JP3214197U - 材料試験機用恒温槽および材料試験機 - Google Patents

材料試験機用恒温槽および材料試験機 Download PDF

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【課題】試験機本体の正面側から槽本体の移動作業を行うことができる材料試験機用恒温槽およびこの材料試験機用恒温槽を備えた材料試験機を提供する。【解決手段】恒温槽40は、架台43と槽本体41から成り、槽本体41は、架台43上に一対のレール42を介して載置される。槽本体41は、レール42に沿ってスライド移動することで、試験機本体に対して、前進/後退する。一対のレール42に一方には、軸53の端部に設けられたロック部材52と係合する受け部材54が配設されている。槽本体41を試験機本体の試験領域に移動させるときには、作業者は、槽本体41の正面側からレバー部材51を把持して引っ張る。そして、作業者は、レバー部材51を軸53と水平な状態で時計回りに回すことで、軸53の他端側の棒状のロック部材52を受け部材54の凹部に引っかけるように係合させ、槽本体41を固定する。【選択図】図2

Description

この考案は、所定の温度に保った状態で試験片に試験負荷を与える際に使用される材料試験機用恒温槽およびこの材料試験機用恒温槽を備えた材料試験機に関する。
試験片に対して試験負荷を与える材料試験機においては、試験片を所定の温度に保つように加熱または冷却するために、負荷機構を備える試験機本体の試験領域に恒温槽を配置している。材料試験機用恒温槽としては、例えば、特許文献1に記載された恒温槽が知られている。
図3および図4は、特許文献1に記載されたような、従来の材料試験機用恒温槽140の試験機本体に対する配置を説明する概要図である。図3は、槽本体141を架台143上に配置する退避位置に移動させた状態を示し、図4は、槽本体141を試験機本体の試験領域に配置した試験位置に移動させた状態を示す。図3(a)および図4(a)は正面図であり、図3(b)および図4(b)は側面図である。
図3および図4では、試験機本体の外観を仮想線で示している。材料試験機用恒温槽140は、材料試験機の試験領域に配置した試験片を槽本体内に収容し、一定の雰囲気下で試験片に試験負荷を与えるものである。
材料試験機用恒温槽140は、架台143と槽本体141から成り、槽本体141は、架台143上に一対のレール142を介して載置される。これにより、槽本体141は架台143に対してスライド移動が可能となっている。材料試験機用恒温槽140は、試験機本体の背面に設置され、所定の温度に保った雰囲気で材料試験を行うときには、槽本体141をレール142に沿って移動させ、図3に示す状態から図4に示す試験機本体の試験領域に配置する状態としている。槽本体141は、前面に扉144が取り付けられており、扉144側に試験片を配置する試験空間145が設けられ、正面から見て試験空間145の奥側(槽本体141の背面側)に、ヒータや冷却器、空気攪拌用のファン等、温度調整に関わる機器類が収容されている。また、温度調整に関わる機器類は架台に収容されている場合や槽140と独立して設置される場合があり、このような場合には、槽本体141と配管により接続される。
特開2000−314692号公報
従来では、槽本体141を図3に示す状態から図4に示す状態に移動させるときには、例えば、作業者が材料試験機用恒温槽の裏側に廻り、槽本体141の背面を押していた。しかしながら、材料試験機と材料試験機用恒温槽140を設置する場所によっては、装置の裏側や側面側に作業者が出入りして作業を行える十分なスペースを確保できない場合がある。このような場合には、槽本体141の移動が困難となっていた。
また、従来は、槽本体141を図4に示す試験位置に配置したときに、任意の位置で固定できるロック機構は設けられていなかった。このため、試験機本体と恒温槽との配置や試験機本体のサイズによっては、試験中に槽本体141の位置がずれる危険性があった。
