JP3213561B2 - 画像符号化装置及び画像復号装置 - Google Patents

画像符号化装置及び画像復号装置

Info

Publication number
JP3213561B2
JP3213561B2 JP2230897A JP2230897A JP3213561B2 JP 3213561 B2 JP3213561 B2 JP 3213561B2 JP 2230897 A JP2230897 A JP 2230897A JP 2230897 A JP2230897 A JP 2230897A JP 3213561 B2 JP3213561 B2 JP 3213561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subband
image
sub
coefficient
symbol information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2230897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10224788A (ja
Inventor
友子 青野
裕之 堅田
典男 伊藤
寛 草尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2230897A priority Critical patent/JP3213561B2/ja
Priority to DE1998623011 priority patent/DE69823011T2/de
Priority to ES98901034T priority patent/ES2219867T3/es
Priority to US09/355,839 priority patent/US6529636B1/en
Priority to PCT/JP1998/000359 priority patent/WO1998035502A1/ja
Priority to EP98901034A priority patent/EP0961494B1/en
Publication of JPH10224788A publication Critical patent/JPH10224788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213561B2 publication Critical patent/JP3213561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets
    • H04N19/64Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets characterised by ordering of coefficients or of bits for transmission
    • H04N19/645Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets characterised by ordering of coefficients or of bits for transmission by grouping of coefficients into blocks after the transform
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets
    • H04N19/64Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets characterised by ordering of coefficients or of bits for transmission
    • H04N19/647Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets characterised by ordering of coefficients or of bits for transmission using significance based coding, e.g. Embedded Zerotrees of Wavelets [EZW] or Set Partitioning in Hierarchical Trees [SPIHT]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/13Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル画像処理
の分野に属し、画像データを高能率に符号化する画像符
号化装置及びこの画像符号化装置で作成された符号化デ
ータを復号する画像復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像の高能率符号化及び復号方式
としてサブバンド符号化方式が提案されている。サブバ
ンド符号化方式では、帯域分割フィルタバンクによって
入力画像の分析を行い、図16に示すような帯域分割を
する方式が符号化効率の高い方式として一般に知られて
いる。このような方式は、例えば「藤井、能村 “Wa
velet変換について”、電子情報通信学会技術報告
IE92−11(1992)」に記載されている。
【0003】図16は入力信号に対し、3回の2次元サ
ブバンド分割を行って得たサブバンド画像である。1回
目の分割による水平方向高域かつ垂直方向低域をHL
1、水平方向低域かつ垂直方向高域をLH1、水平方向
高域かつ垂直方向高域をHH1としている。また水平方
向低域かつ垂直方向低域に対しては、2回目の2次元サ
ブバンド分割を行って前述と同様に帯域HL2、LH
2、HH2を得る。
【0004】2回目の分割による水平方向低域かつ垂直
方向低域に対しては、3回目の2次元サブバンド分割を
行って前述と同様に帯域HL3、LH3、HH3を得、
この時の水平方向低域かつ垂直方向低域はLL3とす
る。なお、帯域分割用のフィルタバンクとしては、ウェ
ーブレット変換用フィルタバンク、サブバンド分割合成
フィルタバンクなどを用いることができる。このように
サブバンド分割された画像は階層構造をもっている。
【0005】最近サブバンド画像に適応する最も符号化
効率の高い方式として、先に述べたような階層構造を利
用したZTE(ZeroTree Entropy c
oding:ゼロツリー符号化)方式が提案されている
(ISO/IEC JTC/SC29/WG11/MP
EG95/N0441、ISO/IEC JTC1/S
C29/WG11/MPEG96/M0637、ISO
/IEC JTC1/SC29/WG11/MPEG9
6/M1539)。
【0006】ZTE方式について以下に述べる。ZTE
方式では、まずサブバンド分割された画像から、図17
のように矢印でつながった空間上で同じ位置に対応する
サブバンド係数(以下、係数と呼ぶ)を集めて図18の
