JP3214074B2 - レーザ照射用トーチ - Google Patents

レーザ照射用トーチ

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JP3214074B2
JP3214074B2 JP18845492A JP18845492A JP3214074B2 JP 3214074 B2 JP3214074 B2 JP 3214074B2 JP 18845492 A JP18845492 A JP 18845492A JP 18845492 A JP18845492 A JP 18845492A JP 3214074 B2 JP3214074 B2 JP 3214074B2
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torch
optical fiber
torch head
small
laser beam
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賢治 平野
徳男 森重
清文 石川
修治 古屋
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石川島播磨重工業株式会社
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
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    • B23K26/10Devices involving relative movement between laser beam and workpiece using a fixed support, i.e. involving moving the laser beam
    • B23K26/103Devices involving relative movement between laser beam and workpiece using a fixed support, i.e. involving moving the laser beam the laser beam rotating around the fixed workpiece
    • B23K26/106Devices involving relative movement between laser beam and workpiece using a fixed support, i.e. involving moving the laser beam the laser beam rotating around the fixed workpiece inside the workpiece
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
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    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/24Seam welding
    • B23K26/28Seam welding of curved planar seams
    • B23K26/282Seam welding of curved planar seams of tube sections

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ照射用トーチに
係り、特に、小口径配管に管内面コーティングを施す技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザは、板材の穴明け、切断等
に適用されており、そのためのレーザ照射装置が各種提
供されている。また、原子力の分野においては、原子炉
設備の配管等の耐食性を向上させるための管内面コーテ
ィングとして、レーザ照射による金属のコーティング方
法が採用されている。該コーティング方法は、被覆材料
となる金属粉末をバインダに混合させてなる塗布材料を
配管内面に塗布し、レーザを照射してバインダを蒸発さ
せながら、同時に金属粉末を溶融させて被覆層を形成す
るものであり、任意の金属を被覆でき、また、配管の内
表面のみが加熱されるので、配管の変形や変質等がない
等の優れた効果を有している。
【0003】ところで、このような原子炉設備の配管等
は、通常、小口径(直径30〜40mm程度)かつ長さ
寸法の長いもの(5m程度)であって、該配管内に有効
にレーザ照射による金属のコーティングを施すことが困
難であった。そこで、このような小口径配管内面にレー
ザを容易に照射できる装置として、例えば、特開平3−
99787号に示されるレーザ照射用トーチが提案され
ている。
【0004】このレーザ照射用トーチは、レーザビーム
を伝送する光ファイバの先端部に取り付けられる筒状の
トーチ本体と、該トーチ本体内に取り付けられて光ファ
イバーからトーチ本体の長手方向に放射されたレーザビ
