JP3214334U - ボイラーチューブ - Google Patents

ボイラーチューブ Download PDF

Info

Publication number
JP3214334U
JP3214334U JP2017004825U JP2017004825U JP3214334U JP 3214334 U JP3214334 U JP 3214334U JP 2017004825 U JP2017004825 U JP 2017004825U JP 2017004825 U JP2017004825 U JP 2017004825U JP 3214334 U JP3214334 U JP 3214334U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
bend
fin member
boiler tube
straight tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017004825U
Other languages
English (en)
Inventor
恭兵 城戸
恭兵 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinwa Industry Co Ltd filed Critical Shinwa Industry Co Ltd
Priority to JP2017004825U priority Critical patent/JP3214334U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3214334U publication Critical patent/JP3214334U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Abstract

【課題】ボイラーチューブのベンド部の局部的摩耗を防止する。【解決手段】直状管体部の端部がベンド部を介して次の直状管体部の端部に接続されているボイラーチューブ1であって、前記ベンド部の頭頂部には、前記両直状管体部の長手方向に沿って整流フィン部材25が突設されており、整流ファン部材25は帯状の金属板により半円弧状に形成されている。尚、整流フィン部材25は、半円弧状に形成されていることができ、又、整流フィン部材25は、弧状壁部と該弧状壁部に連続する垂直状壁部とを備えるものとすることもできる。【選択図】図1

