JP3215197U - 気密性を有するメイクアップケース - Google Patents

Abstract

【課題】気密性が優れ、化粧品の品質を長時間維持できるメイクアップケースを提供する。【解決手段】メイクアップケースは、外ケース構成１を含み、外ケース構成１は本体と蓋１１とを含み、本体には第一収容部が形成され、第一収容部は本体の上表面に開口を開け、蓋１１は本体にヒンジ連結され、第一収容部の開口を開閉し、第一収容部の中に取り外し可能な内トレー構成２が設けられ、内トレー構成２はトレー本体２０とトレー蓋２１とを含み、トレー本体２０の上に化粧品を置くための第二収容部が形成され、第二収容部はトレー本体２０の上表面に開口を開け、トレー蓋２１はトレー本体２０にヒンジ連結され、第二収容部の開口を開閉し、第二収容部の外側壁の一周に外槽体２２がさらに固定設置され、シールリング２３は外槽体２２の中に固定設置され、シールリング２３は同時に第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結される。【選択図】図４

Description

本考案は、メイクアップケースの技術分野に関し、より具体的には、気密性を有するメイクアップケースに関する。

化粧品は、通常、携帯用のメイクアップケースに収容される。従来の化粧ケースは本体と蓋を含み、本体は化粧品を収容する収容部を有し、蓋は本体に連結し、収容部を開閉できる。利用者は化粧品を使用したい時に、蓋を開けることで、使用できる。

従来の化粧ケースは、構造が簡単で、操作が便利であるが、気密性が悪いという欠点がある。化粧品は揮発性溶剤を有するため、化粧ケースの気密性が悪い場合、化粧品に含まれる揮発性溶剤が大気中に揮発し、化粧品は固くなり、劣化し、無駄になる。

これに鑑みて、従来技術の不備を解決するために、本考案は気密性を有するメイクアップケースを提供する。本考案に係るメイクアップケースは構造が簡単で、気密性が高い。

本考案に係る気密性を有するメイクアップケースは、
外ケース構成（１）を含み、外ケース構成（１）は本体（１０）と蓋（１１）とを含み、本体（１０）には第一収容部が形成され、使用方向を基準とし、第一収容部は本体の上表面に開口を開け、蓋（１１）は本体（１０）にヒンジ連結され、第一収容部の開口を開閉し、
第一収容部の中に取り外し可能な内トレー構成（２）が設けられ、内トレー構成（２）はトレー本体（２０）とトレー蓋（２１）とを含み、トレー本体（２０）の上に化粧品を置くための第二収容部が形成され、第二収容部はトレー本体（２０）の上表面に開口を開け、トレー蓋（２１）はトレー本体（２０）にヒンジ連結され、第二収容部の開口を開閉し、
第二収容部の外側壁の一周に外槽体（２２）がさらに固定設置され、シールリング（２３）は外槽体（２２）の中に固定設置され、シールリング（２３）は同時に第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結される。

蓋１１の一方の側は第一ヒンジで本体１０の一方の側にヒンジ連結され、蓋１１の他の側に第一フックが固定設置され、本体１０の他の側にボタン１２が可動設置され、ボタン１２には第一フックとマッチする第二フックを一体形成し、ボタン１２は、第一フックと第二フックとを引っ掛けるまたは外すために、第二フックを連動させる。

蓋１１の上に一方の側に近接する位置にＬ型の後部締めリブ部１３がさらに固定設置されることが好ましい。後部締めリブ部１３は弾性を有し、蓋１１に動かされ本体１０の外側壁に弾性当接する。

トレー蓋２１の一方の側は、第二ヒンジでトレー本体２０にヒンジ連結され、第一ヒンジはボタン１２と対向して配置され、第二ヒンジは第一ヒンジとボタン１２との間に位置する。

本体１０は、上下両側が開口である中空円筒状の基部、および基部の下側のエッジから半径方向内側に延伸されて一体形成されたリング状凸エッジを含み、基部とリング状凸エッジとを含んで第一収容部を形成する。

トレー本体２０は、上側が開口である中空円筒構造で、トレー本体２０の中空部が第二収容部である。外槽体２２は上側に開口し、トレー本体２０の外周を囲んで、トレー本体２０と一体形成される。外槽体２２の外側壁には凹部が形成される。