ームを集光するレンズと、トーチ本体の先端に取り付け
られたトーチヘッドと、該トーチヘッドの内部に取り付
けられ前記レンズを通過したレーザビームを反射してト
ーチヘッドの側壁に形成された小孔から外部に発射させ
る反射ミラーとを具備している。
【0005】そして、このレーザ照射用トーチによる
と、該レーザ照射用トーチ自体を軸芯回りに回転および
軸芯方向に沿って移動させながら、光ファイバを介して
レーザビームを供給するだけで、容易に管内面の各位置
に連続的にレーザビームを照射することができることに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ようなレーザ照射用トーチにあっては、次のような解決
されるべき問題点がある。 小口径配管の内壁面に、周方向に沿ってレーザビー
ムを照射する際に、レーザ照射用トーチ全体を長手方向
に移動させながら軸芯回りに回転させなければならず、
この場合に、回転軸芯を小口径配管の軸芯と一致させる
ことが困難となり、レーザビームを小口径配管の長手方
向および周方向に沿って安定して照射することができな
い。 レーザ照射用トーチ全体を回転させることは、外部
に設置されたレーザ光発生源から該レーザ照射用トーチ
に接続される光ファイバに捩り力を付与することにな
り、該光ファイバの破損につながる虞れがある。 小口径配管の奥部に配される反射ミラーが冷却され
ることがないので、該反射ミラーの焼損が早く、保守周
期が短縮されて、交換作業に伴う作業工数が増大する。 小口径配管の内壁面に反射してレーザ本体内に戻る
レーザビームによって光ファイバが劣化することがあ
る。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、トーチの回転によって生ずる捩り力やレ
ーザ本体内に反射して戻るレーザビームから光ファイバ
を保護するとともに、反射ミラーの耐久性を向上したレ
ーザ照射用トーチを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を有効に解決す
る手段として、本発明は、以下の手段を提案している。
本発明は、小口径配管の内部に挿入状態に配される筒状
のトーチ胴体と、該トーチ胴体を小口径配管に半径方向
に位置決めする位置決め手段と、トーチ胴体の先端に、
その軸心回りに回転可能に支持され駆動手段によって回
転させられる筒状のトーチヘッドと、前記トーチ胴体の
内部を貫通して配されトーチヘッドの内部までレーザビ
ームを導く光ファイバと、トーチヘッドの内部に、その
長手方向に移動可能に取り付けられたレンズ支持筒と、
該レンズ支持筒の内部に取り付けられ光ファイバからト
ーチヘッドの長手方向に放射させられるレーザビームを
集光するレンズと、前記トーチヘッドの内部に、その長
手方向に沿って位置調整可能に取り付けられ前記レンズ
を通過させられたレーザビームを反射してトーチヘッド
の側壁に形成された小孔から半径方向外方に発射させる
反射ミラーとを具備し、レーザビームを挿通させる小孔
近傍のトーチヘッドの外面に、反射ミラーによって反射
されたレーザビームを挿通させる最小限の開口面積の貫
通孔を有しかつ小口径配管の内壁面から反射されるレー
ザビームを反射する反射板が、反射ミラーの設定位置の
変更に合わせて位置調整可能に取り付けられているレー
ザ照射用トーチを提案している。この場合、位置決め手
段が、トーチ胴体の長手方向に間隔をおいて形成される
複数の位置決め部よりなり、該位置決め部が、トーチ胴
体の半径方向に放射状に形成される3箇所以上の案内孔
と、該案内孔に挿入状態に配される小球と、該小球を半
径方向外方に付勢するスプリングとからなってもよい。
また、駆動手段が、トーチ胴体に固定される中空モータ
よりなり、該中空モータの内部を貫通して光ファイバが
配設されていてもよい。また、トーチヘッドに、該トー
チヘッド内に連通しアシストガスを供給するアシストガ
ス供給路が配設されていてもよい。また、反射ミラーに
放熱部が形成され、該放熱部に挿通させられる冷却流体
を供給する冷却流体供給路と、放熱部を挿通させられた
冷却流体を排出する冷却流体排出路とが、トーチ胴体お
よびトーチヘッドの内部を貫通状態に形成されていても
よい。また、反射ミラーに、該反射ミラーの温度を計測
する温度計測手段が配設され、該温度計測手段の信号線
が、スリップリングによって接続されていてもよい。ま
た、光ファイバの周囲にトーチヘッドと相対回転自在に
支持されかつトーチ胴体に固定される保護パイプが配設
され、該保護パイプの先端に、口出しされた光ファイバ
の先端部を露出状態として該光ファイバを支持する光フ
ァイバ保持部が設けられ、該光ファイバ保持部の表面
が、鏡面加工されていてもよい。
【0009】
【作用】本発明に係るレーザ照射用トーチによれば、
ンズ支持筒および反射ミラーをトーチヘッドの長手方向
に移動させることにより、レーザビームの集光点が調整
される。このようにして調整された後のレーザ照射用ト
ーチを小口径配管内に挿入すると、トーチ胴体が位置決
め手段によって小口径配管内に半径方向に位置決めされ
た状態に配される。その後に、駆動手段を作動させるこ