この考案は上記課題を解決するためになされたものであり、試験機本体の正面側から槽本体の移動作業を行うことができる材料試験機用恒温槽およびこの材料試験機用恒温槽を備えた材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、架台上にレールを介して槽本体が載置され、前記槽本体を材料試験機本体の試験領域に配置する試験位置と前記試験領域から退避させる退避位置との間で移動させる材料試験機用恒温槽において、前記槽本体の正面側に配設した前記槽本体を移動させるときに作業者が操作するレバー部材と、前記槽本体側に配設したロック部材と前記架台側に配設した受け部材との係合により前記槽本体の移動を規制するロック機構と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の材料試験機用恒温槽において、前記槽本体に配設された前記槽本体の正面から背面までに亘る長さを有する軸を備え、前記軸の一端には、前記レバー部材が関節部材を介して接続され、前記軸の他端には、前記ロック部材が設けられる。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の材料試験機用恒温槽において、前記軸は回動可能であり、前記ロック機構における前記ロック部材は、前記軸に垂直な方向に延設された棒状部材であり、前記ロック機構における前記受け部材は、前記架台側に配設された上部開口凹部を有する板状部材である。
請求項4に記載の考案は、請求項2または請求項3に記載の材料試験機用恒温槽において、前記レバー部材が前記関節部材の作用により前記軸に対して垂直な方向に折りたたまれたときに、前記レバー部材を受けるレバー受け部材をさらに備える。
請求項5に記載の考案は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の材料試験機用恒温槽において、前記軸は、前記槽本体の筐体の正面から背面までを貫通して配設される。
請求項6に記載の考案は、請求項4に記載の材料試験機用恒温槽において、前記レバー受け部材は、前記レバー部材を検知するスイッチ機構を有する。
請求項7に記載の考案は、試験機本体と、前記試験機本体を制御する制御装置と、請求項1から請求項5のいずれかに記載の材料試験機用恒温槽と、を備える材料試験機。
請求項8に記載の考案は、試験機本体と、前記試験機本体を制御する制御装置と、請求項6に記載の材料試験機用恒温槽と、を備え、前記制御装置は、前記スイッチ機構から前記レバー受け部材が前記レバー部材を検知した入力があったときに試験実行を許可する材料試験機。
請求項1から請求項4に記載の考案によれば、槽本体の正面側にレバー部材を設けたことにより、作業者は、このレバー部材を操作して槽本体の移動を行うことが可能となる。このため、試験機本体の正面側から、試験領域に対して槽本体を進退させることができる。
請求項2に記載の考案によれば、レバー部材が関節部材を介して軸に接続されていることから、槽本体を材料試験機本体の試験位置に配置し、扉を開けて槽内で治具や試験片の着脱などの作業を行う場合、あるいは、試験を実行する際に、それらの作業の妨げにならないように、レバー部材を関節部分で折りたたむことができる。
請求項3に記載の考案によれば、ロック部材は、回動可能な軸の一端に軸と垂直な方向に延設した棒状部材であり、受け部材は、レールに配設された上部開口凹部を有する板状部材でありことから、作業者は、レバー部材を操作して軸を回動させて棒状部材を凹部に係合させることにより、槽本体の進退を規制し、試験位置に引き出した状態での槽本体の位置を固定することが可能となる。
請求項4に記載の考案によれば、レバー部材を受けるレバー受け部材を備えることから、レバー部材を使用しないときには、レバー部材を折りたたんだ状態で固定することができる。
請求項5に記載の考案によれば、軸を槽本体の正面から背面までを貫通して配設し、槽本体の外側面に軸および軸を支持する部材が露出しない構造としたことから、試験機本体の柱等を傷付けることなく、槽本体を移動させるこができる。
請求項6に記載の考案によれば、レバー受け部材はレバーを検知するスイッチ機構を備えることから、レバー部材が槽本体を移動させるために使用中であるのか否かを、容易に検知することが可能である。
請求項8に記載の考案によれば、材料試験機の制御装置は、スイッチ機構からレバー受け部材がレバー部材を検知した入力があったときに試験実行を許可することから、槽本体の移動などの準備中に試験開始の誤操作があっても試験が開始されることがなく、事故を未然に防止することが可能となる。
この考案に係る材料試験機用恒温槽40を適用して槽内試験を実行する材料試験機の概要図である。 この考案に係る材料試験機用恒温槽40の概要図である。 従来の材料試験機用恒温槽140の試験機本体に対する配置を説明する概要図である。 従来の材料試験機用恒温槽140の試験機本体に対する配置を説明する概要図である。
