JP3213799B2 - 記憶制御装置 - Google Patents

記憶制御装置

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JP3213799B2
JP3213799B2 JP17298696A JP17298696A JP3213799B2 JP 3213799 B2 JP3213799 B2 JP 3213799B2 JP 17298696 A JP17298696 A JP 17298696A JP 17298696 A JP17298696 A JP 17298696A JP 3213799 B2 JP3213799 B2 JP 3213799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶制御技術に関
し、特に、冗長な構成のディスクドライブ群を処理する
記憶制御装置において、ディスクドライブに欠陥あるい
は一時的な障害の発生した際に、中央処理装置とのデー
タの授受を続行しながら、その障害の発生したディスク
ドライブ上のデータ及び冗長データについて予備のディ
スクドライブを用いたバックアップ処理を自動的に開始
することにより高い信頼性を維持する装置、または、非
冗長なディスクドライブ群を処理する記憶制御装置にお
いて、それぞれのディスクドライブについて一時的な障
害の累計が閾値を越えた際に、中央処理装置とのデータ
の授受を続行しながら、その障害の累計が閾値を越えた
ディスクドライブ上のデータについて予備のディスクド
ライブを用いたバックアップ処理を自動的に開始するこ
とにより高い信頼性を維持する装置に適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理の分野において、蓄積されるデ
ータの保全性を確保する等の目的で、複数の物理的に独
立なディスクドライブにデータの冗長度を高めた状態で
格納することにより記憶データの信頼性を向上させ、デ
ィスクドライブに欠陥が発生した際にそれを検出し、冗
長データの生成及び格納に関し互いに論理的に関連付け
られているディスクドライブ群、すなわち冗長群の内、
当該ディスクドライブ以外の他のディスクドライブ上に
あるデータ及び冗長データを用いて当該ディスクドライ
ブ上のデータを再構成し予備のディスクドライブへバッ
クアップ処理を自動的に開始し、一方、中央処理装置か
らのアクセス要求がその障害ディスクドライブ上に配置
されているデータに対してあった場合は、冗長データを
用いて当該データを再構成し中央処理装置に応答する方
法が、特表平05−504431号で開示されている。
また、同文書では、予備ディスクドライブについて、個
々の予備ディスクドライブを特定の冗長群のバックアッ
プ用として予め固定して設定しておくのではなく、どの
冗長群用としても使用する共用の予備ディスクプールと
することにより、必要時には予備ディスクドライブの最
後の1個まで無駄なく使用可能とし、必要な信頼性を確
保するのに要する予備ディスクドライブ数を少なく押え
コストを低く押える方法が、開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、複数のディスクドライブから成る冗長群を複数群動
作させていた場合、中央処理装置とのデータの授受を続
行しながら、ある冗長群について自動的にバックアップ
処理が行われている最中に、あるいは、その処理が完了
した後に、別の冗長群の中のディスクドライブの1つに
障害が発生し、バックアップ処理が必要になるという事
態があり得る。このとき、予備ディスクプールの方法を
用いている場合は、自動的に全予備ディスクドライブの
中で未使用のものを1つ選び出し、バックアップ処理を
開始する。すなわち、自動的に開始されるバックアップ
処理により、障害が発生した冗長群から順に予備ディス
クドライブを消費していくことになる。よって、予備デ
ィスクプールの方法を用いている場合においても、装備
されている予備ディスクドライブが短時間のうちに全て
消費されてしまうという事態があり得る。
【0004】このバックアップ処理の際に、それぞれの
バックアップ元となる冗長群に依る差別化は行われな
い。すなわち、予備ディスクドライブの使用に関して、
バックアップ元の冗長群にテンポラリのデータ等の相対
的に重要度の低いデータが格納されているか、あるいは
相対的に重要なデータが格納されているかによる差別化
は行われない。このため、もし相対的に重要度の低いデ
ータの格納されたディスクドライブのバックアップ処理
のために、予備ディスクプール中で未使用で残っていた
最後の予備ディスクドライブを使用した後、相対的に重
要度の高いデータの格納された冗長群で障害が発生しバ
ックアップ処理が必要となったときには、その冗長群に
ついて自動的にバックアップ処理を開始することが出来
ず、保守員による障害ディスクドライブの交換、または
予備ディスクドライブの増設が為されるまで先延ばしさ
れ、また、バックアップ処理が先延ばしにされてしまっ
ている間も、中央処理装置とのデータの授受を続行する
ために、非冗長な構成のままで動作を続けなければなら
ず、結果として相対的に重要度の高いデータの保全性が
低下するという問題があるが、この点についての考慮は
されていない。
【0005】一般に、格納されるデータの内、相対的に
重要度の高いデータをどの冗長群に格納するかを予め決
めて運用することが、ユーザ又は保守員等にとって可能
な時においては、相対的に重要なデータの格納される冗