とにより、トーチ胴体の先端に支持されたトーチヘッド
が小口径配管に半径方向に位置決めされた状態で軸芯回
りに回転させられる。そして、光ファイバを介してレー
ザビームを供給することにより、小口径配管の内壁面に
集光点を位置させて、管内面の各位置に連続的にレーザ
ビームをが照射されることになる。また、トーチヘッド
内に配される反射ミラーの位置を調整することにより、
レーザビームの集光点を調整するとき、レーザビームの
経路が変化させられることになるが、この変化に合わせ
て反射板を移動して小孔の近傍を被覆するように固定す
ることにより、レーザビームを発射する貫通孔の開口面
積を最小限として、反射光のトーチヘッド内への入光を
最小限に抑えることが可能となるとともに、トーチヘッ
ドの外面に照射される反射光が反射されることになる。
この場合、トーチ胴体を小口径配管に挿入状態に配する
と、案内孔に挿入された小球がスプリングによって半径
方向外方に付勢され小口径配管の内壁面に押圧される。
該小球は、半径方向に放射状に形成された3箇所以上の
案内孔に挿入されているので、トーチ胴体を小口径配管
に対して半径方向に位置決めした状態に配置することが
可能となるとともに、該位置決め状態で小口径配管の長
手方向に沿うトーチ胴体の移動を可能とされることにな
る。また、トーチ胴体を小口径配管に挿入状態に配する
と、案内孔に挿入された小球がスプリングによって半径
方向外方に付勢され小口径配管の内壁面に押圧される。
該小球は、半径方向に放射状に形成された3箇所以上の
案内孔に挿入されているので、トーチ胴体を小口径配管
に対して半径方向に位置決めした状態に配置することが
可能となるとともに、該位置決め状態で小口径配管の長
手方向に沿うトーチ胴体の移動を可能とされることにな
る。また、駆動手段を中空モータとすることにより、該
中空モータを貫通して光ファイバをトーチヘッドの回転
中心に配置することが可能となり、トーチヘッドに接続
される光ファイバが固定状態に保持されることになる。
また、トーチヘッドに連通するアシストガス供給路を通
してアシストガスを供給することにより、レーザビーム
が照射されるレンズ支持筒の内壁面、トーチヘッド内壁
面および反射ミラーの近傍にアシストガスが挿通させら
れる。そして、このようにして挿通させられたアシスト
ガスは、トーチヘッドの側壁に設けられた小孔から、ト
ーチヘッドの外部に噴出させられることになる。また、
トーチ胴体およびトーチヘッドを貫通して設けられた冷
却流体供給路を通して、冷却流体が反射ミラーの放熱部
に挿通させられ、該反射ミラーを冷却する。そして、冷
却後の暖められた冷却流体は、冷却流体排出路を通して
排出されることになる。また、反射ミラーに設けられた
温度計測手段によって、レーザビームによって加熱され
た反射ミラーの温度が計測される。該温度計測手段の信
号線は、スリップリングによって接続されているので、
可動ケーブルを設けることなく、計測された温度情報を
トーチ胴体側に伝送することが可能となる。また、光フ
ァイバの周囲に保護パイプが配設されているので、小口
径配管の内壁面に反射してトーチヘッド内に入光する反
射光に対して光ファイバが遮蔽される。また、トーチヘ
ッドに入光する反射光に最も晒されやすい光ファイバの
先端部に配置された光ファイバ保持部が、レーザビーム
の発射される光ファイバの先端部のみを露出状態として
いるので、光ファイバの被覆材に反射光が照射されるこ
とが回避される。しかも、該光ファイバ保持部の表面は
鏡面加工されているので、反射光のエネルギの該光ファ
イバ保持部への吸収が抑制され、温度上昇が低減される
ことになる。また、該保護パイプは、トーチヘッダに対
して相対回転可能に支持されているので、回転するトー
チヘッダ等によって光ファイバに捩り力を与えられるこ
とがなく、回転部と光ファイバとが摩擦を生じないよう
に保持されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るレーザ照射用トーチの一
実施例について、図1ないし図9を参照して説明する。
これら各図において、符号Xは配管(小口径配管)、符
号1はトーチ(レーザ照射用トーチ)、2はトーチ胴
体、3は位置決め手段、4は駆動手段、5はトーチヘッ
ド、6は光ファイバ、7はレンズ、8は小孔、9は反射
ミラーである。
【0011】本実施例のトーチ1は、図1に示すよう
に、小口径配管Xの内部に挿入状態に配されるトーチ胴
体2と、該トーチ胴体2を小口径配管X内において半径
方向に位置決めする位置決め手段3と、トーチ胴体2の
先端に、トーチ胴体2の軸芯回りに回転可能に支持され
駆動手段4によって回転させられるトーチヘッド5と、
トーチ胴体2を貫通しトーチヘッド5内にレーザビーム
を導く光ファイバ6と、該光ファイバ6の前方に間隔を
空けて配設されレーザビームを集光するレンズ7と、該
レンズ7を透過したレーザビームを反射しトーチヘッド
5の側面に設けられた小孔8からレーザビームを半径方
向外方に放射させる反射ミラー9とを具備している。該
トーチ1には、該トーチ1自体を長手方向に移動させる
移動手段(図示略)が接続されており、該移動手段を作