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この考案に係る材料試験機用恒温槽40を適用して槽内試験を実行する材料試験機の概要図である。なお、図1においては、材料試験機用恒温槽(以下、この明細書では恒温槽と記載する)40の扉44を取り払った状態を示している。
この材料試験機は、試験機本体1とパーソナルコンピュータ33と恒温槽40から構成される。試験機本体1は、テーブル18と、カバー19の内部でテーブル18に立設された一対のねじ棹と、このねじ棹に沿って移動可能なクロスヘッド23と、クロスヘッド23を移動させることにより試験片10に対して試験力を付与するための負荷機構30と、負荷機構30の動作を制御する制御部31とを備える。
各カバー19の内部には、一対のねじ棹が回転可能に支持されており、クロスヘッド23は一対のねじ棹の各々に図示を省略したナットを介して連結されている。そして、各ねじ棹の下端部は負荷機構30に連結され、負荷機構30の動力源からの動力が各ねじ棹に伝達される。これにより一対のねじ棹が同期して回転し、クロスヘッド23が一対のねじ棹に沿って昇降する。
クロスヘッド23には、試験片10の上端部を把持する上つかみ具21が配設されている。また、テーブル18には、試験片10の下端部を把持する下つかみ具22が配設されている。引張試験を行う場合には、試験片10の両端部をこれら上つかみ具21および下つかみ具22により把持した状態で、制御部31が負荷機構30を駆動させることによりクロスヘッド23を上昇させる。このとき、試験片10には試験負荷(引張負荷)が付与される。なお、この材料試験機では、試験治具として引張試験用の上つかみ具21と下つかみ具22を、それぞれクロスヘッド23とテーブル18とに配設しているが、これらの試験治具は試験の種類に応じて取り換えられる。例えば、圧縮試験の場合は、試験治具として、圧盤がクロスヘッド23に取り付けられる。
材料試験を行うときに試験片10に作用する試験力はロードセル24により検出され、制御部31に入力される。また、そのときのクロスヘッド23の移動量(ストローク)は、制御部31に入力され、試験片10の伸びに換算される。
制御部31は、パーソナルコンピュータ33に接続されている。このパーソナルコンピュータ33は、論理演算を実行するCPUや、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROMおよび制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM等の記憶装置を有しており、キーボード等の入力部34および液晶表示装置等の表示部35と接続される。パーソナルコンピュータ33は、試験力や伸びなどの物理量を表示部35に表示する。なお、制御部31とパーソナルコンピュータ33は、この考案の制御装置を構成する。
図2は、この考案に係る材料試験機用恒温槽40の概要図である。図2(a)は正面図であり、図2(b)は、槽本体41を試験位置まで引き出したときの側面図である。
恒温槽40は、架台43と槽本体41から成り、槽本体41は、架台43上に一対のレール42を介して載置される。槽本体41は、レール42に沿ってスライド移動することで、試験機本体1に対して、前進/後退する。槽本体41の前面には扉44が取り付けられている。槽本体41内の扉側の空間は、試験片10を配置する試験空間45となっており、その試験空間45の奥側(槽本体41の背面側)に、ヒータや冷却器、試験空間45内の空気を攪拌するためのファン等、温度調整に関わる機器類が収容されている。なお、槽本体41の槽壁には、例えば、架台43内に配置した冷却器や液体窒素タンクからのノズルからの気体の供給を受けるための孔(図示せず)が設けられている。また、扉44には、内部を観察するためのガラス窓が設けられている。
試験空間45の下側となる槽本体41の下方には、槽本体41の正面から背面までを貫通する軸53が配設されており、槽本体41の正面側の軸53の一端には、槽本体41を移動させるときに作業者が把持して操作するレバー部材51が、関節部材55を介して接続されている。そして、槽本体41の背面側の軸53の他端には、軸53に垂直な方向に延設された棒状部材から成るロック部材52が配設されている。この軸53は長手方向を中心軸として回転可能であるが、長手方向には相対的に移動しないよう槽本体41に係合されている。また、この軸53は槽本体41の内部に収納してもよいし槽本体41の外部に配置してもよい。図2は内部に収納した状態を示している。