ようなブロック構造を作成する。各ブロック内の係数
は、最高周波数のサブバンドを除いて、図17の矢印で
結ばれた係数間に相関があることが既に知られている。
【0007】図17の矢印で結ばれたような係数の関係
全体を“ツリー”と呼び、最低周波数サブバンド(LL
3)の1係数に対して1レベル高い周波数のサブバンド
(LH3、HL3、HH3)の各1係数が対応し(例え
ば図17のa0に対しa1、a2、a3が対応する)、
この各1係数に対してこれより1レベル高い周波数のサ
ブバンド(LH2、HL2、HH2)各4係数が対応し
(例えば図17のa1に対してa10、a11、a1
2、a13が対応する)、この各4係数に対してさらに
1レベル高い周波数のサブバンド(LH1、HL1、H
H1)各16係数が対応する。係数a0に対するツリー
を図19に示す。図19の“〇”と“●”は各サブバン
ド中の係数を表す。このツリーは上にいくほど解像度の
粗いサブバンドの係数、下にいくほど解像度の高いサブ
バンドの係数から構成される。
【0008】このようなツリー構造の中で、より粗い解
像度の係数を“親”、矢印で示された同じ空間位置にあ
る次に細かい解像度の係数を“子供”と呼ぶ。例えば図
19において、係数a1、a2、a3にとって係数a0
は親であり、係数a0にとって係数a1、a2、a3は
子供である。また係数a10、a11、a12、a13
にとって係数a1は親であり、係数a1にとって係数a
10、a11、a12、a13は子供である。
【0009】またある親に対して、矢印でつながる同じ
空間位置にあるより細かい解像度のすべての係数を“子
孫”と呼び、ある子供に対して、矢印でつながる同じ空
間位置にあるより粗い解像度のすべての係数を“祖先”
と呼ぶ。例えば図19において、係数a1にとって、点
線で囲まれた係数は子孫であり、係数a100にとっ
て、係数a10、a1、a0は祖先である。
【0010】次に係数はブロック単位で量子化され、量
子化係数が“0”か非“0”かを表すためにツリーの各
ノードに3種類のシンボルが割り当てられる。シンボル
の定義を以下に述べる。ツリー中のある係数が“0”で
その子孫の係数も全て“0”である係数のうち最も低周
波数の係数をゼロツリールート(ZTR)と呼ぶ。この
時、この係数もこれより解像度の高い係数も全て“0”
なので、ツリー上でZTRが出現すれば、その子孫の係
数を符号化する必要ない。ツリー中のある係数が“0”
ではないが、その子孫の係数は全て“0”であるとき、
この係数をバリュードゼロツリー(VZTR)と呼ぶ。
子孫に“0”でない係数が1つでもあれば、この係数を
バリュー(Value)と呼ぶ。
【0011】図19に示したツリーでは“〇”は量子化
値が“0”の係数、“●”は非“0”の係数を示す。こ
の場合、符号化の必要な係数は図20のようになる。図
20ではa0は量子化値が“0”でないためシンボルV
alueを割り当て、量子化値を符号化する。a1はa
1及び子孫(a10〜a13、a100〜a103〜a
133)が全て“0”なので、ZTRを割り当て量子化
値の符号化は必要ない。a1の子孫については、a1が
ZTRであることから値が“0”であることがわかるた
め、これらに関する情報を全く符号化する必要はない。
【0012】a2は量子化値は“0”でないが、子孫が
全て“0”なので、シンボルVZTRを割り当て、a2
の量子化値のみ符号化する。またa2の子孫については
a1の子孫と同様、これらに関する情報を全く符号化す
る必要はない。a3は量子化値が“0”でなく、子孫も
“0”でない係数があるためシンボルValueを割り
当て、量子化値を符号化する。a30はVZTR、a3
1はZTR、a32、a33はValueとなる。最高
周波数の係数(a320〜a333)については、シン
ボルを割り当てずそれらの量子化値のみが符号化され
る。以上のようにこのブロックの符号化すべき情報はシ
ンボル情報として、 Value,ZTR,VZTR,Value,VZT
R,ZTR,Value,Value,Value,V
alue,Value,......,Value 係数情報として、 Q(a0),Q(a2),Q(a3),Q(a30),
Q(a32),Q(a33),Q(a320),Q(a
321),Q(a322),......,Q(a33
3) となる。ここでQ(a)は係数aの量子化値を示してい
る。また、図21に符号化データの内容を示す。
【0013】シンボルがVZTRやValueの時には
対応する係数の量子化値を符号化する必要があるが、一
般に高周波数サブバンドでは量子化値が“0”となる係
数が多いので、ZTRが多く発生し、係数値を符号化し
なくてよいので、符号化効率が向上する。
【0014】以上のように、ZTE方式においては、係
数の符号化の順番はサブバンドからサブバンドへ移行す
るのではなく、各ブロック毎に量子化を行い、各ブロッ
ク内のシンボル情報と係数の情報を完全に符号化してか
ら、次のブロックの符号化を始める。
【0015】図14にZTE方式を用いた画像符号化装
置を、図15にZTE方式を用いた画像復号装置を示
す。図14の1401は2次元分割フィルタによってサ
ブバンド分割するサブバンド分割部、1402は分割さ
れたサブバンド画像から図18に示すように、親子関係
をもつ係数を集めてブロックを作成するブロック作成
部、1403はブロック単位で係数を量子化する量子化
部、1404は量子化後の係数からブロック単位で図2
0に示すようなシンボルを決定するシンボル情報決定
部、1405は各シンボル情報を可変長符号化するシン
ボル情報符号化部、1406は1404で決定したシン
ボル情報がVZTRあるいはValueに対応する係数
のみを符号化する係数符号化部、1407は1ブロック
においてシンボル情報を先に、係数情報を後にして並べ
るデータ統合部である。図22はこの一連の動作を表す
フローチャートである。
【0016】図15の1501は符号化データを1ブロ
ック毎にシンボル情報と係数情報とに分離するデータ分
離部、1502はシンボル情報を可変長復号するシンボ
ル情報復号部、1503は復号されたシンボル情報をも
とにValue及びVZTRに対応する係数を復号する
係数復号部、1504は復号されたシンボル情報と係数
情報をもとに1ブロック分の全係数値を再生するブロッ
クデータ再生部、1505はブロック毎に量子化された
係数を逆量子化する逆量子化部、1506は全ブロック
の係数値を並び替えて逆ブロック化しサブバンド画像全
体を作成するサブバンド画像作成部、1507は2次元
合成フィルタによってサブバンド合成するサブバンド合
成部である。図23にこの一連の動作を表すフローチャ
ートを示す。
【0017】以上のような画像符号化装置及び画像復号
装置を使ってサブバンド係数を効率的にブロック単位で
符号化及び復号することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、ZTE方
式では親子関係をもつサブバンド係数を集めたブロック
を作成し符号化するため、ブロック単位の量子化が可能
であり、また高周波サブバンドの係数の大部分が“0”
であることを利用して符号化効率を上げることができる