Description

この考案は、木質バイオマス発電などに用いられているボイラーチューブに関するものである。
層内管ボイラーチューブ(伝熱管)は、内部循環型流動床ボイラーに用いられている。この内部循環型流動床ボイラーは、砂などの流動媒体を加熱流動させる燃焼室と、ボイラーチューブにより熱交換が行われる熱回収室と、前記燃焼室と熱回収室とを分離するとともに、前記両室をその上部及び下部において連通させる仕切壁と、を備えている。前記層内管ボイラーチューブは、直状管体部とベンド部(曲管部)とからなり、直状管体部の端部は、ベンド部を介して次の直状管体部の端部に連結され、全体として蛇行状になっている(特許文献1、2参照)。
前記ボイラーでは、前記燃焼室内での激しい旋回流動の動きによって飛び出した流動媒体の一部は、前記仕切壁の上部側から前記熱回収室に入る。その後、該流動媒体は、前記室内を流下しながら前記層内管ボイラーチューブに接触し熱交換が行なわれる。そして、該流動媒体が前記熱回収室の下部に到達すると、前記仕切壁の下部側から燃焼室の底部側に戻され再び加熱される。この様にして前記流動媒体は前記燃焼室と前記熱回収室の間を循環しながら前記層内管ボイラーチューブを介して熱交換される。
前記層内管ボイラーチューブの表面には、摩耗を抑えるために様々なコーテングが施されているが、多くの発電所では、自溶性金属のコーテング技術が採用されている。自溶性金属のコーティング技術を用いた補修方法はいろいろあるが、皮膜品質が均一で寿命の長い皮膜を施工しうる方法では、補修できないというのが実際のところである。
そこで、前記問題を解決するため、ボイラーチューブのベンド部に保護カバーを被せ、前記流動媒体が該ベンド部に直接接触しない様にしている。
特許第20126675号公報(特公平7−56361号公報) 特許第2528711号公報(特開平2−290401号公報)
しかし、前記保護カバーには、次のような問題がある。
(1)保護カバーとボイラーチューブとの間に隙間ができるので、熱交換が悪くなる。
(2)前記隙間に燃焼物(ダスト)が溜まる。そのため、更に熱交換が悪くなる。
(3)ボイラーチューブの外面にはコーテングが施されているので、該ボイラーチューブに直接該保護カバーを溶接することはできない。そのため、保護カバーのボイラーチューブへの取り付が不十分となり、確実に固定されてない場合がある。この様な場合には、運転中に、前記保護カバーが炉内に脱落する危険性がある。
(4)保護カバーは、熱で歪んでしまい、使い回しができない。
本件考案は、上記事情に鑑み、ボイラーチューブのベンド部の局部的摩耗を防止することを目的とする。
本件考案者は、ボイラーチューブのベンド部が局部的に摩耗するのは、ベンド部の頭頂部近傍に「カルマン現象」が発生しているためではないか、即ち、熱回収室内を流下する砂(流動媒体媒)がベンド部の抵抗にあって流れを乱され、渦状になって前記頭頂部を擦るためではないか、と考えた。そこで、前記ベンド部に整流フィン部材を設け、流下する流動媒体の流れを制御したところ、前記「カルマン現象」の発生が防止され、前記ベンド部が局部的に摩耗し破孔することが無くなった。本考案は、上記知見に基づいて完成したものである。
本件考案は、直状管体部の端部がベンド部を介して次の直状管体部の端部に接続されているボイラーチューブであって、前記ベンド部の頭頂部には、前記両直状管体部の長手方向に沿って整流フィン部材が突設されていることを特徴とする。
この考案の前記整流フィン部材は、半円弧状に形成されていることを特徴とする。この考案の前記整流フィン部材は、弧状壁部と該弧状壁部に連続する垂直状壁部とを備えていることを特徴とする。
本件考案は、ボイラーチューブのベンド部の頭頂部に整流フィン部材が設けられているので、熱回収室内を通る流動媒体は、前記整流フィン部材により制御されながら流下する。そのため、所謂カルマン現象の発生を防止することができるので、前記ベンド部が局部的に摩耗するのを防止することができる。
本考案の第1実施例を示す縦断面図である。 図1の要部を示す拡大図である。 図2の左側面図である。 本考案の第2実施例を示す縦断面図である。
この考案の第1実施例を図1〜図3により説明する。内部循環型流動床ボイラー1の熱回収室7の底部側には、空気を噴出する散気装置(図示省略)が設けられている。又、該熱回収室7の内部には流動層19が形成され、該流動層19内には層内管ボイラーチューブ(伝熱管)20が配設されている。前記ボイラーチューブ20は、外側チューブ22と内側チューブ23とからなり、前記外側チューブ22は前記内側チューブ23を挟むようにしながらパネル(図示省略)に取付けられている。
前記一対の二本の直状管体部22a,22a、直状管体部23a,23aは、同一長さに形成されているが、その長さは、各対で異なっている。即ち、上段の対22A,23Aの直状管体部22a,23aは、中段の対22B,23Bの直状管体部22a,23aより長く形成され、又、中段の対22B,22Bの直状管体部22a,23aは、下段の対22C,23Cの直状管体部22a,23aより長く形成されている。前記各対の直状管体部22a,23aの一端部は、炉壁1a側に配設され、それぞれ同一垂線上に位置する様にパネル(図示省略)に取付けられるが、その他端部は、仕切壁3側に配設され、上段の対22A,23Aが中段の対22B,23Bの直状管本体部22a,23aより突出し、又、中段の対22B,23Bの直状管体部22a,23aが下段の対22C,23Cの直状管体部22a,23aより突出して階段状に配設され、又、仕切壁3側のベンド部22b,23bも階段状になっている。
前記仕切壁3側のベンド部22bの頭頂部(外周縁部)22cには、整流フィン部材25が設けられている。この整流フィン部材25は、帯状の板状体を前記ベンド部22bの頭頂部22cに沿って、一対の直状管体部22a,22aの長手方向に沿って立設したフィンである。前記フィン25の端部25aは、直状管体部22aの端部22d上迄、延伸しているが、該フィン25は、全体として半円弧状のフィンと言うことができる。前記帯状の板状体は、例えば、高さhが30 mm、幅wが15 mmの金属板であるが、前記高さh、幅w、材質、形状等は、流動媒体の循環速度、流動状態などを考慮して適宜選択される。前記各ベンド部22bのフィン25は、次のベンド部(下段のベンド部)22bのフィン25に連続し、全体として階段状をなしている。
なお、31は不燃物、34は燃焼排ガス、35は二次空気、33は不燃物排出口で、燃料中に流動媒体より大きな不燃物がある場合には、この出口33から燃焼残渣が琲出される。
本実施例の作動について説明する。燃料28、例えば、木質チップ、タイヤチップ、RDF等、を燃料投入口27から炉1内に投入すると、該燃料28は、流動化ガス13により旋回流動している砂などの流動媒体sと共に流動しながら燃焼する。
この時、流動化ガス13が分散板9から上方に向かって噴射されているが、該分散板9の中央部9aの流動化ガス13の質量速度はその両側部9b,9bのそれよりも小さくなるように制御されている。そのため、分散板13の中央部9a付近の流動媒体sはその両側部b付近に比べて激しく上下動することがないので、弱い流動状態の流動層17となる。この弱い流動層の底部側(分散板9側)の一部は、前記両側部9bの真上に位置しており、該両側部9bからの大きな質量速度の流動化ガス13の噴射を矢印s1方向に受けて吹き上げられる。
そうすると、前記弱い流動層17の、底部側の一部の流動媒体sが除かれるので、前記中央部9aの上部の流動層は自重で下降する。分散板9の両側部9b側に移動した流動媒体sは、上方に吹き上げられて流動層17の中央部に落下するが、その一部は矢印s2に示すように、仕切壁3の垂直部3aにガイドされながら上昇し、上向傾斜部3bの上部を超えて熱回収室7に入り込む。
前記熱回収室7に入り込んだ流動媒体sは、図示しない散気装置から吹き込まれるガスにより穏やかな流動を行ないながら徐々に下降する。そうすると、該流動媒体sはボイラーチューブ20と接触し熱交換を行なった後、矢印s3に示すように、下向傾斜部3cを通って燃焼室5に戻る。
この時、ボイラーチューブ22のベンド部22bの頭頂部22dには、整流フィン部材25が設けられているので、前記ベンド部22b近傍を通る流動媒体sは、整流フィン部材25により流れ方向を制御され、整流状となりながら流下するので、カルマン現象の発生を防止することができる。そのため、渦流によるベンド部22bの損傷を防止することができる。
この考案の第2実施例を図4により説明するが、図1〜図3と同一図面符号はその名称も機能も同一である。本実施例の直状管体部22aの上段の対22Aのベンド部22aに設けた整流フィン部材40Aは、第1実施例の整流フィン部材25と同一の半円弧状のフィンである。
これに対し、直状管体部22aの中段の対22B、下段の対22Cのベンド部22bの頭頂部22cに設けたフィン40B,40Cは、前記半円弧状のフィンの半分(円周角90°)のが弧状壁部40aを形成し、又、他の半分はその先端が伸ばされ、垂直状壁部40bを形成していることである。前記フィン40Bの垂直状壁部40bは、前記フィン40Aの端部25aに連続し、又、前記フィン40Cの垂直壁部40bは、前記フィン40Bの端部25aに連続しており、前記フィン40A,40B,40Cは全体として階段状をなしている。
この考案の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、次の様に構成することも可能である。
(1)上記実施例では、外側チューブと内側チューブとを並列に配設したボイラーチューブを用いたが、前記内側チューブを省略し、外側チューブのみのチューブボイラーとしても良い。
(2)上記実施例では、整流フィン部材はベンド部の頭頂部を超えて直状管体部にまで伸びているが、この様に伸ばさずに前記頭頂部内にとどめてもよい。
(3)上記実施例では、整流フィン部材はベンド部の頭頂部(外周縁)に立設されているが、整流制御機能を害しない範囲でその位置を変更することも可能である。
1 内部循環型流動床ボイラー
6 燃焼室
7 熱回収室
20 ボイラーチューブ
22 外側チューブ
22a 直状管体部
22b ベンド部
22c ベンド部の頂頭部
22d 直状管体部の端部
22A 上段の対の直状管体部
22B 中段の対の直状管体部
22C 下段の対の直状管体部
23 内側チューブ
23a 直状管体部
23b ベンド部
25 整流フィン部材
40 整流フィン部材
40A 上段の対のベンド部の整流フィン部材
40B 中段の対のベンド部の整流フィン部材
40C 下段の対のベンド部の整流フィン部材
s 流動媒体

