JP3212883B2 - 中空3成分複合繊維 - Google Patents
中空3成分複合繊維Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空3成分複合繊
維に関し、更に詳細には、高中空率による軽量性、繊維
表面にランダムに分布する極細及び細繊度によるソフト
タッチ、高い張り・腰及び反撥性を有する布帛を提供す
るのに好適な中空3成分複合繊維に関する。
維に関し、更に詳細には、高中空率による軽量性、繊維
表面にランダムに分布する極細及び細繊度によるソフト
タッチ、高い張り・腰及び反撥性を有する布帛を提供す
るのに好適な中空3成分複合繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維の改善、特に衣料用途
における風合い改善に関しては実に多くの提案がある。
シルクライクに代表されるように異形断面技術、異収縮
混繊技術、異繊度混繊技術等の提案によって一部天然繊
維を凌駕する特性も出来てきている。
における風合い改善に関しては実に多くの提案がある。
シルクライクに代表されるように異形断面技術、異収縮
混繊技術、異繊度混繊技術等の提案によって一部天然繊
維を凌駕する特性も出来てきている。
【0003】最近になってさらに繊維に対する高度な要
求が目立ってきた。これらの要求に対応すべくポリエス
ル繊維の軽量及びドライ風合い付与を目的とする提案が
特開平3―124807号公報でなされている。この提
案では中空部を有し、かつシャープな頂点を有する多角
形状の断面を有している繊維が示されている。このよう
な形状を有しているために、ポリエステル繊維の軽量化
と張り・腰の向上、さらにはドライ風合いを向上するこ
とが出来る。しかしながら、その繊維は表面のソフト感
が不十分であること又そのソフト感を出すために溶出除
去するポリマー量が多いことなどの欠点を有していた。
求が目立ってきた。これらの要求に対応すべくポリエス
ル繊維の軽量及びドライ風合い付与を目的とする提案が
特開平3―124807号公報でなされている。この提
案では中空部を有し、かつシャープな頂点を有する多角
形状の断面を有している繊維が示されている。このよう
な形状を有しているために、ポリエステル繊維の軽量化
と張り・腰の向上、さらにはドライ風合いを向上するこ
とが出来る。しかしながら、その繊維は表面のソフト感
が不十分であること又そのソフト感を出すために溶出除
去するポリマー量が多いことなどの欠点を有していた。
【0004】一方、ポリエステル繊維製品の軽量化と表
面のソフト性と張り・腰の向上を目的とする提案が特開
平7―305217号公報でなされている。この提案で
は繊維表面の細い繊度と、中空を有する太い繊度の繊維
が同一原糸から得られるために軽量性は向上したが、ソ
フト性、張り・腰はまだ不十分である。
面のソフト性と張り・腰の向上を目的とする提案が特開
平7―305217号公報でなされている。この提案で
は繊維表面の細い繊度と、中空を有する太い繊度の繊維
が同一原糸から得られるために軽量性は向上したが、ソ
フト性、張り・腰はまだ不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来技
術では同時に満足できなかった繊維の軽量化と表面のソ
フト性及び張り・腰の向上を単一の繊維で同時に十分満
足することができる中空3成分複合繊維を提供すること
にある。
術では同時に満足できなかった繊維の軽量化と表面のソ
フト性及び張り・腰の向上を単一の繊維で同時に十分満
足することができる中空3成分複合繊維を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、繊維の軽量化、表面のソフト性及び
張り・腰の3要件を同時に満足すべく鋭意検討の結果、
中空3成分複合繊維であって中空断面の横断面内で、3
成分間の接合・混合状態を特定の状態にすることによ
