JP3214339U - フランジボルトと皿ばねナットからなる連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】JASS6の要求する戻り止め機能を確保しつつ、JIS規格及び規格以上の性能を有する連結具を提供する。【解決手段】連結具は、皿ばねナット10と、フランジボルト20と、からなる。皿ばねナット10は、六角ナット11と、六角ナット11の底部にかしめる皿ばね座金12からなり、皿ばね座金12のばね力によって緩み止め効果を発揮する。六角ナット11の二面幅(s1)を19mmとし、皿ばね座金12の直径(d2)を24mmとしている。フランジボルト20は、ボルトと平ワッシャーの機能を一体化するため、六角ボルト21と六角ボルト21の頭部211を塑性加工してなるフランジ部22とからなる。【選択図】図1

Description

本考案は、構造物の構築において構造材同士の連結に用いる連結具に関し、より好ましくは、鋼構造建築物の建築に適する連結具に関する。
建築工事標準仕様書JASS6によれば、高力ボルト接合の制限が及ばない場合に付き、戻り止め機能を有する事を条件にボルト接合が認められる。
そして、建築基準法37条1項によれば、仕様書に特記されている場合を除き、それぞれについてJIS規格に基づいた製品を用いなければならない。
そこで、本考案は、JASS6の要求する戻り止め機能を確保しつつ、JIS規格及び規格以上の性能を有する連結具の提供を目的の1つとする。
上記課題を解決すべくなされた本願の第1考案は、フランジボルトと皿ばねナットからなる連結具であって、前記フランジボルトが、六角ボルトと、前記六角ボルトの頭部を塑性加工してなるフランジ部と、からなることを特徴とする。
また、本願の第2考案は、前記第1考案において、M12のフランジボルトにおいて、前記頭部の二面幅を19mm、かつ前記フランジ部の直径を24mm以上としてあることを特徴とする。
また、本願の第3考案は、前記第1考案または第2考案において、前記フランジボルトおよび皿ばねナットの二面幅を等長としてあることを特徴とする。
また、本願の第4考案は、前記第1考案乃至第3考案のうち何れか1つの考案において、前記六角ボルトの頭部に、フランジボルトの首下長さを示す寸法表示部を設けてあることを特徴とする。
本考案によれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)従来では、ボルト、スプリングワッシャー、平ワッシャー、平ワッシャーおよびナットの5ピース構造からなるセット品を、本考案に係る連結具では2ピースにて提供することができる。
よって、部材の付け忘れを防ぐとともに、作業性の大幅な改善を実現できる。
(2)フランジボルトのフランジ部が、六角ボルト部の頭部を塑性加工によって形成されるため、別途ボルトに平座金を座金組込六角ボルト加工するなどの作業が不要となり、コストダウンに寄与する。
(3)M12のフランジボルトにおいて、フランジの直径を24mm以上とする事により、JIS規格品の平ワッシャーより大きな接地面積を確保し、確実に緩み止め効果を発揮することができる。
(4)フランジボルトおよび皿ばねナットの二面幅長を等長とすることで、レンチの共用が可能であり、作業性が向上する。
(5)六角ボルトの頭部に、フランジボルトの首下長さを示す寸法表示部を設けることで、作業利便性が向上する。
本考案の連結具の形状を示す概略図。 ゆるみ試験の試験結果を示す表。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
<1>全体構成
図1に示すように、本考案に係る連結具は、太陽光パネルの架台の設置や、胴縁などの鉄骨構造物の構築などの鋼構造物のボルト接合箇所に用いるものである。
本考案に係る連結具は、皿ばねナット10と、フランジボルト20と、からなる。
以下、各構成要素の詳細について説明する。
<2>皿ばねナット
皿ばねナット10は、本発明に係る連結具において、ナット側の機能を発揮するための部材である。
皿ばねナット10は、六角ナット11と、六角ナット11の底部にかしめる皿ばね座金12からなり、皿ばね座金12のばね力によって緩み止め効果を発揮する。
本実施例では、六角ナット11の二面幅(s)を19mmとし、皿ばね座金12の直径(d)を24mmとしている。
<3>フランジボルト
フランジボルト20は、本発明に係る連結具において、ボルト側の機能を発揮するための部材である。
一般的なフランジボルトは、1種、2種がJISで規定されるが、本考案に係るフランジボルト20は、1種、2種を問わず、生産性の良い種類をサイズによって選択して使用する。
本考案のフランジボルト20は、ボルトと平ワッシャーの機能を一体化するため、六角ボルト21と六角ボルト21の頭部211を塑性加工してなるフランジ部22とからなる。
<3.1>六角ボルト
六角ボルト21は、中ボルト規格に適合させる為、M12の場合、首下長さ40mmまでは全ネジとし、首下長さ45mm以上は軸太形状とすることにより、軸細品に比べて強度を上げるよう構成する。