内トレー構成２は取り外し可能に第一収容部の中に設けられ、その構造は以下のとおりである。トレー本体２０は、本体１０と同軸に本体１０の中に設置され、トレー本体２０の下側は本体１０の下側開口に自由に挿し込まれ、外槽体２２の底部は凸エッジに自由に当接する。第一収容部の中に管状の連結部１４が設けられ、連結部１４は外槽体２２の外側に嵌合され、連結部１４の内側壁は半径方向内側に延伸されて凸リブを一体形成し、凸リブは外槽体２２の凹部と引っ掛けるまたは外すことができる。

連結部１４は第一収容部の中に固定設置される。連結部１４の上側は半径方向外側に延伸されてリング状凸エッジを一体形成し、凸エッジは基部の上側に架かることが好ましい。

シールリング２３は固さが異なる内輪２３０と外輪２３１とを含み、内輪２３０と外輪２３１とは固さが異なるプラスチックからなり、外輪２３１は内輪２３０の外側に嵌合され、内輪２３０と一体成型される。

内輪２３０の固さは外輪２３１より固く、内輪２３０は第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結されることが好ましい。

トレー蓋２１で第二収容部の開口を閉じる状態を基準とし、トレー蓋２１の内側面に第二収容部に向かって延伸されるリング状の凸リング２４が一体形成され、凸リング２４は、外輪２３１と外槽体２２の内側壁との間に緊密に挿し込まれ、内トレー構成の気密性をさらに向上させることができる。

蓋１１で第一収容部の開口を閉じる状態を基準とし、本体１０に向かう蓋１１の内側面には鏡面１５が固定設置される。

従来技術と比較し、本考案は、外ケース構成に取り外し可能な内トレー構成が設けられ、内トレー構成はトレー本体とトレー蓋とを含み、トレー本体の上に化粧品を置くための第二収容部が形成され、第二収容部はトレー本体の上表面に開口を開け、トレー蓋はトレー本体にヒンジ連結され、第二収容部の開口を開閉できる。第二収容部の外側壁の一周に外槽体がさらに固定設置され、シールリングは外槽体の中に固定設置され、シールリングは同時に第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結され、トレー蓋の内表面をシールリングに緊密に接触させ、内トレー構成の気密密封効果を実現し、内トレー構成における化粧品の品質を長時間維持できる。

本考案に係る外ケース構成の断面構造を示す図である。 本考案に係る内トレー構成の断面構造を示す図である。 図２に示すＡ部の拡大図である。 本考案に係る外ケースと内トレーとが組み合わせられる時の断面構造を示す図である。

以下、本考案の実施例の図面を参照して、実施例の技術態様を明確的且つ完全に説明する。

本考案に係る気密性を有するメイクアップケースは、外ケース構成１を含み、外ケース構成１は本体１０と蓋１１とを含み、本体１０には第一収容部が形成され、使用方向を基準とし、第一収容部は本体の上表面に開口を開け、蓋１１は本体１０にヒンジ連結され、第一収容部の開口を開閉できる。第一収容部の中に取り外し可能な内トレー構成２が設けられ、内トレー構成２はトレー本体２０とトレー蓋２１とを含み、トレー本体２０の上に化粧品を置くための第二収容部が形成され、第二収容部はトレー本体２０の上表面に開口を開け、トレー蓋２１はトレー本体２０にヒンジ連結され、第二収容部の開口を開閉できる。第二収容部の外側壁の一周に外槽体２２がさらに固定設置され、シールリング２３は外槽体２２の中に固定設置され、シールリング２３は同時に第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結され（interference fit joint）、トレー蓋２１の内表面をシールリング２３に緊密に接触させ、内トレー構成の気密密封効果を実現し、内トレー構成における化粧品の品質を長時間維持できる。

本実施例の蓋１１の一方の側は第一ヒンジで本体１０の一方の側にヒンジ連結され、蓋１１の他の側に第一フックが固定設置され、本体１０の他の側にボタン１２が可動設置され、ボタン１２には第一フックとマッチする第二フックを一体形成し、ボタン１２は、第一フックと第二フックとを引っ掛けるまたは外すために、第二フックを連動させる。