反面、サブバンド符号化本来のもつ階層性(スケーラビ
リティ)を符号化データにもたせることができなくなっ
てしまった。
【0019】すなわち、1サブバンドの情報を符号化し
てから次のより解像度の高いサブバンドの情報を符号化
する従来のサブバンド符号化方式では、図24に示すよ
うに、符号化データの一部から解像度の異なる再生画像
を復号することができる。例えば符号化データの中から
LL3のみの情報を復号すれば、最も粗い解像度で画像
全体が再生できる。
【0020】また、符号化データの中からLL3、HL
3、LH3、HH3を復号すれば、LL3のみの場合よ
り細かい解像度で画像全体が再生できる。さらに全ての
符号化データを復号すれば、最も細かい解像度で画像全
体が再生できる。
【0021】ところがZTE方式では、ブロック単位の
量子化が可能であり、高周波サブバンドの係数の大部分
が“0”であることを利用して符号化効率を上げること
はできるが、ブロック単位で画像の左上から符号化する
ため符号化データの一部を復号すると、図25に示すよ
うに、再生された部分の解像度は高いけれども画像の一
部分のみしか再生することはできない。つまり、ZTE
方式はサブバンド画像が本来もつ階層性を失ってしまっ
たことになる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために (1)画像をサブバンドに分割し、第1のサブバンド画
像を生成するサブバンド分割部と、前記第1のサブバン
ド画像の各サブバンド間で親子関係にあるサブバンド係
数をまとめて複数個のブロックを構成し、ブロック化さ
れた第2のサブバンド画像を作成するブロック作成部
と、前記第2のサブバンド画像の各ブロックの前記サブ
バンド係数を量子化する量子化部と、前記第2のサブバ
ンド画像の量子化されたサブバンド係数が“0”か非
“0”かを示すシンボル情報を決定するシンボル情報決
定部と、前記第2のサブバンド画像のシンボル情報を前
記第1のサブバンド画像の周波数位置に合わせて再配置
するシンボル情報再配置部と、前記再配置したシンボル
情報を可変長符号化するシンボル情報符号化部と、前記
シンボル情報をもとにして前記量子化されたサブバン
ド係数を、前記第1のサブバンド画像の周波数位置に合
わせて再配置し、第3のサブバンド画像を作成する係数
再配置部と、前記再配置したサブバンド係数を可変長符
号化する係数符号化部と、前記符号化されたシンボル情
報及び前記符号化されたサブバンド係数を、解像度レベ
ルの順に並べる符号化データ統合部とを備え、符号化デ
ータに階層構造を持たせたことを特徴とする。
【0023】(2)量子化されたサブバンド係数が
“0”か非“0”かを示すシンボル情報及びサブバンド
係数が解像度レベルの順に並べられた符号化データを入
力し、前記シンボル情報とサブバンド係数と分離する
符号化データ分離部と、前記分離されたシンボル情報を
復号するシンボル情報復号部と、前記復号されたシンボ
ル情報をもとに前記分離された各サブバンド係数を復
号し、第3のサブバンド画像を再生する係数復号部と、
各サブバンド間で親子関係にある前記復号されたサブバ
ンド係数をまとめて複数個のブロックを作成し、ブロッ
ク化された第2のサブバンド画像を作成するブロック作
成部と、前記第2のサブバンド画像の前記復号されたサ
ブバンド係数を逆量子化する逆量子化部と、前記第2の
サブバンド画像の前記逆量子化されたサブバンド係数を
逆ブロック化して、前記第3のサブバンド係数の周波数
位置に合わせて再配置した第1のサブバンド画像を作成
するサブバンド画像作成部と、前記サブバンド画像を合
成し、復号画像を得るサブバンド合成部とを備え、階層
構造を持つ符号化データを復号することを特徴とする。
【0024】(3)前記符号化データ統合部は、同じ解
像度レベルのサブバンド毎に、始めに該サブバンド内の
シンボル情報、次に該サブバンド内のサブバンド係数の
順番にまとめて、低解像度レベルのサブバンドから高解
像度レベルのサブバンドの順に並べることを特徴と
る。
【0025】(4)前記符号化データ分離部は、低解像
度レベルのサブバンドから高解像度レベルのサブバンド
の順に並べられた符号化データから、同じ解像度レベル
のサブバンド毎に、始めに該サブバンド内のシンボル情
報、次に該サブバンド内のサブバンド係数の順番で各々
を分離することを特徴とする。
【0026】(5)前記符号化データ統合部は、同じ解
像度レベルのサブバンド毎に、1つのシンボル情報とそ
れに対応するサブバンド係数とをセットとしてまとめ
て、低解像度レベルのサブバンドから高解像度レベルの
サブバンドの順に並べることを特徴とする。
【0027】(6)前記符号化データ分離部は、低解像
度レベルのサブバンドから高解像度レベルのサブバンド
の順に並べられた符号化データから、各シンボル毎に1
つのシンボル情報とそれに対応するサブバンド係数との
各々を分離することを特徴とする。
【0028】(7)画像をサブバンドに分割し、第1の
サブバンド画像を生成するサブバンド分割部と、前記第
1のサブバンド画像の各サブバンド間で親子関係にある
サブバンド係数をまとめて複数個のブロックを構成し、
ブロック化された第2のサブバンド画像を作成するブロ
ック作成部と、前記第2のサブバンド画像の各ブロック
の前記サブバンド係数を量子化する量子化部と、前記第
2のサブバンド画像の量子化されたサブバンド係数が
“0”か非“0”かを示すシンボル情報を決定するシン
ボル情報決定部と、前記第2のサブバンド画像のシンボ
ル情報を前記第1のサブバンド画像の周波数位置に合わ
せて再配置するシンボル情報再配置部と、前記シンボル
情報をもとにして前記量子化されたサブバンド係数
を、前記第1のサブバンド画像の周波数位置に合わせて
再配置し、第3のサブバンド画像を作成する係数再配置
部と、前記シンボル情報と該シンボル情報に対応するサ
ブバンド係数のセットを、解像度レベルの順に並べて
作成するセット作成部と、前記シンボル情報とサブバン
ド係数のセットを可変長符号化するセット符号化部と
を備え、符号化データに階層構造を持たせたことを特徴
する。
【0029】(8)量子化されたサブバンド係数が
“0”か非“0”かを示すシンボル情報とサブバンド係
数とのセットが解像度レベルの順に並べられた符号化デ
ータを入力し、前記シンボル情報とサブバンド係数
セットを復号するセット復号部と、前記復号したセット
からシンボル情報とサブバンド係数と分離して、第3
のサブバンド画像を再生するセット分離部と、各サブバ
ンド間で親子関係にある前記復号されたサブバンド係数
をまとめて複数個のブロックを作成し、ブロック化され
た前記第2のサブバンド画像を作成するブロック作成部
と、前記第2のサブバンド画像の前記復号されたサブバ
ンド係数を逆量子化する逆量子化部と、前記第2のサブ
バンド画像の前記逆量子化されたサブバンド係数を逆ブ
ロック化して、前記第3のサブバンド係数の周波数位置
に合わせて再配置した第1のサブバンド画像を作成する
サブバンド画像作成部と、前記サブバンド画像を合成
し、復号画像を得るサブバンド合成部を備え、階層構
造を持つ符号化データを復号することを特徴とする。