<3.1.1>皿ばねナットとの関係
一般的に、フランジボルト20の頭部は小型が主流であるが、本考案での六角ボルト21の頭部211は並型とする。
本実施例では、頭部211の二面幅(s)を19mmとすることで、六角ナット11の二面幅(s)と等長とすることにより、締結作業時のレンチの共用を可能としている。
<3.1.2>寸法表示部
頭部の上面には、フランジボルトの首下長さの値を刻印してなる、寸法表示部212を設けている。
この寸法表示部212を設けるにあたり、圧造作業の最初に行われる寸法切りにおいて、一般的に行われるようにボルト軸方向に対して直交に切断したところ、フランジ部の形成作業後に、寸法表示部212の浮き上がりがぼやけてしまう現象が生じた。
そこで、本考案では、切断面の面方向を、ボルト軸方向に対して直交方向から傾斜させることによって、フランジ部の形成作業後に、寸法表示部212の刻印部分を顕著に表すことができた。
<3.2>フランジ部
フランジ部22は、ワッシャーのように、接合部材との接地面積を大きくすることで摩擦を発生させることで緩みを防止する効果を期待する部材である。
<3.2.1>フランジ部の製造方法
フランジ部22は、前述したとおり、六角ボルト21の成形時に、六角ボルト21の頭部211の下部をワッシャー形状に塑性加工する事により形成される。なお、フランジ部22は、極力真円形状とすることが好ましい為、本考案では、予備成形時の芯ぶれを測定器でチェックしておくことが好ましい。
この加工作業によれば、従来の座金組込六角ボルト加工によるフランジの形成作業と比較してトリミング作業が不要であるため、トリミングによるゴミ(メカス)の発生も無い点で有益である。
また、転造工程では、座金を組み込む工程が必要が無くなるため、製品の供給速度を気にせずに機械速度を設定でき、座金組込ボルトより高速回転での作業が可能となる点で有益である。
<3.2.2>フランジ部の直径
本考案では、M12のフランジボルトにおいて、フランジの直径を24mm以上とする事により、JIS規格品の平ワッシャーより大きな接地面積を確保する。
本実施例では、M12のフランジボルトにおいて、フランジ部22の直径(d)を24mmとしてある。
当該構成とすることで、皿ばねナット10とともに効果的な緩み止め効果を発揮することができる。
<3.2.3>フランジ部の厚さ
本実施例では、M12のフランジボルトにおいて、頭部211の高さを8mm、フランジ部の厚さを2mm以上としている。
本実施例では、M12のフランジボルトにおいて、頭部211の高さ(k)を8mm、フランジ部22の厚さ(h)を2mmとしている。
<4>比較試験
図2に、本考案に係る連結具と従来品のゆるみ試験のデータを示す。
本考案に係る連結具と、従来の連結具とは同種の素材を用いている。
ゆるみ試験方法は、NAS式を採用し、初期締付トルクを45N/mに設定して、30,000サイクル後の戻りトルクを確認した。
その結果、従来の5ピース構造の連結具ではナットの外れや、戻りトルクの大きな低下が見られた一方、本考案に係る2ピース構造の連結具ではナットの外れはなく、戻りトルクの大きな低下も見られなかった。
10 皿ばねナット
11 六角ナット
12 皿ばね座金
20 フランジボルト
21 六角ボルト
211 頭部
212 寸法表示部
22 フランジ部

Claims (4)

  1. フランジボルトと皿ばねナットからなる連結具であって、
    前記フランジボルトが、
    六角ボルトと、
    前記六角ボルトの頭部を塑性加工してなるフランジ部と、からなることを特徴とする、
    連結具。
  2. M12のフランジボルトにおいて、前記頭部の二面幅を19mm、かつ前記フランジ部の直径を24mm以上としてあることを特徴とする、
    請求項1に記載の連結具。
  3. 前記フランジボルトおよび皿ばねナットの二面幅を等長としてあることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の連結具。
  4. 前記六角ボルトの頭部に、フランジボルトの首下長さを示す寸法表示部を設けてあることを特徴とする、
    請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の連結具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020054831A1 (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 いすゞ自動車株式会社 締結部材および締結構造
JP2021021281A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 株式会社ケー・エフ・シー あと施工アンカー及びその施工方法

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