長群に対して優先的に予備ディスクドライブをバックア
ップ用に使用した方が、一定数の予備ディスクドライブ
数に対して効率良くデータの保全性をより高くすること
が出来る。しかし、予め各冗長群に対して全て固定的に
予備ディスクドライブを割当ててしまうと、予備ディス
クドライブの効率的な使用が出来なくなる。
【0006】よって、バックアップ処理を自動的に開始
する装置において、ユーザが相対的に重要度が高いと判
断するデータの格納された冗長群に対し予備ディスクド
ライブを優先的に割当てるということと、与えられた予
備ディスクドライブを効率良く使用することにより必要
な信頼性を確保するために要するコストを低く押えるこ
との両立を実現することが、本発明の課題となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の独立なディスクドライブを制御
し、中央処理装置と、前記複数のディスクドライブとの
間におけるデータの授受を制御し、前記複数のディスク
ドライブの内少なくとも1つに対して、前記データを配
置し記憶させ、前記中央処理装置からの前記複数のディ
スクドライブに対するアクセス要求を前記データ配置に
合わせて処理する制御論理を含み、前記複数のディスク
ドライブのいずれかに発生した障害を認識し、それがど
のディスクドライブに発生した障害なのかを認識し、前
記データの授受を中断すること無しに当該ディスクドラ
イブ上に記憶されているデータを前記複数のディスクド
ライブの内の予備ディスクドライブへバックアップを行
う記憶制御装置であり、前記複数のディスクドライブの
内少なくとも1つを、予備ディスクドライブとして保持
し、バックアップ処理の際にどのディスクドライブに対
しても使用する共用の予備ディスクドライブとするか、
あるいはバックアップ処理の際に特定の1つ以上のディ
スクドライブに対してのみ使用する専用の予備ディスク
ドライブとするか、という属性を予め設定する手段と、
バックアップ処理を開始する際に、個々の前記予備ディ
スクドライブの属性の設定内容を参照して前記予備ディ
スクドライブの内の1つをバックアップ処理用に選択す
る選択手段を備えるようにしている。
【0008】また、前記選択手段は、障害の発生したデ
ィスクドライブに対して前記予備ディスクドライブの内
の1つを選択するにあたって、前記共用の予備ディスク
ドライブの内で未使用のものが1つ以上あり、かつ前記
障害の発生したディスクドライブのための専用の予備デ
ィスクドライブの内で未使用のものが1つ以上あると
き、前記共用の予備ディスクドライブの内で未使用のも
のの内の1つを選択するようにしている。
【0009】また、前記データを複数のセグメントに分
け、各セグメントを前記複数のディスクドライブの内、
異なるディスクドライブに格納してデータを配置し、前
記中央処理装置からの前記記憶装置に対するアクセス要
求を前記データ配置に合わせて処理する手段を更に備え
るようにしている。
【0010】また、前記データを複数のセグメントに分
け、更にそれらを元に冗長データを作成し、前記セグメ
ントと冗長データを前記複数のディスクドライブの内、
異なるディスクドライブに格納してデータを配置し、前
記中央処理装置からの前記記憶装置に対するアクセス要
求を前記データ配置に合わせて処理する手段を更に備え
るようにしている。
【0011】さらに、前記各セグメントと冗長データを
格納した複数のディスクドライブの内の1台のディスク
ドライブに障害が発生し、該障害が発生したディスクド
ライブに対するバックアップ処理をするとき、障害の発
生したディスクドライブ以外のディスクドライブに格納
されたデータを用いて、障害の発生したディスクドライ
ブ上に格納されていたデータの再構成をすることによ
り、バックアップ処理を行う手段を更に備えるようにし
ている。
【0012】さらに、前記バックアップ処理において、
障害が発生したディスクドライブの障害の程度により、
前記のデータの再構成に依るバックアップ処理を行う
か、単純に前記障害の発生したディスクドライブ上に格
納されているデータを複写することによるバックアップ
処理を行うかを切替える手段を更に備えることを特徴と
する記憶制御装置。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態であるディスクサブシステムを含む情報処理シ
ステムの構成の概略構成図である。中央処理装置10
と、記憶制御部30及び記憶装置部40を含む記憶制御
装置20とで構成されている。中央処理装置10と記憶
制御部30とは、情報伝送線60を介して結合され、記
憶制御部30と記憶装置部40とは情報伝送線70−1
及び情報伝送線70−2で結合されている。記憶装置部
40では、ディスクドライブ41−1〜41−8が情報
伝送線70−1で記憶制御部30内の制御部31に接続
され、ディスクドライブ41−9〜41−16が情報伝
送線70−2で記憶制御部30内の制御部31に接続さ
れている。記憶制御部30は、中央処理装置10と記憶
装置部40との間におけるデータの授受を制御する制御
部31と、サービスプロセッサ36と、共有メモリ32
で構成される。
【0014】共有メモリ32は、制御部31及びサービ
スプロセッサ36によって参照され、予備ディスクドラ
イブ管理情報テーブル34と、記憶装置部40内のディ
スクドライブ41−1〜41−16へのデータの配置を
一意に特定するためのデータ配置情報テーブル33と、
障害統計情報テーブル35とを含む。障害統計情報テー
