JP3215283U - 枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭で洗濯が可能であり、且つ、へたりにくい枕を提供する。【解決手段】枕10は、一対の反発弾性部1、2と、頭部支持部4と、頸椎支持部3とを有している。一対の反発弾性部1、2は、幅方向の両側に位置する。頭部支持部4は、一対の反発弾性部1、2の間に位置する。頸椎支持部3は、幅方向に対して垂直な奥行方向において頭部支持部4に隣接し、かつ一対の反発弾性部1、2の間に位置する。一対の反発弾性部1、2の各々の高さは、頸椎支持部3の高さよりも大きい。頭部支持部4の高さは、頸椎支持部3の高さよりも小さい。一対の反発弾性部1、2の各々の内部には、ポリエステル繊維が充填されている。ポリエステル繊維には長手方向に沿って延在する少なくとも1以上の孔が設けられており、かつポリエステル繊維は螺旋状の部分を含んでいる。【選択図】図1

Description

本考案は、枕に関し、特定的には、反発弾性部の内部にポリエステル繊維が充填された枕に関する。
実用新案登録第3173900号公報(特許文献1)には、頭部支持部と、頸椎支持部と、一対の高反発弾性部とを有する枕が記載されている。当該枕の高反発弾性部および頭部支持部の各々には、ウレタンフォームを粉砕して形成されたウレタンチップが充填されている。また頸椎支持部においては、ポリプロピレン製またはポリエチレン製のビーズが充填されている。
実用新案登録第3173900号公報
しかしながら、ウレタンフォームは、保水性が高く乾燥しづらい。そのため、ウレタンフォームが充填された枕を、家庭で洗濯することは困難であった。また上記枕を繰り返し使用すると、ウレタンフォームが容易にへたってしまうという課題があった。
本考案の一態様は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、家庭で洗濯が可能であり、且つ、へたりにくい枕を提供することである。
本考案の一実施の形態に係る枕は、一対の反発弾性部と、頭部支持部と、頸椎支持部とを備えている。一対の反発弾性部は、幅方向の両側に位置する。頭部支持部は、一対の反発弾性部の間に位置する。頸椎支持部は、幅方向に対して垂直な奥行方向において頭部支持部に隣接し、かつ一対の反発弾性部の間に位置する。一対の反発弾性部の各々の高さは、頸椎支持部の高さよりも大きい。頭部支持部の高さは、頸椎支持部の高さよりも小さい。一対の反発弾性部の各々の内部には、ポリエステル繊維が充填されている。ポリエステル繊維には長手方向に沿って延在する少なくとも1以上の孔が設けられており、かつポリエステル繊維は螺旋状の部分を含んでいる。
本考案の一態様に係る枕によれば、家庭で洗濯が可能であり、且つ、へたりにくい枕を提供することができる。
本考案の一実施の形態に係る枕の構成を示す斜視模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕の構成を示す上面模式図である。 図2のIII−III線に沿った断面模式図である。 図2のIV−IV線に沿った断面模式図である。 図2のV−V線に沿った断面模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕の中袋の構成を示す斜視模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕のポリエステル繊維の構成を示す斜視模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕のポリエステル繊維の構成を示す断面模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕のポリエステル繊維の変形例の構成を示す断面模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕の中空パイプの構成を示す斜視模式図である。 本考案の一実施の形態に係る枕の中空パイプの構成を示す正面模式図である。 頸椎支持部用ファスナを開いて第1メッシュ部を取り出した状態を示す斜視模式図である。 頭部支持部用ファスナを開いて第2メッシュ部を取り出した状態を示す斜視模式図である。
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。なお、本明細書においては、枕を床に置いて枕を上方から見た場合、図2における枕の左右方向を幅方向と称し、図2における枕の上下方向を奥行方向と称し、左右方向および奥行方向の各々に対して垂直な方向を高さ方向と称する。
まず、本考案の一実施の形態に係る枕の構成について説明する。