【0030】(9)画像復号装置において、前記符号化
データの一部のみを入力した場合に、復号することがで
きないサブバンド係数の値に“0”を挿入するデータ補
間部を備え、階層構造を持つ符号化データの一部のみを
復号することで再生画像を得ることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
画像符号化装置及び画像復号装置の実施の形態を詳細に
説明する。
【0032】図1は本発明の第1の実施の形態の符号化
装置を示すブロック図である。同図で101はサブバン
ド分割部、102はブロック作成部、103は量子化
部、104はシンボル情報決定部、105はシンボル情
報符号化部、106は係数符号化部であり、各々図14
に示す1401、1402、1403、1404、14
05、1406と全く同じ構成である。
【0033】すなわち、サブバンド分割部101、ブロ
ック作成部102、量子化部103、シンボル決定部1
04により、画像をサブバンド分割し、サブバンド画像
を図18に示すようなブロックに分割し、各ブロック毎
にサブバンド係数を量子化するのは従来技術と同じであ
る。本実施の形態では従来技術によって作成された図1
8のシンボルと量子化係数をサブバンド毎に分割して再
配置し、サブバンド画像を再度作成して、低解像度のサ
ブバンドのシンボル情報と係数情報から順に符号化を行
うものである。
【0034】図1の108は従来技術によりブロック毎
に作成したシンボル情報をサブバンド毎に分割し再配置
するシンボル情報再配置部である。図18の従来技術で
作成されたブロック化済のサブバンド画像の1ブロック
が、図3(a)のブロックに相当する。図1の108は
各ブロック毎に図3(a)から図3(b)へシンボルの
分割と再配置を行い、新たなサブバンド画像を作成し、
110のメモリに出力する。
【0035】ただし、ZTR、VZTRの子孫の係数に
ついてはシンボルが存在しないので、“SKIP”とい
うシンボルをメモリ110に書き込み、符号化時にはS
KIPのシンボル情報は符号化しない。図3では斜線部
がSKIPを示す。ここで、従来例の説明でも述べたよ
うに、図3(b)の最高周波数のサブバンドについては
シンボル情報はない。
【0036】また、図1の109は従来技術によりブロ
ック毎に量子化した係数情報をサブバンド毎に分割し再
配置する係数再配置部である。前述のように図18の従
来技術で作成されたブロック化済のサブバンド画像の1
ブロックが、図3(a)のブロックに相当する。図1の
109は各ブロック毎に図3(a)から図3(c)へ係
数情報の分割と再配置を行い、新たなサブバンド画像を
作成し、111のメモリに出力する。ただし、メモリ1
10に記録したSKIPに対応する係数に関しては、同
じくSKIPのシンボルを係数値の代わりに書き込み、
符号化時には符号化しない。
【0037】図1の107はメモリ110、111に各
々記録したシンボル情報と係数情報とをサブバンド毎に
まとめて並べる符号化データ統合部である。シンボル情
報と係数情報の統合方法としては、図4(a)と図4
(b)の2つの方法がある。図4(a)はシンボル情報
と係数情報とをサブバンド毎にまとめて並べた時の符号
化データの内容の一例である。
【0038】符号化データ統合部では、シンボル情報と
係数情報とは、最低周波数サブバンドのものから始まっ
て、周波数の高いサブバンドのものが順次入力される
が、まず1サブバンド分のシンボル情報を符号化データ
に書き込んだ後、1サブバンド分の係数情報を符号化デ
ータに書き込み、その後1レベル高い1サブバンド分の
シンボル情報を符号化データに書き込む動作を最高周波
数サブバンドまでくり返す。図4(b)はシンボル情報
と係数情報とをサブバンド毎にまとめて並べた時の符号
化データの内容の別の一例である。
【0039】符号化データ統合部では、まず1係数に対
応するシンボル情報とこのシンボル情報に対応する1係
数情報をセットにして符号化データに書き込み、その後
同様に、1係数分のシンボル情報とこれに対応する符号
化情報をセットにしてを符号化データに書き込む動作を
最高周波数サブバンドまでくり返す。この時、ZTRや
SKIPに対応する係数に対しては、係数情報が存在し
ないので入力がなく、シンボル情報が連続して入力され
ることになる。また最高周波数のサブバンド(HL1、
LH1、HH1)については、従来技術の説明で述べた
ように、シンボル情報が存在しないので係数情報のみが
符号化される。以下に図4(b)のシンボル情報と係数
情報の符号化データを示す。 ここでSはシンボル情
報、Cは係数情報である。
【0040】 S,C,S,S,C,S,S,S,C,S,C,S,C,S,S,S,C,S.........,C,C,C,C,C,C,C,C,C,C....... ← 最高周波数以外のサブバンド →← 最高周波数のサブバンド→ 図6(a)は図1の画像符号化装置の動作の一例を示す
フローチャート、図6(b)は図4(a)の符号化デー
タを作成するためのフローチャート、図6(c)は図4
(b)の符号化データを作成するためのフローチャート
である。
【0041】以上のように、本発明の実施の形態1の符
号化装置ではシンボル情報及び係数情報の再配置によっ
て、低解像度のサブバンドから高解像度のサブバンドへ
と順に符号化データを作成することによって、符号化デ
ータに階層性をもたせることができる。
【0042】次に復号側について述べる。
【0043】図2は本発明の第1の実施の形態の復号装
置であり、本発明の第1の実施の形態の符号化装置で作
成した符号化データを復号するものである。これは符号
化データを復号しブロック化されたサブバンド画像を再
生し、ブロック毎に逆量子化し、逆ブロック化してサブ
バンド画像を作成し、サブバンド合成して再生画像を得
る従来技術の逆量子化の前に、符号化データからシンボ
ル情報と係数情報を分離して復号し、サブバンド毎に分
割して再配置して、サブバンド画像全体を作成した後、
逆量子化のためにブロック化する処理を加えたものであ
る。
【0044】図2の201は符号化データをシンボル情
報と係数情報とに分離して、結果をシンボル情報復号部
202、係数復号部203に出力する符号化データ分離
部である。例えば図4(a)の符号化データが入力され
たときには、符号化された1サブバンド分のシンボル情
報とこのシンボル情報に対応する1サブバンド分の係数
情報との境界を検出し、シンボル情報をシンボル情報復
号部に、係数情報を係数情報復号部に各々出力する。
【0045】この動作を全てのサブバンドにわたって繰
り返す。また、例えば図4(b)の符号化データが入力
されたときには、符号化された1シンボル情報とこのシ
ンボル情報に対応する係数情報との境界を検出し、シン
ボル情報をシンボル情報復号部に、係数情報を係数情報
復号部に各々出力する。この動作を全てのサブバンドに
わたって繰り返す。ただし、シンボルがZTRの時には
対応する係数情報が存在しないので、シンボル情報が連
続して入力される。208はメモリであり、シンボル情
報復号部202で可変長復号したシンボル情報をサブバ