り、始めて上記課題が達成できることを究明した。
を達成するために、繊維の軽量化、表面のソフト性及び
張り・腰の3要件を同時に満足すべく鋭意検討の結果、
中空3成分複合繊維であって中空断面の横断面内で、3
成分間の接合・混合状態を特定の状態にすることによ
り、始めて上記課題が達成できることを究明した。
【0007】即ち本発明によれば、下記の中空3成分複
合繊維が提供される。
合繊維が提供される。
【0008】(1) 繊維横断面に、繊維軸方向に貫通
する中空部を有し、該中空部の周囲に、第1、第2及び
第3のポリマー成分が以下の(a)(b)(c)及び
(d)の構成で配されてなることを特徴とする中空3成
分複合繊維。
する中空部を有し、該中空部の周囲に、第1、第2及び
第3のポリマー成分が以下の(a)(b)(c)及び
(d)の構成で配されてなることを特徴とする中空3成
分複合繊維。
【0009】(a)第1のポリマー成分は、該中空部を
囲繞して位置し、 (b)第2と第3のポリマー成分は、第1のポリマー成
分の周囲に混在して位置し、その際 (c)第2のポリマー成分は、線状体として存在し、該
線状体の一端が少くとも繊維外周面を形成し、その他端
は第1のポリマー成分と接合しており、 (d)第3のポリマー成分は、第1のポリマー成分の周
面に0.05De以下の極細繊度と0.5〜1.5De
の細繊度とがランダムに分布するように分割されつつ全
体としては、周長の70%以上に接合している。
囲繞して位置し、 (b)第2と第3のポリマー成分は、第1のポリマー成
分の周囲に混在して位置し、その際 (c)第2のポリマー成分は、線状体として存在し、該
線状体の一端が少くとも繊維外周面を形成し、その他端
は第1のポリマー成分と接合しており、 (d)第3のポリマー成分は、第1のポリマー成分の周
面に0.05De以下の極細繊度と0.5〜1.5De
の細繊度とがランダムに分布するように分割されつつ全
体としては、周長の70%以上に接合している。
【0010】(2) 中空率が10〜40%である上記
1記載の中空3成分複合繊維。
1記載の中空3成分複合繊維。
【0011】(3) 第1のポリマー成分の割合が全成
分に対して20〜80重量%で且つ該成分の単繊維繊度
が1〜5deである請求項1又は2記載の中空3成分複
合繊維。
分に対して20〜80重量%で且つ該成分の単繊維繊度
が1〜5deである請求項1又は2記載の中空3成分複
合繊維。
【0012】(4) 第3のポリマー成分の割合が全成
分に対して15〜75重量%で且つ該成分の単繊維繊度
が1.5de以下である請求項1〜3のいずれかに記載
の中空3成分複合繊維。
分に対して15〜75重量%で且つ該成分の単繊維繊度
が1.5de以下である請求項1〜3のいずれかに記載
の中空3成分複合繊維。
【0013】(5) 第2のポリマー成分の割合が第3
のポリマー成分に対して5〜30重量%で、且つ第2の
ポリマー成分のアルカリ溶解速度定数が第3のポリマー
成分の定数の3倍以上である上記1〜4のいずれかに記
載の中空3成分複合繊維。
のポリマー成分に対して5〜30重量%で、且つ第2の
ポリマー成分のアルカリ溶解速度定数が第3のポリマー
成分の定数の3倍以上である上記1〜4のいずれかに記
載の中空3成分複合繊維。
【0014】(6) 第2のポリマー成分の一部がアル
カリ溶解除去してなる上記1〜4のいずれかに記載の中
空3成分複合繊維。
カリ溶解除去してなる上記1〜4のいずれかに記載の中
空3成分複合繊維。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
を更に詳細に説明する。
を更に詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の中空3成分複合繊維の横
断面の模式図である。図2は、本発明の中空3成分複合
繊維より第2のポリマー成分を溶解除去することにより
得られる中空複合繊維の横断面の模式図である。
断面の模式図である。図2は、本発明の中空3成分複合