図1および図2に示されるように、本考案の一実施の形態に係る枕10は、頭部支持部4と、頸椎支持部3と、一対の反発弾性部1、2とを有している。頭部支持部4は、睡眠中に使用者の頭部を支持するための部分である。頸椎支持部3は、睡眠中に使用者の頸椎を支持するための部分である。一対の反発弾性部1、2は、使用者が寝返ったときに、使用者の頭部が触れる部分である。一対の反発弾性部1、2は、枕10の幅方向における両側に位置する。頭部支持部4は、一対の反発弾性部1、2の間に位置する。同様に、頸椎支持部3は、一対の反発弾性部1、2の間に位置する。頸椎支持部3は、幅方向に対して垂直な奥行方向において頭部支持部4に隣接する。一対の反発弾性部1、2は、一方側反発弾性部1と、他方側反発弾性部2とにより構成されている。幅方向において、頭部支持部4の一端は一方側反発弾性部1に連なり、かつ頭部支持部4の他端は他方側反発弾性部2に連なる。同様に、幅方向において、頸椎支持部3の一端は一方側反発弾性部1に連なり、かつ頸椎支持部3の他端は他方側反発弾性部2に連なる。
具体的には、本考案の一実施の形態に係る枕10は、表布12と、第1奥行方向仕切り布部14と、第2奥行方向仕切り布部16と、幅方向仕切り布部18と有している。第1奥行方向仕切り布部14および第2奥行方向仕切り布部16の各々は、奥行方向に延在して設けられ、表布12の内側に縫着されている。幅方向仕切り布部18は、幅方向に延在して設けられ、表布12の内側に縫着されている。幅方向仕切り布部18の一端は第1奥行方向仕切り布部14に縫着され、かつ幅方向仕切り布部18の他端は第2奥行方向仕切り布部16に縫着されている。これにより、枕10は、頭部支持部4と、頸椎支持部3と、一対の反発弾性部1、2とに区画されている。
図1および図2に示されるように、本考案の一実施の形態に係る枕10は、頭部支持部用ファスナ32と、頸椎支持部用ファスナ36と、一方側反発弾性部用ファスナ40と、他方側反発弾性部用ファスナ42と、一対の第1吊下げ部5とをさらに有している。頭部支持部用ファスナ32は、奥行方向の端部において、頭部支持部4に取り付けられている。頸椎支持部用ファスナ36は、奥行方向の端部において、頸椎支持部3に取り付けられている。頭部支持部用ファスナ32は、頸椎支持部用ファスナ36の反対側に設けられている。
一方側反発弾性部用ファスナ40は、幅方向の端部において、一方側反発弾性部1に取り付けられている。他方側反発弾性部用ファスナ42は、幅方向の端部において、他方側反発弾性部2に取り付けられている。一方側反発弾性部用ファスナ40は、他方側反発弾性部用ファスナ42の反対側に設けられている。一対の第1吊下げ部5は、頭部支持部4に取り付けられている。一対の第1吊下げ部5は、頭部支持部用ファスナ32の両側に配置されている。一対の第1吊下げ部5の各々は、たとえば環状に形成されている。一対の第1吊下げ部5の各々をたとえばフック状のものに引っかけることで、洗濯した枕10を容易に干すことができる。
図2に示されるように、枕10全体の奥行方向の長さY3は、たとえば310mmとされている。枕10全体の幅方向の長さW3は、たとえば560mmとされている。頭部支持部4の奥行き方向の長さY1は、たとえば190mmとされている。頭部支持部4の幅方向の長さW4は、たとえば240mmとされている。頸椎支持部3の奥行き方向の長さY2は、たとえば120mmとされている。頸椎支持部3の幅方向の長さW1は、たとえば155mmとされている。一方側反発弾性部1および他方側反発弾性部2の各々の奥行方向の長さY3は、たとえば310mmとされている。
図3は、図2のIII−III線に沿った断面模式図である。図3に示されるように、一対の反発弾性部1、2の各々の高さH3は、頭部支持部4の高さH2よりも高くされている。一方側反発弾性部1および他方側反発弾性部2の各々の高さH3は、たとえば120mmとされている。頭部支持部4の高さH2は、たとえば50mmとされる。これにより、使用者の寝返り時には、頭部を一方側反発弾性部1または他方側反発弾性部2によって支持することが可能となる。そのため、横向き時に下になる肩が痛くなりにくいため、快適な睡眠を担保することができる。また一対の反発弾性部1、2の各々の内部には、ポリエステル繊維7が充填されている。具体的には、一方側反発弾性部1および他方側反発弾性部2の各々の内部には、中袋60が配置される(図6も併せて参照)。中袋60の内部に、ポリエステル繊維7の集合体が充填されている。一方側反発弾性部1および他方側反発弾性部2の各々に充填されているポリエステル繊維7の質量は、たとえば175gである。ポリエステル繊維7の構成の詳細については後述する。