ブル35には、個々のディスクドライブ41−1〜41
−16の障害に関する統計情報を格納する。制御部31
は、予備ディスクドライブ選択手段102を含む。
【0015】サービスプロセッサ36は予備ディスクド
ライブ属性設定手段101を含む。サービスプロセッサ
36は、保守端末50を介して外部の図示しない操作者
すなわちユーザ又は保守員によって制御され、データ配
置情報テーブル33及び予備ディスクドライブ管理情報
テーブル34に必要な情報の設定を行う。すなわち、デ
ータ配置情報テーブル33に対しては、個々の冗長群及
び非冗長群の構成の設定、すなわち、ディスクドライブ
41−1〜41−16の内どれをどの冗長群及び非冗長
群の何番目の構成ディスクドライブに指定するかの設定
と、配置法、例えば、データ用ドライブ6台とパリティ
用ディスクドライブ1台から成るRAID5とするか、
データ用ドライブ1台とパリティ用ディスクドライブ1
台のRAID1とするか、あるいは1台で独立したディ
スクドライブ群となるRAID0とするか、等の配置法
の種別についての設定と、各冗長群及び非冗長群に対
し、それぞれ幾つの論理デバイスをどのような順番で割
り付けるかの設定と、を行う。予備ディスクドライブ管
理情報テーブル34に対しては、同じく操作者により保
守端末を介して予備ディスクドライブ属性設定手段10
1を用いて、ディスクドライブ41−1〜41−16の
どれを予備ディスクドライブに設定するか、また、個々
の予備ディスクドライブを、どの冗長群または非冗長群
に対しても使用する共用の予備ディスクドライブとする
か、あるいは特定の冗長群または非冗長群に対してのみ
使用する専用の予備ディスクドライブとするか、それぞ
れどの冗長群または非冗長群に対して専用に設定する
か、の設定を行う。
【0016】中央処理装置10から論理デバイスへの読
み出し又は書き込み要求があるとき、そのデバイスアク
セスアドレスと、記憶装置部40内の個々のディスクド
ライブ41−1〜41−16及びそのディスクドライブ
内での記憶領域との対応を、制御部31がデータ配置情
報テーブル33と、必要ならば予備ディスクドライブ管
理情報テーブル34と、を用いて算出し、制御部31が
各ディスクドライブを制御する。予備ディスクドライブ
管理情報テーブル34を参照するのは、バックアップ処
理中及び処理後は本来のディスクドライブではなく、バ
ックアップ先ディスクドライブをアクセスする必要が生
じ得るからである。
【0017】操作者は、前述の論理デバイスの割当て
と、予備ディスクドライブ割当てとを組み合わせて、特
定の少なくとも1つ以上の論理デバイスを含むディスク
ドライブ群に予備ディスクドライブを専用に割当て、更
に中央処理装置から当該の論理デバイスに対し、相対的
に重要なデータを配置することにより、当該データに対
し、予備ディスクドライブを優先的に割当てることが可
能となる。
【0018】各ディスクドライブ41−1〜41−16
への制御時におけるエラーの発生及び障害の報告は、制
御部31によって選別・整理されて、共有メモリ32内
の障害統計情報テーブル35に格納・更新される。更新
時、統計情報から制御部31がバックアップ処理が必要
であると判断した場合に、予備ディスクドライブ選択手
段102を用いて自動的に予備ディスクドライブの内1
つを選択し、それをバックアップ先ディスクドライブに
して、障害の発生したディスクドライブ上のデータのバ
ックアップ処理を自動的に開始する。
【0019】バックアップの方法としては、単純な複写
による方法か、あるいは冗長性を用いて障害ディスクド
ライブ上のデータを再構成してバックアップ先ディスク
ドライブに書き込む方法か、のいずれかである。このバ
ックアップ処理の開始の判断において、特定種類の障害
の累計が閾値を越えたと判断された場合には、データの
喪失に至る前に、予防的に冗長性を用いない方法によ
り、すなわち単純な複写による方法により、予備ディス
クドライブへのバックアップを行ってもよい。この方法
は、その時点で当該のディスクドライブ群に冗長性があ
る場合及び冗長性が無い場合のいずれにおいても、デー
タの保全性を維持するのに有効な方法である。また、バ
ックアップ処理の開始の判断において、特定種類の障害
の累計が別の閾値を越えたと判断された場合には、その
時点で当該のディスクドライブ群に冗長性がある場合に
おいて、冗長性を用いて当該障害発生ディスクドライブ
上のデータを再構成することにより、予備ディスクドラ
イブへのバックアップを行ってもよい。
【0020】予備ディスクドライブの選択において、障
害の発生したディスクドライブ群にとって、専用の予備
ディスクドライブと、共用の予備ディスクドライブの両
方に未使用の予備ディスクドライブがある場合は、共用
または専用の予備ディスクドライブの内からいずれか1
つをバックアップ先ディスクドライブとして選択しても
よく、また、優先して共用の予備ディスクドライブの内
から1つをバックアップ先ディスクドライブに選択し、
共用の予備ディスクドライブで未使用のものが1つも無
くなった状態のときにのみ、専用の予備ディスクドライ
ブのうちの1つをバックアップ先ディスクに選択するよ
うにしてもよい。
【0021】図2は、本発明の一実施の形態であるディ
スクサブシステムを含む情報処理システムのハード構成
図である。図1の原理説明図における制御部は、図2に
おいて、ホストアダプタ231−1〜231−2、ディ
スクアダプタ233−1〜233−4、キャッシュメモ
