JP3213799U - 組み立て式テント - Google Patents

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Abstract

【課題】車を格納する車庫や非常時の仮設テント等として利用できる組み立て式テントを提供する。【解決手段】組み立て式テント10は、主に、その一部が回動する柱脚部11と、柱脚部11に着脱自在に固定される柱部12と、柱部12の上端側に着脱自在に固定される梁部13と、柱脚部11、柱部12及び梁部13にて形成された空間部15を覆うシート部16と、を有している。柱脚部11、柱部12及び梁部13等、組み立て式テント10の構成部材は、アルミ材にて形成されることで、軽量化され、高齢者や女性等の非力な人でも、容易に持ち運び、所望の箇所に組み立て式テント10を組み立てることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、車を格納する車庫や非常時の仮設テント等として利用できる組み立て式テントに関し、特に、個々の構成部材を軽量化することで、非力な人でも簡単に持ち運びし、所望の箇所に容易に組み立てることが可能な組み立て式テントに関する。
図5は、従来の開閉式テントを示す斜視図である。図6(A)は、従来の開閉式テントの使用時の状態を示す側面図である。図6(B)は、従来の開閉式テントの収納時の状態を示す側面図である。尚、図6(A)及び図6(B)の説明では、幕体107に覆われる部分も実線にて図示している。
図5に示す如く、開閉式テント100は、主に、ベースフレーム101と、ベースフレーム101の両端に配設される支点ブラケット102と、支点ブラケット102に固定される垂直フレーム103及び傾斜補強フレーム104と、垂直フレーム103を補強する水平補強フレーム105と、支点ブラケット102に対して回動自在に取り付けられた複数の可動フレーム106と、収納空間を覆う幕体107と、を有している。
開閉式テント100は、所望の設置個所に置くだけで設置が完了し、必要に応じて重りとなる石等をベースフレーム101の上に載置するだけで更に頑強な固定が実現される。
図6(A)では、使用状態の開閉式テント100を示すが、開閉式テント100は、支点ブラケット102に対して可動フレーム106を回動させることで、3つの収納空間108、109、110が形成される。収納空間108は、垂直フレーム103にて形成され、収納空間109、110の間に形成される。一方、収納空間109、110は、可動フレーム106の自重を利用して、垂直フレーム103の位置から下方へと回動させることで、簡単に収納空間108の両側に形成される。
図6(B)では、収納状態の開閉式テント100を示すが、開閉式テント100は、収納空間108を形成する垂直フレーム103に向けて、それぞれ収納空間109、110を形成する可動フレーム106を上方へと回動させることで、簡単に収納状態とすることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−124486号公報
上述した開閉式テント100は、図6(B)に示すように、垂直フレーム103にて形成される収納空間108は、常時、設置された状態であり、収納空間109、110が、収納空間108の両側に収納された状態にて、持ち運びされる。そのため、開閉式テント100の不使用時には、開閉式テント100は、ある程度の大きさを有することで、嵩張り、搬送できる車両にも限界があり、持ち運びが大変であると共に、その収納スペースの確保も大変であるという問題がある。更には、収納時における開閉式テント100の上記構造により、非力な人では簡単に持ち運びし、設置することが難しいという問題もある。
また、上述した問題を解決するために、収納時や持ち運び時に開閉式テント100を一度解体することで、対応することも可能である。しかしながら、開閉式テント100の骨組みである垂直フレーム103や可動フレーム106は、例えば、門型形状であり、解体して搬送する場合でも、嵩張り、搬送できる車両にも限界があり、持ち運びが大変であると共に、その収納スペースの確保も大変であるという問題がある。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その構成部品を細分化すると共に、個々の構成部品を軽量化することで、非力な人でも持ち運ぶことができ、簡単に組み立てることが可能な組み立て式テントを提供することにある。
