外周面形状と同じ内周面形状を有する)、その下端部を下型本体部30Aの外周面に着脱自在に装着し、上端の開口部分からその内部に上型本体部20Aを下降させながら嵌入させるものである。筒型40の成形材料は限定されるものではないが、上型20と同様に硬質の金属あるいは樹脂で成形するのが好ましい。
本考案に係る圧縮固化タオル1を製造する装置10は、次の作用効果を発揮する。
(イ)上型20の上型本体部20Aおよび下型30の下型本体部30Aが、成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であると共に、筒型40がそれと同一の内周面形状を有するので、当該成形対象物に模した圧縮固化タオル1を容易かつ正確に成形することができる。
(ロ)上型本体部20Aを、その下面21を球弧状に陥没させると共に、複数の小凸部成形型部22を設けているので、圧縮固化タオル1の正面3を球弧状に膨出させて膨出面3aとすることができると共に、その膨出面3aの上に複数の小凸部3bによって成形対象物(動植物)の例えば、耳や鼻などを突出した状態で表すことができる。従って、当該成形対象物を模した圧縮固化タオル1をより正確かつ立体的に成形することができる。
(ハ)上記と関連するが、下型本体部30Aの中央部分に球弧状に隆起した成形型部32を設けているので、筒型40に挿入されたタオル1aの中央部分をより強く圧縮固化することができる。これにより、圧縮固化タオル1の正面3をより確実に球弧状に膨出させて膨出面3aとすることができると共に、小凸部成形型部22のはたらきをさらに促進して、より成形対象物に模した立体的な圧縮固化タオル1を成形することができる。
(ニ)下型本体部30Aに隆起状成形型部32を設けたので、圧縮固化タオル1の背面4に窪み4aを形成することができる。この窪み4aを利用して圧縮固化タオル1を積み重ねることができる。
(ホ)隆起状成形型部32を有する下型本体部30Aを含む下型30を上型20よりも軟質な材料で形成すれば、過剰の圧縮力をこの下型30によって吸収させることができる。これにより、当該成形型10によって圧縮固化タオル1が損傷するのを防止することができる。
本考案に係る圧縮固化タオル1は、図12乃至図17に示す方法で製造することができる。この製造方法は、装着工程A、押込み工程B、圧縮固化工程C、圧力除去工程D、抜出し工程E、および取出し工程Fを備える。なお、図13乃至図17においては、上型本体部20Aの下面に円弧状の凹部を、また下型本体部30Aの上面に円弧状凸部を画いているが、凹部及び凸部の形状はこれを限定されるものではない。
装着工程A(図13参照)では、筒型40の下端部を下型30の下型本体部30Aの外周面に嵌め込むようにして設置する。この状態では、筒型40の下端面は下型支持部30Bの上面に当接する。
押込み工程B(図14)では、筒型40に折り畳んだタオル1aを押し込む。タオル1aの折り畳み方法は限定されないが、タオル1aの同じ一つの面が上型本体部20Aによって圧縮されるように折り畳むことによって、圧縮固化タオル1の正面3が円滑面となるので好ましい。
圧縮固化工程C(図15)では、筒型40の上端部からその内部に上型本体部20Aを下降移動させて嵌入させ、タオル1aを上型本体部20Aと下型本体部30Aとの間で圧縮固化する。この圧縮固化には、例えば、エアーシリンダーや油圧シリンダーを使用することができる。これによって、成形対象物を模した立体的な圧縮固化タオル1を良好に成形することができる。この圧縮固化工程においては、タオルの変形性により筒型40を放射方向に拡径する力が働いている。
圧力除去工程D(図16)では、上型本体部20Aに加わっている下向き力を除去すると、筒型40を放射方向に拡径する力が大きく低下する。このため、次の筒型の上昇工程を容易に行うことが出来るようになる。
抜出し工程E(図17(a))では、上型本体部20Aを静止させたままの状態で筒型40を上昇移動させて下型本体部30Aから抜き出し、上型本体部20Aの外周面に固定させる(図17(a))。この際、上型本体部20Aで圧縮固化タオル1を圧縮したままの状態を維持し、これにより、筒型40のみを上昇移動させる。その後、上型20と筒型40の一体物を上昇させる(図17(b))。これにより、圧縮固化タオル1を下型本体部20Aの上面に露出させる。
そして、取出し工程E(図18)では、下型本体部20A上で露出している圧縮固化タオル1を取出す。即ち、圧縮固化タオル1は下型本体部20Aの上面に露出された状態で載置されているため、例えば手で掴み上げるのみで極めて容易に取り出すことができる。このようにして、正確かつ容易に製品化された立体的な圧縮固化タオル1を製造することができる。
本考案に係る圧縮固化タオル1を製造する方法は、成形対象物に模した平面非円形状で立体的な圧縮固化タオル1を確実かつ容易に製造することができる。特に、筒型40を上昇移動させることによって、圧縮固化タオル1を露出状態とすることができるので、その取出しを極めて容易に行うことができるといった優れた作用効果を発揮する。
なお、本考案に係る圧縮固化タオル1は前記した豚や熊を模したものに限定されず、他の動物(例えば、猿の顔)や植物を模したものとすることができるし、また、あらゆる物体(例えば、飛行機や新幹線など)を模したものとすることができる。なお、この圧縮固化タオル1は、通常の大きさのタオルや小型のいわゆるハンカチタオルを使用して成形することができる。
1 圧縮固化タオル
1a タオル
2 外周面
3 正面
3a 膨出面
3b 小凸部
4 背面
4a 窪み
10 製造装置
20 上型
20A 上型本体部
20B 上型支持部
21 下面
22 小凸部成形型部
30 下型
30A 下型本体部
30B 下型支持部
32 隆起状成形型部
40 筒型
A 装着工程
B 押込み工程
C 圧縮固化工程
D 圧縮力除去工程
E 抜出し工程
F 取出し工程

Claims (1)

  1. 成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状であり,凹んだ下面(21)に小凸部成形型部(22)を有する上型本体部(20A)を,該上型本体部よりも大径の上型支持部(20B)の下側に設けて形成したところの上型(20)と、前記成形対象物の外郭形状に近似し平面非円形状である下型本体部(30A)の上面に隆起状成形型部(32)を突設し,下型本体部を,該下型本体部よりも大径の下型支持部(30B)の上側に設けて形成したところの下型(30)と、前記成形対象物の外郭形状と近似する内周面形状を有し且つ下端部を下型本体部に着脱自在に嵌着し、而も上端部から上型本体部を嵌入させる筒型(40)とによって成形された圧縮固化タオルであって、前記成形対象物の外郭形状に近似する平面非円形状の筒状外周面(2)と,膨出面(3a)から前記成形対象物の特徴的な造形を表す小凸部(3b)を突設した正面(3)と,窪み(4a)を有する背面(4)と、を備えることを特徴とする圧縮固化タオル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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