リ232−1〜232−2、データ転送バス237−1
〜237−2、記憶制御部内通信バス236、とを含む
部位に該当する。記憶装置部内のディスクドライブ24
2−1〜242−64はSCSIディスクドライブであ
る。各ディスクアダプタ233−1〜233−4はディ
スクドライブボックス241−1〜241−2の内、特
定のディスクドライブボックスしか制御しないが、個々
のディスクドライブと制御部内のディスクアダプタ23
3−1〜233−4とを結ぶ情報伝送線270−1〜2
70−16は必ず2系統有り、耐障害性を高めていると
ともに、記憶制御部230に対し、応答性を高めてい
る。中央処理装置210からのデータの書き込み要求に
対し、2つのキャッシュメモリ232−1〜232−2
に2重化してバッファリングし、中央処理装置210か
らのデータ形式である可変長形式から、SCSIディス
クドライブ用の固定長形式に変換して、ディスクドライ
ブに書き込む。よって、データは必ずキャッシュを介し
てアクセスされるため、データキャッシュメモリを不揮
発化(96時間)し、また前述のようにデータを2重化
することにより、書き込み要求データの喪失を防止す
る。中央処理装置210との間のデータの転送は、複数
の情報伝送線260−1〜260−8が用意されてい
て、耐障害性を高めるとともに、応答性能を高めてい
る。共有メモリ234−1〜234−2は2重化されて
おり、データ配置情報メモリなどが失われることを防止
する。データ転送バス237−1〜237−2は2重化
されており、耐障害性と応答性能を高めている。ホスト
アダプタ231−1〜231−2、ディスクアダプタ2
33−1〜233−4、はそれぞれが並列に動作可能で
あり、応答性能を高めている。このように、中央処理装
置210とディスクドライブ242−1〜242−64
との間でのデータの制御において、情報伝送線260−
1〜260−8、ホストアダプタ231−1〜231−
2、ディスクアダプタ233−1〜233−4、データ
転送バス237−1〜237−2、キャッシュメモリ2
32−1〜232−2、情報伝送線270−1〜270
−16、が全て冗長化されている。
【0022】図4は、記憶制御装置220の概観図を示
す。幅約1.3m、奥行き約0.8m、高さ約1.8m
の大きさである。装置には2系統の電源入力部があり、
装置外での電源障害に対する耐性を高めている。記憶装
置部230側のディスクドライブ電源供給単位部420
−1〜420−8の内、前面の一番下にあるディスクド
ライブ電源供給単位部420−1について、更に詳しく
図5に示してある。これは最大8つのディスクドライブ
242−1〜242−8を含み、また、入力電源を直流
に変換して、各部に電源を供給する2つの直流電源供給
部421−1〜421−2はそれぞれ冗長構成であっ
て、どちらか一方が動作すれば、ディスクドライブ24
2−1〜242−8は稼働可能である。ディスクドライ
ブ電源供給単位部420−1〜420−4で図2のディ
スクドライブボックス241−1を構成し、ディスクド
ライブ電源供給単位部420−5〜420−8でディス
クドライブボックス241−2を構成する。
【0023】図6及び図7には、記憶制御部220の前
面から見た様子と後面から見た様子を示している。図7
において、論理部ボックスにはホストアダプタ231−
1〜231−2、ディスクアダプタ233−1〜233
−4、キャッシュメモリ232−1〜232−2、共有
メモリ234−1〜234−2を実装する。直流電源集
約ボックス322及び複数の直流電源供給部323−1
〜323−6はやはり2系統の冗長構成となっており、
それぞれに対し、ブレーカボックス321−1〜321
−2を備えている。以上の2重化、及び多重化されてい
る部位のうち、共有メモリ234−1〜234−2、キ
ャッシュメモリ232−1〜232−2、ホストアダプ
タ231−1〜231−2、ディスクアダプタ233−
1〜233−4、ディスクドライブ242−1〜242
−64、直流電源供給部323−1〜323−6及び4
21−1〜421−16、及び直流電源集約ボックス3
22内の個々の直流電源供給部は、活線挿抜にて増減設
及び交換が可能となっており、中央処理装置との間のデ
ータの授受を続けながら、障害発生時の保守に加えて、
定期保守、ハード構成の増減設が可能である。
【0024】次に、幾つかの例を示して、図1の原理説
明図において、中央処理装置10からのアクセス要求の
処理及びバックアップ処理時の予備ディスクドライブの
選択を説明する。図8は、記憶装置部40内の個々のデ
ィスクドライブの論理的な設定の一例を示す。ディスク
ドライブ41−1〜41−16が、操作者による初期設
定によって、予備ディスクドライブ4個(ディスクドラ
イブ41−13〜41−16)が設定され、残りのディ
スクドライブ41−1〜41−12は、それぞれディス
クドライブ41−1〜41−3、41−4〜41−6、
41−7〜41−9、41−10〜41−12から成る
ディスクドライブ群90−1〜90−4に論理的に分け
られている。この例では、実装可能なディスクドライブ
全て実装し、それら全てを予備ディスクドライブ又はデ
ータ及び冗長データを格納するディスクドライブとして
設定している。それぞれのディスクドライブ群ではデー
タと冗長データが容量においてそれぞれディスクドライ
ブ2台分と1台分を占める、ディスクドライブ3台から
構成されるRAID5の冗長ディスクドライブ群に設定
されている。予備ディスクドライブの内、ディスクドラ