本考案の組み立て式テントでは、設置面上に配設されると共に、その一部が回動自在に動く柱脚部と、その一部が前記柱脚部と重畳すると共に、前記柱脚部の延在方向にて前記設置面上に配設される支持補助部と、その一端側が前記柱脚部に対して着脱自在に固定される柱部と、前記柱部の他端側に固定されると共に、その両端側が前記柱部に固定される梁部と、前記柱脚部、前記柱部及び前記梁部にて形成される空間部を覆うように配設されるシート部と、を有することを特徴とする。
また、本考案の組み立て式テントでは、前記柱脚部は、前記設置面上に配設される支持土台部と、前記支持土台部に挿通される軸部に対して、その一端側が回動自在に固定される複数の可動部材と、前記可動部材の他端側に固定されると共に、その一部が前記可動部材の前記他端側から導出する連結部材と、を有し、前記複数の柱部の中で前記設置面上に配設される前記柱部は、その上面から前記支持補助部にて覆われることを特徴とする。
また、本考案の組み立て式テントでは、前記柱脚部は、前記空間部の両端側の中央に対向するように一対配設され、複数の前記柱部は、それぞれ複数の前記可動部材の前記他端側から導出する前記連結部材に対して固定されると共に、隣り合う前記柱部は、その前記他端側にて間隔プレートにより固定され、前記複数の梁部は、それぞれ前記一対の柱脚部に固定された前記柱部間に配設されると共に、前記複数の梁部は、その前記両端側にて前記柱部と方杖部にて固定されることを特徴とする。
また、本考案の組み立て式テントでは、前記柱脚部の前記支持土台部の前記延在方向の両端側には、それぞれ前記支持補助部が重畳して配設され、前記支持土台部と前記支持補助部とが重畳した領域には、前記支持補助部の上面を押さえこむように重り部が配設され、前記支持土台部及び前記支持補助部の動きが規制されることを特徴とする。
また、本考案の組み立て式テントでは、前記シート部は、2枚の屋根シート部と、2枚の壁面シート部と、を有し、前記屋根シート部は、前記梁部の上面を覆うと共に、それぞれ両端側にて前記柱部の上端側に設けられた係止突起部に対して係止され、前記壁面シート部は、それぞれその上端側にて前記柱部の係止突起部に係止されると共に、その下端側にて前記支持補助部に設けられた係止突起部に係止されることを特徴とする。
本考案の組み立て式テントでは、その一部が回動する柱脚部と、その一部が柱脚部と重畳するように設置面上に配設される支持補助部と、柱脚部に着脱自在に固定される柱部と、柱部の上端側に着脱自在に固定される梁部と、柱脚部、柱部及び梁部にて形成された空間部を覆うシート部と、を有している。そして、柱脚部、柱部及び梁部等、組み立て式テントの構成部材は、アルミ材にて形成されることで、軽量化され、高齢者や女性等の非力な人でも、容易に持ち運び、所望の箇所に組み立て式テントを組み立てることができる。
また、本考案の組み立て式テントでは、柱脚部は、設置面上に固定される支持土台部と、支持土台部に対して回動自在に固定される可動部材と、可動部材に固定される連結部材と、を有している。そして、支持補助部は、設置面上に配設される柱部を上面から覆うように配設される。この構造により、組み立て式テントのベース構造が、安定した状態にて形成され、地震等の揺れや風による風圧に対して強い構造が実現される。
また、本考案の組み立て式テントでは、一対の柱脚部に対してそれぞれ複数の柱部が固定され、その柱部間に梁部が固定されることで、組み立て式テントの骨組みである門型形状が形成される。そして、柱部と梁部とは、その上端側にて方杖部にて固定される。この構造により、地震等の揺れや風による風圧に対して強い構造の組み立て式テントが実現される。