動させることにより小口径配管X内の任意の位置に移動
させられるようになっている。
【0012】前記トーチ胴体2は、図2に示すように、
円筒状に形成されており、その先端に、トーチヘッド5
を回転自在に支持するヘッド支持部10が配設されてい
る。該ヘッド支持部10は、内筒11および外筒12に
より二重管状に形成されており、内筒11の外面および
外筒12の内面には、同心に配される2個のベアリング
13・14が、それぞれ接触状態に配設されている。
【0013】前記位置決め手段3は、トーチ胴体2の長
手方向に間隔をおいて複数配設された位置決め部15よ
り構成されている。該位置決め部15は、図3に示すよ
うに、トーチ胴体2の外面に開口しかつ周方向に等間隔
をおいて放射状に形成された3個の案内孔15aと、該
案内孔15aに挿入状態に配される小球15bと、該小
球15bを案内孔15aから外れないように支持する小
球保持具15cと、案内孔15aの内部に配され小球1
5bを半径方向外方に付勢するスプリング15dとを具
備している。そして、配管Xの内壁面に全ての小球15
bを接触状態として、トーチ胴体2の中心軸と配管Xの
中心軸とが一致した状態に位置決めするようになってい
る。
【0014】前記トーチヘッド5は、図4に示すよう
に、円筒状に形成されており、その後端に、前記トーチ
胴体2のヘッド支持部10に配設された2個のベアリン
グ13・14によって半径方向に挟まれる支持筒16が
形成されている。そして、該支持筒16を前記ベアリン
グ13・14によって半径方向に挟まれるように配置こ
とにより、トーチヘッド5の倒れが防止されるととも
に、トーチ胴体2と同じ軸心回りに回転自在に支持され
るようになっている。
【0015】トーチヘッド5の後端には、図4に示すよ
うに、前記支持筒16の内側に同心に配される筒状のド
ライブシャフト17が取り付けられている。該ドライブ
シャフト17は、前記トーチ胴体2に形成された内筒1
1の内側に半径方向に間隔を空けて挿入され、その後端
が、図5に示すように、トーチ胴体2の内部に配される
駆動手段4に継手17aを介して接続されるようになっ
ている。そして、このドライブシャフト17において
も、トーチ胴体2との間にベアリング18が配され、前
記トーチヘッド5の倒れ防止効果を補助するようになっ
ている。
【0016】前記ドライブシャフト17の内側には、銅
等の金属材料からなる保護パイプ19が半径方向に間隔
を空けて同心に配されている。該保護パイプ19は、そ
の内部に挿通させられる光ファイバ6を被覆状態に保持
するものであり、トーチ胴体2の全長にわたって配設さ
れるとともに、その前端がトーチヘッド5の内部に配さ
れ、かつ、後端がトーチ胴体2に固定されている。ま
た、保護パイプ19とトーチヘッド5との間には、図4
に示すように、ベアリング20が配設され、トーチヘッ
ド5の回転力が保護パイプ19に伝達されることなく、
かつ、該保護パイプ19がトーチヘッド5の軸心位置に
固定された状態に保持されるようになっている。
【0017】保護パイプ19の前端には、光ファイバ6
を支持する光ファイバ保持部21が配設されている。該
光ファイバ保持部21は、銅等の金属材料よりなり、シ
ース(例えばナイロン被覆)を剥いて口出しされた光フ
ァイバ6の先端部のみをトーチヘッド5内に露出状態と
して該光ファイバ6を支持するようになっている。ま
た、該光ファイバ保持部21は、その外表面を鏡面加工
されており、レーザビームを反射するようになってい
る。
【0018】前記トーチヘッド5内には、図4に示すよ
うに、光ファイバ6から放射されたレーザビームを集光
するレンズ7が配設されている。該レンズ7は、例え
ば、2枚の半球面レンズの球面を向い合せた状態に組合
わせたもので、その外周を円筒状のレンズ支持筒22に
固定され、該レンズ支持筒22を介してトーチヘッド5
内に取り付けられている。該レンズ支持筒22の外面に
は雄ネジ22aが形成され、また、トーチヘッドの内面
には雌ネジ5aが形成されている。そして、該雌ネジ5
aと雄ネジ22aとを螺合させることにより、レンズ支
持筒22をトーチヘッド5に取り付けるとともに、レン
ズ支持筒22をトーチヘッド5に対して回転させること
によって、レンズ7の位置をトーチヘッド5の長手方向
に移動させ、レーザビームの集光点Pを調整するように
なっている。
【0019】また、トーチヘッド5内の前記レンズ7の
前方には、光ファイバ6から放射されレンズ7を透過し
たレーザビームを反射する反射ミラー9が配設されてい
る。該反射ミラー9は、銅等の金属材料よりなり、円柱
状に形成された端面を軸心に対して45°〜55°の傾
斜面となるように加工したもので、該傾斜面を鏡面加工
することにより反射面9aとしている。そして、レンズ
7を透過したレーザビームを該反射面9aにおいて反射
させることにより屈折させて配管X内面に向かわせるよ
うになっている。この反射ミラー9は、トーチヘッド5
の内面に嵌合する外径寸法を有しており、トーチヘッド
5の壁面を貫通して形成されたミラー取付孔23aに挿
入されたボルト23bによって固定されている。該ミラ
ー取付孔23aは、トーチヘッド5の長手方向に沿う長