ンド画像上の対応する位置に図3(b)のように記録す
る。
【0046】ツリーのシンボルがZTR或いはVZTR
の場合は、これより解像度の高い親子関係にあるシンボ
ルは存在しないので、符号化側と同様、メモリ208に
SKIPを書き込みここにはシンボルを上書きしない。
209はメモリであり、係数復号部203で可変長復号
した係数情報をサブバンド画像上の対応する位置に図3
(c)のように記録する。対応するツリーのシンボルが
ZTR或いはSKIPの場合は、これより解像度の高い
親子関係にある係数は存在しないので、メモリ209に
“0”を書き込みここには係数値を上書きしない。
【0047】ただし、符号化側ではメモリに“0”の代
わりに“SKIP”を書き込むことだけが異なってい
る。メモリ209に記録された係数をもとに、ブロック
作成部204でサブバンド間で親子関係のある係数をま
とめて図3(a)のようなブロックを作成し、後は従来
技術で説明したように、逆量子化部205で各ブロック
毎に量子化された係数を逆量子化し、サブバンド画像作
成部206で全ブロックの係数値を並び替えて逆ブロッ
ク化しサブバンド画像全体を作成し、サブバンド合成部
207で2次元合成フィルタによってサブバンド合成
し、再生画像を得ることができる。
【0048】ここで、シンボル情報復号部202、係数
復号部203、逆量子化部205、サブバンド画像作成
部206、サブバンド合成部207、ブロック作成部2
04は各々図15に示す1502、1503、150
5、1506、1507、及び図1に示す104と全く
同じ構成である。図7にこの一連の動作を表すフローチ
ャートを示す。
【0049】以上のように本発明の実施の形態1の復号
装置では、階層性をもつ符号化データを復号することが
できる。
【0050】図10は本発明の第1の実施の形態の符号
化装置を実現する別の例である。図10と図1の違い
は、シンボル情報符号化部105、係数情報符号化部1
06、符号化データ統合部107の代わりに、セット作
成部1005、セット符号化部1006が組込まれたこ
とである。前述の実施の形態1の符号化装置ではシンボ
ル情報と係数情報とを別々に可変長符号化してから並べ
たが、本例ではシンボル情報と係数情報のセットを作っ
てから可変長符号化する。
【0051】セット作成部1005では、1シンボル情
報とこのシンボル情報に対応する係数情報をセットにす
る。ただし、最高周波数のサブバンド(HL1、LH
1、HH1)ではシンボル情報が存在しないので、係数
情報を1つずつ扱う。また最高周波数以外のサブバンド
で、シンボル情報のみが存在し、対応する係数情報が存
在しない場合(ZTR)には、シンボル情報のみを扱
う。以下にシンボル情報と係数情報のセットの例を示
す。ここで、Sはシンボル情報、Cは係数情報、()は
セットを表す。
【0052】 (S,C)(S,C)(S)(S,C)(S)(S,C)(S)(S)(S,C)......(C)(C)(C)(C)(C)(C)(C)....... ← 最高周波数以外のサブバンド →← 最高周波数のサブバンド → セット符号化部1006はセット作成部1005で作成
したシンボル情報と係数情報のセットを可変長符号化す
る。具体的な可変長符号化の方法としては、シンボル情
報と係数情報の2次元ハフマン符号化や、シンボル情報
のみが続く場合に同じシンボルが続く長さの可変長符号
化や、係数のみの場合に1次元ハフマン符号化などがあ
る。図12にこの一連の動作を表すフローチャートを示
す。
【0053】以上のように、本発明の実施の形態1の別
の符号化装置ではシンボル情報及び係数情報の再配置に
よって、低解像度のサブバンドから高解像度のサブバン
ドへと順に符号化データを作成することによって、符号
化データに階層性をもたせることができる。
【0054】図11は本発明の第1の実施の形態の復号
装置を実現する別の例である。
【0055】図11と図2の違いは、符号化データ分離
部201、シンボル情報復号部202、係数情報復号部
203の代わりに、セット復号部1101、セット分離
部1102が組込まれたことである。前述の実施の形態
1の復号装置では、別々に符号化されたシンボル情報と
係数情報とを分離してから可変長復号したが、本例では
シンボル情報と係数情報のセットを可変長復号してから
シンボル情報と係数情報に分離する。
【0056】セット復号部1101では図10の符号化
装置で作成したシンボル情報と係数情報とのセットを可
変長符号化した符号化データを可変長復号する。この場
合も符号化の場合に説明したのと同様、最高周波数のサ
ブバンド(HL1、LH1、HH1)ではシンボル情報
が存在しないので、係数情報のみを復号する。セット分
離部1102では、セット復号部1101で復号したシ
ンボル情報と係数情報のセットをシンボル情報と係数情
報とに分離し、各々メモリ1108、1109に出力す
る。図13にこの一連の動作を表すフローチャートを示
す。
【0057】以上のように本発明の実施の形態1の別の
復号装置では、階層性をもつ符号化データを復号するこ
とができる。
【0058】図8は本発明の第2の実施の形態の復号装
置である。符号化装置については第1の実施の形態と同
じである。
【0059】図8と図2との違いは図8ではデータ補間
部810が付加されたことである。画像復号装置に画像
符号化装置で作成された符号化データが完全に入力され
なかった場合、あるいは画像復号装置の処理速度がおそ
いため送られてきた符号化データを全て復号できなかっ
た場合など、画像復号装置で符号化データの後半が入力
できない場合がある。
【0060】図5は画像復号装置に入力された階層構造
をもつ符号化データの先頭部分を復号した時の図8のメ
モリ808、809の内容である。本実施の形態1の画
像符号化装置で作成された符号化データは、周波数の低
いサブバンドの情報から周波数の高いサブバンドの情報
へと続く階層構造をもっているので、途中で打切られた
符号化データから復号されたシンボル情報、係数情報は
図5(a)の斜線部のように存在する。
【0061】図5(a)で空白の部分は符号化データが
存在せず、これらの情報が復号できない係数を示す。図
8のデータ補間部810は、図5(a)の空白部分の係
数に“0”を代入し、サブバンド画像分の全ての係数を
補間する。この場合、サブバンドの第2階層のHL2の
一部のみデータがあるため、その部分に対応する再生画
像の領域の水平方向の解像度が高くなる。
【0062】このデータ補間部810によってサブバン
ド画像の全ての係数がそろったので、図8のブロック作
成部804により図5(b)のようにブロック化でき
る。なお、データ補間部810は係数復号部803の後
において、係数情報に対して補間を行ってもよい。
【0063】図5(a)は符号化データがサブバンドH
L2の途中で打切られている例であるが、図5(b)の
上半分の網点部はブロック化した時に各ブロックにLL
3、HL3、LH3、HH3、HL2まで符号化データ
が存在する比較的解像度の高い領域、下半分はブロック
化した時に各ブロックにLL3、HL3、LH3、HH
3までの符号化データが存在する比較的解像度の低い領