また、本考案の組み立て式テントでは、柱脚部の前後方向の両端側に、それぞれ柱部の上面を覆うように支持補助部が配設され、組み立て式テントのベース構造が形成される。そして、支持補助部の上面には、適所に複数の重り部が配設される。この構造により、組み立て式テントに地震等の揺れや風による風圧が加わった場合でも、重り部により支持補助部や柱部の動きが規制され、安定した状態を維持できる組み立て式テントが実現される。
また、本考案の組み立て式テントでは、シート部は、2枚の屋根シート部と、2枚の壁面シート部と、を有している。そして、柱部や支持補助部には、シート部を係止する係止突起部が形成され、屋根シート部や壁面シート部は、それぞれ係止突起部に簡易に係止される。この構造により、組み立て式テントを容易に組み立てることができる。
本考案の実施形態に係る組み立て式テントを説明する図であり、(A)斜視図、(B)側面図である。 本考案の実施形態に係る組み立て式テントを説明する図であり、(A)断面図、(B)平面図、(C)断面図である。 本考案の実施形態に係る組み立て式テントの柱脚部を説明する図であり、(A)側面図、(B)斜視図である。 本考案の実施形態に係る組み立て式テントの変形例を説明する側面図である。 従来の開閉式テントを説明する斜視図である。 従来の開閉式テントを説明する図であり、(A)側面図、(B)前面図である。
以下に、本考案の実施形態に係る組み立て式テントを図面に基づき詳細に説明する。尚本実施形態の説明の際には、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。
図1(A)は、本実施形態の組み立て式テント10を説明する斜視図である。図1(B)は、本実施形態の組み立て式テント10を説明する側面図であり、車両21が組み立て式テント10に対して出し入れ可能な状態を示している。尚、図1(A)及び図1(B)では、説明の都合上、重り部18(図2(B)参照)を省略して図示している。
図1(A)に示す如く、組み立て式テント10は、主に、地上等の設置面G上に配設される柱脚部11と、柱脚部11に着脱自在に固定される柱部12と、柱部12の上端側に着脱自在に固定される梁部13と、隣り合う柱部12同士を一定間隔に固定する間隔プレート14と、柱脚部11、柱部12及び梁部13にて形成される空間部15の外側を覆うシート部16と、柱脚部11の前後両端側に延在する支持補助部17と、支持補助部17を覆うように配設される複数の重り部18と、を有している。
組み立て式テント10では、柱脚部11、柱部12及び梁部13等の各構成部品が、アルミ材から形成されることで軽量化が実現されると共に、各構成部品をばらした状態にて持ち運ぶことができる。この構造により、高齢者や女性等の非力な人でも、各構成部品を設置場所へと容易に持ち運ぶことができ、組み立てることができる。
詳細は図3(A)及び図3(B)を用いて後述するが、柱脚部11は、設置面G上に配設される支持土台部11Aと、支持土台部11Aに対して回動自在に固定される複数の可動部材11Bと、可動部材11Bに固定される連結用の連結部材11Cと、可動部材11Bを軸支する軸部11D(図3(A)参照)と、を有している。本実施形態では、9枚の可動部材11Bが、支持土台部11Aの枠内に収納されている。
図示したように、組み立て式テント10が設置された状況では、前後方向の両端側に位置する1枚目及び9枚目の可動部材11Bは、それぞれ設置面Gと略平行となるように、180度開いた状態にて配設されている。そして、2枚目から8枚目の可動部材11Bは、それぞれ隣り合う可動部材11B同士が22.5度離間した状態にて、配設されている。
柱部12は、例えば、その長手方向(延在方向)と水平方向の断面が略L字形状の等辺アングルであり、縦:40mm×横:40mm×厚み:5mmの寸法を有している。柱部12は、その下端側にて、可動部材11Bから導出する連結部材11Cに対してボルト締結される。この構造により、柱部12は、柱脚部11の可動部材11Bと連結し、可動部材11Bに連動して支持土台部11Aに対して回動自在に動くことができる。
梁部13は、例えば、その長手方向(延在方向)と水平方向の断面が略L字形状の不等辺アングルであり、縦:60mm×横:40mm×厚み:5mmの寸法を有している。図示したように、柱脚部11は、組み立て式テント10の左右両端部の中央部に一対配設され、それぞれ9本の柱部12が固定されている。そして、梁部13は、その左右両端側に配設される柱部12に対して、それぞれボルト締結されることで、一体の門型形状が形成される。
