JP3213355B2 - 吸入器 - Google Patents

吸入器

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JP3213355B2
JP3213355B2 JP30077391A JP30077391A JP3213355B2 JP 3213355 B2 JP3213355 B2 JP 3213355B2 JP 30077391 A JP30077391 A JP 30077391A JP 30077391 A JP30077391 A JP 30077391A JP 3213355 B2 JP3213355 B2 JP 3213355B2
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友宏 加見
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴霧粒子を吸入させる
ための吸入器、特にボイラーにて発生させるスチームを
利用するスチーム式の吸入器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5にスチーム式の吸入器の一例を示
す。ボイラー2が内蔵され、給排水タンク3が着脱自在
とされた本体1と、本体1に設けられた噴霧口4に対し
て着脱自在に取り付けられる吸入ガイド6とから構成さ
れている。この吸入器にあっては、ヒータ21に通電し
てボイラー2においてスチームを発生させるとともに、
このボイラー2で発生したスチームを連通路22を通し
てそのスチーム圧力でΦ1.0程度の小さい穴が開いた
ノズル23から噴霧口4に向けて吐出させる際に、給排
水タンク3に入れられた吸入液を、ノズル23に近接し
て設けられた吸入液ノズル30より吸入液吐出口31に
吸い上げて噴霧口4より吸入ガイド5を介して霧状に吐
出させるものである。図中、24はばね体、であり、2
5はゴム体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸入器にあって
は、スチームを噴射するノズル23とボイラー2との間
に設けられた連通路22にはスチームが結露して水滴S
が溜まり、スチーム噴射流と一緒にノズル23に噴射さ
れることになる。この場合、結露水滴Sが小さければよ
いが、この水滴Sが結合して大きな水滴Sになり、連通
路22を狭くし、この結果スチーム噴出圧が高まり、こ
の水滴Sをノズル23から大きな音と共に噴出するた
め、使用者に不快感を与えてしまうという問題があっ
た。
【0004】又、吸入液を霧化して霧状に噴霧するので
あるが、この場合、吸入液の霧化された粒径が大きいも
のが相当量含まれ、これら粒径の粗い霧は口中、鼻中の
みでなく、顔面、衣服等にも付着して濡らしてしまって
不快感を与えてしまうという問題もあった。本発明は上
記問題点に鑑みてなされてものであり、その目的とする
ところは、ボイラーにおいて発生させたスチームを噴出
させるノズルから水滴を噴出させることがなく、使用者
に安心感を与えることができる吸入器並びに不要な大き
な粒径の霧を除去し、有用な細かい粒径の霧を噴霧でき
る吸入器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラー2で
発生させたスチームを噴出させるノズル23を配置し、
吸入液ノズル3をその先端がノズル23の先端と略直
交するように配置してノズル23から噴出する蒸気によ
り吸入液ノズル30から吸入液を吸い上げて噴霧口4に
向けて吐出させる吸入器であって、ボイラー1とノズル
2との間の連通路22に水滴引込手段5を設け、水滴引
込手段5が連通路22の入口近傍に形成されたリブ50
からなるもの、又は連通路22の入口近傍に設けた吸水
体51からなるものを第1発明とするものであり、吸入
液ノズル30の先端部よりスチーム噴出方向に沿って壁
体35を延設し、この壁体35の先端を切り欠き、この
切欠部37に水滴保持体36を形成して成るものを第2
発明とするものであり、この構成により上記課題が解決
されたものである。
【0006】
【作用】第1発明にあっては、水滴引込手段5により連
通路22には水滴が溜まることがなく、従って、ノズル
23から水滴が噴出することがなく、使用者に安心感を
与えることができるものであり、第2発明にあっては、
吸入液ノズル30の先端部からから吸い出される霧のう
ち粒径の大きいものは壁体35に伝わり水滴化して切欠
部37へと流れ、水滴保持体36にあたって、下方に滴
下され、不要な大きい粒径の霧が除去される。
【0007】
【実施例】吸入器の基本的な構造及び動作は図5の従来
例と同一である。図1に示す実施例にあっては、ボイラ
ー1とノズル23との間に設置された連通路22の構造
に特徴を有するものである。連通路22は上方に向けて
傾斜して形成されており、ノズル23は連通路22と略
一直線上に配設されて、ノズル23からスチームが水平
面より上方に噴出される。図1(a)にあっては、連通
路22には水滴引込手段5として入口近傍から下方に向
けてリブ50が突設されている。連通路22に結露した
水滴Sはリブ50の毛細管現象によりボイラー2内に引
込まれて流し込まれる。この毛細管現象により水滴を引
き込む手段としては他に溝を設けてもよい。図1(b)
にあっては、連通路22の入口近傍に水滴引込手段5と
して金属繊維又は合成繊維等からなるフェルト状の吸水
体51が配設されている。この吸水体51により連通路