孔状に形成されており、反射ミラー9の軸方向位置の調
整ができるようになっている。
【0020】前記反射ミラー9には、その外面にフィン
9b(放熱部)が形成されている。該フィン9bは、後
述するミラー冷却流路内に配され、レーザビームによっ
て加熱された反射ミラー9を冷却するようになってい
る。また、反射ミラー9には、該反射ミラー9の温度を
計測する熱電対24(温度計測手段)が配設されてい
る。該熱電対24は、トーチヘッド5の外面を伝ってレ
ーザビームの照射される前記小孔8の背面側に配され、
その先端に位置する計測部24aが、反射ミラー9の半
径方向に配設された測定孔9cに挿入状態に配されてい
る。そして該計測部24aを押付ボルト25によって測
定孔9cの内面に押圧状態とすることにより、反射ミラ
ー9の温度を正確に計測することができるようになって
いる。
【0021】ここで、前記熱電対24によって計測され
た温度信号は、回転するトーチヘッド5側から、固定さ
れたトーチ胴体2側に受け渡されることになるので、ト
ーチ胴体2内にスリップリング26を設け、信号線27
を接続するようにしている。そして、測定された温度信
号は、トーチ胴体2を貫通して配管Xの外部に配される
温度計測装置29に伝送されるようになっている。
【0022】トーチヘッド5の側壁には、レーザビーム
を外部に放射する小孔8が形成されている。該小孔8
は、前記反射ミラー9の位置調整によって変化するレー
ザビームの経路に対応して長孔状に形成されている。ま
た、該小孔8の周囲に位置するレーザヘッド5の外表面
には、配管Xの内面において反射されたレーザビームの
反射光からレーザヘッド5の外表面を保護する反射板2
8が配設されている。該反射板28は、タンタル等の高
融点金属材料で形成されており、鏡面加工を施すことに
より反射光を効果的に反射するようになっている。反射
板28には、図9に示すように、トーチヘッド5の内部
から放射されるレーザビームを挿通することができる最
小限の開口面積を有する貫通孔28aが形成されてお
り、前記反射ミラー9の調整によって変化したレーザビ
ームの経路に合わせて、該貫通孔28aを最適な位置に
移動することができるように長孔状の取付孔28bが形
成されている。
【0023】また、トーチヘッド5およびトーチ胴体2
には、両者5・2を貫通して、反射ミラー9に形成され
たフィン9bの近傍に、例えば空気等の冷却流体を挿通
させるミラー冷却流路30およびアシストガス供給路3
1が形成されている。
【0024】該ミラー冷却流路30は、冷却流体供給源
32に接続されフィン9bの周囲に冷却流体を供給する
冷却流体供給路33と、該フィン9bを冷却した後の冷
却流体をトーチ1の外部に排出する冷却流体排出路34
とを具備している。
【0025】前記冷却流体供給路33および冷却流体排
出路34は、図5に示すように、トーチ1の後端から冷
却流体を前記ヘッド支持部10まで導く供給管33aお
よび排出管34aと、図6ないし図8に示すように、ト
ーチヘッド5の壁面内に形成された壁内供給路33bお
よび壁内排出路34bと、該壁内供給路33bと供給管
33a、壁内排出路34bと排出管34aとを接続する
接続流路33c・34cとを具備している。
【0026】該接続流路33c・34cは、図2に示す
ように、前記ヘッド支持部10の内筒11、外筒12お
よび支持筒16によって形成された環状の隙間をパッキ
ン35・36によって閉塞状態とすることにより、2つ
の隔離された空間として形成されたものであり、それぞ
れに壁内供給路33bおよび供給管33a、壁内排出路
34bおよび排出管34aを接続することにより、相対
回転させられるトーチヘッド5およびトーチ胴体2の境
界において冷却流体供給路33および冷却流体排出路3
4をそれぞれ接続状態に保持するようになっている。
【0027】前記アシストガス供給路31は、例えば、
図4および図5に示すように、トーチ1の後端から減速
機4bの前方まで貫通するガス供給管31aと、前記保
護パイプ19とドライブシャフト17との相互間隙に形
成される筒状流路31bと、該筒状流路31bとガス供
給管31aとを接続する接続流路31cと、筒状流路3
1bとトーチヘッド5内部とを連通する連通部31d
と、前記レンズ7によって仕切られたレンズ支持筒22
内部の空間を連通するレンズ部流路31eとを具備して
おり、外部に配されたアシストガス供給源38からアシ
ストガスをトーチヘッド5内に供給し、トーチヘッド5
の壁面に設けられた小孔8からトーチ1の外部に排出す
るようになっている。
【0028】アシストガスは、例えば、ヘリウムガス等
の不活性ガスであって、レーザビームの照射されるレン
ズ支持筒22およびトーチヘッド5の内壁面表面を流通
させることにより、該内壁面の冷却および酸化防止を図
るものである。
【0029】このように構成されたトーチヘッド5は、
その後端に取り付けられたドライブシャフト17を介し
て、該トーチヘッド5を軸心回りに回転させる駆動手段
4に接続されている。該駆動手段4は、図5に示すよう
に、中空モータ4aと、該中空モータ4aに接続される
減速機4bとを具備している。前記中空モータ4aは、