Claims (3)

  1. 直状管体部の端部がベンド部を介して次の直状管体部の端部に接続されているボイラーチューブであって、
    前記ベンド部の頭頂部には、前記両直状管体部の長手方向に沿って整流フィン部材が突設されていることを特徴とするボイラーチューブ。
  2. 前記整流フィン部材は、半円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のボイラーチューブ。
  3. 前記整流フィン部材は、弧状壁部と該弧状壁部に連続する垂直状壁部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のボイラーチューブ。
JP2017004825U 2017-10-23 2017-10-23 ボイラーチューブ Expired - Fee Related JP3214334U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004825U JP3214334U (ja) 2017-10-23 2017-10-23 ボイラーチューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004825U JP3214334U (ja) 2017-10-23 2017-10-23 ボイラーチューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3214334U true JP3214334U (ja) 2018-01-11

Family

ID=60942574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004825U Expired - Fee Related JP3214334U (ja) 2017-10-23 2017-10-23 ボイラーチューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3214334U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6504520B2 (ja) 燃焼装置
US20080041572A1 (en) Compact radial platen arrangement for radiant syngas cooler
JP5867742B2 (ja) 固体燃料バーナを備えた燃焼装置
JP5806550B2 (ja) ガスバーナ
KR20160118652A (ko) 열교환 유닛
KR100789037B1 (ko) 터빈용 열교환기 및 가스 터빈 조립체
JP3214334U (ja) ボイラーチューブ
JP2018096588A (ja) ボイラ、ボイラの組み立て方法及び整流部材の設置方法
JP2009145013A (ja) 舶用ボイラ構造
CN110088554A (zh) 热交换器及船舶
JP5129604B2 (ja) 循環流動層燃焼炉
JP6289251B2 (ja) 排熱回収ボイラ
CN106123020B (zh) 锅炉水冷壁及锅炉
CN208817449U (zh) 一种卧式余热锅炉
KR101672092B1 (ko) 열교환 튜브 모듈
CN205957778U (zh) 一种纵翅翅片管及具有该翅片管的加热炉
JP2004333042A (ja) 流動床ボイラの炉壁構造
CN105973053B (zh) 一种纵翅翅片管及具有该翅片管的加热炉
KR102583907B1 (ko) 열교환관 및 이를 포함하는 보일러
KR102299516B1 (ko) 보일러용 급수 예열기
JP2928164B2 (ja) 燃焼ガス流に対し垂直な熱吸収用フィンを持った多管式貫流ボイラ
JPH08254301A (ja) 流動層ボイラの炉壁構造
JP5144447B2 (ja) ボイラ装置
US10955201B2 (en) Heat exchanger, boiler, and setting method for heat exchanger
CN217875924U (zh) 一种空气预热器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3214334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350