繊維より第2のポリマー成分を溶解除去することにより
得られる中空複合繊維の横断面の模式図である。
【0017】図3は本発明の中空3成分複合繊維を製造
する紡糸パック及び口金の一実施態様を示す縦断面図で
ある。
する紡糸パック及び口金の一実施態様を示す縦断面図で
ある。
【0018】図4は図3のA―A′の矢視図(下口金板
の導入孔における第1〜第3のポリマー成分のポリマー
流の接合状態)であり、図5は図3のB―B′矢視図
(口金板の吐出孔)である。
の導入孔における第1〜第3のポリマー成分のポリマー
流の接合状態)であり、図5は図3のB―B′矢視図
(口金板の吐出孔)である。
【0019】図1〜図5において、1は第1のポリマー
成分、2は第2のポリマー成分、3は第3のポリマー成
分、4は中空部分である。
成分、2は第2のポリマー成分、3は第3のポリマー成
分、4は中空部分である。
【0020】図1の中空3成分複合繊維の横断面におい
ては、その横断面のほぼ中央部に繊維軸方向に貫通する
中空部(4)があって、該中空部(4)の周囲に、第1
のポリマー成分(1)、第2のポリマー成分(2)、第
3のポリマー成分(3)が、以下の如く配されている。
即ち第1のポリマー成分(1)は、中空部(4)の全周
面を囲繞して位置し、第2のポリマー成分(2)及び第
3のポリマー成分(3)は、該第1のポリマー成分
(1)の周囲に混在して位置し、その際、第2のポリマ
ー成分(2)は線状体として存在し、該線状体の一端が
少くとも繊維外周面を形成し、その他端は第一のポリマ
ー成分と接合している。一方第3のポリマー成分(3)
は、第1のポリマー成分の周面に分割されつつ全体とし
ては周長の70%以上に接合しているのである。
ては、その横断面のほぼ中央部に繊維軸方向に貫通する
中空部(4)があって、該中空部(4)の周囲に、第1
のポリマー成分(1)、第2のポリマー成分(2)、第
3のポリマー成分(3)が、以下の如く配されている。
即ち第1のポリマー成分(1)は、中空部(4)の全周
面を囲繞して位置し、第2のポリマー成分(2)及び第
3のポリマー成分(3)は、該第1のポリマー成分
(1)の周囲に混在して位置し、その際、第2のポリマ
ー成分(2)は線状体として存在し、該線状体の一端が
少くとも繊維外周面を形成し、その他端は第一のポリマ
ー成分と接合している。一方第3のポリマー成分(3)
は、第1のポリマー成分の周面に分割されつつ全体とし
ては周長の70%以上に接合しているのである。
【0021】ここで第2のポリマー成分は、そのアルカ
リ溶解速度定数が第3のポリマー成分の定数の3倍以上
の特性を有するものである。なおアルカリ溶解速度定数
は以下の方法により測定したものである。
リ溶解速度定数が第3のポリマー成分の定数の3倍以上
の特性を有するものである。なおアルカリ溶解速度定数
は以下の方法により測定したものである。
【0022】アルカリ溶解速度定数:それぞれの成分を
各々単独で製糸した繊維を180℃で45秒間熱処理し
たあと35g/1NaOH水溶液で沸騰処理した際の溶
解速度定数であり、測定法は繊維学会誌第14巻第15
0頁(1958)記載の方法により求めた。
各々単独で製糸した繊維を180℃で45秒間熱処理し
たあと35g/1NaOH水溶液で沸騰処理した際の溶
解速度定数であり、測定法は繊維学会誌第14巻第15
0頁(1958)記載の方法により求めた。
【0023】本発明の中空3成分複合繊維においては、
軽量化、ソフトタッチ及び張り・腰を同時に満足するた
めに、該3成分複合繊維より第2のポリマー成分をアル
カリ処理により溶解除去することにより図2に示す如
く、中空部と第1のポリマー成分とからなる中央部分
と、第3のポリマー成分からなる周辺部分とを形成し、
中央部で軽量感と張りと腰を付与し、周辺部のランダム
に分布する極細繊度と細繊度でソフトタッチと張り・腰
を付与するものである。
軽量化、ソフトタッチ及び張り・腰を同時に満足するた