中心部に配されるロータの中心に貫通孔4cが形成され
ており、該貫通孔4cの内部に前記光ファイバ6および
保護パイプ19を貫通状態に配することができるように
なっている。また、駆動手段4には、エンコーダ(図示
略)が接続あるいは内蔵されており、該駆動手段4によ
って回転させられるトーチヘッド5の回転速度制御およ
び位置制御等が可能となっている。
【0030】このように構成されたトーチ1を使用し
て、配管Xの内壁面にレーザビームを照射するには、レ
ンズ支持筒22、反射ミラー7、反射板28の位置を調
整して配管Xの内径に適合するように集光点Pの位置を
調整する。そして、該トーチ1を配管X内に挿入し、該
トーチ1に接続された移動手段を作動させて長手方向の
レーザビーム照射位置を決定する。この状態で、トーチ
胴体2は、位置決め手段3によって配管Xの中心位置に
位置決めされ、トーチヘッド5が配管Xの中心軸の回り
に回転するように設定される。
【0031】次に、冷却流体供給源32およびアシスト
ガス供給源38から冷却流体およびアシストガスをトー
チ1内に供給する。この状態で、レーザ発振器39から
光ファイバ6を介して、レーザビームを照射するととも
に、駆動手段4を作動してトーチヘッド5を一定速度で
回転させる。
【0032】これにより、照射されたレーザビームは、
レンズ7によって集光された後に、反射ミラー9によっ
て半径方向外方に屈折させられてトーチヘッド5の小孔
8から配管X内壁面に向けて発射され、該配管X内壁の
表面付近で集光点Pを形成する。そして、トーチヘッド
5の回転によって、配管Xの周方向に沿うレーザビーム
の連続的な照射が可能となる。
【0033】このとき、レーザビームの照射されるレン
ズ支持筒22およびトーチヘッド5の内部は、アシスト
ガスが流通させられているので、その内壁面の冷却およ
び酸化防止が図られることになる。また、該アシストガ
スは、その一部がトーチヘッド5の小孔8から吹出すの
で、レーザビームの照射によって飛散した被覆材料等の
小孔8からトーチヘッド5内への侵入が回避されること
になる。
【0034】また、小孔8の周囲に配された反射板28
によってトーチヘッド5の外表面が、配管Xからの反射
光から保護され、また反射板28の貫通孔28aが、ト
ーチヘッド5内から発射されるレーザビームを挿通させ
る最小限の開口面積となっているので、該貫通孔28a
を通してトーチヘッド5内に侵入する反射光を最小量に
抑えることができる。しかも、トーチヘッド5内にあっ
ても、光ファイバ保持部21および保護パイプ19によ
って、光ファイバ6が反射光に晒されることが回避され
るので、該光ファイバ6の焼損等を回避することができ
る。
【0035】さらに、反射ミラー9に設けられたフィン
9bに冷却流体を挿通させるミラー冷却流路32が設け
られているので、反射ミラー9の過熱を防止して、該反
射ミラー9の耐久性を向上することができるとともに、
反射ミラー9の劣化を防止して、安定したレーザビーム
を配管Xに照射することができることになる。また、該
反射ミラー9に取り付けた熱電対24によって、該反射
ミラー9の温度を監視することにより、反射ミラー9の
過熱を防止するとともに、測定温度に基づいて冷却流体
の流量調整あるいは温度調整等を図ることが可能とな
る。
【0036】しかも、このようなミラー冷却流路32、
アシストガス供給路33および熱電対24の信号線27
が可動チューブあるいは可動ケーブルを使用していない
ので、該ケーブル等の保守が不要となるとともに、トー
チヘッド5を同一方向に回転し続けることができるの
で、回転方向の変化によるレーザビームの不均一な照射
を回避して、均質なコーティング処理を行うことができ
るという効果がある。
【0037】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係るレ
ーザ照射用トーチによれば、小口径配管に挿入され位置
決め手段によって小口径配管の半径方向に位置決めされ
るトーチ胴体と、その先端に周方向に沿って回転可能に
支持され駆動手段によって回転させられるトーチヘッド
と、トーチ胴体を貫通して配されトーチヘッドまでレー
ザビームを導く光ファイバと、トーチヘッドの長手方向
に沿って移動可能なレンズ支持筒と、その内部に取り付
けられレーザビームを集光するレンズと、レンズを通過
させられたレーザビームを反射してトーチヘッドの小孔
から半径方向外方に発射させる反射ミラーとを具備して
いるので、トーチヘッドの回転軸を小口径配管の中心軸
に一致させ、トーチヘッドのみを回転させることによ
り、回転動作を安定させて、配管の内壁面に均等なレー
ザビーム照射を実施することができるという効果があ
る。また、小孔近傍のトーチヘッド外面に、トーチヘッ
ド内部から発射されるレーザビームを挿通させる貫通孔
を有しかつ反射光を反射する反射板が、反射ミラーの設
定位置に合わせて移動可能に取り付けられているので、
反射板によって反射光に晒されるトーチヘッドの小孔近
傍が保護され、トーチヘッド内に入光する反射光を最小
限に抑えることができる。 また、位置決め手段が、トー
チ胴体の長手方向に間隔をおいて形成される複数の位置
