JP3213136U - 開口スパナ - Google Patents
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Abstract
【課題】固定挟持顎及び可動挟持顎が有する2つの角部及び3つの面部の作用範囲により、操作が安定し、抜脱することを防ぐ開口スパナを提供する。【解決手段】開口スパナは固定挟持顎10、可動挟持顎20及びハンドル30を備える。固定挟持顎10には円孔11が斜めに形成される。可動挟持顎20の底側には円柱管21が斜めに延設される。円柱管21は円孔11に摺動可能に挿設される。円柱管21には長槽孔211が径方向に形成される。固定挟持顎10には、円孔11に連通するピン孔12が円孔11の径方向で形成され、ピン孔12に円柱管21の長槽孔211が位置合わせされ、ピン40が円柱管21に挿通されて円孔11まで挿通されてピン孔12及び長槽孔211で固定され、可動挟持顎20が揺動せずに摺動可能となる。固定挟持顎10及び可動挟持顎20の頂端には弧状フック部13,22がそれぞれ設けられる。【選択図】図2
Description
本考案は、スパナに関し、特に、可動挟持顎と固定挟持顎とが円柱管及び円孔により摺動可能であり、円柱管にピンが挿通され、ねじ及びばねを容易に取付けることができる開口スパナに関する。
特許文献1では、固定ブロックにばねを用いて当接させ、そのねじをスパナの頭部、ばねに挿通して固定ブロックを螺着し、スパナの頭部に形成した溝に、固定ブロックが摺動可能に設けられるとともに、U字状フレームの溝には作用が無い開口部分が形成されているが、U字状フレームが設置されているため部品数が非常に多くて構造が複雑であり、その加工後の電解めっきでも多くの部品間の組立公差のため、コントロールすることが困難であり、固定ブロックの作用面とスパナ頭部の作用面との間に、ねじの始端部又はナットの半分の範囲が取り囲まれているため、抜脱してしまってねじの始端部又はナットの角部を破損してしまうことがあったため、従来の特許文献1には改善の余地があった。
特許文献2では、その部品数は多くないが、そのスライド溝及び枢着耳が精密加工に属するため、加工後に電解めっきを行い、その多数の部品間の組立公差をコントロールすることは困難であるため、上述した2種類の問題、即ち、組立が困難であったり隙間の公差が大きすぎたりする問題が発生し易く、その最大の問題点は、弾性部材を長穿孔に挿設し、可動挟持顎の2つの枢着耳をスライド溝へ挿入して弾性部材を覆って弾性部材を制限することはできるが、枢着軸を組立てることは困難である上、孔が小さすぎるため工具により弾性部材を操作することは困難であり、可動挟持顎の作用面と、固定挟持顎の作用面との間に、ねじの始端部又はナットの半分の範囲が取り囲まれているため、抜脱してしまってねじの始端部又はナットの角部を破損してしまうことがあったため、従来の特許文献2には改善の余地があった。
本考案の主な目的は、可動挟持顎と固定挟持顎との間に円柱管及び円孔を設けて摺動可能に組立て、円柱管にピンを組立て、ピンを固定挟持顎に固定してから円柱管の底端に形成したねじ孔にばね及びねじを設置し、固定挟持顎及び可動挟持顎が有する2つの角部及び3つの面部の作用範囲により、操作が安定し、抜脱することを防ぐ開口スパナを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、固定挟持顎、可動挟持顎及びハンドルを備えた開口スパナであって、前記固定挟持顎には、円孔が斜めに形成され、前記可動挟持顎の底側には、円柱管が斜めに延設され、前記円柱管は、前記円孔に摺動可能に挿設され、前記円柱管には、長槽孔が径方向に形成され、前記固定挟持顎には、前記円孔に連通するピン孔が前記円孔の径方向で形成され、前記ピン孔に前記円柱管の前記長槽孔が位置合わせされ、ピンが前記円柱管に挿通されて前記円孔まで挿通されて前記ピン孔及び前記長槽孔で固定され、前記可動挟持顎が揺動せずに摺動可能となり、前記円柱管は、底端に向かって形成されたねじ孔を有し、前記ピンを固定すると、ばねの挿入が容易となり、前記ねじ孔へねじを螺入すると、前記ばねが位置決めされ、前記固定挟持顎及び前記可動挟持顎の頂端には、弧状フック部がそれぞれ設けられ、前記固定挟持顎及び前記可動挟持顎は、2つの作用角及び3つの作用面の作用範囲をそれぞれ有することを特徴とする開口スパナが提供される。
本考案の開口スパナは、可動挟持顎と固定挟持顎との間に円柱管及び円孔を設けて摺動可能に組立て、円柱管にピンを組立て、ピンを固定挟持顎に固定してから円柱管の底端に形成したねじ孔にばね及びねじを設置し、固定挟持顎及び可動挟持顎が有する2つの角部及び3つの面部の作用範囲により、操作が安定し、抜脱することを防ぐことができる。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図5を参照する。図1〜図5に示すように、本考案の一実施形態に係る開口スパナは、固定挟持顎10、可動挟持顎20及びハンドル30から構成されてなる。
前述した固定挟持顎10は、円孔11が斜めに形成されている。前述した可動挟持顎20の底側には、円柱管21が斜めに形成されている。前述した円柱管21は、前述した円孔11に摺動可能に挿設されている。前述した円柱管21には、長槽孔211が径方向に形成されている。前述した固定挟持顎10は、前述した円孔11の径方向に位置合わせされ、前述した円孔11のピン孔12に挿設される。前述したピン孔12は、前述した円柱管21の前述した長槽孔211に位置合わせされる。前述した円柱管21が前述した円孔11に組入れられたときにピン40を前述したピン孔12及び前述した長槽孔211に挿通して固定すると、前述した可動挟持顎20が揺動せずに摺動可能となり、前述した円柱管21は、底端に向かって形成されたねじ孔212を有し、前述したピン40を固定すると、ばね50の挿入が容易となり、前述したねじ孔212へねじ60を螺入すると、前述したばね50が位置決めされる。前述した固定挟持顎10及び前述した可動挟持顎20の頂端には、弧状フック部13,22がそれぞれ設けられ、前述した固定挟持顎10及び前述した可動挟持顎20は、2つの作用角A及び3つの作用面Bの作用範囲を有するため、抜脱することを防ぐことができる。
