JP3215059U - 水泳練習用パドル - Google Patents

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浩義 前峠
浩義 前峠
和江 前峠
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浩義 前峠
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Abstract

【課題】パドルにさらに改良を加え、パドルを手の指に装着した際、腕の回転のスピードが期待できるよう構成した水泳練習用パドルを提供する。【解決手段】水泳練習をする際に使用し、手指のうち、親指(第一指)を除く他の4本の指と当接して使用するパドル本体1において、該パドル本体1の表面部Xであって、人差し指Aが位置するエリア2に、人指し指の腹部を当接させる傾斜部3を形成した水泳練習用パドルであり、傾斜部3は、パドル本体1の先端部Yに向かって徐々に低くなる傾斜に形成し、パドル本体1の表面部Xから先端部Yに形成した凹部4の間に設けた。【選択図】図2

Description

この考案は、水泳練習用パドルに関するものであり、左・右、両手に装着し、特に、それぞれの掌に位置し、パドルを手の中指に紐にて装着・固定して使用する水泳練習用パドルに関するものである。
従来、水泳練習用パドルは、水泳練習の際、手に装着する器具として市販されているが、従来のパドルは大きく、このパドルを装着して泳いだ時と、パドルを外して泳いだ時とは、水に対する抵抗が全く異なり、そのギャップは極めて大きいもであった。
その原因は、パドルのサイズやパドルの面積によるものであり、より正確に、美しく、しかも効率よく泳ぐためには、主に手のどこに力を入れて泳ぐかは、従来のパドルからは明確な結果を求めることは出来なかった。
さらに、この従来のパドルを装着して泳ぐ際、主に手のどこに力を入れて使用すればよいのか、明確でなく、また、従来のパドルは外した際、水の抵抗が軽く感じすぎてしまうというものであった。
そのため、本願出願人は、従来のサイズや、広い面積を有するパドルでは、パドルを外した際、手にかかる水の抵抗の軽さの要因となるものであり、これに鑑み、掌に収まる大きさのパドルを形成し、該パドルを外して泳ぐ際に生ずるギャップを少なくできるサイズを研究し、また、幅広い水泳愛好者層が、泳いでいる手の軌道を認識しながら泳ぐために必要なパドルを発明し、既に特許を取得している。例えば、特許文献1のように。
特許第5340467号公報
しかし、本願出願人は、前記パドルを用いてより早く泳ぐには、親指を除く他の4本の手指のうち、どの指からアプローチするのがよいか研究し、その目的に合致したパドルを開発するものである。
手・手指は、上肢の最も末梢の器官であり、精巧で優れた機能を有しており、具体的には、1.固定・把持・操作する、2.押す、3.引っ掛ける、4.引き寄せる、5.接触する等の機能があり、また、手指には、3本の神経が走行しており、親指には撓骨神経、人指し指と中指には正中神経、薬指と小指には尺骨神経が通っており、パドルを使用するにあたり、どの指からアプローチをかけるのか、意識付けるポイントがなく曖昧であった。
そこで、この考案は、上記パドルにさらに改良を加え、パドルを手の指に装着した際、腕の回転のスピードが期待できるよう構成した水泳練習用パドルを開発・提供するものである。
この考案の水泳練習用パドルは、
水泳練習をする際に使用し、手指のうち、親指(第一指)を除く他の4本の指と当接して使用するパドル本体において、
該パドル本体の表面部であって、人差し指が位置するエリアに、人指し指の腹部を当接させる傾斜部を形成した
ことを特徴とする。
前記傾斜部は、パドル本体の先端部に向かって徐々に低くなる傾斜に形成した
ことを特徴とする。
前記傾斜部は、パドル本体の表面部から先端部に設けた凹部の間に形成した
ことを特徴とする。
前記傾斜部の表面を、防滑面に形成した
ことを特徴とする。
この考案によると、パドル本体(1)の人指し指(A)エリア(2)に傾斜部(3)を設けており、該傾斜部に人指し指の腹部を当接することで、パドル本体の平面部に位置する、中指や薬指、そして小指に比べて、段差がある傾斜部に位置する人指し指(A)からキャッチを始めるアプローチとなる。人指し指(A)の神経は、腕の付け根である脇に刺激が入り、腕の回転のスピードを上げることが見込めるとの効果を奏する。