域である。
【0064】これ以降の処理は前述の第1の実施の形態
の復号装置の場合と同じように進めることができる。こ
のようにして、符号化データの一部のみを復号した時の
再生画像を図5(c)に示す。図5(c)は図5(a)
に対応しており、画像の上半分は解像度の高い画像が、
画像の下半分は上半分に比べて垂直方向に解像度の1レ
ベル低い画像が得られる。図9にこの一連の動作を表す
フローチャートを示す。
【0065】以上のように本発明の実施の形態2の復号
装置では、階層性をもつ符号化データの一部から画像全
体を復号することができる。また、符号化データの一部
のみを復号する時に、符号化データの先頭からほぼ連続
的に、任意のデータ量の符号化データを再生することが
できる。つまり、符号化データ中の任意の位置で復号を
打切っても画像を再生することができる。
【0066】以上のように、本発明では符号化データに
階層性を持たせることによって、符号化データの一部か
ら画像全体の再生画像を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
(1)本発明の画像符号化装置は、画像をサブバンド分
割し、ブロック単位で符号化処理を行った後、情報を各
サブバンド単位に分割、再配置し、符号化データを作成
することによって、従来のブロック単位の量子化を行い
つつ、同時に従来は不可能であった符号化データの階層
化を実現することができる。
【0068】(2)本発明の画像符号化装置は、ブロッ
ク単位の量子化が可能であるため、画像をブロック毎に
ビット割当ての制御ができ、高画質化を図ることができ
る。
【0069】(3)本発明では、符号化データが階層化
されるため、画像復号装置において、階層性を持つ符号
化データの一部から、画像全体を再生することができ
る。
【0070】(4)本発明では、符号化データが階層化
されるため、画像復号装置において、符号化データの一
部のみを復号するときに、復号するデータ量を任意のビ
ット数に指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明を説明する図である。
【図4】本発明を説明する図である。
【図5】本発明を説明する図である。
【図6】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図9】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】本発明の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図13】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図14】従来例を示すブロック図である。
【図15】従来例を示すブロック図である。
【図16】従来技術を説明する図である。
【図17】従来技術を説明する図である。
【図18】従来技術を説明する図である。
【図19】従来技術を説明する図である。
【図20】従来技術を説明する図である。
【図21】従来技術を説明する図である。
【図22】従来技術の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図23】従来技術の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図24】サブバンド分割の階層性を示す図である。
【図25】従来技術の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
101、1001、1401 サブバンド分割部 102、204、804、1002、1402、110
4 ブロック作成部 103、1003、1403 量子化部 104、1004、1404 シンボル情報決定部 108、1008 シンボル情報再配置部 109、1009 係数再配置部 110、111、208、209、808、809、1
010、1011、1108、1109 メモリ 105、1005、1405 シンボル情報符号化部 106、1006、1406 係数符号化部 107 符号化データ統合部 201、801 符号化データ分離部 202、802、1102、1502 シンボル情報復
号部 203、803、1103、1503 係数復号部 205、805、1105、1505 逆量子化部 206、806、1106、1506 サブバンド画像
作成部 207、807、1107、1507 サブバンド画像
合成部 810 データ補間部 1007、1407 データ統合部 1101、1501 データ分離部 1104、1504 ブロックデータ作成部 1005 セット作成部 1006 セット符号化部 1101 セット復号部 1102 セット分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草尾 寛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−245863(JP,A) 特開 平6−178280(JP,A) 特表 平7−504306(JP,A) 特表 平7−501664(JP,A) S.Barbarossa and A.Ventrella,“Progr essive Transmissio n by Wavelet Zero− Tree Coding and Em bedded Modulatio n”,Proc.1996 IEEE Di gital Signal Prode ssing Workshop,Se p.1996,pp.113−116 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419 INSPEC(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をサブバンドに分割し、第1のサブ
    バンド画像を生成するサブバンド分割部と、 前記第1のサブバンド画像の各サブバンド間で親子関係
    にあるサブバンド係数をまとめて複数個のブロックを構
    成し、ブロック化された第2のサブバンド画像を作成す
    るブロック作成部と、 前記第2のサブバンド画像の各ブロックの前記サブバン
    ド係数を量子化する量子化部と、 前記第2のサブバンド画像の量子化されたサブバンド係
    数が“0”か非“0”かを示すシンボル情報を決定する
    シンボル情報決定部と、 前記第2のサブバンド画像のシンボル情報を前記第1の
    サブバンド画像の周波数位置に合わせて再配置するシン
    ボル情報再配置部と、 前記再配置したシンボル情報を可変長符号化するシンボ
    ル情報符号化部と、 前記シンボル情報をもとにして前記量子化されたサブ
    バンド係数を、前記第1のサブバンド画像の周波数位置
    に合わせて再配置し、第3のサブバンド画像を作成する
    係数再配置部と、前記 再配置したサブバンド係数を可変長符号化する係数
    符号化部と、前記 符号化されたシンボル情報及び前記符号化された
    ブバンド係数を、解像度レベルの順に並べる符号化デー