イブ41−13はディスクドライブ群90−1専用に、
ディスクドライブ41−14はディスクドライブ群90
−2専用に設定されている。また、ディスクドライブ4
1−15とディスクドライブ41−16は共用の予備デ
ィスクドライブとして設定されている。
【0025】図8のような構成においては、ディスクド
ライブ群90−1及び90−2は、予備ディスクドライ
ブの割当ての観点において、少なくとも1回、最大で3
回までのバックアップ処理を行うことが可能である。す
なわち、1台の予備ディスクドライブは1度使用されれ
ばそれ以上の使用はできない(但し、障害の発生したデ
ィスクドライブの障害回復が行われ、予備ディスクドラ
イブに格納されているデータが障害回復されたディスク
ドライブに逆複写された場合には、その予備ディスクド
ライブを再び使用することはできる)。そのため、共用
の予備ディスクドライブを最大2回使用でき、専用の予
備ディスクドライブを1回使用できるため、都合、最大
で3回までのバックアップ処理を行うことが可能であ
り、2台の共用の予備ディスクドライブが他のディスク
ドライブ群で使用されてる場合には、少なくとも1回の
バックアップ処理を行うことが可能である。一方、ディ
スクドライブ群90−3及び90−4は、専用の予備デ
ィスクドライブが設定されていないため、最大で2回ま
での共用の予備ディスクドライブによるバックアップ処
理が可能だが、別のバックアップ処理が事前に始まって
いる時には、一回も行うことが出来ないことがあり得
る。
【0026】図8のような設定における、ある時点での
論理的な状態を図9に示す。図12の表1は、この時の
予備ディスクドライブ管理情報テーブル34上の内容の
一部を示す。表1においての各項目は、以下のような意
味である。予備ディスクドライブ位置番号は、予備ディ
スクドライブの記憶装置部40内における各ディスクド
ライブの配置位置を示す番号である。専用属性フラグ
は、それがONの時において、バックアップ処理の際に
特定ディスクドライブ群に対して専用に使用する属性に
設定していることを表している。使用状態は、単純バッ
クアップ中か、バックアップ済か、冗長性を用いたバッ
クアップ中か、逆複写中か、未使用か、を表わす。対応
ディスクドライブ群通番は、専用属性フラグがONの時
にはそのディスクドライブ群通番の指し示すディスクド
ライブ群に対して専用に使用するよう設定されているこ
と表し、専用属性フラグがOFFかつ使用状態が未使用
状態以外の時には、それがどのディスクドライブ群通番
の指し示すディスクドライブ群に対して使用しているか
を表す。01はディスクドライブ群90−1に、02は
ディスクドライブ群90−2に、03はディスクドライ
ブ群90−3に対応する。処理対象ディスクドライブの
相対位置は、バックアップ処理対象ディスクドライブ
の、そのディスクドライブ群内における相対位置を表
す。例えば、表1の最上欄の2はディスクドライブ群9
0−1のディスクドライブ41−2に対応する。
【0027】図3は、予備ディスクドライブ管理情報テ
ーブル34を参照して、予備ディスクドライブ選択手段
102が予備ディスクドライブを選択するときのフロー
チャートを示している。図9において、×印の付いてい
るディスクドライブにはバックアップ処理が必要な障害
が発生していることを示し、矢印はそのバックアップ先
ディスクドライブを指し示している。×印の付いている
ディスクドライブの内、ディスクドライブ41−12が
最も最近においてバックアップ処理必要と判断された、
障害のあるディスクドライブであるとする。このとき、
共用の予備ディスクドライブに未使用のものが1つも無
いために、ディスクドライブ41−12のバックアップ
処理は行わない。すなわち、図3のフローチャートにお
いて、ステップ1001「バックアップ処理要求発
生」、ステップ1002「専用でない予備ディスクドラ
イブの内未使用のものがある」に対しNO、ステップ1
004「当該ディスクドライブ群に専用の予備ディスク
ドライブが設定されている」に対しNO、ステップ10
07「バックアップ処理不可時処理へ」の流れとなる。
よって、以後ディスクドライブ41−12へのアクセス
は、ディスクドライブ群の冗長性を用いて行われる。ま
た、以後ディスクドライブのいずれかにおいて、バック
アップ処理が必要な障害が発生した際には、最後の未使
用予備ディスクであるディスクドライブ41−14が専
用予備ディスクドライブとして設定されている、ディス
クドライブ群90−2を構成するディスクドライブ41
−4〜41−6のいずれかについてでなければ、バック
アップ処理は行われない。このバックアップ処理が動作
するときは、図3のフローチャートにおいて、ステップ
1001「バックアップ処理要求発生」、ステップ10
02「専用でない予備ディスクドライブの内未使用のも
のがある」に対しNO、ステップ1004「当該ディス
クドライブ群に専用の予備ディスクドライブが設定され
ている」に対してYES、ステップ1005「専用の予
備ディスクドライブの内未使用のものがある」に対しY
ES、ステップ1006「専用の予備ディスクドライブ
で、かつ未使用のものから1つをバックアップ処理用に
指定」、ステップ1008「バックアップ処理開始へ」
の流れとなる。ただし、保守員により予備ディスクドラ
イブの増設が行われた場合や、バックアップ処理を終え
た障害ディスクの交換又は修理が行われてバックアップ
先ディスクドライブの内容を逆複写する処理が行われた
場合は、いずれのディスクドライブ群も再びバックアッ