めに、該3成分複合繊維より第2のポリマー成分をアル
カリ処理により溶解除去することにより図2に示す如
く、中空部と第1のポリマー成分とからなる中央部分
と、第3のポリマー成分からなる周辺部分とを形成し、
中央部で軽量感と張りと腰を付与し、周辺部のランダム
に分布する極細繊度と細繊度でソフトタッチと張り・腰
を付与するものである。
【0024】本発明の複合繊維は中空部を有しているこ
とが必要である。ここでいう中空部とは繊維横断面内部
に中空部分が存在していればよく、中空部の位置は特に
問はないが、製糸の安定性、繊維の潰れ等から中空部の
位置は繊維の中心に位置することが好ましい。その中空
率は繊維外周から計算される中空部を含む断面積に対す
る中空部の面積の割合であり、中空率は10〜40%が
好ましい。中空率が10%未満の場合は、軽量感が不充
分である。逆に40%を越えると糸加工、製織等の工程
で中空部がつぶれやすくなる傾向になるので好ましくな
い。また中空部の形状は特に限定されないが円形、三
角、四角あるいはそれ以外の多角形でもよいが、中空部
の安定性から円形が好ましい。
とが必要である。ここでいう中空部とは繊維横断面内部
に中空部分が存在していればよく、中空部の位置は特に
問はないが、製糸の安定性、繊維の潰れ等から中空部の
位置は繊維の中心に位置することが好ましい。その中空
率は繊維外周から計算される中空部を含む断面積に対す
る中空部の面積の割合であり、中空率は10〜40%が
好ましい。中空率が10%未満の場合は、軽量感が不充
分である。逆に40%を越えると糸加工、製織等の工程
で中空部がつぶれやすくなる傾向になるので好ましくな
い。また中空部の形状は特に限定されないが円形、三
角、四角あるいはそれ以外の多角形でもよいが、中空部
の安定性から円形が好ましい。
【0025】第1のポリマー成分の繊維断面における形
状は円形が好ましいが、第2のポリマー成分を溶出した
後の風合を付与する目的から多角形であっても良い。第
1のポリマー成分の繊度は張り・腰を付与する意味から
好ましい繊度範囲が存在し、それは1〜5Deである。
同時に第1のポリマー成分の好ましい複合比率は中空部
を除く全成分に対する比率で20〜80重量%である。
複合比率が20重量%未満では第2のポリマー成分を溶
出した後の形状安定性が不良となりやすい。逆に80重
量%を越えると第2のポリマー成分を溶出しても第3の
ポリマー成分の極細部及び細部によるランダムな風合が
得られない。
状は円形が好ましいが、第2のポリマー成分を溶出した
後の風合を付与する目的から多角形であっても良い。第
1のポリマー成分の繊度は張り・腰を付与する意味から
好ましい繊度範囲が存在し、それは1〜5Deである。
同時に第1のポリマー成分の好ましい複合比率は中空部
を除く全成分に対する比率で20〜80重量%である。
複合比率が20重量%未満では第2のポリマー成分を溶
出した後の形状安定性が不良となりやすい。逆に80重
量%を越えると第2のポリマー成分を溶出しても第3の
ポリマー成分の極細部及び細部によるランダムな風合が
得られない。
【0026】第2のポリマー成分は、繊維を織物等の布
帛に加工した後に、アルカリ処理により容易に溶解除去
が可能であるように、横断面内で線状体として存在し、
該線状体の一端が少くとも繊維の外周面を形成しその他
端は第1のポリマー成分と接合していることが必要であ
る。又混在している第3のポリマー成分のアルカリ溶解
速度定数より3倍以上大きい定数をもつことが好まし
い。
帛に加工した後に、アルカリ処理により容易に溶解除去
が可能であるように、横断面内で線状体として存在し、
該線状体の一端が少くとも繊維の外周面を形成しその他
端は第1のポリマー成分と接合していることが必要であ
る。又混在している第3のポリマー成分のアルカリ溶解
速度定数より3倍以上大きい定数をもつことが好まし
い。
【0027】第2のポリマー成分の複合比率は第3のポ
リマー成分に対して5〜30重量%であることが好まし