    タ統合部とを備え、 符号化データに階層構造を持たせたことを特徴とする画
    像符号化装置。
  2. 【請求項2】 量子化されたサブバンド係数が“0”か
    非“0”かを示すシンボル情報及びサブバンド係数が解
    像度レベルの順に並べられた符号化データを入力し、前
    シンボル情報とサブバンド係数と分離する符号化デ
    ータ分離部と、 前記分離されたシンボル情報を復号するシンボル情報復
    号部と、前記復号された シンボル情報をもとに前記分離された
    各サブバンド係数を復号し、第3のサブバンド画像を再
    生する係数復号部と、 各サブバンド間で親子関係にある前記復号されたサブバ
    ンド係数をまとめて複数個のブロックを作成し、ブロッ
    ク化された第2のサブバンド画像を作成するブロック作
    成部と、 前記第2のサブバンド画像の前記復号されたサブバンド
    係数を逆量子化する逆量子化部と、 前記第2のサブバンド画像の前記逆量子化されたサブバ
    ンド係数を逆ブロック化して、前記第3のサブバンド係
    数の周波数位置に合わせて再配置した第1のサブバンド
    画像を作成するサブバンド画像作成部と、 前記サブバンド画像を合成し、復号画像を得るサブバン
    ド合成部とを備え、 階層構造を持つ符号化データを復号することを特徴とす
    る画像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化データ統合部は、同じ解像度
    レベルのサブバンド毎に、始めに該サブバンド内のシン
    ボル情報、次に該サブバンド内のサブバンド係数の順番
    にまとめて、低解像度レベルのサブバンドから高解像度
    レベルのサブバンドの順に並べることを特徴とする請求
    項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化データ分離部は、低解像度レ
    ベルのサブバンドから高解像度レベルのサブバンドの順
    に並べられた符号化データから、同じ解像度レベルのサ
    ブバンド毎に、始めに該サブバンド内のシンボル情報、
    次に該サブバンド内のサブバンド係数の順番で各々を分
    離することを特徴とする請求項2記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化データ統合部は、同じ解像度
    レベルのサブバンド毎に、1つのシンボル情報とそれに
    対応するサブバンド係数とをセットとしてまとめて、低
    解像度レベルのサブバンドから高解像度レベルのサブバ
    ンドの順に並べることを特徴とする請求項1記載の画像
    符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化データ分離部は、低解像度レ
    ベルのサブバンドから高解像度レベルのサブバンドの順
    に並べられた符号化データから、各シンボル毎に1つの
    シンボル情報とそれに対応するサブバンド係数との各々
    を分離することを特徴とする請求項2記載の画像復号装
    置。
  7. 【請求項7】 画像をサブバンドに分割し、第1のサブ
    バンド画像を生成するサブバンド分割部と、 前記第1のサブバンド画像の各サブバンド間で親子関係
    にあるサブバンド係数をまとめて複数個のブロックを構
    成し、ブロック化された第2のサブバンド画像を作成す
    るブロック作成部と、 前記第2のサブバンド画像の各ブロックの前記サブバン
    ド係数を量子化する量子化部と、 前記第2のサブバンド画像の量子化されたサブバンド係
    数が“0”か非“0”かを示すシンボル情報を決定する
    シンボル情報決定部と、 前記第2のサブバンド画像のシンボル情報を前記第1の
    サブバンド画像の周波数位置に合わせて再配置するシン
    ボル情報再配置部と、 前記シンボル情報をもとにして前記量子化されたサブ
    バンド係数を、前記第1のサブバンド画像の周波数位置
    に合わせて再配置し、第3のサブバンド画像を作成する
    係数再配置部と、 前記シンボル情報と該シンボル情報に対応するサブバン
    ド係数のセットを、解像度レベルの順に並べて作成す
    るセット作成部と、 前記シンボル情報とサブバンド係数のセットを可変長
    符号化するセット符号化部とを備え、 符号化データに階層構造を持たせたことを特徴とする画
    像符号化装置。
  8. 【請求項8】 量子化されたサブバンド係数が“0”か
    非“0”かを示すシンボル情報とサブバンド係数とのセ
    ットが解像度レベルの順に並べられた符号化データを入
    力し、前記シンボル情報とサブバンド係数のセットを
    復号するセット復号部と、 前記復号したセットからシンボル情報とサブバンド係数
    分離して、第3のサブバンド画像を再生するセット
    分離部と、 各サブバンド間で親子関係にある前記復号されたサブバ
    ンド係数をまとめて複数個のブロックを作成し、ブロッ
    ク化された前記第2のサブバンド画像を作成するブロッ
    ク作成部と、 前記第2のサブバンド画像の前記復号されたサブバンド
    係数を逆量子化する逆量子化部と、 前記第2のサブバンド画像の前記逆量子化されたサブバ
    ンド係数を逆ブロック化して、前記第3のサブバンド係
    数の周波数位置に合わせて再配置した第1のサブバンド
    画像を作成するサブバンド画像作成部と、 前記サブバンド画像を合成し、復号画像を得るサブバン
    ド合成部を備え、 階層構造を持つ符号化データを復号することを特徴とす
    る画像復号装置。
  9. 【請求項9】 前記符号化データの一部のみを入力した
    場合に、復号することができないサブバンド係数の値に
    “0”を挿入するデータ補間部を備え、 階層構造を持つ符号化データの一部のみを復号すること
    で再生画像を得ることを特徴とする請求項2、4、6あ
    るいは8のいずれかに記載の画像復号装置。
JP2230897A 1997-02-05 1997-02-05 画像符号化装置及び画像復号装置 Expired - Lifetime JP3213561B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2230897A JP3213561B2 (ja) 1997-02-05 1997-02-05 画像符号化装置及び画像復号装置
DE1998623011 DE69823011T2 (de) 1997-02-05 1998-01-29 Bildkodierungs- und dekodierungsvorrichtung
ES98901034T ES2219867T3 (es) 1997-02-05 1998-01-29 Dispositivo de codificacion de imagenes y dispositivo de decodificacion de imagenes.