22内に溜まった水滴Sを吸着させて、ノズル23から
噴出させないようにしている。図1(c)にあっては、
連通路22の入口近傍に面取り部52が形成されてお
り、図1(d)にあっては連通路22の入口近傍の内孔
径が大きくなるようにテーパ面53が形成されており、
いずれも、連通路22に結露した水滴をスチームの噴出
前にボイラー2内に滴下させるようにしている。
【0008】図2及び図3に示す実施例にあっては、ボ
イラー2内のスチームを噴射するノズル23に直交する
ように吸入液ノズル30の吸入液吐出口31が設けられ
ており、この吸入液吐出口31からスチーム噴出方向に
向けて壁体35が延設され、壁体35の先端部が切欠さ
れ、この切欠部37の下部に連続させて水滴保持体36
が垂設されている。従って、吸入液吐出口31から吸い
出される霧のうち粒径の大きいものは壁体35に伝わり
水滴化して矢印のように切欠部37へと流れ、水滴保持
体36にあたって、下方に滴下され、不要な大きい粒径
の霧が除去される。又、スチームの噴霧は壁体35によ
り整流され細かい粒径の霧が真っ直ぐに噴霧され、のぞ
や鼻の奥まで吸入できるものである。
【0009】図3に示す実施例にあっては、ボイラー2
とヒータ21間にはシリコンゴム等のシール部材29が
装着できるように係合溝27が形成されており、この係
合溝27の外方の一部に切欠き28が設けられている。
この実施例にあっては、係合溝27にシール部材29が
装着され、ヒータ21が取り付けられてシール構造が構
成されるが、安全弁が作動しなかった場合に、ボイラー
2内の蒸気圧が異常上昇し、シール部材29を外方向へ
押し出そうとする力が働き、係合溝27の切欠き28に
位置するシール部材29が、図4に示すように外方向に
へ押し出されて隙間ができることになり、この隙間から
スチームが逃げるため、蒸気圧の異常上昇を防ぐことが
でき、破裂等の危険性が除かれる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、ボイラーで発生させたスチー
ムを噴出させるノズルを配置し、吸入液ノズルをその先
端がノズルの先端と略直交するように配置してノズルか
ら噴出する蒸気により吸入液ノズルから吸入液を吸い上
げて噴霧口に向けて吐出させる吸入器であって、ボイラ
ーとノズルとの間の連通路に水滴引込手段を設け、この
水滴引込手段を連通路の入口近傍に形成されたリブ、又
は吸水体で構成しているので、水滴引込み手段により連
通路には水滴が溜まることがなく、従って、ノズルから
水滴が噴出することがなく、使用者に安心感を与えるこ
とができるものである。又、本発明にあっては、吸入ノ
ズルの先端部から吸い出される霧のうち粒径の大きいも
のは壁体に伝わり水滴化して切欠部へと流れ、水滴保持
体にあたって、下方に滴下され、不要な大きい粒径の霧
が除去され、しかもスチームの噴霧は壁体により整流さ
れ細かい粒径の霧が真っ直ぐに噴霧され、のぞや鼻の奥
まで吸入できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)(d)はそれぞれ異なる実
施例における部分断面図である。
【図2】他の実施例を示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図3】他の実施例におけるボイラーを示す斜視図であ
る。
【図4】同上のボイラー及びヒータを示す正面図であ
る。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ボイラー 3 給排水タンク 4 噴霧口 5 水滴引込手段 22 連通路 23 ノズル 30 吸入液ノズル 35 壁体 36 水滴保持体 37 切欠部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラーで発生させたスチームを噴出させ
    るノズルを配置し、吸入液ノズルをその先端がノズルの
    先端と略直交するように配置してノズルから噴出する蒸
    気により吸入液ノズルから吸入液を吸い上げて噴霧口に
    向けて吐出させる吸入器であって、ボイラーとノズルと
    の間の連通路に水滴引込手段を設け、水滴引込手段は連
    通路の入口近傍に形成されたリブからなることを特徴と
    する吸入器。
  2. 【請求項2】ボイラーで発生させたスチームを噴出させ
    るノズルを配置し、吸入液ノズルをその先端がノズルの
    先端と略直交するように配置してノズルから噴出する蒸
    気により吸入液ノズルから吸入液を吸い上げて噴霧口に
    向けて吐出させる吸入器であって、ボイラーとノズルと
    の間の連通路に水滴引込手段を設け、水滴引込手段は連
    通路の入口近傍に設けた吸水体からなることを特徴とす
    る吸入器。
  3. 【請求項3】ボイラーで発生させたスチームを噴出させ
    るノズルを配置し、吸入液ノズルをその先端がノズルの
    先端と略直交するように配置してノズルから噴出する蒸
    気により吸入液ノズルから吸入液を吸い上げて噴霧口に
    向けて吐出させる吸入器であって、吸入液ノズルの先端
    部よりスチーム噴出方向に沿って壁体を延設し、この壁
    体の先端を切り欠き、この切欠部に水滴保持体を形成し
    て成ることを特徴とする吸入器。
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