い。この複合比率が5重量%未満では第2のポリマー成
分溶出による風合向上効果が不十分である。逆に30重
量%を越えると第2のポリマー成分を溶出した後の織物
収率が大幅に低下すること及び第3のポリマー成分によ
る張り・腰が大幅に低下してしまうことから好ましくな
い。
リマー成分に対して5〜30重量%であることが好まし
い。この複合比率が5重量%未満では第2のポリマー成
分溶出による風合向上効果が不十分である。逆に30重
量%を越えると第2のポリマー成分を溶出した後の織物
収率が大幅に低下すること及び第3のポリマー成分によ
る張り・腰が大幅に低下してしまうことから好ましくな
い。
【0028】第3のポリマー成分は第2のポリマー成分
との溶融混練時の混合状態の調整により、第2のポリマ
ー成分の溶解除去後、リアス式海岸状の形状を外周面に
形成し、その繊度が極細のものから細いものまで分布
し、それ故繊維布帛にソフトタッチと張り・腰を付与す
るものである。これらの耐久性維持のためには、第3の
ポリマー成分は、第1のポリマー成分の周面に分割され
つつ全体としては周長の70%以上で第1のポリマー成
分に接合していることが必要である。第3のポリマー成
分の複合比率は中空部を除く全ポリマーに対する比率で
15〜75重量%である。15%未満では、ソフトタッ
チの風合が得られず、75%を越えると第2のポリマー
成分を溶出した後の形状安定性が不良となり、耐久性に
劣る。
との溶融混練時の混合状態の調整により、第2のポリマ
ー成分の溶解除去後、リアス式海岸状の形状を外周面に
形成し、その繊度が極細のものから細いものまで分布
し、それ故繊維布帛にソフトタッチと張り・腰を付与す
るものである。これらの耐久性維持のためには、第3の
ポリマー成分は、第1のポリマー成分の周面に分割され
つつ全体としては周長の70%以上で第1のポリマー成
分に接合していることが必要である。第3のポリマー成
分の複合比率は中空部を除く全ポリマーに対する比率で
15〜75重量%である。15%未満では、ソフトタッ
チの風合が得られず、75%を越えると第2のポリマー
成分を溶出した後の形状安定性が不良となり、耐久性に
劣る。
【0029】さらに風合、張り・腰が良好な第3のポリ
マー成分の個々の繊度としては1.5De以下が特に好
ましい。ソフトな風合をだすには0.05De以下の部
分が非常に効き、張り・腰を出しかつ粗硬感を出さない
ようにするには0.5〜1.5Deが特に好ましい。極
細繊度部が0.05Deを越えると柔らかな風合がでな
いため好ましくない。細繊度部が0.5De未満では強
度が不足し、1.5Deを越えるとソフト風合が生かさ
れないと同時に粗硬感の強い風合になってしまう問題が
生じる。
マー成分の個々の繊度としては1.5De以下が特に好
ましい。ソフトな風合をだすには0.05De以下の部
分が非常に効き、張り・腰を出しかつ粗硬感を出さない
ようにするには0.5〜1.5Deが特に好ましい。極
細繊度部が0.05Deを越えると柔らかな風合がでな
いため好ましくない。細繊度部が0.5De未満では強
度が不足し、1.5Deを越えるとソフト風合が生かさ
れないと同時に粗硬感の強い風合になってしまう問題が
生じる。
【0030】本発明の中空3成分複合繊維を構成するポ
リマーは特に限定されるものではないが、ポリエステ
ル、ポリアミトが好ましく適用でき、ポリエステル同士
の組み合わせ、ポリアミド同士の組み合わせ、ポリエス
テルとポリアミドとの組み合わせのいずれでも良い。例
えば次のような組み合わせが好ましい。即ち、繊維に高
収縮性を付与するために例えばイソフタル酸10.0モ
ル%共重合、またはビスフェノールA10.0モル%共
重合したポリエチレンテレフタレートを第1のポリマー
成分とする。また5―ソジウムイソフタレートを5モル
%共重合したポリエスチレンテレフタレートを第2のポ
リマー成分とし、ポリエチレンテレフタレートを第3の
ポリマー成分とする。