図4は、図2のIV−IV線に沿った断面模式図である。図4に示されるように、一対の反発弾性部1、2の各々の高さH3は、頸椎支持部3の高さH1よりも大きくされている。頸部支持部の高さH1は、たとえば85mmとされる。これにより、使用者の寝返り時には、頭部を一方側反発弾性部1または他方側反発弾性部2によって支持することが可能となる。そのため、横向き時に下になる肩が痛くなりにくいため、快適な睡眠を担保することができる。
図5は、図2のV−V線に沿った断面模式図である。図5に示されるように、頭部支持部4の高さH2は、頸椎支持部3の高さH1よりも小さくされている。これにより、仰向き睡眠時の使用者の気道を良好に確保することができるため、快適な睡眠を担保することができる。図5に示されるように、頭部支持部4および頸椎支持部3の各々の内部には、樹脂製の中空パイプ8が充填されている。頭部支持部4に充填されている中空パイプ8の質量は、たとえば230gである。頸椎支持部3に充填されている中空パイプ8の質量は、たとえば160gである。中空パイプ8を構成する樹脂の材料は、特に限定されない。中空パイプ8は、たとえばメタロセン樹脂製であり、より特定的には、メタロセンプラストマー製である。メタロセンプラストマーは、メタロセン触媒を用いて形成される、エチレンとαオレフィンとの共重合体である。
メタロセンプラストマーは、プラスチック特性と、エラスチック特性との双方の特性を有する材料である。そのため、使用者の頸椎および頭部の形状に合わせて頸椎支持部3および頭部支持部4の形状を変形させることができる。そのため、寝返り時に隙間ができにくく、快適な睡眠を確保することができる。さらに頸椎支持部3および頭部支持部4の各々から、中空パイプ8を容易に取り出すことができる。そのため、頸椎支持部3および頭部支持部4の高さを好みの高さに調整することができる。
図6に示されるように、中袋60は、布部61と、第2吊下げ部62と、中袋用ファスナ63と有している。図3および図4に示されるように、中袋60は、一対の反発弾性部1、2の各々の内部に設けられている。ポリエステル繊維7は、中袋60の内部に充填されている。具体的には、中袋60の内部には、多数のポリエステル繊維7の集合体が充填されており、中袋60の布部61を内部から押し広げている。そのため、中袋60の布部61は、一対の反発支持部の各々を構成する表布12の内側に当接している。中袋用ファスナ63を開いて、中袋60の内部にポリエステル繊維7の集合体を充填することができる。その後、中袋用ファスナ63を閉じることで、ポリエステル繊維7が中袋60の内部から出てくることを抑制することができる。ポリエステル繊維7は、ばらばらになりやすいため、直接一対の反発弾性部1、2に充填すると、取り出しが手間になる。ポリエステル繊維7を中袋60に充填することで、枕10からポリエステル繊維7を容易に取り出して洗濯することができる。また中袋60には、第2吊下げ部62が取り付けられている。そのため、第2吊下げ部62をたとえばフック状のものに引っかけることで、洗濯した中袋60を容易に干すことができる。
次に、ポリエステル繊維の構成について説明する。
図7に示されるように、ポリエステル繊維7は螺旋状に捲縮している。別の観点からいえば、ポリエステル繊維7は螺旋状の部分を含んでいる。具体的には、ポリエステル繊維7が仮想直線Xの周りを螺旋状に延在するように、ポリエステル繊維7には3次元的に捲縮がかかっていてもよい。ポリエステル繊維7を直線状に引き伸ばしたときのポリエステル繊維7の長さは、たとえば10mm以上90mm以下程度である。ポリエステル繊維7の1万メートルあたりの質量は、たとえば6デシテックス以上10デシテックス以下である。ポリエステル繊維7の表面には、抗菌剤を含むシリコンがコーティングされていてもよい。これにより、汗臭さの原因となる細菌がポリエステル繊維7に増殖することを抑制することができる。
図8は、ポリエステル繊維7を直線状に引き伸ばした場合に、長手方向に対して垂直な平面でポリエステル繊維7を切断した断面の模式図である。図8に示されるように、ポリエステル繊維7には長手方向に沿って延在する少なくとも1以上の孔74が設けられている。ポリエステル繊維7には、たとえば長手方向に沿って延在する3つの孔74が設けられていてもよい。断面視において、3つの孔74の各々の形状は、たとえば扇形である。具体的には、3つの孔74の各々は、たとえば第1直線部71と、第2直線部72と、円弧部73とを有している。第1直線部71の一端は、第2直線部72の一端と連なる。第1直線部71の他端は、円弧部73の一端と連なる。第2直線部72の他端は、円弧部73の他端と連なる。