蓋１１の上に一方の側に近接する位置にＬ型の後部締めリブ部１３がさらに固定設置されることが好ましい。後部締めリブ部１３は弾性を有し、蓋１１に動かされ本体１０の外側壁に弾性当接する。後部締めリブ部１３は、蓋１１を弾性的に開くことができる。

本実施例のトレー蓋２１の一方の側は、第二ヒンジでトレー本体２０にヒンジ連結され、第一ヒンジはボタン１２と対向して配置され、第二ヒンジは第一ヒンジとボタン１２との間に位置する。第一ヒンジの中心と本体中心との連結線は、第二ヒンジの中心とトレー本体２０の中心との連結線と直交することが好ましい。

本実施例の本体１０は、上下両側が開口である中空円筒状の基部、および基部の下側のエッジから半径方向内側に延伸されて一体形成されたリング状凸エッジを含み、基部とリング状凸エッジとが囲んで第一収容部を形成する。

トレー本体２０は、上側が開口である中空円筒構造で、トレー本体２０の中空部が第二収容部である。外槽体２２は上側に開口し、トレー本体２０の外周を囲んで、トレー本体２０と一体形成される。外槽体２２の外側壁には凹部が形成される。

内トレー構成２は取り外し可能に第一収容部の中に設けられ、その構造は以下のとおりである。トレー本体２０は、本体１０と同軸に本体１０の中に設置され、トレー本体２０の下側は本体１０の下側開口に自由に挿し込まれ、外槽体２２の底部は凸エッジに自由に当接する。第一収容部の中に管状の連結部１４が設けられ、連結部１４は外槽体２２の外側に嵌合され、連結部１４の内側壁は半径方向内側に延伸されて凸リブを一体形成し、凸リブは外槽体２２の凹部と引っ掛けるまたは外すことができる。

連結部１４は第一収容部の中に固定設置される。連結部１４の上側は半径方向外側に延伸されてリング状凸エッジを一体形成し、凸エッジは基部の上側に架かることが好ましい。

本実施例のシールリング２３は固さの異なる内輪２３０と外輪２３１とを含み、内輪２３０と外輪２３１とは固さが異なるプラスチックからなり、外輪２３１は内輪２３０の外側に嵌合され、内輪２３０と一体成型される。

内輪２３０の固さは外輪２３１より固く、内輪２３０は第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結されることが好ましい。

本実施例のトレー蓋２１で第二収容部の開口を閉じる状態を基準とし、トレー蓋２１の内側面に第二収容部に向かって延伸されるリング状の凸リング２４が一体形成され、凸リング２４は、外輪２３１と外槽体２２の内側壁との間に緊密に挿し込まれ、内トレー構成の気密性をさらに向上させることができる。

本実施例の蓋１１で第一収容部の開口を閉じる状態を基準とし、本体１０に向かう蓋１１の内側面には鏡面１５が固定設置される。

１ 外ケース構成
１０ 本体
１１ 蓋
１２ ボタン
１３ 後部締めリブ部
１４ 連結部
１５ 鏡面
２ 内トレー構成
２０ トレー本体
２１ トレー蓋
２２ 外槽体
２３ シールリング
２３０ 内輪
２３１ 外輪
２４ 凸リング

Claims (10)