プ処理が可能となり得る。
【0028】図10は、記憶装置部40内の個々のディ
スクドライブの論理的な設定の別の一例を示す。ディス
クドライブ41−1〜41−16が、操作者による初期
設定によって、予備ディスクドライブ4個(ディスクド
ライブ41−13〜41−16)が設定され、残りのデ
ィスクドライブ41−1〜41−12の内、ディスクド
ライブ41−1〜41−10は、それぞれディスクドラ
イブ41−1〜41−3、41−4〜41−6、41−
7〜41−8、41−9、41−10から成るディスク
ドライブ群90−5〜90−9に論理的に分けられてい
る。この例では、実装可能なディスクドライブ数の上限
より2台少く実装され、実装分については全てを予備デ
ィスクドライブ又はデータ及び冗長データを格納するデ
ィスクドライブとして設定している。ディスクドライブ
群90−5、90−6ではデータと冗長データが容量に
おいてそれぞれディスクドライブ2台分と1台分を占め
る、ディスクドライブ3台から構成されるRAID5の
冗長ディスクドライブ群に設定されている。ディスクド
ライブ群90−7ではデータと冗長データが容量におい
てそれぞれディスクドライブ1台分ずつを占める、ディ
スクドライブ2台から構成されるRAID1の冗長ディ
スクドライブ群に設定されている。ディスクドライブ群
90−8、90−9は、それぞれ1台のディスクドライ
ブのみ独立したディスクドライブ群を構成する、RAI
D0の非冗長ディスクドライブ群に設定されている。予
備ディスクドライブの内、ディスクドライブ41−13
はディスクドライブ群90−5専用に、ディスクドライ
ブ41−14はディスクドライブ群90−6専用に設定
されており、ディスクドライブ41−15、ディスクド
ライブ41−16は共用の予備ディスクドライブとして
設定されている。
【0029】図10のような構成においては、ディスク
ドライブ群90−5及び90−6は、予備ディスクドラ
イブの割当ての観点において、少なくとも1回、最大で
3回までのバックアップ処理を行うことが可能であり、
一方、ディスクドライブ群90−7及び90−8、90
−9は、最大で2回までのバックアップ処理が可能だ
が、別のバックアップ処理が事前に始まっている時に
は、一回も行うことが出来ないことがあり得る。
【0030】図10のような設定における、ある時点で
の論理的な状態を図11に示す。図12の表2は、この
時の予備ディスクドライブ管理情報テーブル34上の内
容の一部を示す。表2において、対応ディスクドライブ
群通番の01はディスクドライブ群90−5に、02は
90−6に、04は90−8に対応する。
【0031】図11において、×印の付いているディス
クドライブにはバックアップ処理が必要な障害が発生し
ていることを示し、矢印はそのバックアップ先ディスク
ドライブを指し示している。×印の付いているディスク
ドライブの内、ディスクドライブ41−10が最も最近
においてバックアップ処理必要と判断された、障害のあ
るディスクドライブであるとする。このとき、共用の予
備ディスクドライブに未使用のものが1つも無いため
に、ディスクドライブ41−10のバックアップ処理は
行わない。すなわち、図3のフローチャートにおいて、
ステップ1001「バックアップ処理要求発生」、ステ
ップ1002「専用でない予備ディスクドライブの内未
使用のものがある」に対しNO、ステップ1004「当
該ディスクドライブ群に専用の予備ディスクドライブが
設定されている」に対してNO、ステップ1007「バ
ックアップ処理不可時処理へ」の流れとなる。
【0032】ディスクドライブ41−10は非冗長なデ
ィスクドライブ群90−9に属しているので、バックア
ップ処理を必要とする判断が、予防的なバックアップを
目的としているなら、以後ディスクドライブ41−10
へのアクセスは、一部のデータが喪失する可能性が高い
状態のままで行われる。また、以後ディスクドライブの
いずれかにおいて、バックアップ処理が必要な障害が発
生した際には、最後の未使用予備ディスクであるディス
クドライブ41−13が専用予備ディスクドライブとし
て設定されている、ディスクドライブ群90−5を構成
するディスクドライブ41−1〜41−3、41−15
のいずれかについてでなければ、バックアップ処理は行
われない。すなわち、41−3に対するバックアップ処
理が正常に終了しているならば、41−1、41−2、
41−15がディスクドライブ群90−5を構成してお
り、一方、正常に終了する前ならば、41−1、41−
2、41−3がディスクドライブ群90−5を構成して
いるので、41−13を用いたバックアップ処理は、前
者において、41−1、41−2、41−15について
可能であり、後者において、41−1、41−2、41
−3について可能である。このように、ディスクドライ
ブ41−3についてディスクドライブ41−15へのバ
ックアップ処理が終了しているならば、ディスクドライ
ブ41−15において障害が発生したときにも、ディス
クドライブ41−15についてのバックアップ処理が可
能である。
【0033】ディスクドライブ群90−5についてのバ
ックアップ処理が動作するときは、図3のフローチャー
トにおいて、ステップ1001「バックアップ処理要求
発生」、ステップ1002「専用でない予備ディスクド
ライブの内未使用のものがある」に対しNO、ステップ
1004「当該ディスクドライブ群に専用の予備ディス
クドライブが設定されている」に対してYES、ステッ