図8に示されるように、断面視において、3つの孔74の各々は、互いに約120°ずれて配置されている。言い換えれば、ポリエステル繊維7の長手方向に沿った方向から見て、3つの孔74は、概ね0°、120°および240°の位置に設けられている。3つの孔74の各々は、長手方向において、ポリエステル繊維7の一端から他端まで延在している。3つの孔74の各々は、ポリエステル繊維7の両端において開口している。断面視において3つの孔74を有するポリエステル繊維7としては、たとえば帝人フロンティア株式会社製の「エアロカプセル(登録商標)γECO」、「フィルケア(登録商標)ECO」または「フィルケア(登録商標)MECO」などを使用することができる。
図9は、本考案の一実施の形態に係る枕10のポリエステル繊維7の変形例の構成を示す断面模式図である。図9に示されるように、ポリエステル繊維7には、たとえば長手方向に沿って延在する1つの孔74が設けられていてもよい。断面視において、孔74の形状は、たとえば円形である。孔74は、長手方向において、ポリエステル繊維7の一端から他端まで延在している。断面視において1つの孔74を有するポリエステル繊維7としては、たとえば帝人株式会社製の「マイティトップ(登録商標)IIECO」、「ポリティ(登録商標)ECO」、「ウォシュロン(登録商標)ECO」または「クリスター(登録商標)ECO」などを使用することができる。
上述の通り、ポリエステル繊維7には長手方向に沿って延在する少なくとも1以上の孔74が設けられている。当該ポリエステル繊維7は、孔74が設けられていないポリエステル繊維7と比較して、押さえつけられても、へたりにくく、回復性に優れている。そのため、繰り返し使用した場合であっても、ポリエステル繊維7がへたって、反発弾性部の高さが低くなることを抑制することができる。結果として、長期間、同様の使用感を維持することができる。また当該ポリエステル繊維7は螺旋状の部分を含んでいる。これにより、反発弾性部のボリューム感を出すことができ、心地よい反発弾性力を得ることができる。さらにポリエステル繊維7は、ウレタンフォームと比較して乾燥しやすい。そのため、家庭でも容易に洗濯することができる。結果として、枕10を清潔に使用することができる。
次に、中空パイプの構成について説明する。
図10および図11に示されるように、中空パイプ8は、たとえば円筒形状を有している。中空パイプ8は、外周面81と、内周面82とを有している。図11に示されるように、中空パイプ8の外径D1は、たとえば5.0mmである。中空パイプ8の内径は、たとえば4.4mmである。中空パイプ8の軸方向の長さTは、たとえば6.5mmである。中空円筒パイプの外径D1は、たとえば軸方向の長さTよりも小さい。好ましくは、中空円筒パイプの外径D1は、4mm以上8mm以下である。好ましくは、中空円筒パイプの軸方向の長さTは、4.5mm以上10mm以下である。好ましくは、中空パイプ8の内径D2を外径D1で除した値は、たとえば0.85以上0.95以下である。
図12に示されるように、頸椎支持部3の内部には、第1メッシュ部52が設けられていてもよい。第1メッシュ部52は、頸椎支持部3を構成する表布12の内側に取り付けられている。第1メッシュ部52は、たとえば筒状の形状を有している。筒状の第1メッシュ部52の内側を通して、頸椎支持部3の内部に充填されている中空パイプ8を取り出すことができる。第1メッシュ部52には、複数の貫通孔が設けられている。複数の貫通孔の最大径は、中空パイプ8の長さTおよび外径D1の各々よりも小さいことが好ましい。この場合、中空パイプ8が貫通孔を通過することができない。そのため、頸椎支持部用ファスナ36を開いたときに、頸椎支持部3から中空パイプ8がこぼれ出すことを抑制することができる。
図12に示されるように、枕10には、パッド挿入部51が設けられていてもよい。パッド挿入部51は、頸椎支持部3の上部に位置している。パッド挿入部51に、パッド9を挿入することで、使用者の頸椎を支持する箇所の高さを高くすることができる。反対に、パッド挿入部51からパッド9を取り外すことで、使用者の頸椎を支持する箇所の高さを低くすることができる。パッド挿入部51には、パッド9を複数枚重ねて挿入することもできる。これにより、使用者の好みに応じて比較的自由に高さ調整をすることができる。
図13に示されるように、頭部支持部4の内部には、第2メッシュ部53が設けられていてもよい。第2メッシュ部53は、頭部支持部4を構成する表布12の内側に取り付けられている。第2メッシュ部53は、たとえば筒状の形状を有している。筒状の第2メッシュ部53の内側を通して、頭部支持部4の内部に充填されている中空パイプ8を取り出すことができる。第2メッシュ部53には、複数の貫通孔が設けられている。複数の貫通孔の最大径は、中空パイプ8の長さTおよび外径D1の各々よりも小さいことが好ましい。この場合、中空パイプ8が貫通孔を通過することができない。そのため、頭部支持部用ファスナ32を開いたときに、頭部支持部4から中空パイプ8がこぼれ出すことを抑制することができる。