リマーは特に限定されるものではないが、ポリエステ
ル、ポリアミトが好ましく適用でき、ポリエステル同士
の組み合わせ、ポリアミド同士の組み合わせ、ポリエス
テルとポリアミドとの組み合わせのいずれでも良い。例
えば次のような組み合わせが好ましい。即ち、繊維に高
収縮性を付与するために例えばイソフタル酸10.0モ
ル%共重合、またはビスフェノールA10.0モル%共
重合したポリエチレンテレフタレートを第1のポリマー
成分とする。また5―ソジウムイソフタレートを5モル
%共重合したポリエスチレンテレフタレートを第2のポ
リマー成分とし、ポリエチレンテレフタレートを第3の
ポリマー成分とする。
【0031】これらのポリマーから、中空3成分複合繊
維を製造する一実施態様を、図3にて説明すると、紡糸
パック内の上部口金板(6)で、第1のポリマー成分を
1つのポリマー流として、形成させ、一方その周囲に、
第2のポリマー成分と第3のポリマー成分とのランダム
混合ポリマー流(これを第1次複合流とする)を形成さ
せる。次いで図4に示す如く下口金板(5)で上記の第
1のポリマー成分のポリマー流と第1次複合流とで、前
者が芯部、後者が鞘となるポリマー流(これを第2次複
合流とする)を形成させる。この第2次複合流を図5に
示すような4つのスリットからなる吐出孔から吐出し、
吐出直後に各ポリマー流を衝突、接着することによって
中空部が形成され、本発明の中空3成分複合繊維が得ら
れるのである。
維を製造する一実施態様を、図3にて説明すると、紡糸
パック内の上部口金板(6)で、第1のポリマー成分を
1つのポリマー流として、形成させ、一方その周囲に、
第2のポリマー成分と第3のポリマー成分とのランダム
混合ポリマー流(これを第1次複合流とする)を形成さ
せる。次いで図4に示す如く下口金板(5)で上記の第
1のポリマー成分のポリマー流と第1次複合流とで、前
者が芯部、後者が鞘となるポリマー流(これを第2次複
合流とする)を形成させる。この第2次複合流を図5に
示すような4つのスリットからなる吐出孔から吐出し、
吐出直後に各ポリマー流を衝突、接着することによって
中空部が形成され、本発明の中空3成分複合繊維が得ら
れるのである。
【0032】ここで上記の第2のポリマー成分と第3の
ポリマー成分とのランダム混合ポリマー流の形成方法と
しては、それぞれを溶融後図3に示す、スタティックミ
キサー(7)を使用し混練するが、その段数を調整する
ことで混練の度合を大幅に変更可能である。風合、張り
・腰を兼ね備える段数としては4〜8段が好ましい。4
段未満では混練斑が出来過ぎ糸長方向のバラツキ大きく
風合が好ましくない。8段を越えると均一に混ざり過ぎ
る為、風合が不十分であり、張り・腰も不足し好ましく
ない。
ポリマー成分とのランダム混合ポリマー流の形成方法と
しては、それぞれを溶融後図3に示す、スタティックミ
キサー(7)を使用し混練するが、その段数を調整する
ことで混練の度合を大幅に変更可能である。風合、張り
・腰を兼ね備える段数としては4〜8段が好ましい。4
段未満では混練斑が出来過ぎ糸長方向のバラツキ大きく
風合が好ましくない。8段を越えると均一に混ざり過ぎ
る為、風合が不十分であり、張り・腰も不足し好ましく
ない。
【0033】本発明の中空3成分複合繊維は、マルチフ
ィラメントとしては勿論であるが、短繊維・紡績糸とす
ることによっても張り・腰の向上が明確となる。以上の
ようにマルチフィラメント、紡績糸いずれの場合でも織
物に代表される布帛にした後で第2のポリマー成分を溶
解除去することによってソフトな風合、張り、腰、軽量
性が発現できる。
ィラメントとしては勿論であるが、短繊維・紡績糸とす
ることによっても張り・腰の向上が明確となる。以上の
ようにマルチフィラメント、紡績糸いずれの場合でも織
物に代表される布帛にした後で第2のポリマー成分を溶
解除去することによってソフトな風合、張り、腰、軽量
性が発現できる。
【0034】
【発明の効果】本発明の中空3成分複合繊維は、マルチ