1. 気密性を有するメイクアップケースにおいて、
   外ケース構成（１）を含み、外ケース構成（１）は本体（１０）と蓋（１１）とを含み、本体（１０）には第一収容部が形成され、使用方向を基準とし、第一収容部は本体の上表面に開口を開け、蓋（１１）は本体（１０）にヒンジ連結され、第一収容部の開口を開閉し、
   第一収容部の中に取り外し可能な内トレー構成（２）が設けられ、内トレー構成（２）はトレー本体（２０）とトレー蓋（２１）とを含み、トレー本体（２０）の上に化粧品を置くための第二収容部が形成され、第二収容部はトレー本体（２０）の上表面に開口を開け、トレー蓋（２１）はトレー本体（２０）にヒンジ連結され、第二収容部の開口を開閉し、
   第二収容部の外側壁の一周に外槽体（２２）がさらに固定設置され、シールリング（２３）は外槽体（２２）の中に固定設置され、シールリング（２３）は同時に第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結される、
   ことを特徴とする気密性を有するメイクアップケース。
2. 蓋（１１）の一方の側は第一ヒンジで本体（１０）の一方の側にヒンジ連結され、蓋（１１）の他の側に第一フックが固定設置され、本体（１０）の他の側にボタン（１２）が可動設置され、ボタン（１２）には第一フックとマッチする第二フックを一体形成し、ボタン（１２）は、第一フックと第二フックとを引っ掛けるまたは外すために、第二フックを連動させる、
   ことを特徴とする請求項１に記載の気密性を有するメイクアップケース。
3. 蓋（１１）の上に一方の側に近接する位置にＬ型の後部締めリブ部（１３）がさらに固定設置され、後部締めリブ部（１３）は弾性を有し、蓋（１１）に動かされ本体（１０）の外側壁に弾性当接する、
   ことを特徴とする請求項２に記載の気密性を有するメイクアップケース。
4. トレー蓋（２１）の一方の側は、第二ヒンジでトレー本体（２０）にヒンジ連結され、第一ヒンジはボタン（１２）と対向して配置され、第二ヒンジは第一ヒンジとボタン（１２）との間に位置する、
   ことを特徴とする請求項２に記載の気密性を有するメイクアップケース。
5. 本体（１０）は、上下両側が開口である中空円筒状の基部、および基部の下側のエッジから半径方向内側に延伸されて一体形成されたリング状凸エッジを含み、基部とリング状凸エッジとを含んで第一収容部を形成し、
   トレー本体（２０）は、上側が開口である中空円筒構造で、トレー本体（２０）の中空部が第二収容部であり、外槽体（２２）は上側に開口し、トレー本体（２０）の外周を囲んで、トレー本体（２０）と一体形成され、外槽体（２２）の外側壁には凹部が形成され、
   内トレー構成（２）は取り外し可能に第一収容部の中に設けられ、トレー本体（２０）は、本体（１０）と同軸に本体（１０）の中に設置され、トレー本体（２０）の下側は本体（１０）の下側開口に自由に挿し込まれ、外槽体（２２）の底部は凸エッジに自由に当接し、第一収容部の中に管状の連結部（１４）が設けられ、連結部（１４）は外槽体（２２）の外側に嵌合され、連結部（１４）の内側壁は半径方向内側に延伸されて凸リブを一体形成し、凸リブは外槽体（２２）の凹部と引っ掛けるまたは外すことができる、
   ことを特徴とする請求項１に記載の気密性を有するメイクアップケース。
6. 連結部（１４）は第一収容部の中に固定設置され、連結部（１４）の上側は半径方向外側に延伸されてリング状凸エッジを一体形成し、凸エッジは基部の上側に架かる、
   ことを特徴とする請求項５に記載の気密性を有するメイクアップケース。
7. シールリング（２３）は固さが異なる内輪（２３０）と外輪（２３１）とを含み、内輪（２３０）と外輪（２３１）とは固さが異なるプラスチックからなり、外輪（２３１）は内輪（２３０）の外側に嵌合され、内輪（２３０）と一体成型される、
   ことを特徴とする請求項１に記載の気密性を有するメイクアップケース。
8. 内輪（２３０）の固さは外輪（２３１）より固く、内輪（２３０）は第二収容部の開口側に締まりばめで着脱可能に連結される、
   ことを特徴とする請求項７に記載の気密性を有するメイクアップケース。
9. トレー蓋（２１）で第二収容部の開口を閉じる状態を基準とし、トレー蓋（２１）の内側面に第二収容部に向かって延伸されるリング状の凸リング（２４）が一体形成され、凸リング（２４）は、外輪（２３１）と外槽体（２２）の内側壁との間に緊密に挿し込まれる、
   ことを特徴とする請求項７に記載の気密性を有するメイクアップケース。
10. 蓋（１１）で第一収容部の開口を閉じる状態を基準とし、本体（１０）に向かう蓋（１１）の内側面には鏡面（１５）が固定設置される、
    ことを特徴とする請求項１に記載の気密性を有するメイクアップケース。