次に、本考案の一実施の形態に係る枕10の作用効果について説明する。
本考案の一実施の形態に係る枕10によれば、一対の反発弾性部1、2の各々の内部には、ポリエステル繊維7が充填されている。ポリエステル繊維7には長手方向に沿って延在する少なくとも1以上の孔74が設けられている。当該ポリエステル繊維7は、孔74が設けられていないポリエステル繊維7と比較して、押さえつけられても、へたりにくく、回復性に優れている。そのため、繰り返し使用した場合であっても、ポリエステル繊維7がへたって、反発弾性部の高さが低くなることを抑制することができる。結果として、長期間、同様の使用感を維持することができる。当該ポリエステル繊維7は螺旋状の部分を含んでいる。これにより、反発弾性部のボリューム感を出すことができ、心地よい反発弾性力を得ることができる。さらにポリエステル繊維7は、ウレタンフォームと比較して乾燥しやすい。そのため、家庭でも容易に洗濯することができる。結果として、枕10を清潔に使用することができる。
また本考案の一実施の形態に係る枕10においては、頭部支持部4および頸椎支持部3の各々の内部には、樹脂製の中空パイプ8が充填されている。そのため、使用者の頸椎および頭部の形状に合わせて頸椎支持部3および頭部支持部4の形状を変形させることができる。そのため、寝返り時に隙間ができにくく、快適な睡眠を確保することができる。さらに頸椎支持部3および頭部支持部4の各々から、中空パイプ8を容易に取り出すことができる。そのため、頸椎支持部3および頭部支持部4の高さを好みの高さに調整することができる。
さらに本考案の一実施の形態に係る枕10は、一対の反発弾性部1、2の各々の内部に設けられた中袋60をさらに有している。ポリエステル繊維7は、中袋60の内部に充填されている。そのため、一対の反発弾性部1、2の各々から中袋60を取り出して、中袋60だけを洗濯することができる。
さらに本考案の一実施の形態に係る枕10においては、中袋60は、第2吊下げ部62を有している。そのため、第2吊下げ部62を物干し竿に通すことにより、洗濯した中袋60を容易に干すことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなく実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 一方側反発弾性部、2 他方側反発弾性部、1、2 一対の反発弾性部、3 頸椎支持部、4 頭部支持部、5 第1吊下げ部、7 ポリエステル繊維、8 中空パイプ、9 パッド、10 枕、12 表布、14 第1奥行方向仕切り布部、16 第2奥行方向仕切り布部、18 幅方向仕切り布部、32 頭部支持部用ファスナ、36 頸椎支持部用ファスナ、40 側反発弾性部用ファスナ、42 他方側反発弾性部用ファスナ、51 パッド挿入部、52 第1メッシュ部、53 第2メッシュ部、60 中袋、61 布部、62 第2吊下げ部、63 中袋用ファスナ、71 第1直線部、72 第2直線部、73 円弧部、74 孔、81 外周面、82 内周面。

Claims (6)

  1. 幅方向の両側に位置する一対の反発弾性部と、
    前記一対の反発弾性部の間に位置する頭部支持部と、
    前記幅方向に対して垂直な奥行方向において前記頭部支持部に隣接し、かつ前記一対の反発弾性部の間に位置する頸椎支持部とを備え、
    前記一対の反発弾性部の各々の高さは、前記頸椎支持部の高さよりも大きく、
    前記頭部支持部の高さは、前記頸椎支持部の高さよりも小さく、
    前記一対の反発弾性部の各々の内部には、ポリエステル繊維が充填されており、
    前記ポリエステル繊維には長手方向に沿って延在する少なくとも1以上の孔が設けられており、かつ前記ポリエステル繊維は螺旋状の部分を含む、枕。
  2. 前記頭部支持部および前記頸椎支持部の各々の内部には、樹脂製の中空パイプが充填されている、請求項1に記載の枕。
  3. 前記中空パイプは、メタロセン樹脂製である、請求項2に記載の枕。
  4. 前記中空パイプの内径を外径で除した値は、0.85以上0.95以下である、請求項2または請求項3に記載の枕。
  5. 前記一対の反発弾性部の各々の内部に設けられた中袋をさらに備え、
    前記ポリエステル繊維は、前記中袋の内部に充填されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の枕。
  6. 前記中袋は、吊下げ部を有している、請求項5に記載の枕。
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