プ1005「専用の予備ディスクドライブの内未使用の
ものがある」に対しYES、ステップ1006「専用の
予備ディスクドライブで、かつ未使用のものから1つを
バックアップ処理用に指定」、ステップ1008「バッ
クアップ処理開始へ」の流れとなる。ただし、保守員に
より予備ディスクドライブの増設が行われた場合や、バ
ックアップ処理を終えた障害ディスクの交換又は修理が
行われてバックアップ先ディスクドライブの内容を逆複
写する処理が行われた場合は、いずれのディスクドライ
ブ群も再びバックアップ処理が可能となり得る。
【0034】以上の2つの構成例の後者において、非冗
長なディスクドライブ群の例として単一のディスクドラ
イブのみで構成されているものについて説明したが、こ
れは複数のディスクドライブから成る非冗長群、例えば
パリティデータを持たないRAID5などでもよい。
【0035】このように、本実施の形態によれば、未使
用予備ディスクドライブが全体として数に余裕があるう
ちは全てのディスクドライブ群に対し等しくバックアッ
プ処理を行い、一方、全体として数に余裕が無くなって
きた時は、予め専用の予備ディスクドライブが設定され
ていたディスクドライブ群に対し優先的にバックアップ
処理を行う。すなわち、未使用予備ディスクドライブが
全体として数に余裕があるうちは与えられた複数の予備
ディスクドライブを効率良く使用することが出来、一
方、全体として数に余裕が無くなってきた時は、相対的
に重要度の高いデータが格納されていると予め操作者が
判断して予備ディスクドライブを専用に設定しておいた
ディスクドライブ群に対して、優先的に予備ディスクド
ライブをバックアップディスク用に使用しそのディスク
ドライブ群上のデータ保全性を高める。これらにより、
要求されている信頼性を確保するために要するコストを
最小化している。
【0036】以上、本発明を実施の形態に基づき具体的
に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の記憶制御装置によれば、ディス
クドライブの障害発生時に、中央処理装置とのデータの
授受を続行しながら自動的にバックアップ処理を開始す
る装置において、相対的に重要度の高いデータの格納さ
れたディスクドライブに対し、ユーザ及び保守員等の設
定操作により予備ディスクドライブを優先的に使用する
ことを可能としながら、与えられた予備ディスクドライ
ブを効率良く使用することにより必要な信頼性を確保す
るために要するコストを最小化するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である記憶制御装置を含
む情報処理システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態である記憶制御装置を含
む情報処理システムのハード構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態である記憶制御装置にお
いて、バックアップ処理が必要になった際の処理を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態である記憶制御装置の概
観図である。
【図5】本発明の一実施の形態である記憶制御装置のデ
ィスクドライブ電源供給単位部の概観図である。
【図6】本発明の一実施の形態である記憶制御装置を構
成する記憶制御部の前面よりの概観図である。
【図7】本発明の一実施の形態である記憶制御装置を構
成する記憶制御部の後面よりの概観図である。
【図8】本発明の一実施の形態である記憶制御装置が制
御する記憶装置内の個々のディスクドライブに関する論
理的な設定の一例を示す図である。
【図9】図8の論理的な設定において、バックアップ処
理が行われている、ある特定時点での論理的な状態を示
す図である。
【図10】本発明の一実施の形態である記憶制御装置が
制御する記憶装置内の個々のディスクドライブに関する
論理的な設定の別の一例を示す図である。
【図11】図10の論理的な設定において、バックアッ
プ処理が行われている、ある特定時点での論理的な状態
を示す図である。
【図12】図9と図11の状態における、予備ディスク
ドライブ管理情報の一例を夫々表として示す図である。
【符号の説明】
10 中央処理装置 20 記憶制御装置 30 記憶制御部 31 制御部 32 共有メモリ 33 データ配置情報テーブル 34 予備ディスクドライブ管理情報テーブル 35 障害統計情報テーブル 36 サービスプロセッサ 40 記憶装置部 41−1〜41−16 ディスクドライブ 50 保守端末 60 情報伝送線 70−1〜70−2 情報伝送線 90−1〜90−9 ディスクドライブ群 101 予備ディスクドライブ属性設定手段 102 予備ディスクドライブ選択手段 210 中央処理装置 220 記憶制御装置 230 記憶制御部 231−1〜231−2 ホストアダプタ 232−1〜232−2 キャッシュメモリ 233−1〜233−4 ディスクアダプタ 234−1〜234−2 共有メモリ 235 サービスプロセッサ 236 制御部内通信バス 237−1〜237−2 データ転送バス 240 記憶装置部 241−1〜241−2 ディスクドライブボックス 242−1〜242−64 ディスクドライブ 250 保守端末 260−1〜260−8 情報伝送線 270−1〜270−16 情報伝送線 310 可動架 321−1〜321−2 ブレーカボックス 322 直流電源集約ボックス 323−1〜323−6 直流電源供給部 324 増設用キャッシュボックス 325 論理部ボックス 410−1〜410−2 電源入力部 420−1〜420−8 ディスクドライブ電源供給単