一対のレール42の一方には、槽本体41の背面側の軸53の端部に設けられたロック部材52と係合する受け部材54が配設されている。この受け部材54は、その上面が開口部となる凹部である上部開口凹部を有する板状部材であり、レール42の任意の位置に固定される。なお、受け部材54は、槽本体41のスライド移動の妨げにならないようにレール42の側面に配設され、その位置は、試験機本体1と架台43との距離に応じて決められる。なお、受け部材54は、複数配設してもよい。また、受け部材54は、上部開口凹部を所定の間隔で複数設けたものであってもよい。この受け部材54は、ロック部材52と係合可能な凹部を有するものであり、槽本体41の移動を妨げるものでなければ、形状は限定されない。また、受け部材54を配設する場所はレール42ではなく、レール42を支持している架台43であってもよい。
槽本体41の正面側の扉44の下の槽壁の外側には、軸53に関節部材55を介して接続しているレバー部材51を、関節部材55の作用により垂直に折りたたんだときに、レバー部材51を受けるレバー受け部材であるレバー受けブロック56が配設される。なお、レバー受けブロック56には、レバー部材51を受けたことを検知するスイッチ機構が設けられている。スイッチ機構は、レバー受けブロック56でレバー部材51を受けているときには、レバー部材51の検知信号を、パーソナルコンピュータ33あるいは制御部31に送信する。レバー受けブロック56に取り付けるスイッチ機構としては、例えば、レバー受けブロック56に投光器と受光器を配設し、レバー部材51の有無の状態を非接触で検知する光電スイッチや、レバー部材51によりピンプランジャが押されたか否かによりレバー部材51の有無の状態を検知するマイクロスイッチなどが採用できる。
槽本体41を試験機本体1の試験領域に移動させるときには、作業者は、槽本体41の正面側からレバー部材51を把持して引っ張る。槽本体41はレール42に案内されて、試験機本体1の試験領域まで引き出される。そして、作業者は、レバー部材51を軸53と水平な状態で時計回りに回すことで、軸53の他端側の棒状のロック部材52を受け部材54の凹部に引っかけるように係合させる。これにより、槽本体41の移動が規制される。
ロック部材52と受け部材54の凹部との係合により、槽本体41のレール42上での位置を固定した状態で、試験治具や試験片10の取り付け取り外しなどの作業や材料試験を実行するときには、作業者は、図2に破線で示すように、レバー部材51を関節部材55の作用により下方に90度折り、レバー受けブロック56でレバー部材51を受け止めた状態とする。
試験片10を恒温槽40の槽本体41内に配置して引張試験を行うときには、上記のように槽本体41を試験機本体1の試験領域に移動したのち、レバー部材51を操作してロック部材52と受け部材54を係合させ、槽本体41を試験機本体1に対して移動しないように固定する。そして、試験機本体のクロスヘッド13に上つかみ具21を、テーブル18に下つかみ具22を配設し、上つかみ具21と下つかみ具22により試験片10の両端を把持させる。槽本体41の上下の槽壁には、試験片10の両端を把持する上つかみ具21および下つかみ具22のロット部が貫通する孔47が設けられており(図1参照)、試験中には、上つかみ具21および下つかみ具22が試験片10とともに槽本体41内の試験空間45に配置される。なお、作業者が試験片10を交換する際には、槽本体41の前面の扉44を開放する。
試験空間45の雰囲気が試験温度として設定した温度で安定すれば、作業者が入力部34を操作して入力した試験開始のタイミングで、試験が開始される。負荷機構30を駆動させる試験開始指令がパーソナルコンピュータ33から制御部31に送信されるときに、パーソナルコンピュータ33がレバー部材51を検知する検知信号をスイッチ機構から受信していない場合は、試験開始が中止または中断される。すなわち、スイッチ機構は、槽本体41のレール42上での位置が固定されている場合にのみ、試験開始を許可する安全機構として機能する。このため、例えば、作業者が槽本体41のセッティングが不十分な状態で誤って試験開始操作を行った場合でも、試験が開始されることがなく、事故を未然に防止することが可能となる。