決め部よりなり、位置決め部が、トーチ胴体の半径方向
に放射状に形成される3箇所以上の案内孔と、その内部
に挿入されスプリングによって半径方向外方に付勢され
る小球とを具備しているので、以下の効果を奏する。 (1) 位置決め部が小口径配管の内面を3箇所以上の
位置で押圧するので、トーチ胴体を小口径配管の中心位
置に安定して位置決めされ、かつ、長手方向に間隔をお
いて配されるのでトーチ胴体の倒れを防止してトーチヘ
ッドの軸心を小口径配管の中心軸に正確に位置決めする
ことができる。 (2) レーザ照射用トーチが長手方向に移動させられ
たばあいであっても、小球が小口径配管の内面を転動す
ることにより、トーチ胴体が位置決め状態に保持され、
小口径配管内壁面の広範囲にわたるレーザビームの連続
照射が可能となる。 (3) 小球が案内孔に沿って半径方向に移動する構成
であるので、内径寸法の異なる小口径配管に対しても、
容易に対応することができる。また、駆動手段が、中空
モータよりなり、該中空モータの内部を貫通して光ファ
イバが配設されているので、第1および第2の手段によ
る効果に加えて、光ファイバに捩り力を付与せずにトー
チヘッドを回転させることを可能とし、光ファイバの健
全性を向上することができるという効果がある。また、
トーチ胴体およびトーチヘッドに、アシストガスを供給
するアシストガス供給路が配設されているので、第1な
いし第3の手段による効果に加えて、トーチ胴体および
トーチヘッドが冷却され、かつ、レーザビームの照射さ
れるトーチヘッドの内面がアシストガスによって保護さ
れることにより、レーザ照射用トーチの耐久性を向上す
ることができるという効果がある。また、反射ミラーに
放熱部が形成され、冷却流体供給路と冷却流体排出路と
により冷却流体を放熱部の周囲に挿通させるので、第1
ないし第4の手段による効果に加えて、以下の効果を奏
する。 (1) 反射ミラーの温度上昇を防止して耐久性を向上
することができる。 (2) 冷却流体排出路から過熱された冷却流体を排出
するので小口径配管内に熱がこもることが回避され、反
射ミラーの冷却効率を向上することができる。また、
射ミラーに、温度計測手段が配設され、その信号線がス
リップリングによって接続されているので、第1ないし
第5の手段による効果に加えて、以下の効果を奏する。 (1) 反射ミラーの温度を監視して、過熱を防止する
ことができる。 (2) スリップリングによって可動ケーブルを排除し
たので、トーチヘッドを同一方向に連続して回転させる
ことを可能とし、小口径配管の内壁面へのレーザの照射
を均等に実施することができる。その結果、小口径配管
の内壁面に施されるコーティング処理等を均質なものと
することができる。また、光ファイバの周囲に保護パイ
プが配設され、その先端に、表面を鏡面加工され口出し
された光ファイバを支持する光ファイバ保持部が設けら
れているので、第1ないし第6の手段による効果に加え
て、以下の効果を奏する。 (1) 保護パイプによって、光ファイバが回転部から
隔離され、光ファイバに捩り力や摩擦等が付与されるこ
とを防止することができる。 (2) 保護パイプおよび光ファイバ保持部によって光
ファイバが被覆されるので、反射光等のレーザビームが
光ファイバに照射されることが回避され、光ファイバを
健全な状態に維持することができる。 (3) 反射光に晒される光ファイバ保持部が鏡面加工
されていることにより、該光ファイバ保持部における反
射光のエネルギが低減されるので、光ファイバへの伝達
熱を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ照射用トーチの一実施例を
示す模式図である。
【図2】図1のレーザ照射用トーチのヘッド支持部を示
す縦断面図である。
【図3】図1のレーザ照射用トーチの位置決め部を示す
断面図である。
【図4】図1のレーザ照射用トーチのトーチヘッドを示
す縦断面図である。
【図5】図1のレーザ照射用トーチの駆動手段を示す縦
断面図である。
【図6】図4のレーザ照射用トーチにおけるA−A断面
である。
【図7】図4のレーザ照射用トーチにおけるB−B断面
である。
【図8】図4のレーザ照射用トーチにおけるC−C断面
である。
【図9】図1のレーザ照射用トーチの反射板を示す正面
図である。
【符号の説明】
X 配管(小口径配管) 1 トーチ(レーザ照射用トーチ) 2 トーチ胴体 3 位置決め手段 4 駆動手段 4a 中空モータ 4b 減速機 4c 貫通孔 5 トーチヘッド 5a 雌ネジ 6 光ファイバ 7 レンズ 8 小孔 9 反射ミラー 9a 反射面 9b フィン 9c 測定孔 10 ヘッド支持部 11 内筒 12 外筒 13・14 ベアリング 15 位置決め部 15a 案内孔 15b 小球 15c 小球保持具 15d スプリング 16 支持筒 17 ドライブシャフト 17a 継手 18 ベアリング 19 保護パイプ 20 ベアリング 21 光ファイバ保持部 22 レンズ支持筒 22a 雄ネジ 23a ミラー取付孔 23b ボルト 24 熱電対(温度計測手段) 25 押付ボルト 26 スリップリング 27 信号線 28 反射板 28a 貫通孔 28b 取付孔 29 温度計測装置 30 ミラー冷却流路 31 アシストガス供給路 31a ガス供給管 31b 筒状流路 31c 接続流路 31d 連通部 31e レンズ部流路 32 冷却流体供給源 33 冷却流体供給路 33a 供給管 33b 壁内供給路 33c 接続流路 34 冷却流体排出路 34a 排出管 34b 壁内排出路 34c 接続流路 35・36・37 パッキン 38 アシストガス供給源 39 レーザ発振器