フィラメント、紡績糸のいずれの場合でも、織物に代表
される布帛にした後で、第2のポリマー成分を溶解除去
することによって、中空部と第1のポリマー成分とによ
る中央部分で軽量感と、張り・腰を付与でき、また、第
3のポリマー成分による周辺部分で極細繊度と細繊度と
が混在しているためにソフトタッチと張り・腰を付与す
ることができる。それ故トータルの風合として、軽量で
ソフトタッチと張り・腰のある布帛が得られ、衣料用の
みならず内装材としても有用である。
フィラメント、紡績糸のいずれの場合でも、織物に代表
される布帛にした後で、第2のポリマー成分を溶解除去
することによって、中空部と第1のポリマー成分とによ
る中央部分で軽量感と、張り・腰を付与でき、また、第
3のポリマー成分による周辺部分で極細繊度と細繊度と
が混在しているためにソフトタッチと張り・腰を付与す
ることができる。それ故トータルの風合として、軽量で
ソフトタッチと張り・腰のある布帛が得られ、衣料用の
みならず内装材としても有用である。
【0035】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例中で採用した評価方法は次のとおりであ
る。
るが本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例中で採用した評価方法は次のとおりであ
る。
【0036】(1)中空率:拡大倍率100倍以上の繊
維断面写真を撮り繊維全体の断面積に対応する中空部分
の断面積の比率(百分率)を求める。
維断面写真を撮り繊維全体の断面積に対応する中空部分
の断面積の比率(百分率)を求める。
【0037】(2)第1、第3のポリマー成分の繊度:
透過法によって繊維断面写真を撮影し、断面積から第
1、第3のポリマー成分の繊度(単繊維繊度;d)を求
めた。
透過法によって繊維断面写真を撮影し、断面積から第
1、第3のポリマー成分の繊度(単繊維繊度;d)を求
めた。
【0038】(3)平均単繊維繊度:第3のポリマー成
分の繊度は極細繊度部と細繊度部が在るため30点の平
均により求めた。
分の繊度は極細繊度部と細繊度部が在るため30点の平
均により求めた。
【0039】(4)風合評価:本発明の繊維を使用して
紡績糸とし、該紡績糸を経糸、緯糸に使用し減量加工後
の目付けが同一となるように織密度を調整した織物を作
製する。第2のポリマー成分がほぼ溶解するまで減量加
工を施し、更に180℃で5分間乾熱処理した。得られ
た織物を官能評価し4段階で評価した。(良←◎ ○△
×→不良)。
紡績糸とし、該紡績糸を経糸、緯糸に使用し減量加工後
の目付けが同一となるように織密度を調整した織物を作
製する。第2のポリマー成分がほぼ溶解するまで減量加
工を施し、更に180℃で5分間乾熱処理した。得られ
た織物を官能評価し4段階で評価した。(良←◎ ○△
×→不良)。
【0040】[実施例1]イソフタル酸を6モル%、ビ
スフェノールAを4.0モル%共重合した極限粘度が
0.695のポリエチレンテレフタレートを第1のポリ
マー成分とし、5ソジウムスルホイソフタレートを4.
5モル%共重合した極限粘度が0.60のポリエチレン
テレフタレートを第2のポリマー成分とし、極限粘度が
0.65のポリエチレンテレフタレートを第3のポリマ
ー成分とした。第2のポリマー成分と第3のポリマー成
分とをランダム混合する際のスタティックミキサーの段
数を6段にして得られた複合流1を最終吐出孔1孔に対
して5個作った。さらに第1のポリマー成分を中心に前
述した複合流5個を第1のポリマー成分の周囲に均等に
配置した複合流2を作った。この複合流2を4個のスリ
ットからなる環状スリットから吐出し、巻き取った後延
伸を行い、織物とし評価を行った。特性及び評価結果を
表1に示す。
スフェノールAを4.0モル%共重合した極限粘度が
0.695のポリエチレンテレフタレートを第1のポリ
マー成分とし、5ソジウムスルホイソフタレートを4.