間隔プレート14は、アルミ材から形成され、例えば、柱部12の上端側の外側面に形成された係止突起部12A(図2(A)参照)に対して係止されることで、隣り合う柱部12同士を一定間隔に固定することができる。上述したように、組み立て式テント10が設置された状況では、隣り合う柱部12同士が、22.5度の一定間隔にて離間した状態にて固定されるように、間隔プレート14は、隣り合う柱部12間に配設されている。
シート部16は、梁部13の上面を覆う2枚の屋根シート部16A、16Dと、柱部12の側面を覆う2枚の壁面シート部16B、16Cと、を有している。シート部16は、防水性や耐久性に優れたシート状のビニール材から形成され、柱脚部11、柱部12及び梁部13の外側面に配設される。この構造により、空間部15は、風や雨や雪等に晒されることから防止される。
具体的には、屋根シート部16Aは、組み立て式テント10の後方端から前方に向けて覆うシートであり、屋根シート部16Dは、組み立て式テント10の前方端から後方に向けて覆うシートである。そして、屋根シート部16Aは、その長手方向の幅において、最後方の9枚目の柱部12に固定された梁部13から4枚目の柱部12に固定された梁部13までを塞ぐ長さを有している。一方、屋根シート部16Dは、最前方の1枚目の柱部12に固定された梁部13から4枚目の柱部12に固定された梁部13までを塞ぐ長さを有している。そして、4枚目の梁部13の領域にて、屋根シート部16Dが、屋根シート部16Aの下方に潜るように配設され、例えば、200mm程度、屋根シート部16A、16Dは重畳して配設されている。
また、両屋根シート部16A、16Dは、その短手方向の幅では、梁部13上面から柱部12の上端側を覆う長さを有している。そして、屋根シート部16A、16Dの左右方向の両端部近傍には、上述した柱部12の係止突起部12A(図2(A)参照)に対して固定される係止孔(図示せず)が複数形成されている。この構造により、組み立て式テント10を設置する際には、簡単に屋根シート部16Aを梁部13の上面に配設することができる。尚、屋根シート部16Aの後端部は、9枚目の柱部12に固定された梁部13により押さえられ、屋根シート部16Dの前端部は、1枚目の柱部12に固定された梁部13により押さえられる。
また、壁面シート部16B、16Cは、それぞれ柱脚部11、支持補助部17及び柱部12の外側面を覆うように、略半円形状に形成されている。そして、壁面シート部16B、16Cの外周端部近傍には、上述した柱部12の係止突起部12A及び柱脚部11や支持補助部17の外側面に形成された係止突起部11E(図2(A)参照)、17A(図1(B)参照)に対して固定される係止孔(図示せず)が複数形成されている。この構造により、組み立て式テント10を設置する際には、簡単に壁面シート部16B、16Cを柱脚部11、柱部12及び支持補助部17の外側面に配設することができる。
尚、図示していないが、屋根シート部16A、16Bの左右方向の両端部近傍には、係止用紐が配設されている。また、壁面シート部16B、16Cの上側の外周端部にも係止用紐が配設されている。この構造により、屋根シート部16A、16Bは、左右方向に引っ張られた状態にて、一方、壁面シート部16B、16Cは、上方側に引っ張られた状態にて、それぞれの係止紐が結ばれることで、シート部16全体の弛みを防止することができる。
図1(B)に示す如く、組み立て式テント10から車両21を出し入れする際には、例えば、柱脚部11の1枚目から3枚目までの可動部材11Bと連結した柱部12を後方側へと回動させ、紐(図示せず)等により4枚目の可動部材11Bと連結した柱部12へと固定する。更に、支持部材22にて、1枚目の可動部材11Bと連結した柱部12を支える。そして、屋根シート部16Dは取り外され、壁面シート部16B、16Cは後方側へと折り返され、面ファスナー等により固定されることで、常時、組み立て式テント10の前方側が開口した状態となり、自由に組み立て式テント10の空間部15へと車両21を入庫し、あるいは、車両21を出庫することができる。尚、組み立て式テント10内に出し入れする車両21の車高に応じて、後方側へと回動させる柱部12の本数は調整可能である。