US09/355,839 US6529636B1 (en) 1997-02-05 1998-01-29 Picture coding device and picture decoding device
PCT/JP1998/000359 WO1998035502A1 (en) 1997-02-05 1998-01-29 Picture coding device and picture decoding device
EP98901034A EP0961494B1 (en) 1997-02-05 1998-01-29 Image coding device and image decoding device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2230897A JP3213561B2 (ja) 1997-02-05 1997-02-05 画像符号化装置及び画像復号装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10224788A JPH10224788A (ja) 1998-08-21
JP3213561B2 true JP3213561B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=12079122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2230897A Expired - Lifetime JP3213561B2 (ja) 1997-02-05 1997-02-05 画像符号化装置及び画像復号装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6529636B1 (ja)
EP (1) EP0961494B1 (ja)
JP (1) JP3213561B2 (ja)
DE (1) DE69823011T2 (ja)
ES (1) ES2219867T3 (ja)
WO (1) WO1998035502A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3224514B2 (ja) * 1996-08-21 2001-10-29 シャープ株式会社 動画像符号化装置および動画像復号装置
US6272180B1 (en) * 1997-11-21 2001-08-07 Sharp Laboratories Of America, Inc. Compression and decompression of reference frames in a video decoder
FR2792432B1 (fr) * 1999-04-15 2001-07-13 Canon Kk Dispositif et procede de transformation de signal numerique
CN100394692C (zh) 1999-04-15 2008-06-11 株式会社理光 数据高速压缩伸展方法及其装置
FR2792433A1 (fr) * 1999-04-15 2000-10-20 Canon Kk Dispositif et procede de transformation de signal numerique
KR100783396B1 (ko) * 2001-04-19 2007-12-10 엘지전자 주식회사 부호기의 서브밴드 분할을 이용한 시공간 스케일러빌러티방법
JP4293912B2 (ja) * 2002-04-19 2009-07-08 キネティック リミテッド ウェーブレット変換を使用するカラー画像のデータ圧縮
EP2135933B1 (en) 2008-06-20 2013-04-03 The Procter and Gamble Company Laundry composition
MX2013003691A (es) 2010-09-30 2013-04-24 Samsung Electronics Co Ltd Metodo de codficacion de video para codificar simbolos de estructura jerarquica y dispositivo para esto, y metodo de decodificacion de video para decodificar simbolos de estructura jerarquica y dispositivo para esto.
JP6188651B2 (ja) * 2014-07-25 2017-08-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
CN109344629B (zh) * 2018-09-19 2021-04-23 湖北工程学院 图像加密隐藏方法及装置、图像解密方法及装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3158458B2 (ja) * 1991-01-31 2001-04-23 日本電気株式会社 階層表現された信号の符号化方式
US5315670A (en) 1991-11-12 1994-05-24 General Electric Company Digital data compression system including zerotree coefficient coding
US5412741A (en) * 1993-01-22 1995-05-02 David Sarnoff Research Center, Inc. Apparatus and method for compressing information
JP3050736B2 (ja) 1993-12-13 2000-06-12 シャープ株式会社 動画像符号化装置
JP3224465B2 (ja) 1993-12-22 2001-10-29 シャープ株式会社 画像符号化装置
JP3356516B2 (ja) 1993-12-28 2002-12-16 シャープ株式会社 動画像符号化装置
JP3086396B2 (ja) 1995-03-10 2000-09-11 シャープ株式会社 画像符号化装置及び画像復号装置
US6023301A (en) 1995-07-14 2000-02-08 Sharp Kabushiki Kaisha Video coding device and video decoding device
JP3249729B2 (ja) 1995-10-24 2002-01-21 シャープ株式会社 画像符号化装置及び画像復号装置
US6483946B1 (en) 1995-10-25 2002-11-19 Sarnoff Corporation Apparatus and method for encoding zerotrees generated by a wavelet-based coding technique
US6157746A (en) * 1997-02-12 2000-12-05 Sarnoff Corporation Apparatus and method for encoding wavelet trees generated by a wavelet-based coding method

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
S.Barbarossa and A.Ventrella,"Progressive Transmission by Wavelet Zero−Tree Coding and Embedded Modulation",Proc.1996 IEEE Digital Signal Prodessing Workshop,Sep.1996,pp.113−116

Also Published As

Publication number Publication date
EP0961494A4 (en) 2001-09-05
ES2219867T3 (es) 2004-12-01
WO1998035502A1 (en) 1998-08-13
EP0961494B1 (en) 2004-04-07
DE69823011T2 (de) 2005-03-31
JPH10224788A (ja) 1998-08-21
EP0961494A1 (en) 1999-12-01
US6529636B1 (en) 2003-03-04
DE69823011D1 (de) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213582B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
US7200277B2 (en) Method for transcoding a JPEG2000 compressed image
US8135226B2 (en) Image encoder, image encoding method, image decoder, and image decoding method
JP3534465B2 (ja) サブバンド符号化方法
JP3249729B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
US6898324B2 (en) Color encoding and decoding method
JP4124792B2 (ja) 符号化方法及び復号化方法及び符号化装置及び復号化装置
US20050152611A1 (en) Video/image coding method and system enabling region-of-interest
JPH08186815A (ja) サブバンド符号化方法
JP3213561B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
JPH11225076A (ja) データ圧縮方法
KR100561587B1 (ko) 3차원 웨이브렛 변환 방법 및 장치
EP1705924A1 (en) Moving picture encoding method and device, and moving picture decoding method and device
EP1845734A2 (en) Decompression with reduced ringing artifacts
US6847736B2 (en) In image compression, selecting field or frame discrete wavelet transformation based on entropy, power, or variances from the high frequency subbands
JP3704644B2 (ja) 画像符号化装置及びその方法並びに画像復号化装置及びその方法
JP2980218B2 (ja) 画像情報符号化装置及び画像情報復号化装置
JP2000201353A (ja) 画像符号化方法およびその装置およびそのプログラムを記憶した記憶媒体
JP2003244443A (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
JPH11331612A (ja) 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JP2001045482A (ja) 画像処理装置及び方法
JP4174254B2 (ja) 動画像符号化装置及び動画像復号装置並びにそれらの方法
Cosman et al. Image compression for memory constrained printers
JPH09182074A (ja) 画像信号符号化方法及び装置、画像信号復号方法及び装置
Flohr et al. Summary of technology and testbed for JPEG 2000

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9