上述した開口スパナの前述した固定挟持顎10底端には、ハンドル30が一体成形される。
図2を参照する。図2に示すように、上述した開口スパナの前述の固定挟持顎10の底端には、第1のピン軸孔14が形成される。前述したハンドル30の頂端には、第2のピン軸孔31が形成される。前述した第1のピン軸孔14と第2のピン軸孔31とが位置合わせされ、前述した第1のピン軸孔14及び第2のピン軸孔31にピン軸70が挿設される。ピン軸70の枢着により、全体の固定挟持顎10は、可動挟持顎20とともにピン軸70を軸として上下に揺動するため、複雑な環境下でも開口スパナを自在に操作することができる。
図1〜図5を参照する。図1〜図5に示すように、本考案の一実施形態に係る開口スパナは、可動挟持顎20に設けられた円柱管21が円形であるため容易に製作でき、固定挟持顎10に形成される円孔11も円形であるため製作が容易であり、両者は摺動可能に設置し易く、ピン40を固定挟持顎10のピン孔12に挿着して可動挟持顎20の長槽孔211に挿通すると、可動挟持顎20が揺動せず摺動可能な状態となる。円柱管21の底端には、ねじ孔212が形成され、円孔11はねじ孔212に連通されるため、ばね50とねじ60とを組み合わせることが非常に容易であり、2つの挟持顎10,20の頂端に弧状フック部13,22がそれぞれ設けられ、2つの挟持顎10,20が2つの作用角A及び3つの作用面Bをそれぞれ有するため、ねじ頭部又はナット80が抜脱することを防ぐことができる。
上述したことから分かるように、本考案の開口スパナは、可動挟持顎と固定挟持顎との間に円柱管及び円孔を設けて摺動可能に組立て、円柱管にピンを組立て、ピンを固定挟持顎に固定してから円柱管の底端に形成したねじ孔にばね及びねじを設置し、固定挟持顎及び可動挟持顎が有する2つの角部及び3つの面部の作用範囲により、操作が安定し、抜脱することを防ぐことができる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 固定挟持顎
11 円孔
12 ピン孔
13 弧状フック部
14 第1のピン軸孔
20 可動挟持顎
21 円柱管
22 弧状フック部
30 ハンドル
31 第2のピン軸孔
40 ピン
50 ばね
60 ねじ
70 ピン軸
80 ナット
211 長槽孔
212 ねじ孔
A 作用角
B 作用面
11 円孔
12 ピン孔
13 弧状フック部
14 第1のピン軸孔
20 可動挟持顎
21 円柱管
22 弧状フック部
30 ハンドル
31 第2のピン軸孔
40 ピン
50 ばね
60 ねじ
70 ピン軸
80 ナット
211 長槽孔
212 ねじ孔
A 作用角
B 作用面
Claims (3)
- 固定挟持顎、可動挟持顎及びハンドルを備えた開口スパナであって、
前記固定挟持顎は、斜めに形成された円孔を有し、
前記可動挟持顎は、その底側に斜めに延設された円柱管を有し、
前記円柱管は、径方向に伸びる長槽孔を有するとともに、前記円孔に摺動可能に挿設し、
前記固定挟持顎は、前記円孔に連通するピン孔を有し、
前記ピン孔は、前記長槽孔と位置合わせされており、
前記ピン孔には、ピンが前記長槽孔内にまで進入する形態で挿通し、前記可動挟持顎を揺動することなく摺動可能とし、
前記円柱管は、底端にねじを螺入可能なねじ孔を有し、
前記ピンと、前記ねじとの間には、ばねが介在し、
前記固定挟持顎及び前記可動挟持顎の頂端には、弧状フック部をそれぞれ有し、
前記固定挟持顎及び前記可動挟持顎は、2つの作用角及び3つの作用面をそれぞれ有することを特徴とする開口スパナ。 - 前記固定挟持顎の底端には、前記ハンドルが一体成形されることを特徴とする請求項1に記載の開口スパナ。
- 前記固定挟持顎の底端には、第1のピン軸孔を有し、
前記ハンドルの頂端には、第2のピン軸孔を有し、
前記第1のピン軸孔と前記第2のピン軸孔とが位置合わせされ、前記第1のピン軸孔及び前記第2のピン軸孔にピン軸が挿設されることを特徴とする請求項1に記載の開口スパナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003683U JP3213136U (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 開口スパナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003683U JP3213136U (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 開口スパナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3213136U true JP3213136U (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60107515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017003683U Active JP3213136U (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 開口スパナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3213136U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109746852A (zh) * | 2017-11-07 | 2019-05-14 | 陈怡富 | 扳手结构 |
-
2017
- 2017-08-09 JP JP2017003683U patent/JP3213136U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109746852A (zh) * | 2017-11-07 | 2019-05-14 | 陈怡富 | 扳手结构 |
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