次に、図2(A)は、本実施形態の組み立て式テント10を説明する断面図であり、図1(A)に示す組み立て式テント10のA−A線方向の断面を示している。図2(B)は、本実施形態の組み立て式テント10のベース構造を説明する平面図である。図2(C)は、本実施形態の組み立て式テント10のベース構造を説明する断面図であり、図2(B)に示すベース構造のB−B線方向の断面を示している。尚、図2(B)では、説明の都合上、適宜、柱脚部11、柱部12及び梁部13を省略して図示している。
図2(A)に示す如く、組み立て式テント10の柱部12と梁部13とは、空間部15の上端側にて、方杖部23にて連結されている。上述したように、梁部13は、その両端側にて柱部12に対してボルト締結されているが、更に、方杖部23を介して連結することで、組み立て式テント10が、地震等の揺れや風による風圧に対して強い構造が実現される。
図示したように、ロープ24と支持杭25を用いて、組み立て式テント10の左右方向の側面にて、少なくとも2箇所以上の補強を図ることで、天候状況等に応じて、組み立て式テント10の強風対策を施す場合でも良い。
また、組み立て式テント10は、例えば、見付け面の左右方向の横幅は約2500mmであり、見付け面の上下方向の高さ幅は、最頂部にて2500mm有している。尚、組み立て式テント10内に収納される車両21の大きさや使用目的に応じて、組み立て式テント10の大きさは、任意の設計変更が可能である。
図2(B)に示す如く、組み立て式テント10が設置され、その全面がシート部16にて閉ざされた状況では、組み立て式テント10のベース構造は、柱脚部11と、1枚目及び9枚目の可動部材11Bに連結する柱部12及びその上端側に固定された梁部13と、柱脚部11の前後両端側に配設されると共に、上記柱部12を上面から覆うように配設される支持補助部17と、により構成されている。そして、柱脚部11、柱部12、梁部13及び支持補助部17は、設置面G上に配設されることで、安定した状態にて組み立て式テント10を支持することができる。
図示したように、組み立て式テント10の左右両側において、片側4箇所にて重り部18が、支持補助部17を上面から覆うように配設されることで、更に、組み立て式テント10のベース構造が、安定した状態となる。尚、重り部18の数や配設箇所は、任意の設計変更が可能である。
図2(C)に示す如く、支持補助部17は、例えば、アルミ材から形成され、その長手方向(延在方向)と水平方向の断面が略コの字形状であり、底辺:100mm×縦:50mm×厚み:5mmの寸法を有している。そして、支持補助部17は、例えば、その長さが2200mmあり、設置面上に配設された1枚目及び9枚目の柱部12を上面から覆うように配設される。この構造により、組み立て式テント10のベース構造が補強され、組み立て式テント10が、地震等の揺れや風による風圧に対して強い構造が実現される。
図示したように、重り部18は、例えば、H鋼材から形成され、重り部18には、支持補助部17を上面から押さえるための押え部18Aが形成されている。そして、重り部18は、支持補助部17を上面から覆うと共に、押さ部18Aにて、柱部12の上面を設置面G側へと押え込むように配設される。支持補助部17の一部は、柱脚部11の支持土台部11Aの上面に配設されることで、柱脚部11も支持補助部17にて固定された状態となる。例えば、支持補助部17は、柱脚部11の支持土台部11Aの前後方向にて、それぞれ200mm程度重畳する。そして、重り部18は、この支持補助部17と支持土台部11Aの上記重畳領域上に配設されることで、重り部18の押さ部18Aにて、柱脚部11の前後方向の端部が、それぞれ固定されることとなる。この構造により、組み立て式テント10に地震等の揺れや風による風圧が加わった場合でも、支持補助部17及び支持土台部11Aの動きを規制し、組み立て式テント10を安定した状態にて維持することができる。