この考案のパドルの一実施例を示し、(A)は、右手用のパドルの平面図であり、(B)は、右手用のパドルの底面図であり、(C)は、図1(A)中のa−a断面図である。 この考案の使用状態の一例を示す一部欠裁平面図である。 この考案の一実施例を示す側面図である。
以下、この考案の好適な実施の形態について詳細に説明するが、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
この考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、水泳練習をする際に使用し、手指のうち、親指(第一指)を除く他の4本の指(人指し指、中指、薬指、小指)と当接して使用するパドル本体(1)において、該パドル本体(1)の表面部(X)であって、人差し指(A)が位置するエリア(2)に、人指し指の腹部を当接させる傾斜部(3)を形成したことを特徴とする水泳練習用パドルから構成されるものである。
なお、図面は、右手用のパドルのみを図示し、左手用のパドルは右手用のパドルと同じ構成であり、右手用パドルと対称であるため省略する。
前記傾斜部(3)は、パドル本体(1)の先端部(Y)に向かって徐々に低くなる傾斜に形成したことを特徴とする水泳練習用パドルである。
さらに、前記傾斜部(3)は、パドル本体(1)の表面部(X)から先端部(Y)に形成した凹部(4)の間に設けたことを特徴とする水泳練習用パドルである。
前記傾斜部(3)の表面は、平坦であっても、防滑加工してもよいものである。
また、パドル本体(1)の表面部に設けた一対の小穴(5a)、(5b)は、適宜な長さのゴム紐(6)の両端をそれぞれ調節可能に差し込み、中指を締め付け、親指を除く4本の指部をパドル本体(1)にしっかりと当接するための小穴である。
ゴム紐(6)は、具体的には、チューブ状のものがよく、前記小穴(5a)、(5b)に圧入し、中指を差し込んで両方の小穴から、突出したゴム紐の先端をそれぞれ引張り、締め付けることにより、堅牢に固定できるものである。
また、通穴(7)は、常時、中指の指先の中指の腹部を押圧しながら泳ぐことにより、この一点に集中して泳ぎ、中指を中心としたパドル本体(1)に接している指先に意識を持たせて泳ぐことができ、また、それにより、水中での軌道や水の抵抗を細かいところまで、鋭く感じることができる感覚を養い、理想のフォームに近づくために使用するものである。
さらに、V字状のリブ(8)は、パドル本体(1)の補強の意味や、泳ぐ際に水を掻く抵抗を少しでも強める効果を有するものである。
この考案によると、水泳練習用パドルの技術を確立し、これに基づいて大量に製造・販売することにより産業上の利用可能性があるものである。
1 パドル本体
2 エリア
3 傾斜部
4 凹部
5a,5b 小穴
6 ゴム紐
7 通穴
8 V字状リブ
A 人指し指
X 表面部
Y 先端部

Claims (4)

  1. 水泳練習をする際に使用し、手指のうち、親指(第一指)を除く他の4本の指と当接して使用するパドル本体(1)において、
    該パドル本体(1)の表面部(X)であって、人差し指(A)が位置するエリア(2)に、人指し指の腹部を当接させる傾斜部(3)を形成した
    ことを特徴とする水泳練習用パドル。
  2. 前記傾斜部(3)は、パドル本体(1)の先端部(Y)に向かって徐々に低くなる傾斜に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の水泳練習用パドル。
  3. 前記傾斜部(3)は、パドル本体(1)の表面部(X)から先端部(Y)に形成した凹部(4)の間に設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の水泳練習用パドル。
  4. 前記傾斜部(3)の表面を、防滑加工した
    ことを特徴とする請求項1または2または3記載の水泳練習用パドル。


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