フロントページの続き (72)発明者 石川 清文 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 古屋 修治 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (56)参考文献 特開 昭59−97109(JP,A) 実開 平4−33478(JP,U) 実開 昭54−89695(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/42

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小口径配管の内部に挿入状態に配される
    筒状のトーチ胴体と、該トーチ胴体を小口径配管に半径
    方向に位置決めする位置決め手段と、トーチ胴体の先端
    に、その軸心回りに回転可能に支持され駆動手段によっ
    て回転させられる筒状のトーチヘッドと、前記トーチ胴
    体の内部を貫通して配されトーチヘッドの内部までレー
    ザビームを導く光ファイバと、トーチヘッドの内部に、
    その長手方向に移動可能に取り付けられたレンズ支持筒
    と、該レンズ支持筒の内部に取り付けられ光ファイバか
    らトーチヘッドの長手方向に放射させられるレーザビー
    ムを集光するレンズと、前記トーチヘッドの内部に、そ
    の長手方向に沿って位置調整可能に取り付けられ前記レ
    ンズを通過させられたレーザビームを反射してトーチヘ
    ッドの側壁に形成された小孔から半径方向外方に発射さ
    せる反射ミラーとを具備し、レーザビームを挿通させる
    小孔近傍のトーチヘッドの外面に、反射ミラーによって
    反射されたレーザビームを挿通させる最小限の開口面積
    の貫通孔を有しかつ小口径配管の内壁面から反射される
    レーザビームを反射する反射板が、反射ミラーの設定位
    置の変更に合わせて位置調整可能に取り付けられている
    ことを特徴とするレーザ照射用トーチ。
  2. 【請求項2】 位置決め手段が、トーチ胴体の長手方向
    に間隔をおいて形成される複数の位置決め部よりなり、
    該位置決め部が、トーチ胴体の半径方向に放射状に形成
    される3箇所以上の案内孔と、該案内孔に挿入状態に配
    される小球と、該小球を半径方向外方に付勢するスプリ
    ングとからなることを特徴とする請求項1記載のレーザ
    照射用トーチ。
  3. 【請求項3】 駆動手段が、トーチ胴体に固定される中
    空モータよりなり、該中空モータの内部を貫通して光フ
    ァイバが配設されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のレーザ照射用トーチ。
  4. 【請求項4】 トーチヘッドに、該トーチヘッド内に連
    通しアシストガスを供給するアシストガス供給路が配設
    されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載のレーザ照射用トーチ。
  5. 【請求項5】 反射ミラーに放熱部が形成され、該放熱
    部に挿通させられる冷却流体を供給する冷却流体供給路
    と、放熱部を挿通させられた冷却流体を排出する冷却流
    体排出路とが、トーチ胴体およびトーチヘッドの内部を
    貫通状態に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載のレーザ照射用トーチ。
  6. 【請求項6】 反射ミラーに、該反射ミラーの温度を計
    測する温度計測手段が配設され、該温度計測手段の信号
    線が、スリップリングによって接続されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレ
    ーザ照射用トーチ。
  7. 【請求項7】 光ファイバの周囲にトーチヘッドと相対
    回転自在に支持されかつトーチ胴体に固定される保護パ
    イプが配設され、該保護パイプの先端に、口出しされた
    光ファイバの先端部を露出状態として該光ファイバを支
    持する光ファイバ保持部が設けられ、該光ファイバ保持
    部の表面が、鏡面加工されていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6のいずれかに記載のレーザ照射用ト
    ーチ。
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