また、所定の雰囲気下での槽内試験ではなく、室温での材料試験を実行する場合には、槽本体41内の試験空間45から試験片10、上つかみ具21、下つかみ具22を取り外す。そして、作業者は、関節部材55の作用により軸53に対して垂直に折られてレバー受けブロック56に受けられているレバー部材51を、軸53と同軸となる位置に戻し、ロック部材52を受け部材54の凹部に係合させたときとは逆方向(反時計回り)に回転させ、ロック部材52と受け部材54との係合を解除する。しかる後、槽本体41を後退させ、後退した位置に配設してある受け部材54とロック部材52を係合し槽本体41が移動しないように固定する。
このように、この考案の恒温槽40では、容易に移動させることが困難な試験機本体1の正面側から、作業者がレバー部材51を使って槽本体41の移動を規制するための操作と移動の規制を解除する操作を行うことが可能となるとともに、槽本体41の移動を容易に行うことが可能となる。また、ロック部材52と受け部材54との係合により槽本体41の位置を試験機本体1の試験領域に配置した状態の位置に固定し、試験実行中の槽本体41の移動が規制できることから、試験中に槽本体41の位置がずれて、試験治具や治具を支持するロッドが恒温槽40の槽壁に接触することを防止することが可能となる。
また、この実施形態では、軸53を槽本体41の正面側から背面側まで貫通させて配設していることで、槽本体41の外側面に軸53および軸を支持する部材が露出しない構造とし、試験機本体1のカバー19等を傷付けることなく、槽本体41を移動できる構成としている。一方で、軸53は、槽本体41の底壁や側壁などの外側に支持部材を介して取り付けることもできる。このような場合には、受け部材54のロック部材52を受ける凹部の向きや形状、受け部材54の配置ならびにレバー受けブロック56の配置も、軸53の配設状況に応じて変更される。
1 試験機本体
10 試験片
18 テーブル
19 カバー
21 上つかみ具
22 下つかみ具
23 クロスヘッド
24 ロードセル
30 負荷機構
31 制御部
33 パーソナルコンピュータ
34 入力部
35 表示部
40 恒温槽
41 槽本体
42 レール
43 架台
44 扉
45 試験空間
51 レバー部材
52 ロック部材
53 軸
54 受け部材
55 関節部材
56 レバー受けブロック

Claims (8)

  1. 架台上にレールを介して槽本体が載置され、前記槽本体を材料試験機本体の試験領域に配置する試験位置と前記試験領域から退避させる退避位置との間で移動させる材料試験機用恒温槽において、
    前記槽本体の正面側に配設した前記槽本体を移動させるときに作業者が操作するレバー部材と、
    前記槽本体側に配設したロック部材と前記架台側に配設した受け部材との係合により前記槽本体の移動を規制するロック機構と、
    を備えることを特徴とする材料試験機用恒温槽。
  2. 請求項1に記載の材料試験機用恒温槽において、
    前記槽本体に配設された前記槽本体の正面から背面までに亘る長さを有する軸を備え、
    前記軸の一端には、前記レバー部材が関節部材を介して接続され、前記軸の他端には、前記ロック部材が設けられる材料試験機用恒温槽。
  3. 請求項2に記載の材料試験機用恒温槽において、
    前記軸は回動可能であり、
    前記ロック機構における前記ロック部材は、前記軸に垂直な方向に延設された棒状部材であり、
    前記ロック機構における前記受け部材は、前記架台側に配設された上部開口凹部を有する板状部材である材料試験機用恒温槽。
  4. 請求項2または請求項3に記載の材料試験機用恒温槽において、
    前記レバー部材が前記関節部材の作用により前記軸に対して垂直な方向に折りたたまれたときに、前記レバー部材を受けるレバー受け部材をさらに備える材料試験機用恒温槽。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の材料試験機用恒温槽において、
    前記軸は、前記槽本体の筐体の正面から背面までを貫通して配設される材料試験機用恒温槽。
  6. 請求項4に記載の材料試験機用恒温槽において、
    前記レバー受け部材は、前記レバー部材を検知するスイッチ機構を有する材料試験機用恒温槽。
  7. 試験機本体と、前記試験機本体を制御する制御装置と、請求項1から請求項5のいずれかに記載の材料試験機用恒温槽と、を備える材料試験機。
  8. 試験機本体と、前記試験機本体を制御する制御装置と、請求項6に記載の材料試験機用恒温槽と、を備え、
    前記制御装置は、前記スイッチ機構から前記レバー受け部材が前記レバー部材を検知した入力があったときに試験実行を許可する材料試験機。
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