位部 421−1〜421−16 直流電源供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 幹夫 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (72)発明者 尾形 幹人 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平7−98635(JP,A) 特開 平6−175788(JP,A) 特開 平8−234929(JP,A) 特表 平5−504431(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の独立なディスクドライブを制御
    し、中央処理装置と、前記複数のディスクドライブとの
    間におけるデータの授受を制御し、前記複数のディスク
    ドライブの内少なくとも1つに対して、前記データを配
    置し記憶させ、前記中央処理装置からの前記複数のディ
    スクドライブに対するアクセス要求を前記データ配置に
    合わせて処理する制御論理を含み、前記複数のディスク
    ドライブのいずれかに発生した障害を認識し、それがど
    のディスクドライブに発生した障害なのかを認識し、前
    記データの授受を中断すること無しに当該ディスクドラ
    イブ上に記憶されているデータを前記複数のディスクド
    ライブの内の予備ディスクドライブへバックアップを行
    う記憶制御装置であって、 前記複数のディスクドライブの内少なくとも1つを、予
    備ディスクドライブとして保持し、バックアップ処理の
    際にどのディスクドライブに対しても使用する共用の予
    備ディスクドライブとするか、あるいはバックアップ処
    理の際に特定の1つ以上のディスクドライブに対しての
    み使用する専用の予備ディスクドライブとするか、とい
    う属性を予め設定する手段と、 バックアップ処理を開始する際に、個々の前記予備ディ
    スクドライブの属性の設定内容を参照して前記予備ディ
    スクドライブの内の1つをバックアップ処理用に選択す
    る選択手段を備えることを特徴とする記憶制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶制御装置において、 前記選択手段は、障害の発生したディスクドライブに対
    して前記予備ディスクドライブの内の1つを選択するに
    あたって、前記共用の予備ディスクドライブの内で未使
    用のものが1つ以上あり、かつ前記障害の発生したディ
    スクドライブのための専用の予備ディスクドライブの内
    で未使用のものが1つ以上あるとき、前記共用の予備デ
    ィスクドライブの内で未使用のものの内の1つを選択す
    ることを特徴とする記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の記憶制御
    装置において、 前記データを複数のセグメントに分け、各セグメントを
    前記複数のディスクドライブの内、異なるディスクドラ
    イブに格納してデータを配置し、前記中央処理装置から
    の前記記憶装置に対するアクセス要求を前記データ配置
    に合わせて処理する手段を更に備えることを特徴とする
    記憶制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の記憶制御
    装置において、 前記データを複数のセグメントに分け、更にそれらを元
    に冗長データを作成し、前記セグメントと冗長データを
    前記複数のディスクドライブの内、異なるディスクドラ
    イブに格納してデータを配置し、前記中央処理装置から
    の前記記憶装置に対するアクセス要求を前記データ配置
    に合わせて処理する手段を更に備えることを特徴とする
    記憶制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の記憶制御装置において、 前記各セグメントと冗長データを格納した複数のディス
    クドライブの内の1台のディスクドライブに障害が発生
    し、該障害が発生したディスクドライブに対するバック
    アップ処理をするとき、障害の発生したディスクドライ
    ブ以外のディスクドライブに格納されたデータを用い
    て、障害の発生したディスクドライブ上に格納されてい
    たデータの再構成をすることにより、バックアップ処理
    を行う手段を更に備えることを特徴とする記憶制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記憶制御装置において、 前記バックアップ処理において、障害が発生したディス
    クドライブの障害の程度により、前記のデータの再構成
    に依るバックアップ処理を行うか、単純に前記障害の発
    生したディスクドライブ上に格納されているデータを複
    写することによるバックアップ処理を行うかを切替える
    手段を更に備えることを特徴とする記憶制御装置。
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