5モル%共重合した極限粘度が0.60のポリエチレン
テレフタレートを第2のポリマー成分とし、極限粘度が
0.65のポリエチレンテレフタレートを第3のポリマ
ー成分とした。第2のポリマー成分と第3のポリマー成
分とをランダム混合する際のスタティックミキサーの段
数を6段にして得られた複合流1を最終吐出孔1孔に対
して5個作った。さらに第1のポリマー成分を中心に前
述した複合流5個を第1のポリマー成分の周囲に均等に
配置した複合流2を作った。この複合流2を4個のスリ
ットからなる環状スリットから吐出し、巻き取った後延
伸を行い、織物とし評価を行った。特性及び評価結果を
表1に示す。
【0041】[実施例2]吐出孔のスリット形状を変更
することで中空率を変更した以外は実施例1と同様にテ
ストを行った。評価結果は表1に示す。
することで中空率を変更した以外は実施例1と同様にテ
ストを行った。評価結果は表1に示す。
【0042】[実施例3〜7]第1のポリマー成分の繊
度を変更した水準(実施例3、4)、第2のポリマー成
分の繊度を変更した水準(実施例5、6)、第3のポリ
マー成分の繊度を変更した水準(実施例7)について上
記記載以外は実施例1と同様にテストを行った。特性及
び評価結果は表1の通りであった。
度を変更した水準(実施例3、4)、第2のポリマー成
分の繊度を変更した水準(実施例5、6)、第3のポリ
マー成分の繊度を変更した水準(実施例7)について上
記記載以外は実施例1と同様にテストを行った。特性及
び評価結果は表1の通りであった。
【0043】[実施例8]第2のポリマー成分と第3の
ポリマー成分との混練性を変更した以外は実施例1と同
様にテストを行った。特性及び評価結果は表1に記載し
た通りであった。
ポリマー成分との混練性を変更した以外は実施例1と同
様にテストを行った。特性及び評価結果は表1に記載し
た通りであった。
【0044】
【表1】
【図1】本発明の中空3成分複合繊維の横断面の模式図
である。
である。
【図2】本発明の中空3成分複合繊維より、第2のポリ
マー成分を溶解除去することにより得られる中空複合繊
維の横断面の模式図である。
マー成分を溶解除去することにより得られる中空複合繊
維の横断面の模式図である。
【図3】本発明の中空3成分複合繊維を製造する紡糸パ
ック及び口金の一実施態様を示す縦断面図である。
ック及び口金の一実施態様を示す縦断面図である。
【図4】図3のA―A′の矢視図である。
【図5】図3のB―B′の矢視図である。
1:第1のポリマー成分 2:第2のポリマー成分 3:第3のポリマー成分 5:下部口金板 6:上部口金板 7:スタティックミキサー 4:中空部
Claims (6)
- 【請求項1】 繊維横断面に、繊維軸方向に貫通する中
空部を有し、該中空部の周囲に、第1、第2及び第3の
ポリマー成分が以下の(a)(b)(c)及び(d)の
構成で配されてなることを特徴とする中空3成分複合繊
維。 (a)第1のポリマー成分は、該中空部を囲繞して位置
し、 (b)第2と第3のポリマー成分は、第1のポリマー成
分の周囲に混在して位置し、その際 (c)第2のポリマー成分は、線状体として存在し、該
線状体の一端が少くとも繊維外周面を形成し、その他端
は第1のポリマー成分と接合しており、 (d)第3のポリマー成分は、第1のポリマー成分の周
面に0.05De以下の極細繊度と0.5〜1.5De
の細繊度とがランダムに分布するように分割されつつ全
体としては、周長の70%以上に接合している。 - 【請求項2】 中空率が10〜40%である請求項1記
載の中空3成分複合繊維。 - 【請求項3】 第1のポリマー成分の割合が全成分に対
して20〜80重量%で且つ該成分の単繊維繊度が1〜
5deである請求項1又は2記載の中空3成分複合繊
維。 - 【請求項4】 第3のポリマー成分の割合が全成分に対
して15〜75重量%で且つ該成分の単繊維繊度が1.
5de以下である請求項1〜3のいずれかに記載の中空
3成分複合繊維。 - 【請求項5】 第2のポリマー成分の割合が第3のポリ
マー成分に対して5〜30重量%で、且つ第2のポリマ
ー成分のアルカリ溶解速度定数が第3のポリマー成分の
定数の3倍以上である請求項1〜4のいずれかに記載の
中空3成分複合繊維。 - 【請求項6】 第2のポリマー成分の一部がアルカリ溶
解除去してなる請求項1〜4のいずれかに記載の中空3
成分複合繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22836496A JP3212883B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 中空3成分複合繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22836496A JP3212883B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 中空3成分複合繊維 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1072727A JPH1072727A (ja) | 1998-03-17 |
JP3212883B2 true JP3212883B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=16875311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22836496A Expired - Lifetime JP3212883B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 中空3成分複合繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212883B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7238423B2 (en) | 2004-12-20 | 2007-07-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Multicomponent fiber including elastic elements |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5741871B2 (ja) * | 2012-03-16 | 2015-07-01 | 三菱レイヨン株式会社 | 多孔質中空糸膜の製造方法および紡糸装置 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22836496A patent/JP3212883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7238423B2 (en) | 2004-12-20 | 2007-07-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Multicomponent fiber including elastic elements |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1072727A (ja) | 1998-03-17 |
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