図3(A)は、本実施形態の組み立て式テント10の柱脚部11を説明する側面図であり、柱脚部11を外側から見た状態を示している。図3(B)は、本実施形態の組み立て式テント10の柱脚部11を説明する斜視図であり、柱脚部11を内側から見た状態を示している。
図3(A)に示す如く、柱脚部11は、主に、設置面G上に配設される支持土台部11Aと、支持土台部11Aに対して回動自在に固定される複数の可動部材11Bと、可動部材11Bに固定される連結用の連結部材11Cと、可動部材11Bを軸支する軸部11Dと、を有している。
図3(B)に示す如く、支持土台部11Aは、その長手方向(延在方向)と水平方向の断面が略コの字形状であり、底辺:125mm×縦:65mm×厚み:6mmの寸法を有し、その長手方向の長さLは600mmである。そして、支持土台部11Aの長手方向の中心には軸部11Dが配設され、軸部11Dは、例えば、ボルトとナットにより形成され、ボルトが支持土台部11Aを左右方向に貫通している。
上述したように、9枚の可動部材11Bが、支持土台部11Aの枠内に収納されるように、軸部11Dに回動自在に固定されている。そして、可動部材11Bは、例えば、その長手方向(延在方向)と水平方向の断面が略L字形状の不等辺アングルからなり、縦:60mm×横:40mm×厚み:5mmの寸法を有している。尚、可動部材11Bの形状は、上記不等辺アングルの形状に限定されるものではなく、任意の設計変更が可能である。
可動部材11Bの上端側には、連結部材11Cがボルト締結され、連結部材11Cの一部は、可動部材11Bの上端側から導出している。そして、連結部材11Cは、例えば、その長手方向(延在方向)と水平方向の断面が略L字形状の等辺アングルからなり、縦:40mm×横:40mm×厚み:5mmの寸法を有している。尚、連結部材11Cの形状は、上記等辺アングルの形状に限定されるものではなく、任意の設計変更が可能である。
図示したように、連結部材11Cは、可動部材11Bの内側面に沿って配置されると共に、連結部材11Cのコーナー部が、可動部材11Bのコーナー部に位置合わせされて配置されている。つまり、連結部材11Cが、上記水平方向断面において、可動部材11Bからはみ出さないように、その内側に固定されている。尚、本実施形態では、連結部材11Cは、可動部材11Bに対して予めボルト締結されている構造である。
本実施形態では、9枚の可動部材11Bは、それぞれ隣り合う可動部材11Bの外側に沿うように積層するが、上記連結部材11Cの一部が、可動部材11Bの外形からはみ出さない構造により、支持土台部11Aの枠内の限られたスペースでも、9枚の可動部材11Bが、それぞれ回動することが可能となる。その結果、柱脚部11の小型化及び軽量化が実現され、高齢者や女性等の非力な人でも、容易に持ち運ぶことができる。
次に、図4は、本実施形態の組み立て式テント30の変形例を説明する側面図であり、車両31が組み立て式テント30内に入庫されている状態を示している。尚、組み立て式テント30の説明の際には、上述した組み立て式テント10と同一の構成部材には、同一の符番を用いて説明する。
図4に示す組み立て式テント30では、ミニバンタイプや中、大型車等、車高の高い車両31が、出し入れ可能となるため、柱部12を固定する位置が、図1から図3を用いて上述した組み立て式テント10とは異なっている。そのため、組み立て式テント30のシート部32の形状は、組み立て式テント10のシート部16の形状とは異なるが、その係止構造は同一である。また、組み立て式テント30のその他の構成部品は、組み立て式テント10の構成部品と同一であるため、上述した説明を参照し、ここでは繰り返しの説明を省略する。尚、柱部12や梁部13の長さ等は、車両31の大きさに応じて、適宜、設計変更可能である。
つまり、組み立て式テント30では、車両31の大きさに応じて、柱脚部11の2枚目及び8枚目の可動部材11Bと連結する柱部12に対して、支持部材22を用いて一定の高さにて位置固定することで、入庫した車両31が、組み立て式テント30内の梁部13等と接触することが防止される。そして、図示したように、2枚目から8枚目の可動部材11Bと連結する柱部12は、間隔プレート14を介して等間隔に配設されている。
尚、本実施形態では、組み立て式テント10、30を車庫として用いる場合について説明したが、この場合に限定するものではない。組み立て式テント10、30は、例えば、震災等の緊急時における仮設テントとして用いる場合でも良い。また、シート部16、32として透明のビニールシートを用いることで、ビニールハウスとしても用いる場合でも良い。その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更が可能である。
10 組み立て式テント
11 柱脚部
11A 支持土台部
11B 可動部材
11C 連結部材
11D 軸部
11E 係止突起部
12 柱部
12A 係止突起部
13 梁部
14 間隔プレート
15 空間部
16 シート部
16A、16D 屋根シート部
16B、16C 壁面シート部
17 支持補助部
17A 係止突起部
18 重り部
22 支持部材
23 方杖部
30 組み立て式テント
32 シート部

Claims (5)

  1. 設置面上に配設されると共に、その一部が回動自在に動く柱脚部と、
    その一部が前記柱脚部と重畳すると共に、前記柱脚部の延在方向にて前記設置面上に配設される支持補助部と、
    その一端側が前記柱脚部に対して着脱自在に固定される柱部と、
    前記柱部の他端側に固定されると共に、その両端側が前記柱部に固定される梁部と、
    前記柱脚部、前記柱部及び前記梁部にて形成される空間部を覆うように配設されるシート部と、を有することを特徴とする組み立て式テント。
  2. 前記柱脚部は、
    前記設置面上に配設される支持土台部と、
    前記支持土台部に挿通される軸部に対して、その一端側が回動自在に固定される複数の可動部材と、
    前記可動部材の他端側に固定されると共に、その一部が前記可動部材の前記他端側から導出する連結部材と、を有し、
    前記複数の柱部の中で前記設置面上に配設される前記柱部は、その上面から前記支持補助部にて覆われることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式テント。
  3. 前記柱脚部は、前記空間部の両端側の中央に対向するように一対配設され、
    複数の前記柱部は、それぞれ複数の前記可動部材の前記他端側から導出する前記連結部材に対して固定されると共に、隣り合う前記柱部は、その前記他端側にて間隔プレートにより固定され、
    前記複数の梁部は、それぞれ前記一対の柱脚部に固定された前記柱部間に配設されると共に、前記複数の梁部は、その前記両端側にて前記柱部と方杖部にて固定されることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式テント。
  4. 前記柱脚部の前記支持土台部の前記延在方向の両端側には、それぞれ前記支持補助部が重畳して配設され、
    前記支持土台部と前記支持補助部とが重畳した領域には、前記支持補助部の上面を押さえこむように重り部が配設され、前記支持土台部及び前記支持補助部の動きが規制されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の組み立て式テント。
  5. 前記シート部は、2枚の屋根シート部と、2枚の壁面シート部と、を有し、
    前記屋根シート部は、前記梁部の上面を覆うと共に、それぞれ両端側にて前記柱部の上端側に設けられた係止突起部に対して係止され、
    前記壁面シート部は、それぞれその上端側にて前記柱部の係止突起部に係止されると共に、その下端側にて前記支持補助部に設けられた係止突起部に係止されることを特徴とする請求項4に記載の組み立て式テント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6993744B1 (ja) * 2021-02-01 2022-01-14 佐知子 鈴木 目隠し具

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